JP2616112B2 - 移動通信基地局受信装置 - Google Patents

移動通信基地局受信装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、複数の移動局からのデジタル変調された電
波を時分割で受信する基地局受信機に利用する。特に、
復調時に最適サンプリング・タイミングを維持する手段
に関する。
〔概要〕
本発明は、複数の移動局からのバーストを時分割で受
信する基地局受信装置でのバースト復調時のサンプリン
グ・タイミングを最適値に維持する手段において、 ひとつの移動局からの前回のバーストの最後のサンプ
リング・タイミングを記憶し、このひとつの移動局から
の今回のバーストの受信時に再使用することにより、 安定した同期をとることができるようにしたものであ
る。
〔従来の技術〕
従来の移動通信では周波数分割多重(FDM)が使用さ
れており、基地局受信機は1台の移動局からの電波を連
続して受信するので、受信開始時に最初のいくつかの受
信シンボルから最適サンプリング・タイミングを探し出
せば、そのあとはデータを受信しながらゆっくりしたタ
イミング変動に追従すれば良かった。また、このような
最初のタイミング引き込みとその後の同期維持にデジタ
ルPLLが多用されてきた。一例を第3図に示す。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、時分割多重方式が導入されると、基地局の受
信機は複数の移動局からの電波を順に受信するので、従
来の最適サンプリング・タイミングを探し追従する手段
を使用できない。その理由は2つあり、 各移動局毎に最適サンプリング・タイミングが異な
る確率が高く、1受信バースト毎に最適サンプリング・
タイミングを探していると、バーストの先頭付近は常に
最適でないタイミングでサンプリングすることになり、
また、 各移動局のバーストの間にはすき間が必要であり、
その間は受信機は雑音しか受信しないので、デジタルPL
Lがこの雑音の影響で同期ずれをおこすことがあり、ま
た、回線が多重度いっぱいに使用されている場合以外に
は空きスロットが生じてこの間も雑音しか受信しないの
で、同様に同期ずれの原因になる。
本発明は、このような欠点を除去するもので、移動局
送信機ごとに安定した同期がとれる移動通信基地局受信
装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、複数個の移動局送信機と通信する移動通信
基地局に設けられ、この移動局送信機から到来するフレ
ームはデジタル変調波であり、このデジタル変調波の検
波出力をサンプルするタイミングを与えるクロックパル
スを発生する位相同期ループ回路と、サンプルされた検
波出力を復号する復号回路とを備えた移動通信基地局受
信装置において、上記フレームのひとつの終了時点の近
傍の第一の時点で上記位相同期ループ回路の位相情報を
一時記憶する第一メモリと、上記フレームごとに設けら
れた第二メモリと、上記第一メモリの記憶する内容を上
記フレームのひとつに対応して設けられた第二メモリに
与える制御手段と、この第二メモリの記憶する内容をこ
のメモリに対応する次回のフレームの受信開始時点の近
傍の第二の時点で上記位相同期ループ回路の初期位相と
して設定する設定手段とを備えたことを特徴とする。
ここで、上記第一の時点および第二の時点のそれぞれ
を上記第二メモリにかかわるフレームの前縁部および後
縁部を除く部分に限定する時点に定めるタイミング発生
手段を備えることが好ましい。
また、上記復号回路の復号結果がフレームの欠落を示
すことを判定したときに上記制御手段を無効にする判定
手段を備えることが好ましい。
〔作用〕
移動局からの前回のバーストの最後のサンプリング・
タイミングを記憶しておき、同じ移動局からの今回のバ
ーストが受信され始める時点で前回に記憶したタイミン
グを再使用する。すなわち、デジタルPLLの位相情報を
記憶するメモリをTDM多重数に応じた個数持ち、さらに
この記憶した値をデジタルPLLに初期位相として設定
し、また、バースト間の雑音、バースト立ち上がり時の
不安定期間、バースト終了時の不安定期間の位相ずれに
対する影響を無くすためにデジタルPLLの位相補正動作
を禁止する。さらに、移動局の移動に伴う伝送路の状態
の変化や移動局が電池消耗を減らすため一時的に送信を
省略したときなどに生ずるバーストの欠落(本来、移動
局からの電波を受けるべきタイムスロットに雑音のみ、
または内容不明なほど非常に歪んだ信号しか受けないこ
と)によって同期がくずれることを防止するために復号
結果が悪い場合には最適タイミングのリフレッシュを禁
止して、前回記憶したタイミングを保持する。
〔実施例〕
以下、本発明について図面を参照して説明する。第1
図は時分割多重数が3であるときの本発明を実施した受
信機の構成を示すブロック図であり、第2図はその各部
の動作状態を示すタイミング図である。
この実施例は、第1図に示すように、複数個の移動局
送信機と通信する移動通信基地局に設けられ、この移動
局送信機から到来するフレームには、送信した移動局送
信機を示すフレーム番号が含まれ、このフレームが時分
割多重化されたデジタル変調波の検波出力をサンプルす
るタイミングを与えるクロックパルスを発生する位相同
期ループ回路であるデジタルPLL6と、サンプルされた検
波出力を復号する復号回路4とを備え、さらに、本発明
の特徴とする手段として、上記フレームのひとつの終了
時点の近傍の第一の時点で上記位相同期ループ回路の位
相情報を一時記憶する第一メモリである一時記憶メモリ
7と、上記フレーム番号ごとに設けられた第二メモリで
あるメモリ9、10および11と、上記第一メモリの記憶す
る内容を上記フレームのひとつに対応して設けられた第
二メモリに与える制御手段であるスィッチ16と、この第
二メモリの記憶する内容をこのメモリに対応するフレー
ム番号を有する後のフレームの受信開始時点の近傍の第
二の時点で上記位相同期ループ回路の初期位相として設
定する設定手段スィッチ17とを備え、さらに、上記第一
の時点および第二の時点のそれぞれを上記第二メモリに
かかわるフレーム番号を有するフレームの前縁部および
後縁部を除く部分に限定する時点に定めるタイミング発
生手段12を備え、また、復号回路4の復号結果がフレー
ムの欠落を示すことを判定したときに上記制御手段を無
効にする判定手段である判定回路8およびスィッチ15を
備える。
次に、この受信機が第1の移動機からの信号を受信し
たときの動作について時間を追って説明する。第3の移
動機からの送信が終了して第1の移動機からの信号の受
信が始まり、クロック成分抽出回路5が安定に第1の移
動機からの信号に応じたクロック成分を出力しはじめる
はずの時間までの期間はスイッチ13が開かれ、デジタル
PLL6は自走状態になって位相補正動作を行わない。この
期間中にスイッチ17がメモリ9に接続され、第1の移動
機からの信号を前回受信したときに記憶した位相値が読
み出されてデジタルPLL6にロードされる。その後に、ス
イッチ13が閉じられてデジタルPLL6が追従動作を開始す
る。第1の移動機の送信が続く間はこの追従動作を行う
ので、もし最適サンプリング・タイミングからずれると
補正される。第1の移動機が送信を終わるときには、電
波がゆるやかに弱くなって雑音のみになる。このため
に、送信を終わるはずのタイミングの直前にスイッチ13
を開いてデジタルPLL6を自走状態にし、位相を保持す
る。そしてスイッチ14を閉じてこの位相を一時記憶メモ
リ7に記憶させる。続いて、復号回路4の復号完了を待
って、復号結果から一時記憶メモリ7に記憶した位相値
が次回の初期位相として使用するに価するかどうかを判
定回路8で判定する。この判定は、第一の移動局からの
電波が受信されるはずの期間中、実は移動機は送信を停
止していてデジタルPLL6が位相追従した相手は雑音であ
った、などということを避けるために行われる。したが
って、具体的な判定基準は、信号中に含まれるべき固定
パターン(同期信号など)がある誤り数以下で検出でき
たか否か、また、誤り訂正符号の復号時に訂正不能なほ
ど誤りが多数含まれていなかったか否かなどである。さ
て、この判定結果が良好と出た場合には、スイッチ15を
閉じて一時記憶メモリ7の記憶する位相値をメモリ9に
転記する。(この時点では、スイッチ16がメモリ9への
経路へ切換えられている。)しかし、判定結果が不良と
出た場合には、スイッチ15は開放のままとし、メモリ9
は以前の値をそのまま保持する。以上の手順を経て再び
第1の移動機の送信するはずのタイミングになると、同
じ動作を繰り返す。
以上、第1の移動機からの電波を受信する場合を説明
したが、これと同じ動作が1周期の1/3ずつずれて第2
の移動機、第3の移動機に対しても同じ回路で時分割で
行われる。この際にメモリ9のかわりにメモリ10および
メモリ11が使用される。
〔発明の効果〕
本発明は、以上説明したように、追従した結果の位相
値を多重数に応じた個数の位相メモリに記憶することに
より、毎回同期の採り直しをする必要がなくなり、安定
な同期が採れる効果がある。さらに、復号結果を参照し
て異常な位相値は記憶しないでその前に記憶した位相値
を残しておくことにより、伝送路の品質の一時的劣化や
移動機の一時的停波があったときでも同期外れが生じな
い効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明実施例の構成を示すブロック構成図。 第2図は、第1図の受信機の各部の状態変化を時系列で
示した説明図。 第3図は、従来例の構成を示すブロック構成図。 1……高周波回路、2……検波回路、3……サンプリン
グ回路、4……復号回路、5……クロック成分抽出回
路、6……デジタルPLL、7……一時記憶メモリ、8…
…判定回路、9〜11……メモリ、12……タイミング発生
回路、13〜17……スイッチ。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数個の移動局送信機と通信する移動通信
    基地局に設けられ、 この移動局送信機から到来するフレームはデジタル変調
    波であり、 このデジタル変調波の検波出力をサンプルするタイミン
    グを与えるクロックパルスを発生する位相同期ループ回
    路と、サンプルされた検波出力を復号する復号回路とを
    備えた移動通信基地局受信装置において、 上記フレームのひとつの終了時点の近傍の第一の時点で
    上記位相同期ループ回路の位相情報を一時記憶する第一
    メモリと、 上記フレームごとに設けられた第二メモリと、 上記第一メモリの記憶する内容を上記フレームのひとつ
    に対応して設けられた第二メモリに与える制御手段と、 この第二メモリの記憶する内容をこのメモリに対応する
    次回のフレームの受信開始時点の近傍の第二の時点で上
    記位相同期ループ回路の初期位相として設定する設定手
    段と、 上記第一の時点および第二の時点のそれぞれを上記第二
    メモリにかかわるフレームの前縁部および後縁部を除く
    部分に限定する時点に定めるタイミング発生手段と を備えたことを特徴とする移動通信基地局受信装置。
  2. 【請求項2】複数個の移動局送信機と通信する移動通信
    基地局に設けられ、 この移動局送信機から到来するフレームはデジタル変調
    波であり、 このデジタル変調波の検波出力をサンプルするタイミン
    グを与えるクロックパルスを発生する位相同期ループ回
    路と、サンプルされた検波出力を復号する復号回路とを
    備えた移動通信基地局受信装置において、 上記フレームのひとつの終了時点の近傍の第一の時点で
    上記位相同期ループ回路の位相情報を一時記憶する第一
    メモリと、 上記フレームごとに設けられた第二メモリと、 上記第一メモリの記憶する内容を上記フレームのひとつ
    に対応して設けられた第二メモリに与える制御手段と、 この第二メモリの記憶する内容をこのメモリに対応する
    次回のフレームの受信開始時点の近傍の第二の時点で上
    記位相同期ループ回路の初期位相として設定する設定手
    段と、 上記復号回路の復号結果がフレームの欠落を示すことを
    判定したときに上記制御手段を無効にする判定手段と を備えたことを特徴とする移動通信基地局受信装置。
  3. 【請求項3】上記復号回路の復号結果がフレームの欠落
    を示すことを判定したときに上記制御手段を無効にする
    判定手段を備えた請求項1記載の移動通信基地局受信装
    置。
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