JP2625102B2 - Ｍａｃテレビジョン信号の符号器、復号器、通信方法及びその装置 - Google Patents

Ｍａｃテレビジョン信号の符号器、復号器、通信方法及びその装置

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JP2625102B2
JP2625102B2 JP60504108A JP50410885A JP2625102B2 JP 2625102 B2 JP2625102 B2 JP 2625102B2 JP 60504108 A JP60504108 A JP 60504108A JP 50410885 A JP50410885 A JP 50410885A JP 2625102 B2 JP2625102 B2 JP 2625102B2
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    • H04N7/08—Systems for the simultaneous or sequential transmission of more than one television signal, e.g. additional information signals, the signals occupying wholly or partially the same frequency band, e.g. by time division
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 この発明は、カラーテレビジヨンの送信及び受信に関
する。
米国においては、カラー放送はNTSC複合基準にのつと
つて行われ、このNTSC基準では、画像情報を２個の成分
即ち輝度（明るさ）とクロミナンス（色）とに分けるこ
とが必要である。第１図は、輝度信号12と色信号14とを
有する典型的なNTSC複合カラーテレビジヨン信号10を単
純化した形で示す振巾−周波数ダイヤグラムである。
（複合テレビジヨン信号とは、副搬送波上で色情報が運
ばれる信号のことである。他の複合信号は、フランスで
使われているSECAM及びその他のヨーロッパ諸国で使わ
れているPALである。）この信号は通常の６MHzの帯域巾
を有し、画像搬送波16は該帯域巾の下端から1.25MHz高
い。輝度信号は画像搬送波16上で直接に変調され、色情
報は色副搬送波18上で変調される。色副搬送波は画像搬
送波16を変調するのに用いられる。色副搬送波16は3.57
9545MHz（NTSC方式の基準）である。（可聴信号情報は
上記帯域の上限近傍に位置する別の副搬送波で運ばれ
る。
第１図で符号Ａが付された領域は特に重要である。該
領域は輝度信号12と色信号14との重なり合つた部分を表
わしているからである。輝度と色との分離は周波数多重
化された信号を波することによつて達成されるので、
Ａのような２個の信号の重複は若干の問題を提起する。
受信時に輝度と色との完全な分離を求めても、それに必
要な波によつて両信号の若干の情報が失われてしま
う。他方、情報が失われないようにすると、輝度信号と
色信号との間の干渉を認めなければならなくなる。その
うえ、NTSCテレビジヨン信号の種々の部分が異なる周波
数で伝送されるので、伝送中の位相のずれが種々の影響
を与えることになり、信号の品質を劣化させる。また、
利用しうるカラー情報は、許容された狭いカラー帯域に
よつて厳しく制限される。
こうした問題を克服するため、多重化されたアナログ
コンポーネント（Multiplexed Analog Components;MA
C）が開発された。MACカラーテレビジヨン信号は第２図
に示されている。第２図は、63、56マイクロ秒の継続時
間の１本の画像ラインの振巾−時間ダイヤグラムであ
る。最初の10.9マイクロ秒は水平帰線消去期間（HBI）2
2で、この期間中には画像信号は伝送されない。HBI22の
後に色信号24と輝度信号26が続き、これら信号のどちら
かは時間圧縮されていてよい。輝度信号24と色信号26と
の間に、0.28マイクロ秒のガードバンド28があり、両信
号間の干渉を防止するのに役立つている。
第２図のMACカラーテレビジヨン信号は通常の輝度信
号と色信号（NTSCその他の複合カラーテレビジヨン信号
を得る場合と同様に）発生し、その後、それらの信号を
個別にサンプリングし記憶することによつて得ることが
できる。輝度は輝度サンプリング周波数でサンプリング
され、輝度記憶装置に記憶される。一方、色は色サンプ
リング周波数でサンプリングされて色記憶装置に記憶さ
れる。輝度及び色のサンプルは時間圧縮される。これ
は、それぞれのサンプリング周波数で記憶装置に書き込
み、それよりも高い周波数で記憶装置から読み出すこと
によつて行われる。マルチプレクサは輝度記憶装置また
は色記憶装置のどちらかを、画像ラインの期間中の適時
に選択して読み出しを行わせる。こうして第２図のMAC
信号が作られる。必要なら、音声のサンプルをHBIの期
間中に伝送してもよく、画像サンプルの場合と同じ様に
マルチプレツクスされ（また時間圧縮され）る。マルチ
プレツクスされたMAC信号で全サンプルが生じる信号速
度はMACサンプリング周波数とよばれる。
第２図のMACフオーマツトは第１図の複合テレビジヨ
ン信号の問題点を克服するものではあるけれども、別の
困難が生じていた。許容しうる画質を有する従来のMAC
方式の具体例では、13.50MHzの輝度サンプリング周波数
を用い、輝度を3:2の比率で圧縮している。したがつ
て、MACサンプリング周波数は20.25MHzである。しかし
ながら、NTSC方式の水平線周波数Ｈ（63.56マイクロ
秒の線）は0.01573MHzであり、MAC方式で使用されるMAC
サンプリング周波数の1287分の１である。したがつて、
MAC信号を受信する多数の受像機のそれぞれで、３個の
周波数が発生されなければならないので、各受像機は色
副搬送波その他の必要な周波数を再生するために複数且
つ高価な周波数発生回路を備えなければならないうえ、
装置のコストを大巾に高めることになる。（全ての複合
カラーテレビジヨン信号は227.5Ｈの色搬送波を用い
るが、各方式ごとにＨが異なる。したがつて、NTSC信
号においてのみ227.5Ｈの色副搬送波は3.579545MHzで
ある。） 従来のMAC方式の別の具体例では、10.74MHz（682.5
Ｈ）の輝度サンプリング周波数が用いられ、輝度を4:3
の比率で圧縮する。MACサンプリング周波数は14.32MHz
（910Ｈ）である。この場合には、受像機に複雑且つ
高価な周波数発生回路を必要とするのに加えて、輝度サ
ンプリング周波数が低いために画質が劣り、したがつ
て、商業上の求や所望輝度帯域巾に対するナイキストの
基準が満足され得ない。
従来のMAC方式の更らに別の具体例では、21、48MH
z（1365Ｈ）のMACサンプリング周波数が用いられ、輝
度の圧縮比は5:4である。したがつて、輝度のサンプリ
ングは17.18MHz（10.92Ｈ）で行われるので、良好な
画質が得られる。しかしながら、ここでも、複雑な周波
数発生回路が必要とされる。そのうえ、NTSCアクテイブ
画像ライン（52.38マイクロ秒）と同じ長さのアクテイ
ブ画像ラインに対して輝度と色とが適合すべきであるな
らば、輝度は5:1の比率で圧縮されなければならない。
色信号の質は雑音のために許容しえない。雑音の問題を
回避するために色を15:4の比率で圧縮する変形例もある
が、周波数発生回路の複雑さを増すだけであり、輝度及
び色はアクテイブ画像ラインを越えて水平帰線消去期間
まで延長される。その結果、各画像ラインにおいては可
聴信号情報に必要とされる時間が充分残らないことにな
る。
周波数発生の複雑さに加えて、227.5Ｈ（NTSCにお
ける3.579545MHz）の色副搬送が各受像機で発生される
必要がある。コストを高めることなく容易に副搬送波を
発生させる技術が必要である。標準の受像機は複合テレ
ビジヨン信号を受信するよう構成されているので、その
受像機でMACテレビジヨン信号を直接受信することは不
可能である。伝送に用いられるMAC信号は受像機でまず
複合テレビジヨン信号（NTSC、PAL、SECAMなど）に変換
されなければならない。
発明の概要 したがつて、この発明の１番目の目的は、MACカラー
テレビジヨン信号を受像機へ伝送し、該信号を受像機で
複合テレビジヨン信号に変換する通信システムにおける
各受像機に必要とされる周波数発生回路を簡単化し、そ
のコストを下げることである。
この発明の２番目の目的は、良好な画質を作るように
充分高い周波数で輝度と色とをサンプリングすることで
ある。
この発明の３番目の目的は、輝度信号及び色信号がア
クテイブ画像ラインに適合しHBIへ入り込まないように
（それによつて、必要な可聴信号情報をHBIで送るのに
充分な時間がとれるように）両信号を圧縮することであ
る。
この発明の４番目の目的は、画質が雑音によつて劣化
する程には輝度及び色を圧縮しないことである。
この発明は、１個のマスタークロツク周波数から比較
的小さな値による除算によつて導出されうるように互い
に関連した（サンプリング周波数その他の目的で使われ
る）一組の周波数を実現することによつて、上記の目的
を達成する。周波数逓倍が含まれない（選択された周波
数の中に、２で割つてもマスタークロツク周波数になら
ないものが含まれる）ので、マスタークロツク周波数の
制御には１個のフエーズロツクループが必要となるだけ
である。この発明のこうした特徴により、各受像機で使
用されねばならない機器のコストは大巾に下がる。
商業上の要請およびナイキスト基準を満たす良質のテ
レビジヨン信号に対しては、輝度は少なくとも12MHzの
速さでサンプリングされ、色サンプリングの最小の速さ
は５MHzでなければならないことが見出された。一般の
サンプリング周波数の上限は、現在のコストの安い集積
回路技術により20MHz前後に設定される。したがつて、M
ACテレビジヨン信号を伝送する際、基本（輝度及び色）
サンプリング周波数と圧縮比との積即ちMACサンプリン
グ周波数は、この数字よりもかなり大きくなることはな
い。
可聴信号情報は、最終的に受像機へ伝えられる複合カ
ラーテレビジヨン信号を伴うので、可聴信号サンプリン
グはMACカラーテレビジヨン信号に含まれる。したがつ
て、可聴信号サンプリング周波数もまた、２で割り切れ
てマスタークロツク周波数となるように選択される。
テレテキストが必要であれば、受像機で６MHz付近の
信号が発生されて標準の「ドツトマトリツクス」テレテ
キスト文字発生器が使用できるようになされる。この信
号の精確な周波数も、２で割り切れてマスタークロツク
周波数となるものでなければならない。
この発明の部分として選択された周波数は次のように
関連している。ここでｎ及びｋは正の整数、Ｈは水平
ライン周波数である。
係数からわかるように、各信号（226.5Ｈの色副搬
送波を含む）は、小さな正の整数による除算によつてマ
スタークロツク周波数から導き出すことができる。（複
数個の分周器を使う場合もある。例えば、可聴信号サン
プリング周波数３はマスタークロツク周波数を5nで割
り、さらにその結果を13で割ることによつて発生され
る。）これにより、受像機で１個のフエーズロツクルー
プ及び簡単な分周器の使用が可能となり、周波数発生回
路を大巾に単純化することができる。
輝度サンプリング周波数（１）及び色サンプリング
周波数（２）を、良好な画質に必要な値として見出さ
れた最小値（それぞれ12MHz、５MHz）よりも大きくとる
ことにより、許容しうる画質が作られる。
輝度の圧縮比（４／１）は3:2である。色の圧縮
比（４／２）は3:1である。したがつて、圧縮され
た輝度信号及び色信号はHBIへ入り込むことなくアクテ
イブ画像ラインに適合する。それにもかかわらず、圧縮
比は、許容しえない雑音性の画質が生じるほど高くはな
い。
上記の制限内で、MACサンプリング周波数４は充分
低いので、現存する安価なビデオA/DコンバータやCCDを
受像機で使うことができ、ハードウエアの全コストの低
下が保証される。
この発明は中央に配置された符号器と各受像機の復号
器において実行される。該符号器は輝度及び色を含むカ
ラーテレビジヨン信号をMACカラーテレビジヨン信号へ
変換し、各受像機の復号器はMACカラーテレビジヨン信
号を複合カラーテレビジヨン信号へ変換する。信号は、
一層有利なMACフオーマツトで伝送路の大半を伝送され
る。
符号器は、個別の輝度コンポーネントと色コンポーネ
ントとを有するテレビジヨン信号を受け取る。これらの
コンポーネントは公知の方法で適当な（輝度又は色）サ
ンプリング周波数でサンプリングされる。輝度のサンプ
ルは、輝度サンプリング周波数１で記憶装置に書き込
み、MACサンプリング周波数４で読み出すことによつ
て、3:2の比率で圧縮される。色サンプルは、色サンプ
リング周波数２で記憶装置に書き込み、４で記憶装
置から読み出すことによつて、3:1の比率で圧縮され
る。マルチプレクサにより、サンプルは交互に記憶装置
から読み出され、可聴信号サンプルのような他の所要の
信号と結合されて、MACカラーテレビジヨン信号を作
り、該信号を各受像機へ向けて送信する。
各受像機では、MAC信号から複数のコンポーネントを
分離するデマルチプレクサが復号器に設けられている。
輝度信号及び色信号は圧縮の場合の過程を逆転させるこ
とによつてデコンプレスされ、可聴信号その他の情報も
再生される。
色サンプルは、復号器で発生された227.5Ｈの色副
搬送波を変調するために使用される。デコンプレスされ
た輝度サンプル及び変調された色副搬送波は、適当な同
期情報及び帰線消去情報と結合されて複合カラーテレビ
ジヨン信号となる。
HBI内で、複数の可聴信号チヤンネルを時間割多重を
用いて伝送することができる。また、垂直帰線消去期間
（VBI）に周知の方法でテレテキスト情報を伝送するこ
ともできる。テレテキスト符号は受像機で再生されて文
字発生器に入力される。文字発生器は英数字文字を作つ
てテレビジヨンスクリーン上に表示する。
図面の簡単な説明 第１図は、典型的なNTSCカラーテレビジヨン信号を単
純化した形で示す振巾−周波数ダイヤグラムである。
第２図は、典型的なMACカラーテレビジヨン信号の１
本の画像ラインの振巾−時間ダイヤグラムである。
第３図は、この発明に従つて伝送されたMACカラーテ
レビジヨン信号の１本の画像ライン振巾−時間ダイヤグ
ラムである。
第４図は、この発明で使用される符号器のブロツクダ
イヤグラムである。
第５図は、符号器及び復号器に必要な種々の周波数を
発生するのに用いられる回路のブロツクダイヤグラムで
ある。
第６図は、この発明で使用される復号器のブロツクダ
イヤグラムである。
第７図は、輝度サンプル又は色サンプルを圧縮又はデ
コンプレスするために用いられるライン記憶装置のブロ
ツクダイヤグラムである。
第８図は、輝度デコンプレス操作中に第７図のライン
記憶装置へ入力され又はそこから出力される信号を表わ
す図である。
好ましい実施例の詳細な記述 第１表は、この発明の好ましい実施例で使用されるよ
う選択された周波数を示している。この発明は、NTSC色
副搬送波（8.579545MHz）を用い、MAC信号を受像機でNT
SC信号変換する例で説明されているが、その代わりにPA
LやSECAMを用いることができる。
第３図は、この発明に従つて伝送された１本の画像ラ
インの振巾−時間ダイヤグラムである。HBI22はNTSCビ
デオ線の場合と実質的に同じ長さ（10.9マイクロ秒）で
ある。比率3:1で圧縮された色信号24は17.46マイクロ秒
しか継続せず、比率3:2で圧縮された輝度信号26は34.92
マイクロ秒継続する。これら２個の信号を0.28マイクロ
秒のガードバンド28が分離する。
第４図は、この発明で使用される符号器のブロツクダ
イヤグラムである。３個のカラーテレビジヨン信号即ち
輝度信号（Ｙ）及び２個の色差信号（Ｒ−Ｙ、Ｂ−Ｙ）
は通常のカラーテレビジヨン信号源から導き出され、ロ
ーパスフイルタ100a、100b、100cでそれぞれ波され
る。波されたカラーテレビジヨン信号はA/D変換器102
a、102b、102cで適当な速さ（輝度は910Ｈ、色信号は
455Ｈ）でサンプリングされる。
垂直フイルタ104、106はデジタル色信号Ｒ−Ｙ及びＢ
−Ｙの垂直補間をそれぞれ行い、その後に、これらの信
号は送信のためにマルチプレクサ108によつて交互に選
択される。NTSTテレビジヨン伝送と同様に、２個の色差
信号のうちの一方のみが、MACDの各ラインに色として送
出される。
次に、デジタル輝度信号及び色信号は前記のように圧
縮される。輝度データは輝度サンプリング周波数（910
×Ｈ）で輝度記憶装置110a（CCDライン記憶装置）に
書き込まれ、MACサンプリング周波数（1365×Ｈ）で
該記憶装置から読み出される。色データは色サンプリン
グ周波数（455×Ｈ）で色記憶装置110b（CCDライン記
憶装置）に書き込まれ、1365Ｈで該記憶装置から読み
出される。
カラーテレビジヨン信号が処理されている期間に、そ
れに付随する可聴信号情報もサンプリングされ、圧縮さ
れて送信される。４個の可聴信号チヤンネル１〜４がサ
ンプリングされ、デルタ変調器112a〜112dにおいて21
Ｈでデジタル化される。（６個の可聴信号チヤンネルが
必要であれば、13Ｈでサンプリングされる。）デルタ
変調された４個のチヤンネルの可聴信号はマルチプレク
サ114によつて送信のために交互に選択されて455Ｈへ
圧縮される。圧縮の後、可聴信号は1365Ｈ（MACサン
プリング周波数）でサンプリング回路116において再び
サンプリングされる。
第４図では、VBIに送信される情報即ち同期、タイミ
ング、テレテキストが矢印「VBI」によつて表わされて
いる。この情報の発生は従来どおりであり、MACサンプ
リング周波数でマルチプレクサ118に伝えられる。
マルチプレクサ118はMACサンプリング周波数で発生す
る４個の信号即ち輝度、色、可聴信号・同期・タイミン
グ・テレテキストを受け取る。マルチプレクサ118は、
これらの信号を適時に選択してMAC画像ラインに含まれ
るようにすることで、これらの信号を結合する。多重化
の後、信号はD/A変換器120でアナログに変換され、ロー
パスフイルタ122で波されてからMACカラーテレビジヨ
ン信号として出力される。
第５図は、符号器及び復号器において必要とされる種
々の周波数を発生するのに使用される回路のブロツクダ
イヤグラムである。マスタークロツク200はフエーズロ
ツクループを含み、2730Ｈのマスタークロツク信号を
発生する。該信号は３個の分周器へ送られる。分周器20
2はマスタークロツク信号を２で、分周器204は３で、分
周器206は７で分周する。910Ｈの分周器204の出力は
輝度サンプリング周波数である。390Ｈの分周器206の
出力はテレテキスト発生器信号である。分周器202から
発生された1365Ｈの信号はMACサンプリング周波数と
して使用されると共に分周器208、210で再び分周され
る。MACサンプリング周波数を1/3に分周する分周器208
は455Ｈの色サンプリング信号を作る。1/65に分周す
る分周器210は21Ｈの可聴信号サンプリング信号を作
る。
第６図は、この発明で使用される復号器のブロツクダ
イヤグラムである。MACテレビジヨン信号はまずデマル
チプレクサ300に入り、輝度信号、色信号、可聴信号情
報、同期情報、タイミング情報、テレテキスト情報がマ
ルチプレクサ300により分離される。輝度信号は輝度記
憶装置302（CCDライン記憶装置）へ送られ、そこでデコ
ンプレスされてからローパスフイルタ304で波され
る。アナログ輝度信号は出力インターフエース306へ送
られる。輝度をデコンプレスするのに必要なサンプリン
グ信号はタイミング発生器308で作られ、２個のクロツ
クドライバ310を介して輝度記憶装置302に供給される。
ゲマルチプレクサ300からの色信号も色記憶装置312
（CCDライン記憶装置）でデコンプレスされる。２個の
色差信号に対して個別に出力が与えられる。これら出力
は２個のローパスフイルタ314が波され、出力インタ
ーフエース306へ供給される。必要なサンプリング信号
は３個のクロツクドライバ310を介してタイミング発生
器308から色記憶装置312へ供給される。
輝度及び色以外の信号もデマルチプレクサ300によつ
てMACテレビジヨン信号から分離される。この信号は可
聴信号、テレテキスト、同期、タイミングの各種情報を
含んでいる。可聴の信号、テレテキスト信号及び同期信
号は２個のローパスフイルタ318を介してデマルチプレ
クサ316へ送られる。一方、固定周波数のタイミング情
報はバンドパスフイルタ320を介してデマルチプレクサ3
16へ送られる。デマルチプレクサ316はこれらの信号を
分離し、可聴信号はデマルチプレクサ322へ、また同期
信号とタイミング信号はクロツク／同期再生回路324及
びタイミング発生器308へ供給する。デマルチプレクサ3
16からの可聴信号情報はそのデマルチプレクサ322で４
個のチヤンネルに分離され、アナログ可聴信号プロセツ
サ326によつて出力される。テレテキスト情報はクロツ
ク／同期再生回路324を介して文字発生器328へ送られ
る。復号器の動作はマイクロプロセツサ330の制御の下
で行われる。マイクロプロセツサ330は双方向性バス33
4、338、336によりクロツク／同期再生回路324、テレテ
キスト文字発生器328及びRAM332と交信する。
出力インターフエース306は、テレテキスト文字を文
字発生器326から、輝度をローパスフイルタ304から、色
をローパスフイルタ314から、タイミング信号をタイミ
ング発生器308から受け取る。その出力は標準NTSCカラ
ーテレビジヨン信号である。
第７図は、輝度又は色を圧縮またはデコンプレスする
ために用いられるライン記憶装置のブロツクダイヤグラ
ムである。このライン記憶装置は第４図の記憶装置110
a、110b及び第６図の記憶装置302、312を表わしてい
る。ライン記憶装置は輝度のデコンプレシヨンを実施す
るものとして説明される。第８図は、輝度デコンプレシ
ヨン動作中の第７図のライン記憶装置の入力信号及び出
力信号を表わす図である。MACテレビジヨン信号が到来
すると、MACサンプリング周波数1365Ｈで750個の輝度
サンプルがライン記憶装置400に書き込まれるようにク
ロツク１が作用する。同時に、クロツク２により、ライ
ン記憶装置402の内容が910Ｈの速さで出力線に読み出
される。その次の画像ライン期間では、クロツク２によ
つて750個の輝度サンプルがライン記憶装置402へ書き込
まれる。これは1365Ｈで行われる。同時に、ライン記
憶装置400に記憶された輝度サンプルはクロツク１によ
り910Ｈで出力線へ読み出される。同様の動作によつ
て、色サンプルをデコンプレスする。この場合、クロツ
クは交互に1365Ｈと455Ｈとの周波数になる。
この発明の実例を添付図により詳細に説明してきた
が、この発明はこれらの例に限定されるべきではなく、
発明の範囲又は精神から逸脱することなく各種の変更、
修正が当業者により可能であることが理解されるべきで
ある。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭47−11056（ＪＰ，Ａ) 特開 昭56−19287（ＪＰ，Ａ) 特開 昭59−112788（ＪＰ，Ａ) 特開 昭50−50815（ＪＰ，Ａ) 特開 昭59−72889（ＪＰ，Ａ) 特開 昭59−156093（ＪＰ，Ａ) テレビジョン学会誌 Ｖｏｌ．36．Ｎ ｏ．10（1982）「８．内外の新しい研究 開発動向」Ｐ．936（76）〜945（85）吹 抜敬彦「画像のディジタル信号処理」昭 和56年５月25日初版 日刊工業新聞社刊 第60頁「５．２．３カラーＴＶ信号の分 離符号化」 「Ｄｏｃｕｍｅｎｔｓ ＣＣＩＲ Ｓ ｔｕｄｙ Ｇｒｏｕｐｓ」「1982− 1986，Ｄｏｉｕｍｅｎｔ10−11Ｓ／106 −Ｅ，（1983年９月23）「Ｄｒａｆｔ ｎｅｗ Ｒｅｐｏｒｔ」：「Ｓａｔｅｌ ｌｉｔｅ ｔｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎ ｏｆ ｍｕｌｔｉｐｌｅｘｅｄ ａｎａ ｌｏｇｕｅ ｃｏｍｐｏｎｅｎｔ（ＭＡ Ｃ）ｔｅｌｅｖｉｓｉｏｎ ｓｉｇｎａ ｌｓ」Ｐ．１−20，10−11Ｓ−２ 「ＳＭＰＴＥ Ｊｏｕｒｎａｌ」Ｖｏ ｌ．93，Ｎｏ．10（1984年10月）Ｇｅｒ ａｌｄ Ｃｈｏｕｉｎａｒｄ ａｎｄ Ｊｏｈｎ Ｎ．Ｂａｒｒｙ「ＮＴＳＣ ａｎｄ ＭＡＣ Ｔｅｌｅｖｉｓｉｏｎ Ｓｉｇｎａｌｓ ｉｎ Ｎｏｉｓｅ ａｎｄ Ｉｎｔｅｒｆｅｒｅｎｃｅ Ｅ ｎｖｉｒｏｎｍｅｎｔｓ」Ｐ．930−942

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】輝度情報と色情報を含むテレビジョン信号
    を、復合器によって複合テレビジョン信号へ変換される
    時間軸多重化されたアナログコンポーネント（MAC）テ
    レビジョン信号へ変換する符号器において、 輝度情報を周波数１で、色情報を周波数２でサンプ
    リングするサンプリング手段と、 輝度のサンプルと色のサンプルとの周波数を周波数４
    へ変更するための圧縮手段と、 圧縮された輝度及び色のサンプルを結合してMACテレビ
    ジョン信号とするマルチプレックス手段と、 周波数０のマスタークロック信号を発生するマスター
    クロックと、 前記サンプリング手段及び前記圧縮手段に対し、マスタ
    ークロック信号から導出される周波数１、２、４
    の信号を供給する分周手段と、 を具備し、ｎ及びｋを正の整数とするとき が成立することを特徴とする符号器。
  2. 【請求項２】ｎ＝２、ｋ＝６である、請求の範囲第１項
    記載の符号器。
  3. 【請求項３】更に、テレテキスト情報を受け取る手段を
    有し、前記マルチプレクッス手段が該テレテキスト情報
    をMACテレビジョン信号と結合する、請求の範囲第１項
    記載の符号器。
  4. 【請求項４】テレビジョン信号に可聴信号情報が付随
    し、前記サンプリング手段が周波数３で該可聴信号情
    報をサンプリングし、前記圧縮手段が可聴信号のサンプ
    ルの周波数を変更し、前記マルチプレックス手段が圧縮
    された可聴信号のサンプルをMACテレビジョン信号と結
    合し、前記分周手段が前記サンプリング手段に対し、マ
    スタークロック信号から導出された周波数３（但し
    ０/n＝65３）の信号を供給する、請求の範囲第１項記
    載の符号器。
  5. 【請求項５】テレビジョン信号に可聴信号情報が付随
    し、前記サンプリング手段が該可聴信号情報を周波数
    ３でサンプリングし、前記圧縮手段が可聴信号のサンプ
    ルの周波数を変更し、前記マルチプレックス手段が圧縮
    された可聴信号のサンプルをMACテレビジョン信号と結
    合し、前記分周手段が前記サンプリング手段に対し、マ
    スタークロック信号から導出された周波数３（但し
    ０/n＝105３）の信号を供給する、請求の範囲第１項
    記載の符号器。
  6. 【請求項６】０＝42.96MHz、１＝14.32MHz、２＝
    7.16MHz、３＝33MHz、４＝21.48MHzである、請求の
    範囲第４項記載の符号器。
  7. 【請求項７】０＝42.96MHz、１＝14.32MHz、２＝
    7.16MHz、３＝0.20MHz、４＝21.48MHzである、請求
    の範囲第４項記載の符号器。
  8. 【請求項８】周波数４の輝度及び色のサンプルを有す
    る時間軸多重化されたアナログコンポーネント（MAC）
    テレビジョン信号を複合テレビジョン信号へ変換する復
    合器において、 MACテレビジョン信号から輝度のサンプル及び色のサン
    プルを分離するデマルチプレックス手段と、 分離された輝度のサンプルの周波数を周波数１へ変更
    し、分離された色のサンプルの周波数を周波数２へ変
    更するデコンプレション手段と、 デコンプレスされた色のサンプルで227.5Ｈの副搬送
    波を変調する色変調手段と、 デコンプレスされた輝度のサンプルと変調された副搬送
    波とを結合してNTSCテレビジョン信号とする出力手段
    と、 周波数０のマスタークロック信号を発生するマスター
    クロックと、 前記デコンプレション手段及び前記色変調手段に対し、
    マスタークロック信号から導出される周波数１、
    ２、４及び227.5Ｈの信号を供給する分周手段
    と、 を具備し、ｎ及びｋを正の整数とするとき が成立することを特徴とする復号器。
  9. 【請求項９】ｎ＝２、ｋ＝６である、請求の範囲第８項
    記載の復号器。
  10. 【請求項１０】MACテレビジョン信号がテレテキスト情
    報を含み、前記デマルチプレックス手段がMACテレビジ
    ョン信号からテレテキスト情報を分離する請求の範囲第
    ８項記載の復号器であって、更に、前記出力手段に接続
    されてテレテキスト情報から周波数５でテレテキスト
    文字を作るテレテキスト文字発生器を有し、前記出力手
    段がテレテキスト文字を複合テレビジョン信号と結合
    し、前記分周手段がテレテキスト文字発生器に対して、
    マスタークロック信号から導出した周波数５（但し
    ０/n＝３１／２ ５）の信号を供給する復合器。
  11. 【請求項１１】MACテレビジョン信号が可聴信号のサン
    プルを含み、前記デマルチプレックス手段がMACテレビ
    ジョン信号から可聴信号のサンプルを分離し、前記デコ
    ンプレション手段が可聴信号のサンプルの周波数を周波
    数３へ変更し、前記出力手段が複合テレビジョン信号
    に付随すべきデコンプレスされた可聴信号のサンプルを
    出力し、前記分周手段が前記デコンプレション手段に対
    し、マスタークロック信号から導出された周波数
    ３（但し０/n＝65３）の信号を供給する、請求の範
    囲第８項記載の復号器。
  12. 【請求項１２】０＝42.96MHz、１＝14.32MHz、２
    ＝7.16MHz、３＝0.33MHz、４＝21.48MHzである、請
    求の範囲第11項記載の復号器。
  13. 【請求項１３】０＝42.96MHz、１＝14.32MHz、２
    ＝7.16MHz、３＝0.20MHz、４＝21.48MHzである、請
    求の範囲第11項記載の復号器。
  14. 【請求項１４】MACテレビジョン信号が可聴信号のサン
    プルを含み、前記デマルチプレックス手段がMACテレビ
    ジョン信号から可聴信号のサンプルを分離し、前記デコ
    ンプレション手段が可聴信号のサンプルの周波数を周波
    数３へ変更し、前記出力手段が複合テレビジョン信号
    に付随すべきデコンプレスされた可聴信号のサンプルを
    出力し、前記分周手段が前記デコンプレション手段に対
    し、マスタークロック信号から導出された周波数
    ３（但し０/n＝105３）の信号を供給する、請求の
    範囲第８項記載の復号器。
  15. 【請求項１５】輝度情報と色情報を含み可聴信号情報が
    付随するテレビジョン信号を伝送する通信方法であっ
    て、 輝度情報を１でサンプリングし、色情報を周波数２
    でサンプリングし、可聴信号情報を周波数３でサンプ
    リングし、輝度のサンプル及び色のサンプルを圧縮して
    周波数４とし、可聴信号のサンプルを圧縮し、輝度の
    サンプルと色のサンプルと可聴信号のサンプルとを結合
    して時間軸多重化されたアナログコンポーネント（MA
    C）テレビジョン信号とし、MACテレビジョン信号から輝
    度のサンプルと色のサンプルと可聴信号のサンプルとを
    分離し、輝度のサンプルを周波数１へデコンプレス
    し、色のサンプルを周波数２へデコンプレスし、可聴
    信号のサンプルを周波数３へデコンプレスし、デコン
    プレスされた色のサンプルで227.5Ｈの副搬送波を変
    調し、デコンプレスされた輝度のサンプルと変調された
    副搬送波とを結合して複合テレビジョン信号とし、デコ
    ンプレスされた可聴信号のサンプルが付随する複合テレ
    ビジョン信号を出力し、周波数０のマスタークロック
    信号を発生するステップを有する通信方法において、
    ０、１、２、３、４を （但し、ｎ及びｋは正の整数） なる関係を満足するように選択し、 マスタークロック信号０を分周して周波数１、
    ２、３、４を得る ことを特徴とする通信方法。
  16. 【請求項１６】輝度情報と色情報とを含み可聴信号情報
    が付随するテレビジョン信号を伝送するために通信系
    と、該通信系に複数個の周波数の信号を供給する信号供
    給装置とを具備する装置であって、上記通信系が、輝度
    情報を周波数１でサンプリングし色情報を周波数２
    でサンプリングするサンプリング手段と、輝度のサンプ
    ルと色のサンプルとの周波数を周波数４へ変更する圧
    縮手段と、圧縮された輝度のサンプル及び色のサンプル
    を結合して時間軸多重化されたアナログコンポーネント
    （MAC）テレビジョン信号とするマルチプレックス手段
    と、MACテレビジョン信号から輝度のサンプルと色のサ
    ンプルとを分離するデマルチプレックス手段と、分離さ
    れた輝度のサンプルの周波数を周波数１へ変更し、分
    離された色のサンプルの周波数を周波数２へ変更する
    デコンプレション手段と、デコンプレスされた色のサン
    プルで227.5Ｈの副搬送波を変調する色変調手段と、
    デコンプレスされた輝度のサンプルと変調された副搬送
    波とを結合して複合テレビジョン信号とする出力手段と
    を具備し、上記信号供給装置は、 周波数０のマスタークロック信号を発生するマスター
    クロックと、 前記サンプリング手段、圧縮手段、デコンプレション手
    段、及び色変調手段に対して、マスタークロック信号か
    ら導出された周波数１、２、４及び227.5Ｈの
    信号を供給する分周手段と、 を具備し、ｎ及びｋを正の整数とするとき が成立することを特徴とする装置。
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