JP2654670B2 - 建築用パネル - Google Patents
建築用パネルInfo
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- JP2654670B2 JP2654670B2 JP17774288A JP17774288A JP2654670B2 JP 2654670 B2 JP2654670 B2 JP 2654670B2 JP 17774288 A JP17774288 A JP 17774288A JP 17774288 A JP17774288 A JP 17774288A JP 2654670 B2 JP2654670 B2 JP 2654670B2
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- panel
- building panel
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- Finishing Walls (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は住宅、倉庫等に使用する複合板、特に断熱複
合板の結露防止、防カビ、防蝕性、防錆を図った建築用
パネルに関するものである。
合板の結露防止、防カビ、防蝕性、防錆を図った建築用
パネルに関するものである。
一般に実公昭50−895号公報に示すようなパネルは連
結した際の目地部が熱橋となり、内、外気の温度差、湿
度関係から結露が生じる施工構造となっていた。
結した際の目地部が熱橋となり、内、外気の温度差、湿
度関係から結露が生じる施工構造となっていた。
このため、この種パネルを用いて施工した際の結露
は、内、外壁間の空気がサイクルしないため結露が長
時間に亘り滞り、下地を腐食する。カビ、錆、断
熱性能の劣化（ガラスウール）、裏面材の伸縮により
パネル表面が凹凸状となる。等の欠点があった。
は、内、外壁間の空気がサイクルしないため結露が長
時間に亘り滞り、下地を腐食する。カビ、錆、断
熱性能の劣化（ガラスウール）、裏面材の伸縮により
パネル表面が凹凸状となる。等の欠点があった。
本発明はこのような欠点を除去するため、裏面材の露
出面に吸水性、難燃性を有する不織布を貼着し、万一の
結露水をこれら吸水剤で吸水し、徐放出させると共に、
結露水の広がり防止と防錆、防蝕、防カビを図り、さら
に裏面材の伸縮によりパネル化粧面が変形して凹凸状の
好ましくない外観となるのを防止できる建築用パネルを
提案するものである。
出面に吸水性、難燃性を有する不織布を貼着し、万一の
結露水をこれら吸水剤で吸水し、徐放出させると共に、
結露水の広がり防止と防錆、防蝕、防カビを図り、さら
に裏面材の伸縮によりパネル化粧面が変形して凹凸状の
好ましくない外観となるのを防止できる建築用パネルを
提案するものである。
〔実施例〕 以下に、図面を用いて本発明に係る建築用パネルの一
実施例について詳細に説明する。すなわち、第１図は上
記検知用パネルＡの一例を示す斜視図であり、１は表面
材、５は裏面材、10は芯材である。さらに詳説すると、
表面材１は金属薄板からなり、例えば表面処理鋼板、鋼
板に亜鉛・ニッケル合金をメッキした鋼板、アルミ・亜
鉛合金メッキ鋼板（商品名：ガルファン、ガルバリウム
鋼板、スーパージンク）、アルミニウム板、アルミニウ
ム合金板、フッ素樹脂塗装鋼板、鋼板、クラッド鋼板、
制振鋼板等の金属板（平板、エンボス加工板を含む）を
ロール、プレス等で所定形状に成形し、化粧面２の両側
縁に連結部、例えば雄型３、雌型４を形成した部材であ
る。また、裏面材５は吸水樹脂とセルロース、ガラス繊
維、石膏、水酸化アルミを主成分とし、結露水を十分に
吸水すると共に、伸縮が小さいシート状物からなる。勿
論、難燃処理、防水処理されたシート状物を主材とし、
これに吸水樹脂をコーテングした裏面材５等である。上
記吸水樹脂としては（イ）澱粉系、（ロ）セルロース
系、（ハ）合成樹脂系があり、（イ）にはアクリロニト
リルグラフト化加水分解物、アクリル酸グラフト化合
物、（ロ）にはグラフト重合物、カルボキシメチル化合
物、（ハ）にはポリアクリル酸塩系、ポリビニルアルコ
ール系、ポリエチレンオキサイドなどの１種、または２
種以上からなるものである。なお、吸水樹脂は繊維にコ
ーテングしたり、不織布に含浸させたり、セルロース繊
維に吸水樹脂を溶解して抄造した不織布等に形成して使
用し、結露水を十分に吸水し、実質的に結露水が発生し
ても支障のないものとするものである。また、裏面材５
にはアルミニウムを蒸着、もしくは箔をラミネートし、
その上に合成樹脂膜をラミネート等した構成材の１種か
らなるものである。さらに、裏面材５の具体的な構造例
としては第２図（ａ）〜（ｃ）に示すように形成するこ
ともできる。すなわち、（ａ）図はアルミニウム６、ク
ラフト７、不織布８を積層した裏面材５、（ｂ）図は
（ａ）図のアルミニウム６面に合成樹脂膜９をラミネー
トした裏面材５、（ｃ）図はアルミニウム６に不織布８
（吸水樹脂を含む）を積層一体化した裏面材５である。
勿論、裏面材５の構造としては周知シート材をラミネー
トして裏面材５とし、その露出面にのみ吸水性能のある
シート材を接着すればよいものである。また、アルミニ
ウム６が存在する面は芯材10側に、吸水性能のある面材
はパネルの裏面となる露出面に存在するように貼着する
ものである。芯材10はポリウレタンフォーム、ポリイソ
シアヌレートフォーム、フェノールフォーム（レゾール
型、ノボラック型）、ポリエチレンフォーム、ポリスチ
レンフォーム、およびこれらの変性、難燃化されたフォ
ーム、もしくはロックウール、石膏ボード、シージング
インシュレーションボード、炭酸カルシウム、珪酸カル
シウム板、ALC板、発泡コンクリート板等の１種以上か
ら構成するものである。
実施例について詳細に説明する。すなわち、第１図は上
記検知用パネルＡの一例を示す斜視図であり、１は表面
材、５は裏面材、10は芯材である。さらに詳説すると、
表面材１は金属薄板からなり、例えば表面処理鋼板、鋼
板に亜鉛・ニッケル合金をメッキした鋼板、アルミ・亜
鉛合金メッキ鋼板（商品名：ガルファン、ガルバリウム
鋼板、スーパージンク）、アルミニウム板、アルミニウ
ム合金板、フッ素樹脂塗装鋼板、鋼板、クラッド鋼板、
制振鋼板等の金属板（平板、エンボス加工板を含む）を
ロール、プレス等で所定形状に成形し、化粧面２の両側
縁に連結部、例えば雄型３、雌型４を形成した部材であ
る。また、裏面材５は吸水樹脂とセルロース、ガラス繊
維、石膏、水酸化アルミを主成分とし、結露水を十分に
吸水すると共に、伸縮が小さいシート状物からなる。勿
論、難燃処理、防水処理されたシート状物を主材とし、
これに吸水樹脂をコーテングした裏面材５等である。上
記吸水樹脂としては（イ）澱粉系、（ロ）セルロース
系、（ハ）合成樹脂系があり、（イ）にはアクリロニト
リルグラフト化加水分解物、アクリル酸グラフト化合
物、（ロ）にはグラフト重合物、カルボキシメチル化合
物、（ハ）にはポリアクリル酸塩系、ポリビニルアルコ
ール系、ポリエチレンオキサイドなどの１種、または２
種以上からなるものである。なお、吸水樹脂は繊維にコ
ーテングしたり、不織布に含浸させたり、セルロース繊
維に吸水樹脂を溶解して抄造した不織布等に形成して使
用し、結露水を十分に吸水し、実質的に結露水が発生し
ても支障のないものとするものである。また、裏面材５
にはアルミニウムを蒸着、もしくは箔をラミネートし、
その上に合成樹脂膜をラミネート等した構成材の１種か
らなるものである。さらに、裏面材５の具体的な構造例
としては第２図（ａ）〜（ｃ）に示すように形成するこ
ともできる。すなわち、（ａ）図はアルミニウム６、ク
ラフト７、不織布８を積層した裏面材５、（ｂ）図は
（ａ）図のアルミニウム６面に合成樹脂膜９をラミネー
トした裏面材５、（ｃ）図はアルミニウム６に不織布８
（吸水樹脂を含む）を積層一体化した裏面材５である。
勿論、裏面材５の構造としては周知シート材をラミネー
トして裏面材５とし、その露出面にのみ吸水性能のある
シート材を接着すればよいものである。また、アルミニ
ウム６が存在する面は芯材10側に、吸水性能のある面材
はパネルの裏面となる露出面に存在するように貼着する
ものである。芯材10はポリウレタンフォーム、ポリイソ
シアヌレートフォーム、フェノールフォーム（レゾール
型、ノボラック型）、ポリエチレンフォーム、ポリスチ
レンフォーム、およびこれらの変性、難燃化されたフォ
ーム、もしくはロックウール、石膏ボード、シージング
インシュレーションボード、炭酸カルシウム、珪酸カル
シウム板、ALC板、発泡コンクリート板等の１種以上か
ら構成するものである。
以上説明したのは本発明に係る建築用パネルＡの一実
施例にすぎず、第３図（ａ）〜（ｍ）、第４図（ａ）〜
（ｔ）、第５図（ａ）〜（ｔ）のように構成することも
できる。なお、上記構築用パネルＡにおいて、裏面材５
としては表面材１と同質材でその露出面に吸水性を有す
るシート状物を一体に貼着した建築用パネルＡを形成す
ることもできる。
施例にすぎず、第３図（ａ）〜（ｍ）、第４図（ａ）〜
（ｔ）、第５図（ａ）〜（ｔ）のように構成することも
できる。なお、上記構築用パネルＡにおいて、裏面材５
としては表面材１と同質材でその露出面に吸水性を有す
るシート状物を一体に貼着した建築用パネルＡを形成す
ることもできる。
上述したように本発明に係る建築用パネルによれば、
熱橋のある連結部における結露水は吸水樹脂で吸水で
き、内、外壁空間の湿度をコントロールできる。結露
水が吸水されるため、下地の腐食がない。ガラスマッ
ト等のヌレ雑巾化がなくなる。鉄骨下地の錆がなくな
る。裏面材が紙の際は伸縮することがなく、化粧面の
変形もない。防火性が表、裏面材、芯材の構成材によ
り十分にあると共に、吸水性を具備できる。等の特徴が
ある。
熱橋のある連結部における結露水は吸水樹脂で吸水で
き、内、外壁空間の湿度をコントロールできる。結露
水が吸水されるため、下地の腐食がない。ガラスマッ
ト等のヌレ雑巾化がなくなる。鉄骨下地の錆がなくな
る。裏面材が紙の際は伸縮することがなく、化粧面の
変形もない。防火性が表、裏面材、芯材の構成材によ
り十分にあると共に、吸水性を具備できる。等の特徴が
ある。
第１図は本発明に係る建築用パネルの一実施例を示す一
部切り欠き斜視図、第２図（ａ）〜（ｃ）は裏面材の一
例を示す説明図、第３図（ａ）〜（ｍ）〜第５図（ａ）
〜（ｔ）はその他の実施例を示す説明図である。１ ……表面材、５……裏面材、10……芯材。
部切り欠き斜視図、第２図（ａ）〜（ｃ）は裏面材の一
例を示す説明図、第３図（ａ）〜（ｍ）〜第５図（ａ）
〜（ｔ）はその他の実施例を示す説明図である。１ ……表面材、５……裏面材、10……芯材。
Claims (1)
- 【請求項１】金属薄板からなる表面材と裏面材間に合成
樹脂発泡体からなる芯材を一体に介在させた建築用パネ
ルにおいて、前記裏面材の露出する表面に吸水性、難燃
性のあるシート材を一体に固着したことを特徴とする建
築用パネル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17774288A JP2654670B2 (ja) | 1988-07-16 | 1988-07-16 | 建築用パネル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17774288A JP2654670B2 (ja) | 1988-07-16 | 1988-07-16 | 建築用パネル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0227055A JPH0227055A (ja) | 1990-01-29 |
| JP2654670B2 true JP2654670B2 (ja) | 1997-09-17 |
Family
ID=16036327
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17774288A Expired - Fee Related JP2654670B2 (ja) | 1988-07-16 | 1988-07-16 | 建築用パネル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2654670B2 (ja) |
-
1988
- 1988-07-16 JP JP17774288A patent/JP2654670B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0227055A (ja) | 1990-01-29 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
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