JP2624530B2 - 紙葉類搬送装置 - Google Patents

紙葉類搬送装置

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JP2624530B2
JP2624530B2 JP28025788A JP28025788A JP2624530B2 JP 2624530 B2 JP2624530 B2 JP 2624530B2 JP 28025788 A JP28025788 A JP 28025788A JP 28025788 A JP28025788 A JP 28025788A JP 2624530 B2 JP2624530 B2 JP 2624530B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、紙幣等の紙葉類を搬送する紙葉類搬送装
置、特に紙幣鑑別装置と紙幣収納装置との間の湾曲した
搬送通路で紙葉類を確実に運搬できる紙葉類搬送装置に
関する。
従来の技術 例えば、特開昭60−77288号公報に示される紙幣取扱
装置は、自動販売機、券売機又は銀行で使用される現金
自動取扱機として使用される。紙幣取扱装置に投入され
た紙幣の真偽は紙幣鑑別装置により鑑別され、紙幣鑑別
装置が真紙幣と判定した紙幣のみが紙幣鑑別装置から紙
幣搬送装置によって紙幣収納装置に搬送され、紙幣収納
装置内に収納される。紙幣収納装置は紙幣搬送装置の下
方に配置されるため、紙幣搬送装置は、搬送方向がほぼ
180度の角度で急激に湾曲した通路に沿って紙幣鑑別装
置から紙幣収納装置に紙幣を搬送しなければならない。
発明が解決しようとする課題 従来の紙幣取扱装置では、紙幣鑑別装置から紙幣収納
装置に至る一連の機構の各部がユニット化され、紙幣搬
送装置も紙幣鑑別装置及び紙幣収納装置に接続可能な複
雑な搬送通路で設計しなければならない。更に、垂直方
向に併置された紙幣鑑別装置と紙幣収納装置とに従来の
紙幣搬送装置を設計変更せずに接続することは不可能で
ある。従って、従来の紙幣搬送装置は、汎用性が低くか
つ構造が複雑であるうえ、保守コストが高騰化する欠点
がある。
特開昭60−77288号公報に示される紙幣取扱装置を含
めて、従来の紙幣取扱装置での紙幣搬送装置は非常に複
雑な構造を備えているため、腰の軟らかい古い紙幣は搬
送通路内でジャミング(目詰まり)又は停滞を生じる。
逆に反りのある腰の硬い新紙幣の場合は、送りローラで
形成された搬送通路から逸脱する不具合がある。
この発明は、簡素な構造を有しかつ紙葉類を円滑に搬
送できる紙葉類搬送装置を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 紙幣鑑別装置(2)から排出される紙葉類(1)を紙
幣鑑別装置(2)の下方に配置された紙幣収納装置
(4)に搬送するこの発明による紙葉類搬送装置は、紙
幣鑑別装置(2)の排出口(14)付近に取り付けられた
第1の軸(34a)に回転可能に支持された第1のプーリ
(33a)と、紙幣収納装置(4)の入口(72)付近に取
り付けられた第2の軸(34b)に回転可能に支持された
第2のプーリ(33b)と、第1のプーリ(33a)と第2の
プーリ(33b)とに捲回された第1の送りベルト(31)
と、紙幣鑑別装置(2)の排出口(14)から離間して取
り付けられた第3の軸(36a)に回転可能に支持された
第3のプーリ(35a)と、紙幣収納装置(4)の入口(7
2)付近に取り付けられた第4の軸(36b)に支持された
第4のプーリ(35b)と、第3のプーリ(35a)と第4の
プーリ(35b)とに捲回された第2の送りベルト(32)
と、紙幣鑑別装置(2)の排出口(14)付近から下方に
延びて配置された可撓性のガイド部材(30)とを備えて
いる。第1の送りベルト(31)と第2の送りベルト(3
2)とはほぼV字状に配置される。第2の送りベルト(3
2)は紙幣収納装置(4)の入口(72)付近で第2のプ
ーリ(33b)に捲回された第1の送りベルト(31)の外
側に接して第4のプーリ(35b)に捲回される。紙幣鑑
別装置(2)の排出口(14)から排出される紙葉類
(1)をガイド部材(30)によって第1の送りベルト
(31)と第2の送りベルト(32)との間に案内する。紙
葉類(1)はガイド部材(30)によって第2のプーリ
(33b)に捲回された第1の送りベルト(31)と第4の
プーリ(35b)に捲回された第2の送りベルト(32)と
の間で挟持されて紙幣収納装置(4)の入口(72)に送
られる。
この発明の実施例では、第2の送りベルト(32)はガ
イド部材(30)のスリット(30a)を貫通し、第3のプ
ーリ(35a)と第4のプーリ(30b)との間に捲回され
る。ガイド部材(30)は、紙幣鑑別装置(2)の排出口
(14)より上方に延びる自由端部(30b)と、駆動軸と
なる第4の軸(36b)に軸支されかつ排出口(14)より
下方に延びる支持端部(30c)とを備え、ガイド部材(3
0)は支持端部(30c)に接続された引張ばね(42)によ
り紙幣鑑別装置(2)の端壁(10a)に向かって押圧さ
れる。
作 用 紙幣鑑別装置(2)から紙葉類搬送装置(3)に供給
された紙葉類(1)の先端はガイド部材(30)に当接
し、下向きの搬送方向に変更される。ガイド部材(30)
に沿って案内される紙幣(1)の先端は、第1の送りベ
ルト(31)と第2の送りベルト(32)との間で挟持さ
れ、紙幣(1)はガイド部材(30)に沿って湾曲した搬
送通路を確実に搬送され、紙幣収納装置(4)に円滑に
搬送される。特に、変形に対する抵抗力が大きい新しい
紙葉類(1)は、搬送通路から逸脱することなく円滑に
ガイド部材(30)に沿って搬送される。また、紙葉類
(1)の先端が第1の送りベルト(31)と第2の送りベ
ルト(32)との間に挟持された後に、第1の送りベルト
(31)及び第2の送りベルト(32)の回転により紙幣
(1)を引張して搬送するので、紙葉類(1)が搬送通
路内で弓状又はS字状に屈曲しても、屈曲した紙幣
(1)は強制的に延展される。このため、紙葉類(1)
が屈曲したままの状態で搬送されないから、搬送通路内
での紙葉類(1)のジャミング(目詰まり)又は停滞を
防止して、円滑に搬送できる。
実 施 例 以下、この発明による紙葉類搬送装置の実施例を第1
図〜第6図について説明する。
第1図に示すように、紙幣取扱装置は、投入口11から
投入された紙葉類としての紙幣1の真偽を鑑別して通過
させる紙幣鑑別装置2と、紙幣鑑別装置2から排出され
た紙幣1を搬送通路に沿って運搬する紙葉類搬送装置と
しての紙幣搬送装置3と、紙幣搬送装置3により運搬さ
れた紙幣1を積層収納する紙幣収納装置4とを有する。
紙幣鑑別装置2、紙幣搬送装置3及び紙幣収納装置4
は、図示しないマイクロコンピュータを含む電子制御装
置により有機的に駆動される。この電子制御装置は、紙
幣1が真紙幣でない場合には紙幣鑑別装置2において紙
幣1を受取を拒否して投入口11に返却し、また、紙幣鑑
別装置2が紙幣1を真紙幣と判定したときに紙幣搬送装
置3を介して紙幣収納装置4に紙幣1を受収するため各
種の電子的制御を行う。
紙幣鑑別装置2を構成するハウジング10の一端に設け
られた投入口11から挿入された紙幣1は、紙幣鑑別装置
2内での移動中に紙幣1の真偽を公知の方法で判定され
る。銀行の自動預金取扱装置、自動販売機、及び券売機
等の広い分野で使用される公知の紙幣鑑別装置2の詳細
な説明は省略する。また、図示のように、紙幣鑑別装置
2には真紙幣と判定された紙幣1を紙幣搬送装置3に送
り出すフィードローラ12、13が設けられ、紙幣鑑別装置
2のハウジング10の他端には紙幣1の排出口14が設けら
れる。
紙幣鑑別装置2の排出口14付近から下方に延びて、弾
性を有する金属材料により湾曲状に成形されたガイド部
材30が配置される。ガイド部材30は、排出口14から送ら
れる紙幣1が当接したとき紙幣1の押圧力で弾性的に撓
む。第2図に示すように、ガイド部材30の軽量化及び可
撓性の向上を図るため、長手方向に延びるスリット30a
がガイド部材30に形成される。ガイド部材30の上端には
自由端部30bが形成され、下端には駆動軸となる第4の
軸36bに軸支された支持端部30cが設けられる。支持端部
30cは第4の軸36bが挿通される孔30dと、引張ばね42の
一端が係止される孔30eとを有する。引張ばね42の他端
は、第4図に示すように、紙幣搬送装置3の側壁43に固
定された軸44に固定される。第1図に示すように、引張
ばね42はガイド部材30の支持端部30cを上方に引張るの
で、ガイド部材30は第4の軸36bを中心にして第1図で
反時計方向に付勢され、ガイド部材30の自由端部30bは
ハウジング10の端壁10aに当接している。
第1の送りベルト31及び第2の送りベルト32がV字状
にガイド部材30に隣接して配置される。第1の送りベル
ト31はガイド部材30のスリット30aに沿って配置され、
第1の送りベルト31は第1の軸34a、第2の軸34bの中央
部でそれぞれ回転可能に軸支された第1のプーリ33aと
第2のプーリ33bとの間に捲回される。第1のプーリ33a
は紙幣鑑別装置2の排出口14付近に取り付けられた第1
の軸34aに回転可能に支持され、第2のプーリ33bは紙幣
収納装置4の入口72付近に取り付けられた第2の軸34b
に回転可能に支持される。第3図〜第5図に示すよう
に、第1の軸34aと第2の軸34bの各端部は紙幣搬送装置
3の側壁43に支持される。第3のプーリ35aは紙幣鑑別
装置2の排出口14から離間して取り付けられた第3の軸
36aの中央部で回転可能に軸支され、第4のプーリ35bは
紙幣収納装置4の入口72付近に取り付けられ、駆動軸と
なる第4の軸36bの中央部に軸支される。第2の送りベ
ルト32はガイド部材30のスリット30aを貫通し、第3の
プーリ35aと第4のプーリ35bとの間に捲回される。第3
の軸36aと第4の軸36bの各端部は紙幣搬送装置3の側壁
43に支持される。第4の軸36bは伝達ベルト37を介して
モータ38の出力軸38aに作動連結される。
第1の送りベルト31を支持する第1の軸34aと第2の
送りベルト32を支持する第3の軸36aは、ガイド部材30
の内側と外側に離間して設けられる。第1の送りベルト
31を支持する第2の軸34bと、第2の送りベルト32を支
持する第4の軸36bは、上下に平行に配置され、第2の
軸34bに軸支された第2のプーリ33bは第4の軸36bに軸
支された第4のプーリ35bに対向して配置される。この
ため、第2の送りベルト32は紙幣収納装置4の入口72付
近で第1の送りベルト31の外側から第4のプーリ35bに
捲回され、第2のプーリ33bと第4のプーリ35bにそれぞ
れ捲回された第1の送りベルト31及び第2の送りベルト
32は紙幣1を巻き込むように互いに接触する。モータ38
の駆動により第4の軸36bは第1図で反時計方向に回転
され、ドライブ用としての第2の送りベルト32が反時計
方向に回転される。回転する第2の送りベルト32に接触
する第1の送りベルト31が捲回された第2の軸34bは時
計方向に回転される。図示の例では、第4の軸36b上の
第2の送りベルト32をモータ38で駆動するように構成す
るが、第1の送りベルト31をモータ38で駆動することも
可能である。
第2図に示すように、第1の軸34aの両端には2つの
アーム39が第1の送りベルト31の両側縁側に斜め下方に
向かって突出して固定される。紙幣識別装置2の出口14
から排出された紙幣1の先端は、アーム39によってガイ
ド部材30に向かって移動しかつ直ちにガイド部材30に当
接するように姿勢制御される。
第4の軸36bの一端には歯車40が固定され、歯車40の
外側にはアーム50が第4の軸36bの一端に支持される。
アーム50の一端50aはスプリング60の一端に係止され、
アーム50の自由端である他端50bでは、原動歯車40に螺
合するアイドル歯車41が回転可能に担持される。第4の
軸36bの周りで揺動可能に取付けられるアーム50はスプ
リング60により第4の軸36bを中心として第2図で時計
方向に付勢される。
紙幣搬送装置3から搬送された紙幣1を収容する紙幣
収納装置4は、第1図及び第2図の矢印Xに示す所定の
方向から紙幣取扱装置に対し取外し自在である。紙幣収
納装置4の本体70には横方向へ延びるスリット状の入口
72が設けられている。紙幣搬送装置3の第1の送りベル
ト31及び第2の送りベルト32の回転で送られた紙幣1
は、入口72から本体70の内部に移動される。入口72に近
い本体70の内部では、テンションローラ73及びドライブ
ローラ74が上下に平行にかつ接触状態で配置される。テ
ンションローラ73とドライブローラ74を支持する軸73a
と74aの両端は本体70の両側壁に回転可能に軸支され
る。入口72からテンションローラ73及びドライブローラ
74の間に紙幣1が供給されると、テンションローラ73及
びドライブローラ74が紙幣1を挟持して本体70の内部に
取り込むように回転する。テンションローラ73の軸上に
は本体70の外部に中間歯車75が設けられ、紙幣収納装置
4を紙幣取扱装置フレーム内に一方向から挿入し所定の
位置まで押圧すると、中間歯車75が紙幣搬送装置3側の
アイドル歯車41に自動的に噛合する。従って、紙幣搬送
装置3が作動されると、アイドル歯車41を介してドライ
ブローラ74とテンションローラ73が相対的に回転する。
中間歯車75に螺合した歯車77を有する逆転防止装置
(図示せず)が本体70の内部に配置される。歯車77に噛
合する中間歯車75はテンションローラ73が紙幣1を本体
70内に移動する取込方向には回転するが、逆転は禁止さ
れる。テンションローラ73及びドライブローラ74の逆回
転が禁止されるから、本体70の内部に一度収納された紙
幣1を入口72から不正に取出すことができない。第1図
に示すように、本体70に集金時に紙幣収納装置4を運搬
するための取手71が設けられ、紙幣収納装置4に集積さ
れる紙幣1は電子制御装置により自動的に計数され、所
定枚数に達したときに警報を発生する。
上記の構成により、紙幣1が紙幣鑑別装置2の投入口
11から投入されると、紙幣鑑別装置2内での移動中に真
紙幣と判定された紙幣1は最終端のフィードローラ12、
13によって、排出口14から紙幣搬送装置3へ送出され
る。この時点で、紙幣1が所定位置を通過したときに発
生する検出信号に基づいて紙幣搬送装置3のモータ38が
駆動を開始し、第1の送りベルト31及び第2の送りベル
ト32が回転する。
紙幣鑑別装置2から排出された紙幣1の先端は第1の
送りベルト31と第2の送りベルト32の間に挿入され、ガ
イド部材30の自由端部30bの内側に当接して搬送通路に
沿って下向きに搬送方向が変更される。紙幣1がガイド
部材30に当接すると、紙幣1の当接力により第1図で反
時計方向にガイド部材30を付勢する引張ばね42とガイド
部材30の弾力に抗して、ガイド部材30の自由端部30bが
第4の軸36bを支点にして時計方向外側に回動する。同
時に、ガイド部材30が弾性変形することにより、自由端
部30bの回動に反して紙幣1の先端への押圧力が増加し
て、紙幣1の先端の搬送方向を下方に変更する弾性力が
大きくなり、紙幣1の先端を円滑に下方に案内すること
ができる。特に、新紙幣は変形に対する抵抗力が大きい
ため、紙幣1の先端の向きを下方に変更すると、紙幣1
はガイド部材30に沿って移動し、搬送通路から逸脱する
ことなく円滑に搬送される。また、紙幣1が古くて軟ら
かいため、紙幣鑑別装置2から排出された紙幣1の先端
が下方に湾曲してガイド部材30に当接しない紙幣1は、
第1の搬送ベルト31の両側縁側に配置されたアーム39に
紙幣1の先端が接触してガイド部材30に当接するように
搬送方向が変更される。
ガイド部材30に沿って搬送通路の下方に達した紙幣1
の先端は、第4のプーリ35bに捲回された第2の送りベ
ルト32が第2のプーリ33bに捲回された第1の送りベル
ト31の外側に紙幣1を巻き込むように接する接触点31a
に挿入される。紙幣1の長さは紙幣鑑別装置2の排出口
14から接触点31aまでの距離より長い。実際に紙幣鑑別
装置2の排出口14から接触点31aまでの距離は紙幣1の
長さよりかなり短いので、紙幣1の先端が接触点31aに
達しかつ紙幣鑑別装置2のフィードローラ12、13に紙幣
1の後端が挾持される状態で紙幣鑑別装置2は紙幣の真
贋を判断する。前記電子制御装置により紙幣1が真紙幣
でないと判断されると、フィードローラ12、13が逆転さ
れ、紙幣1は投入口11に戻される。紙幣1が真紙幣と判
断されたときは、フィードローラ12、13が更に紙幣1を
紙幣鑑別装置2の外側に押し出す。紙幣1の先端が第1
の送りベルト31と第2の送りベルト32との接触点31aに
挟持された状態で紙幣1の後端が排出口14から押し出さ
れるので、第5図に示すように、紙幣1は搬送通路内で
弓状又はS字状に屈曲する。このとき、紙幣1の通過に
より発生された検出信号に基づいて第1の送りベルト31
及び第2の送りベルト32の駆動が開始されると、紙幣1
は第1の送りベルト31及び第2の送りベルト32が回転す
る引張作用によって強制的に延展され、紙幣収納装置4
に送られる。このため、従来の紙幣取扱装置のように紙
幣が屈曲したままの状態で搬送されないから、搬送通路
内での紙幣1のジャミング(目詰まり)又は停滞を防止
して、紙幣1を円滑に搬送できる。新紙幣のように腰の
硬い紙幣1は概ねジャミングによる故障は比較的少な
く、円滑に送られる。
第1図に示すように、紙幣搬送装置3により搬送され
た紙幣1は、入口72から紙幣収納装置4の内部に移動さ
れる。テンションローラ73及びドライブローラ74に紙幣
搬送装置3からの回転が伝達されると、紙幣1の先端は
テンションローラ73及びドライブローラ74の間に挟持さ
れ、本体70の内方に移動される。本体70の内部に集積さ
れた紙幣1の枚数は電子制御装置により自動的に計数さ
れ、所定の枚数に達すると自動的に警報が発生する。集
金のため紙幣取扱装置から紙幣収納装置4を取出すと
き、テンションローラ73及びドライブローラ74の逆回転
禁止により、紙幣収納装置4の入口72から内部の紙幣1
を第三者が不正に抜取ることが防止できる。
従って、この発明の実施例では下記の利点が得られ
る。
既存の紙幣鑑別装置と紙幣収納装置との間にこの発
明の紙幣搬送装置を容易に取付けることができ、紙幣取
扱装置全体の設計を変更する必要がない。
紙幣鑑別装置により紙幣の真贋判断が完了するまで
紙幣を紙幣搬送装置内に保持できるので、金種の異なる
種々の形状を有する紙幣に紙幣搬送装置を使用すること
ができる。
紙幣が真紙幣でないとき紙幣鑑別装置のフィードロ
ーラを逆転して紙幣を投入口に返却すればよいので、紙
幣搬送装置に逆転機構を設ける必要がない。このため、
紙幣搬送装置の構造が極めて簡素化される。
従来の紙幣装置では紙幣収納装置を紙幣鑑別装置の
奥に配置したため、集金時に紙幣収納装置の取り出しが
不便で、紙幣取扱装置の後方に更に紙幣収納装置を出入
れする開口部を形成しなければならなかった。この発明
では、紙幣鑑別装置と紙幣収納装置とを上下2段に重ね
て配置できるので、紙幣の挿入及び紙幣収納装置の取り
出しをいずれも紙幣取扱装置の前方から行うことができ
る。
可撓性のガイド部材を移用するため、紙幣搬送装置
内で紙幣を損傷せずに紙幣の進行方向を円滑に変更する
と共に、種々の湾曲形状に紙幣を保持することができ
る。
また、この発明の上記の実施例は変更が可能である。
例えば、複数のガイド部材を設けたり、第1及び第2の
送りベルトを複数本設けることも可能である。また、紙
幣以外の紙又はカードの搬送装置にもこの発明を応用す
ることが可能である。
発明の効果 この発明による紙葉類搬送装置は、従来のように搬送
通路の途中でジャミング(目詰まり)又は停滞を生ずる
ことなく紙葉類を円滑に搬送することができる。また、
既存の紙幣鑑別装置及び紙幣収納装置にも使用可能であ
ることから、広範囲な用途を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、紙幣取扱装置に組込んだ状態を示すこの発明
の紙幣収納装置の側面断面図、第2図は紙幣搬送装置の
側壁を除去した状態を示す第1図の斜視図、第3図は平
面図、第4図は背面図、第5図は紙幣を搬送する状態を
示す斜視図、第6図は紙幣を搬送する状態の平面図を示
す。 1……紙幣、2……紙幣鑑別装置、3……紙幣搬送装
置、4……紙幣収納装置、10a……端壁、14……排出
口、30……ガイド部材、30a……スリット、30b……自由
端部、30c……支持端部、31……第1の送りベルト、32
……第2の送りベルト、33a……第1のプーリ、33b……
第2のプーリ、34a……第1の軸、34b……第2の軸、35
a……第3のプーリ、35b……第4のプーリ、36a……第
3の軸、36b……第4の軸、42……引張ばね、72……入

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙幣鑑別装置(2)から排出される紙葉類
    (1)を紙幣鑑別装置(2)の下方に配置された紙幣収
    納装置(4)に搬送する紙葉類搬送装置において、 紙幣鑑別装置(2)の排出口(14)付近に取り付けられ
    た第1の軸(34a)に回転可能に支持された第1のプー
    リ(33a)と、紙幣収納装置(4)の入口(72)付近に
    取り付けられた第2の軸(34b)に回転可能に支持され
    た第2のプーリ(33b)と、第1のプーリ(33a)と第2
    のプーリ(33b)とに捲回された第1の送りベルト(3
    1)と、紙幣鑑別装置(2)の排出口(14)から離間し
    て取り付けられた第3の軸(36a)に回転可能に支持さ
    れた第3のプーリ(35a)と、紙幣収納装置(4)の入
    口(72)付近に取り付けられた第4の軸(36b)に支持
    された第4のプーリ(35b)と、第3のプーリ(35a)と
    第4のプーリ(35b)とに捲回された第2の送りベルト
    (32)と、紙幣鑑別装置(2)の排出口(14)付近から
    下方に延びて配置された可撓性のガイド部材(30)とを
    備え、 第1の送りベルト(31)と第2の送りベルト(32)とは
    ほぼV字状に配置され、第2の送りベルト(32)は紙幣
    収納装置(4)の入口(72)付近で第2のプーリ(33
    b)に捲回された第1の送りベルト(31)の外側に接し
    て第4のプーリ(35b)に捲回され、 紙幣鑑別装置(2)の排出口(14)から排出される紙葉
    類(1)をガイド部材(30)によって第1の送りベルト
    (31)と第2の送りベルト(32)との間に案内し、 紙葉類(1)はガイド部材(30)によって第2のプーリ
    (33b)に捲回された第1の送りベルト(31)と第4の
    プーリ(35b)に捲回された第2の送りベルト(32)と
    の間で挟持されて紙幣収納装置(4)の入口(72)に送
    られることを特徴とする紙葉類搬送装置。
  2. 【請求項2】第2の送りベルト(32)はガイド部材(3
    0)のスリット(30a)を貫通し、第3のプーリ(35a)
    と第4のプーリ(35b)との間に捲回される請求項1に
    記載の紙葉類搬送装置。
  3. 【請求項3】ガイド部材(30)は、紙幣鑑別装置(2)
    の排出口(14)より上方に延びる自由端部(30b)と、
    駆動軸となる第4の軸(36b)に軸支されかつ前記排出
    口(14)より下方に延びる支持端部(30c)とを備え、
    ガイド部材(30)は支持端部(30c)に接続された引張
    ばね(42)により紙幣鑑別装置(2)の端壁(10a)に
    向かって押圧される請求項1に記載の紙葉類搬送装置。
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