JP2618931B2 - 電力変換装置 - Google Patents

電力変換装置

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JP2618931B2
JP2618931B2 JP62276844A JP27684487A JP2618931B2 JP 2618931 B2 JP2618931 B2 JP 2618931B2 JP 62276844 A JP62276844 A JP 62276844A JP 27684487 A JP27684487 A JP 27684487A JP 2618931 B2 JP2618931 B2 JP 2618931B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はバッテリを有し交流−交流の電力変換を行
なう電力変換装置に関するものである。
〔従来の技術〕
第8図は例えば、特願昭62−141856号(昭和62年6月
5日出願)に示された従来の電力変換装置を示す回路構
成図であり、図において、1は交流入力電源、2はこの
交流入力電源1に接続された第1のダイオード整流器、
3は上記第1のダイオード整流器2の出力側に接続され
たリアクトル、8は上記リアクトル3の出力側に接続さ
れた第1のインバータ、9は上記インバータ8の出力側
に接続された変圧器、10は上記変圧器9の2次巻線9aに
接続された第2のダイオード整流器、12は上記第2のダ
イオード整流器10の出力側に接続されたコンデンサ、13
は上記コンデンサ12に接続され上記第2のダイオード整
流器10の出力直流電圧を3相交流電圧に変換する第2の
インバータ、14は上記第2のインバータ13の出力側に接
続されたリアクトル、15は上記リアクトル14の出力側に
接続されたコンデンサ、21は上記変圧器9の3次巻線9b
に接続された第3のダイオード整流器、22は上記第3の
ダイオード整流器21の出力側に接続され、その出力直流
電圧でバッテリ7を充電するように動作する第1のスイ
ッチ、23は上記第1のスイッチの出力側に接続されたコ
ンデンサ、24は上記コンデンサの出力側と上記バッテリ
7との間に接続されたリアクトル、25は上記バッテリ7
と上記第1のダイオード整流器2の出力側との間に接続
された第2のスイッチである。
次に動作について説明する。まず、通常運転時には第
2のスイッチ25はオフされている。交流入力電流1の交
流電圧は第1のダイオード整流器2によって整流され、
またこの交流入力電源1の交流電流はリアクトル3を介
して第1のインバータ8によって正弦波状に制御され
る。
前記第1のインバータ8は入力側にリアクトルを設け
て電流制御型のPWM制御を行う。
以下簡単のために3相インバータを構成する1つの単
相インバータの具体的な実施例を第9図を参照して説明
する。第9図は単相の交流入力電源1に対する第1のイ
ンバータ8の周辺の回路構成例であり、第1〜第3のダ
イオード整流器2,10,21及び第1のインバータ8は各々
単相ブリッジ接続されている。
第10図はバッテリ7の充・放電用スイッチである第1
及び第2のスイッチ22,25がオフ状態における第1のイ
ンバータ8の動作波形を示す。
前記、第1のインバータ8は高周波でスイッチング制
御され、交流入力電源1の電圧Vaに同相で正弦波状に瞬
時波形制御される。
Vdは第1のダイオード整流器2の直流出力電圧の波形
を示しており、この第1のダイオード整流器2の直流出
力電流Idをこの直流出力電圧Vdと相似の波形になるよう
に第1のインバータ8で制御する。
例えば直流出力電流Idを示す波形中に破線で図示した
電流基準値に対して、時刻t1〜t2の期間では第1のイン
バータ8のアーム素子(MOSFETで構成している)S1とS3
を同時にオンし、直流短絡を生じさせる。この直流出力
電流Idはリアクトル3のみによって制限されてΔIだけ
上昇する。
ここで、Lはリアクトル3のインダクタンスである。
直流出力電流Idが電流基準値を越えると、アーム素子
S3をオフし、アーム素子S4をオンする。このアーム素子
S1とS4がオンしている期間t2〜t3では直流出力電流Idは
第1のインバータ8を介して変圧器9の2次側9a及び第
2のダイオード整流器10を通ってコンデンサ12側に流れ
る。いわな、時刻t1〜t2の期間にリアクトル3に蓄えら
れたエネルギーを次の時刻t2〜t3の期間にコンデンサ12
側へ放出するように動作する。
時刻t2〜t3期間の直流出力電流Idの減少分ΔIAは次の
ようになる。
ここで、Vcはコンデンサ12の電圧、nは変圧器9の1
次と2次の巻線比である。
すなわち、第1のインバータ8の出力電圧Vcは第1の
ダイオード整流器2の直流出力電圧Vdよりも大きくなる
ようにn及びVcは設定されなければらない。
直流出力電流Idが電流基準値よりも低下するとアーム
素子S1をオフし、アーム素子S2をオンする。このとき、
アーム素子S2とS4がオンするため、第1のインバータ8
は再び直流短絡を生じ、時刻t3〜t4の期間には直流出力
電流Idは(1)式において、時間(t2−t1)の代りに時
間(t4−t3)に置き換えて得られる関係式に従い上昇す
る。
直流出力電流Idが電流基準値を越えるとアーム素子S4
をオフし、アーム素子S3をオンする。このとき第1のイ
ンバータ8の出力電流Iiは時刻t2〜t3のときの波形と逆
極性になり、変圧器9の2次側9a及び第2のダイオード
整流器10を介してコンデンサ12へ流れ、第1のインバー
タ8には交流の出力電流が得られる。
時刻t4〜t5の期間には直流出力電流Idは(2)式にお
いて時間(t3−t2)の代りに時間(t5−t4)に置き換え
て得られる関係式に従い減少する。
以上のように第1のインバータ8のアーム素子の4つ
のスイッチングモードで繰返し制御して電流基準値に追
従して波形制御する。交流入力電源1の電流Iaは第1の
ダイオード整流器2の整流動作により、正弦波状の交流
電流波形になる。
第1のインバータ8のもう一つの機能として、コンデ
ンサ12の電圧を一定に制御しており、これはコンデンサ
12の電圧基準値と実際値の偏差に応じて電流基準値の大
きさ(振幅)を変化させて、第1のインバータ8で追従
して波形制御することにより行える。
次にバッテリ7の充電方法について第11図及び第12図
(a),(b)を参照して説明する。第11図は第1のス
イッチ22をオンしたときの第1のインバータ8の出力側
からみた等価回路図である。ここで第1のインバータ8
は出力電流Iiを発生する電流源として示され、変圧器9
の1次と3次巻線比をmとし、コンデンサ23の電圧をVb
としている。第1のインバータ8の出力側からみた場合
のコンデンサ12及び23の電圧は各々VCON=nVc,VbON=mV
bで表わせる。
なお、簡単のため変圧器9の励磁インダクタンス及び
漏れインダクタンス成分は省略している。
第1のスイッチ22をオフした場合には当然ながら、第
1のインバータ8の出力電流Iiはコンデンサ12側へ流れ
る。次に第1のスイッチ22をオンした場合には、VCON
VbONのときにはやはりコンデンサ12側へ流れ、VCON>V
bONのときにコンデンサ23側へ流れる。すなわち第2及
び第3のダイオード整流器10,21の整流作用により、低
い電圧を発生するコンデンサ側へ第1のインバータ8の
出力電流Iiは流れる。
従ってバッテリ7を充電するためには、nVc>mVb>Vd
となるようにmとVbを設定しなければならない。
第12図(a),(b)はnVc>mVbの条件を満足させる
ようにmとVbとを設定して、第1のスイッチ22によって
バッテリ7を充電する場合の動作波形例を示している。
第12図(a)は第1のダイオード整流器2の直流出力
電圧Vdの低い時間帯で間欠的に第1のスイッチ22を導通
させてバッテリを充電するもので、VbON>Vdの関係が確
保されているため、第1のスイッチ22を含む充電回路を
経てバッテリ7を充電できる。
このバッテリ7の充電電流I0はフイルタとして作用す
るコンデンサ23及びリアクトル24で平滑化される。
尚、第12図(a)ではコンデンサ23の電圧VbONが直流
出力電圧Vdのピーク値よりも低い場合に採用できる充電
方法であるが、VbONがVdのピーク値よりも高い場合には
第12図(b)に示すように第1のインバータ8のスイッ
チング毎に充電動作が行える。
第12図(b)では2種類の第1のスイッチ22の制御モ
ードを示しており、第1のインバータ8のパルス状の出
力電流Iiに同期し、そのパルス状電流の前縁部と後縁部
で第1のスイッチ22をオンさせているが、さらにこのパ
ルス状電流の中間部で第1のスイッチ22をオンさせても
よい。
次に交流入力電源1が停電した場合には速かに充電用
の第1のスイッチ22をオフするとともに、第2のスイッ
チ25(ここではサイリスタを用いたものを図示してい
る)を導通させる。
このとき、第1のダイオード整流器2の出力側には第
2のスイッチ25を介してバッテリ7の電圧が印加され
る。バッテリ7の放電電流は第1のインバータ8によっ
て制御されるが、この場合の第1のインバータ8の電流
基準値としては速かにフラットな直流電流基準値に切換
えて運転する。
尚、交流入力電源1が復電した場合には第1のインバ
ータ8の電流基準値を正弦波の全波整流波形状に切換え
るとともに第2のスイッチ25をオフし、充電用の第1の
スイッチ22によりバッテリ7の充電を行う。
ここで第2のスイッチ25としてサイリスタを用いた場
合には、交流入力電圧Vaを第1のダイオード整流器2で
整流して得られる直流電圧がバッテリ7の電圧よりも大
きくなる時点でターンオフされる。
従って、サイリスタを第2のスイッチ25として用いた
場合には、バッテリ7の電圧は第1のダイオード整流器
2の直流電圧Vdのピーク値よりも小さい値に設定しなけ
ればならないが、第2のスイッチ25としてはサイリスタ
以外に自己消孤形半導体素子(例えばGTO,SITH,SIT,ト
ランジスタなど)であってもよく、この場合には上記バ
ッテリ7の電圧の制限はない。
このような単相電力変換装置3組が3相交流電源に接
続され、第8図に示す3相電力変換装置を構成する。つ
まり、第1のダイオード整流器2、リアクトル3、第1
のインバータ8、変圧器9、第2のダイオード整流器10
及び第3のダイオード整流器21で構成されるものが3
組、3相交流電源に接続され、上記3組の第2のダイオ
ード整流器10の出力側は共通に接続されて、上記3組の
第1のインバータ8は3相交流電源に対して3相の正弦
波状電流を流すように個別に制御する。
第2のインバータ13は3相ブリッジで構成され、3相
の交流出力電圧を発生する。3組の第3のダイオード整
流器21の出力側は共通に接続され、第1のスイッチ22を
介してコンデンサ23に接続され、リアクトル24を介して
バッテリ7を充電する。
バッテリ7の放電用の第2のスイッチ25はサイリスタ
25aと複数のダイオードから構成され、バッテリ7の正
極から第2のサイリスタ25aを介して3つのダイオード
によって3組の第1のダイオード整流器2の各正極の出
力側に接続され、またバッテリ7の負極からは直接3つ
のダイオードを介して3組の第1のダイオード整流器2
の各負極の出力側に接続されて放電路を構成している。
尚、第2のサイリスタ25aの出力側に接続されている
3組のダイオードをサイリスタに置き換えて第2のサイ
リスタ25aを省略してもよい。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来の電力変換装置は以上のように構成されているの
で、交流入力電源1の電圧が例えば停電などで低下した
場合には、充電用の第1のスイッチ22をオフするととも
に第2のスイッチ25を速かに動作させる必要がある。
又、第1のインバータ8の電流基準値もこの時点で全波
整流波形からフラットな直流基準値に切換えるために、
速かな停電検出を行なわなければならない。更に、入力
電源電圧が停電検出レベル付近を上下するため、動作が
不安定になるなどの問題点があった。
この発明は上記のような問題点を解消するためになさ
れたもので、交流入力電源の入力電流の波形歪を縮減し
て高効率で運転でき、定常運転時の電力変換器の効率を
向上できるとともに交流入力電源の電圧が停電などで低
下してもスイッチの切換え動作などを行なうことなく、
安定した運転のできる電力変換装置を得ることを目的と
する。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明に係る電力変換装置は、3相交流入力電源に
接続された第1のダイオード整流器と、前記第1のダイ
オード整流器の出力側にリアクトルを介して接続され、
交流入力電流がほぼ正弦波になるように各相のダイオー
ド整流器のそれぞれ入力電流が約120゜期間通電するよ
う制御し、かつ前記交流入力よりも高い周波数の交流電
力を出力する電流形インバータと、前記電流形インバー
タの出力側に変圧器を介して接続した第2のダイオード
整流器と、通常運転時における前記交流入力電圧の波高
値の1/2の電圧に選定され該電圧より該交流入力電圧に
低下したときには前記リアクトルに入力電流を流すよう
に前記第1のダイオード整流器の出力側に逆流防止用ダ
イオードを介して接続されたバッテリとを備えたもので
ある。
〔作用〕
この発明における電力変換装置は、交流入力電源また
はバッテリのいずれか電圧の高いものからリアクトルを
介してインバータに入力電流を流すことにより、例えば
停電もしくは復電による交流入力電源の電圧変動に対し
て安定した運転を可能とする。
〔発明の実施例〕
以下、この発明の一実施例を図について説明する。第
1図において、30はバッテリ7から第1のダイオード整
流器2の出力側へ電流が流れる方向に接続された逆流防
止用ダイオードであり、その他、前記第8図と同一の部
分には同一の符号を付して説明を省略する。
第2図は説明のために第1図の3相回路の1相分を示
した回路構成図であり、図中、第1図と同一の部分には
同一の符号を付している。また、変圧器9の3次巻線9b
とバッテリ7の充電のための回路及び第2のインバータ
13以降の回路は省略している。
第3図乃至第6図は動作説明のための電圧、電流波形
図である。第3図において、(a)は交流入力電圧Va、
(b)はインバータ8の入力電圧、(c)はインバータ
電流Iiである。
第4図において、(a)は線間電圧VUV、(b)〜
(d)は線間電流IUV,IVW,IWU、(e)〜(g)は線電
流IU,IV,IWである。
第5図は交流入力電源1からの入力電圧低下時の電圧
電流波形図であり、第5図において、(a)は交流入力
電圧Vaと直流入力電圧Vb、(b)はインバータ電流Ii,
(c)は第1のダイオード整流器2に流れる入力電流、
(d)は線電流IU、(e)は1相分のバッテリ電流Ib、
(f)は3相分のバッテリ電流Ibである。
第6図は交流入力電源1の停電時の電圧、電流波形図
であり、第6図において、(a)は1相分のバッテリ電
流Ib、(b)は3相分のバッテリ電流Ibである。
次に動作について説明する。まず、通常運転時には、
交流入力電源1からの交流入力電圧Vaは第1のダイオー
ド整流器2に入力される。
一方、バッテリ7からの直流入力電圧Vbは上記交流入
力電源の交流入力電圧の波高値の1/2の電圧に選定され
ており、逆流防止用ダイオード30を介して第1のダイオ
ード整流器2の出力側に印加される。
従って、インバータ8の入力電圧Vdは第3図(b)に
波形を示すように、半周期の内交流入力電源の整流され
た電圧の方が高い120゜期間は整流された交流入力電圧V
aが、その他のバッテリ7の直流入力電圧Vbの方が高い
期間には直流入力電圧Vbが印加される。
上記第1のインバータ8は高周波でスイッチング制御
され、上記交流入力電源の整流された電圧の方が高い12
0゜期間だけ電流が流れるように瞬時波形制御される。
そして、その電流波形は上記120゜期間の最初の60゜
期間には正弦波の0゜〜60゜期間の波形が、後の60゜期
間には正弦波の120゜〜180゜期間の波形が流れるように
制御する。即ち、第3図(c)に示す交流入力電圧Vaの
零の時点t0から半周期ではインバータ電流Iiは以下のよ
うに表わされる。
但しωは角速度、I0は第3図(c)に示す電流波形の
正弦波波高値、電流波形波高値(IP)の (コンデンサ12の電圧Vcが所定値になるように制御され
る)。
従って、第1のダイオード整流器2の入力側の交流入
力電源からは、波高値IPで通電期間120゜の断続電流が
流れ、一方バッテリ7からは電流が流れない。
尚、このような目標波形に対するインバータの瞬時波
形制御は、上記従来の実施例の正弦波状の目標波形に対
する制御と同様に行なえばよい。
次にこのような単相電力変換器3台をΔ接続にして構
成した第1図の三相回路について、第4図の波形図を参
照して説明する。三相回路の線間電圧をそれぞれVUV,V
VW,VWUとすると、各変換器の電流IUV,IVW,IWUはそれぞ
れ第4図(b),(c),(d)に示すように、波高値
IPで通電時間120゜で互いに120゜ずつ位相がずれた波形
になる。
入力電源の線電流IU,IV,IWはそれぞれ第4図(e),
(f),(g)に示すようにIU=IUV−IWU,IV=IVW−I
UV,IW=VWU−IVWとなり、波高値I0三相正弦波電流にな
る。
又、第4図(a)と同(e)とを比較すると、線電流
IUの位相は線間電圧VUVから30゜遅れた位相、即ち相電
圧VUの位相と一致していることが判り、他の相の線電流
IV,IWの位相もそれぞれ相電圧VV,VWの位相と一致してい
る。従って、入力電流は交流入力電源1に対して正弦波
状で力率1の電流になる。
次に交流入力電源1の電圧が低下した場合について第
5図に示す波形図を参照して説明する。交流入力電源1
の電圧が低下すると、第1のダイオード整流器2によっ
て整流された電圧も低下するが、バッテリ7の直流電圧
Vbは一定なので、整流された電圧の方が高い期間が120
゜の幅よりも短くなる。
第1のインバータ8を流れる電流波形Ii(第5図
(b)に示す)を変えなければ、交流入力電源1から第
1のダイオード整流器2に流れる入力電流Iaは第5図
(c)に示すように120゜の幅より短かくなる。
又、3相の交流入力電源1を流れる線電流、例えばIU
は第5図(d)に示すように半周期毎に山の2個ある継
続した電流になる。但しこの線電流波形の基本周波数成
分は相電圧に対して位相遅れがなく力率1である。
一方、交流入力電源1から供給されない部分の電流
は、バッテリ7から逆流防止用ダイオード30を通して供
給され、そのバッテリ電流Ibの波形は第5図(e)に示
すように、又3相分のバッテリ電流Ibはそれぞれ第5図
(f)に示すようになる。このような動作が頻繁におこ
ることを避けるためには、バッテリ7の直流電圧Vbを交
流入力電源1の最低入力電圧の波高値の1/2以下に選定
すれば停電時以外には発生しない。
更に、交流入力電源1が停電した場合について第6図
に示す波形図を参照して説明する。この場合、インバー
タ電流Iiは全てバッテリ7から供給され、そのバッテリ
電流Ibの波形は第6図(a)に示すように、又3相分の
バッテリ電流Ib波形は第6図(b)に示すようになる。
この時、インバータ8の制御は電流波形を瞬時制御し
ているので、入力電圧が全波整流状からフラットな直流
電圧に変わっても自動的に追従する。
交流入力電源1が停電した場合には、循環電流が流れ
ないよう第1のスイッチ22を開放することが望ましく、
復電した場合には再び第1のスイッチ22を投入する必要
があるが、これらの動作は時間遅れがあってもよく、停
電の検出には簡単な回路で十分なフィルタとヒステリシ
スを設けることができる。
第7図はバッテリ7の充電を、交流入力電源1から別
の変圧器26及びサイリスタ整流器27を介して行なうよう
にしたこの発明の別の実施例を示す。
第7図において、変圧器26は絶縁と電圧整合のために
使用され、サイリスタ整流器27によりバッテリ電圧を制
御する。サイリスタ整流器27の入力電流には高調波が含
まれ、力率も1ではないが、バッテリ充電電流は通常放
電電流よりも小さく、変圧器26及びサイリスタ整流器27
の容量はインバータ8の容量よりもかなり小さいので、
実用上は問題なく、上記実施例と同様の効果を奏する。
更に、交流入力電源1が停電した場合には自動的に充
電動作を行なわなくなるので、停電を検出して第1のス
イッチ22を開閉する回路を省略できるという効果もあ
る。
なお、上記実施例では、バッテリの直流電圧が交流入
力電源の交流電圧の波高値の1/2に選定されているが、
通常運転時における交流入力電源の交流電圧より低い範
囲において、その交流電圧の波高値の1/2以外に選定し
ても上記実施例と同様の効果を奏する。
上記実施例では第2及び第3のダイオード整流器10,2
1として単相ブリッジ構成されたものを示したが、変圧
器9の2次,3次巻線9a,9bに中間タップを設けて単相セ
ンタタップ接続に構成されたものであってもよい。
又、変圧器9に2次,3次巻線を設けて各々ダイオード
整流器10,21に接続するようにしたものを示したが、個
別に変圧器を2台設けるようにしてもよい。
更に、第1のインバータ8として単相ブリッジ構成の
ものを示したが、プッシュプル形のものであってもよ
い。
上記実施例では交流−交流の電力変換を行うものを示
したが、第2のインバータ13を省略して、交流−直流の
電力変換を行うものに適用できることは説明するまでも
ない。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明によれば、3相交流入力電源
に接続される第1のダイオード整流器と、前記第1のダ
イオード整流器の出力側にリアクトルを介して接続さ
れ、交流入力電流がほぼ正弦波になるように各相のダイ
オード整流器のそれぞれの入力電流が約120゜期間通電
するように制御し、かつ交流入力よりも高い周波数の交
流電力を出力する電流形インバータを接続し、通常運転
次における前記3相交流入力電圧の波高値の1/2の電圧
に選定され該電圧より該交流入力電圧が低下したとき、
前記第1のダイオード整流器の出力側に逆流防止用ダイ
オードを介して接続したバッテリから前記リアクトルに
入力電流を流すように構成したので、交流入力電源の電
流の波形歪を縮減できるとともに高力率で運転でき、定
常運転時の電力変換器の効率を向上できるとともに停電
時もしくは復電時にも安定した運転ができる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による電力変換装置を示す
回路構成図、第2図はその一部分を示す回路構成図、第
3図乃至第6図は動作説明のための電圧、電流波形図、
第7図はこの発明の別の実施例による電力変換装置を示
す回路構成図、第8図,第9図は従来の電力変換装置を
示す回路構成図、第10図は動作説明のための電圧、電流
波形図、第11図はバッテリ付近の等価回路図、第12図
(a),(b)は動作説明のための電圧、電流波形図で
ある。 1は交流入力電源、2は第1のダイオード整流器、3は
リアクトル、7はバッテリ、8は第1のインバータ、30
は逆流防止用ダイオード。 なお、図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】3相交流入力電源に接続された第1のダイ
    オード整流器と、前記第1のダイオード整流器の出力側
    にリアクトルを介して接続され、交流入力電流がほぼ正
    弦波になるように各相の整流器の入力電流が約120゜期
    間通電するよう制御し、かつ前記交流入力よりも高い周
    波数の交流電力を出力する電流形インバータと、前記電
    流形インバータの出力側に変圧器を介して接続した第2
    のダイオード整流器と、通常運転時における前記交流入
    力電圧の波高値の1/2の電圧に選定され該電圧より該交
    流入力電圧が低下したときには前記リアクトルに入力電
    流を流すように前記第1のダイオード整流器の出力側に
    逆流防止用ダイオードを介して接続したバッテリとを備
    えた電力変換装置。
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