JP2673637B2 - 固形粉末化粧料の製造方法 - Google Patents

固形粉末化粧料の製造方法

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JP2673637B2 JP17475592A JP17475592A JP2673637B2 JP 2673637 B2 JP2673637 B2 JP 2673637B2 JP 17475592 A JP17475592 A JP 17475592A JP 17475592 A JP17475592 A JP 17475592A JP 2673637 B2 JP2673637 B2 JP 2673637B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばファンデーショ
ン等、粉末化粧料を受皿に充填し、固形化することによ
り製造される固形粉末化粧料の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術による固形粉末化粧料の製造方
法を、図11ないし図16を用いて説明する。
【0003】まず、図11は準備工程として雌金型に受
皿を配置した状態を示し、図中、1は雌金型で、該雌金
型1は金属材料によって上面部1Aが平坦で厚肉の筒状
に形成され、該雌金型1の中央には粉末化粧料Pを充填
すると共に後述の雄金型6を挿入するための雌穴2が
上,下方向に穿設されている。ここで、該雌穴2は上側
が雄金型6が挿入される雄金型挿入部2Aとなり、該雄
金型挿入部2Aの下側が大径の受皿収容部2Bとなった
段付穴として形成されている。
【0004】3は前記雌金型1の内側に収容される受皿
を示し、該受皿3は環状の縁部3Aと底部3Bとからな
り、該受皿3は前記雌金型1の受皿収容部2B内に縁部
3Aが隙間なく嵌合された状態で配置される。
【0005】そして、雌金型1は内側に受皿3を配置し
た状態で通常「はかま」と呼ばれる保持枠内に収容さ
れ、ベルトコンベヤ等の搬送手段によって充填機(いず
れも図示せず)側に送られる。
【0006】次に、図12,13は粉末化粧料を充填す
る充填工程を示す。
【0007】まず、図12において、4は充填機から充
填される粉末化粧料Pを収容する充填筒で、該充填筒4
はその下端を雌金型1の雌穴2を覆うように雌金型1の
上面部1Aに載置され、粉末化粧料Pを雌金型1の雌穴
2から溢れ、該充填筒4内まで入るように充填する。
【0008】また、図13において、5は擦り切板を示
し、該擦り切板5は雌金型1の上面部1Aに摺接しつ
つ、雌金型1と平行に相対移動することにより、雌金型
1の上面部1Aを覆った余分な粉末化粧料Pを取り除
き、雌金型1の雌穴2内に粉末化粧料Pを所定量だけ定
量充填すると共に、雌穴2内の粉末化粧料Pの上面を平
坦に均し、擦り切面P1を形成し、充填工程を終了す
る。
【0009】さらに、図14,図15は粉末化粧料を固
形化するプレス工程を示す。
【0010】図14において、6は雄金型で、該雄金型
6は前記雌金型1の雌穴2の雄金型挿入部2Aよりも一
回り小さな外形寸法に形成され、該雄金型6と前記雌金
型1の雄金型挿入部2Aとの間には径方向に所定のクリ
アランス(隙間)Cが形成され、雄金型6の押圧時に粉
末化粧料P中に含まれている空気が逃げ易くするように
なっている。
【0011】7は前記雄金型6を上,下方向に移動させ
るプレス機で、該プレス機7はチューブ7Aとピストン
ロッド7Bとからなるエアシリンダが使用され、前記雄
金型6はピストンロッド7Bの下端に取付けられてい
る。
【0012】そして、プレス工程では、雌金型1はプレ
ス機7の下に移送され、打型紙8を介在させた状態で該
プレス機7のピストンロッド7Bを下向きに伸長させ、
雄金型6を雌金型1の雌穴2内に押込み、該雄金型6に
よって粉末化粧料Pを押圧する(図14参照)。ここ
で、雄金型6が押圧されるに従って、粉末化粧料Pは粒
子同士が凝集して固形化され、この際当該粉末化粧料P
の粒子間に介在する空気が雌金型1の雌穴2と雄金型6
との間のクリアランスCを介して逃げ、プレス工程が終
了した状態では図15に示すように受皿3内に固形粉末
化粧料9が形成される。
【0013】かくして、プレス工程が終了したら、打型
紙8を取除き、雌金型1から受皿3を取外すと、図16
に示す如く、該受皿3の内側に固形粉末化粧料9が成型
される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術では、プレス工程で粉末化粧料Pを受皿3と雄金
型6との間で圧縮するときに、粉末化粧料Pの粒子間に
含まれていた空気が抜け切れず、図16に示すように、
抜け切れなかった空気が固形粉末化粧料9中に封じ込め
られて巣9Aを形成することがある。そして、この巣9
Aが固形粉末化粧料9中の表面近くに存在すると、固形
粉末化粧料9の表面に凹凸やひび割れを生じたり、色の
濃淡差が現われ、製品の外観を損なうという問題があ
る。
【0015】この問題を解決すべく、従来技術では雄金
型6の外形寸法を雌金型1の雌穴2および受皿3の縁部
3Aよりも一回り小さく形成し、雄金型6と雌金型1の
間に径方向のクリアランスCを形成することにより、プ
レス工程で粉末化粧料Pの粒子間に含まれた空気をこの
クリアランスCから逃すようにしているものの、受皿3
の中央部や底部3B側の粉末化粧料Pからは、このクリ
アランスCを介して空気が抜け切れず、固形粉末化粧料
9の中に空気が閉じ込められて巣9Aが形成され易い。
また、粉末化粧料PがクリアランスCが介在する径方向
外側に押出されるため、受皿3の縁部3A内周側では固
形粉末化粧料9にバリ9Bが形成され、外観を損なうと
いう問題がある。
【0016】また、一方では雄金型6を雌金型1の雌穴
2内に押込む速さを小さくし、プレス工程で粉末化粧料
Pの粒子間から空気を逃し易くする方法も試みられてい
るものの、この場合でも受皿3の中央部および底部3B
の近くの固形粉末化粧料9には巣9Aが生じ易く、さら
に生産性が低下してしまうという問題がある。
【0017】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明は、粉末化粧料を押圧して固形化
するときに、粉末化粧料の粒子間に含まれた空気を効率
よく逃がし、巣が形成されるのを防止できるようにした
固形粉末化粧料の製造方法を提供することを目的として
いる。
【0018】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために本発明が採用する手段は、雌金型の内側に受皿を
配置し、該雌金型と受皿内に所定量の粉末化粧料を充填
する充填工程と、該充填工程により所定量の粉末化粧料
を充填した後、雌金型の上側から粉末化粧料中に多数の
針を挿通し、粉末化粧料に多数の空気抜き穴を形成する
針刺し工程と、該針刺し工程で空気抜き穴を形成した
後、前記雌金型内の粉末化粧料を押圧し、受皿内で固形
化させるプレス工程とからなる。
【0019】
【作用】上記構成により、プレス工程で押圧する前の粉
末化粧料には、上,下方向に多数の空気抜き穴が形成さ
れるから、雌金型内の粉末化粧料を雄金型で押圧して固
形化するときに、この空気抜き穴から粉末化粧料の粒子
間に含まれた空気を効率よく逃すことができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図10に
基づき詳述する。
【0021】なお、前述した従来技術と同一の構成要素
に同一符号を付し、その説明を省略する。
【0022】まず、図1および図2は本実施例による製
造方法で用いる穿孔機11を示し、該穿孔機11は後述
する上支持板12、下支持板13、エアシリンダ15お
よび針保持板16に植設された穿孔針17等から構成さ
れている。
【0023】12は上支持板、13は下支持板をそれぞ
れ示し、該上支持板12と下支持板13とは複数のボル
ト14,14,…によって上,下方向に所定間隔をもっ
て位置決めされ、支持枠を構成している。ここで、下支
持板13の中央には、図2に示す如く、嵌合穴13Aが
形成され、該嵌合穴13A内には後述するシゴキ板18
が取付けられている。そして、上支持板12のアーム1
2Aは図示しない上下動アクチュエータに取付けられ、
該上下動アクチュエータによって穿孔機11全体が矢示
A,B方向に上下動するようになっている。
【0024】15は針保持板16を上,下動させるアク
チュエータとしてのエアシリンダを示し、該エアシリン
ダ15はチューブ15Aとピストンロッド15Bとから
大略構成され、チューブ15Aの下端が前記上支持板1
2の上面に固着されている。そして、該エアシリンダ1
5は、図示しないエア供給源からチューブ15Aにエア
を給排すると、チューブ15Aからピストンロッド15
Bを伸縮させ、該ピストンロッド15Bを上支持板12
と下支持板13との間で上下動させる。
【0025】16は前記ピストンロッド15Bの先端に
固着された針保持板を示し、該針保持板16の下側には
先のとがった多数の穿孔針17,17,…が先端を揃え
て植設され、該各穿孔針17は針保持板16と一体に上
下動する。
【0026】18は前記下支持板13に設けられたシゴ
キ板を示し、該シゴキ板18は例えばポリテトラフルオ
ロエチレン等の樹脂材料から厚肉板状に形成され、該シ
ゴキ板18の周縁は広幅の鍔部18Aとなり、該鍔部1
8Aの内側は多数の針穴18B,18B,…が上,下方
向に穿設された凸部18Cとなっている。そして、前記
シゴキ板18は凸部18Cを前記下支持板13の嵌合穴
13A内に嵌合させて下支持板13に取付けられ、シゴ
キ板18の針穴18B内には前記穿孔針17,17,…
が摺動可能に挿通されている。
【0027】本実施例で用いる穿孔機11は以上の如く
構成され、上支持板12に支持されたエアシリンダ15
のチューブ15Aからピストンロッド15Bが伸長する
と、該ピストンロッド15Bの下端に支持された針保持
板16が下方向に変位し、該針保持板16に植設された
各穿孔針17は図1に示す如く、先端がシゴキ板18の
針穴18Bから繰り出される。そして、エアシリンダ1
5のピストンロッド15Bがチューブ15A内に縮小し
たときには、針保持板16が上方向に変位して各穿孔針
17はシゴキ板18の針穴18B内に収容されるように
なっており、この際、穿孔針17に付着した粉末化粧料
Pを除去する(図2参照)。
【0028】次に、本実施例による固形粉末化粧料の製
造方法について、図3ないし図10に従って説明する。
【0029】まず、図3は準備工程として雌金型1内に
受皿3を配置した状態を示し、この準備工程では、受皿
3の縁部3Aが雌金型1の受皿収容部2B内に隙間なく
嵌合して配置され、雌金型1は内側に受皿3を配置した
状態で通常「はかま」と呼ばれる保持枠内に収容され、
コンベヤ等の搬送手段によって充填機(いずれも図示せ
ず)側に送られる。
【0030】続いて、図4および図5は雌金型1と受皿
内に粉末化粧料を充填する充填工程を示し、図4では充
填筒4をその下端が雌金型1の雌穴2を覆うように該雌
金型1の上面部1Aに載置して、粉末化粧料Pを雌金型
1の雌穴2から溢れ、該充填筒4内まで入るように充填
する。そして、図5では擦り切板5が雌金型1の上面部
1Aに摺接しつつ、雌金型1と平行に相対移動して雌金
型1の上面部1Aを覆った余分な粉末化粧料Pを取り除
き、雌金型1の雌穴2内に粉末化粧料Pを所定量だけ定
量充填すると共に、雌穴2内の粉末化粧料Pの上面を平
坦に均し、擦り切面P1を形成する。
【0031】次に、図6および図7は針刺し工程を示
す。
【0032】充填工程を終えてコンベヤによって移送さ
れてきた雌金型1が、穿孔機11の下に到達すると、該
穿孔機11全体が下降し、下支持板13と雌金型1とを
近接させる。ここで、穿孔機11は図6に示す如く、チ
ューブ15A内からピストンロッド15Bを繰り出し、
針保持板16を降下させ、各穿孔針17を粉末化粧料P
中に挿通する。続いて、エアシリンダ15のピストンロ
ッド15Bを縮小させて針保持板16を上昇させ、各穿
孔針17を雌金型1の雌穴2内から抜き取ると、雌金型
1内の粉末化粧料Pには、図7に示す如く、擦り切面P
1から受皿3の底部3B側にかけて多数の空気抜き穴
H,H,…が形成される。
【0033】さらに、図8および図9は本実施例による
プレス工程を示す。
【0034】図8において、19は本実施例に用いる雄
金型で、該雄金型19は、従来技術で述べた雄金型6と
ほぼ同様に、プレス機7のピストンロッド7Bの下端に
取付けられるものの、本実施例による雄金型19は雌金
型1の雌穴2との間にクリアランスCを形成せず、該雌
穴2に係合するように挿入される径方向の寸法形状を有
している。
【0035】そして、このプレス工程では、雌金型1は
プレス機7の下に移送され、打型紙8を介して雄金型1
9を上から雌穴2内の擦り切面P1に向けて押込み、粉
末化粧料Pを押圧することによって固形化させ、固形粉
末化粧料20を成型する。
【0036】ここで、本実施例では、前述した針刺し工
程で、粉末化粧料Pには擦り切面P1から受皿3の底部
3B側にかけて空気抜き穴H,H,…が形成されている
ため、擦り切面P1を雄金型19によって押圧するとき
に、粉末化粧料Pの粒子間に含まれていた空気は各空気
抜き穴Hから打型紙8と雄金型19との間の図示しない
隙間を介して効率よく排出され、固形粉末化粧料20中
に巣が形成されるのを防止できる。また、各空気抜き穴
Hは粉末化粧料Pが押圧され、粉末化粧料Pの粒子間の
隙間が小さくなるに従って細くなり、プレス工程が終了
したときには完全に閉塞されて消滅するようになってい
る。
【0037】かくして、プレス工程が終了したら、打型
紙8を取除き、雌金型1から受皿3を取外すと、図10
に示す如く、該受皿3の内側に固形粉末化粧料20が成
型される。
【0038】ここで、特に本実施例では、充填工程とプ
レス工程の間に針刺し工程を設け、雌金型1内の粉末化
粧料Pには、擦り切面P1から受皿3の底部3B側にか
けて多数の空気抜き穴H,H,…を形成したから、該粉
末化粧料Pを雄金型19によって押圧するときに、各空
気抜き穴Hを介して粉末化粧料Pの粒子間に含まれてい
た空気を外部へと逃すことができ、固形粉末化粧料20
に巣が形成されるのを防止することができる。
【0039】また、本実施例によれば、雄金型19と雌
金型1の雌穴2との間に従来技術の如くクリアランスC
を設けなくても、空気抜き穴H,H,…を介して粉末化
粧料Pの粒子間から空気を逃すことができるから、従来
技術のように、受皿3の縁部3A内周側で固形粉末化粧
料20にバリが生じるのを防止することができ、図10
に示すように該固形粉末化粧料20の外観を良好に仕上
げることができる。
【0040】さらに、各空気抜き穴Hを介して粉末化粧
料Pから空気を逃すことができるから、プレス工程で雄
金型19を押し込むスピードを速くすることができ、生
産性を向上させることができる。
【0041】かくして、本実施例によれば、固形粉末化
粧料20の内部に巣が形成されたり、受皿3の縁の内周
側の固形粉末化粧料20にバリが形成されるのを防止
し、固形粉末化粧料20の外観を見栄え良くすることが
できると共に、プレス工程を短時間で終了させることが
できるから、生産性を向上させることができる。
【0042】なお、前記実施例では、雌金型としてコン
ベヤ上に載置して搬送する形式のものを用いた場合を例
に挙げて説明したが、これに限るものではなく、コンベ
ヤには下側から雌穴内に台座を挿嵌した雌金型を固定的
に取付け、該台座上に受皿を配置すると共に、下プレス
機で台座を介して受皿を上方に押上げると同時に、上プ
レス機に設けた雄金型で粉末化粧料のプレスを行う自動
成型ラインに適用してもよい。
【0043】また、前記実施例では、穿孔機11の下支
持板13にシゴキ板18を設けるものとして説明した
が、例えば粉末化粧料Pがバインダの含有量が少ないも
のである場合には該シゴキ板18は省略してもよい。
【0044】一方、本発明に用いる穿孔機は、実施例の
ものに限ることなく、同時に多数の針保持板を上下動さ
せるようにしてもよく、雌金型の雌穴の数に合わせた構
成とすることができる。
【0045】さらに、前記実施例では、穿孔機11によ
って針刺し工程を行う場合を例に挙げて説明したが、本
発明はこれに限るものではなく、人手により針刺し工程
を行ってもよい。
【0046】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明による固形粉
末化粧料の製造方法によれば、雌金型の内側に受皿を配
置し、該雌金型と受皿内に所定量の粉末化粧料を充填す
る充填工程と、該充填工程により所定量の粉末化粧料を
充填した後、雌金型の上側から粉末化粧料中に多数の針
を挿通し、粉末化粧料に多数の空気抜き穴を形成する針
刺し工程と、該針刺し工程で空気抜き穴を形成した後、
前記雌金型内の粉末化粧料を押圧し、受皿内で固形化さ
せるプレス工程とから構成したから、雌金型内の粉末化
粧料を雄金型によって押圧するときに、各空気抜き穴か
ら粉末化粧料の粒子間に含まれた空気を効率的に逃すこ
とができ、該雄金型と雌金型との間に隙間を設けなくて
も、粉末化粧料を固形化することができ、巣やバリが発
生せず外観が良好な固形粉末化粧料を成型できる。
【0047】また、空気抜き穴を介して効率良く空気抜
きを行うことができるから、雄金型を押し込むスピード
を速くすることができ、固形粉末化粧料の見栄えを向上
させると共に生産性を高めることができる等、種々の効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における針刺し工程で用いる穿
孔機を示す正面図である。
【図2】図1中の穿孔針およびシゴキ板等を示す要部拡
大断面図である。
【図3】本発明の実施例による固形粉末化粧料の製造方
法で、準備工程として雌金型に受皿を配置した状態を示
す縦断面図である。
【図4】雌金型に充填筒を載置し、粉末化粧料を充填す
る充填工程を示す縦断面図である。
【図5】図4に示す雌金型の上面部から余剰の粉末化粧
料を擦り切り、充填工程を終了した状態を示す縦断面で
ある。
【図6】穿孔機により雌金型および受皿内の粉末化粧料
に空気抜き穴を形成する針刺し工程を示す縦断面図であ
る。
【図7】雌金型および受皿内の粉末化粧料に空気抜き穴
が形成された状態を示す縦断面である。
【図8】雌金型に雄金型を挿入し、粉末化粧料を固形化
するプレス工程を示す縦断面図である。
【図9】プレス工程が終了した状態を示す雌金型、受皿
および固形粉末化粧料の縦断面図である。
【図10】本発明の実施例によって製造された固形粉末
化粧料を示す縦断面図である。
【図11】従来技術による固形粉末化粧料の製造方法
で、準備工程として雌金型に受皿を配置した状態を示す
縦断面図である。
【図12】雌金型に充填筒を載置し、粉末化粧料を充填
する充填工程を示す縦断面図である。
【図13】雌金型の上面部から余剰の粉末化粧料を擦り
切り、充填工程を終了した状態を示す縦断面図である。
【図14】雌金型に雄金型を挿入し、粉末化粧料を固形
化するプレス工程を示す縦断面図である。
【図15】プレス工程が終了した状態を示す雌金型、受
皿および固形粉末化粧料の縦断面図である。
【図16】従来技術によって製造された固形粉末化粧料
を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 雌金型 3 受皿 5 擦り切板 7 プレス機 8 打型紙 11 穿孔機 15 エアシリンダ 16 針保持板 17 穿孔針 19 雄金型 20 固形粉末化粧料 H 空気抜き穴 P 粉末化粧料 C クリアランス

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雌金型の内側に受皿を配置し、該雌金型
    と受皿内に所定量の粉末化粧料を充填する充填工程と、
    該充填工程により所定量の粉末化粧料を充填した後、雌
    金型の上側から粉末化粧料中に多数の針を挿通し、粉末
    化粧料に多数の空気抜き穴を形成する針刺し工程と、該
    針刺し工程で空気抜き穴を形成した後、前記雌金型内の
    粉末化粧料を押圧し、受皿内で固形化させるプレス工程
    とからなる固形粉末化粧料の製造方法。
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