JPS6123550Y2 - - Google Patents

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JPS6123550Y2
JPS6123550Y2 JP9255881U JP9255881U JPS6123550Y2 JP S6123550 Y2 JPS6123550 Y2 JP S6123550Y2 JP 9255881 U JP9255881 U JP 9255881U JP 9255881 U JP9255881 U JP 9255881U JP S6123550 Y2 JPS6123550 Y2 JP S6123550Y2
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foam
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JP9255881U
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Description

【考案の詳細な説明】
本考案は建築、構築物の内、外壁材として有用
なサイデイングボードに関する。特に準不燃試験
(JIS−A−1321号)に合格しうる耐火耐熱性を有
すると共に断熱性、吸音性、気密性、施工性、防
水性、生産性、釘打ち部の耐食性、防水性、およ
び機械強度の向上と結露防止を図つたサイデイン
グボードに係る。 一般に住宅、工場の外壁としては、省エネルギ
ー、容易な施工性の観点から乾式工法が多く使用
されつつある。その代表的な一つとしては金属サ
イデイング材がある。しかしながら、この種金属
サイデイング材、特にポリウレタンフオームを芯
材とした部材では、耐火、耐熱性に欠けるため準
不燃材、および防火構造試験に合格できないとい
う欠点があつた。さらに、これらサイデイング材
の連結構造は連結部に芯材が皆無、所謂金属板自
体が胴縁に直接に接触していたり、芯材があつて
も僅かであつたりするためこの部分が熱橋となつ
て断熱性が低下し、かつ金属板同士が接触するの
でクツシヨン性、パツキング性に欠けると共に、
釘固設部から胴縁へ雨水が浸入するのを阻止でき
ず、しかもこの部分から浸入した水が外気へ蒸気
せず、これら部材を腐食する等の不利があつた。
また、合成樹脂発泡体の発泡組織は機械強度がな
く、釘打ちにより雌型連結部、特に延長部下面の
合成樹脂発泡体が容易に破壊され、粉砕状態にな
り、所期の断熱性、パツキング性を発揮できない
ものであつた。さらに、この種サイデイングに対
し、防火構造、準不燃材等の試験を行なうと、
雄、雌の連結部(目地部)から分解ガスが熱源を
取り去つた後でも噴出し、残炎となり、不合格に
なるケースが多々あつた。また、釘頭と雌型連結
部(延長部表面)間、および釘穴部には水、結露
が残留し、腐食する欠点があつた。 本考案はこのような欠点を除去するため、サイ
デイングボードの芯材自体を耐火、耐熱性にする
と共に、防火性、断熱性、防水性、パツキング
性、緩衝性を具備し、かつ防火性、防水性、耐振
性に劣る連結部に芯材の物性と延長部に穿設した
小孔により防火試験に合格できるようにしたサイ
デイングボードを提案する。 以下に図面を用いて本考案に係るサイデイング
ボードの一実施例について詳細に説明する。第1
図は上記ボードの代表的な一例を示す斜視図であ
り、1は主体で硬質基材、例えば金属薄板、所謂
カラー鋼板、ステンレス板、銅板、アルミニウム
板等からなる。また、主体1は方形、あるいは長
方形の化粧面2と、その端縁を垂直、または傾斜
(図示せず)した側壁3,4と、その両側縁に外
側方へ突出した雄型連結部5と、雌型連結部6と
から構成される。上記雄型連結部5は外側方へ化
粧面とほぼ平行に突出した差込縁7と必要により
設ける舌片8とからなり、また雌型連結部6は側
壁4の端縁を内方に屈曲し、再び外側方に屈曲し
て差込溝9を形成すると共に、その下縁10を外
側方へ延長して延長部11を形成する。なお、延
長部11には、その途中に側壁4と平行に水切
り、およびてこの支点として機能する突条12と
端縁に舌片13を設ける。14は小孔で突条12
と舌片13間に、突条12と平行に複数個、例え
ば胴縁間隔、もしくはこれより増減したピツチに
穿設する。この小孔14は防火構造、準不燃材の
試験、および万一の火災に際しても分解ガスを外
気へ漏洩させるのに役立つものである。この小孔
14の形状は円形が普通であり、その断面は第2
図a〜dのようになつている。勿論、この小孔1
4は下記する合成樹脂発泡体の組織がサイデイン
グボード装着の際の釘等の打設により破壊されな
いで施工できるようにするのに役立つものであ
る。15は合成樹脂発泡体(以下、単にフオーム
と称す)で便宜上区分した上層15aと下層膨出
部15bとから構成する。すなわち、上層15a
は主体1の背面凹部、所謂化粧面2の背面と側壁
3,4の背面で囲まれた部分に存在するフオーム
であり、膨出部15bは上層15aの背面の一部
△lを除いて延長部11の下面よりさらに下方へ
突出した部分に存在するフオームである。もちろ
ん、フオーム15a,15bは実質一体物である
が、その製造法により単体、複数体の場合があ
る。なお、上記の一部とは、差込縁連結部の壁体
の目地幅△S(第3図に示す)と差込縁7、およ
び延長部11の寸法関係で膨出部15bの一端部
を△lの幅だけ短かく形成した。所謂、切欠部1
6と称するものである。上記フオーム15は、主
に通常使用状態下において、○イ断熱材、○ロ防水、
および防湿材、○ハ吸音材、○ニクツシヨン材、○ホパ
ツキング材(連結部の相互部材間に対し)、○ヘ防
振、緩衝材、○ト嵩上材、○チ接着剤、および○リ高温
下における耐火、耐熱性を有する断熱層と火災、
熱気の侵入阻止材として機能するものである。ま
た、フオーム15の一部は小孔14を通つて延長
部11の表面に山状に漏洩し、防水パツキング層
15cを形成する。しかも、この防水パツキング
層15cはフオーム15の他部分よりも高密度
で、低発泡となり、しかも弾性がある。換言すれ
ば、フオーム原料の一成分が空気中の水分と反応
すると共に、フオーム15の他部分より低温度と
なるために上記のような組織となる。従つて、第
3図に示すように、サイデイングボードを連結す
る際に、釘17を打設してもこの部分のパツキン
グが完全であり、毛細管現象による雨水の胴縁1
8への浸入を防止することができる。勿論、防水
パツキング層15cは小孔14の開口端面14a
を被覆すると共に、サイデイングボード連結の際
の嵌合力補助材としても機能するものである。 なお、このような機能を発揮するフオーム15
は通常状態での高断熱性、防水性、クツシヨン性
等を有し、高温下においては炭化物となり、しか
も炭化物となる際に亀裂をあまり発生せず、その
上に体積収縮が僅少なフオームである。もちろ
ん、フオーム製造時には流動性と自己接着性を有
して、形状に左右されずに一挙に成形しうる原料
を用いる。このフオーム15の具体例としては、
ポリイソシアヌレートフオーム(フエノール、ウ
レタン変性も含む)、フエノールフオーム、およ
びこれらフオーム内に鉱物繊維(ガラス繊維、ア
スベスト繊維、ロツクウール)、炭素繊維、メタ
ル繊維、パーライト粒、シラスバルーン、バーミ
キユライト、ガラスビーズ等を添加したフオーム
等である。なお、この種添加物の配合比は目的に
より異なるが、例えばフオーム原料100重量部に
対し約5〜200重量部である。19はシート状物
で比較的強靭な物性でフオーム15の保護、サン
ドイツチ構造によるボード全体の機械強度の強
化、およびフオーム成形時の離型材として機能す
る。また、シート状物19は防水処理、被覆層
(例えば合成樹脂フイルム、アルミニウム箔、塗
料層)を施こすこともできる。 次に、本考案に係るサイデイングボードに対し
てJIS−A−1321(準不燃材料)の試験を行なつ
た。その結果を下表に示す。なお、主体1は0.27
mmの着色亜鉛鉄板を用い、フオーム15の原料と
してはポリオール(商品名NL−002システム……
第一工業製薬社製)とポリイソシアネート(商品
名MR−100、日本ポリウレタン社製)を成分と
するウレタン変性ポリイソシアヌレートフオーム
原料であり、これをワンシヨツト法により発泡形
成した。フオーム15の密度は約34Kg/m3前後、
総厚み25mm、シート状物19としてはアスベスト
紙にアルミニウム箔をラミネートした厚さ0.25mm
を用いた。また小孔14は口径2mmφ、ピツチは
胴縁18の間隔間に1〜3個余分に穿設した。な
お、比較例としては構成材は上記と同一であり、
ただ小孔14のみがないサイデイングボードであ
る。
【表】 以上説明したのは、本考案に係るサイデイング
ボードの一実施例にすぎず、第5図a,bに示す
ように形成することもできる。すなわち、aは突
条12を除去した場合であり、b図は舌片13の
部分にホツトメルト型接着剤を植設したサイデイ
ングボードである。 上述したように、本考案に係るサイデイングボ
ードによれば、サイデイングボードの芯材(フオ
ーム)は高温下での収縮が少なく、かつ、亀裂が
全厚みに到達しない高断熱性の炭化層となるため
JIS−A−1321号の準不燃材試験に合格できる特
徴がある。また、通常状態においては、高断熱性
と要部に弾性と剛性を有するため、断熱性、防水
性、施工性、耐結露性、クツシヨン性、耐振性と
機械強度等の大幅な改善を図つた特徴がある。さ
らに装着の際に下地の表面がやや凹凸であつても
仕上りが同一共通平面となるように下地になじま
せて美しい外観の仕上りとすることができる。ま
た、躯体が地震で振動した際にもその衝撃を緩和
し、サイデイングボードの離脱を防止する副次的
な特徴もある。さらに、サイデイングボード固設
に際し、穿設される釘穴部分から下地への漏水は
防水、パツキング層15cの関係で阻止でき、胴
縁等を変色、腐食することがない特徴がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るサイデイングボードの一
実施例を示す縦断面図、第2図はサイデイングボ
ードの小孔14を抽出して示す説明図、第3図は
サイデイングボードの施工状態を示す説明図、第
4図は第1図A−A′線における切断面図、第5
図a,bはその他の実施例を示す説明図である。 1……主体、2……化粧面、5……雄型連結
部、6……雌型連結部、14……小孔、15……
合成樹脂発泡体、15c……防水パツキング層、
19……シート状物。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 方形、または長方形の化粧面を有する断面凹状
    の主体と、該主体の一側端を外側方へ突出した差
    込縁を有する雄型連結部と、他側端を内側方へ屈
    曲し、再び外側方へ突出した差込溝と該差込溝の
    下縁を外側方へ延長突出して延長部を形成した雌
    型連結部を具備するサイデイングボードにおい
    て、前記延長部の途中に化粧面方向に突出して水
    切り、およびてこの支点となる突起を形成すると
    共に、前記断面凹状と平行に設け、該突起と延長
    部端部間に小孔を複数個突起に沿つて穿設し、ま
    た前記主体の背面、および延長部下面を含む部分
    に高温下で炭化層となる合成樹脂発泡体を液状か
    ら反応−発泡することにより形成すると共に、前
    記小孔から延長部表面に漏洩させて幾分山状の防
    水、パツキング層を設け、該発泡体の外気に露出
    している背面を比較的強靭なシート状物で被覆
    し、これらを一体に形成したことを特徴とするサ
    イデイングボード。
JP9255881U 1981-06-22 1981-06-22 Expired JPS6123550Y2 (ja)

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JPS57204340U JPS57204340U (ja) 1982-12-25
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