JP2664298B2 - 洗浄装置および洗浄方法 - Google Patents

洗浄装置および洗浄方法

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JP2664298B2 JP21531391A JP21531391A JP2664298B2 JP 2664298 B2 JP2664298 B2 JP 2664298B2 JP 21531391 A JP21531391 A JP 21531391A JP 21531391 A JP21531391 A JP 21531391A JP 2664298 B2 JP2664298 B2 JP 2664298B2
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史朗 山▲崎▼
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体ウェハ、ガラス
基板あるいはディスク基板などの固体材料片の洗浄装置
および洗浄方法に関し、特に、洗浄槽内で半導体ウェハ
などの被洗浄物に微細凍結粒子を気体と共に噴射ノズル
から高圧で噴射して洗浄する洗浄装置および洗浄方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来の半導体ウェハの洗浄装置
の概略構成図である。同図において、1は微細な凍結粒
子を生成する製氷部、2は冷却用液体窒素供給管、3は
純水を噴霧する噴霧ノズル、4は製氷部1内に生成され
た微細凍結粒子、5はこの微細凍結粒子4を噴射する噴
射ノズル、6は被洗浄物である半導体ウェハ7を保持す
る保持アーム、8は半導体ウェハ7を移動させるための
移動機構、9は洗浄槽、10は排気ダクト、11は排気
用のブロワ(送風機)、22は半導体ウェハ7に向けて
供給管21からの純水を噴射する噴射口、27は純水の
供給遮断を行うエアーバルブである。
【0003】次に、図4を参照しつつ動作について説明
する。
【0004】断熱材で囲まれた製氷部1に、液体窒素を
液体窒素供給管2を介して供給し、内部で蒸発させるこ
とにより、製氷部1内を冷却する。製氷部1内が十分に
冷却された後、噴霧ノズル3から超純水を噴霧して微細
凍結粒子4を得る。こうして得られた微細凍結粒子4
を、気体の噴流によるエジェクター方式によって洗浄槽
9内に高圧で噴射する。こうして微細凍結粒子4を、噴
射ノズル5から保持アーム6に保持された半導体ウェハ
7に向けて噴射することにより、半導体ウェハ7の表面
を洗浄する。
【0005】この洗浄中に、エアーバルブ27および供
給管21を介して供給された純水を、噴射口22から半
導体ウェハ7に向けて噴射し、半導体ウェハ7の表面お
よび裏面の全面を水膜で覆うことによって、半導体ウェ
ハ7へのダストの再付着を防止する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の洗浄
装置では、噴射ノズル5は微細凍結粒子4を噴射するこ
とで、その表面が凍結し、時間の経過とともに凍結部分
が膨張して表面部分の大きな氷塊が飛散しやすくなる。
この氷塊は、洗浄槽9内の気流によって飛散し、噴射ノ
ズル5からの噴流に交じり混んだ場合には、半導体ウェ
ハ7に衝突してダメージを与えるといった問題点があっ
た。
【0007】本発明は、上述の点に鑑みて為されたもの
であって、洗浄槽内の被洗浄物に、発散した氷塊が衝突
してダメージを与えるのを防ぐことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る請求項1記
載の洗浄装置は、洗浄槽内に保持された被洗浄物に微細
凍結粒子を気体と共に噴射ノズルから高圧で噴射する微
細凍結粒子噴射手段と、前記被洗浄物に対して純水を噴
射する第1の純水噴射手段と、前記噴射ノズルに対して
純水を噴射する第2の純水噴射手段とを備え、前記被洗
浄物の洗浄後に前記第2の純水噴射手段から前記噴射ノ
ズルに対して純水を噴射する。
【0009】本発明に係る請求項2記載の洗浄装置は、
前記第1の純水噴射手段と前記第2の純水噴射手段に替
えて、前記被洗浄物に対して純水を噴射するためと前記
噴射ノズルに対して純水を噴射するためとに兼用される
兼用純水噴射手段を備え、前記兼用純水噴射手段は、純
水の導入経路に純水の流量を調整する流量調整手段を有
し、純水の流量を調整することで前記被洗浄物に対する
純水の噴射と、前記噴射ノズルに対する純水の噴射とを
切り替える。
【0010】本発明に係る請求項3記載の洗浄装置は、
前記噴射ノズルに対して乾燥した気体を噴射する気体噴
射手段をさらに備えている。
【0011】本発明に係る請求項4記載の洗浄装置は、
前記兼用純水噴射手段と前記気体噴射手段に替えて、前
記被洗浄物に対して純水を噴射するためと前記噴射ノズ
ルに対して純水を噴射するためと前記噴射ノズルに対し
て乾燥した気体を噴射するためとに兼用される純水気体
兼用噴射手段を備えている。
【0012】本発明に係る請求項5記載の洗浄方法は、
請求項1記載の洗浄装置を用いた洗浄方法であって、前
記微細凍結粒子噴射手段の前記噴射ノズルから前記微細
凍結粒子を気体と共に噴射して前記被洗浄物を洗浄する
工程(a)と、前記工程(a)と同時に、前記第1の純水噴
射手段から前記被洗浄物に対して純水を噴射する工程
(b)と、前記工程(a)の後に、前記第2の純水噴射手段
から前記噴射ノズルに対して純水を噴射する工程(c)と
を備えている。
【0013】本発明に係る請求項6記載の洗浄方法は、
請求項3記載の洗浄装置を用いた洗浄方法であって、前
記微細凍結粒子噴射手段の前記噴射ノズルから前記微細
凍結粒子を気体と共に噴射して前記被洗浄物を洗浄する
工程(a)と、前記工程(a)と同時に、前記第1の純水噴
射手段から前記被洗浄物に対して純水を噴射する工程
(b)と、前記工程(a)の後に、前記第2の純水噴射手段
から前記噴射ノズルに対して純水を噴射する工程(c)
と、前記工程(c)の後に、前記気体噴射手段から前記噴
射ノズルに対して乾燥した気体を噴射する工程(d)を備
えている。
【0014】
【作用】本発明に係る請求項1記載の洗浄装置よれば、
被洗浄物の洗浄後に第2の純水噴射手段から噴射ノズル
に対して純水を噴射することにより、噴射ノズルの表面
に形成された凍結部分を溶かして除去することができ
る。
【0015】本発明に係る請求項2記載の洗浄装置よれ
ば、純水の導入経路に純水の流量を調整する流量調整手
段を有し、純水の流量を調整することで被洗浄物に対す
る純水の噴射と、噴射ノズルに対する純水の噴射とを切
り替えることで、被洗浄物に対して純水を噴射するとと
もに前記噴射ノズルに対して純水を噴射する機能を有す
ることができ、洗浄槽内の構成が簡素化される。
【0016】本発明に係る請求項3記載の洗浄装置よれ
ば、噴射ノズルに対して乾燥した気体を噴射する気体噴
射手段をさらに備えるので、凍結部分が除去された後に
乾燥した気体を噴射することで噴射ノズルに付着した水
滴を除去することができる。
【0017】本発明に係る請求項4記載の洗浄装置よれ
ば、純水気体兼用噴射手段により被洗浄物に対する純水
の噴射と、噴射ノズルに対する純水の噴射と、噴射ノズ
ルに対する乾燥した気体の噴射を行うことができるの
で、洗浄槽内の構成が簡素化される。
【0018】本発明に係る請求項5記載の洗浄方法によ
れば、工程(a)の後に、第2の純水噴射手段から噴射ノ
ズルに対して純水を噴射する工程(c)を備えるので、噴
射ノズルの表面に形成された凍結部分を溶かして除去す
ることができる。
【0019】本発明に係る請求項6記載の洗浄方法によ
れば、工程(c)の後に、気体噴射手段から噴射ノズルに
対して乾燥した気体を噴射する工程(d)を備えるので、
凍結部分が除去された後に乾燥した気体を噴射すること
で噴射ノズルに付着した水滴を除去することができる。
【0020】
【実施例】<第1の実施例> 以下、図1を用いて本発明に係る洗浄装置および洗浄方
法の第1の実施例について説明する。図1は本発明に係
る洗浄装置の概略構成を示す図である。なお、図4を用
いて説明した従来の洗浄装置と同一の構成については、
同一の参照符を付す。
【0021】図1において、1は微細な凍結粒子を生成
する製氷部、2は冷却用液体窒素供給管、3は純水を噴
霧する噴霧ノズル、4は製氷部1内に生成された微細凍
結粒子、5はこの微細凍結粒子4を噴射する噴射ノズ
ル、6は被洗浄物である半導体ウェハ7を保持する保持
アーム、8は半導体ウェハ7を移動させるための移動機
構、9は洗浄槽、10は排気ダクト、11は排気用のブ
ロワ(送風機)である。
【0022】そして、純水の供給遮断を行うエアーバル
ブ28、純水の供給管25及び微細凍結粒子4の噴射ノ
ズル5に対する純水の噴射口26が設けられている。
【0023】次に図1を参照しつつ本発明に係る洗浄装
置の第1の実施例の動作について説明する。
【0024】断熱材で囲まれた製氷部1に、液体窒素を
液体窒素供給管2を介して供給し、内部で蒸発させるこ
とにより、製氷部1内を冷却する。製氷部1内が十分に
冷却された後、噴霧ノズル3から超純水を噴霧して微細
凍結粒子4を得る。こうして得られた微細凍結粒子4
を、気体の噴流によるエジェクター方式によって洗浄槽
9内に高圧で噴射する。こうして微細凍結粒子4を、噴
射ノズル5から保持アーム6に保持された半導体ウェハ
7に向けて噴射することにより、半導体ウェハ7の表面
を洗浄する。この洗浄中に純水のエアーバルブ27を開
き供給管21に供給された純水を、噴射口22から半導
体ウェハ7に向けて噴射し、半導体ウェハ7の表面およ
び裏面の全面を水膜で覆うことによって半導体ウェハ7
へのダストの再付着を防止する。
【0025】この洗浄の際には、排気用のブロワ11に
より洗浄槽9内の排気を行い、微細凍結粒子4の噴射に
起因する噴流の巻き上がりを抑制している。
【0026】ここで、洗浄中においては純水の供給遮断
を行うエアーバルブ28は閉じている。そして、噴射ノ
ズル5からの微細凍結粒子4の噴射後に、噴射ノズル5
の凍結部分を溶かすために、エアーバルブ28を開き、
供給管25に供給された純水を、噴射口26から噴射ノ
ズル5に向けて噴射し、噴射ノズル5表面の凍結部分を
溶かして除去する。
【0027】<第2の実施例> 以下、図2を用いて本発明に係る洗浄装置および洗浄方
法の第1の実施例について説明する。図2は本発明に係
る洗浄装置の概略構成を示す図である。なお、図4を用
いて説明した従来の洗浄装置と同一の構成については、
同一の参照符を付す。
【0028】図2において、1は微細な凍結粒子を生成
する製氷部、2は冷却用液体窒素供給管、3は純水を噴
霧する噴霧ノズル、4は製氷部1内に生成された微細凍
結粒子、5はこの微細凍結粒子4を噴射する噴射ノズ
ル、6は被洗浄物である半導体ウェハ7を保持する保持
アーム、8は半導体ウェハ7を移動させるための移動機
構、9は洗浄槽、10は排気ダクト、11は排気用のブ
ロワ(送風機)である。
【0029】そして、純水の供給遮断を行うエアーバル
ブ28、純水の供給管25および微細凍結粒子4の噴射
ノズル5に対する純水の噴射口26が設けられている。
さらに、乾空(乾燥空気)の供給遮断を行うエアーバル
ブ29、乾空の供給管23及び微細凍結粒子4の噴射ノ
ズル5に対する乾空の噴射口24が設けられている。
【0030】次に図2を参照しつつ本発明に係る洗浄装
置の第1の実施例の動作について説明する。
【0031】断熱材で囲まれた製氷部1に、液体窒素を
液体窒素供給管2を介して供給し、内部で蒸発させるこ
とにより、製氷部1内を冷却する。製氷部1内が十分に
冷却された後、噴霧ノズル3から超純水を噴霧して微細
凍結粒子4を得る。こうして得られた微細凍結粒子4
を、気体の噴流によるエジェクター方式によって洗浄槽
9内に高圧で噴射する。こうして微細凍結粒子4を、噴
射ノズル5から保持アーム6に保持された半導体ウェハ
7に向けて噴射することにより、半導体ウェハ7の表面
を洗浄する。この洗浄中に純水のエアーバルブ27を開
き供給管21に供給された純水を、噴射口22から半導
体ウェハ7に向けて噴射し、半導体ウェハ7の表面およ
び裏面の全面を水膜で覆うことによって半導体ウェハ7
へのダストの再付着を防止する。
【0032】この洗浄の際には、排気用のブロワ11に
より洗浄槽9内の排気を行い、微細凍結粒子4の噴射に
起因する噴流の巻き上がりを抑制している。
【0033】ここで、洗浄中においては、純水の供給遮
断を行うエアーバルブ28と乾空の供給遮断を行うエア
ーバルブ29は閉じている。次に、噴射ノズル5からの
微細凍結粒子4の噴射後に、噴射ノズル5の凍結部分を
溶かすために、エアーバルブ28を開き、供給管25に
供給された純水を、噴射口26から噴射ノズル5に向け
て噴射し、噴射ノズル5表面の凍結部分を溶かして除去
する。
【0034】さらに、純水の噴射後に、噴射ノズル5表
面の水滴を除去するために、エアーバルブ28を閉じる
とともに、エアーバルブ29を開き、供給管23に供給
された乾空を、噴射口24から噴射ノズル5に噴射する
ことにより、噴射ノズル5の表面の水滴を除去する。
【0035】<第3の実施例> 以下、図3を用いて本発明に係る洗浄装置および洗浄方
法の第1の実施例について説明する。図3は本発明に係
る洗浄装置の概略構成を示す図である。なお、図4を用
いて説明した従来の洗浄装置と同一の構成については、
同一の参照符を付す。
【0036】図3において、1は微細な凍結粒子を生成
する製氷部、2は冷却用液体窒素供給管、3は純水を噴
霧する噴霧ノズル、4は製氷部1内に生成された微細凍
結粒子、5はこの微細凍結粒子4を噴射する噴射ノズ
ル、6は被洗浄物である半導体ウェハ7を保持する保持
アーム、8は半導体ウェハ7を移動させるための移動機
構、9は洗浄槽、10は排気ダクト、11は排気用のブ
ロワ(送風機)である。
【0037】そして、洗浄槽9内には、純水および乾空
に兼用される単一の供給管12および噴射口13が設け
られている。この供給管12は、洗浄槽9外で純水およ
び乾空の供給管14,15に分岐されており、純水の供
給管14には、アクチュエータ16により駆動される流
量調整バルブ17およびエアーバルブ18が設けられ、
乾空の供給管15には、純水の流入を防ぐための逆止弁
19およびエアーバルブ20が設けられている。
【0038】ここで、洗浄槽9内の噴射口13は、半導
体ウェハ7に対する純水の噴射、噴射ノズル5に対する
純水の噴射および噴射ノズル5に対する乾空の噴射のす
べてに兼用されるものであり、純水の噴射方向を、半導
体ウェハ7と噴射ノズル5とに変えるために、上述の流
量調整バルブ17によって流量を2段階に変えるように
している。
【0039】次に図3を参照しつつ本発明に係る洗浄装
置の第3の実施例の動作について説明する。断熱材で囲
まれた製氷部1に、液体窒素を液体窒素供給管2を介し
て供給し、内部で蒸発させることにより、製氷部1内を
冷却する。製氷部1内が十分に冷却された後、噴霧ノズ
ル3から超純水を噴霧して微細凍結粒子4を得る。こう
して得られた微細凍結粒子4を、気体の噴流によるエジ
ェクター方式によって洗浄槽9内に高圧で噴射する。こ
うして微細凍結粒子4を、噴射ノズル5から保持アーム
6に保持された半導体ウェハ7に向けて噴射することに
より、半導体ウェハ7の表面を洗浄する。
【0040】この洗浄の際には、排気用のブロワ11に
より洗浄槽9内の排気を行い、微細凍結粒子4の噴射に
起因する噴流の巻き上がりを抑制している。
【0041】ここで、洗浄中においては、エアーバルブ
20を閉じるとともに、エアーバルブ18を開き、アク
チュエータ16によって流量調整バルブ17を駆動し、
純水の噴射方向が半導体ウェハ7となるように流量調整
する。これによって、洗浄槽9内の供給管12に供給さ
れた純水は、噴射口13から半導体ウェハ7に向けて噴
射されることになり、半導体ウェハ7の表面および裏面
の全面が水膜で覆われて半導体ウェハ7へのダストの再
付着が防止される。
【0042】また、噴射ノズル5からの微細凍結粒子4
の噴射の後には、噴射ノズル5の凍結部分を溶かすため
に、アクチュエータ16によって流量調整バルブ17を
駆動し、純水の噴射方向が噴射ノズル5となる流量に切
換える。これによって、供給管12に供給された純水
は、噴射口13から噴射ノズル5に向けて噴射されるこ
とになり、噴射ノズル5表面の凍結部分が溶けて除去さ
れる。
【0043】さらに、純水の噴射の後には、噴射ノズル
5表面の水滴を除去するために、エアーバルブ18を閉
じるとともに、エアーバルブ20を開いて乾空を供給
し、供給された乾空を、噴射口13から噴射ノズル5に
噴射することにより、噴射ノズル5の表面の水滴を除去
する。
【0044】以上のようにして同一の供給管12および
噴射口13で、半導体ウェハ7に対する純水の噴射、噴
射ノズル5に対する純水の噴射および噴射ノズル5に対
する乾空の噴射のすべてを兼用するので、図1および図
2を用いて説明した第1および第2の実施例のように、
各噴射ノズル毎に個別の供給管を有する場合に比べて洗
浄槽9内の配管が簡素化されることになり、洗浄時にお
いて、ダストを含んだ凍結粒子や純水の飛沫が配管に衝
突して跳ね返り、半導体ウェハ7にダストが再付着する
といったことが低減されることになる。
【0045】<変形例> なお、以上説明した第3の実施例では、半導体ウェハ7
に対する純水の噴射、噴射ノズル5に対する純水の噴射
および噴射ノズル5に対する乾空の噴射のすべてを同一
の供給管12および噴射口13で兼用したが、半導体ウ
ェハ7に対する純水の噴射、噴射ノズル5に対する純水
の噴射および噴射ノズル5に対する乾空の噴射のいずれ
か二つを同一の供給管および噴射口で兼用し、他は、独
立した供給管および噴射口を設けてもよい。
【0046】
【発明の効果】本発明に係る請求項1記載の洗浄装置よ
れば、噴射ノズルの表面に形成された凍結部分を溶かし
て除去することができるので、洗浄槽内の被洗浄物に凍
結部分から飛散した氷解が衝突してダメージを与えるの
を防止した洗浄装置が得られる。
【0047】本発明に係る請求項2記載の洗浄装置よれ
ば、洗浄槽内の構成が簡素化されるので、洗浄時におい
て、凍結粒子や純水の飛沫が配管などの構成物に衝突し
て跳ね返り、被洗浄物にダストが再付着するといったこ
とが低減した洗浄装置が得られる。
【0048】本発明に係る請求項3記載の洗浄装置よれ
ば、凍結部分が除去された後に乾燥した気体を噴射する
ことで噴射ノズルに付着した水滴を除去することが可能
な洗浄装置が得られる。
【0049】本発明に係る請求項4記載の洗浄装置よれ
ば、洗浄槽内の構成がさらに簡素化されるので、洗浄時
において、凍結粒子や純水の飛沫が配管などの構成物に
衝突して跳ね返り、被洗浄物にダストが再付着するとい
ったことがさらに低減した洗浄装置が得られる。
【0050】本発明に係る請求項5記載の洗浄方法によ
れば、噴射ノズルの表面に形成された凍結部分を溶かし
て除去することができ、洗浄槽内の被洗浄物に凍結部分
から飛散した氷解が衝突してダメージを与えるのを防止
できる。
【0051】本発明に係る請求項6記載の洗浄方法によ
れば、凍結部分が除去された後に乾燥した気体を噴射す
ることで噴射ノズルに付着した水滴を除去することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る洗浄装置および洗浄方法の第1
の実施例を示す図である。
【図2】 本発明に係る洗浄装置および洗浄方法の第2
の実施例を示す図である。
【図3】 本発明に係る洗浄装置および洗浄方法の第3
の実施例を示す図である。
【図4】 従来の洗浄装置を示す図である。
【符号の説明】
5 噴射ノズル、7 半導体ウェハ(被洗浄物)、16
アクチュエータ、17 流量調整バルブ、19 逆止
弁、14,15,21,23,25 供給管、20,2
7,28,29 エアーバルブ 22,24,26 噴
射口。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄槽内に保持された被洗浄物に微細凍
    結粒子を気体と共に噴射ノズルから高圧で噴射する微細
    凍結粒子噴射手段と、 前記被洗浄物に対して純水を噴射する第1の純水噴射手
    段と、 前記噴射ノズルに対して純水を噴射する第2の純水噴射
    手段とを備え、 前記被洗浄物の洗浄後に前記第2の純水噴射手段から前
    記噴射ノズルに対して純水を噴射することを特徴とする
    洗浄装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の純水噴射手段と前記第2の純
    水噴射手段に替えて、前記被洗浄物に対して純水を噴射
    するためと前記噴射ノズルに対して純水を噴射するため
    とに兼用される兼用純水噴射手段を備え、 前記兼用純水噴射手段は、純水の導入経路に純水の流量
    を調整する流量調整手段を有し、純水の流量を調整する
    ことで前記被洗浄物に対する純水の噴射と、前記噴射ノ
    ズルに対する純水の噴射とを切り替えることを特徴とす
    る請求項1記載の洗浄装置。
  3. 【請求項3】 前記噴射ノズルに対して乾燥した気体を
    噴射する気体噴射手段をさらに備える請求項1または請
    求項2記載の洗浄装置。
  4. 【請求項4】 前記兼用純水噴射手段と前記気体噴射手
    段に替えて、前記被洗浄物に対して純水を噴射するため
    と前記噴射ノズルに対して純水を噴射するためと前記噴
    射ノズルに対して乾燥した気体を噴射するためとに兼用
    される純水気体兼用噴射手段を備える請求項3記載の洗
    浄装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の洗浄装置を用いた洗浄方
    法であって、 (a)前記微細凍結粒子噴射手段の前記噴射ノズルから前
    記微細凍結粒子を気体と共に噴射して前記被洗浄物を洗
    浄する工程と、 (b)前記工程(a)と同時に、前記第1の純水噴射手段か
    ら前記被洗浄物に対して純水を噴射する工程と、 (c)前記工程(a)の後に、前記第2の純水噴射手段から
    前記噴射ノズルに対して純水を噴射する工程とを備える
    洗浄方法。
  6. 【請求項6】 請求項3記載の洗浄装置を用いた洗浄方
    法であって、 (a)前記微細凍結粒子噴射手段の前記噴射ノズルから前
    記微細凍結粒子を気体と共に噴射して前記被洗浄物を洗
    浄する工程と、 (b)前記工程(a)と同時に、前記第1の純水噴射手段か
    ら前記被洗浄物に対して純水を噴射する工程と、 (c)前記工程(a)の後に、前記第2の純水噴射手段から
    前記噴射ノズルに対して純水を噴射する工程と (d)前記工程(c)の後に、前記気体噴射手段から前記噴
    射ノズルに対して乾燥した気体を噴射する工程を備える
    洗浄方法。
JP21531391A 1991-08-27 1991-08-27 洗浄装置および洗浄方法 Expired - Lifetime JP2664298B2 (ja)

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