JP2650466B2 - 光ヘッド制御装置 - Google Patents

光ヘッド制御装置

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JP2650466B2
JP2650466B2 JP12715490A JP12715490A JP2650466B2 JP 2650466 B2 JP2650466 B2 JP 2650466B2 JP 12715490 A JP12715490 A JP 12715490A JP 12715490 A JP12715490 A JP 12715490A JP 2650466 B2 JP2650466 B2 JP 2650466B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は収束した光ビームを用いて記録担体面に信号
を記録又は再生する光学式記録再生装置の光ヘッド制御
装置に関するものである。
従来の技術 従来の光学式記録再生装置の光学ヘッド制御装置の技
術としては特公昭59−22290号公報に記載されているも
のがある。以下図面を参照しながら従来例について説明
する。第2図は従来の光学ヘッド制御装置の構成を示す
ものである。
半導体レーザ1から出た光ビーム2はコリメータレン
ズ3により平行光となり偏光ビームスプリッタ4及び1/
4波長板5及び絞りレンズ6を介して記録担体7(以下
光ディスクと記す)の情報トラック8に集光される。光
ディスク7はモータ13により駆動され回転している。次
に記録担体面より反射された光は再び絞りレンズ6を通
って平行光となり1/4波長板5を経て偏光ビームスプリ
ッタ4を透過しミラー9で分離され、一方は集光レンズ
10を通りフォーカスずれ検出器11に入りナイフエッジ型
検出器を構成する。
もう一方の光はトラックずれ検出器12に入りファーフ
ィールド型検出器を構成している。
フォーカスずれ検出器11は2分割PINダイオードでで
きており光ビームの集光点と光ディスク7の記録担体面
との垂直方向の位置が一致するとき各々のPINダイオー
ドに同じ光量が入射するように設定されている。
光ビームの集光点と光ディスク7の記録担体面との位
置ずれが発生するとこのPINダイオードに入射する光量
にアンバランスを生じ、アンバランスな光電流が各々に
設けられた増幅回路14、15で電流電圧変換され差動増幅
回路34で増幅されて、差動増幅回路34からフォーカスず
れ信号35が出力される。このフォーカスずれ信号35はゲ
イン切り換え回路38、フォーカス制御系の位相を補償す
る位相補償回路39,ドライブ回路40を介してフォーカス
コイル18に電流を流し絞りレンズ6の位置を制御する。
このようにして約1μmφの光ビーム2の集光点を光
ディスク7の記録担体面に対して垂直方向に高精度に例
えば±0.5μm以下の誤差で制御する。
また、トラック位置の制御も同様にトラックずれ検出
器12で検出された光ビーム2の集光点と情報トラック8
とのずれに応じたアンバランスは増幅回路16、17及び差
動増幅回路36で増幅され、トラックずれ信号37となる。
トラックずれ信号37はゲイン切り換え回路41、トラッ
ク制御系の位相を補償する位相補償回路42、ドライバ回
路43を介してトラックコイル19に電流を流し、絞りレン
ズ6を情報トラック8に対して垂直方向に駆動して光ビ
ーム2の集光点を正確に例えば1.6μmピッチで幅0.8μ
mの情報トラック8に対して誤差±0.1μm程度で追従
するように制御している。
ここで、光ディスク7の反射率の異なるものが使用さ
れたり、記録されて反射率が変化したり、また情報トラ
ック8に信号を記録するため半導体レーザ1のパワーを
変化させたりすると、光ビーム2の集光点と光ディスク
7の記録担体面との位置ずれがかわらなくても反射光量
が変化するためフォーカスコイルに流れる電流が変化
し、制御系のゲインが変化し、制御が不安定となる。
トラック制御系についても同様に制御系のゲインが変
化する。
そこで、従来はゲイン切り換え回路38、41を設け情報
トラック8への記録及び再生に応じて、または加算器44
で検出した反射光量に応じて制御系のゲインを切り換え
ていた。
またフォーカス制御の引き込み動作は第4図に示すよ
うにフォーカスずれ信号のS字曲線の零点近傍にコンパ
レートレベルAを設定し、コンパレートレベルAである
X点を通過したとき制御ループを閉じることによって行
う。
このとき、ゲイン切り換え回路38、41は第4図に示す
フォーカス制御の引き込み時のコンパレートレベルA検
出に際しては動作させずフォーカスループを閉じてから
動作する構成としていた。
発明が解決しようとする課題 しかしながら上記のような構成で、光ディスク7の反
射率の異なるものが使用されたり、記録されて反射率が
変化したり、また情報トラック8に信号を記録するため
半導体レーザ1のパワーを変化させたりすると制御系の
ゲインが変化し、それに対応して一定範囲の制御ゲイン
にしようとするとゲイン切り換え回路の規模が大きくな
る。
例えば光ディスク7への記録時のレーザパワーでは15
mW程度でありデータの再生時には1mW程度となる。経年
変化、塵付着等光ディスクからの反射率変化を考えると
差動増幅回路34、36から出力される信号の変化は容易に
20培以上となる。
光ディスクからの光量変化による制御系のゲイン変化
を1dB程度にするには切り換え回路の切り換え段数は25
段以上必要となる。ゲインの切り換えは、反射光量信号
である加算回路44の出力をディジタルに変換して行う
が、加算回路44の出力信号によりアナログ回路で連続的
にゲインを変化させる構成としても回路規模が大きくな
る。
またフォーカスずれ信号又はトラックずれ信号をアナ
ログ−ディジタル変換(以下AD変換と記す)し、ディジ
タル値により制御を行うディジタル制御の場合、回路規
模を小さくするためAD変換回路への入力信号のダイナミ
ックレンジが小さく、かつ制御系の安定化のためにディ
ジタル制御部の演算処理が少ないことが要求される。
本発明は上記問題点に鑑み、光ディスク7の反射率の
異なるものが使用されたり、記録されて反射率が変化し
たり、また情報トラック8に信号を記録するため半導体
レーザ1のパワーを変化したりしても、フォーカスず
れ、トラックずれ信号及び光量信号のAD変換回路への入
力が所定の範囲になり、かつ光量信号に応じてフォーカ
スずれ、トラックずれ信号の増幅率を変化させるための
ディジタル制御の演算処理が容易な光ヘッド制御装置を
提供するものである。
またフォーカス制御の引き込み時にゲイン切り換え回
路を動作させないと光ディスクからの光量変化に対応し
たコンパレートレベルが得られずフォーカス制御の開始
点がずれて、第4図に示す所望の収束位置であるX点で
はなく、X点を越えた位置で検出してしまう。またフォ
ーカス制御の引き込み時にゲイン切り換え回路を動作さ
せていると、フォーカスずれ信号を光量信号で正規化す
るため、光量信号が小さい位置、例えば第4図に示すY
点以前の位置でフォーカス制御開始点と検出してしま
う。
本発明は上記問題点に鑑み、光ディスク7の反射率の
異なるものが使用されたり、記録されて反射率が変化し
ていても、コンパレートレベルによるフォーカス引き込
み位置が一定で安定したフォーカス引き込み動作が可能
な光ヘッド制御装置を提供するものである。
また、入力ダイナミックレンジが一定のAD変換回路で
フォーカスずれ信号を精度よく得ようとすると増幅率を
大きくする必要があるが、大きくするとフォーカスずれ
信号のS字曲線で飽和するところが発生しフォーカス引
き込み動作を行う場合に開始点が変化したり、S字曲線
を使っての速度制御ができなくなり安定な引き込み動作
ができなくなる。
課題を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明の光ヘッド制御装
置は、記録担体つまり光ディスクからの光量を検出する
光量検出手段及びフォーカスずれ検出手段及びトラック
ずれ検出手段の出力信号を増幅又は減衰するフォーカス
ずれ増幅率可変手段及びトラックずれ増幅率可変手段及
び第一及び第二の光量増幅率可変手段とを備え、フォー
カスずれ増幅率可変手段、トラックずれ増幅率可変手
段、第一及び第二の光量増幅率可変手段の出力信号が所
定の値になるように増幅率を変化させた後、第一の光量
増幅率可変手段の信号に応じて前記フォーカスずれ増幅
率可変手段及びトラックずれ増幅率可変手段及び第二の
光量増幅率可変手段の増幅率を変化させる構成としたも
のである。
また、光ビームの収束位置をフォーカス移動手段によ
り記録担体面を通過させ、光量増幅率可変手段の出力信
号の最大値、または最大値近傍の値を記憶手段で記憶
し、記憶した値に対応した比較値を越えたときよりフォ
ーカスずれ増幅率可変手段、トラックずれ増幅率可変手
段、光量増幅率可変手段の増幅率を変化させる動作を開
始する構成としたものである。
また、フォーカス移動手段をヘッド制御手段により制
御し、光ビームを記録担体の所望の位置近傍に収束させ
たのち、光量増幅率可変手段の出力信号に対応して変化
させるフォーカスずれ増幅率可変手段の増幅率を増加さ
せる構成としたものである。
作用 本発明は上記した構成によって、光ディスクからの光
量を検出する光量検出手段の信号を増幅または減衰した
光量増幅率可変手段の出力信号に対応して、フォーカス
ずれ検出手段及びトラックずれ検出手段の出力信号をフ
ォーカスずれ増幅率可変手段及びトラックずれ増幅率可
変手段により増幅又は減衰することによりAD変換回路へ
の入力を所定の範囲にでき、かつ、第一及び第二の光量
増幅率可変手段を設け、フォーカスずれ増幅率可変手段
及びトラック増幅率可変手段及び第一、第二の光量増幅
率可変手段の出力信号が所定の値になるように増幅率を
変化させた後、第一の光量増幅率可変手段の信号に対応
してヘッド制御手段で前記フォーカスずれ増幅率可変手
段及びトラックずれ増幅率可変手段及び第二の光量増幅
率可変手段の増幅率を変化させる構成とすることによ
り、ヘッド制御手段の演算処理では第一の光量増幅率可
変手段の出力変化に対応した増幅率を求めればよく光量
信号に応じたフォーカスずれ信号及びトラックずれ信号
に応じたフォーカスずれ、トラッキングずれ信号の増幅
率変化の演算処理が容易となる。
また、光ビームの収束位置をフォーカス移動手段によ
り記録担体面を通過させ、光量増幅率可変手段の出力信
号の最大値、または最大値近傍の値を記憶し、記憶した
値に対応した比較値を越えたときよりフォーカスずれ増
幅率可変手段、トラックずれ増幅率可変手段、光量増幅
率可変手段の増幅率を変化させる構成とすることにより
フォーカス制御の開始点が一定となり安定なフォーカス
引き込み動作ができる。
また、光ビームを記録担体の所望の位置に収束したの
ちフォーカスずれ増幅率可変手段の増幅率を増加させる
ことにより、フォーカス引き込み動作中は光ディスクか
らの光量に対応したフォーカスずれ信号の引き込み開始
点またはS字曲線を検出し、光ビームを記録担体面へ追
従させるフォーカス制御時にはフォーカスずれ信号を精
度よく取り込むことができ安定な制御が行える。
実施例 以下本発明の一実施例の光学ヘッド制御装置につい
て、図面を参照しながら説明する。
第一図は本発明の一実施例における光学ヘッド制御装
置の構成図を示すものである。
フォーカスずれ検出手段及びトラックずれ検出手段の
光学系についての説明は従来例と同様であるので省略す
る。
フォーカスずれ検出器11により検出された光ビームの
集光点と光ディスク7の記録媒体面との垂直方向の位置
ずれに応じた光電流は増幅回路14、15で電流電圧変換さ
れる。
変換された信号は、差動増幅回路20で差動増幅されフ
ォーカスずれ信号となる。
フォーカスずれ信号はフォーカスずれ増幅率可変回路
25及びスイッチ回路29を介してAD変換回路30に入りディ
ジタル信号に変換される。
変換されたディジタル信号はディジタル信号処理回路
31で位相補償演算処理が行われた後、ドライブ回路32を
介してフォーカスコイル18に電流を流し、絞りレンズ6
を駆動する。
この絞りレンズ6を駆動することにより光ビームの収
束位置を光ディスクの記録担体面に追従制御させる。
また、トラック位置の制御についても、トラックずれ
検出器12で検出された光ビームと情報トラックとの位置
ずれ信号は増幅回路16、17で電流で電圧変換され、変換
された信号は差動増幅回路22でトラックずれ信号とな
る。
トラックずれ信号はトラックずれ増幅率可変回路26及
びスイッチ回路29を介してAD変換回路30に入りディジタ
ル信号に変換される。
変換されたディジタル信号はディジタル信号処理回路
31で位相補償演算処理が行われた後、ドライブ回路33を
介してトラックコイル19に電流を流し、絞りレンズ6を
駆動する。
この絞りレンズ6を駆動することにより光ビームのト
ラック位置を光ディスクの情報トラック上に追従制御さ
せる。
増幅回路14、15、16、17の出力信号は加算回路21、2
3、24により加算される。
この加算回路24により光ディスク7からの反射光量に
比例した値を得る。
反射光量に比例した値を得るために、ここでは増幅回
路14、15、16、17の出力の加算を行っているが増幅回路
14、15の加算、または増幅回路16、17の加算を行う構成
として得られる。
ディジタル信号処理回路31はスイッチ回路29をコント
ロールし、AD変換回路30を介してフォーカスずれ増幅率
可変回路25、トラックずれ増幅率可変回路26、第一及び
第二の光量増幅率可変回路27、28の出力信号を順次取り
込む。
取り込んだデータに応じてディジタル信号処理回路31
は増幅率可変回路25、26、27、28の増幅率を変化させ所
定の値が得られるようにコントロールする。
増幅率可変回路の構成の一例を第3図に示す。入力信
号は抵抗回路47に入り、スイッチ回路45で所定の分圧比
の信号を得、増幅回路46を介して出力する構成となって
いる。スイッチ回路45の選択はディジタル信号処理回路
31からのスイッチ切り換え信号48によって行う。
ディジタル信号処理回路31はAD変換回路30への入力が
フォーカスずれ増幅率可変回路25、トラックずれ増幅率
可変回路26、第一及び第二の光量増幅率可変回路27、28
の各々について所定の範囲になるようにコントロールす
る。
第5図にディジタル信号処理回路31の構成の一例を示
す。
ディジタル信号処理回路は入力回路部49、出力回路部
52、演算部として乗算器を内蔵したシグナルプロセッサ
ーであるDSP53、DSPを動作させる命令を格納しているメ
モリーのROM50、データを蓄えるRAM51を備え、AD変換回
路30からのディジタル信号の入力及び入力データの演算
処理、ドライブ回路32、33への出力、及び増幅率可変回
路、スイッチ回路29のコントロールのための出力を行え
る構成となっている。
DSP53はマイクロコンピュータで構成してもよく、ま
た専用ディジタル回路で構成してもよい。
第6図を用いて増幅率可変回路の動作を説明する。
第6図(a)は入力信号の一例であり、初期電圧Iよ
り最大電圧Jまで一定に増加、または一定に減少させた
ときの増幅率可変回路25、26、27、28の動作を第6図
(b)、(c)に示す。
第一の光量増幅率可変回路27の増幅率は所定の入力電
圧JでAD変換回路30の入力ダイナミックレンジにより決
まる増幅率可変回路の最大出力電圧Lを除算した値以下
とする。最大電圧Jの変化する主要因は記録時のレーザ
パワーの変化であるので、このレーザパワーの変化を見
込んで増幅率を設定する。第6図(b)では初期入力電
圧Iに対する出力をKとしている。
第一の光量増幅率可変回路27の増幅率は初期状態、例
えば装置の立ち上げ時、または再生状態のときに設定
し、データの記録時または消去時等には固定しておく。
よって第一の光量増幅率可変回路27の出力電圧は入力
電圧に対して線形に変化する。
第6図(c)にフォーカスずれ、トラックずれ及び第
二の光量増幅率可変回路25、26、28の動作を示す。
初期入力電圧Iに対する出力電圧は出力電圧範囲Nに
入るように増幅率を選択し初期出力電圧はMとなる。
入力電圧が第6図(a)のように増加するとE点から
F点までは増幅率は変わらないが、F点を越えると増幅
率を切り換える。更に入力電圧が増加するとG点におい
てディジタル信号処理回路31により増幅率を切り換え
る。切り換え点はディジタル信号処理回路31に記憶して
おき、第一の光量増幅率可変回路27の出力と比較してコ
ントロールする。また入力信号が第6図(a)に示すよ
うに減少した場合は所定のヒステリシスを持ったG′、
F′点で増幅率を切り換える。
このようにしてフォーカスずれ信号、トラックずれ信
号及び第二の光量増幅率可変回路25、26、28の増幅率は
オープン制御でコントロールされ出力はAD変換回路30に
所定の範囲で入力される。
第6図ではF,G,F′,G′点を切り換え点としている
が、更に多くの切り換え点を設けることにより出力信号
範囲Nを最適に設定できる。
ディジタル信号処理回路31ではスイッチ回路29をコン
トロールし、AD変換回路30を介してフォーカスずれ増幅
率可変回路25、トラックずれ増幅率可変回路26及び第二
の光量増幅率可変回路28の出力信号を順次取り込み、フ
ォーカスずれ増幅率可変回路25の出力及びトラックずれ
増幅率可変回路26の出力を第二の光量増幅率可変回路28
の出力で除算する。
この除算した値に位相補償演算処理を行い、ドライブ
回路32、33を介してフォーカスコイル18及びトラックコ
イル19に電流を流し、絞りレンズ6を駆動し、光ビーム
のフォーカス位置を光ディスクの記録担体面に追従さ
せ、かつ光ビームのトラック位置を光ディスクの情報ト
ラック上への追従制御を行う。
このようにすることにより光ディスクの反射率が変化
したり半導体レーザのパワーが変化しても第6図(c)
に示すようにAD変換回路30への入力電圧が所定の範囲内
で変化するため精度よく演算ができ安定な制御を行うこ
とができる。
またフォーカスの引き込み動作では第4図に示すよう
にコンパレートレベルBを光量信号に設定する。
このコンパレートレベルBはフォーカスコイル18に電
流を流して絞りレンズ6を移動させ、光ビームの収束位
置が光ディスクの記録担体面を通過するようにし、この
ときに記憶した光量信号の最大値に所定の比率を乗算し
て求めた値である。
次にフォーカスコイルに逆方向に電流を流し、コンパ
レートレベルBを越えたことをディジタル信号処理回路
31により検出し、このときよりフォーカスずれ増幅率可
変回路25、トラックずれ増幅率可変回路26、第一及び第
二の光量増幅率可変回路27、28の増幅率を変化させる構
成とする。
またディジタル信号処理回路31においてフォーカスず
れ増幅率可変回路25から出力されたフォーカスずれ信号
を光量信号で正規化して、フォーカス引き込み時に光デ
ィスクからの光量が変化してもフォーカス制御開始点で
あるコンパレートレベルAが変化しないようにし、安定
なフォーカス引き込みを行う。
第8図にフローチャートを示す。
(1)フォーカス移動手段を駆動し、光ビームの収束位
置を光ディスクに近づけ、光量増幅率可変回路の最大信
号をディジタル信号処理回路のRAM51に記憶する。
(2)RAM51に記憶したデータより比較値のコンパレー
トレベルBを演算する。
(3)フォーカス移動手段を駆動し、光ビームの収束位
置を光ディスクより少し遠ざける。
(4)光量増幅率可変回路の出力信号とコンパレートレ
ベルBを比較し、出力信号が大きい場合は(5)へ小さ
い場合は(3)へ戻る。
(5)光量増幅率可変回路、フォーカスずれ増幅率可変
回路、トラックずれ増幅率可変回路の増幅率可変処理及
び光量増幅率可変回路の出力によるフォーカスずれ、ト
ラックずれ信号の正規化を行う。
また、フォーカスずれ増幅率可変回路25、トラックず
れ増幅率可変回路26、第一及び第二の光量増幅率可変回
路27、28の増幅率の変化を開始するコンパレートレベル
は第7図に示すようにフォーカスずれ信号に設定し、光
ビームの収束位置を第7図(b)のように光ディスクに
近づけピーク値Dを検出し、光ビームの収束位置を光デ
ィスクから離すときにピーク値Dに比例したコンパレー
トレベルCを越えたときとしても光ディスクからの光量
が変化してもフォーカス制御開始点が変化しないように
なり安定なフォーカス引き込みを行うことができる。
また、光ビームの収束位置を光ディスクの記録担体面
に引き込み動作を行ったのち、光量増幅率可変回路28の
出力に対応し変化させているフォーカスずれ増幅率可変
回路25の増幅率を増加させ、光ビーム収束位置を光ディ
スク記録担体面へ追従制御させているときにはフォーカ
スずれ信号を精度よく取り込み、安定な制御を可能とす
る。
第9図にフローチャートを示す。
(1)光量増幅率可変回路、フォーカスずれ増幅率可変
回路、トラックずれ増幅率可変回路の増幅率可変動作を
開始する。
(2)フォーカス引き込み動作を完了する。
(3)光量増幅率可変回路の出力に対するフォーカスず
れ増幅率可変回路の増幅率を増加する。このことにより
フォーカスずれ信号のディジタル信号処理回路への取り
込み精度を高め安定なフォーカス制御を可能とする。
(4)トラック引き込み動作を行う。光ビームの収束位
置を光ディスクの情報トラック位置に追従させる。
(5)第一及び第二の光量増幅率可変回路の増幅率可変
動作を開始する。
第9図に示すフローの(5)を(4)の前に行って
も、光量信号によるフォーカスずれ及びトラックずれ信
号の増幅率を変化させつつ行う正規化の演算処理は容易
である。
また、第一及び第二の光量増幅率可変回路の増幅率可
変動作の開始を(5)で行っているが、(1)の状態に
おいて行っていてもよい。このときはフォーカス引き込
み動作時に得た光量信号の最大値より第一及び第二の光
量増幅率可変回路の初期増幅率を求める。
発明の効果 以上のように本発明は光量増幅率可変手段を2系統も
ち、一方を半導体レーザの出力変化に対応させ、他方を
AD変換回路の入力に対応させることにより光量信号によ
るフォーカスずれ信号及びトラックずれ信号の正規化を
ディジタル信号処理回路の規模が小さくかつ簡単な処理
で高精度にできる。
また、光ビームの収束位置をフォーカス移動手段によ
り記録担体面を通過させ、光量増幅率可変手段の出力信
号の最大値、または最大値近傍の値を記憶し、記憶した
値に越えたときよりフォーカスずれ増幅率可変手段、ト
ラックずれ増幅率可変手段、第一及び第二の光量増幅率
可変手段の増幅率を変化させる構成とすることにより、
フォーカス制御の開始位置を求めるコンパレータレベル
が光ディスクからの光量変化に影響されずに限られ、フ
ォーカス制御の開始点が一定となり安定なフォーカス引
き込み動作ができる。
またフォーカス引き込み動作時とフォーカス制御時で
光量増幅率可変回路の出力に対するフォーカスずれ増幅
率可変回路の増幅率を変化させることにより、フォーカ
ス引き込みを安定にし、かつフォーカス制御時のフォー
カスずれ信号のディジタル処理回路への取り込み精度を
高め安定な制御を可能とする。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における光ヘッド制御装置の
ブロック図、第2図は従来例における光ヘッド制御装置
のブロック図、第3図は増幅率可変回路の一例を示すブ
ロック図、第4図はフォーカスずれ信号と光量信号の一
例を示す波形図、第5図はディジタル信号処理回路の一
例を示すブロック図、第6図は増幅率可変回路の入出力
特性の一例を示す特性図、第7図は光ビーム収束位置を
光ディスクに接近、離間させたときのフォーカスずれ信
号を示す波形図、第8図及び第9図は本発明の実施例を
説明するためのフローチャートである。 1……半導体レーザ、7……光ディスク、11……フォー
カスずれ検出器、12……トラックずれ検出器、25……フ
ォーカスずれ増幅率可変回路、27、28……第一及び第二
の光量増幅率可変回路、30……AD変換回路、31……ディ
ジタル信号処理回路。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録担体に光ビームを照射する光ビーム照
    射手段と、前記記録担体と前記光ビームとの収束状態を
    検出するフォーカスずれ検出手段と、前記記録担体面に
    形成された情報トラックと前記光ビームとの位置ずれを
    検出するトラックずれ検出手段と、前記記録担体からの
    光量を検出する光量検出手段と、前記記録担体面に対し
    略垂直方向に前記光ビーム照射手段を駆動するフォーカ
    ス移動手段と、前記情報トラックに対し略垂直方向に前
    記光ビーム照射手段を駆動するトラック移動手段と、前
    記フォーカスずれ検出手段の出力信号を増幅又は減衰す
    るフォーカスずれ増幅率可変手段と、前記トラックずれ
    検出手段の出力信号を増幅又は減衰するトラックずれ増
    幅率可変手段と、前記光量検出手段の出力信号を増幅又
    は減衰する第一及び第二の光量増幅率可変手段と、前記
    フォーカスずれ増幅率可変手段及びトラックずれ増幅率
    可変手段及び第一及び第二の光量増幅率可変手段の出力
    により前記フォーカス移動手段及び前記トラック移動手
    段を制御するヘッド制御手段とを備え、 前記ヘッド制御手段は、前記フォーカスずれ増幅率可変
    手段の出力及び前記トラックずれ増幅率可変手段の出力
    を前記第二の光量増幅率可変手段の出力で除算する手段
    を有し、前記第一の光量増幅率可変手段の増幅率を前記
    光量検出手段の出力信号を前記ヘッド制御手段が許容す
    る最大電圧に増幅又は減衰する増幅率に設定し、前記第
    一の光量増幅率可変手段の出力信号に応じて、前記第二
    の光量増幅率可変手段の出力、前記フォーカスずれ増幅
    率可変手段の出力及び前記トラックずれ増幅率可変手段
    の出力の変化が所定の範囲になるようにそれぞれの増幅
    率を変化させ、前記除算する手段の出力で前記フォーカ
    ス移動手段及び前記トラック移動手段を制御することを
    特徴とする光ヘッド制御装置。
  2. 【請求項2】前記ヘッド制御手段は、前記第一の光量増
    幅率可変手段の出力信号の最大値、または最大値近傍の
    値を記憶する記憶手段を備え、さらに前記フォーカス移
    動手段を制御し、前記光ビーム照射手段を移動させて、
    前記光ビームと前記記録担体との所望の収束位置を通過
    させ、所定の増幅率にある前記第一の光量増幅率可変手
    段の出力信号の最大値、または最大値近傍の値を前記記
    憶手段で記憶した後、再度前記光ビーム照射手段を移動
    させて、前記光ビームと前記記録担体との所望の収束位
    置を通過させ、前記第一の光量増幅率可変手段の出力が
    前記記憶手段で記憶した値に対応した比較値を越えたと
    きより前記フォーカスずれ増幅率可変手段及び前記第二
    の光量増幅率可変手段の増幅率を変化させることを特徴
    とする請求項(1)記載の光ヘッド制御装置。
  3. 【請求項3】前記ヘッド制御手段は前記フォーカス移動
    手段を制御し、前記光ビームを前記記録担体の所望の位
    置近傍に収束させたのち、前記フォーカスずれ増幅率可
    変手段の増幅率の増加動作を開始することを特徴とする
    請求項(1)記載の光ヘッド制御装置。
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