JP2659577B2 - 光磁気記録再生装置 - Google Patents

光磁気記録再生装置

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、光磁気記録媒体に対し、重ね書きによる情
報の書換えが可能である光磁気記録再生装置に関するも
のである。
[従来の技術] 従来、重ね書きによる情報の書換えを可能にするため
になされた光磁気記録再生装置として第5図に示すよう
な方法が提案されている。
第5図において、1は光磁気ディスクを示し、本例に
おいては、この光磁気ディスクをガラス基板2に垂直磁
化膜3を被着することによって構成されている。この光
磁気ディスク1は中心軸0−0′を中心として回転され
る。
また、4は光磁気ディスク1の垂直磁化膜3にレーザ
光を照射する光ヘッド部を示す。この光ヘッド4は半導
体レーザ5及び集光レンズ6を主構成要素として構成さ
れ、垂直磁化膜3に対し常にレーザ光が焦点を結ぶよう
な機能を持ち、かつ、光磁気ディスク1の半径方向に移
動できるように構成されている。7は光磁気ディスク1
に対し、光ヘッド4と対向するように配置された垂直磁
化膜3にバイアス磁界を印加する電磁石である。この電
磁石7は光ヘッド4と連動して半径方向に動くよう構成
されている。またこの電磁石7は磁界変調回路9に接続
されたコイル8により記録信号に応じて位相を反転する
電流を供給されるよう構成されている。
磁界変調回路9は記録信号によって動作し、例えば、
記録信号が第6図(b)に示すように変化する場合、そ
れに同期して記録信号が“1"の場合、レーザ光照射状態
で垂直磁化膜3の磁化の方向が上向きになるに十分なバ
イアス磁界強度(d)が一定で発生できるように構成さ
れ、記録信号が“0"の場合、記録信号が“1"の場合とは
正反対の方向にバイアス磁界強度(d)が等しく、一定
となるように動作するように構成されている。この時、
光ヘッドからのレーザ光は記録状態になると連続的に、
レーザ光強度(c)が一定となるように発光され、光磁
気ディスク1の垂直磁化膜3を局所的に照射し、この照
射部分の垂直磁化膜の温度をキューリ点以上に上昇させ
るようになっている。
このように構成された光磁気記録再生装置において、
例えば第6図に示すような記録信号(b)が供給された
場合、その記録信号(b)に対してレーザ光強度
(c),バイアス磁界強度(d)はそれぞれ図中に示す
ように、レーザ光強度(c)は垂直磁化膜3をキューリ
点以上に上昇させるに十分な強度Pwで連続的に、バイア
ス磁界強度(d)は記録信号(b)に同期して±Hの強
さで発生される。したがって光ディスク1の垂直磁化膜
3は第6図(e)に模型的に示すような記録パターンが
形成される。なお、この場合の白抜き、及び、斜線の記
録パターンはそれぞれの上向きに磁化、下向きに磁化さ
れている状態を示している。
このように本例の光磁気記録再生装置は光磁気ディス
ク1の垂直磁気膜3をレーザ光により連続的にキューリ
点以上に加熱し、記録信号に応じて変調された磁界の方
向に磁化されるため、光磁気ディスク1の垂直磁化膜3
にどのような情報が記録されているにかかわらず、重ね
書きによって新しい情報記録することが可能になる。
[発明が解決しようとしている課題] しかしながら、上記従来例では、第6図に示すように
光ディスク上に記録されている同期信号(a)から、再
生信号(f)のピーク位置までの時間t1が記録時の同期
信号から記録信号の“1"の中心までの時間t0よりビット
シフトによりt3だけ、短くなり、また、ピークシフトに
よりt2だけ長くなり、全体で(t3−t2)だけビットシフ
トが発生するという欠点があった。
[課題を解決するための手段] 本発明は、上記従来の問題点に鑑み、ビットシフトや
ピークシフトのない、良好な再生信号を得ることを可能
とした光磁気記録再生装置を提供することを目的とした
ものである。
本発明の目的は、光磁気記録媒体に光ビームを照射す
る手段と、前記媒体の光ビームが照射された部分に、記
録信号に応じて変調された互いに反対の極性を持つパル
ス状の磁界を交互に印加する磁界印加手段と、前記媒体
を光ビームに対して相対的に移動させる手段とから成る
光磁気記録再生装置において、前記磁界印加手段に入力
される記録信号を、前記媒体に記録されるビットが記録
信号に対してシフトすることを防止するための時間だけ
遅延させる遅延手段と、前記媒体に印加されるパルス状
の磁界の後端部に対応する期間における磁界強度を、他
の期間における磁界強度よりも小さくする調整手段とを
備えたことを特徴とする光磁気記録再生装置によって達
成される。
[作用] 本発明によれば、磁界印加手段に入力される記録信号
を、媒体に記録されるビットが記録信号に対してシフト
することを防止するための時間だけ遅延し、また、媒体
に印加されるパルス状の磁界の後端部に対応する期間に
おける磁界強度を、他の期間における磁界強度よりも小
さくすることにより、記録ビット全体のビットシフトを
防ぎ、また、記録パターンが矢羽状になることを防いで
再生信号のピークシフトを防止することができる。
[実施例] 以下、本発明に係る光磁気記録再生装置を具体的な実
施例に基づき詳細に説明する。なお、本発明において、
記録再生装置とは少なくとも記録ができ、必要に応じて
再生の処理ができる装置を言うものとする。
第1図は、本発明に係る光磁気記録再生装置の参考例
を示した構成図である。なお、ここで説明する実施例に
おいては、詳しく後述するように磁界変調回路9に入力
する記録信号を遅延する遅延回路10、及び光磁気ディス
ク1に印加するパルス状の磁界の磁界強度を調整する磁
界波形調整回路30を備えているのであるが、第1図の参
考例では遅延回路10についてのみ説明する。
第1図において、1は光磁気ディスクであり、ガラス
基板2に垂直磁化膜3を被着した基本構成を取る。この
光磁気ディスク1は中心軸0−0′を中心として回転す
るように構成されている。4は光ヘッドであり、半導体
レーザ5、レンズ6から基本的に構成されており、この
光ヘッド4は半導体レーザ5から照射されたレーザ光が
垂直磁化膜上で常に焦点を結ぶ機能を持っている。ま
た、この光ヘッド4は光磁気ディスク1の半径方向に移
動することも可能である。7は光ヘッド4によってレー
ザ光が集光された位置に対向して配置されるバイアス磁
界発生ヘッドであり、コイル8から成る電磁石である。
バイアス磁界ヘッド7は磁界変調回路9により駆動され
る。磁界変調回路9は端子11から入力される情報信号を
遅延させる遅延回路10から遅延された情報信号に同期し
て駆動される。遅延回路10の遅延量はここでは従来例第
6図に示すt3に相当する時間である。なおこのバイアス
磁界ヘッド7は光ヘッド4に追従して光ディスク1の半
径方向に移動するように構成されている。
上記構成において、第2図に示すように、情報を記録
する際に、光ディスク1上から情報記録領域の信号とし
て(a)に示すような同期信号が得られた場合を考え
る。この同期信号(a)を基準として記録信号(b)が
発生される。この記録信号(b)は端子11より遅延回路
10に入力され、ここでは第6図のt3の時間だけ遅延さ
れ、遅延信号(c)となる。また、同期信号と同時に光
ヘッド4からレーザ光が照射され、垂直磁化膜3の温度
をキューリ点以上にするようなレーザパワーPwで連続的
に照射され続ける。この時、遅延された遅延信号(c)
により磁界変調回路9は駆動される。
この時、磁界変調回路9により駆動されるバイアス磁
界ヘッドは遅延信号(c)に同期して第2図(e)のよ
うに±Hの強さでバイアス磁界を発生する。したがっ
て、光ディスク1の垂直磁化膜3は第2図(f)に模型
的に示すような記録パターンとなる。ここでは、白抜き
部分、斜線部分はそれぞれ、垂直磁化膜が上向き、下向
きに磁化されていことを表わしている。したがって、こ
のような記録パターン(f)が形成された状態における
再生信号は(g)に示すようになる。このように再生信
号は従来例で示したような同期信号から記録ピット中心
位置までのビットシフト量t3を持たない波形となる。
次に、本発明の光磁気記録再生装置の一実施例を第3
図及び第4図に基づいて説明する。第3図は本実施例の
構成を示した図、第4図はその動作を示したタイムチャ
ートである。本実施例は、図に示すように磁界変調回路
9と遅延回路10の間に磁界波形調整回路30を設け、形成
する記録ピットの後部において、印加するバイアス磁界
強度を、該記録ピット内の他の領域よりも弱くするよう
に変えることにより、記録パターンが矢羽状になること
を防止する。
上記構成において、第4図に示すように、情報記録時
に、光ディスク上から同期信号(a)を得ると、この同
期信号(a)を基準として、記録信号(b)が発生され
る。この記録信号(b)は端子11より遅延回路10に入力
され、遅延回路10では第1図と同様に記録信号t3の時間
だけ遅延され、遅延信号(c)となる。
磁界波形調整回路30では、第4図(c)のような遅延
信号が入力されると、第4図(e)に示すように1ピッ
トの領域内においてパルス状の磁界の後端部に対応する
期間における磁界強度が他の期間における磁界強度より
も小さくなるようにバイアス磁界の磁界強度を調整す
る。このようなレーザ光強度(d)とバイアス磁界強度
(e)により形成されるピットは、レーザ光強度(d)
は一定であるため垂直磁化膜3の温度分布はレーザ照射
部分において常に同一パターンとなり、印加するバイア
ス磁界強度に依存することになる。したがって(e)に
示すようなバイアス磁界強度が与えられた場合、バイア
ス磁界強度が等しい場合には形成されるピットの幅は等
しくなり、バイアス磁界強度が弱くなると垂直磁化膜3
上の温度分布において、より高い温度領域の部分のみピ
ットが形成されることになる。したがって、記録ピット
のパターンは(f)に模型的に示すような記録パターン
となり矢羽状の記録パターンが解消される。ここでは白
抜き部分、斜線部分はそれぞれ垂直磁化膜が上向き、下
向きに磁化されていることを表わしている。したがっ
て、このような記録パターン(f)が形成された形態に
おける再生信号は(g)に示すようになる。このように
再生信号は従来例で示したようなピークシフト量t2を持
たない良好な波形となり、また、遅延回路10を設けたこ
とにより、光磁気ディスク上に記録されている同期信号
からのビットシフト量t3も解消できる。
なお、本発明はレーザ光の照射部分をキューリ点まで
上昇させるいわゆるキューリ点書き込みの方法みなら
ず、キューリ点補償書き込みなどでも同様に適用が可能
である。
又、記録膜が単層膜の記録媒体のみならず、多層膜で
も実質的に前記矢羽状の記録パターンが問題となる場
合、全てに適用可能であることは明らかである。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、磁界印加手段に
入力される記録信号を媒体に記録されるビットが記録信
号に対してシフトすることを防止するための時間だけ遅
延し、また、媒体に印加されるパルス状の磁界の後端部
に対応する期間における磁界強度を他の期間における磁
界強度よりも小さくすることにより、再生信号のビット
シフトやピークシフトがなくなり、良好な再生信号を得
られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の光磁気記録再生装置の参考例を示す構
成図である。 第2図は第1図の光磁気記録再生装置の動作を説明する
動作線図である。 第3図は本発明の光磁気記録再生装置の一実施例を示す
構成図である。 第4図は第3図の光磁気記録再生装置の動作を説明する
動作線図である。 第5図は従来の光磁気記録再生装置の構成図である。 第6図は従来の光磁気記録再生装置の動作を説明する動
作線図である。 1:光磁気ディスク、2:ガラス基板、3:垂直磁化膜、4:光
ヘッド、5:半導体レーザ、6:レンズ、7:電磁石、8:コイ
ル、9:磁界変調回路、10:遅延回路、11:入力端子、30:
磁界波形調整回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光磁気記録媒体に光ビームを照射する手段
    と、前記媒体の光ビームが照射された部分に、記録信号
    に応じて変調された互いに反対の極性を持つパルス状の
    磁界を交互に印加する磁界印加手段と、前記媒体を光ビ
    ームに対して相対的に移動させる手段とから成る光磁気
    記録再生装置において、前記磁界印加手段に入力される
    記録信号を、前記媒体に記録されるビットが記録信号に
    対してシフトすることを防止するための時間だけ遅延さ
    せる遅延手段と、前記媒体に印加されるパルス状の磁界
    の後端部に対応する期間における磁界強度を、他の期間
    における磁界強度よりも小さくする調整手段とを備えた
    ことを特徴とする光磁気記録再生装置。
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