JP6016184B2 - 樹脂注入用治具 - Google Patents

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Description

本発明は、概略的には、樹脂注入用治具、および液状樹脂注入方法に関し、詳細には、浄水器に使用される中空糸膜モジュールの製造において中空糸膜が収容されたケーシングに液状樹脂を注入する際に使用される樹脂注入用治具、およびこのような治具を使用した液状樹脂注入方法に関する。
近年、各家庭などにおいて、水道水を浄化する浄水器が一般に使用されてきている。このような浄水器では、例えば、円筒状ケーシング10内に、中空糸膜12の円柱体14の一端14aが接着剤(硬化樹脂)層16で固定されている中空糸膜モジュール18(図1)を濾過材として使用してすることが多い。
このような中空糸膜モジュール18を製造する方法の1つとして、特許文献1に示されているような方法が提案されている。
この方法では、中空糸膜12を多数回一定の長さで折返しシート状とした後、その一端端の近傍をポリエステルフィラメント糸などのかがり糸20で編んで長尺状編地22(図2)とし、この長尺状編地22を、所定長に切断し、中空糸膜12の長さ方向に直交する方向に巻き込んで円柱体14とする。
一方、この円柱体14を収容することになるケーシング10を、液状樹脂注入用治具24の上面に形成された第1の凹部26に収容する。そして、この円筒状ケーシング10の一端部に、円柱体14を収容する(図3)。
さらに、液状樹脂注入用治具24の第2の凹部28に接着剤である液状樹脂Rを収容する樹脂ポット30を収容し、樹脂ポット30に液状樹脂Rを充填する(図4)。ここで、第1の凹部26の底部と第2の凹部28の底部は、流路32によって流体連通している。
次いで、ケーシング10および樹脂ポット30が取り付けられた液状樹脂注入用治具24を、遠心機に取り付け、液状樹脂注入用治具24の底部に向かう遠心力を作用させ、樹脂ポット30内の液状樹脂Rを、樹脂ポット30が収容された第2の凹部28の底部から流路32を通して第1の凹部26に収容されたケーシング10の底部に流し、液状樹脂Rをケーシング10内に流入させ、ケーシング10の内部空間の底部を横断する接着剤(硬化樹脂)層R1を形成する。この結果、ケーシング10に収容された中空糸膜12は、一体的にケーシング10の内周面に接合される。
最後に、充填した液状樹脂Rを硬化させて中空糸膜12を固定した後、ケーシング10を液状樹脂注入用治具24から取り外し、図5に示されているように、ケーシング10の底部10aを切断し、ケーシングの10の一端側で、中空糸膜12が開口している中空糸膜カートリッジ18(図1)を得る。
特許第4338404号公報
上述した液状樹脂の注入方法では、コスト低減等のために、液状樹脂注入用治具を再利用している。
液状樹脂注入用治具は、上述したように、液状樹脂Rが第2の凹部28の底部から流路32を通して第1の凹部26に収容されたケーシング10の底部に流されるので、使用後には、流路32内に硬化した液状樹脂が、残存している。このため、液状樹脂注入用治具を再利用するにあたっては、流路内で硬化した液状樹脂を除去する作業が必要である。
この流路内で硬化した樹脂を除去する作業は容易ではないため、液状樹脂注入用治具を再利用できるようにする作業は、時間を要するものであった。
本発明はこのような問題に対処するためになされたものであり、簡単な作業で、再利用可能となる液状樹脂注入用治具、およびそのような液状樹脂注入用治具を使用した液状樹脂注入方法を提供することを目的とする。
本発明によれば、
浄水器に使用される中空糸膜モジュールの製造において中空糸膜が収容されたケーシングに液状樹脂を注入する際に使用される樹脂注入用治具であって、
前記ケーシングの開口端部を収容する第1の凹部と、
前記液状樹脂を収容する樹脂ポットを収容する第2の凹部と、
前記第1の凹部と第2の凹部とを連通する樹脂流路とを備え、
前記樹脂流路の水平流路部分が延びる平面と同一平面に形成された分割面に沿って分割可能であり、
前記第1の凹部が、複数箇所に設けられ、
前記樹脂流路が、前記第1の凹部の各々の下面中央に接続され、
前記第1の凹部の各々と前記第2の凹部とを連通する各樹脂流路は、等しい長さを有している、
ことを特徴とする液状樹脂注入用治具が提供される。
このような構成によれば、液状樹脂注入用治具の使用後に樹脂流路内で硬化した樹脂の除去を容易に行うことができる。
このような構成によれば、一回の注入作業で、複数のケーシングに同時に液状樹脂を注入することができる。
本発明の他の好ましい態様によれば、
前記第1の凹部および第2の凹部が、上方に向かって開口するように前記治具の上面に形成され、
前記樹脂流路が、前記第1の凹部の底面から下方に向かって延びる第1流路部分と、第2の凹部の底面から下方に向かって延びる第2流路部分と、前記治具内を水平に延び前記第1および第2流路部分の下端を接続する水平流路部分とを備え、
前記分割面が、前記水平流路部分に沿って配置されている。
本発明の他の好ましい態様によれば、
前記第2の凹部が、1つ設けられ、
前記複数の第1の凹部の各々に対して水平流路部分が、設けられ、
前記複数の水平流路部分が、同一の長さ及び内径を有している。
このような構成によれば、一回の注入作業で、複数のケーシングに同一条件で液状樹脂を注入することができる。
本発明の他の好ましい態様によれば、
前記複数の第1の凹部の各々に対応して、複数の第2の凹部が形成されている。
本発明の他の態様によれば、
浄水器に使用される中空糸膜が収容されたケーシングに液状樹脂を注入する際に使用される液状樹脂注入用治具であって、前記ケーシングの開口端部を収容する第1の凹部と、前記液状樹脂を収容する樹脂ポットを収容する第2の凹部と、前記第1の凹部と第2の凹部とを連通する樹脂流路とを備え、前記樹脂流路の水平流路部分が延びる平面と同一平面に形成された分割面に沿って分割可能であり、前記第1の凹部が、複数箇所に設けられ、前記樹脂流路が、前記第1の凹部の各々の下面中央に接続され、前記第1の凹部の各々と前記第2の凹部とを連通する各樹脂流路は、等しい長さを有している液状樹脂注入用治具を用いた液状樹脂注入方法であって、
中空糸膜を収容したケーシングの開口端部を前記第1の凹部に収容するステップと、
前記第2の凹部に樹脂ポットを収容するステップと、
前記樹脂ポットに液状樹脂を充填するステップと、
前記液状樹脂注入用治具を遠心機に装填するステップと、
前記遠心機を作動させ、遠心力によって、前記樹脂ポット内の液状樹脂を、前記ケーシングに注入するステップと、を備えている、
ことを特徴とする液状樹脂注入方法が提供される。
本発明によれば、簡単な作業で再利用可能となる液状樹脂注入用治具、およびそのような液状樹脂注入用治具を使用した液状樹脂注入方法が提供される。
中空糸膜モジュールの断面図である。 図1の中空糸膜モジュールに使用される中空糸膜の長尺状編地の平面図である。 中空糸膜モジュールの製造の一工程を説明する模式的な斜視図である。 従来技術の液状樹脂注入用治具の構成を示す概略的な断面図である。 中空糸膜モジュールの製造の一工程を説明する模式的な図面である。 本発明の第1実施形態の液状樹脂注入用治具の構成を示す概略的な断面図である。 図6の液状樹脂注入用治具を構成する本体下側部の構成を示す概略的な斜視図である。 本発明の第2実施形態の液状樹脂注入用治具の構成を概略的に示す断面図である。 図8の液状樹脂注入用治具の概略的な平面図である。 図8の液状樹脂注入用治具の変形例の液状樹脂注入用治具の概略的な平面図である。 図8の液状樹脂注入用治具のもう一つの変形例の液状樹脂注入用治具の概略的な平面図である。 図8の液状樹脂注入用治具のもう一つの変形例の液状樹脂注入用治具の概略的な平面図である。 図8の液状樹脂注入用治具のもう一つの変形例の液状樹脂注入用治具の概略的な平面図である。
以下、図面を参照して、本発明の好ましい実施形態の液状樹脂注入用治具について説明する。
図6は、本発明の第1の液状樹脂注入用治具に中空糸膜モジュールのケーシングおよび樹脂ポット等が取付けられた状態を示す概略的な断面図である。この液状樹脂注入用治具は、上述した従来技術の液状樹脂注入用治具24と同様に、浄水器等に使用される中空糸膜モジュールの製造における、中空糸膜の円柱体が収容されたケーシングに液状樹脂(液状接着剤)を注入する作業を行うために使用される治具である。
本実施形態の液状樹脂注入用治具50は、四角柱状の形状を備えた治具本体52を備え、図6に示されているように、治具本体52の上面52aに、中空糸膜モジュール18のケーシング10の一端部分を収容する単一の第1の凹部54を備えている。第1の凹部54は、上方に向かって開口し、ケーシング10と相補的な円柱形状を有している。
治具本体52は、上面52aに、略円筒状の樹脂ポット56の下端部を収容する単一の第2の凹部58を更に備えている。第2の凹部58も、上方に向かって開口し、樹脂ポット56と相補的な円柱形状を有している。樹脂ポット56には、中空糸膜モジュール18のケーシング10に注入される液状樹脂Rが注入される。
液状樹脂注入用治具50では、第1の凹部54と第2の凹部58とは、樹脂流路60によって流体連通している。本実施形態では、樹脂流路60は、第1の凹部54の底面から下方に向かって延びる第1流路部分62と、第2の凹部58の底面から下方に向かって延びる第2流路部分64と、治具本体52内を水平に延び第1および第2流路部分62、64の下端を接続する水平流路部分66とを備えている。
このような構成によって、第2の凹部58内に収容された樹脂ポット56内の液状樹脂Rが、第1の凹部54内に収容された中空糸膜モジュールのケーシング10の一端部(下端側部分)に供給可能とされている。
本実施形態の液状樹脂注入用治具50では、治具本体52が、軟質の合成樹脂、好ましくはシリコン樹脂で形成されている。
治具本体52は、樹脂流路60を含む分割面68に沿って2分割されている。すなわち、本実施形態の液状樹脂注入用治具50の治具本体52は、分割面68によって、分割面68の上方側の本体上側部70と、分割面68の下方側の本体下側部72に分割されている。
液状樹脂注入用治具50の使用時には、本体上側部70と本体下側部72とは接合される。接合方法としては、図6に示されているように、ねじやクランプなどの解除が容易な締結具74によって一体化する方法や、本体上側部70と本体下側部72に嵌め合い部分を設け一体化する方法が採用される。
本実施形態では、治具本体52の分割面68は、樹脂流路60の水平流路部分66が延びる平面と同一平面に形成されている。従って、本体上側部70と本体下側部72とが分割されると、図7に示されているように、分割面68を形成する一方の面すなわち本体下側部72の上面には樹脂流路60の水平流路部分66の下側部分が、凹部として露出することになる。さらに、分割面68を形成する他方の面すなわち本体上側部70の下面にも、樹脂流路60の水平流路部分66の上側部分が、露出することになる。
次に、液状樹脂注入用治具50を使用した液状樹脂の注入工程について説明する。この注入工程は、浄水器に使用される中空糸膜モジュールの製造において中空糸膜が収容されたケーシングに液状樹脂(接着剤)を注入する工程である。
先ず、液状樹脂注入用治具50の治具本体52の第1の凹部54に、中空糸膜12の束(円柱体)14が収容されているケーシング10の開口端部を、第2の凹部58に樹脂ポット56をそれぞれ挿入する。このとき、治具本体52の本体上側部70と本体下側部72とは、締結具74によって、連結状態にされている。次いで、樹脂ポットの装填が完了すると、樹脂ポットに所定量の液状樹脂Rを充填する。
本実施形態で使用される中空糸膜としては、例えばセルロース系、ポリオレフィン系、ポリビニルアルコール系、PMMA(ポリメタクリル酸メチル)系、ポリスルフォン系などの材科からなる中空糸膜が挙げられる。とくに、ポリエチレン等の強伸度の高い材質からなる中空糸膜が好ましい。
液状樹脂としては、硬化後に中空糸膜を相互に結合し更に中空糸膜とケーシングの内壁との間を結合し、ケーシングの内部空間をケーシング長手方向に密閉する硬化樹脂層をケーシングの底部に形成することができる樹脂(接着剤)が使用される。具体的には、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコーン系充填材、各種ホットメルト樹脂等から、適宜選定され使用される。
次いで、治具本体52にケーシング10および樹脂ポット56が取付けられた液状樹脂注入用治具50を遠心機(図示せず)に装填する。
遠心機は、液状樹脂注入用治具50に、治具本体52の底方向に向かう遠心力を作用させることができるものであれば、どのような形式のものであってもよい。本実施形態で使用される遠心機としては、例えば、特許第4095800号公報に記載されているような、旋回される回転部材に旋回に、旋回に伴う遠心力に応じて外方に揺動するバスケットが取付けられた遠心機が挙げられる。
さらに、遠心機を作動させて、遠心力によって、樹脂ポット56内の液状樹脂R、樹脂流路60を通して、ケーシング10の内部空間の下部に注入する。
さらに、充填した液状樹脂Rを硬化させ、ケーシング10の内部空間をケーシング長手方向に密閉する硬化樹脂層をケーシング10の底部に形成させる。
さらに、中空糸膜12が収容されているケーシング10を液状樹脂注入用治具50の治具本体52から取り外し、ケーシング10の底部を切断し、ケーシングの10の一端側で、中空糸膜12が開口している中空糸膜カートリッジ18(図1)を得る。なお、樹脂ポット56も液状樹脂注入用治具50の治具本体52から取り外される。
一方、ケーシング10および樹脂ポット56がとりはずされた治具本体52は、再利用の為の処理工程に送られる。この処理工程で、治具本体52は、締結具74を解放することによって、本体上側部70と本体下側部72に分割され、樹脂流路60内等で硬化した樹脂が除去される。
上述したように、治具本体52は、分割面68から分割されると、本体下側部72の上面に樹脂流路60の水平流路部分66の下側部分が露出し、本体上側部70の下面に樹脂流路60の水平流路部分66の上側部分が露出することになる。
したがって、治具本体52を分割した状態では、樹脂流路60内で硬化した樹脂を容易に除去することができる。
樹脂流路60内等の樹脂の除去が完了すると、洗浄の処理がなされ、液状樹脂注入用治具50は再利用される。
次に、本発明の第2実施形態の液状樹脂注入用治具80について説明する。図8は、ケーシング等が取付けられた第2実施形態の液状樹脂注入用治具80の構成を概略的に示す断面図であり、図9は、液状樹脂注入用治具80の概略的な平面図である。
第2実施形態の液状樹脂注入用治具80は、基本的な構成は、第1実施形態の液状樹脂注入用治具50と同一である。以下、相違点を中心に液状樹脂注入用治具80の構成を説明する
上記第1実施形態の液状樹脂注入用治具50は、ケーシングを収容する第1の凹部を1つ備えた構成であったが、第2実施形態の液状樹脂注入用治具80では、図9に示されているように、治具本体82にケーシング10を収容する第1の凹部84が4つ設けられている。
また、本実施形態の液状樹脂注入用治具80の治具本体82には、樹脂ポット56を収容する第2に凹部86が1つ設けられている。
第2実施形態の液状樹脂注入用治具80の治具本体82においても、第1実施形態の液状樹脂注入用治具50と同様に、各第1の凹部84と第2の凹部86を流体連通させる樹脂流路88が形成されている。
樹脂流路88は、第1の凹部84の各々の底面から下方に向かって延びる第1流路部分90と、第2の凹部86の底面から下方に向かって延びる第2流路部分92と、治具本体82内を水平に延び第1流路部分90の各々の下端と第2流路部分92の下端とを接続する4本の水平流路部分94とを備えている。各第1流路部分90および各水平流路部分94の長さ、断面形状および断面積は同一に設定されている。
さらに、第2実施形態の治具本体82も、水平流路部分94が延びる面に沿って配置された分割面96に沿って、本体上側部分98と本体下側部分100に分割可能に形成されている。
本体上側部分98と本体下側部分100とは、分離可能に接合されている。接合方法としては、第1実施形態と同様に、ねじやクランプなどの解除が容易な締結具102によって一体化する方法や、本体上側部98と本体下側部100に嵌め合い部分を設け一体化する方法が採用される。
本実施形態の液状樹脂注入用治具80も上記第1実施形態の液状樹脂注入用治具50と同様に、中空糸膜モジュールのケーシング10および樹脂ポット56を収容した状態で遠心機に取付けられ、樹脂ポット56内の液状樹脂Rがケーシング10に注入される。
本発明の前記実施形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範囲内で種々の変更、変形が可能である。
上記第2実施形態は、液状樹脂注入用治具の治具本体に、4つの第1の凹部84が形成された構成であったが、本発明は、図10ないし図12の平面図に示されているように、治具本体に第1の凹部104が、2つ、3つ、または5つ形成された液状樹脂注入用治具104、106、または108のような構成を備えるものであってもよい。
これらの構成においても、第1の凹部84の各々と第2の凹部86とは、第2実施形態の液状樹脂注入用治具80と同様に樹脂流路(図示せず)で流体連通され、各樹脂流路の複数の水平流路部分、および各第1流路部分は、長さ、断面形状および断面積が同一に設定されている。
また、図13の平面図に示されているような、複数の第1の凹部84のそれぞれに対して1つずつの第2の凹部86が設けられ、対となった第1の凹部84と第2の凹部86が樹脂流路で連通された液状樹脂注入用治具110であってもよい。
本発明は、水平流路部分が、本体上側部70、本体下側部72のいずれか一方に形成された凹部によって構成されるものでも、本体上側部70および本体下側部72の両側に形成された凹部を接合することによって構成されるものでもよい。
50:液状樹脂注入用治具
52:治具本体
54:第1の凹部
56:樹脂ポット
58:第2の凹部
60:樹脂流路
62:第1流路部分
64:第2流路部分
66:水平流路部分

Claims (5)

  1. 浄水器に使用される中空糸膜モジュールの製造において中空糸膜が収容されたケーシングに液状樹脂を注入する際に使用される樹脂注入用治具であって、
    前記ケーシングの開口端部を収容する第1の凹部と、
    前記液状樹脂を収容する樹脂ポットを収容する第2の凹部と、
    前記第1の凹部と第2の凹部とを連通する樹脂流路とを備え、
    前記樹脂流路の水平流路部分が延びる平面と同一平面に形成された分割面に沿って分割可能であり、
    前記第1の凹部が、複数箇所に設けられ、
    前記樹脂流路が、前記第1の凹部の各々の下面中央に接続され、
    前記第1の凹部の各々と前記第2の凹部とを連通する各樹脂流路は、等しい長さを有している、
    ことを特徴とする液状樹脂注入用治具。
  2. 前記第1の凹部および第2の凹部が、上方に向かって開口するように前記治具の上面に形成され、
    前記樹脂流路が、前記第1の凹部の底面から下方に向かって延びる第1流路部分と、第2の凹部の底面から下方に向かって延びる第2流路部分と、前記治具内を水平に延び前記第1および第2流路部分の下端を接続する水平流路部分とを備え、
    前記分割面が、前記水平流路部分に沿って配置されている、
    請求項1に記載の液状樹脂注入用治具。
  3. 前記複数の第1の凹部の各々に対して水平流路部分が設けられ、
    前記複数の水平流路部分が、同一の長さ及び内径を有している、
    請求項1に記載の液状樹脂注入用治具。
  4. 前記複数の第1の凹部の各々に対応して、複数の第2の凹部が形成されている、
    請求項1に記載の液状樹脂注入用治具。
  5. 浄水器に使用される中空糸膜が収容されたケーシングに液状樹脂を注入する際に使用される液状樹脂注入用治具であって、前記ケーシングの開口端部を収容する第1の凹部と、前記液状樹脂を収容する樹脂ポットを収容する第2の凹部と、前記第1の凹部と第2の凹部とを連通する樹脂流路とを備え、前記樹脂流路の水平流路部分が延びる平面と同一平面に形成された分割面に沿って分割可能であり、前記第1の凹部が、複数箇所に設けられ、前記樹脂流路が、前記第1の凹部の各々の下面中央に接続され、前記第1の凹部の各々と前記第2の凹部とを連通する各樹脂流路は、等しい長さを有している液状樹脂注入用治具を用いた液状樹脂注入方法であって、
    中空糸膜を収容したケーシングの開口端部を前記第1の凹部に収容するステップと、
    前記第2の凹部に樹脂ポットを収容するステップと、
    前記樹脂ポットに液状樹脂を充填するステップと、
    前記液状樹脂注入用治具を遠心機に装填するステップと、
    前記遠心機を作動させ、遠心力によって、前記樹脂ポット内の液状樹脂を、前記ケーシングに注入するステップと、を備えている、
    ことを特徴とする液状樹脂注入方法。
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