JP2665119B2

JP2665119B2 - 加熱調理器

Info

Publication number: JP2665119B2
Application number: JP5009763A
Authority: JP
Inventors: 誠治森口
Original assignee: Rinnai Corp
Current assignee: Rinnai Corp
Priority date: 1993-01-25
Filing date: 1993-01-25
Publication date: 1997-10-22
Anticipated expiration: 2012-10-22
Also published as: JPH06221566A

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、ガスコンロや、電気コ
ンロ、オーブン等の加熱調理器に関し、特に該加熱調理
器の安全のための装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種の加熱調理器の安全装置と
しては、例えば特公平４−５０４８９号公報に開示され
ているものが知られている。

【０００３】この安全装置は、調理物の加熱開始時点か
ら時間を計測し、その計測時間があらかじめ定めた所定
の時間に達しても、加熱源が停止されていないときに
は、自動的に該加熱源の加熱作動を停止せしめるように
したものである。

【０００４】しかしながら、かかる安全装置にあって
は、調理物の加熱開始時点から加熱源を停止させるまで
のタイマ時間を所定値に固定しているために次のような
不都合があった。

【０００５】すなわち、例えば、調理物として油物と煮
物とを比較すると、一般に、調理時間は、煮物の方が長
く、また、調理温度は油物の方が高い。

【０００６】このため、例えば煮物の調理の途中で加熱
源が停止してしまうことのないように、前記タイマ時間
を比較的長いものに設定しておくと、油物の調理時に使
用者が誤って長時間にわたって離れてしまうような場合
には、油物が高温で加熱調理されたまま長時間にわたっ
て放置されることとなり、極端な焦げつき等を生じる虞
れがあるという不都合があった。

【０００７】また、かかる弊害を防止するために、前記
タイマ時間を比較的短いものに設定しておくと、煮物の
調理の途中で加熱源が停止してしまうことがあり、この
ような場合には、使用者は再び加熱源を作動させなけれ
ばならないという不都合があった。

【０００８】

【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる不都合
を解消し、加熱源が作動したまま放置された場合に、調
理内容に応じた適切なタイミングで該加熱源を停止させ
ることができ、安全性や使用性に優れた加熱調理器を提
供することを目的とする。

【０００９】

【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明の加熱調理器は、調理物を加熱する加熱源
を備えた加熱調理器において、前記調理物の調理温度を
設定する温度設定手段と、前記調理物の調理温度を検出
する温度検出手段と、該温度検出手段により検出される
調理温度と前記温度設定手段により設定された調理温度
とを略一致させるべく前記加熱源の加熱作動を制御する
制御手段と、調理開始時点から前記温度設定手段により
設定された調理温度に応じて定められた所定時間の経過
時に前記加熱源の加熱作動を停止せしめる停止手段と、
前記所定時間内の所定時に警報を発する警報発生手段と
を備え、前記所定時間は前記温度設定手段により設定さ
れた調理温度が高い程、短い時間に定められいることを
特徴とする。

【００１０】そして、前記警報発生手段による警報発生
後、所定の操作により前記停止手段に対して前記加熱源
の加熱作動の延長を指示する延長指示手段を備え、前記
停止手段は前記延長指示手段による延長指示を受けたと
きに前記加熱源の加熱作動の停止を解除して該加熱源の
加熱作動を延長せしめることを特徴とする。

【００１１】

【作用】本発明の加熱調理器によれば、加熱調理を開始
すると、前記温度検出手段により検出される調理温度が
前記温度設定手段により設定された調理温度に略一致す
るように前記制御手段により前記加熱源の加熱作動が制
御され、この時、調理開始時点から、前記温度設定手段
により設定された調理温度に応じた所定時間の経過時に
前記停止手段により前記加熱源の加熱作動が自動的に停
止される。そして、前記所定時間は、設定された調理温
度が高い程、短い時間に定められるので、油物調理等の
高温調理においては、比較的短時間で加熱源が停止さ
れ、逆に、煮物調理等の低温調理においては加熱源が停
止するまでの時間が長くなる。また、前記所定時間内の
所定時に前記警報発生手段により警報が発せられ、これ
により、間もなく加熱源を自動的に停止せしめる旨が使
用者に知らせられる。

【００１２】前記加熱調理器において、前記延長指示手
段を備えるときには、前記警報発生手段による警報発生
後に該延長指示手段により所定の操作が施されると、前
記停止手段は、前記加熱源の加熱作動の停止を解除して
該加熱作動を延長させるので、使用者は所望により加熱
調理を続行することが可能となる。

【００１３】

【実施例】本発明の加熱調理器の一例を図１乃至図５を
参照して説明する。図１は本実施例の加熱調理器のシス
テム構成図、図２は該加熱調理器の要部のブロック構成
図、図３及び図４は該加熱調理器の作動を説明するため
のフローチャート、図５は該加熱調理器の作動タイミン
グの説明図である。

【００１４】図１において、本実施例の加熱調理器は、
調理物の加熱源であるコンロバーナ１と、このコンロバ
ーナ１の作動制御を行うコントローラ２とを備えるもの
であり、バーナ１には、ガス供給管３からガスが供給さ
れるようになっている。ガス供給管３には、コントロー
ラ２により開閉制御される電磁弁４が介装され、さら
に、図示しないが、バーナ１へのガス供給量を調整する
ための流量調整弁が介装されている。該流量調整弁は、
図示しないガス量調整操作子の操作に連動して作動する
ようになっている。また、ガス供給管３には、電磁弁４
の下流側で分岐管５が並列に設けられ、この分岐管５に
は、コントローラ２により適宜、開閉制御される火力調
整用電磁弁６が介装されている。

【００１５】バーナ１の近傍には、コントローラ２から
スパーカ７を介して通電制御される点火電極８と、バー
ナ１における着火／失火を検知してその検知信号をコン
トローラ２に出力する炎検知センサ９とが設けられてい
る。さらに、バーナ１の中心部には、調理物の調理温度
を検出する温度センサ１０が設けられ、この温度センサ
１０は、バーナ１上に調理物を収納した調理用鍋等が載
架された時に、該調理用鍋等に接触して調理物の調理温
度を検出し、その調理温度に応じた信号をコントローラ
２に出力するようにしている。

【００１６】前記コントローラ２は、ＣＰＵやＲＡＭ、
ＲＯＭ等を含む電子回路により構成されるものであり、
このコントローラ２には、前記電磁弁４，６や温度セン
サ１０等が接続されると共に、バーナ１の点火／消火を
行うための図示しない点火／消火つまみに連動する運転
スイッチ１１が接続されている。さらに、コントローラ
２には、後述するようにバーナ１の自動停止を解除して
加熱作動を延長指示するための延長指示スイッチ１２
（延長指示手段）と、後述の所定の条件下で警報を発す
るためのランプ１３及びブザー１４とが接続されてい
る。

【００１７】図１において、本実施例の加熱調理器で
は、電磁弁４，６及び点火電極８を制御するコントロー
ラ２に、運転スイッチ１１、延長指示スイッチ１２、ラ
ンプ１３、ブザー１４、温度センサ１０、炎検知センサ
９及びスパーカ７が接続されており、さらに、該コント
ローラ２には調理温度を設定するための温度設定操作部
（温度設定手段）２７が接続されている。この温度設定
操作部２７は、例えば所定のスイッチ操作により、所望
の調理温度を複数段階に設定可能としている。

【００１８】そして、図２に示すように、コントローラ
２は、その機能的構成として、温度センサ１０を介して
調理温度を検出する温度検出部２８と、該温度検出部２
８により検出された調理温度（以下、検出温度という）
と温度設定操作部２７により設定された調理温度（以
下、設定温度という）とを比較する比較部２９と、該比
較部２９の比較結果に応じて火力調整用電磁弁６を開閉
制御する温度制御部３０と、前記設定温度に応じてバー
ナ１を自動的に停止させる“停止時間”を設定する停止
時間設定部３１と、バーナ１による調理物の加熱調理の
開始に連動して起動されてクロック信号を出力するタイ
マ３２と、前記運転スイッチ１１、炎検知センサ９、タ
イマ３２及び停止時間設定部３１からの信号に基づいて
前記電磁弁４，６やスパーカ７を介してバーナ１の作動
制御等を行う運転制御部３３と、該運転制御部３３から
の指令によりランプ１３及びブザー１４をそれぞれ駆動
するランプ駆動部２２及びブザー駆動部２３とを備えて
いる。

【００１９】ここで、本実施例において、温度センサ１
０及び温度検出部２８は温度検出手段３４を構成し、比
較部２９、温度制御部３０及び火力調整用電磁弁６は制
御手段３５を構成するものであり、タイマ３２、運転制
御部３３、ランプ駆動部２２、ブザー駆動部２３、ラン
プ１３及びブザー１４は警報発生手段３６を構成するも
のであり、タイマ３２、停止時間設定部３１、運転制御
部３３及び電磁弁４は停止手段３７を構成するものであ
る。

【００２０】次に、本実施例の加熱調理器の作動を説明
する。

【００２１】図１及び図２を参照して、本実施例の加熱
調理器において、バーナ１を用いて調理を行う際には、
まず、温度設定操作部２７により所望の調理温度（設定
温度Ｔ_S）を設定し、さらに、運転スイッチ１１を投入
する。この時、コントローラ２の運転制御部３３は、運
転スイッチ１１の投入に応じて電磁弁４，６を開成して
バーナ１へのガス供給を行わしめると共に、スパーカ７
及び点火電極８を介してバーナ１を点火し、これによ
り、加熱調理が開始される。

【００２２】尚、この時、運転制御部３３は、炎検知セ
ンサ９により着火／失火を検知し、失火が検知された場
合には、電磁弁４を閉じると共に、前記ブザー駆動部２
３を介してブザー１４を鳴らして使用者に警報を発し、
あるいは、前記ランプ駆動部２２を介してランプ１３を
点滅させて使用者に警報を発する。

【００２３】そして、加熱調理が開始されると、コント
ローラ２は、図３及び図４のフローチャートに示すよう
な制御を行う。

【００２４】すなわち、図３を参照して、運転制御部３
３は、まず、タイマ３２をリセット／起動し、該タイマ
３２から得られるクロック信号をカウントすることによ
り、調理物の加熱開始時点からの経過時間を計測する。

【００２５】また、これと並行して、停止時間設定部３
１により前記設定温度Ｔ_Sに応じて“停止時間ｔ_T”が
設定されて運転制御部３３に出力される。この場合、
“停止時間ｔ_T”は、設定温度Ｔ_Sが高い程、短い時間
に設定され、例えばＴｓ＜１００°Ｃでは２時間、１０
０°Ｃ≦Ｔｓ＜２００°Ｃでは１時間半、Ｔｓ≧２００
°Ｃでは１時間、というように設定される。

【００２６】次いで、運転制御部３３は、上記のように
設定された“停止時間ｔ_T”に応じて“警報発生時間ｔ
_K”を設定する。ここで、“警報発生時間ｔ_K”は、前
記ランプ１３及びブザー１４により警報を発する時間を
示すものであり、例えば加熱調理の開始時点から“停止
時間ｔ_T”が経過する５分前までの時間、すなわち、
“停止時間ｔ_T”から５分を減算した時間として設定さ
れる。

【００２７】一方、かかる運転制御部３３や停止時間設
定部３１による処理と並行して、温度検出部２８により
温度センサ１０を介して調理温度（検出温度Ｔ_X）が逐
次検出され、その検出温度Ｔ_Xと前記設定温度Ｔ_Sとが
比較部２９により比較される。そして、その比較結果に
応じて、温度制御部３０は、検出温度Ｔ_Xと前記設定温
度Ｔ_Sとが略一致するようにバーナ１の火力制御（温度
調節制御）を行う。

【００２８】この制御は図４のフローチャートに示すサ
ブルーチンを処理することにより行われる。

【００２９】すなわち、調理物の加熱に伴って検出温度
Ｔ_Xが上昇し、検出温度Ｔ_Xが設定温度Ｔ_Sよりも例え
ば４°Ｃ以上高くなったときには、温度制御部３０は、
火力調整用電磁弁６を閉弁し、これによりバーナ１への
ガス供給量を減少させてバーナ１の火力を低下させる。
また、検出温度Ｔ_Xが設定温度Ｔ_Sよりも例えば４°Ｃ
以上低いときには、温度制御部３０は、火力調整用電磁
弁６を開成し、これによりバーナ１へのガス供給量を増
加させてバーナ１の火力を上昇させる。

【００３０】かかる制御により、検出温度Ｔ_X、すなわ
ち実際の調理温度は設定温度Ｔ_Sと略一致するように維
持されることとなる。

【００３１】以上のような処理・制御が継続して行わ
れ、加熱調理の開始時点からの経過時間が、まず、前記
“警報発生時間ｔ_K”に達すると、運転制御部３３は、
前記ブザー駆動部２３を介してブザー１４を鳴らすと共
に、ランプ駆動部２２を介してランプ１３を点滅させ
る。この場合、例えばブザー１４は、２秒毎に断続的に
鳴らすようにしている。ここで、前記“警報発生時間ｔ
_K”は例えば１時間に設定されており、調理物の加熱開
始時点から該“警報発生時間ｔ _K”を経過した時に前記
ブザー１４あるいはランプ１３を介して発せられる警報
は、バーナ１を後述するように間もなく安全のために停
止せしめる旨を使用者に予告・認識させるものである。

【００３２】これにより、間もなくバーナ１の加熱作動
を自動的に停止せしめる旨を使用者に知らせる。そし
て、“警報発生時間ｔ_K”の経過後、“停止時間ｔ_T”
が経過するまでの間に前記延長指示スイッチ１２が操作
されない場合には、加熱調理の開始時点からの経過時間
が“停止時間ｔ_T”に達すると、運転制御部３３は、前
記ブザー１４を停止すると共に、ランプ１３を消灯し、
さらに、必要以上にバーナ１の加熱作動時間が長いもの
として、安全弁である電磁弁４を閉弁してバーナ１への
ガス供給を遮断し、これにより、バーナ１の加熱作動を
自動的に停止させる。

【００３３】この場合、“停止時間ｔ_T”は、設定温度
Ｔ_Sが高い程、換言すれば、該設定温度Ｔ_Sに略一致す
るように制御される検出温度Ｔ_Xが高い程、短い時間に
なるように設定されているので、例えば油物調理等、比
較的高温で行う調理においては、加熱調理の開始後、比
較的短時間でバーナ１は自動的に停止されることとな
る。これにより、高温調理の際に、使用者が誤って調理
を放置したような場合であっても、調理物の極端な焦げ
つき等を回避することができる。

【００３４】逆に、煮物調理等、比較的低温で、また比
較的長い時間にわたる調理においては、加熱調理の開始
後、比較的遅いタイミングでバーナ１が自動的に停止さ
れるものの、調理温度が低いために、調理物の極端な焦
げつき等を十分に回避することができ、また、バーナ１
の停止のタイミングを遅らせることにより、調理の途中
でバーナ１が使用者の意に反して停止してしまうような
事態を可能な限り回避することができる。

【００３５】また、ランプ１３及びブザー１４による警
報の発生後、“停止時間ｔ_T”が経過するまでに、前記
延長指示スイッチ１２が操作された場合には、図３に示
すように、“停止時間ｔ_T”の経過時におけるバーナ１
の停止を解除してその作動を延長し、前記ブザー１４を
停止すると共にランプ１３を消灯した後に、前述の加熱
調理の開始時点からの制御が再び行われる。

【００３６】具体的には、延長指示スイッチ１２がＯＮ
にされた後に、“停止時間ｔ_T”が設定温度Ｔ_Sに応じ
て改めて設定されると共に、その設定された“停止時間
ｔ_T”に応じて“警報発生時間ｔ_K”が改めて設定さ
れ、“警報発生時間ｔ_K”の経過時に、ブザー１４やラ
ンプ１３により警報が発せられる。そして、その警報の
発生後、“停止時間ｔ_T”が経過するまでの間に、再び
延長指示スイッチ１２がＯＮにされない限り、該“停止
時間ｔ_T”の経過時にバーナ１が自動的に停止され、ま
た、“停止時間ｔ_T”内に再び延長指示スイッチ１２が
ＯＮにされた時には、かかる作動が繰り返される。

【００３７】従って、使用者は、必要に応じて加熱調理
を継続して続行することができ、また、使用者が調理場
を離れたような場合には、“停止時間ｔ_T”が経過する
と、安全のためにバーナ１は自動的に停止される。

【００３８】この場合、本実施例の加熱調理器において
は、使用者は、延長指示スイッチ１２を操作するだけ
で、バーナ１の自動停止を解除してその加熱作動を続行
することができるので、必要に応じて調理物の加熱調理
を簡単に継続することができ、使用性に優れたものとな
っている。

【００３９】以上説明した本発明の加熱調理器において
は、図５（ａ）に示すように、警報発生の時点とバーナ
１の停止時点との間の時間間隔を“停止時間ｔ_T”の値
等にかかわらず、固定的に定め、従って、加熱調理の開
始時点から警報発生の時点までの時間間隔を“停止時間
ｔ_T”に応じて可変となるように定めたが、例えば図５
（ｂ）に示すように加熱調理の開始時点から警報発生の
時点までの時間間隔を“停止時間ｔ_T”に値にかかわら
ず固定的に定めて警報発生の時点からバーナ１の停止時
点までの時間間隔が可変となるようにしてもよく、ある
いは、図５（ｃ）に示すように、加熱調理の開始時点か
ら警報発生の時点までの時間間隔と、警報発生の時点か
らバーナ１の停止時点までの時間間隔との両者を“停止
時間ｔ_T”の長さや設定温度Ｔ_Sに応じて可変的に定め
るようにしてもよい。

【００４０】また、本実施例においては、延長指示スイ
ッチ１２の操作によりバーナ１の加熱作動が延長された
場合であっても、設定温度Ｔ_Sが同一であれば、“停止
時間ｔ_T”を一定としたが、延長指示スイッチ１２が操
作された時の次の“停止時間ｔ_T”を例えば前回の“停
止時間ｔ_T”よりも短くする等、延長指示スイッチ１２
の操作毎に変更するようにしてもよい。

【００４１】さらに、本実施例においては、加熱調理器
としてガスコンロを例にとって説明したが、電気コンロ
やオーブン等の各種の加熱調理器において本実施例と同
様に本発明を適用することができることはもちろんであ
る。

【００４２】

【発明の効果】上記の説明から明らかなように、本発明
の加熱調理器によれば、温度設定手段により設定された
調理温度と温度検出手段により検出された調理温度とが
略一致するように制御手段により加熱源を制御する一
方、設定された調理温度が高い程、短くなるように定め
た所定時間が調理の開始時点から経過した時に停止手段
により加熱源の加熱作動を自動的に停止させ、この時、
その停止前に警報発生手段により警報を発して間もなく
加熱源を停止せしめる旨を使用者に知らせるようにした
ことによって、加熱源が作動したまま放置された場合で
も、煮物調理や油物調理等、調理温度や調理時間の異な
る種々の調理内容に応じた適切なタイミングで該加熱源
を停止させることができ、安全性や使用性に優れた加熱
調理器を提供することができる。

【００４３】さらに、加熱源の加熱作動の延長を指示す
る延長指示手段を備え、その延長指示により、加熱源の
停止を解除して該加熱源の加熱作動を延長するようにし
たことによって、使用者は、長い調理時間を欲する場合
に、延長指示手段により簡単に加熱源の加熱作動を延長
して加熱調理を続行することができ、使用性に優れた加
熱調理器を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の加熱調理器の一例のシステム構成図。

【図２】図１の加熱調理器の要部のブロック構成図。

【図３】図１の加熱調理器の作動を説明するためのフロ
ーチャート。

【図４】図１の加熱調理器の作動を説明するためのフロ
ーチャート。

【図５】図１の加熱調理器の作動タイミングの説明図。

【符号の説明】

１…バーナ（加熱源）、１２…延長指示スイッチ（延長
指示手段）、３４…温度検出手段、３６…警報発生手
段、３７…停止手段、２７…温度設定操作部（温度設定
手段）、３５…制御手段。

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】調理物を加熱する加熱源を備えた加熱調理
器において、前記調理物の調理温度を設定する温度設定
手段と、前記調理物の調理温度を検出する温度検出手段
と、該温度検出手段により検出される調理温度と前記温
度設定手段により設定された調理温度とを略一致させる
べく前記加熱源の加熱作動を制御する制御手段と、調理
開始時点から前記温度設定手段により設定された調理温
度に応じて定められた所定時間の経過時に前記加熱源の
加熱作動を停止せしめる停止手段と、前記所定時間内の
所定時に警報を発する警報発生手段とを備え、前記所定
時間は前記温度設定手段により設定された調理温度が高
い程、短い時間に定められいることを特徴とする加熱調
理器。
【請求項２】前記警報発生手段による警報発生後、所定
の操作により前記停止手段に対して前記加熱源の加熱作
動の延長を指示する延長指示手段を備え、前記停止手段
は前記延長指示手段による延長指示を受けたときに前記
加熱源の加熱作動の停止を解除して該加熱源の加熱作動
を延長せしめることを特徴とする請求項１記載の加熱調
理器。