JPS62173890A - テレビジヨン信号処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、テレビジョン信号処理装置に係シ、特に現行
のテレビジョン方式がアスペクト比（横と縦の比）４：
３であるのに対して、それ以上の大きいアスペクト比を
もつ場面情報を伝送（記録などを含めた広義の伝送）す
るのに適し、かつ現行テレビジョン方式と両立性を保つ
テレビジョン信号を発生されるテレビジョン信号合成装
置及び上記テレビジョン信号を再生するテレビジョン信
号復号装置に関するものである。

従来の技術 我が国の現在のＮ　Ｔ　Ｓ　Ｃ（Ｎａｔｉｏｎａｌ　Ｔ
ｅｌｅｖｉ−５１ｏｎ　ＳＳ７５ｔ８　Ｃｏｍｍ１ｔｔ
ｅｅ）方式によるカラーテレビジョン放送が昭和３６年
に開始されて以来、約２６年が経過した。その間、高精
細な画面に対する要求と、テレビジョン受信機の性能向
上に伴い、各種の新しいテレビジョン方式が提案されて
いる。また、サービスされる番組の内容自体も単なるス
タジオ番組や中継番組などから、シネマサイズの映画の
放送など、より高画質で臨場感を伴う映像を有する番組
へと変化してきている。

このような背景のもとで、日本放送協会（ＮＨＫ）は高
品位テレビジョン方式を提案した。（例えば、文献特集
高品位テレビジョン（テレビジョン学会誌　第３６巻、
第１０号、１９８２年、参照））その内容は、走査線数
１１２５本、２：１飛越走査、輝度信号水平帯域幅　２
ＱＭＨ２、と高精細化を計ると共に、臨場感などの視覚
工学の立場からアスペクト比（画面の横と縦の比）ｉ５
：３としたものである。この方式はクローズド系ではす
でにほぼ完成し、さらに衛星放送の開始とともに衛星１
チヤンネルの帯域で高品位テレビを伝送するＭＵＳＥ方
式（文献、二宮佑−他、高品位テレビの衛星１チャンネ
ル伝送方式（ＭＵＳＥ）（電子通信学会技術研究報告　
１Ｅ８４−７２．１９８４年））を提案し、実験を進め
ている。

一方現行放送は、走査線数６２５本、２：１飛越走査、
輝度信号水平帯域幅４．２　Ｍ　ｌ−１ｚ、アスペクト
比４：３という諸仕様を有している。（例えば、文献放
送技術多言　カラーテレビジョン　日本放送協会編、日
本放送出版協会、１９６１年、参照）そして、上記番組
として映画をサービスする場合には、その画面サイズを
現行のテレビ受信機のアスペクト比４：３になるよう両
端を切るか、もしくは画面の上下に無効画面を設けて有
効画面のアスペクト比全映画の値になるように送出して
いる。

発明が解決しようとする問題点 以上のように、現行放送で映画番組や臨場感ある画面を
送出・サービスする場合、画面が一部カノドされるとか
、画面面積が小さくなるなどのため、製作者の意図が十
分に伝わらない、という問題があった。また、単に、ア
スペクト比が４：３より大きい信号を単純に伝送したの
では、通常の受信機では、受信できなくなる。

本発明はかかる点に濫みてなされたもので、現行のテレ
ビジョン方式と両立性があシ、更により横長のアスペク
ト比を有するテレビジョン信号を生成させるテレビジョ
ン信号合成装置及び上記テレビジョン信号を再生するテ
レビジョン信号復号装置を提供することを目的とする。

問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明のテレビジョン信号
処理装置は、４：３より大きいアスペクト比を有する原
画像を撮像して得られる電気信号の一部を、時間軸伸張
する手段と、時間軸伸張された第１の信号から得られる
狭帯域色差信号より高い周波数に上記電気信号の残りの
部分から得られるコンポジットテレビジョン信号全時間
軸伸張した信号２周波数７フトさせる周波数変換器と、
上記狭帯域色差信号と上記周波数変換器の出力を加算す
る加算器と、上記加算器の出力と第１の信号から得られ
る広帯域色差信号を入力し平衡変調する変換器と、第１
の信号から得られる輝度信号と、上記変調器の出力を加
算する加算器を具備し、さらにテレビジョン信号ｆ、（
ＴＯ分離し色復調した輝度信号、Ｉ、Ｑ信号を時間軸圧
縮する手段と、周波数変換した後に時間軸圧縮する手段
全具備し、４：３よ）大きいアスペクト比全有する原画
像を撮像して得られる電気信号よりテレビジョン信号全
合成し、さらに上記テレビジョン信号を再生する。

作用 本発明は、上記した構成によって、現行のテレビジョン
受信機でも支障なく受信でき、また時間軸伸張された電
気信号を受信側で逆に時間軸圧縮を施すことにより横長
のアスペクト比を有する画面を得ることができるテレビ
ジョン信号を合成することができ、また受信側では時間
軸圧縮により現行のテレビジョン放送が支障なく受信で
き、また時間軸圧、縮、周波数変換等全施すことにより
、横長のアスペクト比を有する画面を得ることができる
。

実施例 以下本発明の一実施例について、図面を参照しながら説
明する。第２図（ａ）は、現行テレビジョンの表示画面
の一列を、第２図中）は上記画面中央付近の一走査線期
間の複合映像信号を示したものである。アスペクト比が
４＝３であるため、第２図（ａ）の表示列のように３つ
の円のうち左右の円の一部が欠けてしまうことがある。

第３図（ａ）はアスペクト比を現行のものより大きくし
たもの、例えば６：３にした場合の表示画面の−Ｆｌｋ
、第３図（ｂ）は上記画面中央付近の一走査線期間の映
像信号を、第３図（０）は時間軸のスケールが第２図（
ｂ）と等しくなるように第３図（′ｂ）の映像信号を書
きかえ同期信号とカラーバースト信号全付加した複合映
像信号を示したものである。なおアスペクト比は５：３
に限るものではない。第３図（２Ｌ）のようにアスペク
ト比を大きくすれば、第２図（ａ）のような画面よりも
、より多くの映像情報を得ることができる。ここで、現
行のテレビジョン受信機で、上記アスペクト比！５＝３
の映像信号を受信した際にも、従来と比べて支障なく受
像できる、すなわち両立性を保つために、現行のテレビ
ジョン受信機の画面に表示される期間のテレビジョン信
号に対して、時間軸伸張を施す。これは、第２図（ｂ）
と第３図（Ｃ）を比較してもわかるように、第３図（Ｃ
）の信号を現行のテレビジョン受信機で受信すると、原
画像は円であるにもかかわらず、縦長の楕円になってし
まうので、第３図（Ｃ）の信号を時間軸伸張してやる必
要がある。即ち従来よ多横長のアスペクト比ｍ＝３（ｍ
は４以上の実数）で原画像を撮像した場合には、現行テ
レビジョン受信機の画面に表示される部分に相当する撮
像信号ｆ　ｍ　７４倍時間軸伸張すればよい。更に、ア
スペクト比ｍ：３の画面情報を得るために残りの信号部
分は、周波数多重により送ることにする。第１図は、本
発明の一実施例に係るテレビジョン信号合成装置のブロ
ック図である。第１図において、１は現行のアスペクト
比より大きいカメラで撮像した信号より得られる輝度信
号Ｙ、４は上記信号から得られる広帯域色差信号Ｉ、７
は上記信号から得られる狭帯域色差信号Ｑ、２，５．８
は信号分配器、３，６，９゜１４は時間軸伸張回路、１
１．１３，１７．１８は加算器、１２．１６は平衡変調
回路、１６は周波数変換器、１９は信号発生回路、２ｏ
はワイドテレビジョン信号である。現行のアスペクト比
より大きいカメラで撮像した信号がらマトリクス回路等
を経て得られる輝度信号１は、信号分配器２に入シ、時
間軸伸張回路３及び、加算器１３に分配される。同様に
広帯域色差信号１４、及び狭帯域色差信号Ｑ７は、それ
ぞれ信号分配器６．８に入り、時間軸伸張口＃５６．９
及び平衡変調回路１２に分配される。時間軸伸張は、た
とえばメモリへの書込みと読出しクロックを変えること
によって行なうことができる。従来より横長のアスペク
ト比ｍ：３（ｍは４以上の実数）で原画像を撮像した場
合には、現行テレビジョン受信機の画面に表示される部
分に相当する撮１象信号を時間軸伸張回路３．６．９で
、ｍ／４倍時開時間軸伸張。次に信号分配器５．８で分
配された色差信号のうち、時間軸伸張回路６．９で伸張
される色差信号以外の残りの色差信号成分が平衡変調回
路１２で変調され加算器１３で、輝度信号のうち時間軸
伸張回路３で伸張される輝度信号以外の残りの輝度成分
と加算される。加算器１３の出力は、時間軸伸張回路１
４により帯域圧縮され周波数変換器１５に入力される。

周波数変換器１５で、周波数シフトされた信号は、時間
軸伸張回路９の出力信号と加算器１１で周波数多重され
る。すなわち時間軸伸張回路９の出力である色差信号Ｃ
の占めるスペクトルより高い周波数位置にシフトさせ、
周波数多重を施すのである。その出力信号は時間軸伸張
回路６の出力信号とともに平衡変調回路１６で変調され
、時間軸伸張回路３の出力信号と加算器１７で加算され
、さらに加算器１８で、信号発生回路１９からの同期信
号、バースト信号（これらは図示していない。）、該ワ
イドテレビジョン信号と現行放送のテレビジョン信号と
を識別するための識別信号とが加算され、該ワイドテレ
ビジョン信号２ｏとなる。識別信号は列えば、垂直帰線
期間に重畳させることができる。なお時間軸伸張された
信号は、受信側で時間軸伸張圧縮することにより帯域は
広がるので、アスペクト比が大きくなったからといって
解像度が低下するということはない。アスペクト比４：
３の画面に入らない両サイドの情報に相当する周波数変
換器１６の出力信号Ｓは、色差信号Ｃの高域成分として
周波数多重されるが、現行のテレビジョン受信機では、
色復調の際にフィルタをかけて帯域制限をしているので
、上記信号Ｓは遮断されるので、現行テレビジョン受信
機に対する妨害はなく、両立性を図ることができる。

第４図は、本発明の一実施例に係る時間軸伸張、周波数
多重されたテレビジョン信号を復号する装置のブロック
図であ、る。第４図において、２１は上記の時間軸伸張
１周波数多重され次テレビジョン信号（以下、ワイドテ
レビジョン信号と記す）、２２．３０はｙｃ分離回路、
２３　、２５　、２７　。

２９は送シ側での時間軸伸張に対応した時間軸圧縮回路
、２４．３１はＩ、Ｑ復調回路、２６はフィルタ、２８
は周波数変換回路、３２は信号切替回路、３３は信号分
離回路、３４はマトリクス回路、３５はＲ，Ｇ、Ｂ信号
である。ワイドテレビジョン信号２１は、ｙｃ分離回路
２２により、Ｙ信号とＣ信号に分離される。Ｙ信号は時
間軸圧縮回路２３により、時間軸圧縮されＹ１信号とな
る。

またＣ信号は、Ｉ、Ｑ復調回路２４により、工信号とＱ
。信号に分離され工信号は時間軸圧縮回路２５により、
時間軸圧縮され工１信号となる。ＱＯＣ信号、フィルタ
２６により色信号Ｑと、サイド信号Ｓに分離され、サイ
ド信号Ｓは周波数変換回路２８により元のベースバンド
にシフトされた後に、それぞれ時間軸圧縮回路２ア、２
９に入力される。時間軸圧縮回路２７の出力はＱ１信号
となシ、時間軸圧縮回路２９の出力はｙｃ分離回路３０
、Ｉ、Ｑ復調回路３１によりＹ２信号、工２信号、Ｑ２
信号となる。上記Ｙ＋　＋　Ｌ　ｒ　Ｑ＋　＋　Ｙ２　
＋　工２　＋　Ｑ２信号は、信号切替回路３２に入力さ
れ、ここでアスペクト比４：３の現行テレビジョン受信
機の画面に相当する部分に対しては、Ｙ＋　＋　Ｉ＋　
、Ｑ＋倍信号選択し、これらは、時間軸圧縮されている
ので、１水平走査期間の残りの期間については、まず現
行の放送に対しては、ブランキング信号等を信号切替回
路３２の内部で発生させ選択するようにし、また上記ワ
イドテレビジョン信号を受信する際には、Ｙ２　、　”
２１　Ｑ２信号を選択するようにする。信号切替回路３
２の出力は、マトリクス回路３４によりＲ，Ｇ、Ｂ信号
３５となる。なお時間軸圧縮回路２３．２５．２７．２
９は現行のテレビジョン放送が支障なく受信できるよう
に、また横長のアスペクト比を有するテレビジョン信号
の時間軸伸張された部分を圧縮することにより、上記テ
レビジョン信号を復元するためのものである。すなわち
、第２図（ｂ）と第３図（Ｃ）　’ｅ比較してもわかる
ように、現行放送の画像の縦横比がかわらないように受
信するためには、現行のテレビジョン信号を時間軸圧縮
してやる必要がある。その圧縮比はアスペクト比により
定まる。信号分離回路３３は、ワイドテレビジョン信号
２１から同期信号、カラーバースト信号、該ワイドテレ
ビジョン信号と現行放送のテレビジョン信号とを識別す
るための識別信号（これらは図示していない）を分離し
、上記識別信号を用いて、信号切替回路３２を制御する
。

なお、現行のテレビジョン信号を受信する際には、アス
ペクト比４：３の画面を中央付近に映し、横長のアスペ
クト比をもつ受信機画面の残りの領域についてはブラン
キング等により画面を暗くする等の処理を施せばよい。

なお識別信号は、列えばワイドテレビジョン信号２１の
垂直帰線期間に重畳されているものとする。

発明の効果 以上の説明から明らかなように、４：３より大きいアス
ペクト比を有する原画像を撮像して得られる電気信号の
一部を、時間軸伸張する手段と、時間軸伸張された第１
の信号から得られる狭帯域色差信号より高い周波数に、
上記電気信号の残りの部分から得られるコンポジットテ
レビジョン信号を時間軸伸張した信号を周波数シフトさ
せる周波数変換器と、上記狭帯域色差信号と上記周波数
変換器の出力を加算する加算器と、上記加算器の出力と
第１の信号から得られる広帯域色差信号を入力し平衡変
調する変調器と、第１の信号から得られる輝度信号と、
上記変調器の出力を加算する加算器を具備し、上記アス
ペクト比を有する原画像に相当する映像信号を生成する
ことにより、現行よりアスペクト比の大きい場面情報を
伝送することができ、かつ現行のテレビジョンでも支障
なく受信することができるという両立性を備えたテレビ
ジョン信号を合成する装置を提供するものであり、更に
テレビジョン信号を時間軸圧縮する手段と周波数変換す
る手段を具備し、現行よりアスペクト比の大きい場面情
報を伝送し、かつ現行のテレビジョンでも支障なく受信
することができるという両立性を備えた・テレビジョン
信号を再生することにより、現行より横長のアスペクト
比を有する画面を得ることができる。さらに、現行のテ
レビジョン信号も支障なく受信することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例におけるテレビジョン信号
合成装置のブロック図、第２図（２Ｌ）は現行テレビジ
ョンの表示画面の一例を示した平面図、第２図（ｂ）は
上記画面中央付近の一走査線期間の複合映像信号を示し
た信号波形図、第３図（ａ）はアスペクト比を例えば、
６：３にした場合の表示画面の平面図、第３図（ｋｌ）
は上記画面中央付近の一走査線期間の映像信号を示した
信号波形図、第３図（Ｃ）は時間軸のスケールが第２図
（ｂ）と等しくなるように第３図（ｂ）で示した映像信
号を書きかえ同期信号とカラーバースト信号を付加した
複合映像信号を示した信号波形図、第４図は本発明の一
実施例におけるテレビジョン信号復号装置のブロック図
である。 ３．８，９．１４・・・・・・時間軸伸張回路、１５・
・・・・・周波数変換器、１２．１６・・・・・平衡変
調回路、２３．２５．２７．２９・・・・・・時間軸圧
縮回路、２８・・・・・・周波数変換回路、３２・・・
・・・信号切替回路。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第２
図 ４：３ 第３図 ＼嶋 さ に

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ４：３より大きいアスペクト比を有する原画像を撮像し
   て得られる電気信号の一部を、時間軸伸張する手段と、
   時間軸伸張された第１の信号から得られる狭帯域色差信
   号より高い周波数に、上記電気信号の残りの部分から得
   られるコンポジットテレビジョン信号を時間軸伸張した
   信号を周波数シフトさせる周波数変換器と、上記狭帯域
   色差信号と上記周波数変換器の出力を加算する加算器と
   、上記加算器の出力と第１の信号から得られる広帯域色
   差信号を入力し平衡変調する変調器と、第１の信号から
   得られる輝度信号と、上記変調器の出力を加算する加算
   器を具備し、上記アスペクト比を有する原画像に相当す
   る映像信号を生成することを特徴とするテレビジョン信
   号合成装置と、テレビジョン信号をＹＣ分離し色復調し
   た輝度信号、Ｉ、Ｑ信号を時間軸圧縮する手段と、周波
   数変換した後に時間軸圧縮する手段を具備し、４：３よ
   り大きいアスペクト比を有する原画像を撮像して得られ
   る電気信号の一部を時間軸伸張し、残りの部分をＱ信号
   より高い周波数にシフトして周波数多重したテレビジョ
   ン信号を再生することを特徴とするテレビジョン信号復
   号装置とからなるテレビジョン信号処理装置。