JP2640696B2 - 光磁気記録媒体の記録方法および装置 - Google Patents

光磁気記録媒体の記録方法および装置

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JP2640696B2 JP2291908A JP29190890A JP2640696B2 JP 2640696 B2 JP2640696 B2 JP 2640696B2 JP 2291908 A JP2291908 A JP 2291908A JP 29190890 A JP29190890 A JP 29190890A JP 2640696 B2 JP2640696 B2 JP 2640696B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、光磁気記録媒体に光磁気記録されるデー
タの品位を高めた光磁気記録媒体の記録方法および装置
に関する。
[従来の技術] 光磁気ディスクの記録においては、光磁気ディスクの
記録面に所定のレーザ光を照射すると外部磁界によって
光磁気ディスクのレーザ光を照射した部分が磁化するこ
とを利用しており、その向きによってデータが表わされ
る。
光磁気ディスクの記録方式には、光変調記録方式と磁
界変調記録方式とがあるが、光変調記録方式は、光磁気
ディスクに常に一定の磁界を与えておき、光磁気ディス
クに記録しようとするデータに対応して光磁気ディスク
の記録面にレーザ光を照射する方式であり、この方式の
場合、記録済マークに再記録するためには記録済マーク
を一旦消去した後に新たに記録する必要があり、オーバ
ライトができないという欠点がある。
一方、磁界変調記録方式は、常に一定のレーザ光を光
磁気ディスクに照射しておき、光磁気ディスクに記録す
べきデータに応じて光磁気ディスクに磁界を与える方式
であり、この方式の場合は、光変調記録方式と異なりオ
ーバライトが可能である。ただし、磁界変調記録方式の
場合、光磁気ディスクに記録すべきデータに応じて磁界
を反転させる必要があり、磁界を生じさせる磁気ヘッド
の駆動電流を正負に変化させることにより磁界の反転を
実現するのが普通である。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、磁界変調記録方式によって光磁気ディ
スクにデータを記録するときには、磁気ヘッド駆動電流
は磁気ヘッドに含まれるコイルの影響を受けるため、第
4図に示すように、磁気ヘッド駆動電流を急激に正負に
変化させることができずに過渡状態が生じる。磁気ヘッ
ド駆動電流が所定値以下にあるときには、光磁気ディス
クに与えられる磁界は十分とはいえない。その結果、光
磁気ディスクの記録面にハッチングで示すような不安定
な記録領域が形成され、その領域の存在がCN比およびジ
ッタ特性の悪化を招いていた。
また、特開昭63−37842号公報には、磁気ヘッド駆動
電流が所定値以上となったときにのみレーザ光を記録媒
体の記録面に照射するようにした光磁気記録媒体の記録
方法が開示されている。しかしながら、このものはレー
ザ光の連続照射か又はクロック信号CKに同期したレーザ
光のパルス状照射の一方のみを採用した加熱法を開示し
ているに過ぎず、記録信号の長さに応じて温度上昇が異
なるため、照射態様によって到達する温度が異なるとい
った課題を抱えるものであった。具体的には、レーザ光
照射による加熱時間が長すぎると、光磁気記録媒体の記
録面は加熱され過ぎてしまい、キュリー点を越える温度
の領域が広くなり、その周囲(隣りや前後)のデータが
書き換えられたり、CN比(キャリア/ノイズ比)が劣化
するといった課題があり、またその逆に加熱時間が短す
ぎると、記録面の温度がキュリー点に到達せず、消し残
りや低磁界記録によるCN比の劣化を招く問題があった。
また、レーザ光のパルス状照射によってキュリー点まで
十分に加熱するには、非常に大きなパワーをもったレー
ザ光が必要であり、高出力状態の繰り返しによって半導
体レーザの寿命が短くなりやすいといった課題を抱える
ものであった。
また、実開平1−170301号にも、磁気ヘッド駆動電流
が所定値以上となったときにのみ記録媒体の記録面にレ
ーザ光を照射するようにした光磁気記録方法が開示され
ている。しかしながら、このものは、記録面の加熱はレ
ーザ光のパルス状照射によってだけ行われるため、キュ
リー点まで十分に加熱するには、非常に大きなパワーを
もったレーザ光が必要であり、高出力状態の繰り返しに
よって半導体レーザの寿命が短くなりやすいといった課
題を抱えるものであった。
さらに、特開昭63−306318号「オーブンレンジにおけ
る茶碗蒸しの加熱方法」や特開昭61−46284号「振動発
生装置」或いは実開昭58−20805号「調理器」や特開平
1−43989号「ホットプレートの温度制御方法」には、
加熱手段に連続通電して予熱し、しかる後パレス状に通
電して定温制御する加熱技術が開示されている。
しかしながら、これらの加熱技術は、対象物を予熱期
間と定温期間の二期間に分けて加熱するだけのものであ
り、磁界変調方式の光磁気記録媒体のレーザ光可照射時
間帯のごとく磁気ヘッドによる発生磁界の強度によって
始端と終端とが明確に定められた期間を、いかにして記
録面の磁化に分割活用するかといった課題に応えるもの
ではなく、当然のことながら、光磁気記録における記録
マークの長さを記録信号に一致させたり、或いは記録信
号のパルス幅に関係なくキュリー点までの昇温時間とキ
ュリー点からの降温時間を正確に管理するといった技術
とは一切無縁のものであった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、CN
比とジッタ特性を向上させることのできる光磁気記録媒
体の記録方法および装置を提供することを目的とするも
のである。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本発明の光磁気記録媒体の
記録装置は、光磁気記録媒体の記録面に対向配設した磁
気ヘッドと、該磁気ヘッドに対し記録データのビット種
別に応じた極性をとるヘッド駆動電流を通電し、前記記
録面に交流磁界を印加する磁気ヘッド駆動手段と、前記
記録面に対向配設した半導体レーザと、前記ヘッド駆動
電流が極性反転して所定磁界をもたらす電流値以上とな
ったレーザ光可照射時間帯に、該半導体レーザに対しレ
ーザ駆動電流を通電してレーザ光を照射させ、キュリー
点以上に加熱した照射部分を磁化させるレーザ駆動手段
とを備えた光磁気記録媒体の記録装置において、前記レ
ーザ駆動手段によるレーザ駆動電流の通電態様を、前記
レーザ光可照射時間帯を前期と中期と後期の三期に分け
て切り替え制御し、前記レーザ駆動電流を、前期には連
続電流として前記レーザ光を連続照射させ、中期にはパ
ルス状電流として前記レーザ光を断続照射させ、後期に
は停止して前記レーザ光の照射を休止させるレーザ光照
射制御手段を設けたことを特徴とするものである。
また、前記レーザ光照射制御手段が、前記レーザ光の
照射を休止する後期を、前記印加磁界が前記所定値以下
に戻る時点から常に一定時間前に開始させることを特徴
とするものである。
[作用] 本発明によれば、光磁気記録媒体の記録面に印加され
る磁界が、光磁気記録媒体の磁化方向を反転させるのに
十分な強さであるときのみレーザ光が照射され、記録面
の温度がキュリー点以上に加熱されるため、印加磁界の
極性反転時に光磁気記録媒体上に不安定領域が形成させ
るのを未然に防止でき、CN比およびジッタ特性の向上を
図ることができ、またレーザ光の照射時間を調整するこ
とによって、熱伝導の影響による記録ピットの拡がりも
防止することができる。
[実施例] 第1図は、光磁気ディスク記録装置の電気的構成の一
部を示すブロック図である。この光磁気ディスク記録装
置に含まれる論理回路の詳細なブロック図が、第2図に
示されている。また、第3図は、第1図および第2図の
各回路に流れる信号のタイムチャートである。
光磁気ディスク60に記録すべきデータに対応する原記
録信号およびクロック・パルスが論理回路10に入力す
る。クロック・パルスは好ましくは原記録信号に同期し
たビット・クロック・パルスの整数倍の周波敷をもつ。
たとえば4倍の周波数で、周波数17.2872MHzのクロック
・パルスが好ましい。クロック・パルスはPLL回路55に
よっても作成することができる。論理回路10によって、
磁気ヘッド駆動回路21およびパルス電流駆動回路31の駆
動信号が作製されそれぞれの回路21および31に与えられ
る。
第2図を参照して論理回路10について説明する。論理
回路10は第1から第4のAND回路11〜14、OR回路15およ
びシフト・レジスタ18から構成される。原記録信号はシ
フト・レジスタ18のデータ入力端子に、クロック・パル
スはシフト・レジスタ18のクロック入力端子にそれぞれ
入力する。またクロック・パルスは第1のAND回路11お
よび第3のAND回路13にそれぞれ反転して入力する。
クロック・パルスに応じて所定時間それぞれ遅延した
4つの遅延信号がシフト・レジスタ18から出力される。
これらの遅延信号をそれぞれ第1、第2、第3および第
4の遅延信号とする。第1の遅延信号は第1のAND回路1
1および第2のAND回路12には反転せずに、第3のAND回
路13および第4のAND回路14には反転してそれぞれ入力
する。第2の遅延信号は磁気ヘッド駆動回路21に与えら
れる。第3の遅延信号は第2のAND回路12には反転せず
に、第4のAND回路14に反転してそれぞれ入力する。第
4の遅延信号は第1のAND回路11および第4のAND回路14
には反転せずに、第2のAND回路12および第3のAND回路
13に反転してそれぞれ入力する。これらの第1〜第4の
AND回路11〜14の出力がOR回路15に与えられる。OR回路1
5の出力が論理回路10の出力としてパルス電流駆動回路3
1に与えられる。
再び第1図を参照するに、論理回路10から出力される
第2の遅延信号が磁気ヘッド駆動回路21に与えられるこ
とにより、磁気ヘッド駆動回路21から磁気ヘッド22の駆
動電流が出力される。この駆動電流は第2の遅延信号に
応じて極性が反転する。第3図に示すように、磁気ヘッ
ド駆動電流は磁気ヘッド22に含まれるコイルのインダク
タンスの影響により、符号Aで示すように過渡状態が生
じる。このために光磁気ディスク60に与えられる磁界も
過渡状態になる。そして、第2の遅延信号の立上りまた
は立下りから所定時間通過したときに符号Bで示すよう
に駆動電流が所定値以上となり磁界も十分な大きさとな
る。
パルス電流駆動回路31の出力電流は加算回路32に与え
られた後、光ヘッド40に含まれるレーザ・ダイオード41
に入力する。パルス電流駆動回路31の出力電流は第2図
に示すOR回路15の出力に対応するため、磁気ヘッド22の
駆動電流が所定値以上のときにのみ出力されることにな
る。しかも、この出力電流は、第3の遅延信号に対する
第4の遅延信号の遅延時間の間ずっと連続し、その後は
クロック・パルスに同期したパルス状となる。また、熱
伝導による記録ピットの拡がりを防止するために磁気ヘ
ッドの駆動電流が過渡状態となる時点(第3図のT21,T
22,T23)の所定時間前の時点(同図のT11,T12,T13)に
おいて、レーザ・ダイオード41の駆動電流の出力は終了
する。したがって、磁気ヘッド駆動電流が所定値以上と
なったときにのみレーザ・グイオード41からレーザ光が
出射される。このレーザ光は、集光レンズ42を介して光
磁気ディスク60に照射される。光磁気ディスク60へ印加
する磁界が所定値以上となっているときにのみデータが
記録されるので、光磁気ディスク60上に不安定な記録領
域の形成が防止される。
記録装置にはモニタ用フォトダイオード43が含まれて
おり、レーザ・ダイオード41の射出光量がモニタされ
る。モニタ用フォトダイオード43の出力電流はI−V変
換増幅回路51に入力し、電圧値に変換された後差動増幅
回路53の負入力端子に与えられる。差動増幅回路53の正
入力端子には基準電圧発生回路52からの基準電圧が与え
られている。差動増幅回路53で増幅された電圧は、バイ
アス電流駆動回路54を介して加算回路32に与えられる。
モニタ用フォトダイオード43、I−V変換増幅回路51、
差動増幅回路53およびバイアス電流駆動回路51、差動増
幅回路53およびバイアス電流駆動回路54がフィードバッ
ク・ループを構成し、レーザ・ダイオード41の出射光が
補正されるので常に一定のレーザ光がレーザ・ダイオー
ド41から出力される。
このように、上記の光磁気記録装置によれば、光磁気
記録ディスク60への印加磁界の強さが磁化方向を反転さ
せるのに十分な強さである時間帯すなわちレーザ光可照
射時間帯を三分し、まず前期はレーザ光を連続的に照射
することで、光磁気記録ディスク60の記録面の温度を速
やかにキュリー点まで上昇させ、続く中期にはレーザ光
照射はパルス状照射に切り替えることで、連続照射で高
められた記録面の温度を必要かつ十分な温度に維持する
ことができ、これにより記録面を急激にキュリー点以上
に昇温し、その後は到達した温度に保つことで、光磁気
記録ディスク60へのデータ記録が正確に行われる環境を
作り出すことができ、さらにレーザ光可照射時間帯の後
期には、磁気ヘッド22の駆動電流が所定値以下に減少す
る時点よりも前にレーザ駆動を停止することで、記録面
を磁界変調方式による記録ができないキュリー点以下の
温度にまで降温させ、この状態が確定した段階で磁気ヘ
ッド22による印加磁界が所定値以下となるため、記録デ
ータの品位を損なう不安定な記録領域が形成される不都
合を確実に排除することができる。すなわち、レーザ光
可照射時間帯の厳密な区分利用により、加熱過多や加熱
不足を招くことなく、しかも記録信号のパルス幅に関係
なくキュリー点までの昇温時間とキュリー点からの降温
時間をほぼ同一時間とし、光磁界記録ディスク60を効率
的かつ的確に加熱し、これにより記録マーク長さを記録
信号のパルス幅に一致させ、特筆すべきCN比及びジッタ
特性をもたらすオーバライトが可能な磁界変調方式の光
磁気記録が可能である。
また、レーザ光の照射を休止する後期を、印加磁界が
所定値以下に戻る時点から常に一定時間前に開始させる
ようにしたから、記録データの品位を損なう不安定な記
録領域が形成される不都合を確実に排除するとともに、
レーザ光可照射時間帯のうち記録面の磁化に必要な前期
及び中期を十分に確保した上で、記録面の温度がキュリ
ー点以下に降温するのに要する期間を後期に定めさえす
れば、レーザ光可照射時間帯が不足したり或いは冗長に
過ぎるといった不具合を生ずることはなく、レーザ光の
照射時間を最適調整して熱伝導の影響による記録マーク
の拡がりを防止し、記録時間と記録品質とを両立させた
光磁気記録が可能である。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、光磁気記録媒
体の記録面に対向する磁気ヘッドに、記録データのビッ
ト種別に応じた極性をとる駆動電流を通電して前記記録
面に交流磁界を印加し、前記駆動電流が極性反転して所
定磁界をもたらす電流値以上となった時に、前記記録面
にレーザ光を照射してキュリー点以上に加熱し、該照射
部分を磁化する磁界変調記録方式の光磁気記録媒体の記
録方法において、前記印加磁界が所定磁界以上であるレ
ーザ光可照射時間帯を前期と中期及び後期に三分し、前
期には前記レーザ光を連続的に照射し、中期には前記レ
ーザ光をパルス状に照射し、後期には前記レーザ光の照
射を休止するようにしたから、光磁気記録媒体への印加
磁界の強さが磁化方向を反転させるのに十分な強さであ
る時間帯すなわちレーザ光可照射時間帯を三分し、まず
前期はレーザ光を連続的に照射することで、光磁気記録
媒体の記録面の温度を速やかにキュリー点まで上昇さ
せ、続く中期にはレーザ光照射はパルス状照射に切り替
えることで、連続照射で高められた記録面の温度を必要
かつ十分な温度に維持することができ、記録面を急激に
キュリー点以上に昇温し、その後は到達した温度に保つ
ことで、光磁気記録媒体へのデータ記録が正確に行われ
る環境を作り出すことができ、さらにレーザ光可照射時
間帯の後期には、磁気ヘッドの駆動電流が所定値以下に
減少する時点よりも前にレーザ駆動を停止することで、
記録面を磁界変調方式による記録ができないキュリー点
以下の温度にまで降温させ、この状態が確定した段階で
磁気ヘッドによる印加磁界が所定値以下となるため、記
録データの品位を損なう不安定な記録領域が形成される
不都合を確実に排除することができ、レーザ光可照射時
間帯の厳密な区分利用により、加熱過多や加熱不足を招
くことなく、しかも記録信号のパルス幅に関係なくキュ
リー点までの昇温時間とキュリー点からの降温時間をほ
ぼ同一時間とし、光磁界記録媒体を効率的かつ的確に加
熱し、これにより記録マーク長さを記録信号のパルス幅
に一致させ、特筆すべきCN比及びジッタ特性をもたらす
オーバライトが可能な磁界変調方式の光磁気記録が可能
である等の優れた効果を奏する。
また、レーザ光の照射を休止する後期を、印加磁界が
所定値以下に戻る時点から常に一定時間前に開始させる
ようにしたから、記録データの品位を損なう不安定な記
録領域が形成される不都合を確実に排除するとともに、
レーザ光可照射時間帯のうち記録面の磁化に必要な前期
及び中期を十分に確保した上で、記録面の温度がキュリ
ー点以下に降温するのに要する期間を後期に定めさえす
れば、レーザ光可照射時間帯が不足したり或いは冗長に
過ぎるといった不具合を生ずることはなく、レーザ光の
照射時間を最適調整して熱伝導の影響による記録マーク
の拡がりを防止し、記録時間と記録品質とを両立させた
光磁気記録が可能である等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の光磁気記録装置の一実施例の要部を
示すブロック図、第2図は、第1図に示した光磁気記録
装置に含まれる論理回路のブロック図、第3図は、第1,
2図に示した各回路を流れる信号のタイムーチャート、
第4図は、従来の光磁気記録装置の回路を流れる信号の
タイム・チャートである。 10……レーザ光照射制御手段(論理回路) 21……磁気ヘッド駆動手段(磁気ヘッド駆動回路) 22……磁気ヘッド 31……レーザ駆動手段(パルス電流駆動回路) 40……光ヘッド 41……半導体レーザ(レーザ・ダイオード) 60……光磁気ディスク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−37842(JP,A) 特開 昭63−306318(JP,A) 特開 昭61−46284(JP,A) 特開 平1−43989(JP,A) 特開 昭62−134838(JP,A) 実開 昭58−20805(JP,U) 実開 平1−170301(JP,U) 実開 平1−307044(JP,U)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光磁気記録媒体の記録面に対向配設した磁
    気ヘッドに対し、記録データのビット種別に応じた極性
    をとるヘッド駆動電流を通電し、前記記録面に交流磁界
    を印加するとともに、前記記録面に対向配設した半導体
    レーザに対し、前記ヘッド駆動電流が極性反転して所定
    磁界をもたらす電流値以上となったレーザ光可照射時間
    帯にレーザ駆動電流を通電してレーザ光を照射させ、キ
    ュリー点以上に加熱した照射部分を磁化させる光磁気記
    録媒体の記録方法において、前記レーザ駆動手段による
    レーザ駆動電流の通電態様を、前記レーザ光可照射時間
    帯を前期と中期と後期の三期に分けて切り替え制御し、
    前記レーザ駆動電流を、前期には連続電流として前記レ
    ーザ光を連続照射させ、中期にはパルス状電流として前
    記レーザ光を断続照射させ、後期には停止して前記レー
    ザ光の照射を休止させることを特徴とする光磁気記録媒
    体の記録方法。
  2. 【請求項2】前記レーザ光の照射を休止する後期は、前
    記印加磁界が前記所定値以下に戻る時点から常に一定時
    間前に開始させることを特徴とする請求項1に記載の光
    磁気記録媒体の記録方法。
  3. 【請求項3】光磁気記録媒体の記録面に対向配設した磁
    気ヘッドと、該磁気ヘッドに対し記録データのビット種
    別に応じた極性をとるヘッド駆動電流を通電し、前記記
    録面に交流磁界を印加する磁気ヘッド駆動手段と、前記
    記録面に対向配設した半導体レーザと、前記ヘッド駆動
    電流が極性反転して所定磁界をもたらす電流値以上とな
    ったレーザ光可照射時間帯に、該半導体レーザに対しレ
    ーザ駆動電流を通電してレーザ光を照射させ、キュリー
    点以上に加熱した照射部分を磁化させるレーザ駆動手段
    とを備えた光磁気記録媒体の記録装置において、前記レ
    ーザ駆動手段によるレーザ駆動電流の通電態様を、前記
    レーザ光可照射時間帯を前期と中期と後期の三期に分け
    て切り替え制御し、前記レーザ駆動電流を、前期には連
    続電流として前記レーザ光を連続照射させ、中期にはパ
    ルス状電流として前記レーザ光を断続照射させ、後期に
    は停止して前記レーザ光の照射を休止させるレーザ光照
    射制御手段を設けたことを特徴とする光磁気記録媒体の
    記録装置。
  4. 【請求項4】前記レーザ光照射制御手段は、前記レーザ
    光の照射を休止する後期を、前記印加磁界が前記所定値
    以下に戻る時点から常に一定時間前に開始させることを
    特徴とする請求項3に記載の光磁気記録媒体の記録装
    置。
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