JP2682223B2 - 産業車両のバランスウエイト支持構造 - Google Patents

産業車両のバランスウエイト支持構造

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JP2682223B2
JP2682223B2 JP2272031A JP27203190A JP2682223B2 JP 2682223 B2 JP2682223 B2 JP 2682223B2 JP 2272031 A JP2272031 A JP 2272031A JP 27203190 A JP27203190 A JP 27203190A JP 2682223 B2 JP2682223 B2 JP 2682223B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はフォークリフト等産業車両の後部に装備され
るバランスウエイトの支持構造に関するものである。
従来の技術 一般のフォークリフト等産業車両の後部には、荷役作
業時の車体のバランスを保持するためのバランスウエイ
トが装備されているが、日産自動車株式会社が昭和56年
2月に発行したサービス周報第434号「ニッサン バッ
テリフォークリフトの紹介」の第94頁には、上記バラン
スウエイトがフォークリフトの車体後方に載置され、3
本のボルト締めによりフレームに固定された構造が開示
されている。
他方において、バランスウエイトの前方に位置するラ
ジエータ等の部品の整備時には該バランスウエイトを取
り外さなければならない場合があり、このような作業時
には前記ボルトの脱着操作と重量体であるバランスウエ
イトの移動操作を行わなければならず、作業員の負担増
加を招くとともに作業性が低下してしまうという難点が
あった。
上記に対処するため、特開平1−317879号公報には上
記バランスウエイトを車体の後方で略水平方向に回動可
能に枢着した支持構造が開示されている。このような支
持構造によれば、各種部品のメンテナンス時に単にバラ
ンスウエイトを横方向に開くだけで良いので、作業性が
向上するという利点がある。
発明が解決しようとする課題 しかしながらこのような従来の産業車両のバランスウ
エイト支持構造中、フレームにボルト締めされた構造例
の場合には、バランスウエイトを取り外す際にホイスト
等の巻上機が必要である上、着脱操作が煩瑣であるとい
う難点がある。
一方、特開平1−317879号公報に記載されたようにバ
ランスウエイトを車体の後方で略水平方向に回動可能に
枢着したことにより、整備時等における作業性は向上す
るが、重量体であるバランスウエイトを横方向に回動さ
せるためには相当な外力が要求される上、該バランスウ
エイトと車体との間に補助具が必要であり、構造自体が
複雑になってしまうという問題点を有している。
そこで本発明はこのような従来の産業車両のバランス
ウエイト支持構造が有している課題を解消して、簡易な
構成により該バランスウエイトを回動することができる
支持構造を提供することを目的とするものである。
課題を解決するための手段 本発明は上記の目的を達成するために、フォークリフ
ト等産業車両の車体の後部に装備されたバランスウエイ
トの支持構造において、先ず請求項1により、車体の後
部にウエイト支持部材を固着して、このウエイト支持部
材と上記バランスウエイトとを、回動中心が該バランス
ウエイトの重心よりもフロント方向の下部にあるように
設定された車幅方向に延びる軸体により枢支したことに
より、該バランスウエイトがリヤ方向に倒れるように回
動可能に支持した構成にしてあり、請求項2により、上
記バランスウエイトの上方端面にワイヤ支持ブラケット
を設けて、該支持ブラケットとフォークリフトのマスト
上端部との間に、バランスウエイトのリヤ方向のへの回
動と起伏動作を行わせるためのワイヤを張設したことを
特徴とする産業車両のバランスウエイト支持構造にして
ある。
作用 かかる請求項1の支持構造によれば、車両の整備時等
において、車幅方向に延びる軸体を回動中心としてバラ
ンスウエイトをウエイト支持部材に対してリヤ方向に倒
れるように回動することにより、該バランスウエイトの
内方を露出することができる。
又、請求項2によれば、バランスウエイトの上方端面
に突設されたワイヤ支持ブラケットと産業車両のマスト
上端部との間にバランスウエイトのリヤ方向への回動と
起伏動作を行わせるためのワイヤを張設して、マストの
後傾機能を駆動することにより、バランスウエイトがワ
イヤの張力によって支持されながら軸体を回動中心とし
て徐々にリヤ方向に倒れてバランスウエイトの内方を露
出することができる。そしてマストの前傾機能を駆動す
ることにより、バランスウエイトが平常の着装状態に復
帰される。
実施例 以下図面を用いて、本発明にかかる産業車両のバラン
スウエイト支持構造の一実施例を詳述する。
第1図は本発明の具体的実施例を示すとともにバラン
スウエイトを取り外した状態を示しており、図中の1は
車体であって、この車体1上にトップパネル3がヒンジ
により開閉自在に搭載されており、このトップパネル3
の上面に乗員が着座する座席5が設けられ、この座席の
上方にヘッドカバー7が配設されている。通常上記トッ
プパネル3の内方には、フロントFR方向から順にエンジ
ン,ファン,ラジエータが収納されており、且つラジエ
ータの後方位置にマフラー9が配置されている。
上記車体1のリヤRR方向には、ピン挿通孔11aが左右
方向に貫通されたウエイト支持部材11が固着されてお
り、更に前記ヘッドカバー7を支持する支柱12,12の下
側部には、ピン挿通孔13a,13aが開口された左右一対の
固定用ブラケット13,13が固着されている。
15はバランスウエイトであり、該バランスウエイト15
にはラジエータの熱気を排出する開口部15aが形成され
ていて、この開口部15a内にピン挿通孔17a,17aが開口さ
れた一対の取付ブラケット17,17が突設されている。
更にバランスウエイト15の端面15bの左右両隅部に
は、方形の切欠部15c,15cが形成されており、この切欠
部15c,15c内にピン挿通孔15d,15dが開口されている。
又、端面15bの適宜位置にはワイヤ支持ブラケット19,19
が突設されている。
上記端面15bはバランスウエイト15を車体1に取り付
けた際には該バランスウエイト15の上面を形成する面で
ある。
かかる構成によれば、バランスウエイト15を車体1の
後部に装着するに際して、先ず該バランスウエイト15の
空隙部15a内に突設された取付ブラケット17,17を車体1
側に固着されたウエイト支持ブラケット11の左右両側に
位置合わせを行い、この状態で軸体としてのピン21を取
付ブラケット17の一方のピン挿通孔17aからウエイト支
持ブラケット11に貫通されたピン挿通孔11a及び他方の
取付ブラケット17のピン挿通孔17a内に挿通した後、こ
のピン21の先端部に割りピン23を嵌着する。従ってバラ
ンスウエイト15は車幅方向に延びる軸体としてのピン21
を回動中心として、該バランスウエイトがリヤ方向に倒
れるように回動自在に枢支されている。即ち、ピン21に
よる回動中心は、バランスウエイト15の重心よりもフロ
ントFR方向にあるように設定されており、従ってバラン
スウエイト15がピン21以外の支持手段によって支持され
ていない場合には、該バランスウエイト15がリヤRR方向
に倒れる方向に回動するようにしてある。
次に上記のピン21を回動中心としてバランスウエイト
15を前方に回動させ、他のピン25,25を固定ブラケット1
3,13のピン挿通孔13a,13aからバランスウエイト15のピ
ン挿通孔15d,15d内に挿通することによって、第2図に
示したように該バランスウエイト15の車体1に対する装
着が完了する。尚、31はバランスウエイト15に貫設され
た排気口である。
このようなバランスウエイト15の支持構造によれば、
車両の整備時に該バランスウエイト15の内方を露出する
必要がある場合には、第3図に示したようにバランスウ
エイト15の上方端面15bに突設されたワイヤ支持ブラケ
ット19,19と、車体1の前方部位に立設されたマスト27
の上端部27aとの間にワイヤ29を張設する。この状態か
ら前記ピン25,25を挿通孔15d,13aから抜き取り、次にフ
ォークリフトに本来備えられているマスト27の後傾機能
を駆動することにより、第4図に示したようにバランス
ウエイト15がワイヤ29の張力によって支持されながら軸
体としてのピン21を回動中心として徐々にリヤRR方向に
倒れ、該バランスウエイト15の内方が露出される。
そして所定の整備及び部品のメンテナンスが終了した
後にマスト27の前傾機能を駆動することにより、該マス
トが第3図に示した状態に戻るので、ここで第1図に示
したピン25,25を再度固定ブラケット13,13のピン挿通孔
13a,13aからバランスウエイト15のピン挿通孔15d,15d内
に挿通することによりバランスウエイト15が平常の装着
状態に復帰する。
発明の効果 以上詳細に説明した如く、本発明にかかる産業車両の
バランスウエイト支持構造によれば、以下に記す作用効
果がもたらされる。
即ち、請求項1の支持構造によれば、車両の整備時に
は、バランスウエイトの重心よりもフロント方向の下部
にあるように設定された車幅方向に延びる軸体を回動中
心として、バランスウエイトがリヤ方向に倒れるように
回動することにより、該バランスウエイトの内方が露出
されるので、整備及びメンテナンスを容易に実施するこ
とができる。特にバランスウエイトのリヤ方向への回動
と起伏動作を行わせる際には、ワイヤロープはピンと共
働してバランスウエイトの重量を最大荷重時でも約50%
分だけ支持すればよく、具体的にはピンで支持されたバ
ランスウエイトのリヤ方向への倒れのみを支持すればよ
いため、大荷重を必要としないという利点がある。
又、請求項2によれば、バランスウエイトの上方端面
に突設されたワイヤ支持ブラケットと産業車両のマスト
上端部との間に張設されたワイヤにより、マストの後
傾,前傾機能に基づいてバランスウエイトを徐々にリヤ
方向に倒してバランスウエイトの内方を露出し、且つ平
常の装着状態に復帰させることができる。従って重量体
であるバランスウエイトを回動させるための外力を不要
とする上、全体的な構成が簡易化されたバランスウエイ
ト支持構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる産業車両のバランスウエイト支
持構造の一実施例を示す分解斜視図、第2図は同組付時
の状態を示す斜視図、第3図は本発明を適用した産業車
両の側面図、第4図は同動作時の態様を示す側面図であ
る。 1……車体、3……トップパネル、5……座席、 7……ヘッドカバー、11……ウエイト支持部材、 13……固定用ブラケット、15……バランスウエイト、17
……取付ブラケット、 19……ワイヤ支持ブラケット、21……ピン(軸体)、25
……ピン、27……マスト、29……ワイヤ。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フォークリフト等産業車両の車体の後部に
    装備されたバランスウエイトの支持構造において、 車体の後部にウエイト支持部材を固着して、このウエイ
    ト支持部材と上記バランスウエイトとを、回動中心が該
    バランスウエイトの重心よりもフロント方向の下部にあ
    るように設定された車幅方向に延びる軸体により枢支し
    たことにより、該バランスウエイトがリヤ方向に倒れる
    ように回動可能に支持したことを特徴とする産業車両の
    バランスウエイト支持構造。
  2. 【請求項2】上記バランスウエイトの上方端面にワイヤ
    支持ブラケットを設け、該支持ブラケットとフォークリ
    フトのマスト上端部との間に、バランスウエイトのリヤ
    方向への回動と起伏動作を行わせるためのワイヤを張設
    したことを特徴とする請求項1記載の産業車両のバラン
    スウエイト支持構造。
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