JP2616362B2 - 移動ラック用台車 - Google Patents
移動ラック用台車Info
- Publication number
- JP2616362B2 JP2616362B2 JP29940392A JP29940392A JP2616362B2 JP 2616362 B2 JP2616362 B2 JP 2616362B2 JP 29940392 A JP29940392 A JP 29940392A JP 29940392 A JP29940392 A JP 29940392A JP 2616362 B2 JP2616362 B2 JP 2616362B2
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- Japan
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- shaft
- wheel
- cylindrical boss
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- driven wheel
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、複数台のラックを横動
可能に設置して、使用するラックに隣接する場所にのみ
作業通路を形成し得るようにしたラック設備に使用され
る移動ラックの台車に関するものである。
可能に設置して、使用するラックに隣接する場所にのみ
作業通路を形成し得るようにしたラック設備に使用され
る移動ラックの台車に関するものである。
【０００２】
【従来の技術及びその問題点】この種の移動ラック用台
車には、左右一対の台車側板間に従動車輪と駆動車輪と
が軸支されるが、従来のこの種の台車では、図４に示す
ように、左右一対の台車側板１ａ，１ｂ間を貫通し且つ
キープレート２により側板１ａに固定された支軸３に、
両側板１ａ，１ｂ間に於いてベアリング４を介して従動
車輪５が回転可能に支承され、また、図５に示すよう
に、両側板１ａ，１ｂ間を貫通し且つ両側板１ａ，１ｂ
の外側に取付けられたベアリングユニット６ａ，６ｂに
より回転可能に支承された駆動軸７に、両側板１ａ，１
ｂ間に於いてキー８を介して駆動車輪９が固定されてい
る。
車には、左右一対の台車側板間に従動車輪と駆動車輪と
が軸支されるが、従来のこの種の台車では、図４に示す
ように、左右一対の台車側板１ａ，１ｂ間を貫通し且つ
キープレート２により側板１ａに固定された支軸３に、
両側板１ａ，１ｂ間に於いてベアリング４を介して従動
車輪５が回転可能に支承され、また、図５に示すよう
に、両側板１ａ，１ｂ間を貫通し且つ両側板１ａ，１ｂ
の外側に取付けられたベアリングユニット６ａ，６ｂに
より回転可能に支承された駆動軸７に、両側板１ａ，１
ｂ間に於いてキー８を介して駆動車輪９が固定されてい
る。
【０００３】このような従来の台車構成では、従動車輪
５と駆動車輪９の構造が異なると共に、従動車輪５を支
承する支軸３にも、耐荷重を考慮して駆動軸７と同様の
大径の軸が必要であるため、台車全体のコストが高くつ
く欠点があった。
５と駆動車輪９の構造が異なると共に、従動車輪５を支
承する支軸３にも、耐荷重を考慮して駆動軸７と同様の
大径の軸が必要であるため、台車全体のコストが高くつ
く欠点があった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のような従
来の問題点を解決するために成されたものであって、そ
の特徴を後述する実施例の参照符号を付して示すと、本
発明の移動ラック用台車は、従動車輪１２と駆動車輪１
３とを、貫通する軸孔２０を備え且つ左右両側に突出す
る筒状ボス部２１を有する同一構造とし、何れの車輪
も、左右一対の台車側板２２ａ，２２ｂの内側に取付け
られたベアリングユニット２５ａ，２５ｂにより、筒状
ボス部２１の左右突出端部２１ａ，２１ｂに於いて回転
可能に支承し、従動車輪１２に於ける筒状ボス部２１の
軸孔２０には、前記左右一対の台車側板２２ａ，２２ｂ
を互いに連結し且つ前記軸孔２０に接触しない小径の連
結軸（ボルトナットなど）２６を貫通させ、駆動車輪１
３に於ける筒状ボス部２１の軸孔２０には駆動軸２７を
内嵌固定した点に特徴を有する。
来の問題点を解決するために成されたものであって、そ
の特徴を後述する実施例の参照符号を付して示すと、本
発明の移動ラック用台車は、従動車輪１２と駆動車輪１
３とを、貫通する軸孔２０を備え且つ左右両側に突出す
る筒状ボス部２１を有する同一構造とし、何れの車輪
も、左右一対の台車側板２２ａ，２２ｂの内側に取付け
られたベアリングユニット２５ａ，２５ｂにより、筒状
ボス部２１の左右突出端部２１ａ，２１ｂに於いて回転
可能に支承し、従動車輪１２に於ける筒状ボス部２１の
軸孔２０には、前記左右一対の台車側板２２ａ，２２ｂ
を互いに連結し且つ前記軸孔２０に接触しない小径の連
結軸（ボルトナットなど）２６を貫通させ、駆動車輪１
３に於ける筒状ボス部２１の軸孔２０には駆動軸２７を
内嵌固定した点に特徴を有する。
【０００５】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付の例示図に基
づいて説明すると、図１に於いて、１０は移動ラックで
あって、その底面には、移動方向に対して直交するラッ
ク長さ方向の両端部と中央部の３か所に台車１１Ａ〜１
１Ｃが取付けられている。各台車１１Ａ〜１１Ｃには、
３つの従動車輪１２と１つの駆動車輪１３とが軸支され
ており、各台車１１Ａ〜１１Ｃの駆動車輪１３は、駆動
用伝動軸１４ａ，１４ｂにより互いに連動連結されると
共に、駆動用伝動軸１４ａと歯車列１５とを介して減速
機付きモータ１６に連動連結されている。
づいて説明すると、図１に於いて、１０は移動ラックで
あって、その底面には、移動方向に対して直交するラッ
ク長さ方向の両端部と中央部の３か所に台車１１Ａ〜１
１Ｃが取付けられている。各台車１１Ａ〜１１Ｃには、
３つの従動車輪１２と１つの駆動車輪１３とが軸支され
ており、各台車１１Ａ〜１１Ｃの駆動車輪１３は、駆動
用伝動軸１４ａ，１４ｂにより互いに連動連結されると
共に、駆動用伝動軸１４ａと歯車列１５とを介して減速
機付きモータ１６に連動連結されている。
【０００６】なお、図２に示すように前記各台車１１Ａ
〜１１Ｃは、支持するラック本体１７ａ，１７ｂ毎に前
後２つに分割されており、前後の各台車単体１１ａ，１
１ｂどうしは、連結板１８とボルトナット１９ａ，１９
ｂにより互いに連結されている。そして、一方の台車単
体１１ａには１つの従動車輪１２と１つの駆動車輪１３
とが軸支され、他方の台車単体１１ｂには２つの従動車
輪１２が軸支されている。
〜１１Ｃは、支持するラック本体１７ａ，１７ｂ毎に前
後２つに分割されており、前後の各台車単体１１ａ，１
１ｂどうしは、連結板１８とボルトナット１９ａ，１９
ｂにより互いに連結されている。そして、一方の台車単
体１１ａには１つの従動車輪１２と１つの駆動車輪１３
とが軸支され、他方の台車単体１１ｂには２つの従動車
輪１２が軸支されている。
【０００７】前記従動車輪１２と駆動車輪１３とは、図
３Ａ及び図３Ｂに示すように同一構造のものである。即
ち、従動車輪１２と駆動車輪１３とは、貫通する軸孔
（キー溝付き）２０を備え且つ左右両側に突出する筒状
ボス部２１を有する同一構造であって、何れの車輪１
２，１３も、左右一対の台車側板２２ａ，２２ｂの内側
に取付けられた、ベアリング２３とベアリングホルダー
２４とから成るベアリングユニット２５ａ，２５ｂによ
り筒状ボス部２１の左右突出端部２１ａ，２１ｂが回転
可能に支承され、従動車輪１２に於ける筒状ボス部２１
の軸孔２０には、前記左右一対の台車側板２２ａ，２２
ｂを互いに連結し且つ前記軸孔２０に接触しない小径の
連結軸（ボルトナット）２６が貫通せしめられ、駆動車
輪１３に於ける筒状ボス部２１の軸孔２０には、駆動軸
２７が貫通され且つキー２８により固定されている。駆
動軸２７の端部には、図１に於いて説明した駆動用伝動
軸１４ａ，１４ｂの端部が結合される。
３Ａ及び図３Ｂに示すように同一構造のものである。即
ち、従動車輪１２と駆動車輪１３とは、貫通する軸孔
（キー溝付き）２０を備え且つ左右両側に突出する筒状
ボス部２１を有する同一構造であって、何れの車輪１
２，１３も、左右一対の台車側板２２ａ，２２ｂの内側
に取付けられた、ベアリング２３とベアリングホルダー
２４とから成るベアリングユニット２５ａ，２５ｂによ
り筒状ボス部２１の左右突出端部２１ａ，２１ｂが回転
可能に支承され、従動車輪１２に於ける筒状ボス部２１
の軸孔２０には、前記左右一対の台車側板２２ａ，２２
ｂを互いに連結し且つ前記軸孔２０に接触しない小径の
連結軸（ボルトナット）２６が貫通せしめられ、駆動車
輪１３に於ける筒状ボス部２１の軸孔２０には、駆動軸
２７が貫通され且つキー２８により固定されている。駆
動軸２７の端部には、図１に於いて説明した駆動用伝動
軸１４ａ，１４ｂの端部が結合される。
【０００８】以上のように実施し得る本発明の移動ラッ
ク用台車によれば、従動車輪と駆動車輪とが同一構造で
あるから、構造の異なる２種類の車輪を製造して準備し
なければならない場合と比較して、大幅なコストダウン
を図ることが出来ると共に、部品管理などの面で非常に
好都合である。また、車輪に作用するラック荷重は、大
径の筒状ボス部の両突出端部とこれを支承するベアリン
グユニットを介して台車側板に伝達することが出来るの
で、駆動軸は回転力だけを伝達し得るだけの強度があれ
ば良く、従って小径の軸を活用してコストダウンを図る
ことが出来る。
ク用台車によれば、従動車輪と駆動車輪とが同一構造で
あるから、構造の異なる２種類の車輪を製造して準備し
なければならない場合と比較して、大幅なコストダウン
を図ることが出来ると共に、部品管理などの面で非常に
好都合である。また、車輪に作用するラック荷重は、大
径の筒状ボス部の両突出端部とこれを支承するベアリン
グユニットを介して台車側板に伝達することが出来るの
で、駆動軸は回転力だけを伝達し得るだけの強度があれ
ば良く、従って小径の軸を活用してコストダウンを図る
ことが出来る。
【０００９】更に、従動車輪の軸支部に於いては、左右
一対の台車両側板を従動車輪の軸心位置で連結軸により
互いに連結するのであるから、両側板が開いてベアリン
グユニットから従動車輪が外れるのを確実に防止するこ
とが出来る。
一対の台車両側板を従動車輪の軸心位置で連結軸により
互いに連結するのであるから、両側板が開いてベアリン
グユニットから従動車輪が外れるのを確実に防止するこ
とが出来る。
【図１】 移動ラックの台車部を示す概略平面図であ
る。
る。
【図２】 前記台車部の側面図である。
【図３】 Ａ図は従動車輪の支承構造を示す縦断正面図
であり、Ｂ図は駆動車輪の支承構造を示す縦断正面図で
ある。
であり、Ｂ図は駆動車輪の支承構造を示す縦断正面図で
ある。
【図４】 従来の従動車輪の支承構造を示す縦断正面図
である。
である。
【図５】 従来の駆動車輪の支承構造を示す縦断正面図
である。
である。
１１Ａ 台車 １１Ｂ 台車 １１Ｃ 台車 １２ 従動車輪 １３ 駆動車輪 １４ａ 駆動用伝動軸 １４ｂ 駆動用伝動軸 １６ 減速機付きモータ ２０ キー溝付き軸孔 ２１ 筒状ボス部 ２１ａ 突出端部 ２１ｂ 突出端部 ２２ａ 台車側板 ２２ｂ 台車側板 ２３ ベアリング ２４ ベアリングホルダー ２５ａ ベアリングユニット ２５ｂ ベアリングユニット ２６ 連結軸（ボルトナット） ２７ 駆動軸 ２８ キー
Claims (1)
- 【請求項１】従動車輪と駆動車輪とを、貫通する軸孔を
備え且つ左右両側に突出する筒状ボス部を有する同一構
造とし、何れの車輪も、左右一対の台車側板の内側に取
付けられたベアリングユニットにより、筒状ボス部の左
右突出端部に於いて回転可能に支承し、従動車輪に於け
る筒状ボス部の軸孔には、前記左右一対の台車側板を互
いに連結し且つ前記軸孔に接触しない小径の連結軸を貫
通させ、駆動車輪に於ける筒状ボス部の軸孔には駆動軸
を内嵌固定して成る移動ラック用台車。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29940392A JP2616362B2 (ja) | 1992-11-10 | 1992-11-10 | 移動ラック用台車 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29940392A JP2616362B2 (ja) | 1992-11-10 | 1992-11-10 | 移動ラック用台車 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06144518A JPH06144518A (ja) | 1994-05-24 |
| JP2616362B2 true JP2616362B2 (ja) | 1997-06-04 |
Family
ID=17872111
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29940392A Expired - Fee Related JP2616362B2 (ja) | 1992-11-10 | 1992-11-10 | 移動ラック用台車 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2616362B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100971264B1 (ko) * | 2010-03-09 | 2010-07-20 | 주식회사 삼광씨스템 | 모빌랙 주행축 고정장치 |
-
1992
- 1992-11-10 JP JP29940392A patent/JP2616362B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06144518A (ja) | 1994-05-24 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970114 |
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