JP2652782B2 - ウエブ裁断巻取機における裁断数変更方法及びその装置 - Google Patents

ウエブ裁断巻取機における裁断数変更方法及びその装置

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JP2652782B2
JP2652782B2 JP24860495A JP24860495A JP2652782B2 JP 2652782 B2 JP2652782 B2 JP 2652782B2 JP 24860495 A JP24860495 A JP 24860495A JP 24860495 A JP24860495 A JP 24860495A JP 2652782 B2 JP2652782 B2 JP 2652782B2
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2301/00Handling processes for sheets or webs
    • B65H2301/50Auxiliary process performed during handling process
    • B65H2301/51Modifying a characteristic of handled material
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は広巾ウエブを裁断し
て複数の狭巾ウエブとなし、該複数の狭巾ウエブを交互
に分離して個別に巻取るウエブ裁断巻取機における裁断
数変更方法ならびにその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】広巾のウエブを複数の狭巾ウエブに裁断
し、交互に前後又は上下に分離して各狭巾ウエブをそれ
ぞれ個別に巻取るるウエブ裁断巻取機は現在、広く使用
されているが、この種、裁断機において裁断数を変更し
ようとする場合はウエブの巻取り作業を一旦中断し、裁
断数の変更に伴う裁断刃の位置設定替えを行なった後、
広巾ウエブをそれぞれの対応する巻取位置へ人手によっ
て誘導していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記の如く人
手で誘導しようとするときは、一般に上記裁断機の場
合、裁断位置から巻取位置へ至る間には複数のガイドロ
ーラが介在しており、この間を複数の狭巾ウエブをそれ
ぞれ巻取位置まで誘導しなければならないため作業が繁
雑で、時間がかかるばかりでなく、さらに巻取位置へ誘
導して仮巻取りを開始したとしても、狭巾ウエブが皺な
く安定して巻取り位置へ送り込まれるまで無駄巻きが必
要で、多量のロスを生ずるという問題があった。
【0004】本発明は上述の如き実状に対処し、特にコ
ース変更手段を設定することにより、巻取り作業を中断
することなく、低速運転中にウエブ裁断巻取機における
裁断数の変更を簡便、かつ操作性良好に可能ならしめる
ことを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、上記目的を達成す
る本発明の特徴は、その1つは上記ウエブ裁断巻取機に
おける裁断数変更方法であり、広巾のウエブを複数の狭
巾ウエブに裁断し、交互に分離して前後又は上下に配設
した各巻取機A,Bで、それぞれ個別に巻取るウエブ裁
断巻取機において、分離部と一方の巻取機Aとの間に他
方の巻取機B近傍まで移動可能にコース変更手段を設
け、一方の巻取機Aで巻き取られている裁断数変更前の
狭巾ウエブを上記コース変更手段を移動せしめ、他方の
巻取機B近傍で迂回するようコースを変更せしめると共
に、裁断装置の裁断刃の位置をウエブを走行させつつウ
エブ巾方向側端を越えた位置まで移動させて全巾のウエ
ブを前記一方の巻取機Aに向かわせるようにした後、裁
断装置の裁断刃を変更しようとする裁断数に対応する位
置に位置させてウエブを変更後の所要裁断数で裁断し、
各裁断された狭巾ウエブはそのまま一方の巻取機Aに向
かわしめ、その後、他方の巻取機Bに巻き取り狭巾ウエ
ブを該巻取機Bの巻芯に巻き付かせる一方、前記コース
変更手段を旧位置に復帰させ、残りの狭巾ウエブを一方
の巻取機Aに巻き取らせることの方法にある。
【0006】また本発明は第2として上記変更方法を実
施するための装置に関し上記ウエブ裁断巻取機におい
て、前記裁断装置に裁断刃の位置設定のための裁断刃位
置移動装置を付設し、かつセパレートローラ装置と、巻
取機A及び巻取機Bとの間にそれぞれダンサーローラ装
置及びタッチローラ装置を配設してこれら各装置を経て
分離された各狭巾ウエブをそれぞれ巻取機A及び巻取機
Bへ導入せしめる如くなすと共に、ウエブを切断し、そ
の切断端を巻取機の新巻芯に巻き付かせる切断装置を付
設し、かつ他方の巻取機Bのダンサーローラ装置にはダ
ンサーローラ退避装置を付設してなり、セパレートロー
ラ装置と一方の巻取機Aとの間には更に移動フレームの
先端にコース変更ローラを装着せしめた裁断数変更装置
を先端のローラが他方の巻取機B近傍まで移動可能に配
設し、移動フレームに、その中間、稍コース変更ローラ
寄りの位置を回動中心とする回動アームを装着してその
先端にウエブ持上げローラを回転自在に装着すると共
に、コース変更ローラとウエブ持上げローラの間に切断
刃を突出可能に付設せしめた構成を特徴とする。
【0007】なお、請求項3記載の発明は上記装置の更
に実際的な構成であり、上記装置におけるウエブ持上げ
ローラの巾を裁断,分離された狭巾ウエブの巾に比しや
ゝ狭くし、切断装置の切断巾を狭巾ウエブの巾に比しや
ゝ広くすると共に、持上げローラの上流側に巾制限棒を
移動フレーム内に昇降自在に装着せしめたことを特徴と
する。
【0008】
【作用】上記本発明によればコース変更ローラを移動フ
レームの先端に装着した裁断数変更装置(コース変更手
段)をウエブを走行させつつ前方へ摺移動させて一方の
巻取機Aへ導入されている狭巾ウエブを巻取機Bへ導入
されている狭巾ウエブ近傍へコースを変更し、裁断刃を
側方に移動してウエブ全巾の側端を越えた位置に位置せ
しめて、裁断刃を変更しようとする裁断数に対応する位
置に設定し、変更後の裁断数で裁断せしめると、巻取機
Bに巻取る狭巾ウエブを切断刃で切断してその切断端を
巻取機Bに巻き付かせ、巻取る一方、コース変更手段を
旧位置に戻して残りの狭巾ウエブを巻取機Aに巻き取
り、裁断数の変更が行われる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明装置を前後に配設し
た2台の2軸ターレット巻取機に適用し実施する状態を
示す概要図である。図において矢示方向に送り込まれる
広巾のウエブSは耳トリミング装置1で両耳端部が切離
され、裁断装置2で複数の狭巾ウエブに裁断され、該複
数の狭巾ウエブ及び両耳端トリム屑はセパレートローラ
装置3で前後交互に分離されて、前方に分離された狭巾
ウエブS−A は2軸ターレット型巻取機Aで、一方後方
に分離された狭巾ウエブS−B は2軸ターレット型巻取
機Bでそれぞれ巻き取られ、耳端屑wは図示しないが耳
屑処理装置へ導かれる。
【0010】そしてこの装置では、セパレートローラ装
置3と巻取機A及び巻取機B間にそれぞれダンサーロー
ラ装置4−A ,4−B 及びタッチローラ装置5−A , 5
−Bが配設され、前記のセパレートローラ装置3で前後
交互に分離された狭巾ウエブS−A , S−B は図示の如
く、これ等の装置を経由してそれぞれ巻取機A,Bへ導
入されている。
【0011】ここで2軸ターレット型巻取機は公知のも
のであるので、その概略のみ説明すると、左右一対のタ
ーレット盤6,6′は盤の中心7を回転中心として回転
可能であり、該盤中心7に対し対象位置に巻取軸8,9
が、これと直交した対象位置にガイドローラ10,11
が装置されている。なお巻き上りロールのウエブの表裏
を揃えるために巻取機Aは上巻き取り方式、巻取機Bは
下巻き取り方式を採用している。
【0012】巻取機A,Bへ導入された狭巾ウエブを巻
取軸8に装着した巻芯に巻き取り、満巻になると、ター
レット盤6,6′を180°旋回させて満巻ロールと新
巻芯を装着した巻取軸の位置を入れ替える。図1は満巻
後ターレットを旋回した状態を示し、満巻ロール巻取軸
が9、新巻取軸が8として図示されている。
【0013】つづいて、タッチローラ装置5−A , 5−
B のタッチローラ12を新巻取軸に装着した巻芯上の狭
巾ウエブに向かって押圧し、ターレット盤6、6′の旋
回により新巻芯軸8側から、ガイドローラ10を経由し
て満巻ローラ9へ展張している狭巾ウエブを切断装置1
3を作動させて切断刃14で鎖線に示す位置14′へ突
出させてウエブを切断し、その切断端を新巻芯に巻き付
かせるようになっている。
【0014】しかして、上記図1において15は本発明
の要部をなす裁断数変更装置で、セパレートローラ装置
3と巻取機Aの間に配設され、移動フレーム15′の先
端にコース変更ローラ16を装着することによって構成
されていて、移動フレーム15′の中間、コース変更ロ
ーラ16寄りの位置に支点17を回動中心とする回動ア
ーム18を装着し、該アーム先端にウエブ持上げローラ
19を回転自在に装着して適宜アクチュエータで鎖線図
示位置まで回動上昇させるようになっている。さらに図
3に示す切断刃20をコース変更ローラ16(図では摺
動御の位置のため16′と表示している)とウエブ持上
げローラ19間に設け、適宜アクチュエータで鎖線位置
まで突出させるようになっている。(図1、2は切断刃
の図示を省略している)
【0015】そして、上記裁断数変更装置15は図示し
ないレールに沿って図2鎖線に示す位置まで摺動移動す
るように形成されている。図3は該装置15の摺動後の
位置における詳細図である。
【0016】さらに図1,図2では巻取機Bのウエブ導
入位置近くに、ウエブコース規制ローラ21を回動アー
ム22の先端に装着し、適宜アクチュエータで鎖線の位
置まで回動上昇させられるる。
【0017】一方、裁断装置2には裁断刃の位置設定の
ための公知の裁断刃位置移動装置が付設されている。こ
の装置は例えば、本出願人により特願平5−19314
0号で提案された切断刃位置合せ装置を用いたものであ
り、広巾ウエブの巾方向に所要の間隔をおいて裁断(ス
リット)数に対応する複数の切断ユニットを設置してな
る裁断巻取機の切断刃装置において、前記ウエブの巾方
向にわたり互いに平行して第1,第2の案内レールを横
設し、第1の案内レールに前記ユニット数に対応する複
数の切断ユニットを摺動可能、かつ、位置設定後は該位
置に固定可能に装着する一方、第2の案内レールに前記
切断ユニットの位置固定を解放すると共に、該切断ユニ
ットを把持する切断ユニット移送位置を該レールに沿っ
て走行自在に装着し、前記切断ユニット移送装置を正逆
回転可能な送りねじにより所望位置へ移動させ、位置設
定後、該位置に切断ユニットを固定可能ならしめた構成
よりなるものである。
【0018】なお、巻取機Bへ向かう狭巾ウエブS−B
に適用されるダンサーローラ装置4−B にはダンサーロ
ーラ退避装置が付設されており、該装置は後述のとおり
裁断数変更装置15が作動する時、一旦退避させるため
のもので、ダンサーローラ23をダンサーアーム24の
先端に回動自在に且つ着脱自在に枢着している。そし
て、該ダンサーローラ装置4−B の下方にはダンサーロ
ーラレスト25が流体圧シリンダ26により昇降自在に
配設されている。
【0019】つぎに上記の裁断数変更装置15により裁
断数を変更する方法及び該装置の作動について詳述す
る。なお、説明は手順として最も簡単な2裁取りから3
裁取りに裁断数変更する場合について上述の装置を用い
た裁断数変更の方法について述べ、順次多裁取りの場合
について敷衍する。
【0020】先ず、図1に於いて2条に裁断された片方
の狭巾ウエブS−A はセパレートローラ装置3より送り
出され、裁断数変更装置15のコース変更ローラ16の
外周を一部抱き込み、ダンサーローラ装置4−A , タッ
チローラ装置5−A を経由し巻取機Aで巻き取られると
共に、他方の狭巾ウエブS−B はダンサーローラ装置4
−B ,ウエブコース規制ローラ21の下側外周に接しタ
ッチローラ装置5−Bを経由して巻取機Bで巻き取られ
ている。そして、次に裁断数変更装置15を作動させ
て、巻取機Aに向かうウエブS−A のコース変更を行な
うが、本作動に先立ち、ダンサーローラ装置4−B のダ
ンサーローラ23を退避させる。これには図2に示す流
体圧シリンダ26でダンサーローラレスト25を上昇さ
せ、ダンサーローラアーム24の先端のダンサーローラ
着脱装置を開放して、ダンサーローラ23を下降させ、
ウエブS−A のコース変更のための準備を行なう。
【0021】さらにウエブコース規制ローラ21を図2
に示す如く回動上昇させて、裁断数変更装置15が巻取
機Bへ向かって移動する時の干渉を避けさせておく。つ
づいて裁断数変更装置15を巻取機Bへ向かって図2又
は図3に示すとおり移動させるとウエブS−A はセパレ
ートローラ装置を出て、ウエブS−B と並んで巻取機B
に向かいS−A ′、ついで該巻取機Bの巻取軸8下方を
通り移動して来ているコース変更ローラ16′でUター
ンし、巻取機Aへ向かうS−A ″となる。(図3参照)
図4はこの状態を説明図的に示したものである。
【0022】かくて、図4に左横向き矢印方向に裁断装
置2の裁断刃の位置を、ウエブを走行させながら移動さ
せると、巻取機Bに向かうウエブS−B の巾は裁断刃の
移動と共に狭くなり、裁断刃がウエブの左端を越えた位
置まで移動すると、図5に示すとおり全巾のウエブが巻
取機Aに向かうようになる。
【0023】以上のコース変更全巾化手段を完了する
と、改めて裁断装置2の裁断刃2セットで図6に示す如
くウエブを裁断し、3条の狭巾ウエブを巻取機Aに向か
わせる。そして、巻取機B側へ移動して来ている裁断数
変更装置15(図3参照)の移動フレーム15′内のウ
エブより持上げローラ19を回動上昇させて巻取機Bの
新巻軸8上の巻芯に向かって3条に裁断された狭巾ウエ
ブの巾の中央の一条を巻芯に圧接させ、つづいて切断装
置20を鎖線位置まで上昇させて中央の一条の狭巾ウエ
ブを巻芯に巻き付かせる。しかる後、裁断数変更装置1
5を旧位置(図1の位置)へ復帰させ、ダンサーローラ
レスト25上にあるダンサーローラ23を流体圧シリン
ダ26により上昇させダンサーローラアーム24先端に
装着する。
【0024】以上の手順により2裁取から3裁取りへ裁
断数が変更されるが、前記の持上げローラ19の巾およ
び切断装置20による切断巾は前記の3裁に裁断されて
巻取機Aへ向かう狭巾ウエブS−A の巾に合致しなけれ
ばならない。仮に図8に示すように持上げローラ19の
巾及び切断装置20による切断巾が狭巾ウエブS−A 巾
より狭い場合は、該ウエブS−A の両耳が長さlだけ切
れ残り、この切れ残り部は切断両端縁部で引きさかれ、
巻取機Bへ向かうか、あるいは巾方向に切離されて巻取
機Aへ向かうようになる。
【0025】また仮に図9に示すように持上げローラ1
9の巾及び切断装置20の切断巾が狭巾ウエブS−A よ
り広い場合は、両側の狭巾ウエブS−A の耳端部31に
それぞれ切断跡を残すことになる。何れの場合も裁断さ
れた狭巾ウエブを円滑に分離出来ない。このため、図1
0に示す如く持上げローラ19の巾は狭巾ウエブS−A
の巾より若干狭くし、切断装置20の切断巾を狭巾ウエ
ブS−A よりやや広くし、且つ、図3に示す如く持ち上
げローラ19の上流側に流体圧シリンダ(図示せず)で
昇降する巾制限棒32を移動フレーム15′内に装着
し、切断装置で、狭巾ウエブS−A とS−B の間へ、該
巾制限棒32を挿入して狭巾ウエブS−B の端部を横寄
せし、狭巾ウエブS−B に切り跡を付けることなく、確
実に狭巾ウエブS−A を切り離すようになっている。
【0026】およそ、裁断機においては、スリット仕様
によって裁断巾は一定でなく、種々あり、各裁断巾に対
しそれぞれに前述の如き巾を有する持上げローラ19及
び切断装置20を用意し、その都度、取り替えるのは実
際的ではない。このため、最小裁断巾に見合う巾を有す
る持上げローラ19および切断装置20を設備してお
き、狭巾ウエブS−A の巾を最小巾に裁断する如く裁断
装置の設定替えを行ない、前述のとおり巻取機A,Bに
それぞれ狭巾ウエブを巻き取るようにし、しかる後、狭
巾ウエブの裁断巾が要求仕様通りになるよう、裁断装置
2の裁断刃の位置を巾方向に移動させるようにしてい
る。
【0027】以上、2裁取りから3裁取りへ裁断数を変
更する方法を述べたが、多裁取りの場合も本方法を採用
し最小巾の持上げローラ及び切断装置を必要数移動フレ
ーム内に用意しておき、要求仕様に応じて選択使用する
ことにより多裁取り対応の裁断数変更可能であることは
勿論である。
【0028】
【発明の効果】本発明は以上のように裁断後の分離部と
一方の巻取機の間に該巻取機で巻き取られている狭巾ウ
エブを他方の巻取機近傍を経由する如く狭巾ウエブのコ
ース変更手段を配すると共に、該コース変更手段内に狭
巾ウエブの切断巻付装置を設けて一方の巻取機で巻き取
られている狭巾ウエブを上記コース変更手段を移動せし
め、他方の巻取機近傍で迂回するようコースを変更せし
めると共に、裁断装置の裁断刃の位置をウエブを走行さ
せつつウエブ巾方向側端を越えた位置まで移動させて全
巾のウエブを前記一方の巻取機Aに向かわせるようにし
た後、裁断刃の位置を変更後の裁断数に合わせて設定
し、ウエブを変更後の所要裁断数で裁断し、次いで他方
の巻取機に巻き取る狭巾ウエブをその巻芯に巻き付かせ
る一方、前記コース変更手段を旧位置に復帰させて残り
の狭巾ウエブを一方の巻取機に巻取らせるようにしたも
のであり、請求項1及び2記載の発明と相俟って従来の
如く人手による誘導の必要なく、しかも巻取り作業を中
断することなしに簡便に裁断数の変更を行うことがで
き、従って、従来の変更作業時、屡々安定作業に至る間
に放出されていた無駄巻きによる多量のロス発生を防止
し、すぐれた操作性と共に、裁断巻取機の作業効率を著
しく向上せしめることができる顕著な効果を有する。な
お、請求項3記載の発明は更に持上げローラ及び切断装
置に対し複数巾を用意してその都度、取り替える必要を
なくし、より簡便で、実用性を高める利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置を適用したウエブ裁断巻取機の側面
概要図である。
【図2】同じく本発明装置を適用したウエブ裁断巻取機
で裁断数変更装置を移動した状態を示す側面概要図であ
る。
【図3】本発明における裁断数変更装置(コース変更手
段)の要部側面概要図である。
【図4】巻取機A,Bに分離して巻取られている状態を
示す説明図である。
【図5】裁断数変更途中で巻取機Aに全巾巻取られてい
る段階を示す説明図である。
【図6】本発明において裁断数を変更して切断している
段階を示す説明図である。
【図7】裁断数を変更し、巻取りを開始する段階の説明
図である。
【図8】裁断数を変更し、分離巻取りを行う場合の中間
狭巾ウエブに対するウエブ持上げローラと切断装置との
位置関連を示す説明図である。
【図9】同じく分離巻取り時の狭巾ウエブに対するウエ
ブ持上げローラと切断装置との位置関連を示す比較説明
図である。
【図10】分離巻取り時の中間狭巾ウエブに対するウエ
ブ持上げローラと切断装置に対し巾制限棒を挿入した状
態を示す説明図である。
【符号の説明】
A,B 巻取機 S ウエブ 2 裁断装置 3 セパレートローラ装置 4 ダンサーローラ装置 5 タッチローラ装置 13 切断装置 14 切断刃 15 裁断数変更装置 15′ 移動フレーム 16 コース変更ローラ 18 回動アーム 19 ウエブ持上げローラ 20 切断装置 23 ダンサーローラ 32 巾制限棒

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 広巾のウエブを複数の狭巾ウエブに裁断
    し、交互に分離して前後又は上下に配設した各巻取機
    A,Bで、それぞれ個別に巻取るウエブ裁断巻取機にお
    いて、分離部と一方の巻取機Aとの間に他方の巻取機B
    近傍まで移動可能にコース変更手段を設け、一方の巻取
    機Aで巻き取られている裁断数変更前の狭巾ウエブを上
    記コース変更手段を移動せしめ、他方の巻取機B近傍で
    迂回するようコースを変更せしめると共に、裁断装置の
    裁断刃の位置をウエブを走行させつつウエブ巾方向側端
    を越えた位置まで移動させて全巾のウエブを前記一方の
    巻取機Aに向かわせるようにした後、裁断装置の裁断刃
    を変更しようとする裁断数に対応する位置に位置させて
    ウエブを変更後の所要裁断数で裁断し、各裁断された狭
    巾ウエブはそのまま一方の巻取機Aに向かわしめ、その
    後、他方の巻取機Bに巻き取り狭巾ウエブを該巻取機B
    の巻芯に巻き付かせる一方、前記コース変更手段を旧位
    置に復帰させ、残りの狭巾ウエブを一方の巻取機Aに巻
    き取らせることを特徴とするウエブ裁断巻取機における
    裁断数変更方法。
  2. 【請求項2】 広巾のウエブを裁断装置で複数の狭巾ウ
    エブを裁断し、該複数の狭巾ウエブをセパレートローラ
    装置で交互に分離して、前後又は上下に配設した巻取機
    A,Bでそれぞれ個別に巻取るウエブ裁断巻取機におい
    て、前記裁断装置に裁断刃の位置設定のための裁断刃位
    置移動装置を付設し、かつセパレートローラ装置と、巻
    取機A及び巻取機Bとの間にそれぞれダンサーローラ装
    置及びタッチローラ装置を配設してこれら各装置を経て
    分離された各狭巾ウエブをそれぞれ巻取機A及び巻取機
    Bへ導入せしめる如くなすと共に、ウエブを切断し、そ
    の切断端を巻取機の新巻芯に巻き付かせる切断装置を付
    設し、かつ他方の巻取機Bのダンサーローラ装置にはダ
    ンサーローラ退避装置を付設してなり、セパレートロー
    ラ装置と一方の巻取機Aとの間には更に移動フレームの
    先端にコース変更ローラを装着せしめた裁断数変更装置
    を先端のローラが他方の巻取機B近傍まで移動可能に配
    設し、移動フレームに、その中間、稍コース変更ローラ
    寄りの位置を回動中心とする回動アームを装着してその
    先端にウエブ持上げローラを回転自在に装着すると共
    に、コース変更ローラとウエブ持上げローラの間に切断
    刃を突出可能に付設せしめてなることを特徴とするウエ
    ブ裁断巻取機における裁断数変更装置。
  3. 【請求項3】 ウエブ持上げローラの巾を裁断,分離さ
    れた狭巾ウエブの巾に比しやゝ狭くし、切断装置の切断
    巾を狭巾ウエブの巾に比しやゝ広くすると共に、持上げ
    ローラの上流側に巾制限棒を移動フレーム内に昇降自在
    に装着せしめたことを特徴とする請求項2記載のウエブ
    裁断巻取機における裁断数変更装置。
JP24860495A 1995-09-01 1995-09-01 ウエブ裁断巻取機における裁断数変更方法及びその装置 Expired - Lifetime JP2652782B2 (ja)

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