JP2619338B2 - 建設機械のダストカバー構造 - Google Patents

建設機械のダストカバー構造

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JP2619338B2
JP2619338B2 JP3433295A JP3433295A JP2619338B2 JP 2619338 B2 JP2619338 B2 JP 2619338B2 JP 3433295 A JP3433295 A JP 3433295A JP 3433295 A JP3433295 A JP 3433295A JP 2619338 B2 JP2619338 B2 JP 2619338B2
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芳浩 関口
出 森田
和照 高橋
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新キャタピラー三菱株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧ショベル等の建設
機械のダストカバー構造に関するものである。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】一般に、
この種建設機械においては、燃料タンクや作動油タンク
等を収容するためのタンクカバーが設けられ、該タンク
カバーに隣設してエンジンを開閉自在に収容するための
エンジンフードが設けられており、そして、燃料等の補
給は、タンクカバーに開設した開口から行い、また、エ
ンジンのメンテナンスはエンジンフードを開放して行う
ようにしている。
【0003】そしてこの様なものにおいて、作業時等に
おいてタンクカバー開口からの泥土等の侵入防止をする
必要があり、そのため、従来、タンクカバーにダストカ
バーを開閉自在に設けて開口を閉塞できるように構成し
ていた。ところがこのものにおいて、タンクカバーとエ
ンジンフードとのあいだは、エンジンフードが開閉自在
に設けられることもあってどうしても隙間があり、この
隙間から泥土等がエンジンルーム内に侵入してしまうと
いう惧れがある。特に、建設機械が油圧ショベルである
場合の様に、作業用ブームの左右何れか一側方にタンク
カバーが配され、作業用ブームおよびタンクカバーの後
方にエンジンフードが配されるものでは、掘削作業を行
う際に生じた泥土等がタンクカバー上面に降りやすく、
前記隙間からの泥土等の侵入がより促進されてしまうこ
とになる。
【0004】そこで、図10に示すように、前記タンク
カバー6とエンジンフード7とのあいだの隙間Sを、タ
ンクカバー6とエンジンフード7とのあいだに設けた可
撓性シート材18で覆うことが提唱される。しかしなが
らこのものは、外観性が損なわれる許りでなく、シート
材18が不用意に持ち上がって隙間が露出しないように
するには、シート材18をタンクカバー6およびエンジ
ンフード7の両者に固定する必要があって取付けが面倒
であるうえ、該取付けられたシート材18は、エンジン
フード7の開閉の度に屈曲が繰り返されることになって
素材疲労が蓄積し、早期のうちに破れる等、耐久性に劣
るという問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑みこれらの欠点を一掃することができる建設機械
のダストカバー構造を提供することを目的として創案さ
れたものであって、燃料タンク等のタンク類を収容する
タンクカバーと、該タンクカバーに隣設して上下方向開
閉自在に設けられるエンジンフードとを備えてなる建設
機械において、前記タンクカバー上面に開設の開口を閉
塞するためのダストカバーを設けるにあたり、該ダスト
カバーを、開口を開閉自在に閉塞すべくタンクカバーに
揺動自在に支持される開閉側ダストカバーと、該開閉側
ダストカバーよりもエンジンフード側位置でタンクカバ
ーに一体的に設けられる固定側ダストカバーとで構成す
ると共に、前記固定側ダストカバーのエンジンフード側
端縁は、タンクカバーとエンジンフードとの境界部分を
越えてエンジンフード側まで延設されていることを特徴
とするものである。
【0006】そして本発明は、この構成によって、シー
ト材を用いることなくタンクカバーとエンジンフードと
のあいだの間隙から泥土等の侵入を防止できるようにし
たものである。
【0007】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図面において、1はクローラ式走行体2を備え
て構成される下部走行体、3は該下部走行体1に旋回自
在に支持される上部旋回体、4は上部旋回体3に俯仰自
在に支持される作業用ブームであって、上部旋回体3に
は、前記作業用ブーム4を挟んで左側に運転席5が右側
にタンクカバー6が配設され、さらに作業用ブーム4、
運転席5、タンクカバー6の後方にエンジンフード7が
上下方向開閉自在に設けられている。
【0008】前記タンクカバー6は、上部旋回体3のフ
レーム本体3aに一体的に固定され、内部には、バッテ
リー8、燃料タンク9、作動油タンク10が順次前方か
ら後方に収容配設されているが、タンクカバー6の上面
には、バッテリ8のメンテナンス、燃料および作動油の
補給等の作業ができるよう運転席5側に偏寄した状態で
前後方向に長い略四角形状の開口6aが開設されてい
る。尚、9aは燃料タンク9の給油口、10aは作動油
タンク10の給油口である。
【0009】一方、エンジンフード7の前端部下面に突
設した取付け座7aにはヒンジブラケット11が後方に
向けて突出する状態で一体的に緊着されており、該ヒン
ジブラケット11の後端部が、エンジンフード7の前端
縁より後方に偏寄する位置において支軸(枢軸)12を
介してフレーム本体3a側に一体的に設けた支持部材3
bに上下方向開閉自在に蝶着されており、これによって
エンジンフード7は、支軸12よりも前端側部位が下動
する状態で上方開放する構成になっている。
【0010】さらに、13は本発明が実施された開閉側
ダストカバー、14は同じく固定側ダストカバーである
が、開閉側ダストカバー13の後端縁部下面には、取付
け座13aが適間隙を存して複数突設され、該取付け座
13aに前端部が一体的に緊着されたヒンジブラケット
15は、開閉側ダストカバー13の後端縁よりも後方に
彌々延設されている。そしてヒンジブラケット15は、
前記タンクカバー6における開口後部側周縁部に形成さ
れた凹溝部6bに遊嵌する状態で、凹溝部6bの後部に
一体的に設けたヒンジ金具16に支軸(枢軸)17を介
して上下方向開閉自在に蝶着されていて開口6aの開閉
ができるように設定されている。
【0011】また、固定側ダストカバー14は、タンク
カバー6の開閉側ダストカバー13によって覆われる部
位の後方部位を覆うべく設けられるものであるが、その
下面に突設した取付け座14aをタンクカバー6に一体
的に緊締する設定になっているが、その後端縁は、前記
エンジンフード7の下動する前端部位の範囲まで延設さ
れていてエンジンフード7とオーバーラップする設定に
なっている。
【0012】因みに、これらダストカバー13、14
は、左右方向は、図6、7において二点鎖線で示される
ように、作業用ブーム4から遠ざかるほど漸次低位にな
り、前後方向は前側ほど漸次低位になるよう湾曲面もし
くは傾斜面に設定されている。また、開閉側ダストカバ
ー13の左側端縁部は、略垂直面形状に折曲形成されて
いて、タンクカバー6の左側上端面にオーバーラップす
る設定になっている。
【0013】叙述のごとく構成された本発明の実施例に
おいて、燃料タンク9、作動油タンク10への燃料供
給、作動油供給やバッテリ8のメンテナンスを行う場合
に、これら作業は、開閉側ダストカバー13を持ち上げ
開放することで露出した開口6aから行うことになり、
そして該開口6aは、通常時には開閉側ダストカバー1
3を下方閉鎖することで覆蓋され、ここからの泥土等の
侵入が防止され、この状態で必要な土木建設作業を行う
ことになる。一方、エンジン(図示せず)のメンテナン
スはエンジンフード7を開放して行うことになる。
【0014】この様に、本発明が実施されたものにおい
ては、タンクカバー6に開設した開口6aを開閉側ダス
トカバー13を用いて開閉自在に覆蓋できることになる
一方で、タンクカバー6とエンジンフード7とのあいだ
の間隙は、タンクカバー6に一体的に固定される固定側
ダストカバー14の後方延長部によって覆われているた
め、ここからの泥土等の侵入を防止できる。
【0015】この場合に、固定側ダストカバー14がエ
ンジンフード7側まで延長されていて、前記間隙を覆う
ものでありながら、その延長範囲が、エンジンフード7
の下動部位の範囲までとなっているため、エンジンフー
ドの開放作動に干渉することがなく、この結果、固定側
ダストカバー14は、エンジンフード7とタンクカバー
6とのあいだに可撓性シート材を止着して隙間を塞ぐ構
成とした場合のように、エンジンフード7の開閉の度に
屈曲する構成のものにする必要がなく、剛性体で構成で
き、長寿命化が計れることになる。
【0016】しかもこれらダストカバー13、14は、
左右方向が作業用ブーム4から遠ざかるほど漸次低位に
なり、前後方向は前側ほど漸次低位になっているので、
土木建設作業で降り積もった泥土等の落下促進がなされ
るという利点があり都合が良い。
【0017】
【作用効果】以上要するに、本発明は叙述の如く構成さ
れたものであるから、タンクカバーに開設した開口を開
閉側ダストカバーを用いて開閉自在に覆蓋できる一方、
タンクカバーとエンジンフードとのあいだの間隙は、タ
ンクカバーに一体的に固定される固定側ダストカバーの
後方延長部によって覆われることになって、ここからの
泥土等の侵入を防止できることになる。この結果、従来
のエンジンフードとタンクカバーとのあいだに可撓性シ
ート材を止着して隙間を塞ぐ構成とした場合のように、
取付けが面倒であったり、外観性が損なわれたりするこ
となく、さらにエンジンフードの開閉の度にシート材の
屈曲が繰り返されてシート材が早期のうちに破れてしま
うようなことも回避できる。また、これらダストカバー
を、左右方向が作業用ブームから遠ざかるほど漸次低位
になり、前後方向は前側ほど漸次低位になるよう構成し
たものでは、土木建設作業で降り積もった泥土等の落下
促進がなされるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】建設機械の側面図である。
【図2】建設機械の平面図である。
【図3】ダストカバーの取付け状態を示す要部断面図で
ある。
【図4】図3のA−A断面図である。
【図5】ダストカバーの平面図である。
【図6】ダストカバーの正面図である。
【図7】ダストカバーの側面図である。
【図8】タンクカバー部の平面図である。
【図9】タンクカバー部の側面図である。
【図10】従来例におけるシート材の取付け状態を示す
平面図である。
【符号の説明】
4 作業用ブーム 5 運転席 6 タンクカバー 6a 開口 7 エンジンフード 12 支軸 13 開閉側ダストカバー 14 固定側ダストカバー

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料タンク等のタンク類を収容するタン
    クカバーと、該タンクカバーに隣設して上下方向開閉自
    在に設けられるエンジンフードとを備えてなる建設機械
    において、前記タンクカバー上面に開設の開口を閉塞す
    るためのダストカバーを設けるにあたり、該ダストカバ
    ーを、開口を開閉自在に閉塞すべくタンクカバーに揺動
    自在に支持される開閉側ダストカバーと、該開閉側ダス
    トカバーよりもエンジンフード側位置でタンクカバーに
    一体的に設けられる固定側ダストカバーとで構成すると
    共に、前記固定側ダストカバーのエンジンフード側端縁
    は、タンクカバーとエンジンフードとの境界部分を越え
    てエンジンフード側まで延設されていることを特徴とす
    る建設機械のダストカバー構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、建設機械は、俯仰自
    在に設けられる作業用ブームを挟んで左右方向一側方に
    運転席が、他側方にタンクカバーが配設され、該タンク
    カバーおよび作業用ブームの後方にエンジンフードが配
    設された油圧ショベルとし、かつダストカバーは、左右
    方向は作業用ブームから遠ざかるほど漸次低位になり、
    前後方向は前側ほど漸次低位になるよう設定されている
    ことを特徴とする建設機械のダストカバー構造。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、エンジンフ
    ードの開閉枢軸を、タンクカバーとエンジンフードとの
    境界位置よりエンジンフード側に偏寄して設けて、エン
    ジンフードの開閉枢軸よりもタンクカバー側部位を、エ
    ンジンフードの上方開放時において下動するよう構成す
    る一方、固定側ダストカバーは、前記エンジンフードの
    下動部位の範囲で延設されていることを特徴とする建設
    機械のダストカバー構造。
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