JP3375094B2 - プレス金型の芯出し装置 - Google Patents

プレス金型の芯出し装置

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JP3375094B2
JP3375094B2 JP01623194A JP1623194A JP3375094B2 JP 3375094 B2 JP3375094 B2 JP 3375094B2 JP 01623194 A JP01623194 A JP 01623194A JP 1623194 A JP1623194 A JP 1623194A JP 3375094 B2 JP3375094 B2 JP 3375094B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はプレスに使用する金型
の芯出し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来プレスに使用する金型は、上型と下
型より構成されていて、上型はスライドに、そして下型
はボルスタまたはベッド上に取付けられるが、これら上
型と下型の芯がずれていると、精度の高いプレス成形が
できなかったり、金型の寿命が早期に低下する。このた
め従来では、例えば実開平3−18937号公報のよう
な芯出し装置を使用して上型と下型の芯出しを行ってい
る。すなわち上記公報の芯出し装置は、上型の取付けら
れた上部取付け体の調整方向と、下型の取付けられた下
部取付け体の調整方向を直角にすることにより、上型と
下型の芯出しが容易に行えるようにしたものである。
【0003】また別の芯出し装置としては、図1に示す
ようにホルダbの四方に調整ボルトbを設けて、これら
調整ボルトbによりホルダd内の金型aを前後左右に移
動させることにより、上型と下型の芯出しを行うように
したものや、図2に示すように、ホルダd内の金型aの
前後方向の移動を調整ボルトbで、そして左右方向の移
動をウエッジcを介して調整ボルトeで行うことによ
り、上型と下型の芯出しを行うようにしたものが知られ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし公報の上下部取
付け体を直角方向へ移動して調整するものや、図1に示
す芯出し装置では、上下型の回転方向の位置決めができ
ないため、回転方向の位置に再現性がない不具合があ
る。
【0005】また後者の調整ボルトb,eとウエッジc
を併用したものでは、左右方向はウエッジcを介して金
型aを移動することから、前後に移動する調整ボルトb
と、左右へ移動する調整ボルトeの回転角に対して金型
aの前後及び左右の移動量が異なるため、調整作業に熟
練を要すると共に、ウエッジcを使用しているため、調
整ボルトeの締め過ぎにより金型aが動かなくなるなど
の不具合もある。この発明はかかる従来の不具合を改善
するためになされたもので、上型と下型芯出し調整が回
転方向も含めて精度よく行えるプレス金型の芯出し装置
を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するために、上型及び下型よりなる金型をプレスに取
付ける上型ダイセット及び下型ダイセットの少なくとも
一方に、金型を固定するホルダを水平方向に移動自在に
設け、かつホルダの周辺部に、少なくとも3本の調整ボ
ルトを放射方向に設けて、これら調整ボルトの先端
動子を介して上記ホルダの外周面に当接可能とし、上記
調整ボルトの少なくとも1本に、移動子をホルダの中心
方向へ付勢する付勢手段を設け、付勢手段を設けていな
い前記調整ボルトにより付勢力に抗して上記ホルダの外
周面を押圧してプレス金型の芯出しを行い、芯出し調整
後付勢手段を設けている前記調整ボルトの先端を移動子
に当接させることで、上記ホルダの位置を固定するプレ
ス金型の芯出し装置である。またホルダの移動子当接面
を平坦面としたものである。
【0007】
【作 用】上記構成により調整ボルトを回転すること
により上下型の芯出し調整が短時間で容易に行えると共
に、ホルダに設けられた平坦面を移動子で押圧すること
により、金型の回転方向の位置決めも精度よく行えるよ
うになる。
【0008】
【実 施 例】この発明の一実施例を図3及び図4に示
す図面を参照して詳述する。図3はプレスに取付けられ
た金型の縦断面図、図4は芯出し装置の設けられた上型
ダイセットの一部切欠下面図を示す。図3において1は
上型1aと下型1bよりなる金型本体で、上型(パン
チ)1aは上型ダイセット2によりプレス3のスライド
3a下面に取付けられており、下型1bは下型ダイセッ
ト4によりプレス3のボルスタ3bまたはベッド上面に
取付けられていて、これら上型1a及び下型1bの間で
ワーク10を成形できるようになっている。上記上型ダ
イセット2は固着具5によりスライド3aに固定された
リテイナ2aを有していて、このリテイナ2aの中心部
にホルダ2bを介して上型1aが固定されている。
【0009】上記ホルダ2bは上端部にフランジ2cを
有する筒状をなしていて、筒状部に螺合されたナット2
dを、図4の仮想線に示す工具6により締付けることに
より、ホルダ2bに対して上型1aの上端部が固定され
るようになっていると共に、ホルダ2bのフランジ2c
は、リテイナ2aの下面に固着具7により固着された係
止リング2eにより下面が係止されていて、リテイナ2
a内で水平方向に移動できるようになっている。
【0010】一方上記上型ダイセット2内には下型1b
に対して上型1aの芯出しを行う芯出し装置8が設けら
れている。上記芯出し装置8は、図4に示すように前後
左右方向に4本の調整ボルト8aを有していて、これら
調整ボルト8aはそれぞれリテイナ2aに螺合されてい
る。各調整ボルト8aの一端側は、リテイナ2aの外側
面より外方へ突出されていて、先端部にスパナなどの工
具(図示せず)を嵌合するための多角部8cが形成され
ていると共に、リテイナ2aより外方へ突出されたねじ
部8bには、調整ボルト8aを調整位置に固定するロッ
クナット8dが螺合されている。
【0011】また上記各調整ボルト8aの他端側は、各
調整ボルト8a毎に設けられた移動子8eに当接されて
いる。上記各移動子8eはリテイナ2a内に精度よく形
成されたガイド孔2g内に嵌合されていて、ガイド孔2
gに案内されて上型ダイセット2の中心方向へ移動自在
となっていると共に、各移動子8eのフランジ2c側に
は、フランジ2cの外周面に形成された平坦面2hに当
接する押圧面8fが設けられている。そして上型ダイセ
ット2の例えば左側及び後方に位置する移動子8eは、
ガイド孔2g内に設けられた圧縮ばねや、ウレタンゴム
などの弾性体よりなる付勢手段9により上型ダイセット
2の中心方向へ付勢されている。
【0012】次に作用を説明すると、上型1aと下型1
bの芯出し調整を行うに当って、まず下型ダイセット4
により下型1bをボルスタ3bまたはベッド上に固定
し、次に下型1bを基準に上型1aを移動して両者の芯
出しを行う。芯出しに当っては、まず芯出し調整装置8
の4本の調整ボルト8aを緩める。これによって付勢手
段9の設けられた移動子8eにより上型1aの取付けら
れたホルダ2bは右方及び前方へ押圧される。なお図4
は下面図のため、調整ボルト8aの左右は逆となってい
る。
【0013】次にプレス3の手前側より右側及び前側の
調整ボルト8aを回転してホルダ2bのフランジ2cを
押圧すると、移動子8eの押圧面8fがフランジ2c外
周の平坦面2hを付勢手段9の付勢力に抗して押圧し、
このとき平坦面2hと押圧面8fが面当りしていない場
合は、押圧力によりホルダ2bが回転されるため、回転
方向の位置決めが行われる。その後下型1bの中心と上
型1aの中心が一致するように右側及び前側の調整ボル
ト8aを回転して芯出しを行う。また芯出し調整は、下
型ダイセット4側にダイヤルゲージなどの計測器を設置
して、この計測器により上型1aの位置を計測し、下型
1bの中心に上型1aの中心が一致するように上型1a
の位置を調整すればよい。以上のようにして上型1aと
下型1bの中心位置が一致したら、付勢手段9の設けら
れた移動子8e側の調整ボルト8aを先端が移動子8e
に当接するまで締め込んだ後、各調整ボルト8aに螺合
されたロックナット8dを締付けて調整ボルト8aをそ
の位置に固定することにより上型1aと下型1bの芯出
しが完了する。
【0014】なお上記実施例では、芯出し装置8を上型
ダイセット2側に設けて、下型1bを基準に上型1aを
移動することにより芯出しを行うようにしたが、下型ダ
イセット4側に芯出し装置8を設けて、上型1aを基準
に下型1bを移動することにより、上型1aと下型1b
の芯出しを行うようにしても勿論よい。また上記実施例
は鍛造用金型に実施した場合であるが、板金用金型にも
同様に実施することが可能である。
【0015】
【発明の効果】この発明は以上詳述したように、複数の
調整ボルトを回転することにより上型と下型の芯出し調
整が短時間で容易に行えると共に、プレスの手前側より
調整可能な調整ボルト以外の調整ボルトの移動子を、付
勢手段によりホルダの中心方向へ付勢するようにしたこ
とから、プレスの手前側で調整作業が行えるため、作業
性も大変よい。また金型を固定するホルダの外周面に複
数の平坦面を設けて、これら平坦面を調整ボルトで中心
方向へ押圧するようにしたことから、金型の回転方向の
位置決めも精度よく行えると共に、位置決め後金型が回
転するのを防止することができる。さらに調整ボルトの
回転角と金型の前後左右の移動量がほぼ同じとなるた
め、熟練を必要とせずに調整作業が行えると共に、ウエ
ッジなどを使用しないため、調整ボルトを締め過ぎても
金型が動かなくなるなどの心配もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のプレス金型の芯出し装置を示す説明図で
ある。
【図2】従来のプレス金型の芯出し装置を示す説明図で
ある。
【図3】この発明の一実施例になる芯出し装置の設けら
れた金型の縦断面図である。
【図4】この発明の一実施例になる芯出し装置の設けら
れた上型ダイセットの一部切欠下面図である。
【符号の説明】
1…金型、1a…上型、1b…下型、2…上型ダイセッ
ト、2b…ホルダ、2h…平坦面、4…下型ダイセッ
ト、8a…調整ボルト、9…付勢手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21D 37/14 B21D 28/04 B21J 13/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上型1a及び下型1bよりなる金型1を
    プレス3に取付ける上型ダイセット2及び下型ダイセッ
    ト4の少なくとも一方に、金型1を固定するホルダ2b
    を水平方向に移動自在に設け、かつホルダ2bの周辺部
    に、少なくとも3本の調整ボルト8aを放射方向に設け
    て、これら調整ボルト8aの先端移動子8eを介して
    上記ホルダ2bの外周面に当接可能とし、上記調整ボル
    ト8aの少なくとも1本に、移動子8eをホルダ2bの
    中心方向へ付勢する付勢手段9を設け、付勢手段9を設
    けていない前記調整ボルト8aにより付勢力に抗して上
    記ホルダ2bの外周面を押圧してプレス金型の芯出しを
    行い、芯出し調整後付勢手段9を設けている前記調整ボ
    ルト8aの先端を移動子8eに当接させることで、上記
    ホルダ2bの位置を固定することを特徴とするプレス金
    型の芯出し装置。
  2. 【請求項2】 ホルダ2bの移動子8e当接面に平坦面
    2hを形成してなる請求項1記載の芯出し装置。
  3. 【請求項3】 付勢手段9を圧縮ばねまたはウレタンゴ
    ムなどの弾性体としてなる請求項1記載の芯出し装置。
  4. 【請求項4】 プレスの手前側より調整可能な調整ボ
    ルト8a以外の調整ボルト8aの移動子8eを付勢手段
    9により付勢してなる請求項1記載の芯出し装置。
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