JP2639051B2 - 合体キーボードユニット - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は銀行、農協等の金融機関の窓口で使用される
情報処理装置のキーボードユニットに関し、特に作業す
るための場所をとらない省スペース型合体キーボードユ
ニットに関する。

［従来の技術］ 従来、この種のキーボードユニットは第３図及び第４
図のように、必要に応じ、既に使用している一般の運用
業務用のキーボード10の横に特定な業務に使うキーボー
ド20を付加していた。このため、両キーボードの専有す
る面積は、一台のキーボードに比べ1.5〜２倍の大きさ
となっていた。

［発明が解決しようとする課題］ 上述した従来のキーボードは、数種のキーボードを横
に並列して置くようになっているので、業務処理に使用
頻度の低いキーボードも常に配されているため、机上の
スペースが専有され、作業スペースの有効利用が図れな
いという欠点がある。

［課題を解決するための手段］ 本発明の合体キーボードユニットは、上述した従来の
課題を解決するためになされたものであり、銀行、農協
等の金融機関の窓口で使用される通常の運用業務に用い
られる運用業務キーボードと、特定な業務に使用する付
加キーボードとからなるキーボードユニットにおいて、
上記運用業務キーボードは、上面の四隅に配された凹状
の溝からなる係止部と、上面に凹状に電気的接続部とを
設けてなり、上記付加キーボードは、下面の四隅で上記
係止部との対応位置に配され、上記係止部と係合可能な
大きさの凸形状の係合部と、下面で上記電気的接続部と
の対応位置に、上記電気的接続部との嵌合により電気的
に接続を行なう凸状の電気的接続部とを設けてなる構成
としている。

［実施例］ 次に、本発明の一実施例について図面を参照して説明
する。

第１図は本発明の一実施例を示す斜視図、第２図は第
１図のキーボードユニットを使用した情報処理装置を示
す斜視図である。

本実施例の合体キーボードユニットは、運用業務キー
ボード１と、付加キーボード２とからなる。

上記運用業務キーボード１は、その上面の四隅に、凹
状の係止部9aを形成している。この係止部9aは、円柱状
に開孔されている。また、上面に、電気的接続部8aが形
成してある。

上記電気的接続部８は、直方体状の凹状の溝となって
おり、付加キーボード２との電気的な接続を行なう。

上記付加キーボード２は、その下面の四隅に係合部9b
を形成している。

この係合部9bは、上記運用業務キーボード１の係止部
9aとの対応位置に配され、係止部9aと係合するような大
きさで、凸状となっている。本実施例では、係止部9a
は、円柱状となっている。

また、付加キーボード２は、下面に電気的接続部8bを
形成している。

この電気的接続部8bは、上記運用業務キーボード１の
電気的接続部8aと対応するものであり、直方体状の凸状
の突起で、電気的接続部8bと接続可能となっている。こ
の電気的接続部8a,8bの電気的インターフェースとして
は、光等でもよい。この場合、外部からの光の侵入も考
えられるため（付加キーボード２の不使用時）、光の無
い暗い状態において、信号として機能させるようにす
る。電気的接続部8a,8bを使用するのは、付加キーボー
ド２を合体させたときだけだからである。

なお、付加キーボード２は、その性格上、数種類使用
するため、合体時の押さえであるかすがい等の止め具10
は、付加キーボード２に形成する。また、その機能は付
加キーボード２の種類により、大きさ等を合わせるよう
にする。

なお、本実施例の付加キーボード２はタイプライター
キー配列のものを取り上げる。通常の金融期間の窓口に
おいて、タイプライターキーは新規通帳作成時のような
新しい口座番号に対し新しい名称、氏名等を定義し、設
定する時しか用いられず、使用頻度が低いためである。

次に本実施例の使用方法について説明する。

通常、情報処理装置７の操作者は運用業務キーボード
２のみを机上において使用する。これにより通常業務で
ある業務種類の選択、口座番号、金額その他の入力作業
等を行なう。このとき、付加キーボード２はひき出し等
に収納しておくようにする。

また、付加キーボード２を使用する場合には、合体
は、付加キーボード２の係合部9bを運用業務キーボード
１の係止部9aに各々対応させて係合するようにする。付
加キーボード２の使用例としては、口座の新規開設者で
ある来店客のために新規開設者の氏名、生年月日の情報
を入力する場合等がある。この付加キーボード２による
入力作業が終了した時点で付加キーボード２を取りはず
して、再び通常の運用業務キーボード１を使用する。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明に係る合体キーボードユニ
ットは、運用業務キーボードの係止部に、特定な業務に
用いる付加キーボード２の係合部を係合させて、運用業
務キーボードに付加キーボードを重ねることにより、付
加キーボードを使用する場合も、余分なスペースを必要
とせず、机上のスペースを操作者に広く有効に提供でき
る効果がある。また、運用業務キーボード及び付加キー
ボードの各々に電気的接続部を設けるようにしたので、
両キーボードを重ねたときに電気的接続部の凹凸の係合
により電気的な接続が可能となり、わざわざコードを接
続する手間が省け、効率的に付加キーボードを使用でき
る効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の分解斜視図、第２図は本実
施例のキーボードユニットを使用した情報処理装置の斜
視図、第３図は従来のキーボードを用いた情報処理装置
の一実施例を示す斜視図、第４図は第３図のキーボード
の拡大斜視図である。 1:運用業務キーボード 2:付加キーボード 4:接続ケーブル 5:表示ユニット 6:印刷、印字出力ユニット 7:情報処理装置 8a,8b:電気的接続部 9a:係止部 9b:係合部 10:止め具

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】銀行、農協等の金融機関の窓口で使用され
   る通常の運用業務に用いられる運用業務キーボードと、
   特定な業務に使用する付加キーボードとからなるキーボ
   ードユニットにおいて、 上記運用業務キーボードは、上面の四隅に配された凹状
   の溝からなる係止部と、上面に凹状に電気的接続部とを
   設けてなり、 上記付加キーボードは、下面の四隅で上記係止部との対
   応位置に配され、上記係止部と係合可能な大きさの凸形
   状の係合部と、下面で上記電気的接続部との対応位置
   に、上記電気的接続部との嵌合により電気的に接続を行
   なう凸状の電気的接続部とを設けてなることを特徴とす
   る合体キーボードユニット。