JP2926686B2 - 粉末成形装置 - Google Patents

粉末成形装置

Info

Publication number
JP2926686B2
JP2926686B2 JP16439190A JP16439190A JP2926686B2 JP 2926686 B2 JP2926686 B2 JP 2926686B2 JP 16439190 A JP16439190 A JP 16439190A JP 16439190 A JP16439190 A JP 16439190A JP 2926686 B2 JP2926686 B2 JP 2926686B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hole
green compact
die
molding
pin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP16439190A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0455096A (ja
Inventor
吉村  隆志
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
Unisia Jecs Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Unisia Jecs Corp filed Critical Unisia Jecs Corp
Priority to JP16439190A priority Critical patent/JP2926686B2/ja
Publication of JPH0455096A publication Critical patent/JPH0455096A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2926686B2 publication Critical patent/JP2926686B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Powder Metallurgy (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、キャビティ内に金属粉末等の原料粉末を充
填し、この状態で加圧することによって製品を造形する
粉末成形装置に関する。
従来の技術 原料粉末を加圧して圧粉体を製造する粉末成形におい
て、外面の造形と同時に小さな貫通孔の造形を行うこと
がある。従来、このような場合には、第5図に示すよう
な粉末成形装置が用いられている。
同図に示す粉末成形装置は、成形用孔1を有するダイ
2と、成形用孔1に嵌入されこの成形用孔1に充填され
た原料粉末Aを上下から加圧する上パンチ3及び下パン
チ4と、下パンチ4を貫通しこの下パンチ4に対して昇
降自在なコア5及び孔造形ピン6と、から構成され、上
パンチ3にはコア5と孔造形ピン6の各上端が嵌入され
るべく逃がし孔7,8が形成されている。尚、図中9は、
ダイ2の成形用孔1と下パンチ4の上面によって形成さ
れるキャビティである。そして、圧粉体の製造を行う場
合には、ダイ2の成形用孔1と下パンチ4を嵌合した状
態でキャビティ9の内部に原料粉末Aを充填し、次に、
上パンチ3を成形用孔1に嵌合し原料粉末Aを加圧して
圧粉体を造形し、最後に、上パンチ3の加圧を解除した
後にダイ2とコア5及び孔造形ピン6を下降させて、圧
粉体を成形用孔1から取り出すと同時に圧粉体からコア
5と孔造形ピン6を引き抜く。
この類似構造は、例えば実開昭61−147227号公報等に
示されている。
発明が解決しようとする課題 圧粉体は、ダイ2の成形用孔1から取り出す際に自身
のスプリングバックによって外形方向に拡がろうとす
る。このため、上記粉末成形装置にあっては、圧粉体を
成形用孔1から取り出す際に圧粉体のスプリングバック
によって孔造形ピン6が外側に押し拡げられることとな
り、圧粉体から孔造形ピン6が引き抜かれる瞬間に、第
6図に示すように(圧粉体はWで示す)孔造形ピン6の
先端がそのスプリングバックで圧粉体Wの孔10の縁部コ
ーナー10aを強度に押し、そこに亀裂や破損等を生じさ
せることがある。
そこで本発明は、孔造形ピンの引き抜き時に圧粉体に
亀裂や破損等が生じないようにして高品質の圧粉体の製
造が可能な粉末成形装置を提供せんとするものである。
課題を解決するための手段 本発明は上述した課題を解決するための手段として、
圧粉体の外周面を造形するための成形用孔を有するダイ
と、ダイの成形用孔に嵌合されて原料粉末を加圧する上
下のパンチと、ダイの成形用孔に軸方向に沿って挿入さ
れて、圧粉体に軸方向に沿う孔を形成する孔造形ピン
と、を備え、ダイの成形用孔とパンチによって形成され
るキャビティに原料粉末を充填し、パンチによる加圧に
よって圧粉体を造形した後に、圧粉体をダイの成形用孔
から抜き、それにつづいて圧粉体から孔造形ピンを抜き
取る粉末成形装置において、孔造形ピンの前記キャビテ
ィ内に臨む位置に、その孔造形ピンの基部側に拡径する
テーパ状の段部を形成するようにした。
作用 孔造形ピンのキャビティ内に臨む位置に、孔造形ピン
の基部側に拡径するテーパ状の段部を設けたため、圧粉
体に形成される孔内にも同様のターパ状の段部が造形さ
れるようになる。このため、圧粉体をダイの成形用孔か
ら抜いたときに圧粉体のスプリングバックによって外形
方向に押し拡げられた孔造形ピンの先端は、圧粉体から
引き抜かれる時に、圧粉体の孔内に形成されたテーパ状
の段部と接触するので孔の縁は欠けにくい。
実施例 以下、本発明の一実施例を第1〜4図に基づいて説明
する。尚、第5,6図に示したものと同一部分には同一符
号を用いるものとする。
図面において、2は、成形用孔1を備え図示しないア
クチュエータで昇降するダイであり、11は、図示しない
固定ベース上に設置された筒状の固定下パンチである。
固定下パンチ11の内周側には、圧粉体Wの中央に径の大
きい孔12を造形すべくコア5が、外周側には、ダイ2の
成形用孔1に嵌合される筒状の浮動下パンチ13が、夫々
昇降自在に嵌合されている。
浮動下パンチ13には、圧粉体Wの所定位置に径の小さ
い所定数の孔14を造形すべく孔造形ピン15が剛的に支持
されている。この孔造形ピン15は、浮動下パンチ13の上
面から所定量突出した部分に基部側(下方側)に拡径す
るテーパ状の段部16が形成されている。
また、3は、図示しないアクチュエータで昇降し下降
時にダイ2の成形用孔1に嵌合する上パンチである。上
パンチ3は、コア5と孔造形ピン15の各先端部が嵌入可
能な逃がし孔7,8が形成され、下端部がダイ2の成形用
孔1に嵌合した際に逃がし孔7,8にコア5と孔造形ピン1
5が夫々嵌入されるようになっている。
尚、図中17は、孔造形ピン15の段部16によって圧粉体
Wの孔14内に形成される段部であり、18は、ダイ2の成
形用孔1と、固定下パンチ11の上面と、浮動下パンチ13
の内周面及び上面によって形成されるキャビティであ
る。
以上の構成において、圧粉体Wの製造を行う場合に
は、まず、第1図に示すように固定下パンチ11に対しダ
イ2と共にコア5と浮動下パンチ13を上昇させておき、
この状態においてキャビティ18に圧粉体Wを充填する。
そして、この状態から、第2図に示すように上パンチ
3を下降させて上パンチ3をダイ2の成形用孔1に嵌合
し、キャビティ18内の原料粉末Aを加圧する。この間、
コア5と孔造形ピン15が上パンチ3の逃がし孔7と8に
夫々嵌入される。こうして、キャビティ18内の原料粉末
Aが加圧されると、圧粉体Wが造形され、圧粉体Wの孔
14の内部にはテーパ状の段部17が形成される。
つづいて、こうして造形された圧粉体Wをキャビティ
18から取り出すために、上パンチ3を上昇させた後、第
3図に示すようにダイ2を浮動下パンチ13と同じ高さま
で下降させて圧粉体Wの最大外形部をダイ2の成形用孔
1から抜き、次に、ダイ2と共に浮動下パンチ13を下降
させて圧粉体Wの最小外形部を浮動下パンチ13から抜く
と同時に、圧粉体Wから孔造形ピン15を引き抜く。圧粉
体Wの最大外形部をダイ2から抜いた時、圧粉体Wの最
大外形部は自身のスプリングバックによって外形方向に
拡がるため、孔造形ピン15にはこれによって弾性変形が
生ずる。このため、圧粉体Wから孔造形ピン15が引き抜
かれるときには、孔造形ピン15の先端部はスプリングバ
ックによって圧粉体Wの中心軸方向に戻るように変位し
ようとする。
しかし、圧粉体Wの孔14には、第4図に示すようにテ
ーパ状の段部17が形成されているため、孔造形ピン15の
先端部は圧粉体Wから完全に引き抜かれる前に孔14内の
段部17部分で圧粉体Wの中心軸方向に変位する。このた
め、孔造形ピン15が圧粉体Wから完全に引き抜かれる瞬
間には、孔造形ピン15の先端が圧粉体Wの中心軸方向に
向かうような大きな変位は見られなくなる。また、孔造
形ピン15が孔14の内部で圧粉体Wの中心軸方向に変位す
る時には、段部17がテーパ状に形成されていて構造的に
強いために、この部分の周辺での亀裂や破損は起こらな
い。
そして最後に、コア5を下降させた後に、圧粉体Wを
下パンチ4の上面から取り去って製造を完了する。
発明の効果 以上のように本発明によれば、孔造形ピンのキャビテ
ィ内に臨む位置に、その孔造形ピンの基部側に拡径する
テーパ状の段部を形成して、圧粉体の孔内にこれに対応
するテーパ状の段部が造形されるようにしたため、圧粉
体のスプリングバックによって外形方向に押し拡げられ
た孔造形ピンの先端が、圧粉体からの引き抜き時に、構
造的に強い孔内のテーパ状の段部と接触するようにな
り、圧粉体に亀裂や破損等を生ずる不具合が生じなくな
る。この結果、亀裂や破損等のない品質の高い圧粉体の
製造が可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1,2,3図は本発明の一実施例を示す断面図、第4図は
第3図のIV部分に対応する拡大断面図、第5図は従来の
技術わ示す断面図、第6図は第5図のVI部分に対応する
拡大断面図である。 15……孔造形ピン、16……段部。18……キャビティ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧粉体の外周面を造形するための成形用孔
    を有するダイと、ダイの成形用孔に嵌合されて原料粉末
    を加圧する上下のパンチと、ダイの成形用孔に軸方向に
    沿って挿入されて、圧粉体に軸方向に沿う孔を形成する
    孔造形ピンと、を備え、ダイの成形用孔とパンチによっ
    て形成されるキャビティに原料粉末を充填し、パンチに
    よる加圧によって圧粉体を造形した後に、圧粉体をダイ
    の成形用孔から抜き、それにつづいて圧粉体から孔造形
    ピンを抜き取る粉末成形装置において、 孔造形ピンの前記キャビティ内に臨む位置に、その孔造
    形ピンの基部側に拡径するテーパ状の段部を形成したこ
    とを特徴とする粉末成形装置。
JP16439190A 1990-06-22 1990-06-22 粉末成形装置 Expired - Lifetime JP2926686B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16439190A JP2926686B2 (ja) 1990-06-22 1990-06-22 粉末成形装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16439190A JP2926686B2 (ja) 1990-06-22 1990-06-22 粉末成形装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0455096A JPH0455096A (ja) 1992-02-21
JP2926686B2 true JP2926686B2 (ja) 1999-07-28

Family

ID=15792237

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16439190A Expired - Lifetime JP2926686B2 (ja) 1990-06-22 1990-06-22 粉末成形装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2926686B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5717037B2 (ja) * 2013-06-21 2015-05-13 住友電工焼結合金株式会社 粉末成形用の金型および粉末成形体の製造方法
CN103894607B (zh) * 2014-04-23 2015-12-30 上海交通大学 各向异性环形磁体的成型方法及其模具

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0455096A (ja) 1992-02-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100692231B1 (ko) 분말 성형체의 제조 방법 및 그 제조 장치
JP2926686B2 (ja) 粉末成形装置
JP4374694B2 (ja) バーリング加工用金型
JPH0832922B2 (ja) ボス付き成形体の粉末成形方法およびその装置
JP3857116B2 (ja) 粉末成形金型及び粉末成形品の製造方法
JP4033289B2 (ja) 鍛造装置
JPS63286502A (ja) 焼結成形品の圧粉成型方法
JP4465087B2 (ja) 粉末成形体の製造方法
JPS6230079B2 (ja)
JPS62282731A (ja) 絞り成形型装置
JPH0639480A (ja) 歯形を有する鍛造製品の製造装置
JP2000176557A (ja) 深絞り成形法および深絞り成形機
JPH0726072Y2 (ja) 粉末成形装置
JPH10118797A (ja) 粉末成形方法およびこの方法に用いる粉末成形用金型装置
JP2539061Y2 (ja) 粉末成形装置
JPH03114698A (ja) 粉末成形方法
JPH084184Y2 (ja) 歯車成形用金型装置
JPS646996Y2 (ja)
JPH0489200A (ja) 粉末成形装置
JP3151798B2 (ja) 粉末成形用金型
JP4282143B2 (ja) 粉末成形体の製造方法及びその装置
JPH0240439B2 (ja) Funmatsuseikeisochi
JPH0492384A (ja) 点火プラグ基体の製造装置
JP2001355004A (ja) 粉末成形体の製造方法
JPH0726071Y2 (ja) 粉末成形用金型