JP2619010B2 - 拡声電話機 - Google Patents

拡声電話機

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眞樹 吉田
泰治 佐藤
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Toshiba Corp
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【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は一つの電気音響交換器を送話器及び受話器と
して兼用するようになっている拡声電話機に関するもの
である。
(従来の技術) 従来、送話器及び受話器として兼用される電気音響変
換器と、該電気音響変換器からの送話信号を送話増幅器
を介して電話線路へ送出する送話回路と、前記電話線路
からの受話信号を受話増幅器を介して前記電気音響変換
器に与える受話回路とを備え、電気音響変換器を送話回
路と受話回路とに切換え接続することにより一つの電気
音響変換器で通話が行なえるようになっている拡声電話
機がある。
第2図はこの種従来の拡声電話機を示すもので、この
図において、1は電話線路、2は可逆電気音響変換器、
3は送話回路、4はその送話増幅器、5は受話回路、6
はその受話増幅器、7は防側音回路、8は切換えスイッ
チである。
電気音響変換器2からの送話信号は、スイッチ8、送
話増幅器4及び防側音回路7を介して電話線路1を送出
され、電話線路1からの受話信号は、防側音回路7によ
り受話回路5側へ導かれ受話増幅器6及びスイッチ8を
介して電気音響変換器2に供給される。
9は送話検出増幅器、10は受話検出増幅器、11は比較
器であり、これらは送受話検出回路を構成するものであ
る。すなわち、送話検出増幅器9は送話増幅器4の出力
信号の一部を増幅し、受話検出増幅器10は受話増幅器6
への入力の一部を増幅するものとなっており、これらの
出力信号は比較器11に入力されている。この比較器11
は、受話検出増幅器10から送話検出増幅器9の出力信号
レベルより大きいレベルの信号の入力があったときには
“H"を出力し、それ以外は、“L"を出力する。
12は駆動トランジスタ、13はリレーコイルであって、
駆動トランジスタ12は、npn形のもので、そのベースは
比較器11の出力端子に接続され、コレクタはリレーコイ
ル13を介して電源Vccに接続され、エミッタは接地され
ている。これにより比較器11の出力が“H"のときのみト
ランジスタ12がオンされてリレーコイル13が通電される
ようになっている。
スイッチ8はリレー接点81からなっており、このリレ
ー接点81は、電気音響変換器2を送話回路3と受話回路
5とに切換え接続するもので、電気音響変換器2を送話
回路3に接続する側が常閉接点とされ、電気音響変換器
2を受話回路5に接続する側が常開接点とされている。
この構成において、受話回路5に受話信号が入らない
状態にあっては、比較器11の出力が“L"であり、トラン
ジスタ12がオフであるため、電気音響変換器2が送話回
路3に接続されている状態になっている。よって、この
状態で電気音響変換器2に音響入力があると、これが電
気信号である送話信号として変換されて電話線路1に送
出される。この際、受話回路5に受話信号が入っても、
電気音響変換器2が送話回路3に接続されている限り、
受話回路5からの受話信号は電気音響変換器2に入るこ
とがなく、送話時の受話信号の減衰量として見ると充分
に確保されていることになり、また、電気音響変換器2
からの送話信号が受話回路5側に吸収されることもない
ので、送話のダイナミックレンジも充分確保されてい
る。
受話回路5に受話信号が入り、この受話信号のレベル
が送話信号のレベルに打勝つものである場合、比較器10
が“H"が出力する。すると、トランジスタ12がオンとな
ってリレーコイル13が通電されたリレー接点81に付勢さ
れて、電気音響変換器2が受話回路5に接続される。な
お、受話信号のレベルが送話信号のレベルに打勝つとは
言っても、実際には受話と送話とが交互に行われるのが
普通であり、受話信号が入るときには送話信号レベルは
無いに近い。そして、電気音響変換器2が受話回路5に
接続される結果、電話線路1からの受話信号は受話増幅
器6を介して電気音響変換器2に与えられる。この際、
音響信号を電気音響変換器3に入力しても、電気音響変
換器2が受話回路5に接続されている限り、その音響信
号は送話回路3に電送されることはなく、これを受話時
の送話信号の減衰量として見ると送話時と同様に充分確
保されていることとなる。
そして、受話信号の入力が所定のレベルより下がる
と、比較器11の出力が“L"になり、リレー接点81が常閉
側に倒れて電気音響変換器2が送話回路3に接続され
る。
このようにリレー接点81を切換えることにより一つの
電気音響変換器で送受話を行うことができるようになっ
ている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、この第2図に示すものは、送受話が切
換わる度にリレー接点の機械的動作音が発生し、これが
使用者に耳ざわりになるという不具合があった。
そこで、第3図に示すように切換えスイッチ8を半導
体素子を構成することが考えられた。
この切換えスイッチ8は半導体素子82,83からなって
いる。半導体素子82は、送話回路3に挿入され、比較器
11の出力が“L"のときオンとなり、同出力が“H"のとき
オフとなる。半導体素子83は、受話回路5に挿入され、
比較器11の出力が“H"のときオンとなり、同出力が“L"
のときオフとなる。
つまり、半導体素子82,83をオン・オフ動作を逆に行
わせることにより送受話を切換えるようになっているも
のである。
しかしながら、この第3図示すものであっては、その
半導体素子82,83が送受話信号の伝送路の一部を構成す
るようになっており、特に、受話側に関しては、ダイナ
ミックレンジを確保するために素子にパワーが必要にな
るという問題があった。これはコスト高に通じるため、
そのパワーはある程度で抑えられるのが実情で、このた
め、受話信号に損失を発生させることとなっていた。
本発明は、上記従来技術の有する問題点に鑑みてなさ
れたもので、その目的とするところは、ダイナミックレ
ンジ確保用のパワーを必要とせずに送受話切換え用のス
イッチとして半導体素子を用いることができるようにし
た拡声電話機を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明の拡声電話機は、受話増幅器を、帰還抵抗によ
り決められたゲインで受話信号を増幅する第1の増幅器
と、その増幅出力によりオン状態となって電気音響変換
器を駆動する第2の増幅器とからなるカスケード増幅器
として構成するとともに、受話断続スイッチを、送話時
にオンさせて第1の増幅器の帰還抵抗を短絡するものと
して設けたものである。
(作 用) 第1の増幅器はその帰還抵抗が短絡されるとゲインが
0になり、第2の増幅器はオフとなる。
つまり、受話断続スイッチは、第1の増幅器の帰還抵
抗の挿入・短絡を制御することにより、電気音響変換器
を受話回路に対して接続・遮断するものとなっており、
受話信号伝送路になっていない。
よって、受話信号のダイナミックレンジは受話増幅器
により決まり、受話断続スイッチにそのダイナミックレ
ンジ確保用のパワーは不要である。
また、送話時には第2の増幅器がオフとなることによ
り、電気音響変換器側から見た受話側のインピーダンス
を電気音響変換器よりも充分に高く確保することができ
る。
(実施例) 以下に本発明の実施例について図面を参照しつつ説明
する。
第1図は本発明の一実施例に係る拡声電話機の回路構
成図で、第2図及び第3図の構成要素に同一または相当
する部分には同一符号を付し、異なる部分について説明
する。
まず、14は送話増幅器4の帰還抵抗器、15はスイッチ
ングトランジスタである。このトランジスタ15はnpn形
のもので、そのベースは比較器11の出力端に接続され、
コレクタ・エミッタラインは送話増幅器4に対し帰還抵
抗器14と配列に接続されている。これにより、このトラ
ンジスタ15は比較器11が受話信号の検出状態となって
“H"を出力しているとき、オンとなって帰還抵抗器14が
短絡され、送話増幅器4の帰還抵抗が0になり受話時の
送話減衰量が確保される。
16は受話増幅器である。この受話層幅器16は第1の増
幅器17と第2の増幅器18と電解コンデンサ19とからなっ
ている。第1の増幅器17と第2の増幅器18とはカスケー
ドに接続され、防側音回路7からの受話信号を第1の増
幅器17で受け、第2の増幅器18により電気音響変換器2
を駆動するためのパワーを得るようになっている。この
第2の増幅器18はpnp形トランジスタ20とnpn形とトラン
ジスタ21とがプッシュプル接続されているもので、第1
の増幅器17の出力の直流分によりオンとなって、同出力
の交流分(音声信号)を増幅するもので、その出力はコ
ンデンサ19により直流分が除去されて電気音響変換器2
に供給され、この電気音響変換器2により受話信号が音
声として再生される。
22は受話増幅器16の帰還抵抗器、23は電解コンデン
サ、24はスイッチングトランジスタである。このトラン
ジスタ24のベースは比較器11の出力端に接続され、エミ
ッタは第1の増幅器17の出力端と第2の増幅器18の入力
端との接続点に接続され、コレクタはコンデンサ23を直
列に介して第1の増幅器17の入力端に接続されている。
この構成において、比較器11が送話信号の検出状態にあ
って“L"を出力しているとき、トランジスタ24がオンと
なり、帰還抵抗器22が第1の増幅器17に対して短絡され
て帰還抵抗が0になり、第1の増幅器17のゲインが0に
なる。これにより、第2の増幅器18がオフとなって、送
話時における電気音響変換器2側から見た受話増幅器16
のインピーダンスを電気音響変換器2のインピーダンス
よりも充分に高く確保することができ、この電気音響変
換器2からの送話信号を受話回路5側に吸収されるのを
防止することができるため、送話ダイナミックレンジを
確保することができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、受話増幅器を第
1、2の増幅器からなるスケード増幅器として構成し、
受話断続スイッチによる該第1の増幅器に対する帰還抵
抗を短絡させて第の増幅器をオフさせることにより、送
話時における電話音響変換器から見た受話回路のインピ
ーダンスを確保するようにし、受話断続スイッチが受話
信号の伝送路にはならない構成で、電気音響変換器に対
する受話回路の断続を行うようにしたので、ダイナミッ
クレンジ確保用のパワーを必要とせずに送受話切換え用
スイッチとして半導体素子を用いることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の回路構成図、第2図及び第
3図は夫々異なる従来例の回路構成図である。 1……電話線路、2……電気音響変換器、3……送話回
路、4……送話増幅器、5……受話回路、9……送話検
出増幅器、10……受話検出増幅器、11……比較器、送話
側断続用スイッチングトランジスタ、16……受話増幅
器、17……第1の増幅器、18……第2の増幅器、22……
帰還抵抗器、24……受話側断続用スイッチングトランジ
スタ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送話器及び受話器として兼用される電気音
    響変換器と、該電気音響変換器からの送話信号を、送話
    増幅器を介して電話線路へ送出する送話回路と、前記電
    話線路からの受話信号を、受話増幅器を介して前記電気
    音響変換器に与える受話回路と、前記送話信号及び前記
    受話信号のうちの何れか一方の検出状態となる送受話検
    出回路と、該送受話検出回路が前記送話信号の検出状態
    にあるときのみ前記電気音響変換器を前記送話回路に接
    続する送話断続スイッチと、前記送受話検出回路が前記
    受話信号の検出状態にあるときのみ前記電気音響変換器
    を前記受話回路に接続する受話断続スイッチとを備え、
    前記受話増幅器は、帰還抵抗により決められたゲインで
    前記受話信号を増幅する第1の増幅器と、その増幅出力
    によりオン状態となって前記電気音響変換器を駆動する
    第2の増幅器とからなるカスケード増幅器として構成さ
    れ、前記受話断続スイッチは、前記送受話検出回路が前
    記受話信号の検出状態にあるときオン状態をとって前記
    第2の増幅器の入力側で前記帰還抵抗を短絡するように
    設けられている、ことを特徴とする拡声電話機。
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