JP2669389B2 - 電圧電流変換回路 - Google Patents

電圧電流変換回路

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JP2669389B2
JP2669389B2 JP7065580A JP6558095A JP2669389B2 JP 2669389 B2 JP2669389 B2 JP 2669389B2 JP 7065580 A JP7065580 A JP 7065580A JP 6558095 A JP6558095 A JP 6558095A JP 2669389 B2 JP2669389 B2 JP 2669389B2
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    • G05FSYSTEMS FOR REGULATING ELECTRIC OR MAGNETIC VARIABLES
    • G05F1/00Automatic systems in which deviations of an electric quantity from one or more predetermined values are detected at the output of the system and fed back to a device within the system to restore the detected quantity to its predetermined value or values, i.e. retroactive systems
    • G05F1/10Regulating voltage or current
    • G05F1/46Regulating voltage or current wherein the variable actually regulated by the final control device is dc
    • G05F1/56Regulating voltage or current wherein the variable actually regulated by the final control device is dc using semiconductor devices in series with the load as final control devices
    • G05F1/561Voltage to current converters

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電圧電流変換回路に係
り、特にカレントミラー回路を使用して入力電圧を電流
に変換して出力する電圧電流変換回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、複数のカレントミラー回路を
使用することにより、接地電位以上の入力電圧に対して
動作可能で、かつ、電圧電流変換誤差を小さくした電圧
電流変換回路が知られている(例えば、特開平5−25
9755号公報)。図6はこの従来の電圧電流変換回路
の一例の回路図を示す。
【0003】同図に示すように、この従来の電圧電流変
換回路は、ベースが入力端子Aに接続されたPNPトラ
ンジスタQ7と、このトランジスタQ7に流れる電流と
同等の電流を抵抗R1の一端に供給する、NPNトラン
ジスタQ8とQ11とからなる第1のカレントミラー回
路CM1と、抵抗R1の他端に接続され、この抵抗R1
に流れる電流と同等の電流を出力端子に流す、NPNト
ランジスタQ9とQ10とによって構成された第2のカ
レントミラー回路CM2と、抵抗R1に流れる電流に比
例した電流をトランジスタQ11に流す、PNPトラン
ジスタQ12、Q13及びQ14からなる第3のカレン
トミラー回路CM3と、PNPトランジスタQ15及び
抵抗R7によるスタート回路STとから構成されてい
る。
【0004】PNPトランジスタQ7はベースに入力電
圧VINが供給され、またコレクタが接地され、エミッタ
がカレントミラー回路CM1を構成するNPNトランジ
スタQ11のエミッタに接続されている。トランジスタ
Q11のベースはコレクタに接続されると共に、NPN
トランジスタQ8のベースに接続されている。トランジ
スタQ8のエミッタは、抵抗R1を介してカレントミラ
ー回路CM2を構成するNPNトランジスタQ9のコレ
クタ、ベース及びNPNトランジスタQ10のベースに
それぞれ接続されている。これらトランジスタQ9及び
Q10の各エミッタは、それぞれ接地され、トランジス
タQ10のコレクタは出力端子Bに接続されている。
【0005】一方、トランジスタQ11のコレクタに
は、電流源としての第3のカレントミラー回路CM3を
構成するPNPトランジスタQ12のコレクタが接続さ
れている。このトランジスタQ12のベースは、PNP
トランジスタQ13のベースに接続されると共に、コレ
クタが接地されているPNPトランジスタQ14のエミ
ッタに接続されている。トランジスタQ14のベース
は、PNPトランジスタQ13及びNPNトランジスタ
Q8の各コレクタに接続されている。トランジスタQ1
2及びQ13の各エミッタは、それぞれ電源Vccに接
続されている。
【0006】更に、トランジスタQ12のコレクタ及び
ベースとトランジスタQ12のコレクタとの共通接続点
には、スタート回路STを構成するPNPトランジスタ
Q15のコレクタが接続されている。このトランジスタ
Q15は、ベースに基準電位Vbが供給され、エミッタ
が抵抗R7を介して電源Vccに接続されている。この
スタート回路STは、第3のカレントミラー回路CM3
がオフしているときに、トランジスタQ7に微小電流を
流すための回路である。
【0007】かかる構成の従来の電圧電流変換回路にお
いて、トランジスタQ12、Q13及びQ14によって
構成された電流源としての第3のカレントミラー回路C
M3は、トランジスタQ8に流れる電流と同等の電流を
トランジスタQ11に流している。このため、第1のカ
レントミラー回路CM1を構成するトランジスタQ11
とQ8に流れる電流は等しく、抵抗R1の両端に生ずる
電圧は入力電圧VINとほぼ等しくなる。更に、トランジ
スタQ8とトランジスタQ9及びQ10に流れる電流が
等しく、出力端子Bに流れるトランジスタQ10のコレ
クタ電流IOUTは次式で表される。
【0008】 IOUT=(VIN+VBE7+VBE11−VBE8−VBE9)/R1 (1) ただし、上式中、VBE7、VBE11、VBE8及びVBE9は、
それぞれトランジスタQ7、Q11、Q8及びQ9の各
ベース・エミッタ間電圧、R1は抵抗R1の抵抗値であ
る。
【0009】ここで、トランジスタQ7、Q11、Q8
及びQ9にそれぞれ流れる電流は等しいことから、PN
PトランジスタQ7のベース・エミッタ間電圧V
BE7と、NPNトランジスタQ11、Q8及びQ9のベ
ース・エミッタ間電圧VBE11、VBE8及びVBE9の差は約
0.1V程度である。従って、この電圧差が無視できる
レベルの入力電圧であれば、(1)式は IOUT≒VIN/R1 (2) となる。従って、出力端子Bには(2)式に示すよう
に、入力電圧VINを抵抗R1で電流に変換された出力が
得られる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記の従来
の電圧電流変換回路では、前述したように、PNPトラ
ンジスタQ7のベース・エミッタ間電圧VBE7と、NP
NトランジスタQ11、Q8及びQ9のベース・エミッ
タ間電圧VBE11、VBE8及びVBE9とは、同じコレクタ電
流でも若干異なっており、また、それらトランジスタQ
7とQ11、Q8及びQ9の温度特性も若干異なってい
るため、実際には(1)式は次式で表される。
【0011】 IOUT=(VIN+VBE(PNP)−VBE(NPN))/R1 (3) ただし、上式中、VBE(PNP)、VBE(NPN)は、それぞれN
PNトランジスタとPNPトランジスタのエミッタ・ベ
ース間電圧である。従って、上記の従来の電圧電流変換
回路では、NPNトランジスタQ7のベース・エミッタ
間電圧VBE7と、NPNトランジスタQ11、Q8及び
Q9のベース・エミッタ間電圧VBE11、VBE8及びVBE9
の差が誤差成分として現われるという問題がある。
【0012】また、入力電圧範囲も0VからV cc−2
BE(VBEはトランジスタQ11、Q12のベース・エ
ミッタ間電圧)であるため、電源Vccが5Vであるも
のとすると、最大電圧は約3.5Vまでしか入力でき
ず、変換できる入力電圧範囲が比較的狭いという問題も
ある。更に、上記の従来の電圧電流変換回路では、スタ
ート回路ST用のトランジスタQ15による電流がトラ
ンジスタQ11のベース・エミッタ間電圧の誤差要素と
なるという問題もある。
【0013】本発明は以上の点に鑑みなされたもので、
簡単な回路構成で高精度に電圧電流変換し得る電圧電流
変換回路を提供することを目的とする。
【0014】また、本発明の他の目的は、動作可能な入
力電圧範囲を拡大し得る電圧電流変換回路を提供するこ
とにある。
【0015】更に、本発明の他の目的は、スタートアッ
プ回路による変換誤差に与える影響を除去した電圧電流
変換回路を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、エミッタが電圧入力端子に接続された第1
のトランジスタと、出力端子が第1のトランジスタのベ
ース及びコレクタにそれぞれ接続されており、入力電流
と出力電流の比が1:2である第1のカレントミラー回
路と、一端が第1のカレントミラー回路の出力端子と第
1のトランジスタのコレクタ及びベースとの共通接続点
に接続された第1の抵抗と、入力端子が第1の抵抗の他
端に接続され、第1の出力端子が第1のカレントミラー
回路の入力端子に接続され、第2の出力端子が電流出力
端子に接続された第2のカレントミラー回路とを有する
構成としたものである。
【0017】また、本発明は、第1のカレントミラー回
路に代えて入力電流と出力電流との比が1:1である第
3のカレントミラー回路を有すると共に、第2のカレン
トミラー回路を、抵抗の一端にコレクタ及びベースがそ
れぞれ共通接続された第2のトランジスタと、ベースが
第2のトランジスタのベースに接続され、かつ、コレク
タが第1の出力端子として第3のカレントミラー回路の
入力端子に接続された、エミッタ面積が第2のトランジ
スタのそれの2倍とされた第6のトランジスタと、ベー
スが第2及び第6のトランジスタのベースにそれぞれ接
続され、コレクタが第2の出力端子として電流出力端子
に接続され、エミッタが第2及び第6のトランジスタの
各エミッタと共に基準電位に共通接続された、エミッタ
面積が第2のトランジスタのそれと同一とされた第4の
トランジスタとからなる構成としたものである。
【0018】更に、本発明は、ベースが電圧入力端子に
接続され、コレクタが第1又は第3のカレントミラー回
路の入力端子と第2のカレントミラー回路の第1の出力
端子との共通接続点に接続され、エミッタが第1のトラ
ンジスタのベース及びコレクタと抵抗の一端との共通接
続点に接続された第5のトランジスタを起動回路として
有する構成としたものである。
【0019】また、本発明は第1のトランジスタのエミ
ッタと電圧入力端子との間に第2の抵抗が接続され、第
2のカレントミラー回路は、3つのトランジスタの各エ
ミッタと基準電位との間に第3、第4及び第5の抵抗が
それぞれ接続されている構成としたものである。
【0020】また、更に、電圧入力端子と基準電位との
間に第6の抵抗を接続するか、あるいはコレクタが電圧
入力端子に接続され、ベースが第2のカレントミラー回
路を構成する3つのトランジスタの各ベースに共通接続
され、エミッタが基準電位に接続された第7のトランジ
スタを有する構成としたものである。
【0021】
【作用】本発明では、第1の抵抗に流れる電流が第2の
カレントミラー回路に入力されることにより、第2のカ
レントミラー回路の第1の出力端子から第1のカレント
ミラー回路の入力端子に第1の抵抗に流れる電流と同等
又はその2倍の電流が供給されるため、第1の抵抗に流
れる電流の2倍の値の電流が第1又は第3のカレントミ
ラー回路の出力端子より出力され、その結果、第1のト
ランジスタのコレクタ電流も第1の抵抗に流れる電流と
同等となる。ここで、第2のカレントミラー回路内のコ
レクタが入力端子に接続されたトランジスタと第1のト
ランジスタのコレクタ電流がそれぞれ第1の抵抗に流れ
る電流と同等であるから、両トランジスタのベース・エ
ミッタ間電圧が等しくなる。
【0022】従って、第1の抵抗にかかる電圧は第1の
トランジスタのベース・エミッタ間電圧と電圧入力端子
の入力電圧との和から第2のカレントミラー回路内の入
力端子に接続されたトランジスタ(第2のトランジス
タ)のベース・エミッタ間電圧を差し引いた電圧である
から、電圧入力端子の入力電圧と等しくなる。これによ
り、第2のカレントミラー回路の第2の出力端子からは
入力電圧を第1の抵抗で変換された電流が電流出力端子
へ出力される。すなわち、本発明では第1のトランジス
タと第2のカレントミラー回路の入力端子に接続された
第2のカレントミラー回路を構成するトランジスタ(第
2のトランジスタ)のそれぞれのベース・エミッタ間電
圧がキャンセルされる。
【0023】また、本発明ではベースに電圧入力端子の
入力電圧が供給される、電源投入時に導通状態となって
起動用トランジスタとして作用する第5のトランジスタ
が、定常状態時にはエミッタ電位がベース入力電圧より
も第1のトランジスタのベース・エミッタ間電圧分高く
なり、確実にカットオフ状態とされる。
【0024】更に、本発明では第1又は第3のカレント
ミラー回路を構成するエミッタが出力端子となるトラン
ジスタの当該エミッタが、第1のトランジスタのコレク
タ及びベースに接続されているため、電圧入力端子の入
力電圧として基準電位から最大、正の電源電圧から第1
又は第3のカレントミラー回路を構成するトランジスタ
1個のベース・エミッタ間電圧分低い電圧まで入力でき
る。
【0025】更に、本発明では第1のトランジスタのエ
ミッタと電圧入力端子との間に第2の抵抗を接続し、第
2のカレントミラー回路を、3つのトランジスタの各エ
ミッタと基準電位との間に第3、第4及び第5の抵抗が
それぞれ接続された構成としたため、第2のカレントミ
ラー回路の出力抵抗を上げることができる。
【0026】また、更に、電圧入力端子と基準電位との
間に第6の抵抗を接続するか、あるいはコレクタが電圧
入力端子に接続され、ベースが第2のカレントミラー回
路を構成する3つのトランジスタの各ベースに共通接続
され、エミッタが基準電位に接続された第7のトランジ
スタを有する構成とすることにより、電圧入力端子に流
れる電流をゼロにすることができる。
【0027】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面と共に説
明する。図1は本発明に係る電圧電流変換回路の第1実
施例の回路図を示す。同図に示すように、本実施例は、
電圧入力端子1にエミッタが接続されたNPNトランジ
スタQ4と、同じ電圧入力端子1にベースが接続された
NPNトランジスタQ5と、トランジスタQ4のベース
及びコレクタとトランジスタQ5のエミッタに出力端子
が接続された第1のカレントミラー回路である1:2カ
レントミラー回路CM4と、トランジスタQ4のベース
及びコレクタとトランジスタQ5のエミッタと1:2カ
レントミラー回路CM4の出力端子の共通接続点に一端
が接続された抵抗R1と、この抵抗R1に流れる電流と
同等の電流を1:2カレントミラー回路CM4の入力端
子2と変換電流出力端子3に流す、NPNトランジスタ
Q1、Q2及びQ3によって構成された第2のカレント
ミラー回路CM5とからなる。
【0028】1:2カレントミラー回路CM4は、入力
端子2の入力電流と出力電流との比が1:2となるよう
にトランジスタのエミッタ面積が設定されたカレントミ
ラー回路で、例えば図6に示したカレントミラー回路C
M3と同様に複数のPNPトランジスタからなる構成で
ある。ただし、図6のトランジスタQ12に相当するカ
レントミラー回路CM4内のトランジスタは、トランジ
スタQ13に相当するトランジスタのエミッタ面積の2
倍に設定されており、トランジスタQ12に相当するト
ランジスタのコレクタからトランジスタQ13に相当す
るカレントミラー回路入力電流の2倍の値の電流が出力
されるようにされており、その出力電流でトランジスタ
Q4をバイアスしている。
【0029】また、カレントミラー回路CM5はNPN
トランジスタQ2のコレクタとNPNトランジスタQ3
のコレクタの2つの出力端子を持ち、電流が抵抗R1を
介して入力されるNPNトランジスタQ1のコレクタと
ベースは共通接続され、かつ、トランジスタQ2及びQ
3のそれぞれのベースに共通接続されている。また、ト
ランジスタQ1、Q2及びQ3の各エミッタはそれぞれ
共通接続されて接地されている。
【0030】トランジスタQ2のコレクタはカレントミ
ラー回路CM4の入力端子2に接続されている。また、
トランジスタQ3のコレクタは入力電圧を変換して得た
電流の出力端子3に接続されている。また、この回路の
起動回路として、コレクタがカレントミラー回路CM4
の入力端子に接続され、ベースが電圧入力端子1に接続
され、エミッタが抵抗R1の一端に接続されたNPNト
ランジスタQ5を備えている。
【0031】次に、本実施例の動作について説明する。
電源投入時にトランジスタQ5が能動状態になることに
より流れるトランジスタQ5のコレクタ電流がカレント
ミラー回路CM4の入力電流となり、これによりトラン
ジスタQ4をバイアスしている状態において、電圧入力
端子1に電圧VINが入力されると、トランジスタQ4の
共通接続されたコレクタとベースに次式で表される電位
V1が生じる。ただし、次式中、VBE(Q4)はトランジス
タQ4のベース・エミッタ間電圧である。
【0032】 V1=VIN+VBE(Q4) (4) 一方、カレントミラー回路CM5の入力端子電圧V2
は、ベースとコレクタが共通接続され、エミッタが接地
されたトランジスタQ1のベース・エミッタ間電圧であ
るから V2=VBE(Q1) (5) となる。よって、抵抗R1の両端にかかる電圧VRは VR=V1−V2=VIN+VBE(Q4)−VBE(Q1) (6) となる。
【0033】ここで、抵抗R1に流れる電流IRは、 IR=VR/R1 (7) であり、これがカレントミラー回路CM5に入力される
から、カレントミラー回路CM5の出力電流となるトラ
ンジスタQ2とQ3のコレクタ電流もそれぞれIRに等
しくなる。
【0034】このトランジスタQ2のコレクタ電流は入
力:出力の電流比が1:2であるカレントミラー回路C
M4の入力端子2に供給されるから、1:2カレントミ
ラー回路CM4の出力電流は2I Rとなる。ここで、ト
ランジスタQ4のコレクタ電流IC(Q4)は、トランジス
タQ4のエミッタ接地電流増幅率βが十分大きいと仮定
すると、1:2カレントミラー回路CM4の出力電流か
ら抵抗R1を流れる電流を差し引いた電流となるから次
式で表される。
【0035】 IC(Q4)=2IR−IR=IR (8) 一方、トランジスタQ1のコレクタ電流IC(Q1)は、同
様にトランジスタQ1のエミッタ接地電流増幅率βが十
分大きいと仮定すると、抵抗R1を流れる電流となるか
ら次式で表される。
【0036】 IC(Q1)=IR (9) 従って、(8)式及び(9)式から分かるように、トラ
ンジスタQ4のコレクタ電流IC(Q4)とトランジスタQ
1のコレクタ電流IC(Q1)は等しく、この結果、両トラ
ンジスタQ4及びQ1の各々のベース・エミッタ間電圧
BE(Q4)とVBE(Q1)は、 VBE(Q4)=VBE(Q1) (10) となる。従って、この(10)式を(6)式に代入する
ことにより、次式が得られる。
【0037】 VR=VIN (11) (11)式は、抵抗R1の両端に入力電圧VINがかかる
ことを示している。前記したように、トランジスタQ3
のコレクタ電流は(7)式で表される電流IRであり、
(7)式に(11)式を代入してVRを消去することに
より、トランジスタQ3のコレクタから出力端子3へ
は、次式で表される電流IOが出力される。
【0038】 IO=IR=VIN/R1 (12) この(12)式は出力電流IOが入力電圧VINを抵抗R
1により正確に電圧電流変換した電流であることを示し
ている。
【0039】次に、起動回路であるトランジスタQ5の
動作説明を行う。電源投入時はトランジスタQ5が能動
状態になり、このとき流れるトランジスタQ5のコレク
タ電流IC(Q5)は次式で表される。
【0040】 IC(Q5)=(VIN−VBE(Q5)−VBE(Q1))/R1 (13) このコレクタ電流IC(Q5)がカレントミラー回路CM4
の入力電流となり、トランジスタQ4をバイアスする。
【0041】すると、各トランジスタのバイアス状態は
上記の(4)式〜(12)式の関係になる。そして、ト
ランジスタQ5のエミッタ電位VE(Q5)は(4)式のV
1に等しい(VIN+VBE(Q4))となり、トランジスタQ
5のベース・エミッタ間はVBE(Q4)の約0.7Vの逆バ
イアスでカットオフする。このように、トランジスタQ
5は電源投入の起動時にのみ動作し、定常状態ではトラ
ンジスタQ5はカットオフされるため、その他の回路に
悪影響を与えない。
【0042】また、本実施例では、カレントミラー回路
CM4として図6のカレントミラー回路CM3を使用し
た場合、入力電圧VINの入力可能な電圧範囲は0Vから
最大Vcc−VBE(ただし、Vccは正の電源電圧、V
BEはカレントミラー回路CM4内の出力側トランジスタ
のベース・エミッタ間電圧)まで入力できるため、図6
に示した従来回路に比べてVBE(約0.7V)拡大でき
る。
【0043】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。図2は本発明の第2実施例の回路図を示す。同図
中、図1と同一構成部分には同一符号を付し、その説明
を省略する。本実施例は図2に示すように、第1実施例
のカレントミラー回路CM4及びCM5に代えてカレン
トミラー回路CM6及びCM7を用いた点に特徴があ
る。
【0044】カレントミラー回路CM6は入力と出力の
電流比が1:1であるカレントミラー回路である。ま
た、カレントミラー回路CM7は、NPNトランジスタ
Q1、Q6及びQ3から構成されており、図1のトラン
ジスタQ2の代わりに、トランジスタQ2と同じ接続
で、かつ、エミッタ面積がトランジスタQ1及びQ3の
それの2倍であるトランジスタQ6を用いたものであ
る。
【0045】本実施例では、トランジスタQ6のエミッ
タ面積がトランジスタQ1及びQ3のそれの2倍である
から、トランジスタQ1、Q6及びQ3からなるカレン
トミラー回路CM7の(入力):(出力1):(出力
2)(ただし、出力1はトランジスタQ6のコレクタ出
力、出力2はトランジスタQ3のコレクタ出力である)
の電流比は、1:2:1となる。従って、カレントミラ
ー回路CM6の入力端子4にトランジスタQ6のコレク
タより入力される電流は(7)式で示された電流の2倍
にあたる2IRとなる。
【0046】従って、カレントミラー回路CM6の入力
と出力の電流比は1:1であるので、カレントミラー回
路CM6の出力電流も入力電流に等しい2IRとなり、
これにより本実施例は図1の第1実施例と同様の動作を
する。これにより、本実施例も第1実施例と同じ効果を
奏する。
【0047】次に、本発明の第3実施例について説明す
る。図3は本発明の第3実施例の回路図を示す。同図
中、図1と同一構成部分には同一符号を付し、その説明
を省略する。本実施例は図3に示すように、第1実施例
のカレントミラー回路CM5に代えてカレントミラー回
路CM8を用いると共に、トランジスタQ4のエミッタ
と電圧入力端子1及びトランジスタQ5のベースとの間
に抵抗R5を接続した点に特徴がある。
【0048】カレントミラー回路CM8は、図1のカレ
ントミラー回路CM5を構成するトランジスタQ1、Q
2及びQ3の各エミッタと接地間に、抵抗R2、R3及
びR4をそれぞれ接続した構成であり、トランジスタQ
1、Q2及びQ3の接続は第1実施例と同一である。
【0049】本実施例では、トランジスタQ4の共通接
続されたベースとコレクタの電位V1は、トランジスタ
Q4のコレクタ電流をIC(Q4)とし、抵抗R5の抵抗値
をR5とし、トランジスタQ4のエミッタ接地電流増幅
率βが十分に大きいものとすると、 V1=VIN+VBE(Q4)+R5・IC(Q4) (14) となる。
【0050】一方、カレントミラー回路CM8の入力端
子となるトランジスタQ1の共通接続されたベースとコ
レクタの電位V2は、トランジスタQ1のコレクタ電流
をIC(Q1)とし、抵抗R2の抵抗値をR2とし、トラン
ジスタQ1のエミッタ接地電流増幅率βが十分に大きい
ものとすると、 V2=VBE(Q1)+R2・IC(Q1) (15) となる。よって、抵抗R1の両端にかかる電圧VRは、
上記の電位V1とV2の差電位であるから(14)式及
び(15)式より次式で表される。
【0051】 VR=V1−V2 =VIN+R5・IC(Q4)+VBE(Q4)−R2・IC(Q1)−VBE(Q1) (16) また、抵抗R1に流れる電流IRは図1の第1実施例の
(7)式と同様に、 IR=VR/R1 (17) である。ここで、トランジスタQ1〜Q4のそれぞれの
エミッタに接続されている抵抗R2〜R5の抵抗値はす
べて等しいものとすると、トランジスタQ1〜Q3と抵
抗R2〜R4とで構成されるカレントミラー回路CM8
の入力と出力の電流比は図1の第1実施例と同様に1:
1である。従って、トランジスタQ2のコレクタからカ
レントミラー回路CM4の出力電流までは第1実施例と
同様であるから、トランジスタQ4のコレクタ電流I
C(Q4)は、次式で表される。
【0052】 IC(Q4)=2IR−IR=IR (18) 一方、トランジスタQ1のコレクタ電流IC(Q1)は、ト
ランジスタQ1のエミッタ接地電流増幅率βが十分大き
いと仮定すると、抵抗R1を流れる電流となるから次式
で表される。
【0053】 IC(Q1)=IR (19) 従って、(10)式と同様に VBE(Q4)=VBE(Q1) (20) となる。また、前述したように、抵抗R2〜R5の各抵
抗値R2〜R5の間には、 R2=R3=R4=R5 (21) の関係がある。従って、(18)式、(19)式、(2
0)式及び(21)式を(16)式に代入することによ
り、次式が得られる。
【0054】 VR=VIN (22) この(22)式は第1実施例の(11)式と同一である
ため、本実施例も第1実施例と同様に、入力電圧VIN
高精度に電圧電流変換した(12)式で表される出力電
流IOを出力端子3へ出力することができる。
【0055】ここで、カレントミラー回路CM8の出力
であるトランジスタQ2及びQ3のコレクタから見た出
力抵抗RO(CM)は、トランジスタの出力抵抗をROとし、
トランジスタの相互コンダクタンスをgmとすると次式
で表される。
【0056】 RO(CM)=RO(1+gm・R2) (23) この(23)式は、トランジスタQ2及びQ3のエミッ
タに抵抗R2及びR3が接続されることにより、出力抵
抗RO(CM)が上がることを示している。
【0057】本実施例の特徴は、上記の第1及び第2実
施例と比べて、カレントミラー回路CM8の出力抵抗が
上がり、結果としてカレントミラー回路としての精度を
上げることができるという効果がある。
【0058】次に、本発明の第4実施例について説明す
る。図4は本発明の第4実施例の回路図を示す。同図
中、図1と同一構成部分には同一符号を付し、その説明
を省略する。本実施例は図4に示すように、電圧入力端
子1、トランジスタQ4のエミッタ及びトランジスタQ
5のベースの共通接続点と接地間に抵抗R6を接続した
点に特徴がある。
【0059】抵抗R6に流れる電流I(R6)は抵抗R6の
抵抗値をR6で表すと、 I(R6)=VIN/R6 (24) である。仮に、この抵抗R6がないものとすると、電圧
入力端子1に流れ込む電流IVINはトランジスタQ4の
エミッタ電流と等しく、前記(8)式で示すIRであ
る。また、この電流IRは前記(7)式で示される。従
って、電圧入力端子1に流れ込む電流IRと抵抗R6を
設けることにより流れ出す電流I(R6)が等しければ、こ
の電圧入力端子1に流れる電流は”0”となり、電圧入
力端子1の負荷を軽くする効果がある。これは、電圧入
力端子1を駆動する能力が小さい場合に有効である。
【0060】この電流IVINが”0”となる条件は、 I(R6)=IR (25) であることから、上記の(7)式、(11)式及び(2
5)式より R 6=R1 (26) となる。
【0061】次に、本発明の第5実施例について説明す
る。図5は本発明の第5実施例の回路図を示す。同図
中、図1と同一構成部分には同一符号を付し、その説明
を省略する。図5に示すように、本実施例は電圧入力端
子1、トランジスタQ4のエミッタ及びトランジスタQ
5のベースの共通接続点にコレクタが接続され、エミッ
タが接地され、ベースがカレントミラー回路CM5を構
成しているトランジスタQ1、Q2及びQ3の各ベース
にそれぞれ共通接続されるNPNトランジスタQ7を設
けた点に特徴がある。
【0062】図5において、トランジスタQ7はそのベ
ースとエミッタとがトランジスタQ1のベースとエミッ
タとに共通接続されていることから、トランジスタQ7
とトランジスタQ1のコレクタ電流はそれぞれ等しい。
従って、トランジスタQ7とトランジスタQ1の各々の
コレクタ電流をIC(Q7) 、IC(Q1) とすると、 IC(Q7) =IC(Q1) =IR (27) となる。従って、電圧入力端子1に流れる電流I(VIN)
は I(VIN) =IC(Q4) −IC(Q7) =IR −IR =0 (28) となり、結果として図4と同じく電圧入力端子VINの負
荷を軽くする効果がある。
【0063】なお、本発明は以上の実施例に限定される
ものではなく、例えば図2の第2実施例において、図3
の抵抗R5を電圧入力端子1とトランジスタQ4のエミ
ッタ間に接続し、抵抗R2〜R4をカレントミラー回路
CM7内の各トランジスタQ1、Q6及びQ3のエミッ
タと接地との間に接続してもよい。また、図4の抵抗R
6及び図5のトランジスタQ7はそれぞれ図1の実施例
に設けているが、それぞれ図2の実施例に適用すること
もできる。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
従来よりも少ない素子数で入力電圧を第1の抵抗により
電流に変換して出力するときの誤差要因となる、第1の
トランジスタと第2のカレントミラー回路の入力端子に
接続された第2のカレントミラー回路を構成するトラン
ジスタ(第2のトランジスタ)のそれぞれのベース・エ
ミッタ間電圧がキャンセルされるため、簡単な回路構成
で高精度に電圧電流変換することができる。
【0065】また、本発明によれば、起動用トランジス
タとして作用する第5のトランジスタを、定常状態時に
は確実にカットオフ状態とすることができるため、第5
のトランジスタが電圧電流変換精度に悪影響を与えるこ
とを防止することができる。
【0066】更に、本発明によれば、電圧入力端子の入
力電圧として基準電位から最大、正の電源電圧から第1
又は第3のカレントミラー回路を構成するトランジスタ
1個のベース・エミッタ間電圧分低い電圧まで入力でき
るため、従来の電圧電流変換回路に比べて入力電圧範囲
をトランジスタ1個のベース・エミッタ間電圧分拡大す
ることができる。
【0067】更に、本発明によれば、第1のトランジス
タのエミッタと電圧入力端子との間に第2の抵抗を接続
し、第2のカレントミラー回路を、3つのトランジスタ
の各エミッタと基準電位との間に第3、第4及び第5の
抵抗がそれぞれ接続された構成とすることで、第2のカ
レントミラー回路の出力抵抗を上げるようにしたため、
第2のカレントミラー回路の精度を上げることができ
る。
【0068】また、更に本発明によれば、電圧入力端子
と基準電位との間に第6の抵抗を接続するか、あるいは
コレクタが電圧入力端子に接続され、ベースが第2のカ
レントミラー回路を構成する3つのトランジスタの各ベ
ースに共通接続され、エミッタが基準電位に接続された
第7のトランジスタを有する構成とすることにより、電
圧入力端子に流れる電流をゼロにするようにしため、電
圧入力端子の負荷を軽くすることができ、よって電圧入
力端子に接続される入力電圧源の駆動能力が小さくて済
む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の回路図である。
【図2】本発明の第2実施例の回路図である。
【図3】本発明の第3実施例の回路図である。
【図4】本発明の第4実施例の回路図である。
【図5】本発明の第5実施例の回路図である。
【図6】従来の一例の回路図である。
【符号の説明】
1 電圧入力端子 2、4 カレントミラー回路の入力端子 3 電流出力端子 Q1 NPNトランジスタ(第2のトランジスタ) Q2 NPNトランジスタ(第3のトランジスタ) Q3 NPNトランジスタ(第4のトランジスタ) Q4 NPNトランジスタ(第1のトランジスタ) Q5 起動回路用NPNトランジスタ(第5のトランジ
スタ) Q6 NPNトランジスタ(第6のトランジスタ) Q7 NPNトランジスタ(第7のトランジスタ) R1 第1の抵抗 R2〜R4 第3〜第5の抵抗 R5 第2の抵抗 R6 第6の抵抗 CM4 1:2カレントミラー回路(第1のカレントミ
ラー回路) CM5、CM7、CM8 カレントミラー回路(第2の
カレントミラー回路) CM6 1:1カレントミラー回路(第3のカレントミ
ラー回路)

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エミッタが電圧入力端子に接続された第
    1のトランジスタと、 出力端子が該第1のトランジスタのベース及びコレクタ
    にそれぞれ接続された第1のカレントミラー回路と、 一端が該第1のカレントミラー回路の出力端子と前記第
    1のトランジスタのコレクタ及びベースとの共通接続点
    に接続された第1の抵抗と、 入力端子が該第1の抵抗の他端に接続され、第1の出力
    端子が前記第1のカレントミラー回路の入力端子に接続
    され、第2の出力端子が電流出力端子に接続された第2
    のカレントミラー回路とを有し、前記第1のカレントミ
    ラー回路は入力電流と出力電流の比が1:2であること
    を特徴とする電圧電流変換回路。
  2. 【請求項2】 前記第2のカレントミラー回路は、前記
    抵抗の一端にコレクタ及びベースがそれぞれ共通接続さ
    れた第2のトランジスタと、ベースが該第2のトランジ
    スタのベースに接続され、かつ、コレクタが前記第1の
    出力端子として前記第1のカレントミラー回路の入力端
    子に接続された第3のトランジスタと、ベースが該第2
    及び第3のトランジスタのベースにそれぞれ接続され、
    コレクタが前記第2の出力端子として前記電流出力端子
    に接続され、エミッタが該第2及び第3のトランジスタ
    の各エミッタと共に基準電位に共通接続されている第4
    のトランジスタとからなることを特徴とする請求項1記
    載の電圧電流変換回路。
  3. 【請求項3】 ベースが前記電圧入力端子に接続され、
    コレクタが前記第1のカレントミラー回路の入力端子と
    前記第2のカレントミラー回路の第1の出力端子との共
    通接続点に接続され、エミッタが前記第1のトランジス
    タのベース及びコレクタと前記抵抗の一端との共通接続
    点に接続された第5のトランジスタを起動回路として有
    することを特徴とする請求項1記載の電圧電流変換回
    路。
  4. 【請求項4】 前記第1のトランジスタのエミッタと前
    記電圧入力端子との間に第2の抵抗が接続され、前記第
    2のカレントミラー回路は、前記第2、第3及び第4の
    トランジスタの各エミッタと基準電位との間に第3、第
    4及び第5の抵抗がそれぞれ接続されていることを特徴
    とする請求項2又は3記載の電圧電流変換回路。
  5. 【請求項5】 前記第1のカレントミラー回路に代えて
    入力電流と出力電流との比が1:1である第3のカレン
    トミラー回路を有すると共に、前記第2のカレントミラ
    ー回路を、前記抵抗の一端にコレクタ及びベースがそれ
    ぞれ共通接続された第2のトランジスタと、ベースが該
    第2のトランジスタのベースに接続され、かつ、コレク
    タが前記第1の出力端子として前記第3のカレントミラ
    ー回路の入力端子に接続された、エミッタ面積が該第2
    のトランジスタのそれの2倍とされた第6のトランジス
    タと、ベースが該第2及び第6のトランジスタのベース
    にそれぞれ接続され、コレクタが前記第2の出力端子と
    して前記電流出力端子に接続され、エミッタが該第2及
    び第6のトランジスタの各エミッタと共に基準電位に共
    通接続された、エミッタ面積が該第2のトランジスタの
    それと同一とされた第4のトランジスタとからなること
    を特徴とする請求項1記載の電圧電流変換回路。
  6. 【請求項6】 ベースが前記電圧入力端子に接続され、
    コレクタが前記第3のカレントミラー回路の入力端子と
    前記第2のカレントミラー回路の第1の出力端子との共
    通接続点に接続され、エミッタが前記第1のトランジス
    タのベース及びコレクタと前記抵抗の一端との共通接続
    点に接続された第5のトランジスタを起動回路として有
    することを特徴とする請求項5記載の電圧電流変換回
    路。
  7. 【請求項7】 前記第1のトランジスタのエミッタと前
    記電圧入力端子との間に第2の抵抗が接続され、前記第
    2のカレントミラー回路は、前記第2、第6及び第3の
    トランジスタの各エミッタと基準電位との間に第3、第
    4及び第5の抵抗がそれぞれ接続されていることを特徴
    とする請求項5又は6記載の電圧電流変換回路。
  8. 【請求項8】 前記電圧入力端子と前記基準電位との間
    に、第6の抵抗を接続したことを特徴とする請求項1乃
    至7のうちいずれか一項記載の電圧電流変換回路。
  9. 【請求項9】 コレクタが前記電圧入力端子に接続さ
    れ、ベースが前記第2のカレントミラー回路を構成する
    前記第2、第3及び第4のトランジスタ、又は前記第
    2、第6及び第4のトランジスタの各ベースに共通接続
    され、エミッタが前記基準電位に接続された第7のトラ
    ンジスタを有することを特徴とする請求項1乃至7のう
    ちいずれか一項記載の電圧電流変換回路。
  10. 【請求項10】 前記第1のトランジスタ及び前記第2
    のカレントミラー回路を構成するトランジスタ並びに前
    記第5のトランジスタは、それぞれ同一導電型であるこ
    とを特徴とする請求項3又は6記載の電圧電流変換回
    路。
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