JP2002348016A - 紙葉類収納装置および取引処理装置 - Google Patents

紙葉類収納装置および取引処理装置

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JP2002348016A
JP2002348016A JP2001158072A JP2001158072A JP2002348016A JP 2002348016 A JP2002348016 A JP 2002348016A JP 2001158072 A JP2001158072 A JP 2001158072A JP 2001158072 A JP2001158072 A JP 2001158072A JP 2002348016 A JP2002348016 A JP 2002348016A
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bill
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rotating body
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Application number
JP2001158072A
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English (en)
Inventor
Atsushi Mizoguchi
敦士 溝口
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、高機能タイプか低機能タイプかの
機能別、異サイズか一定サイズかのサイズ別の区別なく
共通利用可能な小型で高機能および高信頼性が得られる
1機種の開発が要望されていた。 【解決手段】この発明は、前段から搬送されてきた紙葉
類を1枚ずつ受付けて収納部25に収納処理する紙葉類
収納装置であって、前記搬送されてきた紙葉類の先端A
1 を収納方向に回転しながら受止める回転体24と、前
記回転体に受止められた紙葉類の後端A2 を受止めて位
置規制する位置規制手段23とを設け、前記回転体と位
置規制手段とを前記収納部の入口部分に配設して、紙葉
類の両端A1 ,A2 を保持した状態で収納動作すること
により、紙葉類の飛び出しを完全に防止した収納ができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、ATM(自動預
金支払機)などの取引処理装置に内部構成されるような
紙葉類収納装置に関し、さらに詳しくは紙幣、用紙等の
長さの異なる紙葉類を一枚ずつ高速に安定して取込み収
納する紙葉類収納装置および取引処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】以下、紙幣収納装置を例にとって説明す
る。一般に、この種の紙幣収納装置は、図4に示すよう
に、前段から搬送されてきた紙幣41を1枚ずつ重ねて
収納する収納箱42を設け、この収納箱42の入口部分
に紙幣取込み用の取込みローラ43と、これに対向する
羽根車44とを対設し、前段から搬送されてきた紙幣4
1を羽根車44で1枚ずつ強制的にはたき落して下方の
収納箱42に収納している。また、収納箱42の前段に
は紙幣の表裏を揃える表裏反転機構45を配設し、下部
には1枚出し用に設けられた繰出しローラ46とフィー
ドローラ47とゲートローラ48を配設している。
【0003】この収納箱42に紙幣41が導かれたと
き、紙幣の表裏の反転が必要であれば表裏反転機構45
で表裏を揃え、収納箱42の上部一側より内方空間に向
けて搬入させた後、その搬入過程で紙幣41は羽根車4
4により、はたき落されて下方に収納される。
【0004】この場合、省スペース化した収納が実現で
きる反面、収納箱内に収納された紙幣の端面を揃える整
列収納機能がなく、特に金種別に長さの異なる異金種の
紙幣を混合収納する場合は異サイズによるバラツキが生
じやすい。さらに、このバラツキ収納が生じた場合は、
その後の繰出しに際してジャムを発生させる原因にな
り、繰出し性能に悪影響を及ぼす。
【0005】また、図5に示すように、搬入されてきた
紙幣51を収納方向に回転移送する多数の回転羽根52
…を周設した集積ホイール53を収納箱54の入口部分
に配設し、ここに前段から導かれた紙幣51を回転羽根
52間で挟み込んで収納動作させる。このとき、紙幣5
1の端面を収納部54の一側に形成される整列ガイド面
55に当てながら収納するので、この整列ガイド面55
を整列基準に設定して収納処理する整列収納機能を持た
せた紙幣収納装置56が提供されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この場合は集
積ホイールが大きく、このために全体が大型化し、小型
化や高機能タイプの紙幣収納装置には実装することが困
難になっていた。また、高速機に適用した場合は高速回
転する集積ホイールの遠心力を受けて、この位置で紙幣
が外方に飛び出したり、整列ガイド面に整列規制される
前に集積ホイールから外れて整列規制されずに収納され
ることがあった。
【0007】このため、比較的サイズ差の小さい金種別
紙幣を扱う国内向けの装置は、表裏反転機構などの付属
機構の要求や信頼性の要求が高く、このために図4に示
した高機能タイプの装置が用いられている。これに対
し、比較的サイズ差の大きい金種別紙幣を扱う海外向け
の装置は、図5に示した低機能タイプの装置が用いられ
ている。このように、用途に応じて使い分けられ、同一
処理目的の紙幣収納装置でありながら別機種として開発
する必要があった。
【0008】そこでこの発明は、高機能タイプか低機能
タイプかの機能別、異サイズか一定サイズかのサイズ別
の区別なく共通利用可能な小型で高機能および高信頼性
が得られる紙葉類収納装置および取引処理装置の提供を
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、前段から搬
送されてきた紙葉類を1枚ずつ受付けて収納部に収納処
理する紙葉類収納装置であって、前記搬送されてきた紙
葉類の先端を収納方向に回転しながら受止める回転体
と、前記回転体に受止められた紙葉類の後端を受止めて
位置規制する位置規制手段とを設け、前記回転体と位置
規制手段とを、前記紙葉類を両端側から挟む対向間隔に
設定して前記収納部の入口部分に配設したことを特徴と
する。
【0010】ここで、紙葉類とは国内の流通紙幣、外国
紙幣、用紙、券類などを総称したものである。
【0011】上述の回転体とは、紙葉類の先端を挟み込
む如く受止めて該紙葉類を収納方向に回転移送する羽根
車で構成することができる。
【0012】上述の位置規制手段とは、紙葉類の後端を
収納方向に回転しながら受止める複数の突起部から成る
受止部をベルト面に形成した整列案内ベルトで構成する
ことができる。上述の受止部は、例えばベルト面の搬送
方向に一定間隔毎に突出する係止突起、あるいは細長い
突片を一定間隔毎に突出して凹部形成して構成すること
ができる。
【0013】この結果、前段から搬送されてきた紙葉類
が収納部の入口部分に導かれたとき、その内方の収納空
間に向けて搬入した紙葉類の先端が回転体で受止められ
ながら収納方向に移動し、同時に受止められた紙葉類の
後端が位置規制手段に位置規制されながら収納方向に移
動する。
【0014】したがって、紙葉類は先端と後端が回転体
と位置規制手段とに受止められた両端保持状態で収納さ
れることになり、回転体の遠心力を受けても紙葉類は不
測に移動する余地がないため外方に飛び出さず、紙葉類
を収納部の整列収納位置に確実に整列ガイドして収納す
ることができる。
【0015】このとき、紙葉類は回転体に付圧されて全
体的に弯曲した弯曲保持状態で収納ガイドされる。この
ため、紙葉類のサイズが異なっても同様な弯曲ガイド作
用を受けることから異サイズの紙葉類を同じ機構で受止
めることができる。
【0016】このように、紙葉類の長短サイズ差に拘ら
ず、紙葉類収納方向の両端を保持して収納ガイドするた
め、全ての紙葉類に共通して適用することができる。こ
の紙葉類の搬入に際して、最短サイズの紙葉類の後端が
収納部の入口部分を通過して自由状態になるよりも先に
回転体で先端を受止める対応位置に設定しておけば、終
始両端を保持して確実に取込むことができる。
【0017】また、最長サイズの紙葉類に対しては、最
長サイズに応じた収納スペースを有する収納部と、その
長さに対応する整列搬送ベルトなどの位置規制手段を設
ければよく、このため紙葉類の長短サイズに拘らず、全
ての紙葉類の整列収納を確保することができる。
【0018】さらに、紙葉類の両端を保持したとき、そ
のときの異サイズ差は紙葉類が収納空間内で緩やかに弯
曲して変形対応するため紙葉類に適した保持構造とな
り、収納方向に向けて1枚ずつ円滑に収納される。それ
ゆえ、大径の集積ホイールのように紙葉類を先端側だけ
で挟み込むための長い羽根が不要であり、羽根車を用い
た場合は小径にできる。
【0019】また、回転体と整列案内ベルトとを同期回
転させれば、前段から搬送されてきた紙葉類を収納部の
入口部分から収納方向に保持状態を保ったまま取込み動
作でき、紙葉類の取込みに適した動きが得られる。この
ため、紙葉類の高速収納動作を促進できる。
【0020】このような紙葉類収納装置を取引処理装置
に内部構成すれば、機能別やサイズ別の区別なく広く適
用して取引処理することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】この発明の一実施の形態を以下図
面に基づいて詳述する。図1は紙幣入金機に内部構成さ
れる紙幣処理装置11を示し、この紙幣処理装置11は
上部一側(図中右上)に紙幣Aを入金する入金口12を
設け、この入金口12と連通する内方には、入金紙幣を
識別する識別部13と、紙幣Aを返却用に一時保留する
返却保留部14と、取込み用に一時保留する一時保留部
15と、紙幣Aを金種別に収納する第1〜第4カセット
C1 〜C4 と、識別不良と判定した紙幣、損券紙幣およ
び取忘れ紙幣等を回収するリジェクトカセットC5 とを
内蔵し、これらをループ状の搬送ラインLで接続して構
成している。
【0022】この場合、紙幣処理装置11の上部側を紙
幣搬送用の搬送処理群16に設け、下部側を紙幣収納用
の収納処理群17に設けて装置11の上下を搬送系と収
納系とに分離構成して、装置の小型化および簡素化を図
っている。
【0023】上部側の搬送処理群16は、入金口12、
識別部13、返却保留部14、一時保留部15が配設さ
れ、このうち識別部13は搬送ラインL上に配設され
て、ここを通過する紙幣の外形状、金種判定要素および
真偽判定要素を捉えて識別する。また、搬送ラインLお
よび下方の各カセットC1 〜C5 の紙幣収納部分には、
紙幣Aの通過を検知確認する図示しない通過検知センサ
を配設して、搬送処理状態を検知確認している。
【0024】下部側の収納処理群17は、紙幣処理装置
11の前面側から後面側にかけて千円札、二千円札、五
千円札、万円札を収納する第1〜第4カセットC1 〜C
4 とリジェクトカセットC5 とを配設しており、これら
のカセットに紙幣A…を入金許容して入金取引を許容し
ている。
【0025】このように構成された紙幣処理装置11
は、入金取引時に入金口12に投入された紙幣Aを、入
金口12→識別部13→一時保留部15の順で搬送処理
する入金経路を介して一時保留部15に保留し、入金確
定すると一時保留部15から紙幣を繰出して一時保留部
15→識別部13→カセットC1 〜C5 の順で搬送処理
する収納経路を介して搬送目的位置の各カセットC1 〜
C5 に振分けて収納処理する。
【0026】また、返却すべき識別不良紙幣があると、
返却保留部14に保留した後、元の入金口12に逆走し
て返却する。同じく、入金取消しがあると、一時保留部
15に保留した紙幣を繰出して元の入金口12へと戻し
て返却処理する。
【0027】図2は一時保留部15の内部に構成される
紙幣Aの保留構造を示し、この一時保留部15は既述し
た搬送ラインLと接続対応する位置に配設される取込み
搬送路21と、この取込み搬送路21に分岐接続される
表裏反転機構22と、取込み搬送路21の終端側に対設
される整列案内ベルト23とその下方に配設される羽根
車24と、取込まれた紙幣Aを収納する収納部25と、
この収納部25の下方に付設される繰出し機構26とを
備えて構成される。
【0028】上述の取込み搬送路21は、前段の搬送ラ
インLと略水平に接続対応する搬入口27を挟む上部側
に取込みベルト28を後段側を斜め下向きにして傾斜配
設し、このベルト28の始端側下面には始端ローラ29
を対設し、終端側下面には終端ローラ30を対設し、図
示しない駆動モータからの駆動力を受けて取込みベルト
28および各ローラ29,30が回転することにより、
ここに導かれた紙幣Aを1枚ずつ挟持して後段に取込み
搬送する。また、取込みベルト28の中間部下面には、
後述する表裏反転機構の一部を構成する共通部材として
上面側で紙幣を挟持搬送する反転ローラ33を対設して
いる。
【0029】上述の表裏反転機構22は、取込み搬送路
21の始端側に配設した振分け用のフラッパ31と、そ
の下方に配設したV字形ガイド板32と、その上方空間
部に対設される羽根付きの反転ローラ33とを備え、搬
入された紙幣Aの表裏反転が必要なときはフラッパ31
を下向きに振分けガイドして水平方向に搬入されてきた
紙幣AをV字形ガイド板32のV字溝に向けて略真下に
搬入した後、その立姿の紙幣Aの後端(上端部)を反転
ローラ33により後方に傾倒させて、該紙幣Aの後端を
取込みベルト28の終端側と、終端ローラ30との挟持
面間に導くことにより、紙幣Aは表裏反転されて搬送さ
れる。
【0030】上述の取込み搬送路21の終端ローラ30
との対向位置には整列案内ベルト23が対設されてお
り、この整列案内ベルト23は、プーリP1 ,P2 間に
張設された一端部が既述した終端ローラ30と対接さ
せ、他端部が若干斜め上側に位置して傾斜配設し、この
ベルト23面上には搬送方向に一定間隔毎に突出する半
月状の係止突起34を設け、この係止突起34で紙幣A
の後端を係止するものであって、後述する羽根車24と
の紙幣保持作用と相俟って安定した取込みを実行する。
【0031】上述の羽根車24は、既述した整列案内ベ
ルト23と終端ローラ30とが対設する下方の位置に配
設され、その対設位置より略真下に搬入される紙幣Aを
回転しながら受止め動作するものであって、中心部の回
転軸24a上の外周面に多数枚の羽根35…を等分配設
し、これらの羽根35…間で搬送されてきた紙幣Aの先
端を受入れて挟み込む如く受止めて、該紙幣Aを収納方
向に回転させながら1枚ずつ収納動作させる。
【0032】次に、整列案内ベルト23と羽根車24に
よる紙幣収納保持動作について説明する。前段から搬送
されてきた紙幣Aの先端A1 は上方より略垂直に羽根車
24の羽根35間に導かれ、回転軸24a上に達する。
その紙幣の先端A1 が受止められた状態で収納方向に回
転移動し、その紙幣の後端A2 が整列案内ベルト23と
終端ローラ30との間を抜けると同時に紙幣の後端A2
は整列案内ベルト23面上の係止突起34に係止されて
位置規制されながら収納方向へと移動する。その後、後
述する収納部25に紙幣の先端A1 が整列ガイドされて
羽根車24と離れ、この位置を基準にして後端A2 も係
止突起34より離れ、羽根車24のはたき落し作用を受
けて収納される。
【0033】このように、紙幣Aは先端A1 と後端A2
が羽根車24と整列案内ベルト23とに受止められた両
端保持状態で収納されることになり、紙幣Aは不測に移
動する余地がないため羽根車24の遠心力を受けても外
方に飛び出さず、遠心力に関係なく安定して保持でき
る。このため、紙幣Aはその下方に配設される収納部2
5の整列収納位置へと1枚ずつ確実に整列ガイドされて
収納される。
【0034】ところで、上述した整列案内ベルト23、
羽根車24、収納部25は紙幣Aの最大、最小の長さを
考慮した寸法に設定し、また配設位置や配設角度も適切
な位置や角度に設定する。例えば、最短サイズの紙幣の
後端が収納部25の入口部分(整列案内ベルト23と終
端ローラ30との対向部分)を通過して自由状態になる
よりも先に羽根車24で先端を受止める対応位置に設定
しておけば、終始紙幣Aの両端を保持して確実に取込む
ことができる。
【0035】また、最長サイズの紙幣に対しては、最長
サイズに応じた収納スペースを有する収納部25と、そ
の長さに対応する整列搬送ベルト23を設ければよいた
め、国内の流通紙幣や外国紙幣などの金種別の長短サイ
ズに拘らず、全ての紙幣の整列収納を確保することがで
きる。
【0036】さらに、紙幣Aの先端A1 と後端A2 との
両端を保持したとき、そのときの紙幣毎のサイズ差は紙
幣が収納空間内で緩やかに弯曲して保持状態を維持する
ため、紙幣の紙質が有効利用されて異サイズの紙幣の取
込みに適した保持構造となり、全ての紙幣が収納方向に
向けて1枚ずつ円滑に収納される。また、羽根車24だ
けで取込み動作せず、羽根車24の取込み依存度が少な
いため長い羽根が不要であり、小径の羽根車24を適用
できる。
【0037】また、羽根車24と整列案内ベルト23と
を同期回転させれば、双方の保持作用を同時に働かせて
前段から搬送されてきた紙幣Aを収納部25の入口部分
から収納方向へと保持状態を保ったまま取込み動作で
き、紙幣の取込みに適した動きが得られることから紙幣
の高速収納動作を促進できる。
【0038】上述の収納部25は、上面を開放した凹形
状を有し、ここに上方から紙幣A…を一枚ずつ積重ねて
上下方向に収納するものであって、この収納部25は斜
め上方からの紙幣Aの受入れに適した傾斜角度に設定し
て傾斜配設し、羽根車24と対応する一方の側壁内面を
整列基準とする整列ガイド面36に設け、羽根車24の
羽根35間に挟み込まれた紙幣の先端A1 が、この整列
ガイド面36に当接して収納位置が揃えられる。また、
このとき紙幣は羽根車24より離れ、羽根車の収納方向
に働く慣性作用を受けて紙幣は1枚ずつ収納動作され
る。
【0039】この収納部25の下部側には繰出し機構2
6が配設され、この繰出し機構26はピックアップロー
ラ37と、フィードローラ38とゲートローラ39を配
設して構成され、収納部25に収納した紙幣Aを下面の
繰出し口40より1枚ずつ繰出し許容している。
【0040】このように構成された一時保留部15の一
時保留動作を次に説明する。今、搬送ラインLから一時
保留部15の搬入口27に紙幣Aが導かれると、この導
かれた紙幣Aは、取込みベルト28と対向する始端ロー
ラ29との間に取込まれ、このとき表裏反転が必要であ
れば、表裏反転機構22に導いて表裏反転する。
【0041】その後、取込まれた紙幣Aは整列案内ベル
ト23と対向する終端ローラ30との間より下向きに繰
出されて降下し、羽根車23の羽根35間に挟み込まれ
る如く導かれ、導かれた紙幣の先端A1 が回転軸24に
当たって先端A1 が受止められ、この受止め動作と略同
時に後端A2 が整列案内ベルト23面上の近傍の係止突
起34に係止されて先端A1 と後端2 の前後両端が係止
された状態で収納部25の収納方向に向けて移動し、こ
の保持状態を保ったままで収納部25の収納空間を降下
移動する。
【0042】そして、先端A1 が整列ガイド面36に当
接して整列ガイドされた時点で紙幣の先端A1 が収納位
置に揃えられた状態となり、その後に後端A2 が係止突
起34と次第に離れることで保持作用が解かれ、羽根車
24の連続的なはたき込み作用を受けて、下方の収納部
25に強制収納される。これにより、搬入した紙幣Aは
収納方向に速かに収納され、次搬入紙幣との衝突を確実
に回避して収納される。
【0043】またこのとき、短寸サイズの紙幣、折れ癖
付き紙幣、腰弱紙幣のように長さ、屈曲形状、紙質に差
があっても、ここに導かれた各種紙幣は羽根車24の加
圧移送力を確実に受けることができるため、紙幣を高速
搬入することができる。
【0044】この一時保留部15に保留され紙幣A…を
下方のカセットC1 〜C5 に収納動作するときは、繰出
し機構26を駆動して1枚ずつ搬送ラインLへと繰出し
動作して下方の任意のカセット位置へと搬送すればよ
い。
【0045】図3はこの発明の他の実施の形態の一時保
留部151を示し、この一時保留部151は整列案内ベ
ルト152が唯一異なり、他は上述した実施の形態と同
一であるため、その異なった整列案内ベルト152につ
いてのみ説明する。
【0046】この整列案内ベルト152は、同ベルト面
上の搬送方向に沿って細長い係止突片153を一定間隔
毎に突出して、各係止突片153…間で紙幣Aの後端A
2 の部分を長く係止できるように構成したものである。
【0047】このようにベルト面上に係止性能の高い突
片153…を配設した場合は、紙幣Aの収納時に羽根車
と相俟って、より一層安定した保持作用が得られる。
【0048】上述のように、前段から搬送されてきた紙
幣の先端と後端が羽根車と整列案内ベルトとに受止めら
れた両端保持状態で収納動作して紙幣の飛び出しを防止
した安定した収納作用が得られるため、紙幣を収納部の
整列収納位置に確実に整列ガイドして収納することがで
きる。ことに、紙幣の長短サイズ差に拘らず、紙幣収納
方向の両端を保持して収納ガイドするため、全てのサイ
ズの紙幣に適用することができる。また、集積ホイール
のように紙幣を先端側だけで挟み込むための長い羽根が
不要であり、羽根車を小径にして装置の小型化を図るこ
とができる。
【0049】この発明の構成と、上述の実施の形態の構
成との対応において、この発明の紙葉類収納装置は、実
施の形態の一時保留部15に対応し、以下同様に、取引
処理装置は、紙幣処理装置11を内蔵する紙幣入金機に
対応し、紙葉類は、紙幣Aに対応し、回転体は、羽根車
24に対応し、位置規制手段は、整列案内ベルト23、
152に対応し、受止部は、係止突起34と、係止突片
153に対応するも、この発明は上述の実施の形態の構
成のみに限定されるものではない。
【0050】
【発明の効果】この発明によれば、小型でありながら高
機能および高信頼性を有するため、機能別やサイズ別の
区別なく1機種で広く適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の紙幣入金機に内部構成される紙幣
処理装置の概略側面図。
【図2】 この発明の紙幣処理装置に備えられる一時保
留部の要部側面図。
【図3】 この発明の他の実施の形態を示す一時保留部
の要部側面図。
【図4】 従来の紙幣収納装置の一例を示す要部側面
図。
【図5】 従来の紙幣収納装置の他の例を示す要部側面
図。
【符号の説明】
11…紙幣処理装置 15,151…一時保留部 23,152…整列案内ベルト 24…羽根車 25…収納部 34…係止突起 153…係止突片 A…紙 幣 A1 …先端 A2 …後端
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G07D 9/00 416 G07D 9/00 416C 13/00 321C G07F 19/00 Fターム(参考) 3E040 AA01 BA07 FG03 FG04 FG06 3F054 AA03 AC06 BA03 BB03 BB14 BF03 BF07 BF23 BG11 BH07 DA12 3F101 FA01 FB12 FD05 LA08 LB04 3F106 EA03 EA11 EA23 LA08 LB04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前段から搬送されてきた紙葉類を1枚ずつ
    受付けて収納部に収納処理する紙葉類収納装置であっ
    て、前記搬送されてきた紙葉類の先端を収納方向に回転
    しながら受止める回転体と、前記回転体に受止められた
    紙葉類の後端を受止めて位置規制する位置規制手段とを
    設け、前記回転体と位置規制手段とを、前記紙葉類を両
    端側から挟む対向間隔に設定して前記収納部の入口部分
    に配設した紙葉類収納装置。
  2. 【請求項2】前記回転体は、紙葉類の先端を挟み込む如
    く受止めて該紙葉類を収納方向に回転移送する羽根車で
    構成した請求項1記載の紙葉類収納装置。
  3. 【請求項3】前記位置規制手段は、紙葉類の後端を収納
    方向に回転しながら受止める複数の突起部から成る受止
    部をベルト面に形成した整列案内ベルトで構成した請求
    項1記載の紙葉類収納装置。
  4. 【請求項4】前記回転体と整列案内ベルトとを同期回転
    させたことを特徴とする請求項1、2または3記載の紙
    葉類収納装置。
  5. 【請求項5】請求項1、2、3または4記載の紙葉類収
    納装置を備えて構成した取引処理装置。
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