JPS5926423Y2 - 多項目キ−入力装置と帳票の組合せ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、多項目キー人力装置と帳票との組合せに関す
るものである。

従来の多項目キー人力装置においては、何れの形式のも
のにおいても、項目選択キーの定義をオペレータに指示
する媒体として可撓性のシートが帳票とは別に設けられ
ている。

上記の媒体はそれ自体で相当に高価であり、また、この
媒体には付随する種々の機構を必要とするので、従来の
多項目キー人力装置は高価であるという欠点がある。

さらに、従来のこの種の項目キー人力装置は、項目を入
力する場合にオペレータは帳票を読みながら夫々の項目
に対応する項目選択キーを媒体上でさがして押下しなけ
ればならないので、オペレータの負担が重く、且つ誤操
作する可能性があるという欠点がある。

本考案は、上記の欠点を除去するものであって多項目キ
ー人力装置専用の張票を新たに作成し、これによって多
項目キー人力装置の構造を簡単化できるようにすると共
に、項目入力時における誤操作の可能性を減少できるよ
うにすることを目的としている。

そしてそのため、本考案の多項目キー人力装置と帳票と
の組合せは、それぞれがフラット型キー・スイッチより
戊る複数の項目選択キーを有する多項目キー人力装置と
、上記複数の項目選択キーの配列と一致するように配列
された複数の項目名記入枠および各項目名記入枠内の項
目名が印刷されると共に項目名記入枠に取引データなど
が記入された記入済帳票とより戊るものである。

以下、本考案を図面を参照しつつ説明する。第１図は本
考案で使用される多項目キー人力装置の１例の外観図、
第２図は項目選択キ一部分の断面図、第３図は本考案で
使用される帳票の１例を示す図、第４図は本考案の他の
実施例における項目選択キ一部分の断面図である。

第１図および第２図において、Ａは多項目キー人力装置
、Ｂは帳票、１は項目選択キー、２は帳票番号穴カキ−
１３はテン・キーやファンクション・キーなどその他の
キー ４は覆い板の枠、５は覆い板の可撓性透明シート
、６は覆い板をそれぞれ示している。

各項目キー人力装置Ａの盤面には、複数の項目キー１、
複数の帳票番号穴カキ−２および各種のファンクション
・キー３が設けられている。

項目キー１の上面は覆い板６で覆われる。

覆い板６の上縁は、蝶番などで盤面の上側に取付けられ
ている。

覆い板６は、枠４と、枠４に４辺が固着された可撓性の
透明シート５から構成されている。

項目選択キー２と覆い板６の間に張票Ｂが配置される。

複数の項目選択キー２の上面は周囲より若干低くされ、
張票位置合せ用の浅い凹部が構成されている。

帳票Ｂには第３図イに示すように複数の項目名記入枠が
設けられ、項目名記入枠に「ピース」、「ハイライト」
、・・・などの項目名が予め印刷され、また帳票番号も
印刷されている。

帳票は普通紙で作られる。

帳票Ｂの項目記入枠は盤面上の項目選択キー２の配列と
一致するように作成されており、したがって、帳票Ｂを
キーボード上の所定の位置に配置したとき、項目選択キ
ー２のキー・トップは帳票Ｂの項目記入枠と一致する。

帳票Ｂの項目記入枠および項目名は例えば黒色で予め印
刷されており、発註者は品物を発註するとき、発註した
品物名が印刷されている帳票の記入枠にその数量を例え
ば黄色のサイン・ペンで記入する。

第３図口はマツチを１０単位発註する場合の例を示して
いる。

帳票Ｂで指示される情報をデータ処理装置を入力する場
合、帳票Ｂを各項目キー人力装置Ａの所定の位置に配置
し、覆い板６で帳票Ｂを押える。

そして、張票Ｂ上の帳票番号をキー２で入力する。

帳票Ｂは透明シート５で覆われているので、オペレータ
は帳票を目で見ることが出来る。

オペレータは発註数量が記入されている項目名の位置を
押下する。

そうすると、透明シート５は可撓性であるので、押下点
の項目選択キーも押下され、対応する項目名がデータ処
理装置に人力される。

項目名を入力した後、オペレータは帳票を見ながら数量
をテン・キーを用いて入力する。

第４図は本考案で使用される多項目キー人力装置の項目
選択キ一部の他の実施例の断面を示すものであって、７
はケース部、８は透明キー・トップ、９は枠、１０と１
１は接点、１２は透明なプリント板をそれぞれ示してい
る。

透明キー・トップ８には接点１０が取付けられ、キー・
トップ８が押下されると、上側接点１０は下側接点１１
と接触する。

下側接点１１は透明なプリント板上に形成されている。

ケース７の底面と、プリント板１２の間には空間が存在
し、この空間に帳票Ｂが押入される。

キー・トップ８が透明であるので、プリント板１２とケ
ース７の底面の間に挿入された帳票上の項目名および数
字を上部より見ることが出来る。

以上の説明から明らかなように、本考案によれば、項目
名および数値などを記入した原帳票をキ一定義媒体とし
て使用できるので、オペレータの操作性を飛躍的に向上
させることが出来、また、高価な媒体を必要としないの
で多項目キー人力装置を廉価に提供することが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案で使用される多項目キー人力装置の１例
の外観図、第２図は項目選択キ一部分の断面図、第３図
は本考案で使用される帳票の１例を示す図、第４図は本
考案の他の実施例における項目選択キ一部分の断面図で
ある。 Ａ・・・・・・多項目キー人力装置、Ｂ・・・・・・帳
票、１・・・・・・項目選択キー、２・・・・・・帳票
番号穴カキ−１３・・・・・・テン・キーやファンクシ
ョン・キーなどのその他のキー、４・・・・・・覆い板
の枠、５・・・・・・覆い板の可撓性透明シート、６・
・・・・・覆い板、７・・・・・・ケース部、８・・・
・・・透明キー・トップ、９・・・・・・枠、１０と１
１・・・・・・接点、１２・・・・・・プリント板。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. それぞれがフラット型キー・スイッチより成る複数の項
   目選択キーを有する多項目キー人力装置と、上記複数の
   項目選択キーの配列と一致するように配列された複数の
   項目名記入枠および各項目名記入枠内の項目名が印刷さ
   れると共に項目名記入枠に取引テ゛−夕などが記入され
   た記入済帳票の組合せ。