JP2609943B2 - 増幅回路 - Google Patents

増幅回路

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JP2609943B2
JP2609943B2 JP2203258A JP20325890A JP2609943B2 JP 2609943 B2 JP2609943 B2 JP 2609943B2 JP 2203258 A JP2203258 A JP 2203258A JP 20325890 A JP20325890 A JP 20325890A JP 2609943 B2 JP2609943 B2 JP 2609943B2
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雅憲 藤沢
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、2種類の音響信号をそれぞれ増幅して出力
する増幅回路に関し、特に第1の出力信号と第2の出力
信号のクロストーク量を低減した増幅回路に関する。
[従来の技術] 従来、OCL(アウトプットコンデンサレス)型のステ
レオ増幅器においては、第2図に示すような回路で2つ
の入力から供給された左右ステレオ信号(音響信号)を
それぞれ増幅して出力していた。
図において、増幅回路1は、主に非反転アンプA1と、
センタアンプA6と、非反転アンプA3と、で構成される。
第1の入力端子10から供給された音響信号は、非反転
アンプA1の+入力に供給され、一方このアンプA1の−入
力には基準電圧Vk1が抵抗R2を介して供給され、更に−
入力にはこのアンプA1の出力信号が抵抗R1を介して入力
され、このアンプA1に供給された音響信号は非反転増幅
されて第1の出力端子20に供給される。
第2の入力端子11から供給された音響信号は、非反転
アンプA3の+入力に供給され、一方このアンプA3の−入
力には基準電圧Vk1が抵抗R6を介して供給され、更に−
入力にはこのアンプA3の出力信号が抵抗R5を介して入力
され、このアンプA3に入力された音響信号は非反転増幅
されて第2の出力端子21に供給される。
センタアンプA6の+入力には、基準電圧Vk1が供給さ
れ、−入力と出力は接続され、このアンプ出力はセンタ
アンプ出力端子22に接続される。従って、非反転アンプ
A1及びA3とセンタアンプA6の出力直流電圧を等しい値と
することができ、OCL化が図れる。
ところで、第1の出力信号は抵抗R7とセンタアンプA6
の出力インピーダンスZ06の比で決まる量だけ減衰され
てセンタアンプ出力端子22にクロストーク量として現
れ、更に第2の出力端子21にも抵抗R8と非反転アンプA3
の出力インピーダンスZ03の比で決まる量だけ減衰され
てクロストーク量として現れる。
つまり、第1の出力信号の電圧をV20とし、センタア
ンプの出力信号の電圧をV22とし、センタアンプの出力
インピーダンスをZO6とすると、第1の出力信号がセン
タアンプ出力22にクロストークされる信号電圧V22は次
式で表される。
V22=V20・ZO6/(ZO6+R7) … (1) また、第2の出力信号の電圧V21がセンタアンプ出力2
2にクロストークされる信号電圧V22は次式で表される。
V22=V21・ZO6/(ZO6+R8) … (2) 2つの出力信号のクロストーク量は、センタアンプA6
の出力インピーダンスの大小によって決まる。つまり、
出力インピダンスを小さくすると、出力のクロストーク
量は小さくなる。
[発明が解決しようとする課題] 以上、説明した従来の増幅回路では、第1の出力信号
と第2の出力信号の相互のクロストーク量はセンタアン
プの出力インピーダンスに依存して変化し、無視できる
ほどにクロストーク量を小さくすることができなかっ
た。
本発明は、以上の課題に鑑み為されたものであり、本
発明の目的は、クロストーク量を低減するように改善し
た増幅回路を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明は以上の目的を達成するために、増幅回路を改
良した。
クロストーク量を小さくするために、出力のもれに相
当する成分を逆位相で加えて相殺するようにする。
つまり、第1入力端子から供給される第1信号を増幅
する第1アンプと、第2入力端子から供給される第2信
号を増幅する第2アンプと、出力端子が、前記第1アン
プの出力端子と前記第2アンプの出力端子とにそれぞれ
負荷抵抗を介して接続されるとともに、前記第1および
第2のアンプからの出力直流電圧と等しい直流電圧を発
生するセンタアンプと、を有するOCL型の増幅回路にお
いて、前記第1入力端子から供給される前記第1信号を
増幅する第1バッファアンプと、前記第2入力から供給
される前記第2信号を増幅する第2バッファアンプと、
第1バッファアンプ出力電圧と第2バッファアンプ出力
電圧とを合成してクロストーク信号と同位相の信号を得
て、前記センタアンプの反転入力端子に供給する合成手
段と、を有し、前記センタアンプは、前記合成手段から
供給される電圧信号を位相反転して出力することを特徴
とする。
また、前記合成手段としては、前記センタアンプの負
帰還抵抗と電源との間に直列に接続された第1抵抗及び
第2抵抗と、前記第1バッファアンプの出力側に一端が
接続され、他端が前記第1抵抗と第2抵抗との間に接続
された第3抵抗と、前記第2バッファアンプの出力側に
一端が接続され、他端が前記第1抵抗と第2抵抗との間
に接続された第4抵抗と、を有する回路によって構成可
能である。
[作用] 本発明において、第1入力端子及び第2入力端子に入
力信号が供給されると、第12アンプと第2アンプがそれ
ぞれ入力信号を増幅する。一方、第1及び第2入力端子
からの入力信号は第1及び第2バッファアンプにも供給
され、合成手段は各入力信号に対応して第1及び第2バ
ッファアンプから出力される電圧信号を合成し、これを
センタアンプの反転入力端子に供給する。センタアンプ
は、第1および第2のアンプからの出力直流電圧と等し
い直流電圧を発生する共に、上記合成手段からの出力信
号に応じてクロストーク信号と逆相の電圧信号を発生す
る。従って、第1及び第2アンプからの出力信号に応じ
てセンタアンプ出力端子に発生するクロストーク電圧
は、上記センタアンプからの出力電圧信号によって相殺
される。
また、合成手段を第1〜第4抵抗を組み合わせて構成
した場合には、各抵抗の接続点において第1バッファア
ンプの出力電圧と第2バッファアンプの出力電圧とが合
成され、得られた合成信号はセンタアンプによって第1
及び第2抵抗の和と、負帰還経路中の負帰還抵抗との比
に応じて反転増幅される。そして、センタアンプからク
ロストーク電圧と逆相の電圧信号が出力される。
[実施例] 本発明の好適な実施例を図面を用いて説明する。第1
図は本発明に係る増幅回路の回路図を示す。
回路構成説明 増幅回路1は、主に非反転アンプA1、A3と、クロスト
ーク補償回路2とで構成される。
クロストーク補償回路2は、主にセンタアンプA2と、
バッファアンプA4、A5とで構成される。
回路接続説明 第1の入力端子10は、バッファアンプA4の+入力と非
反転アンプA1の+入力に接続され、第2の入力端子11
は、バッファアンプA5の+入力と非反転アンプA3の+入
力に接続される。
バッファアンプA4の出力は、抵抗R9を介して中継端子
30に接続され、バッファアンプA5の出力は抵抗R10を介
して中継端子30に接続される。
非反転アンプA1の出力は、第1の出力端子20に接続さ
れ、非反転アンプA3の出力は、第2の出力端子21に接続
される。
更に中継端子30は、抵抗R4を介してセンタアンプA2の
−入力に接続され、またセンタアンプの−入力は、抵抗
R3を介してセンタアンプA2の出力に接続され、センタア
ンプA2の出力は、センタアンプ出力端子22に接続され、
中継端子30には、基準電圧Vk1が抵抗R11を介して供給さ
れる。
第1の出力端子20とセンタアンプ出力端子22の間との
間には、負荷抵抗R7が接続され、第2の出力端子21とセ
ンタアンプ出力端子22の間には負荷抵抗R8が接続され
る。負荷抵抗R7及びR8は、ヘッドフォンに相当するもの
である。
非反転アンプA1の−入力は抵抗R1を介してこのアンプ
の出力に接続され、更に−入力には基準電圧Vk1が抵抗R
2を介して供給される。
反転アンプA2の+入力には、基準電圧Vk1が供給され
る。
非反転アンプA3の−入力は、抵抗R5に介してこのアン
プの出力に接続され、更に−入力には基準電圧Vk1が抵
抗R6を介して供給される。
回路動作説明 第1の入力端子10に入力された音響信号は、非反転ア
ンプA1とバッファアンプA4とに供給される。
非反転アンプA1は、入力された音響信号の位相を反転
させずに(非反転)で、−入力(負帰還入力)に接続さ
れている抵抗R1とR2の比で決まる増幅度で音響信号を増
幅して第1の出力端子20に出力する。センタアンプ出力
端子22に現れる前記(1)式できまる値のクロストーク
電圧V22は、センタアンプA2の出力信号により相殺され
るのでクロストーク量の大幅な減少が達成される。
つまり、バッファアンプA4の出力は、抵抗R9と抵抗R1
1とにより分割された後、位相を反転するセンタアンプA
2の−入力に供給される。センタアンプA2は、−入力
(負帰還入力)に接続されている抵抗R3と抵抗R4の比で
決まる増幅度で入力された音響信号を反転増幅する。セ
ンタアンプA2の出力信号は前記非反転アンプA1から出力
された第1の出力信号のクロストーク信号と逆相の関係
であるため、両信号は互いに相殺されることになる。以
上のようにして第1の出力信号がセンタアンプ出力端子
22及び第2の出力端子21にクロストークされるのを防止
する。
尚、抵抗R11とR4の和は、抵抗R2及びR6の値と等しく
設定されており、和を一定としたまま抵抗R11とR4との
比を変更することにより、第1の出力信号のクロストー
ク量とセンタアンプA2の出力信号レベルとを一致させる
ことができる。
また第2の入力端子11に入力された音響信号は、非反
転アンプA3とバッファアンプA5とに供給される。
非反転アンプA3は、入力された音響信号の位相を反転
させずに(非反転で)、−入力(負帰還入力)に接続さ
れている抵抗R5とR6の比で決まる増幅度で音響信号を増
幅して第2の出力端子21に出力する。センタアンプ出力
端子22に現れる(2)式できまる値のクロストーク電圧
V22は、センタアンプA2の出力信号により相殺されるの
でクロストーク量の大幅な減少が達成される。
つまり、バッファアンプA5の出力は、抵抗R10と抵抗R
11とにより分割された後位相を反転するセンタアンプA2
の−入力に供給される。センタアンプA2は、−入力(負
帰還入力)に接続されている抵抗R3と抵抗R4の比で決ま
る増幅度で入力された音響信号を反転増幅する。センタ
アンプA2の出力信号は前記非反転アンプA3から出力され
た第2の出力信号のクロストーク信号と逆相の関係であ
るため、両信号は互いに相殺されることになる。以上の
ようにして第2の出力信号がセンタアンプ出力端子22及
び第1の出力端子20にクロストークされるのを防止す
る。
以上、説明したようにして第1の出力信号のクロスト
ーク信号と逆位相の信号を第1の入力端子10に入力され
た音響信号から反転回路2で発生させることによって、
2つの信号を相殺してクロストークを防止し、同様に第
2の出力信号のクロストーク信号と逆位相の信号を第2
の入力端子11に入力された音響信号から反転回路2で発
生させることによって、2つの信号を相殺してクロスト
ークを防止する。
[発明の効果] 以上、本発明によれば、第1アンプの第1出力信号
と、第2アンプの第2出力信号とに応じてセンタアンプ
出力端子に発生するクロストーク電圧をセンタアンプか
らの出力信号によって相殺することができる。従って、
従来の第1アンプ、センタアンプ及び第2アンプをその
まま使用して、センタアンプの出力インピーダンスに依
存することなくクロストークを確実に防止することが可
能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る実施例を説明する回路図、 第2図は、従来の回路図である。 1…増幅回路 2…反転回路 10…第1の入力端子 11…第2の入力端子 20…第1の出力端子 21…第2の出力端子 22…センタアンプ出力端子 30…中継端子 A1…非反転アンプ A2…センタアンプ A3…非反転アンプ A4…バッファアンプ A5…バッファアンプ A6…センタアンプ R1〜R11…抵抗

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1入力端子から供給される第1信号を増
    幅する第1アンプと、 第2入力端子から供給される第2信号を増幅する第2ア
    ンプと、 出力端子が、前記第1アンプの出力端子と前記第2アン
    プの出力端子とにそれぞれ負荷抵抗を介して接続される
    とともに、前記第1および第2のアンプからの出力直流
    電圧と等しい直流電圧を発生するセンタアンプと、を有
    するOCL型の増幅回路において、 前記第1入力端子から供給される前記第1信号を増幅す
    る第1バッファアンプと、 前記第2入力端子から供給される前記第2信号を増幅す
    る第2バッファアンプと、 第1バッファアンプ出力電圧と第2バッファアンプ出力
    電圧とを合成してクロストーク信号と同位相の信号を得
    て、前記センタアンプの反転入力端子に供給する合成手
    段と、 を有し、 前記センタアンプは、前記合成手段から供給される電圧
    信号を位相反転して出力することを特徴とする増幅回
    路。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の増幅回路において、 前記合成手段は、 前記センタアンプの負帰還抵抗と電源との間に直列に接
    続された第1抵抗及び第2抵抗と、 前記第1バッファアンプの出力側に一端が接続され、他
    端が前記第1抵抗と第2抵抗との間に接続された第3抵
    抗と、 前記第2バッファアンプの出力側に一端が接続され、他
    端が前記第1抵抗と第2抵抗との間に接続された第4抵
    抗と、 を有すること特徴とする増幅回路。
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