JP2629518B2 - ポケットセッター - Google Patents

ポケットセッター

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JP2629518B2
JP2629518B2 JP4947392A JP4947392A JP2629518B2 JP 2629518 B2 JP2629518 B2 JP 2629518B2 JP 4947392 A JP4947392 A JP 4947392A JP 4947392 A JP4947392 A JP 4947392A JP 2629518 B2 JP2629518 B2 JP 2629518B2
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利昭 岩崎
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稔 山口
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、身頃の左右を検出可能
なポケットセッターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のポケットセッターのラベ
ル付け装置においては、ブランド名等の入ったラベルを
ポケットに縫いつけ、商品価値を高めるべく、ポケット
を前身頃等に縫いつける際に、同時にラベルをポケット
に縫いつけていた。
【0003】この装置は、前身頃を広げるミシンテーブ
ルの上方に、ポケット布片を載置するゲージ板、ラベル
持機構を取り付けた折曲げ押え板、更にテーブル上面
と平行に移動可能な折り曲げ片等を備えたものである。
【0004】そして、この装置を使用する場合には、ま
ず、ゲージ板にポケット布を載置して、ポケット布片の
外周縁を折曲げ押え板で下方に折り曲げる。次に、ラベ
持部でラベルを持し、折曲げ片によってラベルと
折り曲げたポケット布片の外周縁部とを同時にゲージ板
の下方に折曲げる。更にラベルやポケット布片を折曲げ
た状態で、折曲げ押え板やゲージ板や折曲げ片等ととも
に前身頃上に降す。その後、折曲げ押え板等を取り除
き、前身頃にラベルとポケット布片とを同時に縫いつけ
ていた。
【0005】また、ジーンズにおいては、ポケットに縫
いつけるラベルは右身頃のポケットのみに縫いつけるの
が慣例であり、作業者は右身頃か左身頃かをその形状に
より判断し、右身頃の場合にはラベル付け装置を動かす
ように、また左身頃の場合にはラベル付け装置を動かさ
ないようにラベル付け装置の作動スイッチを切り換えて
いた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
方式では、作業者が類似の形状をした左右身頃に対し
て、右身頃か左身頃かを判断し、それに応じて作動スイ
ッチを切り換える必要があった。そのため、作業者の判
断ミスによりラベルを付けなければならないのに付け忘
れたり、ラベルを付けてはいけないのに付けてしまった
りして、不良品が発生してしまうという問題があった。
【0007】また、作業者は不良品を発生させないよう
に、右身頃か左身頃かの判断に注意力が必要であるた
め、疲労しやすく、作業能率があまり良くないという問
題があった。
【0008】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、作業者が身頃の左右を判別する
必要がなく、不良品の発生を低下させることができるポ
ケットセッターを提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のポケットセッターは、テーブルの上方にてポ
ケット用の布片を載置するゲージ板と、そのゲージ板に
載置した布片の上から重ねられ、ゲージ板の外周縁に沿
って布片の外周縁部を下方に折曲げる折曲げ体と、ゲー
ジ板の下方に進入することにより、布片の折曲げられた
外周縁部をゲージ板の下方に折曲げる複数の折曲げ片
と、折曲げ体の上面端部に設けられ、ラベルを布片と同
時にゲージ板の下方に折曲げるべく、ラベルを折曲げ片
による布片の折曲げ位置に配置するラベル付け手段と、
ポケット用の布片とラベルとが一体に取り付けられる身
頃の左右を判別する検出手段とを備えている。
【0010】
【作用】上記の構成を有する本発明のポケットセッター
では、テーブルの上方にて、ゲージ板にポケット用の布
片を載置し、検出手段により身頃の左右を判別する。そ
して、折曲げ体をゲージ板に載置した布片の上から重
ね、ゲージ板の外周縁に沿って布片の外周縁部を下方に
折曲げる。検出手段の検出結果に基づいてラベル付けす
る場合には、折曲げ体の上面端部に設けられたラベル付
け装置によりラベルを折曲げ位置に配置する。そして、
このままの状態で、複数の折曲げ片を、ゲージ板の下方
に進入させることにより、ラベルとともに布片の折曲げ
られた外周縁部をゲージ板の下方に折曲げる。
【0011】この様にして、ラベルが布片とともに折曲
げられた後に、所定の縫製位置に移動されてミシンによ
って縫われることにより、ラベルとポケットとが一体に
身頃に取りつけられる。
【0012】一方、検出手段の検出結果に基づいてラベ
ル付けしない場合には、前記ラベル付け装置を作動させ
ずポケットのみが身頃に取りつけられる。
【0013】
【実施例】以下、本発明を具体化した第一実施例を図面
に従って詳細に説明するが、まず、ポケットセッターの
全体構成について説明する。
【0014】図2に示すように、テーブル14上に設け
たミシン11は、アーム部12とベット部13とを備
え、アーム部12には下端に針16aを有する針棒16
が上下移動可能に支持されている。ベッド部13内には
針16aと協働して身頃生地Wに縫目形成する糸捕捉器
(図示略)などが配設されている。
【0015】テーブル14上には、送り腕17が図2の
左右方向(X方向)、前後方向(Y方向)、及び上下方
向(Z方向)へ移動可能に配設されており、その前部に
は針案内溝18を有する送り板19が着脱可能に装着さ
れている。そして、縫製時などには、前身頃等の生地W
及びその生地Wに縫いつけられるポケット布片Pは、前
記送り板19によってテーブル14に押圧される。送り
腕17は、図示しない制御装置から出力される各種駆動
信号に基づいて駆動機構によりX方向、Y方向にそれぞ
れ移動制御される。
【0016】また、テーブル14の略左半部の後端には
テーブル14の上面より低い補助テーブル15が固着さ
れ、その補助テーブル15上方には、支持部材20が支
軸20aによって回動可能に支持され、補助テーブル1
5に装着されたエアシリンダ21の動作に基づいて支持
部材20が回動される。更に支持部材20の下面に装着
されたエアシリンダ22のピストンロッド22aには、
ゲージ板支持体23が装着されている。このゲージ板支
持体23には、ポケット布片Pが載置されるとともにポ
ケット布片Pの外形形状を決定するゲージ板24が、そ
の基端部にて着脱可能に装着されている。従って、エア
シリンダ22の進退駆動によりピストンロッド22a及
びゲージ板支持体23を介してゲージ板24が前後方向
に可動可能である。
【0017】前記支持部材20の前端の左右両端部から
前方に突出した一対の支持部25には支軸26が架設さ
れ、その支軸26には、折曲げ押え板支持体27が上下
方向に回動可能に装着されている。更に支持体27に
は、折曲げ押え板28がその基端部にて着脱可能に装着
されるとともに、支持部材20に設けたエアシリンダ2
9のピストンロッド30が連結されている。従って、エ
アシリンダ29の進退駆動により、ピストンロッド30
及び支持体27を介して折曲げ押え板28がゲージ板2
4に重なり合う略水平な作用位置と上方へ回動した退避
位置とに亙って回動される。
【0018】前記支持軸26の両端部に上下方向の回動
可能に設けられた一対の支持ブロック31には、板材に
て平面視略U字状に形成された折曲げ片支持体32が、
その基端部にて着脱可能に装着されている。そして、こ
の折曲げ片支持体32の略前半部分の上面には、前記ゲ
ージ板24の外周に位置するように5個のツインロッド
タイプのエアシリンダ33が装着され、それらのピスト
ンロッド34(図10参照)の先端には折曲げ片35が
各々装着されている。これら各折曲げ片35は、エアシ
リンダ33に上下位置調節可能に装着されている。
【0019】一方、各支持ブロック31の上端部には、
支持部材20の左右両側面にそれぞれ回動可能に連結し
たエアシリンダ36のピストロッド37がそれぞれ対応
して回動可能に連結されている。従って、エアシリンダ
36の進退駆動によりピストンロッド37及び支持ブロ
ック31を介して折り曲げ片支持体32が略水平な作用
位置と上方へ回動した退避位置とに亙って駆動される。
尚、前記各エアシリンダ21,22,29,36によっ
て、ゲージ板24,折曲げ押え板28及び折曲げ片支持
体32を、テーブル14に対して接近離間させるための
駆動装置Eが構成されている。
【0020】次に、ラベル持機構Gについて説明する
が、このラベル持機構Gは、折曲げ押え板28の端部
に取り付けられており、図4に示すようなラベルLの縫
い込まれたポケットPKの製造に使用される。
【0021】図5に示すように、折曲げ押え板28の端
部には切欠28aを形成した折曲げ板28bが取り付け
られ、この折曲げ板28bより内側にラベル肥持機構G
が設けられている。
【0022】そして、ラベル持機構Gの支え板40の
垂直に折曲げられた部分40aには、シリンダ41が取
り付けられ、そのシリンダ41のロッド先端には、ラッ
ク42がピニオン43を回転するように組み付けられて
いる。尚、このラック42はラック押え42aによって
上方への移動が抑止されている。
【0023】また、前記ピニオン43は第1軸44に固
定されており、第1軸44は支え板40に固定された第
1軸支え45により回転可能に保持されている。前記第
1軸44には第2軸支え46が固定され、第2軸支え4
6にはラベル台47が取り付けられている。
【0024】このラベル台47の上端部及び下端部は各
々逆方向に折曲がっており、その上端部には2カ所に開
口部47aを備えている。また、図6に示すように、ラ
ベル台47の後側の突起板47bにはシリンダ48が固
定され、その前側には第3軸支え49が取り付けられて
いる。この第3軸支え49には第2軸50が貫通してお
り、第2軸50の両端には第4軸支え51が固定され、
第4軸支え51には十字形のラベル押え52が取り付け
られている。
【0025】このラベル押え52には、前記ラベル台4
7の開口部47aと重なる開口部53が2個設けられて
おり、これらの開口部53,47aにラベル位置決め5
4の爪54aが入り込むように、ラベル位置決め54が
ラベル押え52の上部に取り付けられている。そしてラ
ベル押え52は、常時は自重によってその先端はラベル
台47と離れており、作動時には、前記シリンダ48に
より第2軸50を中心に微小角回動する。
【0026】次に、本実施例の主要部である身頃検出装
置Hについて説明する。
【0027】図3は、図2において支持部材20から折
曲げ押え板28周囲近傍と、送り腕17から送り板19
を取り外したときの身頃Wと身頃検出装置との関係を示
したものである。この身頃検出装置Hは、テーブル14
において、図3にて実線で示す寸法が最大の左身頃W1
及び寸法が最小の左身頃W2 を検出し、図3にて二点鎖
線で示す寸法が最大の右身頃W3 及び寸法が最小の右身
頃W4 を検出しない位置に配置されているので、身頃W
の左右の判別が可能である。
【0028】図1に示すように、身頃Wの有無を検出す
る反射型の光電スイッチ56は、固定用ナット58にて
取り付け台60の中央部に設けられた小判穴形状のガイ
ド61に取り付けられており、矢印N方向に位置調整可
能である。また、テーブル14には、前記ガイド61と
直交する方向に延び、且つ段差部を有する小判穴63が
間隔を置いて設けられている。そして、取り付け台60
はその小判穴63を介して固定用ネジ62にてテーブル
14の下部に取り付けられており、取り付け台60は、
前述した矢印N方向に対して垂直する方向である矢印M
方向に位置調整可能である。更に、光電スイッチ56の
上部には、図1(b)に示すように、透過性を有するセ
ンサーカバー64がテーブル14にはめ込まれている。
【0029】また、図3に示すように、テーブル14の
左側方には操作ボックス66が配置されている。そし
て、その上面には、身頃の左右を示す表示ライトL68
及び表示ライトR70が設置されており、更にその下方
には、ラベル付け装置を動作させないラベル無しスイッ
チ72、及びラベル付け装置を動作させるラベル付けス
イッチ74がそれぞれ設置されている。
【0030】次に、このように構成されたポケットセッ
ターの動作について説明する。
【0031】最初に、図9(a)に示すように、ポケッ
ト布片Pが身頃W上の所定の位置にくるように身頃Wを
テーブル14上に載置すると、図1及び図3の身頃検出
装置Hの光電スイッチ56により、身頃Wが右身頃か左
身頃かを検知する。その結果、身頃Wが左身頃であれば
操作ボックス66上の表示ライトL68が点灯し、また
右身頃であれば表示ライトR70が点灯する。作業者
は、表示ライトL68あるいは表示ライトR70の点灯
を確認し、作業内容に応じてラベル無しスイッチ72も
しくは、ラベル付けスイッチ74をONさせる。これに
よりラベル無しモードかラベル付けモードかが選択され
る。
【0032】まず、身頃Wが右身頃の場合、表示ライト
R70が点灯するので、その下のラベル付けスイッチ7
4をONさせる。この時、右身頃の場合、ラベル付けを
行うことが多く、表示ライトR70の下方にラベル付け
スイッチ74が配置されているため、スイッチの操作ミ
スが少ない。そして、ゲージ板24は前記身頃Wから所
定距離上方に隔離した水平位置に保持され、かつ折曲げ
押え板28を斜め上方に開放した状態で、ゲージ板24
の上面先端部にポケット布片Pを載置する。
【0033】次に、図9(b)に示すように、テーブル
14の下方に設けられた第1フットスイッチS1をオン
して、折曲げ押え板28を下方へ回動し、ゲージ板24
の上面に折曲げ押え板28を押圧接触する。この結果、
ポケット布片Pの外周縁部が下方に垂直に折曲げられ
る。
【0034】この状態で、図6に示すように、ラベルL
をラベル把持機構Gのラベル台47とラベル押え52と
の間に挟み、第1フットスイッチS1をオフする。それ
によってシリンダ48が作動してプランジャ48aが突
出し、ラベル押え52の後端を上方に押し上げることに
よって、図7に示すように、ラベルLをしっかりと保持
する。
【0035】次に、第2フットスイッチS2をオンする
ことによって、図5に示すシリンダ41が作動し、ピニ
オン42及びラック43を介して駆動力を伝達して第1
軸44を回転させる。そして、ラベル台47及びラベル
押え52でラベルLを挟んだままの状態で、前方に90
度回転させてラベルLを所定の位置に配置する。即ち、
図8に示すように、ラベル台47の先端が、前記折曲げ
板28bの切欠28aに嵌り込んで、ポケット布片Pの
外周縁部を押えつけ、それとともに、折曲げられた外周
縁部と平行にラベルLを配置する。
【0036】次に、図9に示すように、折曲げ片支持体
32をエアシリンダ36により作動させ、図9(a)に
示す上方退避位置から下方へ回動させて、図10(a)
に示す折曲げ押え板28と対応する水平位置に移動保持
する。
【0037】続いて、図10(b)に示すように、各エ
アシリンダ33を作動させ、各折曲げ片35をゲージ板
28の下方まで移動させて、ポケット布片Pの外周縁部
をゲージ板28の下面に重ね合わせるように折曲げる。
このとき、ポケット布片Pの外周縁部とともに、ラベル
Lの下端が内側に水平に折曲げられる。
【0038】次いで、図10(c)に示すように、駆動
装置Eの作用により、支持部材20とともにゲージ板2
4,折曲げ押さえ板28,折曲げ片支持体32をテーブ
ル14上まで降下させる。引続き、図10(d)に示す
ように、各エアシリンダ33を作動させて、各折曲げ片
35をポケット布片Pから離脱させるとともに、ラベル
把持機構GによるラベルLの把持を解除する。
【0039】そして、再び駆動装置Eを作動させて、図
10(e)に示すように、折曲げ片支持体32及び折曲
げ押え板28を上昇させ、それらをポケット布片Pから
離間させる。この状態で、図10(f)に示すように、
送り板19を移動させて降下させることにより、ゲージ
板24とともにポケット布片P及びラベルLを生地W上
に押圧する。
【0040】次いで、図2に示すエアシリンダ22を作
動させ、ゲージ板24を後方へ移動してポケット布片P
から離間させた後、送り板19を針落下点まで移動させ
る。そして、ミシン11が作動されるとともに、送り板
19がX,Y方向へ移動されることにより、ポケット布
片PがラベルLとともに生地Wに縫いつけられて、前記
図4に示すようにラベルL付きポケットPKが形成され
る。
【0041】一方、身頃が左身頃の場合には、表示ライ
トL68が点灯するので、その下のラベル無しスイッチ
72をONさせる。この時、左身頃の場合はラベル付け
が無いことが多く、表示ライトL68の下方にラベル無
しスイッチ72が配置されているため、操作ミスが少な
い。
【0042】そして、先程と同様にゲージ板24の上面
先端部にポケット布片Pを載置する。
【0043】次に、第2フットスイッチS2をオンする
ことによって、折曲げ押え板28を下方へ回動し、ゲー
ジ板24の上面に折曲げ押え板28を押圧接触する。こ
の結果、ポケット布片Pの外周縁部が下方に垂直に折曲
げられる。
【0044】それと同時に折曲げ片支持体32をエアシ
リンダ36により作動させ、同図に示す上方退避位置か
ら下方へ回動させて、図10(a)に示す折曲げ押え板
28と対応する水平位置に移動保持する。
【0045】続いて、図10(b)に示すように、各エ
アシリンダ33を作動させ、各折曲げ片35をゲージ板
28の下方まで移動させて、ポケット布片Pの外周縁部
をゲージ板28の下面に重ね合わせるように折曲げる。
このとき、ポケット布片Pの外周縁部が内側に水平に折
曲げられる。
【0046】次いで、図10(c)に示すように、駆動
装置Eの作用により、支持部材20とともにゲージ板2
4,折曲げ押さえ板28,折曲げ片支持体32をテーブ
ル14上まで降下させる。
【0047】引続き、図10(d)に示すように、各エ
アシリンダ33を作動させて、各折曲げ片35をポケッ
ト布片Pから離脱させる。そして、再び駆動装置Eを作
動させて、図10(e)に示すように、折曲げ片支持体
32及び折曲げ押え板28を上昇させ、それらをポケッ
ト布片Pから離間させる。
【0048】この状態で、図10(f)に示すように、
送り板19を移動させて降下させることにより、ゲージ
板24とともにポケット布片Pを生地W上に押圧する。
【0049】次いで、図2に示すエアシリンダ22を作
動させ、ゲージ板24を後方へ移動してポケット布片か
ら離間させた後、送り板19を針落下点まで移動させ
る。そして、ミシン11が作動されるとともに、送り板
19がX,Y方向へ移動されることにより、ポケット布
片Pが生地Wに縫いつけられて、ポケットPKが形成さ
れる。
【0050】この様に、本発明の実施例では、作業者は
身頃Wを注意深く見て、その左右を判別する必要がない
ので、作業者の左右身頃の判断ミスによる不良品の発生
をなくし、更に作業者の疲労を軽減し、作業能率を高め
るという利点がある。
【0051】尚、前記実施例においては、表示ライトL
68もしくはR70が点灯し、それにより作業者がラベ
ル無しスイッチ72もしくはラベル付けスイッチ74を
選択する例を説明したが、作業者が誤って表示ライトL
68もしくはR70と異なったラベルスイッチ72もし
くは74を選択した場合に、安全対策として、アラーム
音発生、もしくは操作ボックス66のアラーム表示部7
6(図3)にアラーム表示され、作業者に注意を促す。
【0052】また、前記実施例において、身頃Wが右身
頃の場合には、まず第1フットスイッチS1をオンし
て、その後第1フットスイッチをオフさせてから、第2
フットスイッチをオンし、一方、身頃Wが左身頃の場合
は、第2フットスイッチをオンする例を説明した。この
場合も前述したのと同様に、作業者が第1フットスイッ
チと第2フットスイッチを誤ってオンさせてしまった場
合に、アラーム音発生などの安全対策が考えられ、機械
はそれ以上動かないようにしてもよい。
【0053】更に、ラベル無しスイッチ72もしくはラ
ベル付けスイッチ74を設置せず、表示ライトL68も
しくはR70に対応して自動的にラベル無しかラベル付
けかのモードに切り換わるという例も考えられる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明によれば、作業者は身頃の左右を判別する必要がな
いため、作業者の左右身頃の判断ミスによる不良品の発
生をなくし、更に、作業者の疲労を軽減し、作業能率を
高めるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本実施例の身頃検出装置を示す説明図
である。
【図2】図2は、ポケットセッター全体を示す斜視図で
ある。
【図3】図3は、ポケットセッター全体と身頃検出装置
の位置関係を示す説明図である。
【図4】図4は、ポケットの成形状態を示す斜視図であ
る。
【図5】図5は、ラベル把持機構を示す斜視図である。
【図6】図6は、ラベル把持機構にラベルを挿入する動
作を示す説明図である。
【図7】図7は、ラベル把持機構が90度回転する動作
を示す説明図である。
【図8】図8は、ラベル把持機構の90度回転後の側面
図である。
【図9】図9(a)は、折曲げ押え板の周囲近傍を示す
側面図である。 図9(b)は、折曲げ押え板の周囲近傍を示す側面図で
ある。
【図10】図10(a)は、ラベルを取り付ける手順を
示す説明図である。 図10(b)は、ラベルを取り付ける手順を示す説明図
である。 図10(c)は、ラベルを取り付ける手順を示す説明図
である。 図10(d)は、ラベルを取り付ける手順を示す説明図
である。 図10(e)は、ラベルを取り付ける手順を示す説明図
である。 図10(f)は、ラベルを取り付ける手順を示す説明図
である。
【符号の説明】
24 ゲージ板 28 折曲げ押え板 35 折曲げ片 G ラベル付け装置 H 身頃検出装置
フロントページの続き (72)発明者 河口 秀夫 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号ブラザー 工業株式会社内 審査官 岡田 孝博 (56)参考文献 特開 平4−15086(JP,A) 特開 平4−26475(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テーブルの上方にてポケット用の布片を
    載置するゲージ板と、前記ゲージ板に載置した前記布片
    の上から重ねられ、ージ板の外周縁に沿って布片の外
    周縁部を下方に折曲げる折曲げ体と、 前記ゲージ板の下方に進入することにより、前記布片の
    折曲げられた外周縁部を前記ゲージ板の下方に折曲げる
    複数の折曲げ片と、 前記折曲げ体の上面端部に設けられ、ラベルを前記布片
    と同時に前記ゲージ板の下方に折曲げるべく、ラベルを
    前記折曲げ片による布片の折曲げ位置に配置するラベル
    付け手段と、 前記ポケット用の布片と前記ラベルとが一体に取り付け
    られる身頃の左右を判別する検出手段とを備えたことを
    特徴とするポケットセッター。
JP4947392A 1992-03-06 1992-03-06 ポケットセッター Expired - Fee Related JP2629518B2 (ja)

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