JP2677869B2 - 電力ケーブル用接続箱の組立方法 - Google Patents

電力ケーブル用接続箱の組立方法

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JP2677869B2
JP2677869B2 JP1162530A JP16253089A JP2677869B2 JP 2677869 B2 JP2677869 B2 JP 2677869B2 JP 1162530 A JP1162530 A JP 1162530A JP 16253089 A JP16253089 A JP 16253089A JP 2677869 B2 JP2677869 B2 JP 2677869B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電力ケーブルのケーブル絶縁体の上にゴム
ストレスコーンを有する電力ケーブル用接続箱の組立方
法に関し、特にゴムストレスコーンを装着する方法の改
良に関するものである。
〔従来の技術〕
電力ケーブルのケーブル絶縁体の上にゴムストレスコ
ーンを有する電力ケーブル用接続箱は、電力ケーブルの
外径よりも小さい内径を有するゴムストレスコーンが用
いられていて絞り嵌めによって面圧を与えているが、接
続箱の組立時にストレスコーンを電力ケーブル側に寄せ
ておくことができるようにケーブル外部導電層を除去し
て架橋剤入りの導電テープを巻き、加熱モールドしてい
た。尚、ストレスコーンの内径は、電力ケーブルを製造
した後、ケーブル絶縁体の直径を測定して定められてい
た。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、このような従来技術では、接続箱を組み立て
る現場に電力ケーブルの外径に応じて内径の異なる数種
類のストレスコーンを用意する必要があって不経済であ
った。また、ストレスコーン導電層の立ち上り部または
その近傍は、ケーブル外部導電層側のストレスによって
影響を受けて電気的に弱く、一方このストレスは、ケー
ブル絶縁体の厚みから決定されるので、ケーブル絶縁体
の厚みが小さい電力ケーブルとか高電圧ケーブルでは、
このストレスが大きくなってストレスコーンとケーブル
絶縁体との界面で絶縁破壊を起こし易かった。近年、電
力ケーブルのケーブル絶縁体を薄くした電力ケーブルの
需要が高まっているが、このような電力ケーブルはケー
ブル絶縁体の部分で電気的に弱く、絶縁破壊を起こす虞
れがあった。
本発明の目的は、上記の欠点を回避し、ケーブル絶縁
体が薄かったり印加電圧が高くても絶縁破壊を起こすこ
とがないようにした電力ケーブル用接続箱の組立方法を
提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上記の課題を解決するために、電力ケーブ
ルのケーブル絶縁体の上にゴムストレスコーンを有する
電力ケーブル用接続箱を組み立てる際に、この電力ケー
ブルのケーブル外部導電層を除去した後に、ケーブル絶
縁体の上に架橋剤入り絶縁性ポリエチレンの絶縁補強層
を施し、次いでケーブル外部導電層からゴムストレスコ
ーン導電層の立ち上り部近傍まで導電性または半導電性
ポリエチレンの外部導電補助層を設け、この絶縁性及び
導電性または半導電性ポリエチレンを別々にまたは同時
に加熱モールドし、最後にゴムストレスコーンを絶縁補
強層と外部導電補助層との上に跨がって装着することを
特徴とする電力ケーブル用接続箱の組立方法を提供する
ものである。
〔作用〕
このように、ケーブル外部導電層を除去した後に、ケ
ーブル絶縁体の上に絶縁性ポリエチレンの絶縁補強層で
施すので、ケーブル絶縁体の厚みを増大することになる
からゴムストレスコーンの導電層立ち上り部近傍の電気
的に弱い部分が補強されるため、絶縁破壊を起こすこと
がなく電気的特性を向上することができ、従って近年需
要が高まっているケーブル絶縁体の厚みが小さい電力ケ
ーブルとか高電圧ケーブルに適用することができる。
〔実施例〕
本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明すると、
図面は本発明の方法によって組み立てられた電力ケーブ
ル用接続箱10の要部の上半部を示し、電力ケーブル12
は、ケーブル導体14と、その上に設けられたケーブル絶
縁体16と、このケーブル絶縁体16の上に設けられたケー
ブル外部導電層18とから成っている。尚、このケーブル
外部導電層18の上には図示しない絶縁外被が設けられて
いる。
この電力ケーブル12は、接続箱10を組み立てる際に、
ケーブル外部導電層18及びケーブル絶縁体16を順次除去
して段階的に剥離する。尚、図面から解るように、ケー
ブル外部導電層18の外端18aはテーパ状に削られてい
る。次いで、露出されたケーブル絶縁体16の上に架橋剤
入りのポリエチレンテープを巻き付けて絶縁補強層22を
形成する。この場合、このポリエチレンテープの巻き付
け層の外部導電層18側の端部は滑らかなテーパ22aを形
成するように施される。尚、絶縁補強層22の厚みはスト
レスコーン20の導電層立ち上がり部の特性によって定め
られる。
次に、外部導電層18のテーパ状端部18aから絶縁補強
層22の上でストレスコーン20の導電層21の立ち上がり部
21a近傍まで導電性または半導電性架橋剤入りポリエチ
レンテープを巻き漬けて外部導電補助層24を形成する。
絶縁補強層22と外部導電補助層24との架橋剤入りポリ
エチレンテープは加熱されてモールドされる。尚、この
加熱モールドは絶縁補強層22と外部導電補助層24とで別
個に行なってもよい。
最後に、ゴムストレスコーン20は外部導電補助層24を
通してこの外部導電補助層24と絶縁補強層22とに跨がっ
て装着される。尚、図面において符号26はエポキシ碍管
であり、この碍管26から図示しない電力ケーブルの絶縁
外被とに跨がって絶縁処理が施される。
次に、本発明の具体例をのべると、ケーブル絶縁体の
厚みが比較的薄い19mmの電力ケーブルに本発明の方法に
よって接続箱を組み立てる際に現場で絶縁補強層を4mm
で形成したところケーブル絶縁体の厚みが23mmの電力ケ
ーブルに組み立てた接続箱と同じ電気特性を得ることが
できた。この構造の接続箱で電気的ストレスが最も厳し
くなるのは現場でモールドして形成された絶縁補強層の
テーパの先端であるが、この部分はモールドによって一
体化されているためにストレスコーン導電層よりは特性
がよくなり、モールドジョイントと同じ特性が得られ
る。
本発明の図示の実施例によると、絶縁補強層22のテー
パ22aの先端からストレスコーン20の導電層立ち上り部2
1aまでの間のストレスが高くなり、また架橋剤入りポリ
エチレンテープを巻き付ける際に異物が侵入して巻き込
まれる虞れがある。従って、絶縁補強層22及び外部導電
補助層24のこの部分は工場で異物管理されたポリエチレ
ン熱収縮チューブを被せることによって形成してもよ
い。このポリエチレン熱収縮チューブは、絶縁補強層22
の部分と外部導電補助層24との部分で別々にしてもよい
し、内層が絶縁層で外層が導電層である一体化されたに
二重チューブとして絶縁補強層22の部分と外部導電補助
層24の部分とを同時に形成するようにしてもよい。尚、
このように熱収縮チューブを用いる場合、既に架橋され
ているケーブルとの接着性が問題となるが、これはケー
ブルの上に1〜2層だけ架橋剤入りポリエチレンテープ
を巻き付けその上に熱収縮チューブを巻き付けることに
よって回避することができる。1〜2層のテープの巻き
付けでは異物を目視で監視することができるので異物の
巻き込みを防止することができる。
このように、現場で施される絶縁補強層22によってス
トレスコーン導電層立ち上り部21aのストレスを制御す
ることができるからケーブル絶縁体16が薄い電力ケーブ
ル及び高電圧ケーブルでも良好な電気特性を得ることが
できる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、上記のように、露出されたケーブル
絶縁体の上に絶縁補強層を施してゴムストレスコーン導
電層立ち上り部のストレスを抑制するのでケーブル絶縁
体が薄い電力ケーブル及び高電圧ケーブルでも良好な電
気特性を得ることができ、またモールドすべき絶縁補強
層及び外部導電補助層は薄いため従来の外部導電モール
ドの工法と同じ工法で施すことができるので作業性を低
下することがなく、更にゴムストレスコーンの内径は従
来に比べて大きくなるので組立時にこのゴムストレスコ
ーンをケーブル側に寄せることができるため作業性がよ
くなる上にストレスコーンの内径を絶縁補強層及び外部
導電補助層のモールド部分の直径に容易に合わせること
ができる実益ある。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の方法によって組み立てられる電力ケーブ
ル用接続箱の上半部の断面図である。 10……接続箱、12……電力ケーブル、14……ケーブル導
体、16……ケーブル絶縁体、18……ケーブル外部導電
層、20……ゴムストレスコーン、21……導電層、21a…
…導電層立ち上り部、22……絶縁補強層、24……外部導
電補助層。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電力ケーブルのケーブル絶縁体の上にゴム
    ストレスコーンを有する電力ケーブル用接続箱を組み立
    てる際に前記電力ケーブルのケーブル外部導電層を除去
    した後に、前記ケーブル絶縁体の上に絶縁性ポリエチレ
    ンの絶縁補強層を施し、次いで前記ケーブル外部導電層
    から前記ゴムストレスコーン導電層の立ち上り部近傍ま
    で導電性または半導電性ポリエチレンの外部導電補助層
    を設け、前記絶縁性及び導電性または半導電性ポリエチ
    レンを別々にまたは同時に加熱モールドし、最後に前記
    ゴムストレスコーンを前記絶縁補強層と前記外部導電補
    助層との上に跨がって装着することを特徴とする電力ケ
    ーブル用接続箱の組立方法。
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