JP2681686B2 - 流体処理装置の端部固定ケースと固定剤の遠心充填装置並びに流体処理装置の製造方法 - Google Patents

流体処理装置の端部固定ケースと固定剤の遠心充填装置並びに流体処理装置の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、流体処理装置の端部に固定剤を充填する際
に、使用される端部固定ケースと該端部固定ケースを用
いて固定剤を充填する流体処理装置の製造する方法に関
する。
[従来の技術及び従来技術の課題] 現在使用されている流体処理装置の充填方法として
は、第5図に示すように、カプラ口35より固定剤38を遠
心力によって充填する方法が用いられている。
該充填方法によって充填する手順は、以下の通りであ
る。
まず、流体処理装置31を重心に対して垂直方向に遠心
力を発生する遠心テーブル32上に対して平行に固定す
る。
これと同時に流体処理装置31の両端部33に固定剤封止
キャップ34を取付ける。
流体処理装置31のカプラ口35には固定剤分配器36の注
入ノズル37を嵌入する。
その後、遠心テーブル32を回転する事により、重力に
対して垂直な遠心力を流体処置装置31に付与し、固定剤
を分配器36の中から流体処理装置31の両端部33へ移動さ
せると共に該固定剤を固化させ、流体処理装置31の端部
33を閉鎖するものである。
しかし、1箇所より注入するこの方法では同時に多数
の流体処理装置31へ固定剤を充填する事ができない。と
いうのは、カプラ口35より注入された固定剤は、第2番
目の流体処理装置に到達するまでに、最初の流体処理装
置のカプラ口に一時的に多量にストックされるため、中
空糸膜に固定剤が付着する。こうして固定剤が付着した
ところの中空糸膜のポアがつぶれ中空糸膜の透過性能が
低下し流体処理装置として十分な性能が得られなくな
る。
このほかにも、分配器36のノズル37とカプラ口35の微
妙な隙間から固定剤が漏れてしまい、充填できない事が
多々あった。
そのほかに、複数の流体処理装置を同時に充填する方
法として、第6図に示すように分配用チューブ41を使用
する固定剤の充填方法もある。
しかしながら、この方法では、注入ノズル口42は、分
配用チューブ41と接続され、分配用チューブ41内に、必
ず固定剤が残存する。
このため、1回ごと分配用チューブ41を分配器45から
取り外さないといけないので手間がかかり、分配用チュ
ーブ41は再利用がきかずコストアップになっていた。
また、分配器45に分配用の注入ノズル口42を多数取り
付け、一度に多数の流体処理装置へ固定剤を充填する方
法も行われているが、非常に分離粘度が悪く、流体処理
装置に適量の固定剤を充填できず、不良品を発生させる
原因になっていた。
以上のことにより、今まで行われていた方法では、多
数個取りした場合の分配器の分離粘度の問題、または分
配器45との接続の問題のため、自動化による大量生産は
困難であった。
そこで本発明者は、以上の課題を解決するために、鋭
意検討を重ねた結果、次の発明に到達した。
[課題を解決するための手段] (1)本発明は流体処理装置の端部に固定剤を充填する
際に使用する端部固定ケースであって、 固定剤と接着しにくい合成樹脂からなり、 固定剤注入口と複数の流体処理装置端部の固定部と固
定剤流路が形成され、 端部固定ケースの中心Oから前記注入口の端部Aまで
の距離OAと端部固定ケースの中心Oから流体処理装置の
端部に充填される固定剤の端部Bまで距離OBがOB≧OAと
なるように、前記固定剤注入口が端部固定ケース上部に
配置され、 前記固定剤注入口と前記流体処理装置端部の固定部
が、固定剤流路を介して連通されている、流体処理装置
の端部固定ケースを提供する。
(2)本発明は(1)記載の端部固定ケースを中心Oを
介して対に配置し、 前記端部固定ケースの両端にテーブル回転軸を接続し
たテーブル本体を装着し、 前記対の端部固定ケースの間に固定剤分配器を配置し
た、固定剤の遠心充填装置を提供する。
(3)本発明は(1)記載の端部固定ケースを用いて、
次の各工程により流体処理装置の端部に固定剤を充填す
る流体処理装置の製造方法を提供する。
流体処理装置と固定剤分配器を端部固定ケース内に配
置する工程、 前記の端部固定ケースに、遠心力を端部固定ケース
の回転軸O′から外向きに付与する工程、 前記の遠心力を付与しつつ固定剤を固定剤注入口、
固定剤流路、固定部の開口部を経て流体処理装置端部
に、均一に充填する工程、 [作用] 固定剤は、端部固定ケースの固定剤流路を閉塞するこ
となく、スムーズに流体処理装置端部へ流入し、流体処
理装置端部に均一に充填される。
[実施例] 第1図は、本発明の端部固定ケース1の断面図を示
す。
端部固定ケース1は、例えばポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリスチレン等の後述するウレタン等の固定剤
と接着性の悪い材料により成形されている。
該端部固定ケース1の上部には、固定剤注入口3が設
けられている。
固定剤注入口3は、端部固定ケース1の中心Oから前
記注入口3のの端部Aまでの距離OAと端部固定ケース1
の中心Oから流体処理装置の端部に充填される固定剤の
端部Bまでの距離OBがOB≧OAとなるようにして端部固定
ケース1上部に配置されている。
また、該端部固定ケース1には、流体処理装置端部の
固定部2が複数形成されている。
該固定部2と固定剤注入口3は、端部固定ケース1の
中に設けられた固定剤流路4により連通されている。
第1図の端部固定ケース1は、固定部2と、固定剤注
入口3、及び固定剤流路4を同一成形したものである
が、第2図に示すように固定剤流路4a部を別に成形し、
その後固定部2aと固定剤注入口3aを成形したものを組み
合わせて一体にした端部固定ケース1aにすることも可能
である。要するに、端部固定ケース1a中に固定部2a,固
定注入口3a,及び固定剤流路4aがあることを意味する。
上述したように該端部固定ケース1は、複数の流体処
理装置を一度に大量に生産できる技術を提供することが
できる。
流体処理装置の本数により、固定剤流路4の大きさを
変更することで、流体処理装置の端部へスムースに固定
剤を充填することができる。
固定剤流路4を形成する位置は、流体処理装置の末端
に限定されるものではなく、少なくとも、流体処理装置
の端部の一箇所が連結されるように形成すれば良い。
また、固定ケースを再利用したい場合は、分割タイプ
にすることにより、内部に残存した固定剤を容易に取り
除くことが出来るのでケースの再使用が可能である。
次に、本発明を使用して固定剤を流体処理装置の端部
へ充填する方法を詳細に説明する。
第3図は、固定剤の遠心充填装置8の一例を示す。
該装置8は、重力に対して端部固定ケース11の回転軸
O′から外向きに、換言すれば重力の作用する方向と平
行して遠心力が付与出来るように形成されている。
該装置8には、テーブル本体9と固定剤分配器10と端
部固定ケース11とテーブル回転軸12からなつており、端
部固定ケース11間に流体処理装置13を縦方向に配置する
ようになっている。
前記分配器10には、固定剤が充填され注入ノズル14が
形成されている。
まず、端部固定ケース11によって形成される空間内に
流体処理装置13を縦方向に配置する。
このとき流体処理装置13の端部13a,13bは端部固定ケ
ース11に形成されている固定部17に嵌入されると同時に
固定剤分配器10を、固定ケース11の固定剤注入口15に接
続する。
その後、テーブル本体9を回転させ流体処理装置13に
遠心力を付与することにより該分配器10中の固定剤を固
定剤注入口15、固定剤流路16、固定部17の開口部18を経
て流体処理装置13の端部13a1、13a2、13an、13b1、13
b2、13bnへ充填することが出来る。
この際、各流体処理装置13の端部13a、13bには重力と
平行に遠心力がかかっているため、端部13a、13bに対し
て水平に固定剤を充填でき、しかも各流体処理装置13の
固定剤の充填量に応じて均一に固定剤を充填することが
可能である。
上述のように遠心力を均等に、各流体処理装置13にか
けるため、テーブルがぶれるおそれがなく複数の流体処
理装置13に、固定剤を同時に充填することが可能であ
る。
第4図は、遠心充填装置8aを用いて流体処理装置の端
部に固定剤を充填するその他の実施例である。
重力に対して水平に遠心力を付与する以外は、第1実
施例と同様である。
遠心力は、重力と平行にならないが、固定剤と接着し
にくい合成樹脂からなる流体処理装置の端部固定ケース
を使用し、かつ大きな遠心力を付与するために700rpm以
上の回転数を加えることにより、第1実施例と同様に、
端部13a′、13b′に対して水平に固定剤を充填でき、し
かも各流体処理装置13′の固定剤の充填量に応じて、均
一に固定剤を充填することが可能である。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明においては、固定剤を流
体処理装置端部に充填する際には、固定剤が分配器10中
に残存することなく、左右一箇所の同一経路を通って均
一に分配され、かつ流体処理装置端部に水平に充填され
ているので、流体処理装置の端部付近の体液の分配が
均一に行われているため流体の滞留がなくなり、体液の
分配効率が向上する。端部固定ケースの再使用が可能
となる。効率よく、流体処理装置との大量生産を行う
ことが可能となる。等の効果を有する優れた発明であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の端部固定ケースの断面図、第2図は本
発明の端部固定ケースのその他の実施例の断面図、第3
図は本発明の固定剤を充填する遠心注入装置の断面図、
第4図は、遠心充填装置を用いて、固定剤を充填する他
の実施例第5図及び第6図は従来の固定剤を充填する遠
心充填装置の断面図を示す。 図中、1は流体処理装置の端部固定ケース、2は固定
部、3は固定剤注入口、4は固定剤流路、8は遠心充填
装置を示す。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】流体処理装置の端部に固定剤を充填する際
    に使用する端部固定ケースであって、 固定剤と接着しにくい合成樹脂からなり、 固定剤注入口と複数の流体処理装置端部の固定部と固定
    剤流路が形成され、 端部固定ケースの中心Oから前記注入口の端部Aまでの
    距離OAと端部固定ケースの中心Oから流体処理装置の端
    部に充填される固定剤の端部Bまで距離OBがOB≧OAとな
    るように、前記固定剤注入口が端部固定ケース上部に配
    置され、 前記固定剤注入口と前記流体処理装置端部の固定部が、
    固定剤流路を介して連通されている、ことを特徴とする
    流体処理装置の端部固定ケース。
  2. 【請求項2】請求項1記載の端部固定ケースを中心Oを
    介して対に配置し、 前記端部固定ケースの両端にテーブル回転軸を接続した
    テーブル本体を装着し、 前記対の端部固定ケースの間に固定剤分配器を配置し
    た、ことを特徴とする固定剤の遠心充填装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の端部固定ケースを用いて、
    次の各工程により流体処理装置の端部に固定剤を充填す
    る、ことを特徴とする流体処理装置の製造方法。 流体処理装置と固定剤分配器を端部固定ケース内に配
    置する工程、 前記の端部固定ケースに、遠心力を端部固定ケース
    の回転軸O′から外向きに付与する工程、 前記の遠心力を付与しつつ固定剤を固定剤注入口、
    固定剤流路、固定部の開口部を経て流体処理装置端部
    に、均一に充填する工程、
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