JP2616670B2 - フィルタリング装置 - Google Patents
フィルタリング装置Info
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- JP2616670B2 JP2616670B2 JP5243302A JP24330293A JP2616670B2 JP 2616670 B2 JP2616670 B2 JP 2616670B2 JP 5243302 A JP5243302 A JP 5243302A JP 24330293 A JP24330293 A JP 24330293A JP 2616670 B2 JP2616670 B2 JP 2616670B2
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Landscapes
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はエッジ情報を保存して画
像から雑音を除去するため、画像の各位置でエッジ方向
に平滑化を施す場合等で必要となる画像のフィルタリン
グ技術に関する。
像から雑音を除去するため、画像の各位置でエッジ方向
に平滑化を施す場合等で必要となる画像のフィルタリン
グ技術に関する。
【０００２】
【従来の技術】例えばフィルタリングをセパラブルカー
ネル群に分解して実行する技術として、文献［Ｗｉｌｌ
ｉａｍ Ｋ．Ｐｒａｔｔ，”Ｉｎｔｅｌｌｉｇｅｎｔ
ｉｍａｇｅ ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ ｄｉｓｐｌａｙ
ｔｅｒｍｉｎａｌ”，ＳＰＩＥＶｏｌ．１９９ Ａｄｖ
ａｎｃｅｓ ｉｎ Ｄｉｓｐｌａｙ Ｔｅｃｈｎｏｌｏ
ｇｙ，１９７９，ＰＰ．１８９−１９４。］に記載され
ているＳＶＤ手法がある。
ネル群に分解して実行する技術として、文献［Ｗｉｌｌ
ｉａｍ Ｋ．Ｐｒａｔｔ，”Ｉｎｔｅｌｌｉｇｅｎｔ
ｉｍａｇｅ ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ ｄｉｓｐｌａｙ
ｔｅｒｍｉｎａｌ”，ＳＰＩＥＶｏｌ．１９９ Ａｄｖ
ａｎｃｅｓ ｉｎ Ｄｉｓｐｌａｙ Ｔｅｃｈｎｏｌｏ
ｇｙ，１９７９，ＰＰ．１８９−１９４。］に記載され
ているＳＶＤ手法がある。
【０００３】この従来の手法では、第１段階として行列
として与えられた２次元のカーネルＫ（ｘ，ｙ）を
として与えられた２次元のカーネルＫ（ｘ，ｙ）を
【０００４】
【数１】
【０００５】で記述する。第２段階として次式により１
次元たたみ込み処理を連続実行する。
次元たたみ込み処理を連続実行する。
【０００６】
【数２】
【０００７】第３段階として次式により前記入力画像Ｉ
（ｘ，ｙ）に前記２次元のカーネルＫ（ｘ，ｙ）を作用
させた結果を算出する。
（ｘ，ｙ）に前記２次元のカーネルＫ（ｘ，ｙ）を作用
させた結果を算出する。
【０００８】
【数３】
【０００９】上記ＳＶＤ手法では、前記式（２）に示す
１次元たたみ込み処理をくり返すため、処理の高速化を
期待できる。また、各１次元たたみ込み処理は並列に実
行できるため、さらに処理の高速化を期待できる。
１次元たたみ込み処理をくり返すため、処理の高速化を
期待できる。また、各１次元たたみ込み処理は並列に実
行できるため、さらに処理の高速化を期待できる。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来技術では２次元カーネルを行列として与えるため、パ
ラメータを含む２次元カーネルに適用することは困難で
あった。
来技術では２次元カーネルを行列として与えるため、パ
ラメータを含む２次元カーネルに適用することは困難で
あった。
【００１１】本発明の目的は、パラメータを含む２次元
カーネルを高速に作用させることができるフィルタリン
グ装置を提供することにある。
カーネルを高速に作用させることができるフィルタリン
グ装置を提供することにある。
【００１２】
【課題を解決するための手段】本発明のフィルタリング
装置は、入力画像の各位置で作用させるべき異方性２次
元フィルタリングカーネルｋ（ｕ，ｖ）の方向を記憶す
る方向画像記憶手段と、方向θをパラメータとする上記
異方性２次元フィルタリングカーネルＫ（ｘ，ｙ；θ）
＝ｋ（ｘ・ｃｏｓθ＋ｙ・ｓｉｎθ，−ｘ・ｓｉｎθ＋
ｙ・ｃｏｓθ）を位置ｘ，ｙと方向θに関して変数分離
形式の２次元カーネル群Ｗｉ（θ）Ｘｉ（ｘ）Ｙｉ
（ｙ）（ｉ＝１，２，・・・，Ｎ）として記憶するセパ
ラブルカーネル群記憶手段と、上記セパラブルカーネル
群記憶手段が記憶する２次元カーネル群において、Ｗｉ
（θ）＝１としたセパラブルカーネル群Ｘｉ（ｘ）Ｙｉ
（ｙ）（ｉ＝１，２，・・・，Ｎ）を独立に作用させた
特徴画像群を特徴画像群記憶手段に記憶するセパラブル
フィルタリング手段と、前記セパラブルカーネル群記憶
手段が記憶する２次元カーネル群の方向関数群Ｗｉ
（θ）（ｉ＝１，２，・・・，Ｎ）を前記方向画像記憶
手段が記憶する各方向に作用させた結果の重み画像群を
重み画像群記憶手段に記憶する重み合成手段と、上記重
み画像群記憶手段が記憶する重み画像群と前記特徴画像
群記憶手段が記憶する特徴画像群との予め設定された組
み合わせで画像間線形演算を行う線形演算手段を具備す
ることを特徴とする。
装置は、入力画像の各位置で作用させるべき異方性２次
元フィルタリングカーネルｋ（ｕ，ｖ）の方向を記憶す
る方向画像記憶手段と、方向θをパラメータとする上記
異方性２次元フィルタリングカーネルＫ（ｘ，ｙ；θ）
＝ｋ（ｘ・ｃｏｓθ＋ｙ・ｓｉｎθ，−ｘ・ｓｉｎθ＋
ｙ・ｃｏｓθ）を位置ｘ，ｙと方向θに関して変数分離
形式の２次元カーネル群Ｗｉ（θ）Ｘｉ（ｘ）Ｙｉ
（ｙ）（ｉ＝１，２，・・・，Ｎ）として記憶するセパ
ラブルカーネル群記憶手段と、上記セパラブルカーネル
群記憶手段が記憶する２次元カーネル群において、Ｗｉ
（θ）＝１としたセパラブルカーネル群Ｘｉ（ｘ）Ｙｉ
（ｙ）（ｉ＝１，２，・・・，Ｎ）を独立に作用させた
特徴画像群を特徴画像群記憶手段に記憶するセパラブル
フィルタリング手段と、前記セパラブルカーネル群記憶
手段が記憶する２次元カーネル群の方向関数群Ｗｉ
（θ）（ｉ＝１，２，・・・，Ｎ）を前記方向画像記憶
手段が記憶する各方向に作用させた結果の重み画像群を
重み画像群記憶手段に記憶する重み合成手段と、上記重
み画像群記憶手段が記憶する重み画像群と前記特徴画像
群記憶手段が記憶する特徴画像群との予め設定された組
み合わせで画像間線形演算を行う線形演算手段を具備す
ることを特徴とする。
【００１３】
【作用】本発明の原理は、第１段階として座標系ｘ−ｙ
をθ［Ｒａｄ］回転させて新座標系Ｘ−Ｙを構成した場
合、新座標Ｘ，Ｙが旧座標ｘ，ｙと上記回転角θに関し
てセパラブルな表現 Ｘ＝ｘ・Ｃ（θ）＋ｙ・Ｓ（θ） Ｙ＝−ｘ・Ｓ（θ）＋ｙ・Ｃ（θ） ただし Ｃ（θ）＝ｃｏｓθ Ｓ（θ）＝ｓｉｎθ （４） に分解できるので、作用させるべき異方性２次元フィル
タリングカーネルｋ（ｕ，ｖ）を、加法定理
をθ［Ｒａｄ］回転させて新座標系Ｘ−Ｙを構成した場
合、新座標Ｘ，Ｙが旧座標ｘ，ｙと上記回転角θに関し
てセパラブルな表現 Ｘ＝ｘ・Ｃ（θ）＋ｙ・Ｓ（θ） Ｙ＝−ｘ・Ｓ（θ）＋ｙ・Ｃ（θ） ただし Ｃ（θ）＝ｃｏｓθ Ｓ（θ）＝ｓｉｎθ （４） に分解できるので、作用させるべき異方性２次元フィル
タリングカーネルｋ（ｕ，ｖ）を、加法定理
【００１４】
【数４】
【００１５】を満たす例えば関数ｘn などの関数群 ｛ｆｉ（ｘ）｝ （６） を基底として
【００１６】
【数５】
【００１７】の形式に展開した後、方向θをパラメータ
とする異方性２次元フィルタリングカーネル
とする異方性２次元フィルタリングカーネル
【００１８】
【数６】
【００１９】を位置ｘ，ｙと方向θに関してセパラブル
な関数群
な関数群
【００２０】
【数７】
【００２１】で記述する。
【００２２】第２段階として、入力画像をＩ（ｘ，ｙ）
と表わしたとき、前記式（８）の定数であるとして前記
異方性２次元フィルタリングカーネルＫ（ｘ，ｙ；θ）
を上記入力画像Ｉ（ｘ，ｙ）に作用させた出力Ｏバー
（ｘ，ｙ）を
と表わしたとき、前記式（８）の定数であるとして前記
異方性２次元フィルタリングカーネルＫ（ｘ，ｙ；θ）
を上記入力画像Ｉ（ｘ，ｙ）に作用させた出力Ｏバー
（ｘ，ｙ）を
【００２３】
【数８】
【００２４】の形式で表わす。
【００２５】第３段階として、前記入力画像Ｉ（ｘ，
ｙ）の例えば局所的なグラディエント方向を値とする方
向画像を次式で合成する。
ｙ）の例えば局所的なグラディエント方向を値とする方
向画像を次式で合成する。
【００２６】
【数９】
【００２７】第４段階として、前記式（９）に示す各位
置毎に
置毎に
【００２８】
【数１０】
【００２９】で算出する。
【００３０】第５段階として前記式（１０）に示すセパ
ラブル２次元カーネルの１次元たたみ込み演算を実行し
た後、次式の線形画像間演算で前記入力画像Ｉ（ｘ，
ｙ）のグラディエント方向に前記異方性２次元フィルタ
リングカーネルｋ（ｕ，ｖ）を作用させた出力を算出す
る。
ラブル２次元カーネルの１次元たたみ込み演算を実行し
た後、次式の線形画像間演算で前記入力画像Ｉ（ｘ，
ｙ）のグラディエント方向に前記異方性２次元フィルタ
リングカーネルｋ（ｕ，ｖ）を作用させた出力を算出す
る。
【００３１】
【数１１】
【００３２】
【実施例】以下、本発明の実施例を詳細に説明する。
【００３３】図１は、エッジ付近の明るさの変化がぼけ
ている入力画像に対して、上記エッジを強調した画像を
表示する本発明のフィルタリング装置の一実施例を示す
ブロック図である。
ている入力画像に対して、上記エッジを強調した画像を
表示する本発明のフィルタリング装置の一実施例を示す
ブロック図である。
【００３４】上記フィルタリング装置は、入力画像の各
位置で作用させるべき異方性２次元フィルタリングカー
ネルｋ（ｕ，ｖ）の方向を記憶する方向画像記憶手段１
４と、方向θをパラメータとする上記異方性２次元フィ
ルタリングカーネルＫ（ｘ，ｙ；θ）＝ｋ（ｘ・ｃｏｓ
θ＋ｙ・ｓｉｎθ，−ｘ・ｓｉｎθ＋ｙ・ｃｏｓθ）を
位置ｘ，ｙと方向θに関して変数分離形式の２次元カー
ネル群Ｗｉ（θ）Ｘｉ（ｘ）Ｙｉ（ｙ）（ｉ＝１，２，
・・・，Ｎ）として記憶するセパラブルカーネル群記憶
手段１１と、上記セパラブルカーネル群記憶手段１１が
記憶する２次元カーネル群において、Ｗｉ（θ）＝１と
したセパラブルカーネル群Ｘｉ（ｘ）Ｙｉ（ｙ）（ｉ＝
１，２，・・・，Ｎ）を独立に作用させた特徴画像群を
特徴画像群記憶手段１３に記憶するセパラブルフィルタ
リング手段１２と、前記セパラブルカーネル群記憶手段
１１が記憶する２次元カーネル群の方向関数群Ｗｉ
（θ）（ｉ＝１，２，・・・，Ｎ）を前記方向画像記憶
手段１４が記憶する各方向に作用させた結果の重み画像
群を重み画像群記憶手段１６に記憶する重み合成手段１
５と、上記重み画像群記憶手段１６が記憶する重み画像
群と前記特徴画像群記憶手段１３が記憶する特徴画像群
との予め設定された組み合わせで画像間線形演算を行う
線形演算手段１８と入力画像記憶手段１０と表示手段１
９と制御手段１７を備えている。
位置で作用させるべき異方性２次元フィルタリングカー
ネルｋ（ｕ，ｖ）の方向を記憶する方向画像記憶手段１
４と、方向θをパラメータとする上記異方性２次元フィ
ルタリングカーネルＫ（ｘ，ｙ；θ）＝ｋ（ｘ・ｃｏｓ
θ＋ｙ・ｓｉｎθ，−ｘ・ｓｉｎθ＋ｙ・ｃｏｓθ）を
位置ｘ，ｙと方向θに関して変数分離形式の２次元カー
ネル群Ｗｉ（θ）Ｘｉ（ｘ）Ｙｉ（ｙ）（ｉ＝１，２，
・・・，Ｎ）として記憶するセパラブルカーネル群記憶
手段１１と、上記セパラブルカーネル群記憶手段１１が
記憶する２次元カーネル群において、Ｗｉ（θ）＝１と
したセパラブルカーネル群Ｘｉ（ｘ）Ｙｉ（ｙ）（ｉ＝
１，２，・・・，Ｎ）を独立に作用させた特徴画像群を
特徴画像群記憶手段１３に記憶するセパラブルフィルタ
リング手段１２と、前記セパラブルカーネル群記憶手段
１１が記憶する２次元カーネル群の方向関数群Ｗｉ
（θ）（ｉ＝１，２，・・・，Ｎ）を前記方向画像記憶
手段１４が記憶する各方向に作用させた結果の重み画像
群を重み画像群記憶手段１６に記憶する重み合成手段１
５と、上記重み画像群記憶手段１６が記憶する重み画像
群と前記特徴画像群記憶手段１３が記憶する特徴画像群
との予め設定された組み合わせで画像間線形演算を行う
線形演算手段１８と入力画像記憶手段１０と表示手段１
９と制御手段１７を備えている。
【００３５】上記制御手段１７はメモリとＣＰＵで構成
でき、上記入力画像記憶手段１０と上記セパラブルカー
ネル群記憶手段１１と上記方向画像記憶手段１４と上記
特徴画像群記憶手段１３と上記重み画像群記憶手段１６
はメモリで構成でき、上記表示手段１９はＣＲＴとメモ
リと現在の表示技術で構成できる。
でき、上記入力画像記憶手段１０と上記セパラブルカー
ネル群記憶手段１１と上記方向画像記憶手段１４と上記
特徴画像群記憶手段１３と上記重み画像群記憶手段１６
はメモリで構成でき、上記表示手段１９はＣＲＴとメモ
リと現在の表示技術で構成できる。
【００３６】上記入力画像記憶手段１０は、例えば図２
に例示するｘ方向の走査線２１とｙ方向の走査線２２に
おける明るさの変化が、共に図３に例示する明るさ曲線
３０である入力画像２０を記憶する。上記入力画像２０
において、ｘ＝１０，３０，ｙ＝１０，３０付近の明る
さはなめらかに変化しているため、上記入力画像２０の
輪郭となる図２に例示したエッジ２３はぼけて見える。
に例示するｘ方向の走査線２１とｙ方向の走査線２２に
おける明るさの変化が、共に図３に例示する明るさ曲線
３０である入力画像２０を記憶する。上記入力画像２０
において、ｘ＝１０，３０，ｙ＝１０，３０付近の明る
さはなめらかに変化しているため、上記入力画像２０の
輪郭となる図２に例示したエッジ２３はぼけて見える。
【００３７】前記方向画像記憶手段１４は、例えば上記
入力画像２０をＩ（ｘ，ｙ）と表わしたとき、前記式
（１１）で定まる方向画像Ｐ（ｘ，ｙ）を記憶する。
入力画像２０をＩ（ｘ，ｙ）と表わしたとき、前記式
（１１）で定まる方向画像Ｐ（ｘ，ｙ）を記憶する。
【００３８】前記セパラブルカーネル群記憶手段１１
は、例えば前記式（４）に示すｘ方向２次微分を作用さ
せ、かつ前記式（４）に示すＹ方向にスムージングを作
用させる異方性２次元フィルタリングカーネル
は、例えば前記式（４）に示すｘ方向２次微分を作用さ
せ、かつ前記式（４）に示すＹ方向にスムージングを作
用させる異方性２次元フィルタリングカーネル
【００３９】
【数１２】
【００４０】を
【００４１】
【数１３】
【００４２】で表現される関数群｛Ｗｉ（θ；σ）；ｉ
＝１，２，３，４｝，｛Ｘｉ（ｘ；σ）；ｉ＝１，２，
３，４｝，｛Ｙｉ（ｙ；σ）；ｉ＝１，２，３，４｝と
して記憶する。
＝１，２，３，４｝，｛Ｘｉ（ｘ；σ）；ｉ＝１，２，
３，４｝，｛Ｙｉ（ｙ；σ）；ｉ＝１，２，３，４｝と
して記憶する。
【００４３】次に本実施例の動作を説明する。
【００４４】動作は、例えば前記制御手段１７が前記セ
パラブルフィルタリング手段１２を起動して始まる。起
動された上記セパラブルフィルタリング手段１２は、前
記セパラブルカーネル群記憶手段１１が記憶する関数群
｛Ｘｉ（ｘ；σ）；ｉ＝１，２，３，４｝と｛Ｙｉ
（ｙ；σ）；ｉ＝１，２，３，４｝を用いて算出される
特徴画像群
パラブルフィルタリング手段１２を起動して始まる。起
動された上記セパラブルフィルタリング手段１２は、前
記セパラブルカーネル群記憶手段１１が記憶する関数群
｛Ｘｉ（ｘ；σ）；ｉ＝１，２，３，４｝と｛Ｙｉ
（ｙ；σ）；ｉ＝１，２，３，４｝を用いて算出される
特徴画像群
【００４５】
【数１４】
【００４６】を前記特徴画像群記憶手段１３に記憶して
停止する。
停止する。
【００４７】上記セパラブルフィルタリング手段１２が
停止すると、前記制御手段１７は前記重み合成手段１５
を起動する。起動された上記重み合成手段１５は、前記
方向画像記憶手段１４が記憶する方向画像Ｐ（ｘ，ｙ）
の各画素値θ＝Ｐ（ｘ，ｙ）を、前記セパラブルカーネ
ル群記憶手段１１が記憶する関数群｛Ｗｉ（θ；σ）；
ｉ＝１，２，３，４｝に作用させた重み画像群
停止すると、前記制御手段１７は前記重み合成手段１５
を起動する。起動された上記重み合成手段１５は、前記
方向画像記憶手段１４が記憶する方向画像Ｐ（ｘ，ｙ）
の各画素値θ＝Ｐ（ｘ，ｙ）を、前記セパラブルカーネ
ル群記憶手段１１が記憶する関数群｛Ｗｉ（θ；σ）；
ｉ＝１，２，３，４｝に作用させた重み画像群
【００４８】
【数１５】
【００４９】を前記重み画像群記憶手段１６に記憶して
停止する。
停止する。
【００５０】上記重み合成手段１５が停止すると、前記
制御手段１７は前記線形演算手段１８を起動する。起動
された上記線形演算手段１８は、前記重み画像群記憶手
段１６が記憶する重み画像群
制御手段１７は前記線形演算手段１８を起動する。起動
された上記線形演算手段１８は、前記重み画像群記憶手
段１６が記憶する重み画像群
【００５１】
【数１６】
【００５２】と前記特徴画像群記憶手段１３が記憶する
特徴画像群
特徴画像群
【００５３】
【数１７】
【００５４】との画像間線形演算
【００５５】
【数１８】
【００５６】により、前記入力画像２０に前記式（１
５）に示す異方性２次元フィルタリングカーネルＫ
（ｘ，ｙ，θ；σ）を作用させた出力Ｏバー（ｘ，ｙ；
σ）を算出した後、上記出力Ｏバー（ｘ，ｙ；σ）を前
記表示手段１９に記憶して停止する。
５）に示す異方性２次元フィルタリングカーネルＫ
（ｘ，ｙ，θ；σ）を作用させた出力Ｏバー（ｘ，ｙ；
σ）を算出した後、上記出力Ｏバー（ｘ，ｙ；σ）を前
記表示手段１９に記憶して停止する。
【００５７】上記線形演算手段１８が停止すると、前記
制御手段１７は表示手段１９を起動する。起動された上
記表示手段１９は、例えば前記入力画像記憶手段１０が
記憶する入力画像２０をＩ（ｘ，ｙ）と表わしたとき、
例えばＷ＝８とした画像 Ｗ・Ｉ（ｘ，ｙ） （２２） から、上記表示手段１９が記憶する前記出力Ｏバー
（ｘ，ｙ；σ）を減算した表示画像 Ｗ・Ｉ（ｘ，ｙ）−Ｏバー（ｘ，ｙ；σ） （２３） をＣＲＴに表示する。この時点において、上記表示画像
上の例えば前記走査線２１と２１が通過する画素の明る
さは、図４に例示する明るさ曲線３１となっている。上
記明るさ曲線３１はｘ＝１０，３０，ｙ＝１０，３０，
において高周波が強調された特性を有するため、前記Ｃ
ＲＴには前記入力画像２０のエッジが強調された画像が
表示されており、以上ですべての処理を終了する。
制御手段１７は表示手段１９を起動する。起動された上
記表示手段１９は、例えば前記入力画像記憶手段１０が
記憶する入力画像２０をＩ（ｘ，ｙ）と表わしたとき、
例えばＷ＝８とした画像 Ｗ・Ｉ（ｘ，ｙ） （２２） から、上記表示手段１９が記憶する前記出力Ｏバー
（ｘ，ｙ；σ）を減算した表示画像 Ｗ・Ｉ（ｘ，ｙ）−Ｏバー（ｘ，ｙ；σ） （２３） をＣＲＴに表示する。この時点において、上記表示画像
上の例えば前記走査線２１と２１が通過する画素の明る
さは、図４に例示する明るさ曲線３１となっている。上
記明るさ曲線３１はｘ＝１０，３０，ｙ＝１０，３０，
において高周波が強調された特性を有するため、前記Ｃ
ＲＴには前記入力画像２０のエッジが強調された画像が
表示されており、以上ですべての処理を終了する。
【００５８】以上の処理において、前記式（２０）のσ
をｌ、前記式（２３）のＷを８としたが、一般に任意の
正数を使用することができる。また、前記方向画像記憶
手段１４には前記式（１１）で定まるグラディエント方
向を画素値とする方向画像Ｐ（ｘ，ｙ）を用いたが、例
えばユーザがＣＲＴを見ながら、対話的に強調したい方
向を決定することができる。さらに、前記実施例におい
て前記方向画像記憶手段の内容に例えば１を加える更新
処理を施す毎に、前記重み合成手段１５の起動に始ま
り、前記表示手段１９の起動に至る処理をくり返すこと
により、前記セパラブルフィルタリング手段１２を複数
回起動すること無しに、様々の方向に前記異方性２次元
フィルタリングカーネルＫ（ｘ，ｙ，θ；σ）を入力画
像に作用させた出力をＣＲＴに表示することができる。
をｌ、前記式（２３）のＷを８としたが、一般に任意の
正数を使用することができる。また、前記方向画像記憶
手段１４には前記式（１１）で定まるグラディエント方
向を画素値とする方向画像Ｐ（ｘ，ｙ）を用いたが、例
えばユーザがＣＲＴを見ながら、対話的に強調したい方
向を決定することができる。さらに、前記実施例におい
て前記方向画像記憶手段の内容に例えば１を加える更新
処理を施す毎に、前記重み合成手段１５の起動に始ま
り、前記表示手段１９の起動に至る処理をくり返すこと
により、前記セパラブルフィルタリング手段１２を複数
回起動すること無しに、様々の方向に前記異方性２次元
フィルタリングカーネルＫ（ｘ，ｙ，θ；σ）を入力画
像に作用させた出力をＣＲＴに表示することができる。
【００５９】
【発明の効果】以上で説明した本発明によれば、画素毎
に作用させるべきカーネルの方向が異なる２次元のフィ
ルタリング処理を、１次元のフィルタリング処理をくり
返す処理で実行できるので、上記フィルタリングを高速
に処理できる効果がある。
に作用させるべきカーネルの方向が異なる２次元のフィ
ルタリング処理を、１次元のフィルタリング処理をくり
返す処理で実行できるので、上記フィルタリングを高速
に処理できる効果がある。
【００６０】さらに、本発明によれば、重み画像群を変
更することにより新たなフィルタリング処理を行うこと
なく異なる方向にカーネルを作用させたフィルタリング
結果を合成できるので、高速に結果を更新できる効果が
ある。
更することにより新たなフィルタリング処理を行うこと
なく異なる方向にカーネルを作用させたフィルタリング
結果を合成できるので、高速に結果を更新できる効果が
ある。
【図１】本発明のフィルタリング装置の一実施例を示す
ブロック図
ブロック図
【図２】本発明の一実施例を説明するための図
【図３】本発明の一実施例を説明するための図
【図４】本発明の一実施例を説明するための図
１１ セパラブルカーネル群記憶手段 １２ セパラブルフィルタリング手段 １３ 特徴画像群記憶手段 １４ 方向画像記憶手段 １５ 重み合成手段 １６ 重み画像群記憶手段 １８ 線形演算手段
Claims (1)
- 【請求項１】 入力画像の各位置で作用させるべき異方
性２次元フィルタリングカーネルｋ（ｕ，ｖ）の方向を
記憶する方向画像記憶手段と、 方向θをパラメータとする上記異方性２次元フィルタリ
ングカーネルＫ（ｘ，ｙ；θ）＝ｋ（ｘ・ｃｏｓθ＋ｙ
・ｓｉｎθ，−ｘ・ｓｉｎθ＋ｙ・ｃｏｓθ）を位置
ｘ，ｙと方向θに関して変数分離形式の２次元カーネル
群Ｗｉ（θ）Ｘｉ（ｘ）Ｙｉ（ｙ）（ｉ＝１，２，・・
・，Ｎ）として記憶するセパラブルカーネル群記憶手段
と、上記セパラブルカーネル群記憶手段が記憶する２次
元カーネル群において、Ｗｉ（θ）＝１としたセパラブ
ルカーネル群Ｘｉ（ｘ）Ｙｉ（ｙ）（ｉ＝１，２，・・
・，Ｎ）を独立に作用させた特徴画像群を特徴画像群記
憶手段に記憶するセパラブルフィルタリング手段と、前
記セパラブルカーネル群記憶手段が記憶する２次元カー
ネル群の方向関数群Ｗｉ（θ）（ｉ＝１，２，・・・，
Ｎ）を前記方向画像記憶手段が記憶する各方向に作用さ
せた結果の重み画像群を重み画像群記憶手段に記憶する
重み合成手段と、上記重み画像群記憶手段が記憶する重
み画像群と前記特徴画像群記憶手段が記憶する特徴画像
群との予め設定された組み合わせで画像間線形演算を行
う線形演算手段を具備することを特徴とするフィルタリ
ング装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5243302A JP2616670B2 (ja) | 1993-09-29 | 1993-09-29 | フィルタリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5243302A JP2616670B2 (ja) | 1993-09-29 | 1993-09-29 | フィルタリング装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0798758A JPH0798758A (ja) | 1995-04-11 |
| JP2616670B2 true JP2616670B2 (ja) | 1997-06-04 |
Family
ID=17101817
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5243302A Expired - Lifetime JP2616670B2 (ja) | 1993-09-29 | 1993-09-29 | フィルタリング装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2616670B2 (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63213086A (ja) * | 1987-02-28 | 1988-09-05 | Sony Corp | 二次元フイルタ装置 |
-
1993
- 1993-09-29 JP JP5243302A patent/JP2616670B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63213086A (ja) * | 1987-02-28 | 1988-09-05 | Sony Corp | 二次元フイルタ装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0798758A (ja) | 1995-04-11 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970121 |