JP2680332B2 - ワイヤ式ウインドレギュレータの手動駆動装置 - Google Patents

ワイヤ式ウインドレギュレータの手動駆動装置

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JP2680332B2 JP63066835A JP6683588A JP2680332B2 JP 2680332 B2 JP2680332 B2 JP 2680332B2 JP 63066835 A JP63066835 A JP 63066835A JP 6683588 A JP6683588 A JP 6683588A JP 2680332 B2 JP2680332 B2 JP 2680332B2
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Description

【発明の詳細な説明】 「技術分野」 本発明は、ワイヤ式ウィンドレギュレータに関し、特
にその手動操作の駆動装置に関する。
「従来技術およびその問題点」 ワイヤ式ウィンドレギュレータは、ウィンドガラス支
持体をガイドレールに昇降自在に支持するとともに、こ
のウィンドガラス支持体に、巻取ドラムに巻回して固定
したワイヤの両端を固定するという基本構成を有する。
そして、手動式のレギュレータにおいては、この巻取ド
ラムをハンドルシャフトを介して回転させ、パワー式の
レギュレータにおいては、モータによって駆動する。
この手動式の駆動装置は従来、ベースに回転自在に支
持したハンドルシャフトに、このハンドルシャフトと同
軸の巻取ドラムを支持している。ハンドルシャフト、巻
取ドラムおよびベースの間には、ハンドルシャフトの回
転は巻取ドラムに伝達するが、巻取ドラム側の回転力で
は、ハンドルシャフトが回転しない、当業者に周知の一
方向回転伝達機構(ブレーキ機構)が設けられる。
ところがこの従来の手動駆動装置は、使用につれて、
ハンドルシャフトの振れが増大し、ハンドルシャフトに
関連する部材の摩耗が生じて、レギュレータ全体の耐久
性を低下させていることが明らかになった。すなわちハ
ンドルシャフトはベースに回転自在に支持され、巻取ド
ラムはドラムケース内に支持されているが、巻取ドラム
は直接にはハドルシャフトに同軸に支持されているため
該シャフトの負担重量が大きく、このために、該シャフ
トとベースとの回動クリアランスが徐々に大きくなって
ハンドルシャフトに振れが生じるようになる。振れが生
じると、巻取ドラムも振れて該ドラムあるいは無端状ワ
イヤがドラムケースに摺接して摩耗が生じる。このよう
に従来の手動式のワイヤ式のウィンドレギュレータは、
ハンドルシャフトに振れが生じることに起因して、該シ
ャフトに連動する巻取ドラム、無端状ワイヤ等の関連部
材に摩耗が生じ、その結果、ワイヤ式ウィンドレギュレ
ータの耐久性が低下するという問題があった。
「発明の目的」 本発明は、従来のワイヤのウィンドレギュレータの手
動駆動装置についての以上の問題意識に基づき、ハンド
ルシャフトの振れを長期に渡って抑制することができ、
したがって耐久性の高いウィンドレギュレータを得るこ
とを目的とする。
「発明の概要」 本発明は、ハンドルシャフトが巻取ドラムを同軸に支
持していて、この巻取ドラムに関連する負担重量の大き
いことが該シャフトの振れの増大の原因であるとの認識
の下に、該シャフトを、ベースと、該ベースに固定され
るドラムケースとによってサンドイッチ状に支持すれ
ば、振れの増大を抑制できるの着眼に基づいて完成され
たものである。
すなわち本発明は、車両ドアパネルに設けたガイドレ
ールに昇降自在に支持されたウィンドガラス支持体;こ
のウィンドガラス支持体に固定した無端状ワイヤ;この
無端状ワイヤの中間部分を巻回して固定した巻取ドラ
ム;及びこの巻取ドラムを手動で回転させる、該巻取ド
ラムと同軸のハンドルシャフト;を有する手動回転駆動
機構を備えたワイヤ式ウィンドレギュレータにおいて、
ハンドルシャフトを回転自在に支持する、車両ドアパネ
ルに固定されるベース;巻取ドラムを収納し、このベー
スに固定されたドラムケース;巻取ドラムの軸部に形成
した貫通孔;及びこのドラムケースに、上記ハンドルシ
ャフトと同軸にして固定したドラム中心ピン;を設け、
このハンドルシャフトとドラム中心ピンはそれぞれ、巻
取ドラムの貫通孔に反対側から嵌合させ、かつ、その先
端部どうしを該貫通孔内で互いに同軸に嵌合させたこと
を特徴としている。
ドラム中心ピンは、巻取ドラムをウィンドガラス支持
体が上昇する方向に回動付勢するばね手段の一端を係止
するために用いることができる。
「発明の実施例」 以下図示実施例について本発明を説明する。第3図は
ワイヤ式ウィンドレギュレータの全体の正面図である。
例えば車両ドアパネル内に上下方向に向けて固定される
ガイドレール11には、ウィンドガラス(図示せず)を支
持するウィンドガラス支持体12が昇降自在に支持されて
いる。このウィンドガラス支持体12には、一対のワイヤ
13の一端がそれぞれ固定され、この一対のワイヤ13はそ
れぞれガイドレール11の上下に設けたガイド部材14、15
を介して手動駆動装置20に至っている。ガイド部材14、
15は、ガイドレール11の上下に固定したブラケット16、
17にそれぞれ支持されており、このブラケット16、17
と、手動駆動装置20のベース21との間には、アウタケー
ブル18、19が固定されていて、無端状ワイヤ13はこのア
ウタケーブル18、19の中を通っている。
本考案の特徴とする手動駆動装置20の詳細を、第1
図、第2図に示す。車両ドアパネルに固定されるベース
21は、ハンドルシャフト22を回転自在に支持する軸孔23
と、ハンドルシャフト22のコア部22aおよび巻取ドラム2
5の一部を収納する筒状部26を有する。巻取ドラム25は
その周面に連続した螺旋状のワイヤ溝27を有し、このワ
イヤ溝27に上記一対のワイヤ13の他端部がそれぞれ巻回
されて固定され、該ワイヤが無端状となっている。この
巻取ドラム25は、ドラムケース28内に収納されていて、
ドラムケース28は、かしめ部29によってベース21に固定
されている。
巻取ドラム25は、そのハンドルシャフト22側の端部の
軸部に、段付貫通孔30を有している。この段付孔30は、
ハンドルシャフト22側の大径孔30aと、これに続く小径
孔30bとからなっている。この大径孔30aには、ハンドル
シャフト22の先端支持軸22bが嵌まり、巻取ドラム25を
支持している。またこの先端支持軸22bには、その軸部
に被支持孔22cが穿設されている。
他方ドラムケース28には、ドラム中心ピン31が固定さ
れている。このドラム中心ピン31は、その非円形断面部
31aをドラムケース28の円形孔28aに嵌め、かつその頭部
をかしめてドラムケース28の軸部に固定したもので、定
径部31bの先端に小径部31cが形成されている。
巻取ドラム25の小径孔30bには、先端支持軸22bの反対
側から、このドラム中心ピン31の定径部31bが嵌まって
いる。またこのドラム中心ピン31の小径部31bは、さら
に先端支持軸22bの被支持孔22cに嵌まっている。
なおハンドルシャフト22の外端部のセレーション部22
eには、ハンドル32が固定されている。
以上の支持構造によると、ハンドルシャフト22はその
中間一部がベース21の軸孔23によって支持され、先端の
先端支持軸22bがドラム中心ピン31によって支持され
る。このためハンドルシャフト22に振れが発生する可能
性が従操作の場合、より軽い力でウィンドガラスを昇降
させることができる。
本発明は、ハンドルシャフト22、巻取ドラム25および
筒状部26間の一方向回転伝達機構(ブレーキ機構)の構
成を問うものではないが、次にこれを簡単に説明する。
この機構は、ウィンドレギュレータ等に広く用いられて
いるもので、コア部22aは、その周面一部に切欠22dを有
し、この切欠22d内に、巻取ドラム25に固定した連動プ
レート36の連動突起36aが位置する。コア部22aの外周
と、筒状部26の内面の間には、ブレーキスプリング37が
挿入されていて、このブレーキスプリング37の両端のフ
ックがこの切欠22dおよび連動突起36aに所定の関係で掛
けられている。ブレーキスプリング37は、ハンドルシャ
フト22に回転力が与えられるときには、切欠22dと係合
するフックの働きにより縮径して筒状部26と接触しない
状態となり、その後切欠22dと連動突起46aは互いに当接
してその回転力を巻取ドラム25に伝達す来装置に比して
著しく減少する。したがって、ハンドルシャフト22の先
端支持軸22bに支持されている巻取ドラム25も振れるこ
とがなく、巻取ドラム25や、巻取ドラム25のワイヤ溝27
に巻かれている無端状ワイヤ13がドラムケース28と接触
して摩耗することがない。よって全体として耐久性が向
上する。
なお巻取ドラム25には、ドラム中心ピン31と同心にス
パイラルスプリング33の収納孔34が形成されており、ド
ラム中心ピン31には、その軸線方向に摺割溝31dが形成
されている。摺割溝31dには、スパイラルスプリング33
の内端が挿入固定され、スパイラルスプリング33の外端
は、十分な回動付勢力を与えた状態で、巻取ドラム25に
固定される。この巻取ドラム25の回動付勢力は、ウィン
ドガラス支持体12を上昇させる方向に与えられる。この
ようにドラム中心ピン31は、巻取ドラム25に回動付勢力
を与えるばね部材の一方の支持部材として同時に利用す
ることができ、利用することによって、特に手動する。
これに対し、巻取ドラム25側から回転力が与えられる
と、ブレーキスプリング37が連動突起36aと係合するフ
ックの働きにより拡径して筒状部26と摩耗係合し、巻取
ドラム25およびハンドルシャフト22の回転を阻止する。
「発明の効果」 以上のように本発明のラック式ウィンドレギュレータ
の手動駆動装置は、ハンドルシャフトをベースのみでな
く、ドラムケースに固定したドラム中心ピンによっても
支持するようにしたので、巻取ドラムを支持して負担重
量の大きいハンドルシャフトの振れを効果的に防止する
ことができる。特に、巻取ドラムの軸部に形成した貫通
孔に、ハンドルシャフトとドラム中心ピンをそれぞれ反
対側から嵌合させ、かつ、その先端部どうしを該貫通孔
内で互いに嵌合させたので、高い支持強度を得ることが
できる。よってハンドルシャフトの振れに起因する巻上
ドラム、ワイヤ等の摩耗を未然に防止し、耐久性を向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるラック式ウィンドレギュレータの
手動駆動装置の実施例を示す、第3図のI−I線に沿う
断面図、第2図は同巻上ドラムを除いて描いた要部の分
解斜視図、第3図は本発明のラック式ウィンドレギュレ
ータの全体を示す正面図である。 11……ガイドレール、12……ウィンドガラス支持体、13
……無端状ワイヤ、14、15……ガイド部材、16、17……
ブラケット、18、19……アウタケーブル、20……手動駆
動装置、21……ベース、22……ハンドルシャフト、22a
……コア部、22b……先端支持軸、22c……被支持孔、22
d……切欠、23……軸孔、25……巻取ドラム、26……筒
状部、27……ワイヤ溝、28……ドラムケース、29……か
しめ部、30……段付孔、30a……大径孔、30b……小径
孔、31……ドラム中心ピン、31b……定径部、31c……小
径部、31d……摺割溝、33……スパイラルスプリング、3
4……収納孔、37……ブレーキスプリング。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両ドアパネルに設けたガイドレールに昇
    降自在に支持されたウィンドガラス支持体;このウィン
    ドガラス支持体に固定した無端状ワイヤ;この無端状ワ
    イヤの中間部分を巻回して固定した巻取ドラム;及びこ
    の巻取ドラムを手動で回転させる、該巻取ドラムと同軸
    のハンドルシャフト;を有する手動回転駆動機構を備え
    たワイヤ式ウィンドレギュレータにおいて、 上記ハンドルシャフトを回転自在に支持する、車両ドア
    パネルに固定されるベース; 上記巻取ドラムを収納し、このベースに固定されたドラ
    ムケース; 上記巻取ドラムの軸部に形成した貫通孔;及び このドラムケースに、上記ハンドルシャフトと同軸にし
    て固定したドラム中心ピン; を備え、 上記ハンドルシャフトとドラム中心ピンはそれぞれ、巻
    取ドラムの貫通孔に反対側から嵌合し、かつ、その先端
    部どうしが該貫通孔内で互いに同軸に嵌合していること
    を特徴とするワイヤ式ウィンドレギュレータの手動駆動
    装置。
  2. 【請求項2】ドラム中心ピンと巻取ドラムの間には、巻
    取ドラムをウィンドガラス支持体が上昇する方向に回動
    付勢するばね手段が掛けられている請求項1記載のワイ
    ヤ式ウィンドレギュレータの手動駆動装置。
JP63066835A 1988-03-19 1988-03-19 ワイヤ式ウインドレギュレータの手動駆動装置 Expired - Fee Related JP2680332B2 (ja)

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