JP2650814B2 - パンチング金型 - Google Patents

パンチング金型

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JP2650814B2
JP2650814B2 JP4157830A JP15783092A JP2650814B2 JP 2650814 B2 JP2650814 B2 JP 2650814B2 JP 4157830 A JP4157830 A JP 4157830A JP 15783092 A JP15783092 A JP 15783092A JP 2650814 B2 JP2650814 B2 JP 2650814B2
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punch
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保之 大塚
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21DWORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21D28/00Shaping by press-cutting; Perforating
    • B21D28/24Perforating, i.e. punching holes
    • B21D28/34Perforating tools; Die holders
    • B21D28/346Perforating tools; Die holders length adjustable perforating tools

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Punching Or Piercing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パンチング金型
に係り、更に詳細にはパンチプレスに使用する例えば2
吋,3 1/2吋,4 1/2吋等の大口径のパンチング金型に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パンチプレスにおけるパンチング
金型として、特に大口径(2吋,3 1/2吋,4 1/2吋
等)のパンチング金型としては、図3に示されている型
式が一般的に採用されている。すなわち、パンチング金
型101は、パンチガイド部材103に内装され上下動
自在なパンチボディ103に複数枚のシム107を介し
てパンチドライバ109が締付ボルト111にて一体的
に設けられている。なお、シム107は、パンチ長さを
調整するためのものである。なお更に、符号113はス
トリッパプレートである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のパンチプレスにおけるパンチング金型101では、
パンチ長さの調整を行なう際には、締付ボルト111を
緩めて取外しストリッパプレート113およびパンチボ
ディ105を抜取り、シム107を所望する枚数組込ん
で再度パンチボディ105およびストリッパプレート1
13を組付ける。このため、多くの時間と人手を要する
という問題があった。更に、常時異なった厚さのシム1
07を複数枚保管しておく必要があり、使用する際に所
望する厚さにシム107を組み合わせるため、大変面倒
な作業であると共に、所望する厚さを正確に得るような
細かい調整ができないという問題もあった。
【0004】この発明の目的は、上記問題点を改善する
ために、パンチ長さの調整を簡単な操作で行なうことが
でき、且つ強固にロックし、正確な微調整を可能とし
て、時間と人手を削減し作業性の向上を図ったパンチン
グ金型を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述のごとき従来の問題
に鑑みて、本発明は、円筒形状のパンチガイド部材内
に、下端部にパンチ刃先を備えたパンチボディを上下動
可能に内装して設け、前記パンチガイド部材の上部に上
下動可能かつ回動可能に嵌合した上部パンチドライバの
上端部に設けたパンチヘッドと前記パンチガイド部材の
上部との間に、前記上部パンチドライバを上方向へ付勢
するストリッパスプリングを介在して設け、前記パンチ
ガイド部材内において前記パンチボディと上部パンチド
ライバとの間に上下動のみ可能に配置した下部パンチド
ライバを、前記上部パンチドライバに上下調節可能に螺
合して設け、前記上下のパンチドライバおよび前記パン
チボディの3者を一体的に締付け固定するための締結部
材の先端部を、前記上下のパンチドライバを貫通して前
記パンチボディに螺合してなるものである。
【0006】また、この発明は、前記パンチボディを上
下動自在に内装したパンチガイド部材のフランジ部外周
面と前記上部パンチドライバに嵌装されたリテーナのフ
ランジ外周面とに目盛部を設けると共に、前記下部パン
チドライバのフランジ部外周面に目盛部を設け、この目
盛部に対応して前記パンチガイド部材の所定の部位にパ
ンチドライバの上下方向の移動を示す目盛部を設けた窓
を設けてなるものである。
【0007】
【作用】上記構成において、パンチ長さを調整する際
は、締結部材を緩めた後、上部パンチドライバと下部パ
ンチドライバとを高さ方向に調整する。そして、所望す
る長さに調節した後、締結部材を締付けて固定する。こ
のため、パンチボディと上、下部パンチドライバの3者
は一体的に強固にロックされ、使用中のガタツキとか、
パンチ長さの変化は防止される。
【0008】また、パンチガイド部材のフランジ部と上
部パンチドライバに嵌装されたリテーナとの外周部に設
けた目盛部、および、下部パンチドライバのフランジ部
に設けた目盛部とパンチガイド部材に設けた目盛部を設
けた窓より目視により正確な移動料を確認でき、パンチ
長さの正確な微調整が容易に行なわれる。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施形態を図面に基づいて
詳細に説明する。なお、この発明を実施するパンチプレ
スとして、タレットパンチプレスを対象として説明する
が、このタレットパンチプレスに限定するものではな
い。また、タレットパンチプレスについては、既に公知
の構成のものであるため、詳細な図示と説明を省略す
る。なお更に、この発明は特に大口径(例えば、2吋,
3 1/2吋,4 1/2吋等)の金型に採用されると有効であ
る。
【0010】図1を参照するに、タレットパンチプレス
1の上部タレット3にはパンチング金型5が装着されて
いると共に、下部タレット7にはダイ9が装着されてい
る。更に、前記パンチング金型5の上部にはラム11が
上下動自在に設けられている。
【0011】上記構成により、ラム11の上下動により
パンチング金型5は上下に移動し、ダイ9と協働してダ
イ9上に載置されたワークWに所望のパンチング加工が
施されるものである。
【0012】前記パンチング金型5は、上部タレット3
の外周近傍に設けたパンチガイド孔3Hに上下動可能に
装着されている。このパンチガイド孔3Hに円筒状のパ
ンチガイド部材13が上下に移動自在に装着されてい
て、このパンチガイド部材13の内部にはパンチボディ
15が装着されている。そして、前記パンチガイド部材
13の上部フランジ13Aと上部タレット3の上部との
間に、パンチガイド部材13をワークWから浮かすため
に上方へ付勢したリフトスプリング17が介装されてい
る。
【0013】前記パンチボディ15の上面には下部パン
チドライバ19が設けられ、この下部パンチドライバ1
9に垂設したキー21が嵌合されるキー溝23がパンチ
ボディ15に形成されていて、キー溝23にキー21が
装着されている。また、キー21の一端は前記パンチガ
イド部材13に形成されたキー溝25内を上下に移動自
在となり、且つ、廻り止めの役目をなしている。
【0014】前記下部パンチドライバ19の上部外周に
は螺子部27が設けられていて、この螺子部27は上部
パンチドライバ29に上下調節可能に螺合されている。
そして、上部パンチドライバ29と下部パンチドライバ
19とパンチボディ15との3者を同時に一体的に結合
する締結部材31である例えば締付ボルトの先端部が、
上下のパンチドライバ29,19を貫通してパンチボデ
ィ15に螺合してある。
【0015】前記上部パンチドライバ29の上端には複
数本の締付ボルト33によりパンチヘッド35が一体的
に設けられ、上部パンチドラハイ29の基部にはリテー
ナ37が嵌装されている。そして、このリテーナ37の
上面と前記パンチヘッド35の下面との間に、ワークW
に打抜き加工を施した後、パンチボディ15をワークW
から抜き取るための外方へ付勢したストリップスプリン
グ39が介設されている。なお、ストリップスプリング
39はコイルスプリング、皿ばね又はウレタンゴムなど
のごとき強力な弾性部材である。なお、符号41はスト
リッパプレートであり、符号43はこのストリッパプレ
ート41を固定する固定部材である。
【0016】上記構成により、パンチの長さを調整する
際は、締結部材31を緩めて上部パンチドライバ29を
回転させると、上部パンチドライバ29と下部パンチド
ライバ19は螺子部27により螺合されているので、上
部パンチドライバ29は上下動し、所望するパンチ長さ
になったところで緩めた締結部材31を締めて固定すれ
ば所望する長さのパンチング金型5を得ることができ
る。
【0017】而して、調整終了後は締結部材31を緩め
るのみで上下のパンチドライバ29,19およびパンチ
ボディ15の3者を同時に一体的に固定できるので、従
来のごとくパンチ長さ調整に多くの時間と人手を要する
ことなく、構成の簡素化及び作業性の向上を図ることが
できる。また、パンチ長さを伸ばすことにより、ストリ
ッパプレート41の下面よりパンチボディ15のパンチ
刃先15Aを突出せしめることができるので、パンチボ
ディ15を取外す必要がなくパンチ刃先15Aの研磨を
行なうことができる。更に、シムが不要となるので、そ
の保管等が無くなり、成形加工等による成形高と調整を
簡単に行なうことができる。
【0018】前述したパンチ長さ調整を正確に行なうた
め、この実施例では、目盛部が設けられている。
【0019】すなわち、図2を併せて参照するに、リテ
ーナ37のフランジ部37Aの外周面に目盛部45が刻
設されていて、この目盛部45に相対してパンチガイド
部材13のフランジ部13Aの外周面の一箇所に基準と
なる目盛部47が刻設されている。更に、下部パンチド
ライバ19の下端に形成したフランジ部19Aの外周面
に基準となる目盛部49が刻設されていて、この目盛部
49に相対してパンチガイド部材13に窓51が設けら
れ、この窓51の近傍に目盛部53が刻設されている。
【0020】上記構成により、パンチ長さ調整時に、目
盛部45と目盛部47および目盛部49と目盛部53を
目視により確認しながらパンチ長さの調整ができ、正確
な微調整を行なうことができる。
【0021】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、請求項1に係る発明においては、パンチング
金型におけるパンチボディ15と上部パンチドライバ2
9との間には下部パンチドライバ19が配置してあり、
この下部パンチドライバ19は上部パンチドライバ29
に上下調節可能に螺合してある。そして、上下のパンチ
ドライバ29,19およびパンチボディ15の3者を一
体的に固定するために、上下のパンチドライバ29,1
9を貫通した締結部材31の先端部がパンチボディ15
に螺合してある。
【0022】したがって、締結部材31を緩めた状態に
おいて、上下のパンチドライバ29,19を相対的に回
転することにより、上部パンチドライバ29に対して下
部パンチドライバ19を上下に調節することができ、パ
ンチボディ15の再研磨後の長さ調節を容易に行い得る
ことは勿論のことであるが、本発明においては、上下の
パンチドライバ29,19およびパンチボディ15の3
者を締結部材31によって一体的に締付け固定している
から、前記パンチボディ15の固定と上下のパンチドラ
イバ29,19との間の螺合部分の緩み止めとを簡単な
構成でもって同時に行うことができるものである。
【0023】また、請求項2に係る発明においては、目
盛を読み取ることにより正確な微調整を行なうことがで
きる。
【0024】而して、パンチの長さ調整は簡単な構成,
操作で行なえるので、時間と人手を削減し作業性の向上
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の主要部を示し、パンチング金型の断
面図である。
【図2】図1におけるII矢視部の部分側面図である。
【図3】従来例を示すパンチング金型の断面図である。
【符号の説明】
1 タレットパンチプレス 5 パンチング金型 13 パンチガイド部材 13A,19A,37A フランジ部 15 パンチボディ 19 下部パンチドライバ 27 螺子部 29 上部パンチドライバ 31 締結部材 37 リテーナ 45,47,49,53 目盛部 51 窓

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒形状のパンチガイド部材(13)内
    に、下端部にパンチ刃先(15A)を備えたパンチボデ
    ィ(15)を上下動可能に内装して設け、前記パンチガ
    イド部材(13)の上部に上下動可能かつ回動可能に嵌
    合した上部パンチドライバ(29)の上端部に設けたパ
    ンチヘッド(35)と前記パンチガイド部材(13)の
    上部との間に、前記上部パンチドライバ(29)を上方
    向へ付勢するストリッパスプリング(39)を介在して
    設け、前記パンチガイド部材(13)内において前記パ
    ンチボディ(15)と上部パンチドライバ(29)との
    間に上下動のみ可能に配置した下部パンチドライバ(1
    9)を、前記上部パンチドライバ(29)に上下調節可
    能に螺合して設け、前記上下のパンチドライバ(29,
    19)および前記パンチボディ(15)の3者を一体的
    に締付け固定するための締結部材(31)の先端部を、
    前記上下のパンチドライバ(29,19)を貫通して前
    記パンチボディ(15)に螺合してなることを特徴とす
    るパンチング金型。
  2. 【請求項2】 前記パンチボディ15を上下動自在に内
    装したパンチガイド部材(13)のフランジ部外周面と
    前記上部パンチドライバ(29)に嵌装されたリテーナ
    (37)のフランジ外周面とに目盛部を設けると共に、
    前記下部パンチドライバ(19)のフランジ部外周面に
    目盛部を設け、この目盛部に対応して前記パンチガイド
    部材(13)の所定の部位にパンチドライバの上下方向
    の移動を示す目盛部を設けた窓を設けてなることを特徴
    とする請求項1記載のパンチング金型。
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