JP2625100B2 - ロツド状物品の取扱い装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はロッド状物品、特にシガレット又はフィルタ
ロッドのようにタバコ産業で用いられる物品の取扱い装
置に関するものである。

詳しくは、本発明は、ロッド状物品の多重堆積層が移
動している通路に閉鎖装置若しくは締切り装置を挿入す
ることにより、ロッド状物品に損傷を与えることなく、
その通路を閉鎖できるようにしたロッド状物品の取扱い
装置に関するものである。１例として、前記通路が垂直
方向に向いているとすると、ロッド状物品の多重堆積層
は垂直方向に移動されており、閉鎖装置が例えばその通
路を横切るように水平方向に動くことによって、通路は
閉鎖され、通路へ入る多重堆積層の流れは遮断される。
例えばＴ字形の接続部において水平方向の通路及びこれ
に接続する垂直方向の通路に沿ってそれぞれロッド状物
品の多重堆積層が移動されている場合、何にかの要請
（事故とか、調節するためとか）によって、例えば垂直
方向の通路に物品が入らないようにすることが必要とな
ることがあるからである。

（発明が解決しようとする課題及びその解決手段） 本発明によれば、ロッド状物品のための通路を画定し
ていて、該ロッド状物品が多重堆積層を形成して前記通
路に沿ってそれら物品の長さに対して横方向へ移動する
ようにしている間隔をおいた壁装置と、前記通路をその
一方の側から他方の側へ横切る方向へ向かい且つ前記物
品の長さに対して横方向へ向かうように移動可能な閉鎖
装置と、前記閉鎖装置が前記通路を少なくとも部分的に
閉鎖するように、該通路を横切る方向に該閉鎖装置を前
進させるための前進装置とを有するロッド状物品の取扱
い装置において、前記閉鎖装置は、前記物品の多重堆積
層間を横切って前進させられる先導部分及び後続部分
と、前記閉鎖装置が前進させられる方向に対してほぼ横
断方向に往復動可能であるように前記先導部分を支持す
る支持手段とを有し、前記閉鎖装置が多重堆積層を形成
する物品の間を前進する間に前記先導部分がそれら物品
と接触することによって該先導部分の前進横断方向への
往復動が生じ、それによって該閉鎖装置の前進を容易に
する構成になっていることを特徴とする取扱い装置が提
供される。

前記閉鎖装置若しくは締切り装置は少なくとも２つの
相対的に移動可能な部分を有することが可能であり、第
１の部分は前記先導部分を有し、第２の部分は前記物品
の流れを実質的に閉鎖するためのものである。前記第２
の部分は例えば金属プレートの如く剛固なものとする事
が可能であり、その場合には同第２の部分は前記先導部
分を例えばピン及び割溝装置のような適当なマウンティ
ングを介して担持し、同部分に横断方向の運動の自由度
を付与するのが便利である。別法として、前記第２の部
分は可撓性又は半可撓性のものとすることが可能であ
り、この場合には前記第２の部分は張力下で適当に緊定
されるとともに、前記第１の部分を類似のマウンティン
グ内に支持するのが便利である。

前記閉鎖装置は１つの部分から構成して、前記先導部
分が前記１つの部分の一体部分となるようにすることが
出来る。例えば、前記閉鎖装置は実質的に長手方向に前
進するよう装着されたプレート状部材を有することが可
能であり、この場合前記プレート状部材は横断方向の例
えば枢動的運動が可能なるよう装着されている。例えば
静止カムのような外部装置を用いて前記閉鎖装置の先導
部分（端部）の横断方向移動をコントロール乃至制限す
ることが可能である。

前記先導部分の形状は前記ロッド状物品間に徐々に入
り込むようにされているのが好ましく、丸味端部を備え
ているのが良い。前記先導部分は例えば小径ローラ又は
ほぼ翼断面状のストリップを有することが出来る。

前記先導部分はそれが前進するにつれて前記物品によ
って受ける圧力により横断方向に自由に移動するように
することが出来る。そのような場合には、前記物品が７
〜8mmの直径を有し、先導部分の横断方向幅が約1mmであ
るとして、前記横断方向の全移動量は３〜4mm程度見込
んでおけば通常十分である。前記先導部分はそれが前進
されるにつれて強制的横断運動を行うことが可能であ
る。例えば、前記先導部分の端部部分は、前記先導部分
が前進するにつれて同先導部分に所定の横断運動を与え
る静止カムに従動するよう配設することが可能である。
代替的に又は付加的に、特に前記先導部分がローラであ
る場合には、前記部分が前進するにつれて回転運動を行
うようにすることが可能である。こうすることにより、
前記部分が流れの物品間を通過するのを容易ならしめる
効果が得られる。

前記閉鎖装置が前記通路を有効に閉鎖すべく同通路を
横切って十分に前進させられた場合に、前記閉鎖装置は
相対する表面に近付く。先導部分において得られる横断
運動の程度が十分あるので、前記表面に対して物品がは
さまったり、閉込められるという問題点は、通常当該表
面を前記物品から離れるよう移動出来るようにすること
で、解消される。前記先導部分が更に横断運動を行なう
と、前記要素と前記表面の間で物品が前記通路をふさぐ
ような運動を更に行なうことは防止することが可能であ
る。閉鎖装置の直近付近における前記相対した表面部分
は物品が当該表面につっかかるのを付加的に防止するた
めに弾性的乃至後退可能として良い。

本発明は１つの実質的に水平な通路と１つの実質的に
垂直な通路とのＴ字分岐点における締切り装置若しくは
閉鎖装置として利用することが出来る。前記締切り装置
は英国特許明細書第2066761号に開示された装置のいず
れかに必要とされる締切り装置として用いることが可能
であり、又は英国特許明細書第2142894号又は英国特許
出願第8409096号に開示された装置のいずれかにおけ
る、トレイ充填ユニットに通ずる分岐点の締切り装置と
して用いることが可能である。

（実施例） 第１図及び第２図は多重堆積層をなしたシガレット又
は類似のロッド状物品のためのコンベア装置を示してい
る。同装置は端部ローラ12のまわりを通過する第１の対
の横断方向に隔置された無限帯10と、端部ローラ16のま
わりを通過する第２の対の横断方向に隔置された無限帯
14とを有している。前記帯10及び14は、実質的に水平方
向に延びているシガレットの流れ18を支持している。前
記ローラ12及び16は水平方向において隔置されており、
実質的に垂直方向の通路、すなわちシュート20がこれら
のローラの間を下向きに延び、シガレットの流れ22を収
納している。前記シュート20の両側は壁21、26によって
画成されている。壁26は水平方向においてローラ12と隔
置されるとともに、別の対の横断方向に隔置されたロー
ラ28付近の位置から延びている。一対の横断方向に延び
た静止プレート30がローラ12及び28の間で延び流れ18を
支持している。典型的には前記流れ18は90〜100mmの高
さであり、流れ22は約120mmの幅とすることが出来る。

金属プレート34を有する締切り装置若しくは閉鎖装置
32はブラケット36を介して直接ロッド無し空気シリンダ
38のピストンに取付けられており、当該シリンダは帯10
の間及び下方に位置している。この空気シリンダ38は前
進装置を構成している。プレート34のシリンダ38から遠
い方の端部はヨーク40を担持しており、当該ヨークは垂
直方向に延びる割溝44を設けた側方プレート乃至フラン
ジ42を備えている。薄肉、幅狭のストリップの形態をし
た先導エッジ要素即ち先導部分46が外向きに突出するピ
ン48を担持しており、同ピンは割溝44内に収められ同割
溝内を移動可能である。ヨーク40にはプレート34の各側
において２つの下撓性帯50が接続されており、同帯は前
記プレートと平行をなしてローラ28迄延びている。前記
帯50はローラ28のまわりを部分的に延びており、復帰ば
ね54により固定表面52に接続されている。

ローラ12の上流側において、前記帯10は静止薄肉金属
プレート56により部分的に支持されており、前記プレー
ト34はやはり同プレート56により流れ18上のシガレット
と干渉しないようシールドされている。このことは第３
図においてより明瞭に示されており、同図はまた流れ18
のシガレット58を示している。簡明さのために、プレー
ト56の最右側部分が第２図において示されている。第１
図に示すように、プレート56の左側端部はローラ12と静
止プレート30の間を延びて移動プレート34をローラ28に
至る迄シールドしている。

作動時において、通路、すなわちシュート20の上側端
部を閉じて、シガレットが流れ18から前記通路内へ通過
しないようにし、流れ18及び／又は流れ22内の物品が、
流れ18を移動させるも流れ22を静止させる必要がある場
合（例えば、流れ18がシガレット製造機からシガレット
包装機へ向かう主たるシガレットの流れで、流れ22がシ
ガレットの量が多すぎてシガレット包装機が処理出来な
くなった場合、主たる流れからシガレットを落下（除
去）するための流れであると仮定した場合に、シガレッ
ト製造機が、シガレット包装機がちょうど処理できるだ
けの量のシガレットを製造している場合には、流れ22を
止める必要があるわけである）、前記物品が劣下を起す
ようなこすり状態又は他の状態にさらされないようにす
るため、前記締切り装置32はシリンダ38の作用によっ
て、収縮位置（第２図の点線42aにより示す）から第２
図の実線で示す位置へと前進させられる。前記プレート
34は比較的に剛固であり、典型的には厚味が約1mmであ
る鋼から構成されており、同プレートが通路20を横切っ
て移動するのに付加的ガイドがいらないようにシリンダ
38によって十分支持されている。

前記装置32の先導エッジ要素（すなわち、先導部分）
46は丸味を帯びたか又はテーパ状とされた端部を備えて
おり、翼と類似のものとすることが出来る。典型的には
前記要素46の厚味はプレート34の厚味（即ち1mm）とほ
ぼ同一である。前記割溝44の長さは、ピン48が約３〜4m
m移動し、要素46が通路20を横切って移動する際同要素
がやはり３〜4mm移動出来る長さとすることが出来る。
このようにして得られる要素46の縦方向移動の自由度
は、流れ18及び22のシガレット間で「最小抵抗路」を同
要素がとるのに十分であり、従ってその前進移動を容易
ならしめるとともに、シガレットに対する損傷を減少さ
せることが可能である。特に、要素46がローラ16に近付
くと、前記要素とローラの間に一時的に位置するシガレ
ットはローラのまわりの帯14の移動によって容易に除去
される。何故ならば前記要素は通常シガレットを解放す
るような上向き運動の十分な自由度を備えているからで
ある。その後要素46は幾分落下する傾向にあり、シガレ
ットが要素46とローラ16の間にとじこめられることが防
止される。締切り装置32は帯10のレベル又はそれよりわ
ずかに低いレベルにおいてほぼ水平方向に前進させられ
ること、及び帯14はその伸延位置において装置32の先導
エッジ要素46よりもわずかに低いレベルにあるというこ
とに注目されたい。

第１図に示すように、側方フランジ42は流れ18内のシ
ガレットの端部を超えており、シガレットは60により示
されている。前記フランジ42の間にあるヨーク40の部分
は前記先導エッジ要素46又はプレート34よりも厚くな
い。前記要素46はそれが通路20を横切って通過する間プ
レート34に対して数mm程度非整合状態になるかも知れな
いが、ことことはシガレットに対して何らの顕著な外乱
作用を誘起するものではなく、先導部分である要素46に
続く後続部分であるプレート34は要素46に対して損傷を
引き起すことなく容易に追従することが出来る。プレー
ト34は通路20上方における流れ18内のシガレットを支持
することが出来るものの、装置32の前進の際のローラ28
をまわって引き出される帯50の形態をした付加的な支持
部材が、特に長いシガレットに対して、設けられてい
る。一対のばね54が帯50を緊定状態に維持しており、締
切り装置32自身が後退した時には帯50も後退されること
を保証せしめている。前記帯50は必要不可欠なものでは
なく省略することも可能である。流れ18の乱れを最小に
するため、前記装置32は帯10及び14による搬送流れ速度
と実質的に同一の速度を以って前進させることが出来
る。しかしながら、前記装置32は異なる速度で前進させ
ることも可能であり、流れ18又は流れ22が移動していな
い場合にも前進させることが出来る。

第４図は修整された締切り装置若しくは閉鎖装置62の
先導端部を示している。この装置はプレート63、割溝66
付きの側方フランジ65を備えたヨーク64及び前記割溝内
に延びるピン68を備えたローラ（すなわち、先導部分）
67を有している。プレート63を厚味、フランジ65の高さ
及びローラ67の直径は全て３〜4mmである。割溝66の高
さは約3mmである。フランジ65はプレート63の厚味とぼ
同じ高さを有しているので、これらのフランジはシガレ
ットの領域から軸線方向外側にある必要はない。このこ
とはフランジ65の高さがプレート63の厚味よりも大きい
場合でもあてはまる。但し好ましくはフランジ及びヨー
ク64の上側エッジはプレートの上側表面とほぼ同一のレ
ベルにあるのが良い。締切り装置62の作動及び関連部品
の構造は第１図〜第３図を参照して説明された通りであ
る。

第５図及び第６図に示すコンベア装置は第１及び第２
の無限帯70、72を有しており、同帯（第１図の装置にお
ける帯10、14と類似の横断方向に隔置された帯を有する
ことが出来る）はそれぞれローラ74、76のまわりを通過
し、堆積シガレットのための水平通路78を画成してい
る。ローラ74、76の間において、実質的に垂直な壁82、
84によって垂直な通路80が画成されている。後退可能な
締切り装置若しくは閉鎖装置86が通路80を架橋するよう
に配設されており、同装置は側方フランジ90を備えてい
る。フランジ90には第１図の装置のヨーク40及び側方フ
ランジ42と類似の態様で垂直割溝92が設けられている。
軸線方向に延びるスピンドル95を備えたローラの形態を
した先導エッジ要素即ち先導部分94が側方フランジ間の
割溝92内で限定された垂直運動を行なうように装着され
ている。ヨーク88から後方に延びて可撓性要素96が設け
られている。同要素96は好ましくはTISS金属又は低摩擦
物質からなっている。前記可撓性要素96はローラ74のす
ぐ下流に位置する別のローラ98のまわりを部分的に通過
し、ワイヤ100を介して、固定表面104に接続した引張り
ばね102に取付けられている。流れ78をローラ74及び98
の間で支持するために静止プレート105が配設されてい
る。前記側方フランジ90はワイヤ106を引張るように接
続されており、ワイヤ106はローラ76上を経てプーリ108
又は類似の装置86を前進させるための装置へと通過して
いる。

装置86の作動は実質的に装置32の作動と類似してい
る。プーリ108はワイヤ106及びヨーク88並びに可撓性要
素96を後退位置（ヨーク88がローラ98に近接する位置）
から引張りばね102の作用に抗して引張るよう作動す
る。第６図の110で示すシガレットの状態より、ワイヤ1
06及び側方フランジ90は通路78上のシガレットと干渉し
ないことに注意されたい。前記ローラ94は第１図の装置
の要素46と類似の機能を果しており、実質的に要素46と
の互換性を有している。即ちローラ94は要素46と置換え
ることが可能であり、その逆も又可能である。

第７図に示すように、要素46、67又は94の限定された
垂直自由移動を許容する代りに、先導エッジ要素112は
側方プレート116内の割溝114内へと（例えばフランジ4
2、65又は90と類似の側方フランジを介して）延びるピ
ン113を備えることが可能である。これらの側方プレー
トは側方フランジ42又は90の通路のすぐ外側に、即ち第
６図の点線117に相当する位置に設けることが可能であ
る。かくして、前記割溝には適当な波形形状を付与し、
要素112が前進するにつれて同要素が垂直方向に上昇及
び下降を行ない、シガレットが静かに離れて前記要素及
びその従動プレート又は他の締切り要素のための通路を
形成する一種のカムを提供することが可能である。要素
112の第７図に示す、最上側位置と、112aで示す最下側
位置の間の垂直変位量は約３〜4mmである。ピン113と割
溝114の間に適当な転動抵抗を付与することにより、ロ
ーラ112は前進（及び後退）の際回転させられる。こう
することによりローラ112の作動が付加的に助けられ
る。

第８図は第５図及び第６図のコンベア装置にかなり類
似した別のコンベア装置を示している。堆積物形状のシ
ガレットのための水平通路120が帯122及び124によって
画成されている。垂直方向通路126が帯122及び124の間
で下向きに延びており、先導ローラ（すなわち、先導部
分）130及び後続部分である可撓性の締切り要素若しく
は閉鎖要素132を備えた締切り装置若しくは閉鎖装置128
が通路126を横切って延びることが可能である。締切り
装置128はワイヤ134によって前進させることが可能であ
り、ばね137に取付けられたワイヤ136によって後退させ
ることが可能である。ローラ67又は94と同一の態様で垂
直移動するよう装着可能なローラ130は駆動帯138によ
り、シガレット間の前進作用を付加的に助成するため回
転させることが可能である。前記駆動帯138はローラ130
及び位置ローラ140（少なくともこれら内１つのローラ
が前記帯に駆動力を伝達している）並びに緊定ローラ14
2のまわりを通過している。好ましくは、前記帯138はそ
れがローラ130に対して図中で眺めて時計方向の回転運
動を伝達するように駆動されている。こうすることによ
り、装置128が殆んど閉じられる時に帯124の付近からシ
ガレットが除去されるのが助成される。しかしながら、
帯138に対する駆動力は可逆的とすることが可能であ
り、ローラ130は装置128が前進するにつれて回転方向に
おいて往復動することが可能である。前記帯138は通路1
20上のシガレット線に対して横断方向外側にあるので、
同帯はシガレットの動きと干渉しない。ローラ130の各
側上に一対の駆動帯138を設けることが可能である。

第８図の装置は締切り装置128がその閉鎖端部に到着
した時にシガレットに対する損傷を防止するのを助ける
付加的手段を含んでいる。これは半可撓性の弾性ストリ
ップ144（例えばMELINEX又はばね鋼）を有しており、同
ストリップは自然には図示の位置を占めるものの、ロー
ラ130によって押されるシガレットが生ずるような比較
的軽度の圧力により、位置144a内へと変位することが可
能である。その後、例えばローラ130の回転によりシガ
レットが除去されると、ストリップ144は実線で示され
る位置へとはね戻り、更に別のシガレットがローラ130
と帯124の間の空隙内に落下するのを効果的に防止す
る。ストリップ144に類似のストリップを第１図〜第３
図、第４図、第５図〜第６図又は第７図の装置において
用いることが可能である。

第９図は多重層流れ154を給送装置（例えばシガレッ
ト製造機械）から（例えばトレイ充填ユニットへと）下
向きに延びる通路162を備えた分岐点156へと搬送するた
めの上側及び下側帯コンベア150、152を有するコンベア
装置を示している。センサ158と、第１図から第８図に
示す任意の締切り装置の形態をとることが出来る締切り
装置160が前記分岐点156付近に配設されている。分岐点
156の下流において、上側及び下側帯コンベア164、166
は流れ168を別の分岐点170へと搬送している。この分岐
点170において、傾斜通路174からの流れ172が前記流れ1
68と混合される。前記流れ172は例えばトレイ除荷ユニ
ットから延びる上側及び下側帯コンベア176、178から送
給される。通路174は枢動プレート180によって閉鎖可能
であり、プレート180は圧縮ばね181によってその閉鎖位
置へと軽く偏倚されている。分岐点170の上方には枢動
センサ182が配設されている。分岐点170の下流におい
て、上側帯コンベア184、186並びに下側帯コンベア188
は流れ190を収納装置（例えばシガレット包装機械）へ
向けて搬送している。

前記プレート180はばね181により図中に示した位置へ
と軽く偏倚させられている。コンベア176、178がシガレ
ットを通路174内に送給していない時には、ばね181の圧
力は通路を静かに閉じ、流れ172内のシガレットをプレ
ート180の上流に保持せしめるのに十分である。前記プ
レートがまさに閉じつつあるか又は同プレートが閉じた
直後においてプレート180の下流にあるシガレットは分
岐点170内へと徐々に落下し、流れ190とともに運び去ら
れる。コンベア176、178が再起動させられた時には、こ
れらにより流れ172内にシガレットに伝達される圧力は
ばね181の軽圧力に打勝つのに十分であり、かくてプレ
ート180は徐々に付図中点線で示す位置へと枢動し、流
れ172が分岐点170中へと増大するのを許容せしめる。こ
のモードにおいては、前記センサ182は少なくとも部分
的にコンベア176、178の速度をコントロールする。同様
にして流れ162が移動している時には、前記センサ158が
少なくとも部分的に流れの収納速度をコントロールする
（例えばトレイ充填ユニットの速度をコントロールす
る）。

ばね181を使用する装置に対する代替装置が第10図に
おいて示されている。プレート180はスピンドル192上に
枢着されている。ねじシャフト196を担持しているカラ
ー194はプレート180とシャフト196間の角度を調節出来
るようにスピンドル192上にクランプされている。ウエ
イト198が前記シャフトとねじ噛合いしている。

前記プレート180とシャフト196の間の角度は同プレー
トが完全に閉じた位置（第10図において実線で示す）に
ある時、軽度ではあるがしっかりした閉鎖トルクが前記
プレートに加わるように調節される。添加した閉鎖トル
クはプレート180がその開口位置へと時計方向に移動し
た時に徐々に少なくなり、その完全開口位置（第10図に
おいて点線で示す）においては、加わる閉鎖力は極めて
小さくなっており、通路172上を流れるシガレットには
極めてわずかな抵抗力しか作用しない、ねじシャフト19
6上のおもり198の位置は閉鎖トルクを付加的に調節する
べく調節することが可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は閉鎖装置を内蔵する、シガレット用コンベア装
置の平面図、 第２図は第１図のコンベア装置の側面図、 第３図は第１図のコンベア装置の一部の横断面図、 第４図は修整された閉鎖装置の拡大側面図、 第５図は閉鎖装置を内蔵した、別のコンベア装置の平面
図、 第６図は第５図のコンベア装置の平面図、 第７図は修整されたコンベア装置の一部の側面図、 第８図は閉鎖装置を内蔵した、更に別のコンベア装置の
側面図、 第９図は閉鎖装置を内蔵した、更に別のコンベア装置の
側面図、 第10図は第９図の装置の一構成要素の修整例を示す図で
ある。 32、62、86、128、160……閉鎖装置、 46、67、94、112、130……先導部分、 36、38;106;134……前進装置

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 レオナード ジヨージ レイト イギリス国エツチピー14 ４ジエイイ ー，バツクス，ハイ ウイコウム，サウ ンダートン，ホウ レーン（番地なし) モリンス ピーエルシー気付

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】ロッド状物品のための通路を画定してい
   て、該ロッド状物品が多重堆積層を形成して前記通路に
   沿ってそれら物品の長さに対して横方向へ移動するよう
   にしている間隔をおいた壁装置と、前記通路をその一方
   の側から他方の側へ横切る方向へ向かい且つ前記物品の
   長さに対して横方向へ向かうように移動可能な閉鎖装置
   と、前記閉鎖装置が前記通路を少なくとも部分的に閉鎖
   するように、該通路を横切る方向に該閉鎖装置を前進さ
   せるための前進装置とを有するロッド状物品の取扱い装
   置において、 前記閉鎖装置（32,62,86,128,160）は、前記物品の多重
   堆積層間を横切って前進させられる先導部分（46,67,9
   4,112,130）及び後続部分（34,50,63,96,132）と、前記
   閉鎖装置が前進させられる方向に対してほぼ横断方向に
   往復動可能であるように前記先導部分を支持する支持手
   段（44,48;66,68;92,95;113,114）とを有し、前記閉鎖
   装置が多重堆積層を形成する物品の間を前進する間に前
   記先導部分がそれら物品と接触することによって該先導
   部分の前記横断方向への往復動が生じ、それによって該
   閉鎖装置の前進を容易にする構成になっていることを特
   徴とする取扱い装置。