JP2651444B2 - 鋼の連続鋳造用浸漬ノズル - Google Patents
鋼の連続鋳造用浸漬ノズルInfo
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- JP2651444B2 JP2651444B2 JP62220691A JP22069187A JP2651444B2 JP 2651444 B2 JP2651444 B2 JP 2651444B2 JP 62220691 A JP62220691 A JP 62220691A JP 22069187 A JP22069187 A JP 22069187A JP 2651444 B2 JP2651444 B2 JP 2651444B2
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- Japan
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- steel
- immersion nozzle
- continuous casting
- refractory
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D41/00—Casting melt-holding vessels, e.g. ladles, tundishes, cups or the like
- B22D41/50—Pouring-nozzles
- B22D41/52—Manufacturing or repairing thereof
- B22D41/54—Manufacturing or repairing thereof characterised by the materials used therefor
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Continuous Casting (AREA)
- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は鋼の連続鋳造用浸漬ノズルに関する。
従来、連続鋳造用浸漬ノズルとしては、アルミナ−グ
ラファイト質や、ジルコニア−グラファイト質のものが
多用されている。これらの材質は溶鋼に対して高耐食性
を示す。ところが、高熱伝導性のために地金が付着しや
すいという欠点がある。また、特にアルミキルド鋼等の
アルミニウム添加量が多い鋼では、アルミニウム酸化物
の付着によりノズル閉塞が起き、鋳込みを中断しなけれ
ばならなくなる。
ラファイト質や、ジルコニア−グラファイト質のものが
多用されている。これらの材質は溶鋼に対して高耐食性
を示す。ところが、高熱伝導性のために地金が付着しや
すいという欠点がある。また、特にアルミキルド鋼等の
アルミニウム添加量が多い鋼では、アルミニウム酸化物
の付着によりノズル閉塞が起き、鋳込みを中断しなけれ
ばならなくなる。
このうち地金付着による閉塞に対しては、予熱条件の
改善及び断熱等による防止対策がなされ、かなりの効果
がある。
改善及び断熱等による防止対策がなされ、かなりの効果
がある。
一方、アルミニウム酸化物の付着による閉塞に対して
は、ノズル内孔面側に多孔耐火物を設けて不活性ガスを
吐出するスリット式浸漬ノズルが適用されている。しか
し、上記のスリット式浸漬ノズルには、以下のような問
題がある。
は、ノズル内孔面側に多孔耐火物を設けて不活性ガスを
吐出するスリット式浸漬ノズルが適用されている。しか
し、上記のスリット式浸漬ノズルには、以下のような問
題がある。
すなわち、溶鋼の吐出口近傍にはスリットを配置する
ことが困難であるため、吐出口周辺での付近及び閉塞を
防止することは困難である。また、鋳込み回数が多くな
るにしたがい、多孔質耐火物中の炭素成分を酸化によっ
て消耗し、SiO2成分がＣ−CO還元雰囲気で反応してSiO
として揮散するため通気率が大きくなり、不活性ガスの
通気量をコントロールすることが困難となる。しかも、
不活性ガスの吐出量の増大により鋼片にピンホールが発
生しやすくなる。
ことが困難であるため、吐出口周辺での付近及び閉塞を
防止することは困難である。また、鋳込み回数が多くな
るにしたがい、多孔質耐火物中の炭素成分を酸化によっ
て消耗し、SiO2成分がＣ−CO還元雰囲気で反応してSiO
として揮散するため通気率が大きくなり、不活性ガスの
通気量をコントロールすることが困難となる。しかも、
不活性ガスの吐出量の増大により鋼片にピンホールが発
生しやすくなる。
そこで、浸漬ノズルの材質を改良することにより、閉
塞を防止しようとする種々の試みがなされている。例え
ば、特開昭57−71860号公報では、CaO−黒鉛系の耐火物
を用いることにより、ノズル成分と溶鋼中のAl2O3とを
反応させてCaO−Al2O3系低融点物質を生成させ、付着し
ようとするAl2O3を溶融除去しようとするものである。
塞を防止しようとする種々の試みがなされている。例え
ば、特開昭57−71860号公報では、CaO−黒鉛系の耐火物
を用いることにより、ノズル成分と溶鋼中のAl2O3とを
反応させてCaO−Al2O3系低融点物質を生成させ、付着し
ようとするAl2O3を溶融除去しようとするものである。
しかし、CaO−Al2O3系物質は必ずしも低融点物質にな
るとは限らず、逆に高融点物質が生成し、これが核とな
ってAl2O3が付着し、ノズル閉塞を起すおそれが大き
い。
るとは限らず、逆に高融点物質が生成し、これが核とな
ってAl2O3が付着し、ノズル閉塞を起すおそれが大き
い。
本発明は上記問題点を解決するためになされたもので
あり、ノズル内孔の閉塞を有効に防止できる連続鋳造用
浸漬ノズルを提供することを目的とする。
あり、ノズル内孔の閉塞を有効に防止できる連続鋳造用
浸漬ノズルを提供することを目的とする。
本発明の鋼は連続鋳造用浸漬ノズルは、少なくともノ
ズル内孔の稼動面が、ZrO2;50〜94％、C;5〜40％、Si
O2;1〜10％、Al2O3及びY2O3の合計;5％以下、CaO及びMg
Oの合計;1％以下を含む耐火物からなることを特徴とす
るものである。
ズル内孔の稼動面が、ZrO2;50〜94％、C;5〜40％、Si
O2;1〜10％、Al2O3及びY2O3の合計;5％以下、CaO及びMg
Oの合計;1％以下を含む耐火物からなることを特徴とす
るものである。
なお、SiO2としては、酸化によりSiO2となる原料、例
えば、Si又はその合金を用いてもよい。
えば、Si又はその合金を用いてもよい。
上記のような耐火物からなる浸漬ノズルは、ZrO2が主
成分であるため、溶鋼にぬれにくく酸化物の付着・成長
を抑制できる。また、Ｃを含んでいるため、良好な耐ス
ポーリング性を示す。更に、SiO2と、Al2O3及びY2O
3と、CaOおよびMgOという酸化物の含有量を規定したこ
とにより、ノズル内孔の稼動面にSiO2のガラス層が形成
される。このガラス層は溶解状態でノズル内孔の稼動面
を覆い、かつ溶損しない程度の粘性を有するので、稼動
面の平滑性を維持することができ、鋼中のAl2O3の析出
・付着を抑制してノズル閉塞を防止することができる。
成分であるため、溶鋼にぬれにくく酸化物の付着・成長
を抑制できる。また、Ｃを含んでいるため、良好な耐ス
ポーリング性を示す。更に、SiO2と、Al2O3及びY2O
3と、CaOおよびMgOという酸化物の含有量を規定したこ
とにより、ノズル内孔の稼動面にSiO2のガラス層が形成
される。このガラス層は溶解状態でノズル内孔の稼動面
を覆い、かつ溶損しない程度の粘性を有するので、稼動
面の平滑性を維持することができ、鋼中のAl2O3の析出
・付着を抑制してノズル閉塞を防止することができる。
本発明において、各成分の含有量を上記のように規定
したのは以下のような理由による。
したのは以下のような理由による。
ZrO2が50％未満では耐食性が低下し、94％を超えると
Ｃ量が少なくなって耐スポーリング性が低下する。
Ｃ量が少なくなって耐スポーリング性が低下する。
Ｃが５％未満では耐食性が低下し、40％を超えても耐
食性が低下する。
食性が低下する。
SiO2が１％未満ではノズル内孔の稼動面においてガラ
ス層が形成されにくくなり閉塞防止効果が得られず、10
％を超えると耐食性が低下する。
ス層が形成されにくくなり閉塞防止効果が得られず、10
％を超えると耐食性が低下する。
その他のAl2O3、Y2O3、CaO及びMgOは含まれていない
ことが望ましい。すなわち、Al2O3は閉塞物の主成分で
あるため、CaO、MgOおよびY2O3は鋼中のAl2O3と反応し
て高融点化合物を形成しこれを核としてAl2O3の付着が
促進される。また、CaO（又はMgO）−Al2O3-SiO2系ガラ
スが生成した場合、過剰に低融点化してノズルの溶損が
起る。したがって、上記の各成分はできるだけ少ない方
がよい。ただし、これらの成分は不純物としての混入が
不可避的である。したがって、本発明におけるこれらの
成分の含有量の規定はノズル内孔の閉塞防止効果を損な
わない程度の許容範囲という意味をもつものである。
ことが望ましい。すなわち、Al2O3は閉塞物の主成分で
あるため、CaO、MgOおよびY2O3は鋼中のAl2O3と反応し
て高融点化合物を形成しこれを核としてAl2O3の付着が
促進される。また、CaO（又はMgO）−Al2O3-SiO2系ガラ
スが生成した場合、過剰に低融点化してノズルの溶損が
起る。したがって、上記の各成分はできるだけ少ない方
がよい。ただし、これらの成分は不純物としての混入が
不可避的である。したがって、本発明におけるこれらの
成分の含有量の規定はノズル内孔の閉塞防止効果を損な
わない程度の許容範囲という意味をもつものである。
以下、本発明の実施例を説明する。
第１図示すような、Al2O3−Ｃ質のノズル本体１、ZrO
2−Ｃ質のスラグライン部２、及びノズル内孔の稼動面
３からなる浸漬ノズルを製造した。ここで、ノズル内孔
の稼動面３を構成する耐火物としては、第１表に示す組
成を有するものを用いた。得られた13種の浸漬ノズルを
同一のタンディッシュに取付けてアルミキルド鋼の５連
鋳を行なった。そして、使用後の浸漬ノズルについて、
第１図に示すＡの位置での水平断面におけるノズル孔の
狭縮率を調べた結果を第１表に示す。なお、狭縮率をノ
ズル孔断面積に占める付着物断面積の比率である。
2−Ｃ質のスラグライン部２、及びノズル内孔の稼動面
３からなる浸漬ノズルを製造した。ここで、ノズル内孔
の稼動面３を構成する耐火物としては、第１表に示す組
成を有するものを用いた。得られた13種の浸漬ノズルを
同一のタンディッシュに取付けてアルミキルド鋼の５連
鋳を行なった。そして、使用後の浸漬ノズルについて、
第１図に示すＡの位置での水平断面におけるノズル孔の
狭縮率を調べた結果を第１表に示す。なお、狭縮率をノ
ズル孔断面積に占める付着物断面積の比率である。
第１表から明らかなように、実施例１〜７の浸漬ノズ
ルは、従来品である比較例１及び本発明の組成範囲をは
ずれた比較例２〜６の浸漬ノズルと比較して、狭縮率が
1/3以下と低く閉塞防止効果が高いことがわかる。
ルは、従来品である比較例１及び本発明の組成範囲をは
ずれた比較例２〜６の浸漬ノズルと比較して、狭縮率が
1/3以下と低く閉塞防止効果が高いことがわかる。
なお、上記実施例では、ノズル内孔の稼動面のみを所
定の耐火物で構成した浸漬ノズルを例示したが、上記耐
火物はスラグラインにも適用できるし、ノズル全体を上
記耐火物で構成してもよい。
定の耐火物で構成した浸漬ノズルを例示したが、上記耐
火物はスラグラインにも適用できるし、ノズル全体を上
記耐火物で構成してもよい。
以上詳述したように本発明によれば、ノズル内孔の閉
塞を有効に防止できる連続鋳造用浸漬ノズルを提供でき
るものである。
塞を有効に防止できる連続鋳造用浸漬ノズルを提供でき
るものである。
第１図は本発明の実施例において製造された浸漬ノズル
の断面図である。 １……ノズル本体、２……スラグライン部、３……ノズ
ル内孔の稼動面。
の断面図である。 １……ノズル本体、２……スラグライン部、３……ノズ
ル内孔の稼動面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河合 和秀 愛知県刈谷市小垣江町南藤１番地 東芝 セラミックス株式会社刈谷製造所内 (72)発明者 森 弘之 愛知県刈谷市小垣江町南藤１番地 東芝 セラミックス株式会社刈谷製造所内 (72)発明者 大屋 鎖登志 愛知県刈谷市小垣江町南藤１番地 東芝 セラミックス株式会社刈谷製造所内
Claims (1)
- 【請求項１】少なくともノズル内孔の稼動面が、ZrO2;5
0〜94％、C;5〜40％、SiO2;1〜10％、Al2O3及びY2O3の
合計;5％以下、CaO及びMgOの合計;1％以下を含む耐火物
からなることを特徴とする鋼の連続鋳造用浸漬ノズル。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62220691A JP2651444B2 (ja) | 1987-09-03 | 1987-09-03 | 鋼の連続鋳造用浸漬ノズル |
| AU21761/88A AU593997B2 (en) | 1987-09-03 | 1988-09-01 | A nozzle for discharging molten metal used in a casting device |
| KR1019880011432A KR910006897B1 (ko) | 1987-09-03 | 1988-09-03 | 주조 장치의 용융 금속 배출 노즐 |
| AU45601/89A AU607359B2 (en) | 1987-09-03 | 1989-11-27 | A nozzle for discharging molten metal used in a casting device |
| US07/571,032 US5046647A (en) | 1987-09-03 | 1990-08-22 | Nozzle for discharging molten metal used in a casting device |
| KR1019910008690A KR930000004B1 (ko) | 1987-09-03 | 1991-05-27 | 주조 장치의 용융 금속 배출 노즐 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62220691A JP2651444B2 (ja) | 1987-09-03 | 1987-09-03 | 鋼の連続鋳造用浸漬ノズル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6465069A JPS6465069A (en) | 1989-03-10 |
| JP2651444B2 true JP2651444B2 (ja) | 1997-09-10 |
Family
ID=16754973
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62220691A Expired - Lifetime JP2651444B2 (ja) | 1987-09-03 | 1987-09-03 | 鋼の連続鋳造用浸漬ノズル |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2651444B2 (ja) |
| AU (1) | AU607359B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2575580B2 (ja) * | 1993-01-28 | 1997-01-29 | 品川白煉瓦株式会社 | 炭素含有耐火物 |
| CN111168050B (zh) * | 2020-01-10 | 2022-06-10 | 江苏沙钢集团有限公司 | 一种用于薄带连铸的高耐蚀核心水口及其制造方法 |
| CN113087539B (zh) * | 2021-05-18 | 2022-06-21 | 江苏泰瑞耐火有限公司 | 一种用于氧化锆复合定径水口的耐火材料及其应用 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5912619A (ja) * | 1982-07-13 | 1984-01-23 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | アナログ・デイジタル変換器の自動補正方法 |
| JPS6186052A (ja) * | 1984-10-02 | 1986-05-01 | Toshiba Ceramics Co Ltd | 連続鋳造用浸漬ノズル |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE3507876A1 (de) * | 1985-03-06 | 1986-09-11 | Didier-Werke Ag, 6200 Wiesbaden | Verwendung von zementfreien vibriermassen auf basis von aluminiumoxid und/oder zirkoniumdioxid zur herstellung von verschleissteilen |
| AU601999B2 (en) * | 1986-08-18 | 1990-09-27 | Ngk Insulators, Ltd. | High strength zirconia ceramic |
-
1987
- 1987-09-03 JP JP62220691A patent/JP2651444B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1989
- 1989-11-27 AU AU45601/89A patent/AU607359B2/en not_active Ceased
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5912619A (ja) * | 1982-07-13 | 1984-01-23 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | アナログ・デイジタル変換器の自動補正方法 |
| JPS6186052A (ja) * | 1984-10-02 | 1986-05-01 | Toshiba Ceramics Co Ltd | 連続鋳造用浸漬ノズル |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| AU607359B2 (en) | 1991-02-28 |
| JPS6465069A (en) | 1989-03-10 |
| AU4560189A (en) | 1990-03-15 |
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