JP2608268B2 - 衝撃力を補償する装置 - Google Patents

衝撃力を補償する装置

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JP2608268B2
JP2608268B2 JP60162186A JP16218685A JP2608268B2 JP 2608268 B2 JP2608268 B2 JP 2608268B2 JP 60162186 A JP60162186 A JP 60162186A JP 16218685 A JP16218685 A JP 16218685A JP 2608268 B2 JP2608268 B2 JP 2608268B2
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オスワルド・フリートマン
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ルーク・ラメレン・ウント・クツプルングスバウ・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング
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    • F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F15/00—Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
    • F16F15/10—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system
    • F16F15/12—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon
    • F16F15/131—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon the rotating system comprising two or more gyratory masses
    • F16F15/13142—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon the rotating system comprising two or more gyratory masses characterised by the method of assembly, production or treatment
    • F16F15/1315—Multi-part primary or secondary masses, e.g. assembled from pieces of sheet steel
    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ダンパ装置の作用に抗して互いにある限度
内で回動可能な少なくとも２つの、互いに同軸的に配置
されたフライホイール部分によって、回転衝撃力、特に
内燃機関のトルク変動を補償する装置であって、前記フ
ライホイール部分の一方の第１のフライホイール部分が
内燃機関に回動不能に連結されていてかつ他方の第２の
フライホイール部分がトランスミッションの入力部材に
対して連結及び遮断可能である形式のものに関する。
このような形式の公知の装置においては、第２のフラ
イホイール部分はトランスミッションの入力部材に摩擦
クラッチを介して連結可能である。この場合、両フライ
ホイール部分をある限度内で互いに回動可能に支承する
ために、一方のフライホイール部分は少なくとも１つの
軸受を介して直接他方のフライホイール部分上に支承さ
れている。しかしこのような支承形式は、軸受がある限
度内で互いに回動可能である２つのフライホイール部分
の間に設けられる、という欠点を有している。このこと
は特に、極めて高い周波数及び小さな振幅の回転振動が
発生する負荷状態での走行運動時において特別の欠点と
なる。滑り軸受の場合にもまた転がり軸受の場合にも、
振動に基づいて生ずる回転方向の変化は、相対運動量が
小さいことにより良好な潤滑を生ぜしめない。更に、転
がり軸受の場合には次のような欠点が生ずる。即ち、転
動体と転動軌道との間の高い負荷が実際に常に同じ個
所、即ち転動軌道の外周の極めて小さい同一の範囲に発
生し、これにより、この個所もしくはこの範囲の材料が
過度に高い負荷にさらされる。この過度に高い負荷の結
果、転動体は転動軌道内へ食込みもしくは圧入され、そ
の結果軸受部の早期の破壊を生じる。過度に高い軸受荷
重はまた、転動体及び又は転動軌道の表面から材料粒子
を分離させ、この結果上記表面に凹凸を発生させ、これ
によりやはり転がり軸受の破壊を生じる結果となる。ま
た、この支承形式では、摩擦クラッチと協働する第２の
フライホイール部分を、場合によってはダンパ装置を含
めてトランスミッション側で予め組み立てることができ
ない。
本発明の課題は、上記欠点を回避して、回転衝撃力を
補償する装置を、特に簡単かつ安価に製作できしかも機
能が改善されかつ耐用寿命が高められるように、改良
し、更に、摩擦クラッチと協働する第２のフライホイー
ル部分を、場合によってはダンパ装置を含めてトランス
ミッション側で予め組み立てることができるようにする
ことにある。
前記課題は本発明の第１の構成によれば、内燃機関
と、ケーシング及び回転可能な入力部材を有するトラン
スミッションとの間でトルクを伝達する装置であって、
複数の同軸のフライホイール部分を有する複合フライホ
イールを有し、前記フライホイール部分が第１のフライ
ホイール部分と第２のフライホイール部分とを有し、第
１のフライホイール部分と第２のフライホイール部分と
が互いに相対回動可能であり、第２のフライホイール部
分がトランスミッションの入力部材に対して相対的に軸
方向に移動しないように保持された第１のプレッシャプ
レートを有し、第１のフライホイール部分と第２のフラ
イホイール部分との間の相対運動に抗して作用するダン
パ装置が設けられており、当該ダンパ装置が前記第１の
フライホイール部分と共に回転する入力部分と第２のフ
ライホイール部分と共に回転する出力部分とを有し、前
記入力部分と出力部分とが整合する窓を有し、前記ダン
パ装置が前記出力部分及び入力部分の周方向に作用しか
つ前記窓内に配置された蓄力部材を有し、第１のフライ
ホイール部分を内燃機関に相対回動不能に固定する部材
が設けられており、前記第２のフライホイール部分をト
ランスミッションの入力部材に解除可能に連結する連結
部材が設けられており、当該連結部材が、前記第１のプ
レッシャプレートに対して軸方向に移動可能な第２のプ
レッシャプレートと、両プレッシャプレートの間に配置
され、トランスミッションの入力部材に回転不能に取付
けられたクラッチディスクとを有し、前記入力部分又は
出力部分の一つを当該フライホイール部分に対して回動
可能ではあるが軸方向に移動可能保持する保持部材が設
けられており、該保持部材が前記入力部分又は出力部分
の一方と当該フライホイール部分とに設けられた互いに
噛み合う歯を有していることによって、解決された。
この第１の構成では、第２のフライホイール部分は、
軸方向でトランスミッションの入力部材に対して移動不
能な第１のプレッシャプレート、並びに、第１のプレッ
シャプレートと第２のプレッシャプレートとの間に配置
されかつトランスミッションの入力部材に回動不能に保
持されたクラッチディスクを有していて、更に、保持部
材（差込結合部）を形成するために互いに係合もしくは
協働する噛み合い歯が設けられている。このような構成
では、協働する噛み合い歯の数及び形状、並びに、噛み
合い歯の接触形式は、その都度の要求に適合させること
ができる。保持部材（差込結合部）の構成によって、並
びに、トランスミッションの入力部材に対して第１のプ
レッシャプレートを軸方向で定置に保持することによっ
て、例えば、トランスミッション入力軸もしくはトラン
スミッションから振動及び不都合な騒音を排除すること
ができ、これによって特に、このようなトルク伝達装置
を装備した車両の騒音挙動に有利な作用が及ぼされる。
更に前記課題は、本発明の第２の構成によれば、内燃
機関と、ケーシング及び回転可能な入力部材を有するト
ランスミッションとの間でトルクを伝達する装置であっ
て、複数の同軸のフライホイール部分を有する複合フラ
イホイールを有し、前記フライホイール部分が第１のフ
ライホイール部分と第２のフライホイール部分とを有
し、第１のフライホイール部分と第２のフライホイール
部分とが互いに相対回動可能であり、第１のフライホイ
ール部分と第２のフライホイール部分との間の相対運動
に抗して作用するダンパ装置が設けられており、第１の
フライホイール部分を内燃機関に相対回動不能に固定す
る部材が設けられており、前記第２のフライホイール部
分をトランスミッションの入力部材に解除可能に連結す
る連結部材が設けられており、当該連結部材が、第２の
フライホイール部分に固定した第１のプレッシャプレー
トと、前記両フライホイール部分に対して軸方向に移動
可能な第２のプレッシャプレートとを有し、前記ダンパ
装置が前記第１のフライホイール部分と共に回転するよ
うに配置された入力部分と第２のフライホイール部分と
共に回転するように配置された出力部分とを有し、前記
入力部分と出力部分とが整合する窓を有し、前記ダンパ
装置が前記フライホイール部分の周方向に作用しかつ前
記窓内に配置された蓄力部材を有し、前記入力部材又出
力部分の一つを当該フライホイール部分に対して回動不
能ではあるが軸方向に移動可能に保持する保持部材が設
けられており、該保持部材が前記入力部分又は出力部分
の一方と当該フライホイール部分とに設けられた互いに
噛み合う歯を有していることによって、解決された。
この第２の構成では、連結部材の第１のプレッシャプ
レートは、第２のフライホイール部分に固定的に結合さ
れていてかつ、第１の構成とは異なって、第２の振動質
量もしくは第２のフライホイール部分の軸方向運動によ
ってトランスミッション入力軸に対して軸方向に移動す
ることができる。従ってこのような構成に基づき、第１
の構成とは異なり、連結部材の第１のプレッシャプレー
トを第２のフライホイール部分と一体に構成できる。つ
まり、このような構成に基づき多様の実施形態を減少し
て安価な製作並びに組立てを行うことができる。
更に前記課題は、本発明の第３の構成によれば、回転
衝撃力、特に内燃機関と回転可能な入力部材を有するト
ランスミッションとの間で伝達されるトルク変動を補償
する装置であって、内燃機関と共に回転するように配置
された第１のフライホイール部分と、第１のフライホイ
ール部分に対して相対回転可能な第２のフライホイール
部分とを有する複合フライホイールを有し、前記第２の
フライホイール部分を回転可能に支持する少なくとも１
つの耐摩軸受を有し、前記第２のフライホイール部分を
トランスミッションの入力部材に解除可能に連結する連
結部材を有し、第１のフライホイール部分と第２のフラ
イホイール部分との間の相対運動に抗して作用するダン
パ装置を有し、該ダンパ装置には、前記第１のフライホ
イール部分と共に回転するように配置された入力部分
と、第２のフライホイール部分と共に回転するように配
置された出力部分と、前記入力部分又は出力部分の一つ
を当該フライホイール部分に対して回動不能ではあるが
軸方向に移動可能に保持する保持部材とが設けられてお
り、該保持部材がキー・スプライン継手を有し、前記出
力部分と入力部分は整合する窓を有し、前記出力及び入
力部分の周方向に作用しかつ前記窓内に配置された蓄力
部材を前記ダンパ装置が有することによって、解決され
た。
この第３の構成では、第２のフライホイール部分を支
承するための軸受、特に少なくとも１つの転がり軸受け
が設けられていて、この軸受は、その僅かな固有摩擦に
基づきトルク伝達装置の機能に有利な作用を及ぼす。
２質量フライホイールの場合、振動絶縁作用を可能な
限りばね・質量システムのみを介して実現するという努
力がなされた。それというのも、振動質量の間で摩擦が
発生した場合、振動絶縁作用が低下するからであり、こ
の原因は、２質量フライホイールが機関の運転範囲で臨
界を越えて、即ち、共振回転数を越えて運転されること
にある。しかしながら、このような臨界を越える範囲で
は、フライホイール部分間で生ずる摩擦が少ないほど、
振動絶縁作用に有利な作用が及ぼされる。
従って、軸受の配置によって、振動絶縁作用に有利な
作用が及ぼされる。
更に第３の構成では、保持部材（差込結合部）を実現
するために、キー・スプライン継手が設けられている。
従って、保持部材（差込結合部）を、比較的簡単な工具
で特に簡単に製作でき、また、キー及びスプラインの数
は、要求に応じて選択でき、多くの場合標準的な、即
ち、既存のプロフィルを選択できる。
更に前記課題は、本発明の第４の構成によれば、回転
衝撃力、特に内燃機関と回転する入力部材を有するトラ
ンスミッションとの間で伝達されるトルク変動を補償す
る装置であって、内燃機関と共に回転するように配置さ
れた第１のフライホイール部分と、第１のフライホイー
ル部分に対して相対的に回転可能な第２のフライホイー
ル部分とを有する複合フライホイールを有し、前記第２
のフライホイール部分を回転可能に支持する少なくとも
１つの耐摩軸受を有し、第２のフライホイール部分をト
ランスミッションの入力部材に解除可能に連結する連結
部材を有し、第１のフライホイール部分と第２のフライ
ホイール部分との間の相対運動に抗して作用するダンパ
装置を有し、該ダンパ装置には、前記第１のフライホイ
ール部分と共に回転するように配置された入力部分と第
２のフライホイール部分と共に回転するように配置され
た出力部分と、前記出力部分又は入力部分の１つを当該
フライホイール部分に対して回動不能ではあるが軸方向
に移動可能に保持する保持部材とが設けられており、フ
ライホイール部分の一方が延長部を有し、前記入力部分
と出力部分の一方が前記延長部を取囲み、前記保持部材
が前記延長部の上の軸平行な外歯と、前記入力部分又は
出力部分の一方が設けられ、前記外歯と噛み合う軸平行
な内歯とを有し、前記入力部分と出力部分が整合する窓
を有し、前記出力及び入力部分の周方向に作用しかつ前
記窓内に配置された蓄力部材を前記ダンパ装置が有して
いることによって、解決された。
この第４の構成でも、僅かな固有摩擦に基づきトルク
伝達装置の機能に有利な作用を及ぼす、第２のフライホ
イール部分を支承するための軸受、特に少なくとも１つ
の転がり軸受けが設けられている。従って、この構成の
場合にも第３の構成において記載の利点が該当する。
更に、第４の構成では、フライホイール部分の一方
が、対応する内歯と協働して保持部材（差込結合部）を
形成する外歯を備えた延長部を有している。この場合、
延長部はそれぞれのフライホイール部分と一体の又はフ
ライホイール部分とは別体の構成部分として構成でき、
これによって、取り付けるべき両フライホイール部分の
寸法が減少される。
有利な実施態様では、トランスミッションが支持部を
有しかつ前記耐摩軸受が第２のフライホイール部分と前
記支持部との間に配置されている。
更に別の有利な実施態様では、前記支持部がトランス
ミッションの入力部材を同軸に取囲む管状の部材であっ
てかつ前記耐摩耗軸受によって取囲まれている。
更に別の有利な実施態様では、前記第２のフライホイ
ール部分とトランスミッションの入力部材との間で伝達
されるトルクを断ち継ぎする摩擦クラッチと該摩擦クラ
ッチを作動させる作動部材とを有し、該作動部材が前記
支持部に沿って移動可能である。
更に別の有利な実施態様では、前記支持部が管状部材
を有し、前記作動部材が前記管状部材を取囲む環状部分
を有している。
更に別の有利な実施態様では、第２のフライホイール
部分をトランスミッションの入力部材に対して軸方向に
動かないように保持する部材が設けられている。
更に別の有利な実施態様では、第２のフライホイール
部分に備えられた第１のプレッシャプレートと第２のフ
ライホイール部分の軸方向に移動可能な第２のプレッシ
ャプレートと、第１のプレッシャプレートと第２のプレ
ッシャプレートとの間にあるクラッチディスクと、第２
のプレッシャプレートをクラッチディスクに対して従動
可能に負荷し、クラッチディスクを第２のプレッシャプ
レートに対して押し付ける負荷部材とを前記連結部材が
有している。
更に別の有利な実施態様では、前記負荷部材がダイヤ
フラムばねであって、第１のプレッシャプレートがクラ
ッチディスクとダイヤフラムばねとの間に配置されてい
る。
更に別の有利な実態態様では、第１のプレッシャプレ
ートが半径方向で最外位の部分を有し、ダイヤフラムば
ねが前記最外位の部分に支持される縁部分を有し、該縁
部分が前記最外位の部分の半径方向内側に配置された開
口を有し、第２のプレッシャプレートが、前記開口を通
ってダイヤフラムばねに向かって前記縁部分の半径方向
内側を延びる突起を有し、さらにダイヤフラムばねを前
記突起に旋回可能に保持する部材が設けられている。
更に別の有利な実施態様では、ダイヤフラムばねを前
記保持部の領域で両側で支持する１対の着座部が設けら
れている。
更に別の有利な実施態様では、フライホイール部分の
一方が外歯を有する軸方向の延長部を有し、対応する部
材が前記外歯と噛合う内歯を有している。
更に別の有利な実施態様では、内歯を有する部材が前
記入力部分である。
更に別の有利な実施態様では、前記延長部が中空円筒
体である。
次に図示の実施例につき本発明を説明する。
回転衝撃力を補償するための図示の装置１は、複合フ
ライホイール２を有しており、この複合フライホイール
２は２つのフライホイール部分３及び４に分割されてい
る。第１のフライホイール部分３は、図示されてない内
燃機関のクランク軸５に固定ボルト６によって固定され
ている。第２のフライホイール部分４は、第１のプレッ
シャプレート７並びに、このプレッシャプレート７に対
して回転不能の、しかし軸方向で移動可能なプレッシャ
プレート８を有している。第１のプレッシャプレート７
と第２のプレッシャプレート８との間にはクラッチディ
スク９が設けられており、これは図示されてないトラン
スミッションの入力部材100に支持されている。
第２のプレッシャプレート８は、第１のプレッシャプ
レート７に向かってダイヤフラムばね10によって軸方向
負荷を与えられており、このダイヤフラムばね10は、第
１のプレッシャプレート７の、第２のプレッシャプレー
ト８側と反対の側11に設けられている。このために、第
２のプレッシャプレート８は軸方向の突起12を有し、こ
の突起12は、第１のプレッシャプレート７中の開口13を
貫通しており、かつこの突起12にはダイヤフラムばね10
が、半径方向で更に内側にある部分14をもって、２つの
転がり支承部15,16の間に旋回可能に保持されている。
図面から判るように、転がり支承部15は、軸方向の突起
12自体に直接形成されており、また、ダイヤフラムばね
10の反対側に設けられている転がり支承部16は、線材リ
ング16によって形成されている。線材リング16は、図示
の実施例ではボルト19によって形成されている固定手段
により、第２のプレッシャプレート８に対して軸方向で
固定されている。このためにボルト19は軸方向の突起12
内にねじ込まれていると共に、その頭部19aをもって線
材リング16に後側から軸方向で係合している。更に、ボ
ルト19は軸方向に延びている軸部19bをもってダイヤフ
ラムばねの切欠き20を貫通しており、これらの切欠き20
は、ダイヤフラムばね10の円形リング状の基部10bの半
径方向で内側に設けられている。ダイヤフラムばね10は
更に、上記のリング状の基部10bの半径方向外側の縁部
分21をもって、第１のプレッシャプレート７に形成され
た転がり支承部22に支持されている。ダイヤフラムばね
10の基部10bからは半径方向で内側に向いた舌状片23が
出ており、これらの舌状片23の尖端24には、作動部材25
によって負荷をかけることができるようになっており、
従って、ダイヤフラムばね10による第２のプレッシャプ
レート８の移動により、第２のフライホイール部分４、
ひいてはまた、トランスミッションの入力部材100の複
合フライホイール２全体は接続・遮断されることができ
る。
第１のフライホイール部分３と第２のフライホイール
部分４との間には、ダンパ装置26が設けられており、こ
れは、両フライホイール部分間の相対回転に対して逆向
きに作用する。ダンパ装置26は、コイルばね27の形の蓄
力部材（これらコイルばねのうち１つだけが図面ではみ
えている）並びに、摩擦緩衝力を発生させるための摩擦
材28,29を有している。ダンパ装置26の入力部分は、半
径方向フランジ31を有しているボス30によって形成され
ている。このボス30は、第１のフライホイール部分３
の、クランク軸５から離れる方向に突出している円筒形
の軸方向の延長部32上に支持されている。ダンパ装置26
の入力部分と第１のフライホイール部分３との相対的回
動を阻止するために、ボス30は内歯30aを有しており、
この内歯30aは軸方向の延長部32の対応する外歯32aと協
働する。内歯30a及び外歯32aは有利な構成形式としては
スプラインによって形成することができ、その結果これ
らは互いに軸方向で移動可能であり、ボス30は、軸方向
の延長部32上に軸方向で差し嵌めることができる。図面
から判るように、クランク軸５に第１のフライホイール
部分３を固定するためのボルト６は、軸方向の延長部32
の半径方向内側に設けられている。ダンパ装置26の出力
部分は、半径方向フランジ31の両サイドに延びている２
つのディスク33,34によって形成されており，これらの
ディスクは、半径方向フランジ31の延長部の半径方向外
側で互いに重ね合わされており、かつ半径方向外側でボ
ルト35aにより第１のプレッシャプレート７の軸方向突
出部35に固定されている。両ディスク33,34は、半径方
向内側ではスペーサピン36を介して軸方向で間隔をおい
て互いに回動不能に結合されている。
ディスク33,34及び入力部分の半径方向フランジ31内
には、窓33a,34a並びに31aが設けられており、これら窓
にはコイルばね27が受容されている。この場合、窓33a,
34a並びに31a並びにこれらの中に設けられているコイル
ばね27は、ダンパ装置26の周方向でみて、多段の緩衝特
性曲線が生ずるように、配置されかつ設計されている。
半径方向フランジ31は更に円弧形の切欠き37を有してお
り、これにはスペーサピン36が通されている。両フライ
ホイール部分3,4間の相対的回転運動の制限は、スペー
サピン36が円弧形の切欠き37の端部範囲に当接すること
によって、保証される。
両フライホイール部分3,4は、トランスミッション側
に設けられている耐摩軸受38を介して互いにある程度の
限度内で回動可能に支承されている。耐摩軸受38は２つ
の転がり軸受を有しており、これらは図示の実施例で
は、２つの玉軸受39,40である。両玉軸受39,40の外輪39
a,40aは、第２のフライホイール部分４の第１のプレッ
シャプレート７のセンタ孔41内に回動不能に受容されて
いる。このことは例えばセンタ孔41内へ外輪39a,40aを
押嵌めることによって行うことができる。両外輪39a,40
aは、センタ孔41の一端部のところで第１のプレッシャ
プレート７に成形された肩42とセンタ孔41の他端の溝43
内に嵌装された固定リング44との間に、両外輪39a,40a
を配置することによって、軸方向で固定されている。内
輪39b,40bは、図示されていないトランスミッションの
ケーシング45に設けられた軸方向に突出する支持部46上
に回動不能に配置されている。この支持部46は、図示の
実施例においては管状の構造部分によって形成されてお
り、これはトランスミッションの入力部材100を取り囲
んでいる。トランスミッションのケーシング45側の端部
に環状の支持部46はフランジ47を有しており、これはボ
ルト48の形の固定部材により，ケーシング45の支持面49
に圧着されており、これにより、管状の支持部46はトラ
ンスミッションの入力部材100の軸線100aに対する管状
の支持部46の定心は、ケーシング45に形成された定心用
の肩50によって保証されており、この定心用の肩50は、
管状の支持部46の半径方向フランジ47の外周面の少なく
とも一部に外側から係合している。管状の支持部46の外
周面51は、同時に作動部材25の軸方向案内として役立
つ。
管状の支持部46上に第２のフライホイール部分４を軸
方向で固定するために、内輪39b,40bが管状の支持部46
の溝52a,53a内へ嵌挿されている２つの固定リング52,53
の間に配置されている。
上記の構成は次の利点を有している。即ち、摩擦クラ
ッチを含む第２のフライホイール部分４を、ダンパ装置
26を含めてトランスミッション側で予め組み立てること
ができ、かつトランスミッションとの構造ユニットとし
て、内燃機関のケーシングにフランジ結合することがで
きる。内燃機関とトランスミッションとを互いに組付け
るさいに、ボス30の内歯30aは第１のフライホイール部
分３の軸方向の延長部32の外歯32aと係合せしめられ、
これにより、クランク軸５とトランスミッションの入力
部材100との結合が保証される。この構造形式によれば
更に、クラッチディスク９の回転軸線と及び第２のフラ
イホイール部分４もしくは摩擦クラッチの回転軸線との
ずれを最小限まで減少させることができ、これにより、
クラッチディスク９の摩擦フェイシングの摩耗を減少さ
せることができると共に、耐摩軸受38並びにトランスミ
ッションの入力部材100のための軸受部の、半径方向の
力に基づく応力を減少させることができる。作動部材25
の回転軸線と第２のフライホイール部分４の回転軸線10
0aとのずれも、上記の構成によれば事実上排除され、従
って、所謂自動調心式レリーズ軸受を省略することがで
きる。
クランク軸５と管状の支持部46との間もしくは第１の
フライホイール部分３と第２のフライホイール部分４と
の間における、万一発生した軸線のずれを補償すること
ができるようにするために、ダンパ装置26は次のように
構成されている。即ち、ダンパ装置の、両ディスク33,3
4によって形成された出力部分（被駆側部分）がボス30
によって形成された入力部分（駆動側部分）に対して、
ある限度内において半径方向に変位可能である。このよ
うにするために、ボス30の外周面とこのボス30を取り囲
んでいるディスク33,34との間及びスペーサピン36とフ
ランジ31内の切欠き37との間に、半径方向遊びが設けら
れている。
【図面の簡単な説明】
図面は、本発明による装置の一実施例の部分的な軸方向
断面図である。 １……回転衝撃力を補償する装置、２……複合フライホ
イール、３……第１のフライホイール部分、４……第２
のフライホイール部分、５……クランク軸、６……固定
ボルト、７……第１のプレッシャプレート、８……第２
のプレッシャプレート、９……クラッチディスク、10…
…ダイヤフラムばね、12……突起、13……開口、14……
部分、15,16,22……転がり支承部、19……ボルト、20,3
7……切欠き、21……縁部分、23……舌状片、24……尖
端、25……作動部材、26……ダンパ装置、27……コイル
ばね、28,29……摩擦材、30……ボス、30a……内歯、31
……半径方向フランジ、31a,33a,34a……窓、32……延
長部、32a……外歯、33,34……ディスク、35……軸方向
突出部、36……スペーサピン、38……耐摩軸受、39,40
……玉軸受、39a,40a……外輪、39b,40b……内輪、41…
…センタ孔、42,50……肩、43……溝、44,52,53……固
定リング、45……ケーシング、46……支持部、48……ボ
ルト、49……支持面、51……外周面、52a,53a……溝、1
00……トランスミッションの入力部材、100a……入力部
材の軸線

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】内燃機関と、ケーシング及び回転可能な入
    力部材（100）を有するトランスミッションとの間でト
    ルクを伝達する装置であって、複数の同軸のフライホイ
    ール部分（3,4）を有する複合フライホイール（２）を
    有し、前記フライホイール部分（3,4）が第１のフライ
    ホイール部分（３）と第２のフライホイール部分（４）
    とを有し、第１のフライホイール部分（３）と第２のフ
    ライホイール部分（４）とが互いに相対回動可能であ
    り、第２のフライホイール部分（４）がトランスミッシ
    ョンの入力部材（100）に対して相対的に軸方向に移動
    しないように保持された第１のプレッシャプレート
    （７）を有し、第１のフライホイール部分（３）と第２
    のフライホイール部分（４）との間の相対運動に抗して
    作用するダンパ装置（26）が設けられており、当該ダン
    パ装置（26）が前記第１のフライホイール部分（３）と
    共に回転する入力部分（31）と第２のフライホイール部
    分（４）と共に回転する出力部分（34）とを有し、前記
    入力部分（31）と出力部分（34）とが整合する窓（31a,
    34a）を有し、前記ダンパ装置（26）が前記出力部分（3
    4）及び入力部分（31）の周方向に作用しかつ前記窓（3
    1a,34a）内に配置された蓄力部材（27）を有し、第１の
    フライホイール部分（３）を内燃機関に相対回動不能に
    固定する部材（６）が設けられており、前記第２のフラ
    イホイール部分（４）をトランスミッションの入力部材
    （100）に解除可能に連結する連結部材が設けられてお
    り、当該連結部材が、前記第１のプレッシャプレート
    (7)に対して軸方向に移動可能な第２のプレッシャプレ
    ート(8)と、両プレッシャプレート（8,7）の間に配置さ
    れ、トランスミッションの入力部材（100）に回転不能
    に取付けられたクラッチディスク（９）とを有し、前記
    入力部分（31）又は出力部分（34）の一つを当該フライ
    ホイール部分（３又は４）に対して回動不能ではあるが
    軸方向に移動可能に保持する保持部材が設けられてお
    り、該保持部材が前記入力部分（31）又は出力部分（3
    4）の一方と当該フライホイール部分（３又は４）とに
    設けられた互いに噛み合う歯（30a,32a）を有してい
    る、ことを特徴とする装置。
  2. 【請求項２】内燃機関と、ケーシング及び回転可能な入
    力部材（100）を有するトランスミッションとの間でト
    ルクを伝達する装置であって、複数の同軸のフライホイ
    ール部分（3,4）を有する複合フライホイール（２）を
    有し、前記フライホイール部分（3,4）が第１のフライ
    ホイール部分（３）と第２のフライホイール部分（４）
    とを有し、第１のフライホイール部分（３）と第２のフ
    ライホイール部分（４）とが互いに相対回動可能であ
    り、第１のフライホイール部分（３）と第２のフライホ
    イール部分（４）との間の相対運動に抗して作用するダ
    ンパ装置（26）が設けられており、第１のフライホイー
    ル部分（３）を内燃機関に相対回動不能に固定する部材
    （６）が設けられており、前記第２のフライホイール部
    分（４）をトランスミッションの入力部材（100）に解
    除可能に連結する連結部材が設けられており、当該連結
    部材が、第２のフライホイール部分（４）に固定した第
    １のプレッシャプレート（７）と、前記両フライホイー
    ル部分（3,4）に対して軸方向に移動可能な第２のプレ
    ッシャプレート（８）とを有し、前記ダンパ装置（26）
    が前記第１のフライホイール部分（３）と共に回転する
    ように配置された入力部分（31）と第２のフライホイー
    ル部分（４）と共に回転するように配置された出力部分
    （34）とを有し、前記入力部分（31）と出力部分（34）
    とが整合する窓（31a,34a）を有し、前記ダンパ装置（2
    6）が前記フライホイール部分（3,4）の周方向に作用し
    かつ前記窓（31a,34a）内に配置された蓄力部材（27）
    を有し、前記入力部分（31）又は出力部分（34）の一つ
    を当該フライホイール部分（3,4）に対して回動不能で
    はあるが軸方向に移動可能に保持する保持部材が設けら
    れており、該保持部材が、前記入力部分（31）又は出力
    部分（34）の一方と当該フライホイール部分（3,4）と
    に設けられた互いに噛み合う歯を有している、ことを特
    徴とする装置。
  3. 【請求項３】回転衝撃力、特に内燃機関と回転可能な入
    力部材を有するトランスミッションとの間で伝達される
    トルク変動を補償する装置であって、内燃機関と共に回
    転するように配置された第１のフライホイール部分
    （３）と、第１のフライホイール部分（３）に対して相
    対回転可能な第２のフライホイール部分（４）とを有す
    る複合フライホイール（２）を有し、前記第２のフライ
    ホイール部分（４）を回転可能に支持する少なくとも１
    つの耐摩軸受（38）を有し、前記第２のフライホイール
    部分（４）をトランスミッションの入力部（100）に解
    除可能に連結する連結部材を有し、第１のフライホイー
    ル部分（３）と第２のフライホイール部分（４）との間
    の相対運動に抗して作用するダンパ装置（26）を有し、
    該ダンパ装置（26）には、前記第１のフライホイール部
    分（３）と共に回転するように配置された入力部分（3
    1）と、第２のフライホイール部分（４）と共に回転す
    るように配置された出力部分（34）と、前記入力部分
    （31）又は出力部分（34）の一つを当該フライホイール
    部分（3,4）に対して回動不能ではあるが軸方向に移動
    可能に保持する保持部材とが設けられており、該保持部
    材がキー・スプライン継手を有し、前記出力部分（34）
    と入力部分（31）は整合する窓（31a,34a）を有し、前
    記出力及び入力部分（31,34）の周方向に作用しかつ前
    記窓（31a,34a）内に配置された蓄力部材（27）を前記
    ダンパ装置（26）が有する、ことを特徴とする装置。
  4. 【請求項４】トランスミッションが支持部（46）を有し
    かつ前記耐摩軸受（38）が第２のフライホイール部分
    （４）と前記支持部（46）との間に配置されている、特
    許請求の範囲第３項記載の装置。
  5. 【請求項５】前記支持部（46）がトランスミッションの
    入力部材（100）を同軸に取囲む管状の部材であってか
    つ前記耐摩軸受（38）によって取囲まれている、特許請
    求の範囲第４項記載の装置。
  6. 【請求項６】前記第２のフライホイール部分（４）とト
    ランスミッションの入力部材（100）との間で伝達され
    るトルクを断ち継ぎする摩擦クラッチと該摩擦クラッチ
    を作動させる作動部材（25）とを有し、該作動部材（2
    5）が前記支持部（46）に沿って移動可能である、特許
    請求の範囲第４項記載の装置。
  7. 【請求項７】前記支持部（46）が管状部材を有し、前記
    作動部材（25）が前記管状部材を取囲む環状部分を有し
    ている、特許請求の範囲第６項記載の装置。
  8. 【請求項８】第２のフライホイール部分（４）をトラン
    スミッションの入力部材（100）に対して軸方向に動か
    ないように保持する部材が設けられている、特許請求の
    範囲第３項記載の装置。
  9. 【請求項９】第２のフライホイール部分（４）に備えら
    れた第１のプレッシャプレート（７）と第２のフライホ
    イール部分（４）の軸方向に移動可能な第２のプレッシ
    ャプレート（８）と、第１のプレッシャプレート（７）
    と第２のプレッシャプレート（８）との間にあるクラッ
    チディスク（９）と、第２のプレッシャプレート（８）
    をクラッチディスク（９）に対して従動可能に負荷し、
    クラッチディスク（９）を第２のプレッシャプレート
    （８）に対して押し付ける負荷部材とを前記連結部材が
    有している、特許請求の範囲第３項記載の装置。
  10. 【請求項１０】前記負荷部材がダイヤフラムばね（10）
    であって、第１のプレッシャプレート（７）がクラッチ
    ディスク（９）とダイヤフラムばね（10）との間に配置
    されている、特許請求の範囲第９項記載の装置。
  11. 【請求項１１】第１のプレッシャプレート（７）が半径
    方向で最外位の部分（22）を有し、ダイヤフラムばね
    （40）が前記最外位の部分（22）に支持される縁部分
    （21）を有し、該縁部分（21）が前記最外位の部分（2
    2）の半径方向内側に配置された開口（13）を有し、第
    ２のプレッシャプレート（８）が、前記開口（13）を通
    ってダイヤフラムばね（10）に向かって前記縁部分（2
    1）の半径方向内側を延びる突起（12）を有し、さらに
    ダイヤフラムばね（10）を前記突起（12）に旋回可能に
    保持する部材が設けられている、特許請求の範囲第10項
    記載の装置。
  12. 【請求項１２】ダイヤフラムばね（10）を前記保持部の
    領域で両側で支持する１対の着座部が設けられている、
    特許請求の範囲第11項記載の装置。
  13. 【請求項１３】フライホイール部分（3,4）の一方が外
    歯を有する軸方向の延長部（32）を有し、対応する部材
    が前記外歯と噛合う内歯を有している、特許請求の範囲
    第３項記載の装置。
  14. 【請求項１４】内歯を有する部材が前記入力部分（31）
    である、特許請求の範囲第13項記載の装置。
  15. 【請求項１５】回転衝撃力、特に内燃機関と回転する入
    力部材を有するトランスミッションとの間で伝達される
    トルク変動を補償する装置であって、内燃機関と共に回
    転するように配置された第１のフライホイール部分
    （３）と、第１のフライホイール部分（３）に対して相
    対的に回転可能に第２のフライホイール部分（４）とを
    有する複合フライホイール（２）を有し、前記第２のフ
    ライホイール部分（４）を回転可能に支持する少なくと
    も１つの耐摩軸受（38）を有し、第２のフライホイール
    部分（４）をトランスミッションの入力部材（100）に
    解除可能に連結する連結部材を有し、第１のフライホイ
    ール部分（３）と第２のフライホイール部分（４）との
    間の相対運動に抗して作用するダンパ装置（26）を有
    し、該ダンパ装置（26）には、前記第１のフライホイー
    ル部分（３）と共に回転するように配置された入力部分
    （31）と第２のフライホイール部分（４）と共に回転す
    るように配置された出力部分（34）と、前記出力部分
    （34）又は入力部分（31）の１つを当該フライホイール
    部分（3,4）に対して回動不能ではあるが軸方向に移動
    可能に保持する保持部材とが設けられており、フライホ
    イール部分の一方が延長部を有し、前記入力部分（31）
    と出力部分（34）の一方が前記延長部を取囲み、前記保
    持部材が前記延長部の上の軸平行な外歯と、前記入力部
    分（31）又は出力部分（34）の一方に設けられ、前記外
    歯と噛み合う軸平行な内歯とを有し、前記入力部分（3
    1）と出力部分（34）が整合する窓を有し、前記出力及
    び入力部分の周方向に作用しかつ前記窓内に配置された
    蓄力部材（27）を前記ダンパ装置（26）が有している、
    ことを特徴とする装置。
  16. 【請求項１６】前記延長部が中空円筒体である、特許請
    求の範囲第15項記載の装置。
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