JP2615007B2 - イオウ回収方法及びその装置 - Google Patents

イオウ回収方法及びその装置

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JP2615007B2
JP2615007B2 JP60131624A JP13162485A JP2615007B2 JP 2615007 B2 JP2615007 B2 JP 2615007B2 JP 60131624 A JP60131624 A JP 60131624A JP 13162485 A JP13162485 A JP 13162485A JP 2615007 B2 JP2615007 B2 JP 2615007B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、硫化水素を含んだガス流から元素イオウを
回収する方法に関するものであり、さらに詳しく述べる
と、本発明は酸素を富化し、かつ再循環ガスを用いるク
ラウスイオウ回収プラントにおいて反応炉の処理能力を
上げ、火炎温度を低下させるための改良に関するもので
ある。
(従来の技術) 1977年のガス・コンディショニング会議レポートで公
表されたB・ジーン・ゴアー(B.Gene Goar)の文献
「クラウス法によるイオウ回収方法の基礎」で記載され
ているように、硫化水素を含んだガス流から元素イオウ
を回収することは先行技術として知られている。
また、1981年のガス・コンディショニング会議レポー
トで公表されたM.R・グレイ(M.R.Gray)及ぴW.Y.スブ
ルセック(W.Y.Svrcek)との文献「クラウスイオウプラ
ントにおける酸素の使用」で記載されているように、取
り扱う硫化水素の処理能力を高めるとともにプラントの
総処理量を増大させるためにクラウスイオウ回収プラン
トを稼動させる際に酸素富化を行なうことも知られてい
る。この文献には、酸素を、反応炉のバーナーへの供給
空気に加えることによって後に追加した硫化水素と接触
転化してクラウス法の液状元素イオウ生成物となる二酸
化イオウに燃焼により変わる硫化水素の量を増やすこと
ができることが開示されている。この文献には、酸素を
富化することによつて達成できる処理能力の最大増加量
は、プラント中の圧力低下及び反応装置での空間速度に
よつて決定されると述べられている。しかしながら、所
定のプラント流について酸素富化法を用いる際の処理能
力の可能な増加量は温度及びイオウ凝縮装置の容量によ
つて制限を受ける可能性があるということが、この文献
で述べられている別の制限事柄である。特に、反応炉及
び転化床中のガス流の温度は酸素を富化させることによ
つて上昇する可能性があり、事実酸素富化によるこのよ
うな温度上昇は炉で用いられている材料、すなわち耐火
物の内張りの最大許容温度に達する。「クラウスプラン
トの酸素富化」と題するユニオン・カーバイドのリンデ
(Linde)による1983年の刊行物には、クラウスプラン
トの炉あるいは排熱ボイラーにおいて温度制限があるの
でH2O対して酸素富化を行なう上で制約があることが特
筆されている。
米国特許第3,822,341号には、ライン96の酸素流を必
要に応じて再循環して排熱ボイラー8の燃焼領域に延び
るライン12の酸素に加える前に容器92の側流から残留SO
2を取り除くために初めに1つの酸素源を用いて酸素富
化を行なつているクラウスプラントが記載されている。
この米国特許の第5欄第65−68行で述べられているよう
に、このようなガス流に含まれている酸素は発熱反応で
完全に消費されるので、このガス流は反応炉の火炎温度
を低下させる媒体としては利用することはできない。前
記したゴアーが述べているように、代表的なクラウス硫
黄プラントは断熱型反応炉とそれに続く排熱ボイラーと
を有する。酸素を富化した稼動の場合での過度の温度の
問題が、断熱型反応炉で生ずる。米国特許第3,822,341
号は、この問題が存在することを無視している。
米国特許第4,153,674号には、クラウスプラント及び
後尾ガス洗浄プラントが開示され、ライン20のガス流を
後尾ガスシステムから取り出してクラウスプラント7の
前端部へ返流、すなわち再還流している。この米国特許
では、酸素を富化すること及び再循環システムによつて
火炎温度を低下させることは考慮されていない。また、
後尾ガスを反応させイオウすべてを硫化水素に変えて硫
化水素は吸収され取り出されてクラウスプラントに戻さ
れる。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、酸素富化ガス(大気中の酸素濃度よりも酸
素濃度を高めたガス)を使用して富硫化水素含有酸性ガ
スをクラウス反応させ、反応物からイオウを凝縮し回収
するクラウス反応炉プラントにおいて、バーナー火炎温
度の上昇に基づく耐火物の損傷による酸素濃度増加量の
制限等の欠点を解消し、従来可能とされていた以上の範
囲までクラウス炉における酸素富化を行うことによっ
て、クラウス炉プラントの処理量の増大を図ることを目
的とするものである。
(課題を解決するための手段) 上記した目的を達成するための本発明は、硫化水素に
富んだ供給酸性ガス流をクラウス反応炉領域においてと
酸素富化ガスと部分燃焼その燃焼流出流を第1の凝縮領
域で冷却してそれによりイオウを凝縮・分離回収し、イ
オウ分離後の残留ガス流を少なくとも1回、接触式クラ
ウス反応領域中で再加熱転化させ、付加的な凝縮領域で
冷却して該分離残留ガス流からさらにイオウを凝縮・分
離回収する工程を行わせる富硫化水素供給酸性ガス流か
らイオウを回収する方法において、第1の凝縮領域から
の流出流の一部をクラウス反応炉領域に再循環させて、
該クラウス反応炉領域におけるバーナーの火炎温度を低
下させ、これにより該クラウス反応炉領域の温度を低下
させることを特徴とするイオウ回収方法である。
上記本発明のイオウ回収方法において、第1の凝縮領
域からの分離残留流を処理する一連の工程は一般的には
3回行うことが好ましい。
また本発明の方法は、硫化物を60−100モルパーセン
ト、好ましくは80−100モルパーセントの範囲で含む硫
化水素含有酸性ガスからのイオウ回収に関連するもので
ある。
クラウス反応炉における酸素富化ガス中の酸素濃度
は、32−90モルパーセントであることが好ましく、40−
75モルパーセントの範囲であることが特に好ましい。
また、再循環流の流量は、第1の凝縮領域からの流出
ガス流の5−60パーセントの範囲とすることが好まし
い。
また、クラウス反応炉領域の温度は2,400−2,800゜F
(1,315−1,538℃)の範囲に維持することが好ましい。
また、本発明は、富硫化水素供給ガス流を空気および
酸素の混合ガス流によって部分燃焼させてクラウス反応
を起こさせるためのクラウス反応炉と、燃焼流出流を冷
却しイオウを凝縮・分離回収るための第1の凝縮手段と
からなるイオウ回収手段と、分離残留ガス流を再加熱し
さらにクラウス反応を起こさせ、分離残留ガス流からさ
らにイオウを凝縮分離回収するための再加熱手段、接触
式クラウス反応装置および別の凝縮手段とからなる少な
くとも一連のさらなるイオン回収手段を有する富硫化水
素供給ガス流からのクラウス反応によるイオウを回収装
置において、前記第1の凝縮手段からの分離残留流の一
部を前記クラウス反応炉へ再循環させるための循環手段
を具備するように改良したものである。
上記本発明の装置において、該再循環手段は、分離残
留流の一部をクラウス反応炉のバーナーへ還流させるた
めの導管と送風機とからなることが好ましい。
(作 用) クラウス反応イオン回収装置は、天然ガス精製や石油
精製工場におけるアミンを用いた脱イオウ工程(アミン
スイートニング工程)などから得られる富硫化水素含有
酸性ガス流からイオウを回収するために広く使用されて
いる。石油精製工場においては、硫化水素は原油中に存
在し、炭化水素脱硫化装置の排ガスや流動触媒式クラッ
キング装置の排ガス中に含まれている。アミンを用いた
脱硫装置から得られる酸性ガス中には、多くの場合極め
て多量の硫化水素が含まれており、特に石油精製工場に
おいてはその含有濃度は80−95モルパーセントにも及ん
でいる。
また多くの石油精製工場においては、近年比較的多量
のイオウ化合物を含む原油を処理しているので、これに
付属するクラウスプラント装置は(処理能力は限られて
いるので)フル操業されているか、またはフル操業にな
りつつある。精製可能な炭化水素および原油の既知の埋
蔵物はその価値が低減しており、現在では典型的に高い
イオウ含有量の多い魅力のない石油埋蔵物の処理が行わ
れている。このような高イオウ含有原料を精製しなけれ
ばならない傾向は将来ますます高まるものと思われる。
このため、イオウ処理のためのクラウスプラントの処理
能力を高めるための回収方法の開発が必要となってきて
いる。
クラウス反応イオウ回収装置の処理能力を増やそうと
すると、その処理能力増強に関して幾つかの問題が生ず
る。即ち、処理のためのガス流量が増えると、クラウス
プラント及び後尾ガス洗浄装置での圧力降下量が大きく
なり、その背圧によりH2S及び空気供給口でのガス圧が
増加し、H2Sの供給を行うアミン脱硫装置からの圧力や
空気の供給を行う空気送風機の許容圧力を越えてしま
う。またガス流量が増加するとクラウス反応炉及び接触
式クラウス反応装置における空間速度が過大となって、
硫化水素含有ガスのイオウ転化反応率を低下させるとと
もに、後尾ガス洗浄装置へ移行するイオウ量が増加する
し、該後尾ガス洗浄装置におけるガス流量が増加すると
圧力降下量が増大して後尾ガス洗浄装置からのイオウ回
収量が減少し、該装置からの排ガスが公害規制を満足し
ないものとなってしまう恐れがある。またさらに、ある
種のクラウス反応装置においては背圧が増大すると、液
状イオウ排出物封止装置が破壊されて有害、かつ有毒な
H2Sが周囲の環境に放出されているよいう危険性もあ
る。
現行のクラウスイオウ回収プラント(以下、クラウス
プラントともいう。)の処理能力を高める方法の1つ
に、酸素を用いて該プラントのクラウス反応炉に流す空
気流中の酸素濃度を空気本来の酸素含有量の21モルパー
セントから70−90モルパーセントあるいはそれ以上まで
富化させる方法がある。空気中の酸素含有量を幾らかで
も増やせば、クラウスプラントを通過するガス中の窒素
含有量が低下するのでイオウ回収のためのプラントの処
理能力は増大することになる。現行の硫化水素を80−90
モルパーセントを含む富硫化水素酸性ガスを処理する典
型的なクラウスプラントでは、処理能力を40−60%増大
させることが要望されるが、クラウス反応炉における耐
火レンガその他の耐火物のバーナー火炎15パーセント向
上させるだけの量の酸素しか空気中に加えることができ
ない。これは、酸素を空気中に多量に加えるとバーナー
火炎温度が過度に上昇するからである。
例えば、クラウスプラントへの酸性ガス流が90モルパ
ーセントの硫化水素を含有しており、該クラウスプラン
トにおいて、その硫化水素の3分の1だけ(つまり化学
量論的空気必要量の3分の1)について、燃焼を行うよ
うにクラウス反応炉のバーナーに空気(空気の酸素量は
21パーセント)が供給されるときは、計算による理論上
の断熱火災温度は約2,400゜F(1,315℃)となる。も
し、空気流を酸素量が40モルパーセントになるように酸
素で富化させるとすれば、計算による理論上の断熱火災
温度は約3,150゜F(1,712℃)となるし、さらに、空気
流を酸素量が70モルパーセントになるように酸素で富化
させるとすれば、計算による理論上の断熱火災温度は約
3、750゜F(2,045℃)まで上昇することになる。
しかしながら、クラウスプラントの反応炉における耐
火レンガなどの耐火物は、最も良質とされる80−95重量
%のアルミナを含有するものであっても、これに適する
最大継続操業可能温度は高々約2,700−2,800゜F(1,485
−1,535℃)であるに過ぎない。従って、従来のクラウ
スプラントでは、酸素富化による操業を行うとしても、
操業温度を2,800゜F(1,535℃)以下の温度に維持する
ために、空気流中の酸素を30−32モルパーセントという
限られた範囲で酸素富化しなければならないことが計算
上から分かる。そして、このように空気流中の酸素を空
気本来の酸素含有量の21モルパーセントから32モルパー
セントに増量させても、クラウスプラントの処理能力は
僅か12−15パーセント増加するに過ぎず、要望される処
理能力の増加量にはほど遠いものであった。
しかしながら、前記した本発明の方法によれば、冷却
により液状イオウを凝縮分離させた後の、凝縮装置から
の低温の分離残留ガス流をクラウス反応炉領域(本発明
では「クラウス反応炉領域」とは燃焼によりクラウス反
応が行われる領域、すなわち供給富硫化水素酸性ガスを
燃焼させるためのバーナーと、燃焼流にクラウス反応を
起こさせるためのクラウス反応炉を指す)に再循環させ
て反応炉の温度を低下させ、反応炉が過度の高温になる
ことを回避することにより、空気流中の酸素量を32パー
セント以上に富化した状態で操業を行うことができるよ
うになるので、現行のクラウスプラントの処理能力をさ
らに高めることが可能になる。
即ち、クラウス反応後に冷却された反応炉工程後のイ
オウ凝縮装置排ガスの一部をクラウス反応炉領域、特に
バーナーに対する酸性ガス流供給ラインに再循環させる
ことにより、処理量を著しく高めるために必要な大幅な
酸素富化を行うことによるバーナー火炎温度の上昇を相
対的に温度の低い再循環ガス流の付加によって低下させ
ることができる。この場合において、再循環ガスは、バ
ーナーまたは供給空気へ直接導入してもよい。
そして、酸素富化及び再循環を組み合わせることによ
って、クラウスプラントの処理能力、つまり処理量は予
期以上に高められる。これは、酸素富化により供給硫化
水素ガスとの反応が促進されるのに加えて、炉内ガス中
の窒素含有量が大幅に削減され、これに伴ってプラント
全体の圧力降下量を低く抑えることが可能になるからで
ある。このような本発明の方法による処理形態は、現行
のクラウスプラントに対して適用させることもできる
し、本発明の方法による特徴ある効果である酸素富化の
自由度を考慮して、より小型の新規なプラントに適用す
ることができる。
一見して本発明による場合には、再循環流からの流量
が増えるとクラウスプラント装置の圧力降下量を増加さ
せ、酸素富化によって緩和された圧力降下制約を再度生
起させるように思われるかも知れないが、しかしなが
ら、それは、従来の処理能力の制限された空気稼働によ
る操業方法と、本発明による酸素富化と再還流とを組み
合わせた処理能力に制限のない操業方法とを、後述する
実施例に使用するクラウスプラント装置に則して比較し
て示した下記表から分かるように正しくない。
表において、ケース1の処理能力に制約のある現行法
とケース2の処理能力の制約を排除した本発明方法とを
比較して見たとき、反応炉(クラウス反応炉)工程段階
(ライン14−40)における圧力差は1.9psiから2.8psi
(0.13kg/cm2から0.19kg/cm2)に増加することが示され
ている。しかしながら、接触(接触式クラウス反応装
置)工程段階(ライン40−106)およびTGCU(後尾ガス
洗浄装置)工程段階(ライン106−大気圧)での圧力降
下量は、接触段階を通過する窒素量が低下するので、そ
れぞれ5.1psiから1.9psi(0.36から0.13kg/cm2)及び4.
0psiから1.5psi(0.28から0.11kg/cm2)へと低下してい
る。同時に、クラウス反応炉の入口圧力は全圧力降下量
から、現行法では11.0psig(77kg/cm2)としなければな
らないのに対して本発明では6.2psig(0.43kg/cm2)で
十分である。また、クラウス反応装置全体のイオウ回収
率は、97.7パーセントから98.3パーセントに増加してい
る。勿論後尾ガス洗浄装置でのイオウ回収率も流量を低
くし接触時間を長くすると増加するであろうことは十分
に理解できる。
上記の説明は、本発明の酸素富化及び再循環を組み合
わせて行う技術が現行のクラウスプラントの処理能力を
高め得ることを示しているが、同時にこの技術を新規な
クラウ反応イオウ回収装置の設計に用いて所望の処理能
力に必要とされる装置を現行の富化装置を用いない装置
で必要とされる大きさよりも小さくすることができるこ
とをも示している。また特に空気の供給量を減らして、
供給ガス中の窒素の含有量を減少させると後尾ガス洗浄
装置の大きさやコストの低減を図ることができることが
分かる。
(実施例) 次に、本発明を図面に図示した好ましい実施例に言及
しながらさらに詳細に説明をする。
硫化水素の含有量が92モルパーセントの供給酸性ガス
流をライン10でクラウス反応炉プラントに導入する。供
給酸性ガス流の温度は100゜F(37.8℃)及び圧力は25ps
ia(1.76kg/cm2)になつている。ライン18の再循環流
は、供給酸性ガス流10に導入される。再循環流は、低減
された量の窒素、硫化水素、二酸化イオウ、二酸化炭素
及び水素を含んだ主に水蒸気からなる。再循環は、約35
0゜F(176.7℃)で行なわれる。混合ガス流は、圧縮機1
6から昇圧されライン14で供給される空気と工業的純度
の酸素源から供給される酸素流12とともにバーナー20に
供給される。反応物は、バーナー20で燃焼され反応炉22
に放出されて、そこでクラウス法の反応が行なわれる。
特に、バーナー中で、硫化水素と酸素が結合して二酸化
イオウと水を生じ、そこで次式に従つて反応供給流の3
分の1がまず燃焼して残りの3分の2が生成した二酸化
イオウと反応しイオウと水を生成する。
H2S+3/20→SO2+H2O 2H2S+SO2→3/2S2+2H2O また、硫化水素が解離して水素もいくらか発生する。
2H2S→2H2+S2 その後、反応炉からの流出流は循環式熱交換領域、す
なわち排熱ボイラー24を通され、そこで燃焼流出流はラ
イン26のボイラー供給水によつて冷却され、供給水はラ
イン28で水蒸気となる。排熱ボイラー24において、次式
に従つて反応流出流はイオウの一形態から別の形態へと
転移する。
S2(2原子イオウ元素)→1/3S6(6原子イオウ元素) S2(2原子イオウ元素)→1/4S8(8原子イオウ元素) 排熱ボイラーからのライン30の冷却後の流出流の温度
は600゜F(315.6℃)で圧力は24psia(1.7kg/cm2)であ
る。次に、流出流は第1の凝縮装置32へ導入されてそこ
で流出流は再度熱交換されライン34のボイラー供給水で
冷却されて供給水はライン36で水蒸気となる。供給流の
イオンの77.4%をなす液状イオウがライン38で凝縮し、
ガス状燃焼流出流はライン40で取り出される。その後、
燃焼流40のうち約45パーセントは凝縮装置32の直ぐ下流
から取り出される中間再循環流としてライン44に分岐さ
れ送風機46を介して再循環されライン18でライン10の供
給酸性ガス流へと供給されてバーナー20の火災温度を低
下させる。このガス流も温度が350゜F(176.7℃)であ
る。また、ガス流18は、バーナー20、ライン12あるいは
ライン14に導入することもできる。
ライン42の残部のガス流は、その後処理流で再加熱用
熱交換装置48で再加熱される。そして、430゜F(221
℃)の温度にまで再加熱されたライン50のガス流は接触
式クラウス反応装置52に導入され、そこで次式に従つて
新たな量の硫化水素と二酸化イオウとが反応してイオウ
と水を生成する。
2H2S+SO2→3/6S6+2H2O 2H2S+SO2→3/8S8+2H2O 次に、ライン54の反応後のガス流は第2の凝縮装置56
に導入され、この凝縮装置でライン58のボイラー供給水
で再度流出流を冷却しライン60で新たに水蒸気を生成す
る。ライン62でこの方法における供給流のイオウの14.3
パーセントにあたる新たな元素イオウが回収され、そこ
で次式に従つて接触式クラウス反応で生成されたイオウ
の形態は高分子量のイオウ形態に転化されてさらに元素
イオウに凝縮される。
S6→6S1 S8→8S1 ライン64のガス流の温度は340゜F(171℃)、圧力は2
2psia(1.55kg/cm2)である。このガス流は、再加熱用
の熱交換装置66へ導入され、処理水蒸気で再度加熱され
てライン68で420゜F(215.6℃)の水蒸気を生成する。
この水蒸気は第2の接触式クラウス反応装置70に導入さ
れ、そこで硫化水素と二酸化イオウとの間で類似の接触
式クラウス反応が行なわれてライン72の接触後の流出流
はさらに別の凝縮装置74へ送られボイラー供給水76で冷
却されライン78に水蒸気を生成する。この方法への供給
流の4.9%のイオウにあたる新たな量の元素イオウが除
去される。
ライン82の流出流の温度は330゜F(165.6℃)で圧力
は20psia(1.4kg/cm2)であり、その後この流出流はさ
らに再加熱用熱交換装置84で処理高水蒸気で再加熱され
てライン86に400゜F(210℃)、20psia(1.4kg/cm2)の
水蒸気が生成される。この水蒸気は第3の最後接触式ク
ラウス反応装置88に導入されて実質的に残りの硫化水素
と二酸化イオウとを反応させ各形態のイオウを生成して
イオウはライン90で取り出され、そこでこの流出流はラ
イン96の水蒸気を生成するライン94のボイラー供給水で
冷却されている凝縮装置92に導入される。さらに、この
方法の供給源1.7%にあたる液状の元素イオウがライン9
8で取り出され、主に1.4モルパーセントの流出流にあた
る水蒸気、窒素、二酸化炭素、水素及び残部流化水素と
イオウ化合物とからなる最後の流出流がライン100で回
収される。
ライン100の水蒸気は後尾ガス凝縮装置102に導入さ
れ、新たなイオウがライン104で取り出される。その
後、ライン106と107の残りのガス流が後尾ガス洗浄装置
(TGCU)に導入され、ライン106の大部分の残留イオウ
成分が代表的には硫化水素に転化してイオウ放出の環境
的基準に合うように回収され、この硫化水素は供給酸性
ガス流10に返流される。あるいは、後尾ガスは、ライン
108の天然ガス及びライン110の空気で燃焼が行なわれる
焼却バーナー112に送られる。その後、ガス流は煙突114
で許容されるイオウ含有量レベルにおいて大気への流出
流116として放出される。
(発明の効果) 上記した本発明の唯一つの実施例に過ぎず、この実施
例では酸素富化と中間での再循環流を組み合せて(a)
酸素富化ガスの予期されない程度の自由度、(b)クラ
ウスプラントの処理量の非常に高いレベル迄の増大、
(c)クラウスプラントを通しての全体の圧力降下の低
減、(d)後尾ガス処理装置への流出流の流量の低減、
及び(e)供給ガス流からのより大きいパーセントのイ
オウの回収を行なつており、この実施例では中間での再
循環をすることによつて酸素富化したクラウスプラント
の火災温度を著しく低下させている。
【図面の簡単な説明】
図面は、本発明のクラウス反応炉プラントの酸素富化及
び流出再循環の一実施例を模式的に示した図である。 10,14,18,26,28,30,34,36,38,40,42,44,50,54,58,60,6
2,64,68,72,78,80,86,90,94,96,98,100,104,106,107,10
8,110……ライン、12……酸素流、16……圧縮機、20…
…バーナー、22……反応炉、24……排熱ボイラー、32…
…第1の凝縮装置、46……送風機、48……再加熱用熱交
換装置、52……接触式クラウス反応装置、56……第2の
凝縮装着、66……再加熱用熱交換装置、70……第2の接
触式クラウス反応装置、74……凝縮装置、76……ボイラ
ー供給水、84……再加熱水熱交換装置、88……接触式ク
ラウス反応装置、92……凝縮装置、102……後尾ガス凝
縮装置、112……焼却バーナー、114……煙突、116……
流出流、TGCU……後尾ガス洗浄装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 バリー.ジーン.ゴール アメリカ合衆国.75703.テキサス州. タイラー.ヒユバード.ドライブ.1522 (56)参考文献 特公 昭49−37402(JP,B1)

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】硫化水素に富んだ供給酸性ガス流をクラウ
    ス反応炉領域において酸素富化ガスと部分燃焼させ、そ
    の燃料流出流を第1の凝縮領域で冷却してそれによりイ
    オウを凝縮・分離回収し、その分離残留ガス流を少なく
    とも1回、接触式クラウス反応領域中で再加熱転化さ
    せ、第2の凝縮領域で冷却して該分離残留ガス流からさ
    らにイオウを凝縮・分離する工程を行わせる富硫化水素
    供給酸性ガス流からイオウを回収する方法において、第
    1の凝縮領域からの流出流の一部をクラウス反応炉領域
    に再循環させて、該クラウス反応炉領域におけるバーナ
    ーからの火炎温度を低下させ、これにより該クラウス反
    応炉領域の温度を低下させることを特徴とするイオウ回
    収方法。
  2. 【請求項2】前記分離残留ガス流からのイオウの分離回
    収の処理工程を3回行うことを特徴とする請求項1に記
    載のイオウ回収方法。
  3. 【請求項3】前記供給酸性ガス流には60−100モルパー
    セントの量の硫化水素が含まれていることを特徴とする
    請求項1記載のイオウ回収方法。
  4. 【請求項4】前記供給酸性ガス流には80−100モルパー
    セントの量の硫化水素が含まれていることを特徴とする
    請求項1記載のイオウ回収方法。
  5. 【請求項5】前記酸素富化ガスは、21モルパーセント以
    上の量の酸素を含んでいることを特徴とする請求項1記
    載のイオウ回収方法。
  6. 【請求項6】前記酸素富化ガスは、32−90モルパーセン
    ト以上の量の酸素を含んでいることを特徴とする請求項
    1記載のイオウ回収方法。
  7. 【請求項7】前記再循環流の流量は、燃焼流出流の5−
    60パーセントをなすことを特徴とする請求項1記載のイ
    オウ回収方法。
  8. 【請求項8】前記クラウス反応炉領域の温度が2,400−
    2,800゜F(1,315−1,538℃)の範囲であることを特徴と
    する請求項1記載のイオウ回収方法。
  9. 【請求項9】硫化水素に富んだ供給酸性ガス流を空気お
    よび酸素富化ガスの混合流によって部分燃焼させてクラ
    ウス反応を起こさせるためのクラウス反応炉と、燃焼流
    出流を冷却しイオウを凝縮・分離回収するための第1の
    凝縮手段とからなるイオウ回収手段と、分離残留ガス流
    を再加熱しさらにクラウス反応を起こさせ、分離残留ガ
    ス流からさらにイオウを凝縮分離回収するための再加熱
    手段、接触式クラウス反応装置および第2の凝縮手段と
    からなる少なくとも一連のさらなるイオウ回収手段を有
    する富硫化水素供給ガス流からのクラウス反応によるイ
    オウを回収装置において、前記第1の凝縮手段からの分
    離残留ガス流の一部を前記クラウス反応炉へ再循環させ
    るための再循環手段を具備することを特徴とするイオウ
    回収装置。
  10. 【請求項10】再加熱手段、接触式クラウス反応装置お
    よび第2の凝縮手段とからなる一連のさらなるイオウ回
    収手段を三連有することを特徴とする請求項9記載のイ
    オウ回収装置。
  11. 【請求項11】前記再循環手段は、分離残留ガス流の一
    部をクラウス反応炉のバーナーへ還流させるための導管
    と送風機とからなることを特徴とする請求項9記載のイ
    オウ回収装置。
  12. 【請求項12】分離残留ガス流中のイオウ量をさらに減
    少させるためにイオウ回収装置の最終のイオウ回収手段
    に後尾ガス洗浄手段を設けてなることを特徴とする請求
    項9記載のイオウ回収装置。
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