JP3891864B2 - 車両の窓ガラス昇降ガイド装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【技術分野】
本発明は、車両の窓ガラスの昇降ガイド装置に関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】
例えば車両ドアには一般に、窓ガラス昇降ガイド装置として、窓ガラスの昇降方向に向けて固定されるチャンネル部材と、このチャンネル部材内に摺動自在に嵌まるシュー部材を有するスライダベースとが設けられていて、このスライダベースに窓ガラスが固定されている。チャンネル部材は、ワイヤ式ウィンドレギュレータのガイドレールや、サッシュレスドア等に用いられるガイドレールである。
【0003】
このような窓ガラスの昇降ガイド装置では、シュー部材とチャンネル部材との遊びをとることが円滑な昇降ガイドのために不可欠である。しかし、従来構造はいずれも、構造が複雑で部品点数が多く、あるいは経年変化によって遊びが生じてしまうという問題があった。
【0004】
【発明の目的】
本発明は、より簡単な構造で、長期に渡り円滑な窓ガラスの昇降ガイドができる昇降ガイド装置を得ることを目的とする。
【0005】
【発明の概要】
本発明は、車両用窓ガラスの昇降方向に向けて固定される、車両の前後方向に離れて位置する一対の前後壁と車両の幅方向に離れて位置する一対の左右壁とを有するチャンネル部材;及びこのチャンネル部材内に摺動自在に嵌まるシュー部材を有し、窓ガラスに固定されるスライダベース;を有する車両の窓ガラス昇降ガイド装置において、シュー部材が、スライダベースに回動可能に軸着されていること、シュー部材がその軸を中心として回転すると上記チャンネル部材に接触する非円形部材であること、シュー部材が、本体部材とこの本体部材に対し移動可能に冠着された蓋部材とからなること、及びシュー部材が、本体部材と蓋部材の間に挿入されたトーション圧縮コイルばねによって上記軸を中心とする回動力が与えられてチャンネル部材の一対の前後壁に接触し、かつ該トーション圧縮コイルばねによって離間方向の力が本体部材と蓋部材に対し与えられ、該本体部材と蓋部材がチャンネル部材の一対の左右壁に接触すること、を特徴としている。これにより、部品点数の少ない簡単な構成でチャンネル部材に対するシュー部材の遊びをとることができる。
【0006】
シュー部材には、少なくともトーション圧縮コイルばねの回動付勢力によってチャンネ ル部材の一対の前後壁と接触するコーナ部に、円柱面部を設けてチャンネル部材に確実 に接触させるとともに摩擦抵抗を少なくすることが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】
図は、本発明をワイヤ式ウィンドレギュレータに適用した実施形態である。車両ドア内には、図1、図2に示すように、窓ガラスWの昇降方向に向けてチャンネル部材(ガイドレール)11が固定されている。このチャンネル部材11は、図3に明らかなように、車両の前後方向に離れて位置する一対の前後壁11aと、幅方向に離れて位置する一対の左右壁11bと、一方の左右壁11bに形成した移動スリット11cとを有するC型の一様断面材からなっている。このチャンネル部材11の上下端部にはそれぞれ、ガイドプーリ12、13が軸12a、13aで回動自在に支持されている。
【0009】
スライダベース14には、窓ガラスWを固定するための固定穴14a形成されてお り、このスライダベース14に、チャンネル部材11内に嵌まる上下一対のシュー部材 15が支持されている。
【0010】
シュー部材15は、図4ないし図6に示すように、本体部材15aと、この本体部材15aに移動可能に冠着される蓋部材15bとからなっている。本体部材15aは略変形直方体形状をなし、その中央部に略円形の有底ばね収納穴15cが形成されている。この有底ばね収納穴15cの底部には、軸ピン16を挿通する貫通穴15dが穿設され、本体部材15aの外面のスライダベース14側の端部には、チャンネル部材11の移動スリット11cに嵌まるネック部15eが形成されている。
【0011】
また、有底ばね収納穴15cの内周面には、径方向の対向位置に位置する一対の蓋支持溝15fと抜け止め突起15f’が形成されている。蓋部材15bは、有底ばね収納穴15cを閉じるもので、一対の蓋支持溝15fに摺動自在に嵌まる一対のガイド脚15hを有しており、このガイド脚15hの先端に、抜け止め突起15f’に係合する抜け止めフック15h’が形成されている。シュー部材15にはさらに、有底ばね収納穴15cの入口部に位置するばね掛け溝15jと、底部に位置するばね挿通穴15kが形成されている。
【0012】
シュー部材15は軸ピン16によってスライダベース14に回動可能に軸着されている。すなわち、軸ピン16は、有底ばね収納穴15c内に位置する大径頭部16aと、スライダベース14のかしめ穴14bに挿入される小径部16bとを有しており、小径部16bの先端部をかしめることにより、シュー部材15がスライダベース14に回動可能に支持される。本体部材15aの外形形状は、チャンネル部材11内に挿入され、軸ピン16を中心として回転されたときチャンネル部材11の前後壁11aに接触する非円形形状である。本体部材15aには、チャンネル部材11の前後壁11aとの対向面に、一対の円柱面部15a’が形成されている。
【0013】
シュー部材15の有底ばね収納穴15cにはトーション圧縮コイルばね17が挿入されている。このトーション圧縮コイルばね17は、コイル部17aの両端に、一対のトーション腕17bと17cを突出させたもので、トーション腕17bは本体部材15aのばね掛け溝15jに、トーション腕17cは本体部材15aのばね挿通穴15kを通した後、スライダベース14のばね掛け穴14cに係止される。このトーション圧縮コイルばね17は、コイル部17aを圧縮することで本体部材15aと蓋部材15bに離間方向の力を与え、トーション腕17bと17cをばね挿通穴15kとばね掛け穴14cに掛け止めた状態でシュー部材15(本体部材15a)を捩ってコイル部17aに捩りを与えることで、該シュー部材15に軸ピン16を中心とする回転力を与えるものである。
【0014】
すなわち、以上のシュー部材15は、本体部材15aをスライダベース14のかしめ穴14bに軸ピン16で軸着し、有底ばね収納穴15c内にトーション圧縮コイルばね17を挿入してトーション腕17bと17cをばね掛け溝15jとばね掛け穴14cに掛け止め、さらに、蓋部材15bのガイド脚15hを蓋支持溝15fに挿入して組み立てられる。このとき、本体部材15aと蓋部材15bは、抜け止めフック15h’と抜け止め突起15f’が係合する位置で抜け止められる。
【0015】
そして、組み立てられたシュー部材15は、軸ピン16を中心にねじられ、トーション圧縮コイルばね17の力により、その円柱面部15a’がチャンネル部材11の一対の前後壁11aに当接する方向の捩り力が与えられ、かつそのネック部15eを移動スリット11cに合致させてチャンネル部材11内に挿入される。ネック部15eの幅は、このシュー部材15の回動を可能にするように、移動スリット11cの幅より十分に小さい。そして、トーション腕17bからの付勢力によりシュー部材15が回動し、一対の円柱面部15a’がチャンネル部材11の前後壁11aに当接することで、シュー部材15とチャンネル部材11の車両前後方向の遊びがとられる。また、シュー部材15をチャンネル部材11内に挿入した状態では、本体部材15aと蓋部材15bはガイド脚15hと蓋支持溝15fの遊びの範囲で車両の幅方向に移動でき、トーション圧縮コイルばね17のコイル部17aの力により、チャンネル部材11の一対の左右壁11bに当接する。すなわち、シュー部材15とチャンネル部材11の車両前後方向及び車両幅方向の遊びがとられる。
【0016】
スライダベース14には、固定穴14aとボルトナットB(図3)を介して窓ガラスWが固定される。また、スライダベース14に固定されているワイヤ結合具18には、一対の駆動ワイヤ19の先端大径部19aが支持(固定)され、この一対の駆動ワイヤ19は、チャンネル部材11の上下のガイドプーリ12、13に巻回された後、ワイヤ正逆巻取駆動ユニット20に導かれ、その巻取ドラム20aに巻回されている。正逆巻取駆動ユニット20は、車両ドア内に固定されており、巻取ドラム20aは、正逆駆動モータ20bによって正逆に駆動されることで、一対の駆動ワイヤ19の一方を巻き取り他方を繰り出してシュー部材15(窓ガラスW)をチャンネル部材11に沿って昇降させる。
【0017】
従って上記構成の本ウィンドレギュレータによれば、正逆巻取駆動ユニット20を介して窓ガラスWを昇降させるとき、チャンネル部材11とシュー部材15の遊びを確実にとることができ、経年変化による遊びの発生もない。
【0018】
以上の実施形態は、ワイヤ式ウィンドレギュレータに本発明を適用したものであるが、本発明は、ワイヤ式ウィンドレギュレータに限らず、他の車両の窓ガラス昇降ガイド装置に適用できる。例えば、上述のサッシュレスドアでは、レギュレータの形式を問わず、車両ドアにガイドレール(チャンネル部材)を固定し、このガイドレールに、窓ガラスに固定するスライダベースを摺動自在にガイドすることが行われる。このような窓ガラスの昇降ガイド装置にも本発明は同様に適用可能である。
【0019】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、窓ガラスの昇降方向に向けて固定されるチャンネル部材と、このチャンネル部材内に摺動自在に嵌まるシュー部材を有し、窓ガラスに固定されるスライダベースとを有する車両の窓ガラス昇降ガイド装置において、より簡単な構造で、長期に渡り円滑な窓ガラスの昇降ガイドができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による車両の窓ガラス昇降ガイド装置をワイヤ式ウィンドレギュレータに適用した実施形態の側面図である。
【図2】図1の要部の側面図である。
【図3】図2のIII矢視平面図である。
【図4】図2のIV‐IV線に沿う断面図である。
【図5】図2のV‐V線に沿う断面図である。
【図6】要部の分解斜視図である。
【符号の説明】
11 チャンネル部材(ガイドレール)
11a 前後壁
11b 左右壁
11c 移動スリット
12 13 ガイドプーリ
14 スライダベース
14a 固定穴
14b かしめ穴
14c ばね掛け穴
15 シュー部材
15a 本体部材
15b 蓋部材
15c 有底ばね収納穴
15d ピン挿通穴
15e ネック部
15f 蓋支持溝
15f’ 抜け止め突起
15h ガイド脚
15h’ 抜け止めフック
15j ばね掛け溝
16 軸ピン
16a 大径頭部
16b 小径部
17 トーション圧縮コイルばね
17a コイル部
17b 17c トーション腕
W 窓ガラス

Claims (2)

  1. 車両用窓ガラスの昇降方向に向けて固定される、車両の前後方向に離れて位置する一対の前後壁と車両の幅方向に離れて位置する一対の左右壁とを有するチャンネル部材;及び
    このチャンネル部材内に摺動自在に嵌まるシュー部材を有し、窓ガラスに固定されるスライダベース;
    を有する車両の窓ガラス昇降ガイド装置において、
    上記シュー部材はスライダベースに回動可能に軸着されていること、
    上記シュー部材はその軸を中心として回転すると上記チャンネル部材に接触する非円形部材であること、
    上記シュー部材は、本体部材とこの本体部材に対し移動可能に冠着された蓋部材とからなること、及び
    上記シュー部材は、上記本体部材と蓋部材の間に挿入されたトーション圧縮コイルばねによって上記軸を中心とする回動力が与えられチャンネル部材の上記一対の前後壁に接触し、かつ該トーション圧縮コイルばねによって離間方向の力が本体部材と蓋部材に対し与えられ、該本体部材と蓋部材がチャンネル部材の上記一対の左右壁に接触すること、
    を特徴とする車両の窓ガラス昇降ガイド装置。
  2. 請求項1記載の窓ガラス昇降ガイド装置において、上記シュー部材は、少なくとも上記トーション圧縮コイルばねの回動付勢力によってチャンネル部材の上記一対の前後壁と接触するコーナ部に、円柱面部を備えている車両の窓ガラス昇降ガイド装置。
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