JP3313949B2 - 車体の自動塗装方法 - Google Patents

車体の自動塗装方法

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JP3313949B2
JP3313949B2 JP22965595A JP22965595A JP3313949B2 JP 3313949 B2 JP3313949 B2 JP 3313949B2 JP 22965595 A JP22965595 A JP 22965595A JP 22965595 A JP22965595 A JP 22965595A JP 3313949 B2 JP3313949 B2 JP 3313949B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の車体の
外板にロボット塗装装置によって自動塗装を行うための
車体の自動塗装方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車等の車体の外板を塗装す
る塗装装置としては、レシプロ機構等を用いたレシプロ
型塗装装置、塗装ロボット等を用いたロボット塗装装
置、レシプロ型塗装装置とロボット塗装装置を併用した
塗装装置等が知られている。そして、これらの塗装装置
は、コンベアによって搬送されてくる車体に向けて塗装
機から塗料を噴霧することにより、該車体のフード、フ
ロントフェンダ、ルーフ、ドア、リヤフェンダ、トラン
クリッド、リヤ等からなる車体の外板全体を塗装するよ
うになっている。
【0003】また、これらの塗装装置のうちレシプロ型
塗装装置は、車体の上面部となるフード、ルーフ、トラ
ンクリッド等を塗装するトップレシプロ機構と、車体の
左側面部となる左側のフロントフェンダ、ドア、リヤフ
ェンダ等を塗装する左サイドレシプロ機構と、車体の右
側面部となる右側のフロントフェンダ、ドア、リヤフェ
ンダ等を塗装する右サイドレシプロ機構との合計3台の
レシプロ機構を具備している。そして、レシプロ型塗装
装置は、各レシプロ機構に取付けられた塗装機から車体
に向けて塗料を噴霧しつつ、該塗装機を車体の塗装面に
応じて往復動させることにより、車体の外板全面を塗装
する。
【0004】一方、ロボット塗装装置は、車体の上面部
を塗装する上面用ロボット塗装装置と、車体の左側面部
を塗装する左側面用ロボット塗装装置と、車体の右側面
部を塗装する右側面用ロボット塗装装置とを用意するこ
とによって車体の外板全面を塗装するようにしている。
【0005】また、ロボット塗装装置には、特開昭62
−247858号公報、特開平4−371252号公報
に示すものがある。これらのうち特開昭62−2478
58号公報のロボット塗装装置は、車体の左,右両側に
配置された2台の塗装ロボットに塗装機を取付け、該塗
装機を車体の塗装面に沿って往復動させることにより車
体の室内を塗装するものである。また、特開平4−37
1252号公報のロボット塗装装置は、車体の左,右に
配置されたロボット塗装装置の塗装機をコンベアの搬送
方向に直交して往復動させることにより、車体の外板の
一部をなす左側面部と右側面部を塗装するものである。
なお、左,右のロボット塗装装置によって塗装機をコン
ベアの搬送方向に直交して往復動させる構成は特開平4
−187264号公報にも開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術によるレシプロ型塗装装置では、車体の外板を塗
装する場合には、車体の上面部を塗装するトップレシプ
ロ機構、車体の左側面部を塗装する左サイドレシプロ機
構および車体の右側面部を塗装する右サイドレシプロ機
構の3台のレシプロ機構が必要であり、該レシプロ機構
1台に塗装機が1台以上必要であるから塗装機も3台以
上必要となる。
【0007】また、ロボット塗装装置も、レシプロ型塗
装装置と同様に、上面用ロボット塗装装置、左側面用ロ
ボット塗装装置および右側面用ロボット塗装装置の合計
3台が必要となってしまう。
【0008】この結果、塗装機、該塗装機を動作させる
ためのレシプロ機構や塗装ロボット、塗料および溶剤ラ
イン、レシプロ機構や塗装ロボットを制御するためのコ
ントローラ等の数が増大してしまうから、製造コストや
設置工事コストが増大する上に、塗装機の数が増えるこ
とで塗料や洗浄用溶剤の使用量や洗浄時間が増大し、運
転時のランニングコストの上昇を招くという問題があ
る。
【0009】また、3台以上のレシプロ機構や塗装ロボ
ットを設置するには広い設置スペースが必要になる上
に、設置スペースの拡大によって塗装ブース自体が大型
化するから、該塗装ブースに付随する空調設備や廃液設
備等の設備費が嵩んでしまうという問題がある。
【0010】一方、特開昭62−247858号公報の
ように車体の左,右に配置したロボット塗装装置で車体
の外板を塗装すると、左,右の塗装機の噴霧パターンが
互いに干渉する境界部で塗装膜が重なり合って塗装膜が
他の塗装部位に比較して厚くなってしまい、色ムラ等に
よって塗装品質が低下し、塗装不良の原因となるという
問題がある。
【0011】また、特開平4−371252号公報、特
開平4−187264号公報のように塗装機を往復動さ
せると、折返し点の前後で塗装機の移動速度が低下した
り、移動が停止したりする。そして、このような場合に
もコンベアは一定の速度で車体を搬送しているから、こ
の折返し点の前後で車体の塗装面に対する塗装機の移動
速度が低下してしまう。これにより、塗装機の移動速度
の低下に伴って塗装膜が厚くなってしまい、色ムラ等の
塗装不良が発生するという問題がある。
【0012】そこで、折返し点の前後を塗装機が移動す
るときに、該塗装機から車体の塗装面に塗料が噴霧され
ないように、塗装機の往復動ストロークを延長し、折返
し点を車体の塗装面から外すことが考えられるが、この
場合には、塗装面以外に塗料が無駄に噴霧されるから塗
料の使用量が増大する上に、塗装時間が長くなって生産
性が低下し、ランニングコストが増大してしまうという
問題がある。
【0013】本発明は、上述した従来技術の問題に鑑み
なされたもので、車体の外板全面を塗装するときに、塗
装ロボットや塗装機の数を最小限の2台とすることによ
り、塗装ロボット、塗装機、塗料系統、溶剤系統、コン
トローラ等の数を減らし、製造コストの低減を図り、ま
た、設置スペースを小さくし、塗装ブースの空調設備や
廃液設備等の縮小を図ると共に、運転時のランニングコ
スト、とりわけ色替時に廃棄される塗料、洗浄用溶剤等
を節減し、色替段取り時間を短縮することにより、ラン
ニングコストを低減できるようにした車体の自動塗装方
法を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、発明は、車体を搬送する搬送手段と、該搬送
手段の搬送方向の左,右両側にそれぞれ1台ずつ塗装ロ
ボットを配置し、該各塗装ロボットのアーム先端に塗装
機が設けられた左,右のロボット塗装装置とを具備し、
該各左,右のロボット塗装装置によって前記車体の左,
右位置をそれぞれ塗装するようにした車体の自動塗装方
法に適用される。
【0015】そして、請求項の発明が採用する構成の
特徴は、前記左,右のロボット塗装装置のうち左側に位
置するロボット塗装装置は、前記車体の上面部と左,右
の側面部を含む前記車体の外板全面のうち上面部の左半
面と左側面部からなる外板左半分を全面塗装し、右側に
位置するロボット塗装装置は、前記車体の上面部と左,
右の側面部を含む前記車体の外板全面のうち上面部の右
半分と右側面部からなる外板右半分を全面塗装し、前記
車体の上面部のうち前記各ロボット塗装装置の塗装機に
よる噴霧パターンが互いに干渉する塗装エリアでは、該
塗装機の塗料噴霧部を車体の塗装面に対面させたままの
状態で、該塗料噴霧部を塗装面からしだいに離間させた
ことにある。
【0016】請求項の発明は、前記左,右のロボット
塗装装置のうち左側に位置するロボット塗装装置は、前
記車体の上面部と左,右の側面部を含む前記車体の外板
全面のうち上面部の左半面と左側面部からなる外板左半
分を全面塗装し、右側に位置するロボット塗装装置は、
前記車体の上面部と左,右の側面部を含む前記車体の外
板全面のうち上面部の右半分と右側面部からなる外板右
半分を全面塗装し、前記車体の上面部のうち前記各ロボ
ット塗装装置の塗装機による噴霧パターンが互いに干渉
する塗装エリアでは、塗料噴霧部が相手側の塗装機の塗
装エリアに向くように前記各塗装機を首振り動作させ、
該塗料噴霧部を塗装面からしだいに離間させたことにあ
る。
【0017】
【0018】
【0019】
【作用】請求項1の発明の塗装方法によれば、搬送手段
により車体が搬送されてくると、左側に位置するロボッ
ト塗装装置は、前記車体の上面部と左,右の側面部を含
む前記車体の外板全面のうち上面部の左半面と左側面部
からなる外板左半分を全面塗装し、右側に位置するロボ
ット塗装装置は、前記車体の上面部と左,右の側面部を
含む前記車体の外板全面うち上面部の右半分と右側面
部からなる外板右半分を全面塗装するから、2台のロボ
ット塗装装置によって車体の外板全面を独立的に、自動
的に塗装できる。
【0020】また、請求項の発明によれば、車体の上
面部で各ロボット塗装装置の塗装機による噴霧パターン
が互いに干渉する塗装エリアでは、塗装機の塗料噴霧部
が車体の塗装面に対面したままの状態で、該塗料噴霧部
が塗装面からしだいに離間されるから、塗装面からの塗
料噴霧部の離間に応じて塗料の塗着効率を低下でき、こ
の塗装エリアでの塗装膜厚を薄くして、塗装面全体の塗
装膜厚を一定にできる。
【0021】請求項の発明によれば、車体の上面部で
各ロボット塗装装置の塗装機による噴霧パターンが互い
に干渉する塗装エリアでは、塗料噴霧部が相手側の塗装
機の塗装エリアに向くように各塗装機が首振り動作さ
れ、該塗料噴霧部が車体の塗装面からしだいに離間され
るから、塗装面からの塗料噴霧部の離間に応じて塗料の
塗着効率を低下でき、この塗装エリアでの塗装膜厚を薄
くして、塗装面全体の塗装膜厚を一定にできる。
【0022】
【0023】
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図1ないし図9に本発明の
実施例による塗装装置として回転霧化頭型の塗装機を備
えた塗装装置を例に挙げて説明する。
【0025】まず、図1ないし図6に本発明の第1の実
施例を示す。
【0026】図中、1は塗装ブース(図示せず)内に設
けられた搬送手段としてのコンベア装置を示し、該コン
ベア装置1は自動車等の車体2を一定の速度で一側から
他側に向けて搬送するものである。
【0027】ここで、前記車体2は、フード2A、フロ
ントフェンダ2B,2B、フロントピラー2C,2C、
ルーフ2D、フロントドア2E,2E、センタピラー2
F,2F、リヤドア2G,2G、リヤピラー2H,2
H、リヤフェンダ2J,2J、トランクリッド2K、リ
ヤ2Mから構成され、中心線O−Oに対して実質的に
左,右に対称形状をなしている。
【0028】3はコンベア装置1の搬送方向の左側に配
置された左側のロボット塗装装置、4は該左側のロボッ
ト塗装装置3に対向するようにコンベア装置1の搬送方
向右側に配置された右側のロボット塗装装置をそれぞれ
示し、該ロボット塗装装置3,4は、後述するトラッキ
ング機構5、多関節型塗装用ロボット6、塗装機7から
大略構成されている。
【0029】5,5はコンベア装置1の搬送方向に並行
に伸長し、ロボット塗装装置3,4の基台をなすトラッ
キング機構を示し、該各トラッキング機構5は、移動台
(図示せず)上に固定された多関節型塗装用ロボット6
を搬送方向または反搬送方向に任意の速度で独立的に移
動させるようになっており、これによりコンベア装置1
で搬送される車体2に対する塗装機7の移動速度を調整
している。
【0030】6,6はトラッキング機構5,5上に設け
られた多関節型塗装用ロボット(以下、各塗装ロボット
6という)を示し、該各塗装ロボット6は、トラッキン
グ機構5の移動台上に固定されたベース6Aと、該ベー
ス6A上に回動かつ回転可能に取付けられた支柱6B
と、該支柱6Bの先端に回動かつ回転可能に取付けられ
たアーム部6Cと、該アーム部6C先端に回動かつ回転
可能に設けられたリスト部6Dとから大略構成され、該
支柱6B、アーム部6C、リスト部6Dはコントローラ
(図示せず)からの制御信号に基づいて制御され、該コ
ントローラによって適宜回動または回転させることによ
り車体2の全塗装面に対して塗装機7を自由自在に、独
立的に移動できるようになっている。
【0031】7,7は各塗装ロボット6のリスト部6D
に取付けられ、先端側に塗料噴霧部7Aが設けられた塗
装機を示し、該各塗装機7は、塗料配管を介して色替弁
装置等に接続されると共に、溶剤配管を介して溶剤供給
源に接続されている。また、各塗装機7には色替時に塗
料や溶剤を廃棄するための廃液配管(いずれも図示せ
ず)が接続されている。そして、各塗装機7は、前記塗
料配管を介して供給される塗料を塗料噴霧部7Aから車
体2に向けて噴霧するもので、該塗料噴霧部7Aとして
は、例えば回転霧化頭型、エア霧化ノズル型、液圧霧化
ノズル型等が広く用いられている。
【0032】本実施例によるロボット塗装装置3,4
は、上述の如き構成を有するもので、コンベア装置1に
よって車体2が搬送されてくると、左側のロボット塗装
装置3が車体2の外板全体のうち中心線O−Oから左側
半分を塗装し、右側のロボット塗装装置4が残りの中心
線O−Oから右側半分を塗装することにより、車体2の
外板全体を塗装するようになっている。
【0033】そこで、本実施例のロボット塗装装置3,
4による車体2の塗装方法について図2ないし図5を参
照しつつ詳述する。
【0034】はじめに、4ドアセダンタイプの乗用車の
車体2を例に挙げ、その塗装順序について図2に示す各
塗装機7の軌跡を基に説明する。
【0035】まず、コンベア装置1によって車体2が前
向きに搬送されてくると、左側のロボット塗装装置3、
右側のロボット塗装装置4は、その塗装機7がa点に達
した時点で、該各塗装機7の塗料噴霧部7Aから塗料を
噴霧しつつ該各塗装機7を左,右方向(車体2の幅方
向)に往復動させてフード2Aを塗装する。そして、フ
ード2Aの塗装が進み各塗装機7がb点に達すると、各
塗装機7の往復動が停止され、該各塗装機7をc点に向
けてフード2Aとフロントフェンダ2Bの境界に沿って
移動させる。
【0036】なお、フード2Aの塗装時には、該フード
2Aが中心線O−Oの両側で略平行四辺形状をなしてい
るから、各塗装機7を往復動させるときに平行四辺形の
傾きに合せて斜めに往復動させている。
【0037】次に、各塗装機7がc点に達したら、該各
塗装機7を車体2のフロントフェンダ2B,2Bに沿っ
て上,下方向に往復動させ、該フロントフェンダ2B,
2Bをd点まで塗装した後に各塗装機7の往復動を停止
し、この状態でe点に向け各塗装機7を直線的に移動し
てフロントピラー2C,2Cを塗装する。そして、各塗
装機7がe点に達したら該各塗装機7をルーフ2D上で
左,右方向に往復させつつ、該ルーフ2Dをf点まで塗
装し、このf点からルーフ2Dの側面、フロントピラー
2C,2Cに沿ってg点まで直線的に移動して塗装を行
う。
【0038】次に、各塗装機7がg点に達したら該各塗
装機7を車体2の側面に沿って上,下方向に往復動さ
せ、フロントドア2E,2E、センタピラー2F,2
F、リヤドア2G,2G、リヤピラー2H,2H、リヤ
フェンダ2J,2Jの前側部分を順次塗装する。そし
て、これらの塗装面を塗装して各塗装機7がh点に達し
たら、このh点から該各塗装機7を左,右方向に往復動
させることによりトランクリッド2Kを塗装する。
【0039】さらに、トランクリッド2Kを塗装して各
塗装機7がj点に達したら、該各塗装機7の往復動を停
止し、リヤフェンダ2J,2Jの上部を塗装しつつk点
まで移動した後、このk点からリヤフェンダ2J,2J
の後側部分をm点まで往復動しつつ塗装する。そして最
後に、m点からリヤ2Mをn点まで塗装するようになっ
ている。
【0040】このように左側のロボット塗装装置3、右
側のロボット塗装装置4で車体2を塗装することによ
り、左側のロボット塗装装置3では、車体2の外板全面
のうち、上面部となるフード2A、ルーフ2D、トラン
クリッド2K、リヤ2Mの中心線O−Oから左半面と、
左側面部となる左側のフロントフェンダ2B、フロント
ピラー2C、フロントドア2E、センタピラー2F、リ
ヤドア2G、リヤピラー2H、リヤフェンダ2Jとから
なる外板左半分を全面塗装できる。
【0041】一方、右側のロボット塗装装置4では、車
体2の外板全面のうち、上面部となるフード2A、ルー
フ2D、トランクリッド2K、リヤ2Mの中心線O−O
から右半面と、右側面部となる右側のフロントフェンダ
2B、フロントピラー2C、フロントドア2E、センタ
ピラー2F、リヤドア2G、リヤピラー2H、リヤフェ
ンダ2Jとからなる外板右半分を全面塗装できるから、
車体2の外板全面を自動的に塗装することができる。
【0042】次に、車体2の上面部となるフード2A、
ルーフ2D、トランクリッド2K、リヤ2Mを塗装する
ときの各塗装機7の動作について、ルーフ2Dを塗装す
る場合を例に挙げて説明する。
【0043】まず、図3に示す如く、ルーフ2D上で各
塗装機7を左,右方向に往復動させつつ塗装を行うとき
において、該各塗装機7から噴霧される塗料が干渉しな
い位置(中心線O−Oから左,右方向に離間した位置)
での通常の塗装時には、各塗装機7の塗料噴霧部7Aと
ルーフ2Dとの間の塗装距離を高い塗着効率が得られる
塗装距離Lとする。一方、各塗装機7が中心線O−Oに
向って移動し、該各塗装機7が中心線O−Oの近傍に達
したときには、図3中に点線で示す動作軌跡M1 ,M1
のように、中心線O−Oに接近するに従って各塗装機7
の塗料噴霧部7Aをルーフ2Dに対面させ(直角に向
け)た状態で、該各塗装機7をルーフ2Dからしだいに
離間させて塗装距離を大きくし、塗料の塗着効率を低下
させる。
【0044】これにより、各塗装機7から噴霧される塗
料の噴霧パターンPは、図4に示す如く、通常の塗装時
の噴霧パターンP1 から塗装機7の離間(塗着効率の低
下)に伴って徐々に大きな噴霧パターンP2 ,P3 ,P
4 となるから、図5に示す如く、ルーフ2Dに形成され
る塗装膜Fの厚さを、塗着効率の低下に応じて中心線O
−O付近の噴霧パターンPが干渉する部分で徐々に薄く
でき、噴霧パターンPが干渉する塗装部位の塗装膜厚が
他の塗装部位の塗装膜厚に比べて厚くなるのを防止する
ことができる。
【0045】一方、各塗装機7を往復動させるときに
は、該各塗装機7が往復動するときのストロークピッチ
を車体2の全塗装面で一定になるようにしており、これ
によって塗装膜厚を一定にして色ムラ等の発生を防止す
るようにしている。
【0046】また、各塗装機7を往復動させるときに、
図6に示す如く、各塗装機7の折返し部Tを往復動ピッ
チの半分となる半径Rをもって円弧状に折返すことによ
り、この折返し部分Tにおいても車体2の塗装面に対す
る各塗装機7の移動速度を低下させることなく、常に一
定の移動速度で塗装することができる。
【0047】なお、車体2の塗装時に、該車体2の塗装
面から各塗装機7が外れた場合には、該各塗装機7から
の塗料の噴霧を停止するようにしてもよい。
【0048】かくして、本実施例によれば、車体2を塗
装するときに、左側のロボット塗装装置3では、車体2
の外板全面のうち、上面部となるフード2A、ルーフ2
D、トランクリッド2K、リヤ2Mの中心線O−Oから
左半面と、左側面部となる左側のフロントフェンダ2
B、フロントピラー2C、フロントドア2E、センタピ
ラー2F、リヤドア2G、リヤピラー2H、リヤフェン
ダ2Jとからなる外板左半分を全面塗装できる。
【0049】また、右側のロボット塗装装置4では、車
体2の外板全面のうち、上面部となるフード2A、ルー
フ2D、トランクリッド2K、リヤ2Mの中心線O−O
の右半面と、右側面部となる右側のフロントフェンダ2
B、フロントピラー2C、フロントドア2E、センタピ
ラー2F、リヤドア2G、リヤピラー2H、リヤフェン
ダ2Jとからなる外板右半分を全面塗装できる。
【0050】これにより、車体2の外板全面を最小限と
なる2台のロボット塗装装置3,4(2台の塗装機7,
7)で塗装することができるから、塗装ロボット6、塗
装機7、塗料配管、溶剤配管、コントローラ等の数を2
台分まで減すことができ、製造コストの低減を図ること
ができる。
【0051】また、ロボット塗装装置3,4を2台とす
ることにより、該ロボット塗装装置3,4の設置スペー
スを小さくすることができるから、塗装ブースを小さく
して工場内のスペースを有効利用できる上に、空調設備
や廃液設備等を縮小することができるから、運転時のラ
ンニングコスト、とりわけ色替時に廃棄される塗料、洗
浄用溶剤等の節減、色替段取り時間の短縮を可能として
ランニングコストを低減することができる。
【0052】しかも、車体2の上面部となるフード2
A、ルーフ2D、トランクリッド2K、リヤ2Mを塗装
するときには、各塗装機7の噴霧パターンPが互いに干
渉する中心線O−Oの近傍で、該各塗装機7の塗料噴霧
部7Aを塗装面に対面させつつ、該各塗装機7を塗装面
からしだいに離間させて塗装距離を大きくし、塗料の塗
着効率を低下させて塗装膜Fの厚さを徐々に薄すること
ができるから、噴霧パターンPが干渉する塗装部位の塗
装膜Fの厚さを他の部分と均等にすることができる。従
って、塗装膜厚のばらつきによる色ムラの発生を防止す
ることができ、車体2の外板塗装に望まれる高品質な塗
装を行うことができる。
【0053】また、本実施例では、各塗装機7を往復動
させるときに、各塗装機7の折返し部Tを円弧状に折返
すことにより、この折返し部分Tでの各塗装機7の移動
速度の低下を防止し、常に一定の移動速度で塗装するこ
とができるから、従来技術で述べたように塗料を無駄に
することなく、塗装膜厚を一定にして塗装品質を向上す
ることができる。
【0054】さらに、フード2Aを塗装するときに、平
行四辺形状のフード2Aに合せて各塗装機7を斜めに往
復動させるようにしているから、該各塗装機7を無駄な
く有効的に往復動させることができ、塗装時間の短縮や
塗料の使用量の削減を図ることができる。
【0055】しかも、左側のロボット塗装装置3、右側
のロボット塗装装置4は独立的に作動させることができ
るから、左,右非対称な車体であっても良好な塗装を施
すことができる。
【0056】次に、図7ないし図9に本発明の第2の実
施例を示すに、本実施例の特徴は、各塗装機による噴霧
パターンが干渉する塗装部位で塗料噴霧部が相手側の塗
装機の塗装エリアに向くように該各塗装機を首振り動作
させたことにある。なお、本実施例では、前述した第1
の実施例と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説
明を省略するものとする。
【0057】図中、点線で示すM2 ,M2 は本実施例に
よる各塗装機7の動作軌跡を示すもので、この動作軌跡
M2 ,M2 に基づいて各塗装機7の動作を説明する。
【0058】まず、各塗装機7から噴霧される塗料が干
渉しない位置での塗装時には、各塗装機7の塗料噴霧部
7Aとルーフ2Dとの間の塗装距離を高い塗着効率が得
られる塗装距離Lとする。一方、各塗装機7が中心線O
−Oに向って移動し、該各塗装機7が中心線O−Oの近
傍に達したときには、動作軌跡M2 ,M2 のように中心
線O−Oに接近するに従い、塗料噴霧部7Aが相手側の
塗装機7の塗装エリアに向くように各塗装機7を首振り
動作させて塗装距離を大きくし、塗料の塗着効率を低下
させる。
【0059】これにより、各塗装機7から噴霧される塗
料の噴霧パターンP′は、図8に示す如く、通常の塗装
時の噴霧パターンP1 から塗装機7の離間(塗着効率の
低下)に伴って変形しつつ徐々に大きな噴霧パターンP
5 ,P6 となるから、図9に示す如く、ルーフ2Dに形
成される塗装膜F′の厚さを、塗着効率の低下に応じて
中心線O−O付近の噴霧パターンP′が干渉する部分で
徐々に薄くでき、噴霧パターンP′が干渉する塗装部位
の塗装膜厚が他の部分の塗装膜厚に比べて厚くなるのを
防止することができる。
【0060】かくして、このように構成される本実施例
においても、前記第1の実施例とほぼ同様の作用効果を
得ることができるものの、特に、本実施例では各塗装機
7を首振り動作させるだけであるから、該各塗装機7を
短時間で動作させることができ、塗装時間を短縮するこ
とができる。
【0061】なお、前記各実施例では、4ドアセダンの
乗用車を例に挙げ、車体2の上面部をフード2A、ルー
フ2D、トランクリッド2K、リヤ2Mとし、側面部を
フロントフェンダ2B、フロントピラー2C、フロント
ドア2E、センタピラー2F、リヤドア2G、リヤピラ
ー2H、リヤフェンダ2Jとした場合を例示したが、上
面部としてフードの前方にフロントを設けたものにも適
用でき、かつ2ドア車や1ボックス車にも適用すること
ができるものである。
【0062】また、前記各実施例では、車体2をフード
2A、フロントフェンダ2B,2B、フロントピラー2
C,2C、ルーフ2D、フロントドア2E,2E、セン
タピラー2F,2F、リヤドア2G,2G、リヤピラー
2H,2H、リヤフェンダ2J,2J、トランクリッド
2K、リヤ2Mの順番で塗装するものとして述べたが、
塗装の順番は車体の形状によって適宜決定されるもので
ある。
【0063】また、前記各実施例では、中心線O−Oに
対して左,右の対称形状をなす車体2を例に挙げ、中心
線O−Oから左,右の塗装面に分割するものとして説明
したが、本実施例では、左,右が非対称となった車体に
も適用することができ、かつ左,右の塗装面を中心線か
らずれた位置で分割するようにしてもよい。
【0064】さらに、塗料として、溶剤系塗料、水系塗
料の液体塗料の他、粉体塗料を用いてもよく、この場合
には塗料に応じた塗装機等を用いるようにすればよい。
【0065】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1の発明によ
る車体の自動塗装方法によれば、搬送手段により車体が
搬送されてくると、左側に位置するロボット塗装装置で
車体の上面部と左,右の側面部を含む前記車体の外板全
面のうち上面部の左半面と左側面部からなる外板左半分
全面塗装でき、右側に位置するロボット塗装装置で
体の上面部と左,右の側面部を含む前記車体の外板全面
うち上面部の右半分と右側面部からなる外板右半分を
全面塗装でき、最小限となる2台のロボット塗装装置に
よって車体の外板全面を独立的に、自動的に塗装できる
から、塗装ロボット、塗装機、塗料系統、溶剤系統、コ
ントローラ等の数を2台分まで減すことができ、製造コ
ストの低減を図ることができる。しかも、ロボット塗装
装置の設置スペースを小さくできるから、塗装ブースを
小さくして工場内のスペースを有効利用できる上に、空
調設備や廃液設備等を縮小することができるから、運転
時のランニングコスト、とりわけ色替時に廃棄される塗
料、洗浄用溶剤等の節減、色替段取り時間の短縮を可能
としてランニングコストを低減することができる。
【0066】また、請求項の発明によれば、車体の上
面部で各ロボット塗装装置の塗装機による噴霧パターン
が互いに干渉する塗装エリアでは、塗装機の塗料噴霧部
が車体の塗装面に対面したままの状態で、該塗料噴霧部
を塗装面からしだいに離間させ、塗装面からの塗料噴霧
部の離間に応じて塗料の塗着効率を低下し、この塗装エ
リアで塗装膜厚を薄くして塗装面全体の塗装膜厚を一定
にすることができるから、塗装膜厚のばらつきによる色
ムラの発生を防止することができ、車体の外板塗装に望
まれる高品質な塗装を行うことができる。
【0067】請求項の発明によれば、車体の上面部で
各ロボット塗装装置の塗装機による噴霧パターンが互い
に干渉する塗装エリアでは、塗料噴霧部が相手側の塗装
機の塗装エリアに向くように各塗装機を首振り動作し、
該塗料噴霧部が車体の塗装面からしだいに離間させ、塗
装面からの塗料噴霧部の離間に応じて塗料の塗着効率を
低下し、この塗装エリアで塗装膜厚を薄くして塗装面全
体の塗装膜厚を一定にすることができるから、塗装膜厚
のばらつきによる色ムラの発生を防止することができ、
車体の外板塗装に望まれる高品質な塗装を行うことがで
きる。
【0068】
【0069】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による左側のロボット塗
装装置と右側のロボット塗装装置を車体の左,右に配置
した状態を示す全体構成図である。
【図2】本発明の第1の実施例の塗装方法による各塗装
機の塗装軌跡を示す塗装動作説明図である。
【図3】車体のルーフを塗装するときの各塗装機の動作
軌跡を示す塗装動作説明図である。
【図4】図3中の動作軌跡における塗装機の噴霧パター
ンを示す説明図である。
【図5】図3中の動作軌跡における塗装膜厚の変位を示
すルーフの要部拡大断面図である。
【図6】本実施例による各塗装機の折返し部を示す図2
中の矢示B部拡大図である。
【図7】本発明の第2の実施例による車体のルーフを塗
装するときの各塗装機の動作軌跡を示す塗装動作説明図
である。
【図8】図7中の動作軌跡における塗装機の噴霧パター
ンを示す説明図である。
【図9】図7中の動作軌跡における塗装膜厚の変位を示
すルーフの要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 コンベア装置(搬送手段) 2 車体 2A フード(上面部) 2B フロントフェンダ(側面部) 2C フロントピラー(側面部) 2D ルーフ(上面部) 2E フロントドア(側面部) 2F センタピラー(側面部) 2G リヤドア(側面部) 2H リヤピラー(側面部) 2J リヤフェンダ(側面部) 2K トランクリッド(上面部) 2M リヤ(上面部) 3 左側のロボット塗装装置 4 右側のロボット塗装装置 6 多関節型塗装用ロボット 6C アーム部 7 塗装機 7A 塗料噴霧部 L 塗装距離 P,P′,P1 〜P6 噴霧パターン F,F′ 塗装膜 T 折返し部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体を搬送する搬送手段と、該搬送手段
    の搬送方向の左,右両側にそれぞれ1台ずつ塗装ロボッ
    トを配置し、該各塗装ロボットのアーム先端に塗装機が
    設けられた左,右のロボット塗装装置とを具備し、該各
    左,右のロボット塗装装置によって前記車体の左,右位
    置をそれぞれ塗装するようにした車体の自動塗装方法に
    おいて、 前記左,右のロボット塗装装置のうち左側に位置するロ
    ボット塗装装置は、前記車体の上面部と左,右の側面部
    を含む前記車体の外板全面のうち上面部の左半面と左側
    面部からなる外板左半分を全面塗装し、 右側に位置するロボット塗装装置は、前記車体の上面部
    と左,右の側面部を含む前記車体の外板全面のうち上面
    部の右半分と右側面部からなる外板右半分を全面塗装
    し、 前記車体の上面部のうち前記各ロボット塗装装置の塗装
    機による噴霧パターンが互いに干渉する塗装エリアで
    は、該塗装機の塗料噴霧部を車体の塗装面に対面させた
    ままの状態で、該塗料噴霧部を塗装面からしだいに離間
    させたことを特徴とする車体の自動塗装方法。
  2. 【請求項2】 車体を搬送する搬送手段と、該搬送手段
    の搬送方向の左,右両側にそれぞれ1台ずつ塗装ロボッ
    トを配置し、該各塗装ロボットのアーム先端に塗装機が
    設けられた左,右のロボット塗装装置とを具備し、該各
    左,右のロボット塗装装置によって前記車体の左,右位
    置をそれぞれ塗装するようにした車体の自動塗装方法に
    おいて、 前記左,右のロボット塗装装置のうち左側に位置するロ
    ボット塗装装置は、前記車体の上面部と左,右の側面部
    を含む前記車体の外板全面のうち上面部の左半面と左側
    面部からなる外板左半分を全面塗装し、 右側に位置するロボット塗装装置は、前記車体の上面部
    と左,右の側面部を含む前記車体の外板全面のうち上面
    部の右半分と右側面部からなる外板右半分を全面塗装
    し、 前記車体の上面部のうち前記各ロボット塗装装置の塗装
    機による噴霧パターンが互いに干渉する塗装エリアで
    は、塗料噴霧部が相手側の塗装機の塗装エリアに向くよ
    うに前記各塗装機を首振り動作させ、該塗料噴霧部を塗
    装面からしだいに離間させたことを特徴とする車体の自
    動塗装方法。
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