JP2653477B2 - 自動取引装置 - Google Patents

自動取引装置

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JP2653477B2
JP2653477B2 JP15687688A JP15687688A JP2653477B2 JP 2653477 B2 JP2653477 B2 JP 2653477B2 JP 15687688 A JP15687688 A JP 15687688A JP 15687688 A JP15687688 A JP 15687688A JP 2653477 B2 JP2653477 B2 JP 2653477B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、たとえば銀行などの金融機関に設置され、
電話,電気,水道,ガスなどの公共料金の払込取引を自
動的に行なう自動取引装置に関する。
(従来の技術) 近年、利用者の差出す口座情報などが記憶された磁気
カードまたは磁気通帳を受入れ、預金元帳としてのホス
トコンピュータとオンライン交信することにより、利用
者の要求する現金を自動的に支払う現金自動支払機、あ
るいは口座情報などが記憶された磁気通帳を用いて、現
金を自動的に受入れる現金自動預金機、さらにはこれら
両機能を1台の機能にまとめた現金自動預出金機などの
自動取引装置が銀行窓口の自動化機器として急速に発達
し、各銀行に導入されて利用者に迅速なサービスを展開
している。
また、最近では経済活動の多用化に伴い、銀行などの
金融機関を利用したローンの返済、あるいは授業料の振
込などの振込取引が増加してきているおりから、上記自
動取引装置で現金を受入れ、その受入れた現金を他の銀
行口座に振込んだり、カード取引により自分の口座から
所定の金額を他の銀行口座に振込んだりする振込取引を
行なうものが開発され、実用化されている。
しかしながら、この種の自動取引装置にあっては、税
金あるいは公共料金などをあらかじめ請求元から発行さ
れた払込票を持参して払込み、その証として払込票の一
片に領収印を受ける払込み(金融機関側からみると収納
業務)の場合には利用できないという欠点があった。
そこで最近、このような欠点を解決するものとして、
公共料金などの払込取引を自動的に行なうことができる
自動取引装置が提案されている(たとえば特願昭63−79
49号、特願昭63−7957号参照)。この自動取引装置は、
払込みに係る情報が記録された払込票を受入れ、この受
入れた払込票から払込みに係る情報を光学的に読取り、
この読取った情報に基づき払込取引を実行するととも
に、払込取引終了時に領収書を発行するようにしたもの
である。
ところで、公共料金の支払には支払期限(納入期限)
がある。たとえば、電話料金の場合は、窓口業務の分散
化のために月に6回の支払期限があり、これらの区別は
電話番号(局番)によって行なわれている。
したがって、上記した従来提案された自動取引装置に
おいては、局番別に支払期限を記録した局番テーブルフ
ァイルという情報提供手段を設けておき、払込票から読
取った利用者の電話番号に基づき、これに該当する局番
の支払期限を局番テーブルファイルから索引することに
より、支払期限の処理を行なっている。
しかし、最近、電話の利用が著しく増加してきて、電
話局の新設などが行なわれ、局番の新設が行なわれてき
ている。このため、それに伴い局番テーブルファイルへ
の局番の新規登録が必要となってくる。
このような場合、従来は、新しい局番ができた際に資
料などを配布することにより、局番の新規登録を行なっ
ていたが、このような方法では、連絡ミスなどで局番の
登録漏れが発生し、その場合には払込取引が不可能とな
り、利用者へのサービスが著しく低下するという問題が
あった。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、上記したように例えば新しい局番ができた
際に資料などを配布して局番の新規登録を行なう方法で
は、連絡ミスなどで局番の登録漏れが発生し、利用者へ
のサービスが著しく低下するという問題点を解決すべく
なされたもので、たとえば電話料金の払込取引におい
て、新設開局の局番の登録漏れがなくなり、利用者への
サービス向上が図れる自動取引装置を提供することを目
的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明の自動取引装置は、料金の払込みに係る金額お
よび利用者の情報が記録された記録媒体を受入れる受入
手段と、この受入手段で受入れた前記記録媒体から前記
情報を読取り認識する読取手段と、この読取手段で読取
った利用者の情報に基づき払込期限などの払込取引に必
要な情報を出力する取引情報記憶手段と、この取引情報
記憶手段から出力された情報および前記読取手段で読取
った情報に基づき払込取引を実行する取引手段と、前記
取引情報記憶手段において払込取引に必要な情報が存在
しないとき、前記読取手段で読取った利用者の情報を新
規登録すべき情報として記録する情報記録手段と、この
情報記録手段に記録された情報を表示する表示手段と、
この表示手段で表示された情報を前記取引情報記憶手段
に記憶するか否かを指示する指示入力手段とを具備して
いる。
(作用) たとえば電話料金の払込取引の際、局番テーブルファ
イル(取引情報記憶手段)に存在しない局番(出力すべ
き払込取引に必要な情報)が発生した場合、その局番を
情報記録手段に記録しておくことにより、後で係員がそ
の局番を情報記録手段から出力して、局番テーブルファ
イルに新規登録することができる。これにより、たとえ
ば連絡ミスなどで登録漏れが発生していた局番がなくな
り、利用者へのサービス向上につながる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明
する。
第4図は本発明に係る自動取引装置を示すものであ
る。すなわち、筺体1の前面には接客操作部2が形成さ
れている。接客操作部2の垂直面3には、暗証番号およ
び口座番号などの口座情報が記憶されている磁気カー
ド、磁気通帳、払込票などを挿入する取引媒体挿入口
4、利用者に対して取扱中を表示するための取扱中表示
器5、取扱える入金、支払、払込などの各取引を表示し
て案内するための取引表示器6、利用者が係員を呼出す
ための呼出ボタン7、利用者が硬貨を入金するための硬
貨投入口8、利用者に釣銭硬貨を放出する釣銭放出口9
が設けられている。接客操作部2の水平面10には、紙幣
を多数枚一括して投入し得るとともに紙幣の釣銭を受取
る入金口11が設けられていて、この入金口11には開閉自
在な扉12が設けられている。
接客操作部2の垂直面3と水平面10との間には斜面13
が形成されていて、この斜面13には表示画面上に透明な
タッチパネル(タッチセンサ)が重ねて設けられている
CRT表示装置14が設けられている。表示装置14は、操作
手順、その他の情報をイラスト、文字あるいは文言によ
って画面に表示し、利用者を誘導するとともに、その表
示によって暗証番号、金額、口座番号、取引の承認、確
認あるいは取消などに応じた表示部分を押圧することに
よりタッチパネルがそれを検知し、後述する主制御部へ
対応する信号を出力する、いわゆるキー操作が行なわれ
るものである。すなわち、たとえば第5図に示すよう
に、「取引を指定してください」という文言を表示する
とともに「入金、支払、照会、払込」を指示するキーの
表示を行うようになっている。そして、機械の操作やス
テップの状態が変化するごとに内容と表示を変化させて
いくようになっている。
第9図は本発明に係る記録媒体としての例えば電話料
金の払込票Pと、それに対する読取位置を示すものであ
る。払込票Pには、料金の対象期間、支払期限、利用者
の氏名、利用者の電話番号、請求金額、発行元コード番
号、間合せ電話番号などが印字されている。また、払込
票Pは、たとえば3片に分割できるようになっており、
利用者(払込人)への領域書P1、発行元への通知書P2
および収納金融機関での控P3からなっている。
ここに、支払期限は、たとえば利用者の電話番号の局
番ごとに異なっており、支払時期が集中しないように配
慮されている。なお、支払期限は月、日のみで年号はな
い。
また、問合せ電話番号は、利用者の使用する電話を管
理している電話局の問合せ電話番号であり、利用者が請
求料金に対して疑問を持った場合などに問合せる。ま
た、たとえば支払期限を過ぎて電話料金が収納されたと
き、その電話が料金未納のために通話停止となっている
場合がある。このとき、料金が納入された金融機関で
は、料金が納入されたことを、この問合せ電話番号に連
絡することにより、通話停止が解除される。
払込票Pの中央部の読取位置Aには、後述する光学式
読取装置42で読取り機械処理するための情報が印字され
ている。したがって、この情報は数字が並んでいるだけ
であり、一般の利用者は解読する必要はない。この読取
位置Aの情報は、たとえば利用者の電話番号、請求年月
および請求金額からなっている。すなわち、1行目の第
6〜第14桁(302222000)は、利用者の電話番号(03−2
22−2000)を示す。1行目の第15〜第18桁(8802)は、
請求年月(63年2月)を示し、西暦で記録されている。
1行目の最終桁である第19桁(3)は、この行の読取結
果についてその正当性を論理的にチェックするためのチ
ェックデジットを示す。これにより、万一誤読が発生し
ても、誤読したことを発見することが可能となってい
る。
2行目の第1〜第9桁および第10〜第18桁(00000400
0)は、いずれも請求金額(4000)を示す。請求金額に
ついては、絶対に誤読が発生しないように、このように
2つの同じ情報が記録されている。2行目の第19桁
(2)は、この行の読取結果についてその正当性を論理
的にチェックするためのチェックデジットを示す。これ
により、請求金額については二重のチェックが可能とな
り、信頼度の向上が可能である。
また、払込票Pの読取位置Bには、利用者の氏名が片
仮名で印字されている。後述する光学式読取装置42は、
この読取位置Bの画像情報を読取って入力するが、その
認識処理は行なわない。すなわち、この読取位置Bの氏
名情報は、誰が払込んだかというよりも、どの払込票を
使用したかの証明のために、入力した画像情報をそのま
ま記録として残すためのものである。
なお、払込票Pは、発行元により種々の形成が考えら
れるが、ほぼ上記と同様な内容の構成になっている。ま
た、払込票Pは、図示矢印方向に挿入されるもので、そ
の挿入方向の幅は通帳の幅とほぼ同じ寸法となってい
る。
第6図および第7図は取引媒体処理装置20を示すもの
で、これは第4図における取引媒体挿入口4に挿入され
た磁気カード、通帳、払込票Pを受入れ、それらに対し
て所定の処理を行なうものであって、取引記録を印字し
発行するためのレシート(領域書)Rと、一連の取引記
録を印字するとともに磁気カードのエンボスを写し取る
ためのジャーナル用紙Jを内蔵している。
この取引媒体処理装置20は、筺体1内の取引媒体挿入
口4と対応する部位に設けられている。すなわち、本体
21の前面には取引媒体挿入口4が連通されているととも
に、取引媒体挿入口4には選択シャッタ22が設けられて
いる。選択シャッタ22は、利用者がその開閉状態を目視
可能な位置に設置されていて、通帳あるいは払込票Pを
挿入する場合には開いた状態となって取引媒体挿入口4
の開口部を広くし、磁気カードを挿入する場合には閉じ
た状態となって取引媒体挿入口4の開口部を狭くするよ
うになっている。これにより、利用者は幅の広い通帳あ
るいは払込票Pの挿入口に対して、幅の狭い磁気カード
の場合の挿入位置を明確に知ることができ、それらを取
引媒体処理装置20内の搬送路に合せて挿入することが可
能となる。なお、選択シャッタ22はソレノイド23によっ
て開閉動作が行なわれるようになっている。
取引媒体挿入口4の近傍、つまり選択シャッタ22の内
側には、磁気カード、通帳、払込票Pの挿入あるいは取
去りを光学的に検知する検知器24,25が設けられている
とともに、磁気カードの磁気ストライプの有無を磁気的
に検知する検知器26が設けられている。検知器24,25は
発光素子と受光素子とからなる周知のものであり、検知
器26は磁気ヘッドなどにより構成される。
検知器24,25から本体21の後方に向って搬送路27が略
水平状態に設けられている。搬送路27は、ドライブロー
ラ28,…、これらドライブローラ28,…にそれぞれ転接す
るピンチローラ29,…およびガイド用の底板30などから
構成されており、図示しないベルトを介してパルスモー
タによって駆動される。搬送路27は、通帳および払込票
Pの幅に対応する位置に側板31,32が設けられ、磁気カ
ードの幅に対応する側板31からの位置に可動側板33が設
けられている。これにより、側板31,32により通帳およ
び払込票Pの搬送位置を規制し、側板31および可動側板
33により形成されるカード搬送路34により磁気カードの
搬送位置を規制するようになっている。
なお、35は可動側板33を駆動するソレノイド、36は可
動側板33が固定されている支持アームである。これによ
り、ソレノイド35が付勢された場合、図示しない取付ア
ームが下方へ移動し、可動側板33が底板30の下方に退避
した状態となる(通帳、払込票Pの搬送時)。ソレノイ
ド35が消勢された場合、図示しない取付アームが上方へ
移動し、可動側板33が底板30の上方に突出した状態とな
る(磁気カードの搬送時)。したがって、通帳あるいは
払込票Pの搬送時、搬送路27は通帳あるいは払込票Pの
幅と同じ幅になって通帳あるいは払込票Pを搬送するこ
とができ、磁気カードの搬送時、搬送路27は磁気カード
の幅と同じ幅のカード搬送路34となって磁気カードを搬
送することができる。
搬送路27の始端部には、検知部24,25の検知結果に応
じて開閉する本シャッタ37が設けられていて、この本シ
ャッタ37はソレノイド38によって開閉駆動されるように
なっている。すなわち、磁気カード、通帳、あるいは払
込票Pの挿入が検知された場合、ソレノイド38を励磁し
て本シャッタ37を開くようになっている。
本シャッタ37の後方には、通帳用の磁気ヘッド39、磁
気カード用の磁気ヘッド40が順次設けられている。磁気
ヘッド39は、受入れた通帳の磁気ストライプに対して情
報の読取りあるいは記録を行なうようになっている。磁
気ヘッド40は、受入れた磁気カードの磁気ストライプに
対して情報の読取りあるいは記録を行なうようになって
いる。各磁気ヘッド39,40の対向部には、それぞれ対応
する磁気ストライプを所定の圧力で接触させるための押
圧ローラ41,41が設けられている。
搬送路27の中途部には、通帳の日付欄を読取り印字の
有無を検出するとともに頁マークの有無を検出し、さら
に払込票P上の払込情報を読取る光学式読取装置(読取
手段)42が設けられている。光学式読取装置42は、たと
えばCCD形イメージセンサ43、読取物上の情報を縮小し
てイメージセンサ43の受光面に結像するレンズ44、およ
びイメージセンサ43の出力信号により情報を認識する文
字認識部45などによって構成されている。イメージセン
サ43は、たとえば多数の固体撮像素子を平面上に配列し
てなる自己走査形の面アレーである。また、この光学式
読取装置42は、あらかじめ複数種の払込票書式の特徴
(たとえば払込票の種別ごとに読取るべき情報の位置と
内容、領収印を印字すべき位置など)を記憶していて、
払込みの種別が指定されると対応する払込票書式が選択
され、その特徴を利用して払込票P上の払込情報を読取
るようになっている。
搬送路27の光学式読取装置42の前方には、通帳の頁を
自動的に捲るターンページ機構46が設けられている。タ
ーンページ機構46は、通帳を押し上げる通帳バックアッ
プ板47、および第7図において矢印a方向へ回転するこ
とによりオートターンページを行ない、矢印b方向へ回
転することにより逆方向のオートターンページを行なう
捲りローラ48によって構成されている。
ターンページ機構46の下方には、レシートRを発行す
るレシート発行機構49が設けられており、たとえばレシ
ートRは押圧機構50により一定の圧力が加えられ、取取
ローラ51で1枚ずつ取出されて搬送路27に導かれるよう
になっている。
搬送路27のターンページ機構46の前方には印字機構52
が設けられている。印字機構52は、通帳、ジョーナル用
紙J、レシートR、払込票Pに対して所定の情報を印字
するものであり、ワイヤドット式の印字ヘッド53、この
印字ヘッド53を搬送路27の搬送方向と直交する方向に移
動するキャリッジ54、このキャリッジ54を案内するスラ
イドロッド55、およびプラテンとしての台56などによっ
て構成されている。
搬送路27の印字機構52の前方にはエンボス台57が設け
られている。エンボス台57は、磁気カードが載置された
場合に回転軸58を支点として90度回転することにより、
ジャーナル用紙Jの下側(エンボス部59)に入り込み、
このときジャーナル用紙Jの上側に設けられているエン
ボスローラ60がローラ移動路61に沿って移動することに
より、磁気カードのエンボスがジャーナル用紙J上に転
写されるようになっている。エンボス台57がカード待機
状態にあるとき、カード位置検知器62によって磁気カー
ドが載置されたことを検知し、磁気カードの搬送を停止
するようになっている。カード位置検知器62は、発光素
子と受光素子とからなる周知のものである。台56および
エンボス部59(エンボス時のエンボス台57)の上方に
は、ジャーナル用紙Jが対応している。ジャーナル用紙
Jは送出軸63に保持されていて、台56およびエンボス部
59を介して巻取軸64に巻取られるようになっている。
搬送路27のエンボス台57の前方には、搬送されてきた
払込票Pをあらかじめ定められた寸法に切断するカッタ
装置65が設けられている。カッタ装置65は、たとえば払
込票Pの通過する空隙66を有するローラ67を回転させる
ことにより、もう一方の固定刃68との間で払込票Pを切
断する、いわゆるロータリカッタのようなものである。
搬送路27の終端部には、搬送されてきた通帳、払込票
P、磁気カードを第1ゲート69を介して回収する回収庫
70が設けられている。第1ゲート69は、ソレノイド71に
よって駆動されるものであり、通帳あるいは払込票Pな
どの回収時にはソレノイド71の励磁により上方(第7図
に実線で示す位置)に回動するようになっている。
第1ゲート69が下方に移動ているとき(ソレノイド71
が励磁されていないとき)、搬送路27はさらに奥まで搬
送可能となり、第1ゲート69のさらに奥には第2ゲート
72が設けられている。第2ゲート72はソレノイド73によ
って駆動され、搬送されてくる払込票Pを分類して第1
集積部74あるいは第2集積部75に集積するようになって
いる。
一方、筺体1内には、第8図に示すように、装置全体
の制御を司るマイクロコンピュータなどを主体に構成さ
れる主制御部81、入金口11に挿入された紙幣を受入れた
り、指定された金額の紙幣を入金口11に払出す紙幣入出
金部82、硬貨投入口8に投入された硬貨を受入れたり、
指定された金額の硬貨を釣銭放出口9に払出す硬貨入出
金部83、係員用の係員操作部84、全ての取引に関する各
種類ごとの累計情報などを記憶する累計メモリ85、光学
式読取装置42で読取った払込票Pの画像情報を逐次記憶
する画像情報ファイル86、取引内容などを記録する取引
内容ファイル(情報記録手段)87、局番テーブルファイ
ル(取引情報記憶手段)88、ジャーナルプリンタ89、主
制御部81と図示しないホストコンピュータ(センタ)と
の間のデータ伝送を制御する伝送制御部91などが設けら
れている。また、主制御部81には、前記接客操作部2、
取引媒体処理装置20、および外部に設けられた係員用の
リモートモニタ部90が接続されている。
局番テーブルファイル88は、光学式読取装置42で読取
った利用者の電話番号をもとに電話料金に関する問合せ
電話番号および料金支払期限の各情報を索引するための
もので、局番別に問合せ電話番号および料金支払期限の
各情報がデータテーブルとしてファイルされている。な
お、この局番テーブルファイル88の情報は、全地区の情
報を持つ必要はなく、一部限定地区の情報を持つことに
より、その地区での情報の補助的な機能として使用でき
るようになっている。
次に、第6図および第7図を参照しつつ通帳の処理動
作を説明する。通帳を受入れる場合、主制御部81はソレ
ノイド23を励磁して選択シャッタ22を開く。このとき、
主制御部81はソレノイド35を励磁しており、この励磁力
により可動側板33は底板30の下に退避した状態となって
いる。これにより、搬送路27は側板31,32で規定される
幅が形成されている。そして、利用者によって取引媒体
挿入口4に通帳が所定の頁を開いた状態で挿入される
と、その挿入が検知器24,25を暗にすることにより検知
され、主制御部81はソレノイド38を励磁して本シャッタ
37を開く。すると、挿入された通帳は、ドライブローラ
28,…とピンチローラ29,…とで挟持されて取引媒体処理
装置20の内部に取込まれる。これにより、取込まれた通
帳は搬送されながら、磁気ヘッド39により磁気ストライ
プに記録されている口座情報が読取られる。ついで、光
学式読取装置42によって通帳の日付欄の印字の有無およ
び頁マークが検知される。この印字の有無の検知により
印字すべき行を決定し、通帳を印字機構52の印字位置ま
で搬送し、印字ヘッド53によって所定の情報が印字され
る。
次に、第6図および第7図を参照しつつ払込票Pの処
理動作を説明する。払込票Pを受入れる場合、主制御部
81はソレノイド35を励磁して選択シャッタ22を開く。こ
のとき、主制御部81はソレノイド35を励磁しており、こ
の励磁力により可動側板33は底板30の下に退避した状態
となっている。これにより、搬送路27は側板31,32で規
定される幅が形成されている。そして、利用者によって
取引媒体挿入口4に払込票Pが挿入されると、その挿入
が検知器24,25を暗にすることにより検知され、主制御
部81はソレノイド38を励磁して本シャッタ37を開く。す
ると、挿入された払込票Pは、ドライブローラ28,…と
ピンチローラ29,…とで挟持されて取引媒体処理装置20
の内部に取込まれる。これにより、取込まれた払込票P
は搬送されながら、光学式読取装置42によって払込情報
が読取られる。そして、主制御部81は、光学式読取装置
42の払込みに必要な情報のみを認識した結果を表示装置
14に表示せしめる。
光学式読取装置42によって読取られた払込票Pは、ド
ライブローラ28,…とピンチローラ29,…とでさらに搬送
され、第1集積部74および第2集積部75に分類集積され
る。すなわち、領収済みの印字が終了した払込票Pはさ
らに搬送され、カッタ装置65によって領収書P1、通知書
P2、控P3の3片に分割して切断される。分割された領収
書P1および控P3は第1ゲート69によって回収庫70に収納
される。通知書P2はその発行元により分類され、第2ゲ
ート72によって第1,第2集積部74,75に分類して収納さ
れる。たとえば、第1集積部74には電話料金の払込票が
収納され、第2集積部75にはその他の払込票が収納され
る。
このように分類して収納することにより、払込票を整
理するときに発行元別に分類することが不要となる。ま
た、払込票Pを領収書P1、通知書P2、控P3に分割して収
納するため、整理するときに分割することが不要とな
り、整理のための手間を省くことができる。さらに、発
行元に返送する通知書P2を分類して集積するので、発行
元にそのまま返送することができ、かつ整理業務を簡単
にすることが可能となる。
次に、第6図および第7図を参照しつつ磁気カードの
処理動作を説明する。磁気カードを受入れる場合、選択
シャッタ22は閉状態となっている。このとき、主制御部
81はソレノイド35を励磁していないため、可動側板33は
底板30から突出した状態となっている。これにより、搬
送路27は可動側板33と側板31とで規定される幅のカード
搬送路34が形成されている。そして、利用者によって取
引媒体挿入口4に磁気カードが挿入されると、その挿入
が検知器25だけを暗にするとともに、検知器26で磁気ス
トライプを検知することにより検知され、主制御部81は
ソレノイド38を励磁して本シャッタ37を開く。すると、
挿入された磁気カードは、ドライブローラ23,…とピン
チローラ29,…とで挟持されて取引媒体処理装置20の内
部に取込まれる。これにより、取込まれた磁気カード
は、搬送されながら磁気ヘッド40によって磁気ストライ
プに記録されている口座情報が読取られる。口座情報が
読取られた磁気カードは更に搬送され、エンボス台57ま
で搬送されて一旦停止する。すなわち、磁気カードの先
端がカード位置検知器62に到達するまで搬送され、カー
ド位置検知器62によって磁気カードの先端が検知される
と停止される。この停止の後、主制御部81は回転軸58を
回転することにより、回転軸58を中心にエンボス台57を
90度回転せしめ、エンボス台57上の磁気カードがジャー
ナル用紙Jの下側に入り込むように制御する。ジャーナ
ル用紙Jには感圧発色性のインクが染み込ませてあり、
磁気カードの上側のジャーナル用紙J上をエンボスロー
ラ60でローラ移動路61に沿って移動して加圧することに
より、ジャーナル用紙Jに磁気カードのエンボスを写し
とることができる。
以上のようにして、磁気カードを受付け、磁気ストラ
イプから口座情報を読取り、エンボスが写しとられる。
磁気カードを返却する場合には、これまでの動作とは逆
にエンボス台57が磁気カードを載置したまま逆方向(時
計方向)に90度回転され、磁気カードがカード搬送路34
上に出る。その後、磁気カードは、取引媒体挿入口4の
方向に搬送されて返却されるか、逆に受入れ方向に搬送
されて回収庫70に回収される。
次に、受入れた払込票Pに対して行なう領収済の印字
について説明する。利用者が持参した払込票Pは、光学
式読取装置42によって払込情報が読取られる。そして、
その読取結果に基づき払込取引の処理が終了すると、印
字機構52により払込票Pに対して領域済の印字が行なわ
れる。この領域済の印字の例を第10図に示す。
前述のように、払込票Pは利用者への領収書P1、発行
元への通知書P2および金融機関での控P3からなってい
る。まず、利用者への領収書P1に対する印字内容につい
て説明する。領収書P1には、領収日付「63−02−05」お
よび別の領収書を発行済である旨を示す情報「発行済」
が印字される。この実施例では、利用者への領収書とし
て、別の単票(レシート)を印字して発行するようにな
っているので、払込票Pの領収書P1は、これらを印字し
たら回収庫70に回収する。領収書として別の単票を発行
する理由は、領収書P1への領収済の印字を通常の印字機
構52で行なっている。このため、悪意の利用者が自分が
所有する印字装置で領収書P1に本装置の領収済の印字に
似せて領収済の印字を行なうことが可能である。このよ
うに印字した領収書P1を払込票Pから切離し、金融機関
に対して払込み済の虚偽の申請をすることが考えられ
る。そこで、一般に利用者が入手することができない単
票(レシート)を本装置内に内蔵し、領収書として発行
することにより、一般の印字装置だけで領収書を発行し
て犯罪に利用されることを防止することが可能となって
いる。また、領収書P1には「発行済」と印字することに
より、別の領収書が発行済であることを示している。
次に、発行元への通知書P2に対する印字内容について
説明する。通知書P2には、払込みを受付け金融機関の名
称と店名(この場合は「××銀行○○支店」)、領収日
付「63−02−05」、領収済である旨を示す情報「領
収」、および領収金額「¥4000」が印字される。この通
知書P2は後日発行元に返送され、発行元での元帳の更新
が行なわれる。発行元では、返送されてきた通知書P2
集中整理し、通知書P2の中央部に印字されている機械処
理のための部分(読取位置A)を別の光学式読取装置で
読取ることにより、元帳の更新を自動的に実施するよう
になっている。さらに、この通知書P2は発行元で保管さ
れる。後日、万一利用者との間で払込みに関するトラブ
ルなどが発生した場合には、この保管されている通知書
P2にしたがって処理される。このとき、いつどこの収納
機関で受付けたかが直ぐに判明するようになっている。
次に、金融機関での控P3に対する印字内容について説
明する。控P3には、領収日付「63−02−05」、領収済で
ある旨を示す情報「領収」、および取引通番「053」が
印字される。取引通番とは、その日にその自動取引装置
で行なわれた取引のうち、第何番目の取引であるかを示
す。これにより、ジャーナルなどに記録されている、そ
の日の取引記録から該当する取引を検索することができ
る。すなわち、後日、利用者や払込先(払込票の発行元
であり、この場合は電信電話料金局)との間でトラブル
などが発生した場合に控P3と取引記録との対応が可能と
なり、取引内容を明確に証明することが可能となる。
前述したように、利用者に対する領収書は払込票Pの
領収書P1は発行されない。その代わりに本装置内に内蔵
したレシートRが発行される。レシートRは、他の口座
取引で通帳を持参しない場合に発行されるとともに、払
込票Pによる払込取引の領収書としても使用される。こ
の場合のレシートRの印字の例を第11図に示す。
レシートRには、取扱日付「63−02−05」、取扱店コ
ード「0456−0123」、および取引番号(取引通番)「05
3」が印字される。これにより、いつどの店のどの機械
を使用した第何番目の取引であるかが判明する。取引種
別を示す取引欄には「電話」と印字され、電話料金の払
込みであることを示している。払込む金額である取引金
額「¥4000」と利用者が現金で入金した金額である取引
現金「¥10000」および釣銭「¥6000」が印字される。
さらに、請求年月「63−02」および支払期限「02−12」
が、光学式読取装置42の読取結果にしたがって印字され
る。
受取人の欄には、電話料金の払込みであることから、
本装置の主制御部81内にあらかじめ記憶されている「日
本電信電話株式会社」という固有名詞が印字される。ま
た、その電話番号は、光学式読取装置42の読取結果にし
たがって印字される。このように、受取人として光学式
読取装置42の読取結果だけでなく、取引種別にしたがっ
て本装置内に記憶されている受取人の固有名詞を自動的
に受取人名として印字することにより、利用者はレシー
トR(領収書)を見て直ぐに受取人が判明するようにな
っている。
依頼人の欄には、依頼人名「ヤマダ タロウ」および
依頼人の電話番号「03−222−2000」が印字される。依
頼人の電話番号は、光学式読取装置42の読取結果にした
がって印字される。また、依頼人名は、光学式読取装置
42で得た画像情報(イメージ画像)そのものが印字され
る。すなわち、光学式読取装置42で読取り、認識した結
果ではなく、払込票Pの読取位置Bから得た画像そのも
のを依頼人名として転写する。これにより、光学式読取
装置42は、依頼人名を印字している片仮名文字などを認
識する必要がなく、安価で小形の光学式読取装置で充分
に実用化することができる。また、画像そのものを転写
することにより、後日トラブルなどが発生した場合に
は、そのレシートRに転写されている依頼人情報と払込
票Pの控P3に印字されている依頼人名の欄とを突合わせ
確認することにより、確きにその払込票により払込取引
が行なわれたことを証明することが可能となる。
ここで、払込票Pの発行元(この場合は電信電話料金
局)での元帳の更新方法について説明する。前述したよ
うに金融機関により払込みが行なわれるが、最終的には
発行元にある元帳に対して、利用者からの払込みが行な
われたことによる消込み作業を行なわなければならな
い。この消込みのための入力方法には次の3種類の方法
が考えられる。
第1の方法は、払込票Pの通知書P2による方法であ
る。すなわち、通知書P2は、各金融機関から発行元で集
中処理するために返送されてくる。発行元では、返送さ
れた通知書P2を別の光学式読取装置によって読取ること
により、元帳の消込みを行なう。
第2の方法は、本装置の画像情報ファイル86による方
法である。すなわち、光学式読取装置42で読取った払込
票Pの画像情報(イメージ画像)は、画像情報ファイル
86に逐次記録されている。この画像情報には、元帳の消
込みに必要な利用者番号(この場合は電話番号)、請求
年月および請求金額などが含まれている。そこで、画像
情報ファイル86に内蔵され、画像情報が記録されている
記録媒体を発行元に返送することにより、元帳の消込み
が行なわれる。この第2の方法では、前述の第1の方法
に比べ、再度、通知書P2を光学式読取装置によって読取
ることが不要となり、また多数の通知書P2を発行元に返
送することも不要となり、消込み処理が簡単に行なえる
とともに処理終了までの時間が短縮でき、払込みから消
込みまでが短時間で可能となり、利用者へのサービス性
を向上することができる。
第3の方法は、主制御部81に接続された伝送制御部91
によってホストコンピュータに対して画像情報を伝送す
る方法である。すなわち、光学式読取装置42で読取った
画像情報を、主制御部81により伝送制御部91を経由して
電話回線などで接続されたホストコンピュータに送信す
る。ホストコンピュータは、画像情報を受信すると消込
みのための処理を行ない、元帳から払込済の消込みが即
座に終了する。この第3の方法では、前述の第1,第2の
方法に比べ、払込みから短時間のうちに消込みを行なう
ことが可能であり、さらに自動取引装置からホストコン
ピュータに対し直接に消込み処理を行なうため、消込み
処理から人手を省くことができ、確実で正確な消込みを
行なうことが可能である。
以上説明した第1,第2,第3の消込み方法は、それぞれ
の発行元によって選択される。すなわち、発行元の消込
みシステムの対応が従来通りの第1の方法であるか、あ
るいは画像情報が記録されている記録媒体による入力が
可能であるか、あるいはホストコンピュータから直接に
元帳の消込みが可能であるかにより選択される。これ
は、それぞれの発行元の消込みシステムの開発程度が異
なるため、それぞれの消込みシステムに対応が可能とな
るようになっている。
次に、上記のような構成において、第1図に示すフロ
ーチャートを参照しつつ電話料金の払込取引の動作につ
いて説明する。たとえば今、利用者がこの自動取引装置
の前に立つ。このとき、表示装置14には第5図のように
「取引を指定してください」と表示されるとともに、
「入金、支払、照会、払込」の選択キーが表示されてい
る。利用者は、この案内にしたがって「払込」と表示さ
れた部分を押下する(S1)。これにより、主制御部81は
次の処理ステップに進むことを判断し、表示装置14で
「払込票を入れてください」と表示する。利用者は、こ
の案内にしたがって用意した払込票Pを取引媒体挿入口
4に挿入する(S2)。これにより、主制御部81は払込票
Pが挿入されたことを判断し、払込票Pの読取りを開始
する(S3)。
すなわち、挿入された払込票Pは取引媒体処理装置20
に取込まれ、光学式読取装置42によって、あらかじめ記
憶されている払込票Pの読取位置および読取内容の論理
にしたがって払込情報が読取られる。このとき、光学式
読取装置42は、読取位置Aの情報(利用者の電話番号、
請求年月、請求金額)しか認識しないので、払込票Pか
ら支払期限や問合せ電話番号を読取ることができない。
そこで、主制御部81は、支払期限および問合せ電話番号
を調べるために、読取位置Aから読取った利用者の電話
番号(ただし、ここでは市外局番から市内局番まで、以
後同様)に基づき局番テーブルファイル88を検索するこ
とにより(S4)、局番テーブルファイル88に利用者の電
話番号(局番)が存在するか否かを判断する(S5)。
この判断の結果、局番テーブルファイル88に利用者の
電話番号が存在した場合、主制御部81は、局番テーブル
ファイル88から利用者の電話番号に対応する必要情報を
索引することにより、支払期限および問合せ電話番号を
決定する(S6)。すなわち、この場合、主制御部81は、
読取位置Aから読取った利用者の電話番号「03−222−2
000」に基づき、これに該当する問合せ電話番号「03−2
34−1111」および支払期限(日日のみ)「12日」の各情
報を局番テーブルファイル88から索引することにより、
まず問合せ電話番号「03−234−1111」を決定する。次
に、局番テーブルファイル88から索引した支払期限(日
日のみ)「12日」と読取位置Aから読取った請求年月
「63年2月」とにより支払期限「2月12日」を決定す
る。
すなわち、一般に問合せ電話番号は利用者の電話番号
により一律に決定する。また、支払期限は毎月同じ日日
に決まっており、利用者の電話番号によりその日日が決
定し、請求年月の情報と合せて支払期限が決定する。し
たがって、局番テーブルファイル88に上記したように各
情報をテーブルとして持つことにより、読取位置Aから
読取った利用者の電話番号に基づき、局番テーブルファ
イル88から必要情報を索引することにより、支払期限お
よび問合せ電話番号を決定するものである。
こうして、支払期限および問合せ電話番号を決定する
と、主制御部81は、表示装置14に払込票Pの読取結果お
よび「現金をお入れください」と表示する(S7)。利用
者は、この案内にしたがって紙幣が入金口11に投入し、
硬貨を硬貨投入口8に投入する(S8)。紙幣および硬貨
が投入されると、紙幣は紙幣入出金部82によって受入れ
られ、硬貨は硬貨入出金部83によって受入れられる(S
9)。そして、紙幣および硬貨の受入れが終了すると、
主制御部81は表示装置14に「入金額を確認してくださ
い」と表示するとともに入金額、取消キー、確認キーを
表示する。
利用者は、この案内にしたがって確認キーを押下する
と(S10)、主制御部81は、表示装置14に「ただいまコ
ンピュータ処理中です、しばらくお待ちください」と表
示し、ホストコンピュータとの間で取引電文の送受信を
行ない(S11)、その結果ジョーナルプリンタ89で印字
し、また引取内容を取引内容ファイル87に記録するとと
もに、光学式読取装置42のイメージセンサ43から得られ
る払込票Pの画像情報を払込みに必要な情報の読取結果
とともに画像情報ファイル86に記録する(S12)。ま
た、主制御81は、印字機構52を用いて払込票Pに第10図
に示すような領収済の印字を行なう(S13)。
払込票Pに対する領収済の印字が終了すると、主制御
部81は払込票Pをカッタ装置65へ送ることにより領収書
P1、通知書P2、控P3に切断し、領収書P1および控P3は回
収庫70に収納し、通知書P2は第1集積部74に収納する
(S14)。この払込票Pの回収が終了すると、主制御部8
1はレシートRによる領収書の発行を行なう(S15)。す
なわち、レシート発行機構49を動作させることにより、
レシートRを1枚取出して印字機構52の印字位置へ送
り、印字機構52を用いてレシートRに第11図に示すよう
な取引内容を印字する。そして、主制御部81は、表示装
置14で「レシートをお受取りください」と表示し、レシ
ートRを取引媒体挿入口4へ排出する。利用者は、この
案内にしたがって取引媒体挿入口4からレシートRを受
取る(S16)。
次に、主制御部81は釣銭が有るか否かを判断する(S1
7)。釣銭有りを判断した場合、主制御部81は、表示装
置14に「釣銭をお受取りください」と表示するとともに
釣銭金額を表示し、紙幣入出金部82を作動させて入金口
11に釣銭紙幣を放出し、硬貨入出金部83を作動させて釣
銭放出口8に釣銭硬貨を放出する(S18)。この釣銭放
出により、利用者がそれぞれの受取口から釣銭を受取る
ことにより(S19)、払込取引の処理を終了する。
一方、ステップS5の判断の結果、局番テーブルファイ
ル88に利用者の電話番号が存在しなかった場合、主制御
部81は、光学式読取装置42で読取った払込票Pの内容
(利用者の電話番号など)およびその日の日付を取引内
容ファイル87に記録する(S20)。そして、主制御部81
は、支払期限を決定することができないので、受入れた
払込票Pを取引媒体挿入口4へ排出して利用者に返却
し、初期状態に戻る(S21)。
次に、係員による新規局番などの登録動作について第
2図に示すフローチャートを参照しつつ説明する。係員
は、1日の取引が終了し、本装置の電源を遮断する前に
所定の操作を行なうことにより、主制御部81は取引内容
ファイル87に記録されている情報(ステップS20で記録
された情報)を読出(S31)、表示装置14に第3図に示
すように表示するとともに、登録キー、削除キー、終了
キーを表示する(S32)。ここで、係員は、表示された
電話番号が登録する必要があるか否かを判断する。な
お、局番テーブルファイル88の性質上、一定地域以外の
局番を登録する必要はない。
さて、係員が登録必要と判断して、登録キーを押下し
た場合(S33)、主制御部81は、表示装置14にテンキー
および登録キー、訂正キーを表示する。ここで、係員
は、テンキーを押下することにより、必要情報、すなわ
ち新規局番と、その問合せ電話番号、支払期限(日日の
み)をそれぞれ入力する(S36)。この入力された情報
は、表示装置14に表示されるので、係員はその入力内容
を確認し、登録キーあるいは訂正キーを押下する(S3
7)。ここで、主制御部81が訂正キーの押下を判断した
場合(S38)、ステップS36に戻り、再び必要情報を入力
し直す。主制御部81が登録キーの押下を判断した場合
(S39)、ステップS36で入力された必要情報を局番テー
ブルファイル88に登録(記録)し(S40)、ステップS32
に戻る。
こうして登録し終わった電話番号(局番)、あるいは
係員が登録する必要がないと判断した電話番号を削除す
るため、係員が削除キーおよび該当する電話番号の表示
部分を押下した場合(S34)、主制御部81は、取引内容
ファイル87内の該当情報を削除(消去)し(S41)、ス
テップS32に戻る。
ステップS32で登録操作が終了し、係員が終了キーを
押下した場合(S35)、主制御部81は全ての処理を終了
する。
このように、電話料金の払込取引の際、局番テーブル
ファイルに存在しない局番が発生した場合、その局番を
取引内容ファイルに記録しておくことにより、後で係員
がその局番を取引内容ファイルから出力して、局番テー
ブルファイルに新規登録することができる。これによ
り、従来、たとえば連絡ミスなどで登録漏れが発生して
いた局番がなくなり、利用者へのサービス向上につなが
る。
なお、前記実施例では、主制御部が利用者の電話番号
が局番テーブルファイルに存在しないと判断したとき、
光学式読取装置が読取った払込票の内容およびその日の
日付を取引内容ファイルに記録したが、局番テーブルフ
ァイルに記録しておくことも可能であり、さらには専用
の情報記録手段を設けておき、そこに記録することも可
能である。
また、前記実施例では、電話料金の払込取引を例にと
って説明したが、電気,水道,ガスなどの公共料金の払
込取引の場合にも同様に適用できる。
[発明の効果] 以上詳述したように本発明によれば、たとえば電話料
金の払込取引において、新規開局の局番の登録漏れがな
くなり、利用者へのサービス向上が図れる自動取引装置
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例を説明するためのもので、第1図
は電話料金の払込取引の処理動作を説明するフローチャ
ート、第2図は係員による新規局番などの登録動作を説
明するフローチャート、第3図は新規局番などの登録動
作における表示装置の表示例を示す図、第4図は自動取
引装置全体の外観斜視図、第5図は初期状態における表
示装置の表示例を示す図、第6図および第7図は取引媒
体処理装置の構成を説明するための図、第8図は全体的
な構成を説明するためのブロック図、第9図は電話料金
の払込票とそれに対する読取位置を説明するための図、
第10図は払込票に対する領収済の印字の例を示す図、第
11図はレシート(領収書)に対する印字の例を示す図で
ある。 P……払込票(記録媒体)、2……接客操作部、4……
取引媒体挿入口、11……入金口、14……CRT表示装置
(表示手段、指示入力手段)、20……取引媒体処理装
置、42……光学式読取装置(読取手段)、81……主制御
部(制御手段、取引手段)、82……紙幣入出金部、83…
…硬貨入出金部、87……取引内容ファイル(情報記録手
段)、88……局番テーブルファイル(取引情報記憶手
段)。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】料金の払込みに係る金額および利用者の情
    報が記録された記録媒体を受入れる受入手段と、 この受入手段で受入れた前記記録媒体から前記情報を読
    取り認識する読取手段と、 この読取手段で読取った利用者の情報に基づき払込期限
    などの払込取引に必要な情報を出力する取引情報記憶手
    段と、 この取引情報記憶手段から出力された情報および前記読
    取手段で読取った情報に基づき払込取引を実行する取引
    手段と、 前記取引情報記憶手段において払込取引に必要な情報が
    存在しないとき、前記読取手段で読取った利用者の情報
    を新規登録すべき情報として記録する情報記録手段と、 この情報記録手段に記録された情報を表示する表示手段
    と、 この表示手段で表示された情報を前記取引情報記憶手段
    に記憶するか否かを指示する指示入力手段と、 を具備したことを特徴とする自動取引装置。
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