JP2633502B2 - エラー訂正機能付モデム - Google Patents

エラー訂正機能付モデム

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JP2633502B2
JP2633502B2 JP7100960A JP10096095A JP2633502B2 JP 2633502 B2 JP2633502 B2 JP 2633502B2 JP 7100960 A JP7100960 A JP 7100960A JP 10096095 A JP10096095 A JP 10096095A JP 2633502 B2 JP2633502 B2 JP 2633502B2
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modem
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unit
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利久 杉村
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Maintenance And Management Of Digital Transmission (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエラー訂正機能付モデム
に関し、特に対向するモデムがエラー訂正機能を備えて
いない場合に、発呼端末を収容するモデムがエラー訂正
機能設定のネゴシエーションのためのLINK REQ
UEST信号の送出を中止することにより、対向モデム
から被呼端末への誤信号の送出を防止する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のエラー訂正機能付モデムについて
図面を参照して説明する。図3の従来のエラー訂正機能
付モデムのブロック図である。図3に示す従来のエラー
訂正機能付モデム60は、端末インタフエース対応部6
1と、コマンド対応部62と、エラー訂正機能設定格納
部63と、リダイヤル制御部64と、ダイヤル番号格納
部65と、エラー訂正機能対応部67と、変復調部68
と、NCU部69とから構成されている。
【0003】端末インタフエース対応部61は、V・2
4/V・28インタフエース機能を備え、発呼端末から
受信する各種コマンドを自己モデム内で扱う所定のデジ
タル信号レベルにレベル変換する。コマンド対応部62
は、端末インタフエース対応部61から受信した各種コ
マンドを検証し、コマンドに対応する制御信号を送出す
る。
【0004】エラー訂正機能設定格納部63は、発呼端
末が送出したエラー訂正機能設定コマンドをコマンド対
応部62を介して受信し初期設定時のエラー訂正機能設
定情報を格納し、コマンド対応部62の要求に応じ格納
してある初期設定時のエラー訂正機能設定情報を送出す
る。
【0005】リダイヤル制御部64は、発呼端末が発呼
時に送出する発呼要求コマンドに含まれている被呼端末
の端末番号をダイヤル番号格納部65に登録すると共
に、コマンド対応部62からリダイヤル通知を受けたと
き、ダイヤル番号格納部65からリダイヤルのための被
呼端末の端末番号を読み出し、コマンド対応部62へ送
出する。
【0006】ダイヤル番号格納部65は、リダイヤル制
御部64から通知される発呼時の被呼端末の端末番号を
リダイヤル用に備えた一つのレジスタ(図示せず)に格
納し、リダイヤル制御部64からの要求に応じてレジス
タから被呼端末の端末番号を送出する。このレジスタ
は、一つであるため発呼のたびにリダイヤル制御部64
から通知される被呼端末の端末番号を上書する。なお、
被呼端末の端末番号は、レジスタがバッテリーバックア
ップされていないため、モデムの電源が投入されている
間だけ保持する。
【0007】エラー訂正機能対応部67は、被呼端末を
収容するモデム(以下被呼側モデム)とエラー訂正機能
の設定に関するネゴシエーションを実行し、エラー訂正
機能を使用する通信に係わるすべての制御を実行する。
【0008】変復調部68は、回線が接続された後のハ
ンドシェーク(被呼側モデムとの接続トレーニング)お
よびV・22/V・22bis/V・32/V・32b
is等の基準に従って通信データの変換(A/Dおよび
D/A変換)処理を行う。
【0009】NCU部69は、ダイヤル発信および着信
のための各種情報の監視制御を行うと共に自動発着信制
御機能を有する。
【0010】従来のエラー訂正機能付モデムにおいて、
エラー訂正機能の有無を初期設定する場合、例えばパー
ソナルコンピュータ,データ端末等の外部端末(図示せ
ず)からV・24/V・28により決められたインタフ
エースでエラー訂正機能設定コマンドを図3に示す端末
インタフェース対応部61へ送出し、端末インタフエー
ス対応部61は、受信したエラー訂正機能設定コマンド
を自己が扱う所定の信号レベルに変換してコマンド対応
部62へ送出する。
【0011】コマンド対応部62は、エラー訂正機能設
定情報をエラー訂正機能設定格納部63へ格納すると共
に、エラー訂正機能対応部67へエラー訂正機能設定情
報を設定する。エラー訂正機能設定格納部63は、エラ
ー訂正機能設定情報を格納するためのレジスタ(図示せ
ず)を一つ有しており、このレジスタに設定されたエラ
ー訂正機能設定情報は、バッテリーバックアップされて
おり、コマンド対応部62から次の設定変更命令が通知
されるまで保持する。なお、モデムの設置時には、通常
初期設定情報はエラー訂正機能「有」設定されている。
【0012】初期設定されたエラー訂正機能付モデムが
接続された図示していないパソナルコンピュータあるい
は複合端末装置間で電話網を介して通信する場合、まず
最初に発呼端末から送出される被呼端末の端末番号を含
む発呼要求コマンドを発呼端末側のエラー訂正機能付モ
デム(以下発呼側モデム)の端末インタフエース対応部
61が受信する。
【0013】端末イタフエース対応部61は、受信した
発呼要求コマンドを所定の信号レベルにレベル変換した
後、コマンド対応部62へ送出する。コマンド対応部6
2は、受信した発呼要求コマンドを解析して発信要求で
ある旨を識別し、リダイヤル制御部64を介してダイヤ
ル番号格納部65へ被呼端末の端末番号を格納すると共
に、NCU部69に対してダイヤル発信を指示し、NC
U部69は交換機(図示せず)へダイヤル信号を送出す
る。
【0014】ダイヤル番号格納部65は、発呼要求コマ
ンドに含まれている被呼端末の端末番号を格納するため
のレジスタ(図示ぜす)を一つ有しており、このレジス
タに格納された被呼端末の端末番号は、発呼のたびに上
書される。また、レジスタは、バッテリーバックアップ
されていないため、被呼端末の端末番号はモデムの電源
が投入されている間だけ保持される。
【0015】被呼側モデムがこのダイヤル信号を着信す
ると、発呼側モデムの変復調部68は被呼側モデムとの
間でハンドシェークを実行し、ハンドシェークを終了す
ると、エラー訂正機能対応部67は初期設定時にコマン
ド対応部62によって設定されたエラー訂正機能設定情
報からエラー訂正機能設定「有」を識別し、LINKR
EQUEST信号(以下LR信号)を送出して被呼側モ
デムとの間でネゴシエーションを開始し、ネゴシエーシ
ョンが終了すると通信状態に移行する。
【0016】このようなモデム間におけるハンドシェー
クあるいはネゴシエーションの場面において、何らかの
要因で接続不能状態が発生した場合、発呼側モデムから
接続不能である旨の通信不能情報が発呼端末へ通知され
る。
【0017】通信不能の通知を受けた発呼端末が発呼側
モデムが具備するリダイヤル機能を利用して再発呼すべ
く例えば、リダイヤル釦(図示せず)を操作してリダイ
ヤル要求コマンドを送出する。
【0018】リダイヤル要求コマンドを受信した発呼側
モデムの端末インタフエース対応部61は、所定のレベ
ル変換を行い、リダイヤル要求コマンドをコマンド対応
部62へ送出し、コマンド対応部62は、受信したリダ
イヤル要求コマンドを解析し、リダイヤル発信要求であ
る旨を識別し、先の通信開始時(発呼要求コマンド受信
時)に格納しておいた被呼端末の端末番号をリダイヤル
制御部64を介してダイヤル番号格納部65から読み出
し、NCU部69へリダイヤル番号として送出する。
【0019】リダイヤル番号を受信したNCU部69
は、交換機へリダイヤルのためのダイヤル信号を送出
し、被呼側モデムがこのダイヤル信号を着信すると、発
呼側モデムの変復調部68は先の通信開始時と同様に交
換機を介して被呼側モデムとハンドシェークを実行す
る。
【0020】ハンドシェークを終了すると、エラー訂正
機能対応部67には先の初期設定時にエラー訂正機能設
定情報がエラー訂正機能「有」と設定されているため、
エラー訂正機能に関するネゴシエーションを開始し、L
R信号を変復調部68,NCU部69を介して交換機へ
送出する。ネゴシエーションが終了すると通信状態にな
る。
【0021】被呼側モデムがエラー訂正機能を備えてい
ない場合、発呼側モデムから送出されたエラー訂正機能
に関するネゴシエーションのためのLR信号は、被呼側
モデムの変復調部で復調した受信データとして被呼端末
へ送出され、被呼端末では受信したこのLR信号を誤デ
ータとして扱う。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】従来のエラー訂正機能
付モデムは、初期設定時のエラー訂正機能設定情報を基
に対向するモデムとの間でネゴシエーションを実行する
ので、対向するモデムがエラー訂正機能を備えていない
場合、エラー訂正機能設定に関するネゴシエーションの
ためのLR信号が被呼端末へ誤データとして送出されて
しまうという欠点がある。
【0023】その回避策として、対向するモデムと接続
するたびに、発呼側モデムでエラー訂正機能の有無設定
を繰返えす方法が考えられるが、この方法では、発呼時
の操作が面倒であるばかりか、通信準備時間が長くなる
という欠点がある。
【0024】本発明の目的は、対向するモデムがエラー
訂正機能を備えていない場合でも、対向するモデムから
被呼端末へ誤ってLR信号を受信データとして送出する
ことないエラー訂正機能付モデムを提供すことにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明のエラー訂正機能
付モデムは、端末装置を収容し電話網を介して端末間通
信を行う際、モデム間でモデム接続トレーニングシーケ
ンスによるハンドシェークを実行後、エラー訂正機能接
続シーケンスによるネゴシエーションを実行して通信回
線を形成するエラー訂正機能付モデムにおいて、リダイ
ヤル発信機能を有し、発呼側の端末装置からリダイヤル
発信要求を受信したとき、発呼側の端末装置を収容する
前記エラー訂正機能付モデムは、リダイヤル直前の前記
ネゴシエーションの結果情報を参照し、被呼側の端末装
置を収容するモデムがエラー訂正機能を備えていないこ
とを識別した場合、前記ネゴシエーションを中止するこ
とを特徴とする。
【0026】また、初期設定時のエラー訂正機能設定情
報を格納する第1のエラー訂正機能設定格納手段と、リ
ダイヤルの直前に実行したネゴシエーションの結果情報
である前記被呼側の端末装置を収容するモデムのエラー
訂正機能設定情報を格納する第2のエラー訂正機能設定
格納手段とを有し、リダイヤル発信時、前記第2のエラ
ー訂正機能設定格納手段に格納されている前記リダイヤ
ル直前のネゴシエーションの結果情報であるエラー訂正
機能設定情報を参照し、エラー訂正機能設定「有」の場
合は前記ネゴシエーションを実行し、「無」の場合は前
記ネゴシエーションを中止することを特徴とする。
【0027】更に、収容する前記端末装置から各種コマ
ンドを受信し所定のレベル変換を行う端末インタフエー
ス対応部と、前記端末インタフエース対応部から受信し
た前記各種コマンドを検証し、受信したコマンドに対応
する制御情報を送出するコマンド対応部と、前記コマン
ド対応部が前記端末インタフェース対応部を介してエラ
ー訂正機能設定コマンドを受信したとき、初期設定時の
エラー訂正機能設定情報を格納する第1のエラー訂正機
能設定格納部と、前記コマンド対応部が前記端末インタ
フェース対応部を介して発呼要求コマンドを受信したと
き、前記発呼要求コマンドに含まれている被呼端末の端
末番号を格納するダイヤル番号格納部と、リダイヤルの
直前に実行したネゴシエーションの結果情報である前記
被呼側の端末装置を収容するモデムのエラー訂正機能設
定情報を格納する第2のエラー訂正機能設定格納部とハ
ンドシェークを実行する変復調部と、自動発着信制御機
能を有するNCU部と、前記コマンド対応部が前記端末
インタフェース対応部を介して前記発呼要求コマンドを
受信したとき、前記発呼要求コマンドに含まれている被
呼端末の端末番号を前記ダイヤル番号格納部に格納し且
つ、前記コマンド対応部が前記端末インタフェース対応
部を介してリダイヤル要求コマンドを受信したとき、前
記ダイヤル番号格納部から前記被呼端末装置の端末番号
を読み出す第1のリダイヤル制御部と、前記リダイヤル
の直前に実行したネゴシエーションの結果情報である被
呼側の端末装置を収容するモデムのエラー訂正機能設定
情報をネゴシエーション終了時に前記第2のエラー訂正
機能設定格納部へ格納し且つ、前記コマンド対応部が前
記端末インタフェース対応部を介してリダイヤル要求コ
マンドを受信したとき、前記第2のエラー訂正機能設定
格納部から前記リダイヤル直前の前記エラー訂正機能設
定情報を読み出す第2のリダイヤル制御部と、リダイヤ
ル発信時、前記第2のリダイヤル制御部を介して前記第
2のエラー訂正機能設定格納部から読み出した前記リダ
イヤル直前に実行したネゴシエーションの結果情報であ
る前記エラー訂正機能設定情報がエラー訂正機能設定
「有」の場合、前記ネゴシエーションを実行し、エラー
訂正機能設定「無」の場合は前記エゴシエーションを中
止するエラー訂正機能対応部と、を有することを特徴と
する。
【0028】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例を示すエラー訂正機能付モ
デムのブロック図である。図2は公衆電話網を介して本
発明のエラー訂正機能付モデムを接続したシステム系統
図である。
【0029】図2において、エラー訂正機能付モデム2
0−1は端末10−1を収容し交換機40に接続され、
エラー訂正機能付モデム20−2,20−3はそれぞれ
端末10−2,10−3を収容し交換機41に接続さ
れ、エラー訂正機能を備えていないモデム30は、端末
10−4を収容し、交換機41に接続されている。また
交換機40,41はそれぞれ端局装置50,51に接続
されている。
【0030】図1に示すエラー訂正機能付モデム20
は、端末インタフエース対応部21と、コマンド対応部
22と、第1のエラー訂正機能設定格納部23と、第1
のリダイヤル制御部24−1と、第2のリダイヤル制御
部24−2と、ダイヤル番号格納部25と、第2のエラ
ー訂正機能設定格納部26と、エラー訂正機能対応部2
7と、変復調部28と、NCU部29とから構成されて
いる。
【0031】端末インタフエース対応部21は、V・2
4/V・28インタフエース機能を備え、端末10−1
から受信する各種コマンドを自己モデム内で扱う所定の
デジタル信号レベルにレベル変換する。
【0032】コマンド対応部22は、端末インタフエー
ス対応部21から受信した各種コマンドを検証し、コマ
ンドに対応する制御信号を送出する。
【0033】第1のエラー訂正機能設定格納部23は、
端末10−1が送出したエラー訂正機能設定コマンドを
受信したコマンド対応部22からエラー訂正機能設定情
報を受信して格納し、コマンド対応部22の要求に応じ
格納してあるエラー訂正機能設定情報を送出する。
【0034】リダイヤル制御部24−1は、端末10−
1が発呼時に送出する発呼要求コマンドに含まれている
被呼端末の端末番号をコマンド対応部22から受信して
ダイヤル番号格納部25に格納すると共に、コマンド対
応部22が端末10−1からリダイヤル要求コマンドを
受信したとき、ダイヤル番号格納部25からリダイヤル
のための被呼端末の端末番号を読み出し、コマンド対応
部22へ送出する。
【0035】第2のリダイヤル制御部24−2は、エラ
ー訂正機能対応部27からネゴシエーション終了時に送
出されるリダイヤル直前、すなわち発呼要求コマンド受
信時に実施されたネゴシエーション結果情報である被呼
側モデムのエラー訂正機能設定情報を第2のエラー訂正
機能設定格納部26へ格納し、コマンド対応部22がリ
ダイヤル要求コマンドを受信したとき、第2のエラー訂
正機能設定格納部26からリダイヤル直前のエラー訂正
機能設定情報を読み出し、コマンド対応部22へ送出す
る。
【0036】ダイヤル番号格納部25は、バッテリーバ
ックアップ無しの一つのレジスタを有し、コマンド対応
部22が発呼要求コマンドを受信したときにリダイヤル
制御部24−1から通知される被呼端末の端末番号を上
書きしてリダイヤル番号として格納する。
【0037】第2のエラー訂正機能設定格納部26は、
バッテリーバックアップ無しの一つのレジスタを有し、
ネゴシエーション終了時にエラー訂正機能対応部27か
らリダイヤル制御部24−2を介して通知されるリダイ
ヤル直前のネゴシエーションの結果情報である被呼側モ
デムのエラー訂正機能設定情報を上書してエラー訂正機
能設定情報を格納し、リダイヤル制御部24−2からの
要求に応じてレジスタからエラー訂正機能設定情報を送
出する。
【0038】エラー訂正機能対応部27は、被呼側モデ
ムとエラー訂正機能の設定に関するネゴシエーションを
実行し、エラー訂正機能を使用する通信に係わるすべて
の制御を実行する。
【0039】変復調部28は、回線が接続された後のハ
ンドシェークおよびV・22/V・22bis/V・3
2/V・32bis等の基準に従って通信データの変換
(A/DおよびD/A変換)処理を行う。NCU部29
は、自動発着信制御機能を有し、ダイヤル発信および着
信のための各種情報の監視を行う。
【0040】次に図1および2を参照して端末10−1
から端末10−2へ発呼する場合の動作について説明す
る。なお、従来と同様な方法ですでにエラー訂正機能の
初期設定が終了し、第1のエラー訂正機能設定格納部2
3には、端末10−2のエラー訂正機能「有」が格納さ
れているものとする。
【0041】図1に示す端末10−1は、端末10−2
へ発呼すべく所定の方法で端末10−2の端末番号をダ
イヤルし、ダイヤルした端末番号に対応する発呼要求コ
マンドをV・24/V・28の基準に従ってモデム20
−1へ送出する。
【0042】発呼要求コマンドを受信したモデム20−
1の端末インタフエース対応部21は、モデム20−1
で扱う所定の信号レベルに変換してコマンド対応部22
へ送出する。
【0043】コマンド対応部22は、受信した発呼要求
コマンドを解析し、端末10−1から端末10−2への
発信要求である旨を識別し、端末10−2の端末番号を
ダイヤル番号格納部25に格納するようリダイヤル制御
部24−1に指示すると共に、NCU部29に対し端末
10−2への発信を指示し、NCU部29は交換機40
へ端末10−2の端末番号に対応するダイヤル信号を送
出する。
【0044】変復調部28は、端末10−2を収容する
モデム20−2が応答すると、交換機40〜端局装置5
0〜端局装置51〜交換機41を介してV・22/V・
22bis/V・32/V・32bis等に従った接続
シーケンスによるハンドシェークを開始する。
【0045】エラー訂正機能対応部27は、ハンドシェ
ークが終了すると、モデム20−2との間でエラー訂正
機能のネゴシエーションを開始し、モデム間のプロトコ
ルの相互確認等のネゴシエーションが終了すると、通信
状態に移行させる共に、ネゴシエーションの結果情報で
ある端末10−2のエラー訂正機能設定情報をリダイヤ
ル制御部24−2を介して第2のエラー訂正機能設定格
納部26へ格納する。
【0046】ハンドシェークあるいはネゴシエーション
の途中で何らかの要因によりモデム間の接続処理に失敗
すると、モデム20−1から端末10−1に対し通信不
能である旨を通知する。通信不能の通知を受信した端末
10−1は、一旦回線を切断して、再発呼すべく所定の
方法例えば、リダイヤル釦(図示せず)を操作して、リ
ダイヤル要求コマンドをモデム20−1へ送出する。
【0047】リダイアル要求コマンドを受信したモデム
20−1の端末インタフエース対応部21は、所定のレ
ベル変換したリダイアル要求コマンドをコマンド対応部
22へ送出する。
【0048】コマンド対応部22は、リダイヤル発信要
求である旨を識別し、リダイヤル制御部24−2を介し
て第2のエラー訂正機能設定格納部26から発呼時(発
呼要求コマンド受信時に実施したネゴシエーションの終
了時)に格納した端末10−2のエラー設定機能情報を
読み出し、エラー訂正機能対応部27へエラー訂正機能
「有」を設定すると共に、リダイヤル制御部24−1を
介して、ダイヤル番号格納部25から先の発呼時に格納
した端末10−2の端末番号を読み出し、NCU部29
に対しリダイヤル番号として送出して端末10−2に対
する再発信を指示し、NCU部29は交換機40へダイ
ヤル信号を送出する。
【0049】ダイヤル信号が交換機41を介してモデム
20−2に着信し応答すると、モデム20−1の変復調
部28は、先の発呼時と同様に、交換機40〜端局装置
50〜端局装置51〜交換機41を介してV・22/V
・22bis/V・32/V・32bis等に従った接
続シーケンスによるハンドシェークを実行する。
【0050】エラー訂正機能対応部27は、ハンドシェ
ークが終了すると、コマンド対応部22を介してリダイ
ヤル発信時に設定されたエラー訂正機能設定情報から端
末10−2のエラー訂正機能「有」を識別し、発呼時と
同様にエラー訂正機能に関するネゴシエーションを開始
し、ネゴシエーションが終了すると通信状態になる。
【0051】次に端末10−1からエラー訂正機能を備
えていないモデム30に収容された端末10−4へ発呼
した場合について説明する。
【0052】モデム20−1は、端末10−1から発呼
要求コマンドを受信し、エラー訂正機能付モデム20−
2に収容された端末10−2へ発呼した場合と同様に端
末10−4の端末番号を送出し、ハンドシェーク,およ
びネゴシエーションを実行する。
【0053】このネゴシエーションの際、被呼側モデム
30から例えば所定の時間内に応答が無い場合、エラー
訂正機能対応部27は、モデム30にはエラー訂正機能
が無いものと判定し、エラー訂正機能設定情報「無」を
リダイヤル制御部24−2を介して第2のエラー訂正機
能設定格納部26へ格納する。
【0054】この状態で端末10−1からリダイヤル要
求コマンドを受信すると、モデム20−1のコマンド対
応部22は、リダイヤル発信要求である旨を識別し、リ
ダイヤル制御部24−2を介して第2のエラー訂正機能
設定格納部26から発呼要求コマンド受信時のネゴシエ
ーション時に格納したネゴシエーション結果情報である
エラー訂正機能設定情報を読み出してエラー訂正機能設
定「無」を識別し、モデム30に対するLR信号の送出
を中止する。
【0055】このように本発明のエラー訂正機能付モデ
ムは、リダイヤル制御部24−2および第2のエラー訂
正機能設定格納部26を新らたに設け、リダイヤル制御
部24−2はエラー訂正機能対応部27がリダイヤル直
前、すなわち発呼要求コマンド受信時に実行したエラー
訂正機能に関するネゴシエーションの結果情報をエラー
訂正機能対応部27から受け取り、第2のエラー訂正機
能設定格納部26に格納し、最初の発呼が不成功で再度
発呼すべく、発呼端末10−1からリダイヤル要求コマ
ンドを受信したとき、コマンド対応部22は、リダイヤ
ル制御部24−2を介して第2のエラー訂正機能設定格
納部26からリダイヤル直前のエラー訂正機能に関する
ネゴシエーションの結果情報を読み出し、エラー訂正機
能対応部27へエラー訂正機能設定情報を設定すると共
に、リダイヤル制御部24−1を介してダイヤル番号格
納部25から発呼時に格納した被呼端末の端末番号を読
み出しリダイヤル番号としてNCU部29へ送出すると
共にリダイヤル発信を指示する。
【0056】このとき、被呼側モデムがエラー訂正機能
を備えていない場合、リダイヤル直前のネゴシエーショ
ン結果情報は、エラー訂正機能設定「無」となるので、
リダイヤル時にはエラー訂正機能のネゴシエーションが
実行されず、被呼側モデムに収容された被呼端末10−
4には、ネゴシエーション時に発呼側モデムから送出さ
れるLR信号が着信されなくなる。
【0057】以上被呼側モデムがエラー訂正機能を備え
ている場合および備えていない場合について説明した
が、発呼側モデムであっても本発明の効果は何んら変わ
るものではない。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように本発明のエラー訂正
機能付モデムは、初期設定時における対向モデムのエラ
ー訂正機能設定情報を格納しておく第1のエラー訂正機
能設定格納部とは別にリダイヤルの直前のネゴシエーシ
ョン結果情報を格納する第2のエラー訂正機能設定格納
部と、このネゴシエーション結果情報を第2のエラー訂
正機能設定格納部に対し格納および読み出し制御する第
2のリダイヤル制御部とを設け、リダイヤル時に第2の
リダイヤル制御部が第2のエラー訂正機能格納部から読
み出したリダイヤル直前のエラー訂正機能設定情報を基
に、エラー訂正機能対応部がリダイヤルのためのネゴシ
エーションを実行するか否かを判定し、エラー訂正機能
設定「無」の場合、リダイヤル発信のためのネゴシエー
ションを中止するので、従来のように被呼側モデムから
被呼端末装置へLR信号があたかも受信データの如く誤
って送出されることを回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すエラー訂正機能付モデ
ムのブロック図である。
【図2】本発明のエラー訂正機能付モデム使用しシステ
ム系統図である。
【図3】従来のエラー訂正機能付モデムのブロック図で
ある。
【符号の説明】
10−1〜10−4 端末 20−1〜20−3 エラー訂正機能付モデム 30 エラー訂正機能を備えていないモデム 60 従来のエラー訂正機能付モデム 21,61 端末インタフエース対応部 22,62 コマンド対応部 23 第1のエラー訂正機能設定格納部 63 エラー訂正機能設定格納部 24−1 第1のリダイヤル制御部 24−2 第2のリダイヤル制御部 64 リダイヤル制御部 25,65 ダイヤル番号格納部 26 第2のエラー訂正機能設定部 27,67 エラー訂正機能対応部 28,68 変復調部 29,69 NCU部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端末装置を収容し電話網を介して端末間
    通信を行う際、モデム間でモデム接続トレーニングシー
    ケンスによるハンドシェークを実行後、エラー訂正機能
    接続シーケンスによるネゴシエーションを実行して通信
    回線を形成するエラー訂正機能付モデムにおいて、 リダイヤル発信機能を有し、発呼側の端末装置からリダ
    イヤル発信要求を受信したとき、発呼側の端末装置を収
    容する前記エラー訂正機能付モデムは、リダイヤル直前
    の前記ネゴシエーションの結果情報を参照し、被呼側の
    端末装置を収容するモデムがエラー訂正機能を備えてい
    ないことを識別した場合、前記ネゴシエーションを中止
    することを特徴とするエラー訂正機能付モデム。
  2. 【請求項2】 初期設定時のエラー訂正機能設定情報を
    格納する第1のエラー訂正機能設定格納手段と、リダイ
    ヤルの直前に実行したネゴシエーションの結果情報であ
    る前記被呼側の端末装置を収容するモデムのエラー訂正
    機能設定情報を格納する第2のエラー訂正機能設定格納
    手段とを有し、リダイヤル発信時、前記第2のエラー訂
    正機能設定格納手段に格納されている前記リダイヤル直
    前のネゴシエーションの結果情報であるエラー訂正機能
    設定情報を参照し、エラー訂正機能設定「有」の場合は
    前記ネゴシエーションを実行し、「無」の場合は前記ネ
    ゴシエーションを中止することを特徴とする請求項1記
    載のエラー訂正機能付モデム。
  3. 【請求項3】 収容する前記端末装置から各種コマンド
    を受信し所定のレベル変換を行う端末インタフエース対
    応部と、 前記端末インタフエース対応部から受信した前記各種コ
    マンドを検証し、受信したコマンドに対応する制御情報
    を送出するコマンド対応部と、 前記コマンド対応部が前記端末インタフェース対応部を
    介してエラー訂正機能設定コマンドを受信したとき、初
    期設定時のエラー訂正機能設定情報を格納する第1のエ
    ラー訂正機能設定格納部と、 前記コマンド対応部が前記端末インタフェース対応部を
    介して発呼要求コマンドを受信したとき、前記発呼要求
    コマンドに含まれている被呼端末の端末番号を格納する
    ダイヤル番号格納部と、 リダイヤルの直前に実行したネゴシエーションの結果情
    報である前記被呼側の端末装置を収容するモデムのエラ
    ー訂正機能設定情報を格納する第2のエラー訂正機能設
    定格納部とハンドシェークを実行する変復調部と、 自動発着信制御機能を有するNCU部と、 前記コマンド対応部が前記端末インタフェース対応部を
    介して前記発呼要求コマンドを受信したとき、前記発呼
    要求コマンドに含まれている被呼端末の端末番号を前記
    ダイヤル番号格納部に格納し且つ、前記コマンド対応部
    が前記端末インタフェース対応部を介してリダイヤル要
    求コマンドを受信したとき、前記ダイヤル番号格納部か
    ら前記被呼端末装置の端末番号を読み出す第1のリダイ
    ヤル制御部と、 前記リダイヤルの直前に実行したネゴシエーションの結
    果情報である被呼側の端末装置を収容するモデムのエラ
    ー訂正機能設定情報をネゴシエーション終了時に前記第
    2のエラー訂正機能設定格納部へ格納し且つ、前記コマ
    ンド対応部が前記端末インタフェース対応部を介してリ
    ダイヤル要求コマンドを受信したとき、前記第2のエラ
    ー訂正機能設定格納部から前記リダイヤル直前の前記エ
    ラー訂正機能設定情報を読み出す第2のリダイヤル制御
    部と、 リダイヤル発信時、前記第2のリダイヤル制御部を介し
    て前記第2のエラー訂正機能設定格納部から読み出した
    前記リダイヤル直前に実行したネゴシエーションの結果
    情報である前記エラー訂正機能設定情報がエラー訂正機
    能設定「有」の場合、前記ネゴシエーションを実行し、
    エラー訂正機能設定「無」の場合は前記エゴシエーショ
    ンを中止するエラー訂正機能対応部と、を有することを
    特徴とする請求項1および2記載のエラー訂正機能付モ
    デム。
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