JP2655897B2 - ワイパ - Google Patents

ワイパ

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JP2655897B2
JP2655897B2 JP63320824A JP32082488A JP2655897B2 JP 2655897 B2 JP2655897 B2 JP 2655897B2 JP 63320824 A JP63320824 A JP 63320824A JP 32082488 A JP32082488 A JP 32082488A JP 2655897 B2 JP2655897 B2 JP 2655897B2
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wiper
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雅裕 齊藤
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、ノズルをワイパブレードの往復動に同期
して駆動し、ワイパブレードの進行方向前方のウィンド
面にノズルから洗浄液を吹き付けるようしたワイパに関
する。
(従来の技術) 車両等のワイパは、ワイパブレードをウィンド面上に
往復動させてウィンド面の汚れを払拭するが、また、汚
れを効果的に払拭するため洗浄液をウィンド面に拭き付
けるノズルが装着されている。このようなワイパーは、
一般に、ノズルをワイパブレードによる払拭される区域
の中心に指向させて配置し、ノズルから洗浄液を扇状に
噴出させてウィンド面に吹き付けている。
ところで、ワイパは、ウィンド面が濡れた状態か乾燥
した状態かでウィンド面とワイパブレードとの摩擦係数
が大きく異なり、ワイパブレードが洗浄液で濡れた部分
から乾燥部分に移行するとウィンド面に擦過傷を生じる
ことがあった。特に、近年の車両において提案されてい
る合成樹脂等の低硬度材料から成るフロントウィンドに
あっては、上述の欠点も顕著であった。
そこで、従来、特開昭63−97452号公報において、擦
過傷が生じることを防止するワイパが提案されている。
このワイパは、ワイパアームの両側部にそれぞれノズル
を取り付け、ワイパブレードの進行方向に合わせて洗浄
液をノズルの一方から選択的に噴出させて洗浄液をワイ
パブレードの進行方向前方のワイパブレードがこれから
吹き取る部分に吹き付けるものである。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上述した特開昭63−97452号公報のワ
イパにあっては、ワイパアームに2つのノズルを並設し
なければならないためワイパアームが大型化し、また、
ワイパアームの揺動に同期して洗浄水の流れを制御する
電磁弁および制御回路等の流体制御用の機器が不可欠で
あるため、コストの増大を招くという問題がある。
この発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、ウィ
ンド面に擦過傷が生じることを防止できるワイパを、ワ
イパアームを大型化すること無く、また、安価に提供す
ることを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記目的を達成するために、ノズルで洗浄
液を吹き付けたウィンド面に、ワイパブレードを当て、
このワイパブレードをワイパアームを介してワイパシャ
フトに取付け、このワイパシャフトを正逆転すること
で、ウィンド面を払拭するワイパにおいて、前記ワイパ
シャフトに同心にこのワイパシャフトと相対的に回転可
能なスリーブを取付け、このスリーブに前記ノズルを取
付け、このノズルを正逆転いずれにおいても前記ワイパ
ブレードより先行させつつワイパブレードと同期運転す
るようにしたことにより、前記ワイパブレードが往動と
復動のいずれの場合であっても、前記ノズルからワイパ
ブレードの進行方向前方へ向けて洗浄液を吹き付けるよ
うに構成したことを特徴とするワイパである。
(作用) ワイパブレードを往復時に洗浄液を噴射するノズル
と、復動時に噴射するノズルとを、共用することができ
るので、ノズルは少数でよい。
ワイパブレードが往動と復動のいずれの場合であって
も、ウィンド面はワイパブレードの進行方向前方のみが
洗浄液で濡れた状態であり、ワイパブレードは常に洗浄
液で濡れた状態のウィンド面を払拭する。その結果、ウ
ィンド面やワイパブレードを損傷することなく、ウィン
ド面を十分に洗浄且つ払拭することができ、しかも、余
剰の洗浄液を噴出させることもない。
(実施例) 以下、この発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図から第3図にはこの発明の一実施例にかかるワ
イパを示し、第1図が概略側面図、第2図が駆動機構の
概略図、第3図が作用説明図である。
図中、11はワイパアームであり、ワイパアーム11は、
基端が車体B外に突出したワイパシャフト12に取り付け
られ、後述するモータで駆動されて揺動する。このワイ
パアーム11には先端にワイパブレード13が支持され、ワ
イパブレード13はウィンドガラスGのウィンド面と摺接
可能に接触している。このワイパブレード13は、ワイパ
アーム11の揺動にともないウィンド面上を往復動してい
るウィンド面を払拭する。
ワイパシャフト12は、第2図に詳示するように、後述
するスリーブ14に同軸的かつ回転自在に挿通され、この
スリーブ14とともに、車体Bを貫通して車体B外へ突出
している。ワイパシャフト12は、車体B外の外端部に上
述のワイパアーム11の基端が取り付けられ、車体B内の
内端部にアーム12aが一体に形成されて該アーム12aがク
ランク式のリンク機構15を介しモータ16の出力軸に連結
されている。このワイパシャフト12は、リンク機構15を
介しモータ16により駆動されて規定の角度範囲を往復回
動する。スリーブ14は、車体Bを回転自在に貫通し、車
体B外の外周部に洗浄液噴射用のノズル17が設けられ、
車体B内の端部にアーム14aが一体に形成されて該アー
ム14aがクランク式のリンク機構18を介しモータ19の出
力軸に連結されている。このスリーブ14は、リンク機構
18を介しモータ19により、ワイパシャフト12と同期して
駆動され、ワイパシャフト12の回動範囲と略同一の範囲
を往復して回動する。
ノズル17は、第1図に模式的に示すように、ホース20
が接続されて該ホース20で洗浄液のポンプ21の吐出ポー
トに連絡されている。ポンプ21は、吸入ポートが洗浄液
のリザーバタンク22に連結され、リザーバタンク22内の
洗浄液を加圧して吐出する。
このように、ワイパは第1図〜第3図に示すように、
ワイパシャフト12に同心にこのワイパシャフト12と相対
的に回転可能なスリーブ14を取付け、このスリーブ14に
ノズル17を取付け、このノズル17を正逆転いずれにおい
てもワイパブレード13より先行させつつワイパブレード
13と同期運転するようにしたものである。従って、ワイ
パは、ワイパブレード13が往動と復動のいずれの場合で
あっても、ノズル17からワイパブレード13の進行方向前
方へ向けて洗浄液を吹き付ける構成となる。
この実施例のワイパにあっては、ワイパアーム11がモ
ータ16により駆動されてワイパシャフト12を中心に揺動
し、このワイパアーム11の揺動でワイパブレード13がウ
ィンド面上を往復動してウィンド面を払拭する。そし
て、スリーブ14はワイパアーム11に同期して往復動し、
ノズル17はワイパブレード13に位相差をもって先行して
揺動する。ノズル17は特に反転時において位相が大きく
進む。
このようなノズル17は、第3図に示すようにワイパブ
レード13の進行方向前方の、ワイパブレード13がこれか
ら拭き取る部分に向って洗浄液を吹き付けることにな
る。
換言すれば、ノズル17を、正逆転いずれにおいてもワ
イパブレード13より先行させつつワイパブレード13と同
期運転することができる。このため、ワイパブレード13
が往動と復動のいずれの場合であっても、ノズル17は、
ワイパブレード13の進行方向前方へ向けて洗浄液を吹き
付ける。したがって、ウィンド面を常に濡れた状態で払
拭でき、ウィンド面に擦過傷が生じることを防止でき、
また、騒音の原因となる振動も防止できる。
一方、この実施例のワイパは、ノズル17をスリーブ14
に支持し、このスリーブ14をワイパブレード13と同期さ
せてモータ19によりリンク機構18を介し駆動し、ノズル
17から洗浄液をウィンド面のワイパブレード13の進行方
向前方部分に吹き付ける。このため、洗浄液の流れを制
御する流体機器が不用でコストを低減でき、また、ワイ
パーアーム11の大型化も防止できる。
なお、上述した実施例では、スリーブ14駆動用のモー
タ19とワイパアーム駆動用のモータ11とを有するが、こ
れらモータ16,19を共用化して単一のモータでスリーブ1
4とワイパアーム11との双方を駆動することも可能であ
り、また、ノズル17をスリーブ14に直接に穿設すること
も可能であり、さらに、ノズル17は1つに限られるもの
では無く、複数個のノズルを設け、またはノズルの噴出
口を複数にして、1つはブレードのノズル近くを吹き、
他はブレードのノズル遠方を吹くというように数本で噴
出部分を分担させ、ブレード全体に洗浄液が行きわたる
ようにしてもよい。
(発明の効果) 以上詳述したように本発明は、ワイパシャフトに同心
にこのワイパシャフトと相対的に回転可能なスリーブを
取付け、このスリーブにノズルを取付け、このノズルを
正逆転いずれにおいてもワイパブレードより先行させつ
つワイパブレードと同期運転するようにしたことによ
り、ワイパブレードが往動と復動のいずれの場合であっ
ても、ノズルからワイパブレードの進行方向前方へ向け
て洗浄液を吹き付けるよう構成したので、ワイパブレー
ドを往動時に洗浄液を噴射するノズルと復動時に噴射す
るノズルとを共用することができる。
このため、洗浄液を噴射するノズルが少数ですみ、洗
浄液の噴射タイミングを制御するための複雑な制御機器
が不要であり、また、ワイパアームが大型化することも
なく、コストが低減する。
さらに、ワイパブレードが往動と復動のいずれの場合
であっても、ノズルからワイパブレードの進行方向前方
へ向けて洗浄液を吹き付けるので、ウィンド面のワイパ
ブレードの進行方向前方のみを、常に洗浄液で濡れた状
態で払拭することができる。その結果、簡単な構成で、
ウィンド面やワイパブレードを損傷することなく、ウィ
ンド面を十分に洗浄且つ払拭することができ、しかも、
余剰の洗浄液を噴出させることもない。
【図面の簡単な説明】
第1図から第3図はこの発明の一実施例にかかるワイパ
を示し、第1図が概略側面図、第2図が要部拡大側面
図、第3図が作用を説明するための正面図である。 11……ワイパアーム、12……ワイパシャフト 13……ワイパブレード、14……スリーブ 15……リンク機構、16……モータ 17……ノズル、18……リンク機構 19……モータ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ノズルで洗浄液を吹き付けたウィンド面
    に、ワイパブレードを当て、このワイパブレードをワイ
    パアームを介してワイパシャフトに取付け、このワイパ
    シャフトを正逆転することで、ウィンド面を払拭するワ
    イパにおいて、 前記ワイパシャフトに同心にこのワイパシャフトと相対
    的に回転可能なスリーブを取付け、このスリーブに前記
    ノズルを取付け、このノズルを正逆転いずれにおいても
    前記ワイパブレードより先行させつつワイパブレードと
    同期運転するようにしたことにより、 前記ワイパブレードが往動と復動のいずれの場合であっ
    ても、前記ノズルからワイパブレードの進行方向前方へ
    向けて洗浄液を吹き付けるように構成したことを特徴と
    するワイパ。
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