JPH0798495B2 - 作業車両のボンネット構造 - Google Patents

作業車両のボンネット構造

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JPH0798495B2
JPH0798495B2 JP62164893A JP16489387A JPH0798495B2 JP H0798495 B2 JPH0798495 B2 JP H0798495B2 JP 62164893 A JP62164893 A JP 62164893A JP 16489387 A JP16489387 A JP 16489387A JP H0798495 B2 JPH0798495 B2 JP H0798495B2
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bonnet
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cap
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JP62164893A
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正美 宮西
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ヤンマーディーゼル株式会社
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、作業車両のボンネット構造に関する。
従来の技術 バックホーにおいては、運転席を備えた機体の前部側に
掘削作業機を取付け、更に運転席の後方である機体後部
にエンジンを搭載するとともに、このエンジンを保護す
るため、これをボンネットで覆っている(例えば、実開
昭61−84764号公報参照)。
他方、バックホーでは、上記運転席を備えた機体が、下
部走行体に対して水平方向へ360度旋回自在に取り付け
られており、掘削作業時、この運転席を備えた上部側の
機体を旋回させながら行っている。その際、ボンネット
側がオペレーターの死角となる後部にあるため、旋回時
に障害物へ衝突して損傷することがしばしばある。この
ため、このボンネットの保護のため、さらに、バンパー
等の保護構造をボンネット周りに設けたものが公知とな
っている。例えば、実開昭63−950号にはこのボンネッ
トの周りにバンパーを設けている。
しかし、この例のものでは、ボンネットが全面解放とな
っているので、ボンネット側壁に近接して設けられるバ
ンパーとボンネット開蓋時のボンネット側壁との緩衝を
避けるため、バンパーは、ボンネット最下端部より僅か
に高い程度の位置までしか設けることができず、僅かな
ボンネット保護効果しか得ることができない。これに対
処するには、バンパーをボンネット側壁から機体の外寄
りに位置させればよいが、そうすると機体の旋回半径が
大きくなって、障害物との衝突の度合いがかえって増す
ことになる。
そこで、ボンネットを開閉自在領域と固定領域とに分
け、その固定領域にのみバンパーを設けることにすれ
ば、上記全面開閉自在型ボンネットの場合のように、開
蓋時のボンネット側壁とバンパーとの緩衝を考慮する必
要がなく、バンパーの位置を、機体の旋回半径を小さく
するため、ボンネットの側壁ぎりぎりの位置に設定して
も、バンパーをボンネットの上面にまで設けることがで
きる。このことにより、ボンネットの保護効果を従来よ
り格段に大きくすることができる。この場合、ボンネッ
トと障害物との衝突が最も起こり易い位置は、ボンネッ
ト後側面の左右の位置であるので、バンパーを設けるボ
ンネットの固定領域をこの左右の位置に設ける構成をと
るとよい。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、ボンネットに固定領域を設けたことに伴
い、その固定ボンネット領域内にラジエータを配設した
場合には、そのキャップの操作が困難となる、という新
たな不都合が生じる。勿論、このキャップに対応する部
分のみ常時解放状としておけば、その開閉は簡単である
が、一般に、この種の作業車両は現場に放置されること
が多く、キャップを容易に操作できることとすると悪戯
をされる畏れがあり、それゆえ、不要な際にはやはりボ
ンネット内に納めておくことが必要となる。なお、開閉
自在なボンネット部材は、鍵によってロックしておける
ようになっているのが普通である。
本発明はこのような問題点を解決するためになされたも
のであり、開閉自在領域と固定領域を有するボンネット
の固定領域内にラジエータを配設した場合に、開閉自在
領域のボンネットの閉蓋時にはラジエータのキャップの
操作を悪戯等から防ぐことができ、ボンネットの開蓋に
よって容易に操作が可能であるような作業車両のボンネ
ット構造を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 上記の目的を達成するために、この発明では、機体の後
部にエンジンを配置し、このエンジンをボンネットで覆
うものにおいて、このボンネットを開閉自在なボンネッ
ト部材と、機体に対して固定される固定ボンネット部材
とに分割して、固定ボンネット部材内にエンジンのラジ
エータを内装し、このラジエータのキャップに対応し
て、その固定ボンネット部材にキャップを操作するため
の開口部を形成し、前記開閉自在なボンネット部材に、
上記開口を覆う補助蓋を一体に設けたことを特徴とす
る。
作用 ラジエータのキャップに対応する部分の固定ボンネット
部材に、キャップ操作用の開口部を形成するとともに、
開閉ボンネット部材に、前記開口部を覆う補助蓋を一体
に設けるので、開閉ボンネットを閉じたときには、前記
開口部が補助蓋によって覆われ、キャップの操作を悪戯
から防ぐことができ、また、開閉ボンネット部材を開く
と、前記開口部が解放されて、キャップを容易に操作で
きるようになる。
実 施 例 以下、この発明の構成を、バックホーに実施した図示の
実施例に基づいて説明する。
第1図〜第3図において、(1)は、クローラ走行装置
を備えた下部走行体であり、この下部走行体(1)上
に、上部旋回体(2)が、水平方向へ360度旋回自在と
して取付けられている。上部旋回体(2)の上面には、
その前後方向のほぼ中央において、運転席を構成する座
席シート(3)が、機体の左側へ偏らせて配置されてい
る。また、この座席シート(3)の前部側である機体前
端部分に、各種操作レバー(4)(4)及び、操作ペダ
ル(5)(5)が配置され、これらのレバー(4)、ペ
ダル(5)及び座席シート(3)等により運転席(6)
を構成している。上部旋回体(2)の前端部中央には、
ブラケット(7)を介して、ブーム(8)、アーム
(9)、バケット(10)等からなる掘削作業機(11)
が、左右方向へ揺動自在に取付けられている。(12)
は、座席シート(3)の右側方に配置された作動油タン
クであって、前記作業機(11)の駆動や、上部旋回体
(2)の旋回更には下部走行体(1)の走行を行なうた
めの作動油が溜められている。
運転席(6)の後方である上部旋回体(2)の後端部に
は、その中央にエンジン(13)が搭載され、このエンジ
ン(13)の右側方にラジエータ(14)が、左側方に燃料
タンク(15)が設けられている。そして、これらのエン
ジン(13)、ラジエータ(14)及び燃料タンク(15)
が、ボンネット(16)によって覆われるが、このボンネ
ット(16)は、第5図でも示すように、左右方向に3分
割されて、エンジン(13)部分を覆う中央のボンネット
部材(17)が、その後端部分を上方へ跳ね上げて開閉可
能とされるとともに、ラジエータ(14)または燃料タン
ク(15)部分を覆う左右のボンネット部材(18)(19)
は、機体へ固定されて開閉不能とされている。
(20)(20)は、夫々ボンネット(16)の左右両側面、
及び、この左右両側面からボンネット(16)後部側に跨
ってそのボンネット(16)の後側面の一部分を覆うガー
ド装置を示している。これらのガード装置(20)(20)
は、第4図でも示すように、機体すなわち上部旋回体
(2)のフレームへ固定されるバランスウェイト(21)
と、このバランスウェイト(21)の上端へ取付けられる
パイプフェンス(22)とからなる。パイプフェンス(2
2)は、門形に折り曲げ形成された本体(23)の両下端
が、バランスウェイト(19)に形成した取付け穴へ挿入
して取付けられている。(24)は、門形本体(23)へ取
付けた横桟である。これらのガード装置(20)(20)
は、前記ボンネット(16)の左右方向の側面から後側面
に跨るよう、平面から見て概略L形に折り曲げ形成さ
れ、これによって、ボンネット(16)の左右の両側面及
び後側面の一部を保護している。この場合、ボンネット
(16)の後側面においては、前記固定ボンネット部材
(18)(19)の後側面のみ覆い、中央の開閉ボンネット
部材(17)部分は後方に解放状として前記の開閉操作を
妨げないようにしている。旋回時における衝突の可能性
は、固定ボンネット部材(18)(19)の外側部分が殆ど
であり、このようにしても、ボンネット(16)の保護と
しては充分である。また、パイプフェンス(22)は、第
2図にも示すように、ボンネット(16)のほぼ3分の2
の高さ位置まで覆うようにしている。前述したように、
ボンネット(16)の開閉は中央の開閉ボンネット部材
(17)部分で行なうから、このパイプフェンス(22)を
より高くして、ほぼ完全にボンネットの要保護部分を覆
うことが可能である。なお、第2図及び第3図中、(2
5)は、上部旋回体(2)へ支柱(26)を介して支持さ
れたキャノピーである。第1図では、このキャノビー
(25)を取外した状態で示している。
さて、エンジンのラジエータ(14)は、機体右側の固定
ボンネット部材(19)内に内装されており、このままで
は、そのボンネット部材(19)が開かないため、ラジエ
ータ(14)上部に設けたキャップ(27)の開閉操作が困
難である。そこで、これに対処するには、このキャップ
(27)に対応する部分のみ常時解放状としておけば、そ
の開閉は簡単であるが、容易に操作できることとすると
悪戯をされることがあり、不要な際にはやはりボンネッ
ト(16)内に納めておくことが必要となる。このことに
ついては従来例の項で述べた通りでもあるが、この問題
の解消が本発明のポイントであるので、以下、この点に
ついての構成を示す。なお、開閉自在なボンネット部材
(17)は、閉蓋時は鍵によってロックしている。
第6図〜第7図において、この例では、まず、キャップ
(27)に対応する部分の固定ボンネット部材(19)を、
その端部からほぼ正方形状に切り欠き、これによって、
キャップ(27)操作用の開口部(28)を形成するととも
に、開閉ボンネット部材(17)の端部に、前記の開口部
(28)を覆う補助蓋(33)を一体に固着したものであ
る。これによって、開閉ボンネット部材(17)を閉じた
ときには、前記開口部(28)が補助蓋(33)によって覆
われ、この開閉ボンネット部材(17)を開くと、開口部
(28)が解放されて、キャップ(27)を操作できるよう
になる。
なお、第6図〜第8図を通じて、(34)は、開閉蓋(2
9)又は補助蓋(33)の当り板である。
発明の効果 この発明によれば、作業車両の座席の後部に設けたエン
ジンを保護するためのボンネットに、開閉可能な部分と
固定部とを設け、その固定部にラジエータを収納したも
のにおいて、このラジエータに対応する部分の固定ボン
ネットに開口部を設け、かつ、開閉自在なボンネット部
分にその開口部を塞ぐような補助蓋を一体的に設けてい
るので、ボンネットの開蓋時にはラジエータのキャップ
の操作が可能であるとともに、ボンネット部材を閉じた
際には、前記補助蓋によって、ラジエータ操作用の開口
部を塞ぐことができ、この部分を悪戯から防護すること
ができるという効果がある。
他方、ラジエータのキャップを操作するための特別の開
閉機構およびロック機構を設ける必要がなく、この部分
の構造が簡素化されて部品の点数が削減されるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例を示すバックホーの平面図、
第2図は同じく後面図、第3図は同じく側面図、第4図
はガード装置の側面図、第5図はボンネットとガード装
置の斜視図、第6図は、補助蓋部分の要部拡大平面図、
第7図は、第6図の中央横断面図、第8図は、補助蓋を
開いた状態を示す要部の斜視図である。 (2)……上部旋回体(機体)、 (13)……エンジン、(14)……ラジエータ、 (16)……ボンネット、 (17)(18)(19)……ボンネット部材、 (20)……カード装置、 (27)……ラジエータキャップ、(28)……開口部、 (33)……補助蓋。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機体の後部にエンジンを配置し、このエン
    ジンをボンネットで覆うものにおいて、このボンネット
    を開閉自在なボンネット部材と、機体に対して固定され
    る固定ボンネット部材とに分割して、固定ボンネット部
    材内にエンジンのラジエータを内装し、このラジエータ
    のキャップに対応して、その固定ボンネット部材にキャ
    ップを操作するための開口部を形成し、前記開閉自在な
    ボンネット部材に、上記開口部を覆う補助蓋を一体に設
    けたことを特徴とする作業車両のボンネット構造。
JP62164893A 1987-06-30 1987-06-30 作業車両のボンネット構造 Expired - Lifetime JPH0798495B2 (ja)

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