JP2607784Y2 - 缶シーマターレット上下軸の固定装置 - Google Patents

缶シーマターレット上下軸の固定装置

Info

Publication number
JP2607784Y2
JP2607784Y2 JP1997006436U JP643697U JP2607784Y2 JP 2607784 Y2 JP2607784 Y2 JP 2607784Y2 JP 1997006436 U JP1997006436 U JP 1997006436U JP 643697 U JP643697 U JP 643697U JP 2607784 Y2 JP2607784 Y2 JP 2607784Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sleeve
sliding hub
elastic ring
turret
sliding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1997006436U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001000037U (ja
Inventor
俊章 大脇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Publication of JP2001000037U publication Critical patent/JP2001000037U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2607784Y2 publication Critical patent/JP2607784Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Clamps And Clips (AREA)
  • Winding, Rewinding, Material Storage Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、缶と缶蓋を巻締めるた
めの缶シマーターレット上下軸の固定装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図4及び図5により従来技術を説明する
と、図4は従来の缶シーマターレット上下軸固定装置の
側断面図であり、図5は図4中のE−E断面図である。
図7,図5において、缶シーマターレット上下軸固定装
置はスリーブ30、摺動ハブ31,キー33,キャップ
32及びキャップ締付ボルト35等により構成されてい
る。前記スリーブ30は軸径φd1 を、また摺動ハブ3
1は内径φD1 を有しており、スリーブ30と摺動ハブ
31との間には、スリーブ30の回転を摺動ハブ31に
伝達するための巾wのキー33が設けられている。ま
た、スリーブ30と摺動ハブ31との上下軸を固定する
ためにキャップ32が設けられている。
【0003】図4において、36は缶を巻締めるため缶
をP.C.D(ピッチ円径)で回転させる下部ターレッ
トであり、37は同じく缶を巻締めるための図示しない
シーミングロール等を回転させる上部ターレットであ
る。前記上下軸の固定装置において缶種型等の変更によ
るターレットの高さ変更は、下部ターレット36、上部
ターレット37の間の高さHを変えることにより行なっ
ている。また下部ターレット36とスリーブ30は同一
高さで固定されており、スリーブ30の軸径φd1 と摺
動ハブ31の内径φD1 の間を摺動ハブ31が上下し、
これによって摺動ハブ31と連結されている上部ターレ
ット37の高さが変わることになる。
【0004】スリーブ30と摺動ハブ31との固定は、
摺動ハブ31の一部に切欠が設けられた部分のキャップ
32を、摺動ハブ31側に設けられたネジ34に締付ボ
ルト35を締付けることにより、スリーブ30との間に
摩擦力を発生させて行なう。これにより、スリーブ30
と摺動ハブ31の高さ方向の固定が可能となる。またス
リーブ30と摺動ハブ31の間に設けられたキー溝に配
置されたキー33によって、スリーブ30の回転を摺動
ハブ31に伝えることができる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、図4に示す
ようなスリーブ30と摺動ハブ31の高さ方向の固定装
置においては、スリーブ30の軸径φd1 と摺動ハブ3
1の内径φD1 の摺動隙間及び回転伝達のためのキー3
3のキー巾wとスリーブ30のキー溝巾w2 ,摺動ハブ
31のキー溝巾w1 の組合せ隙間のような摺動隙間が有
るため、摺動ハブ31にキャップ32を締付けボルト3
5により締付けた際、スリーブ30と摺動ハブ31の摺
動隙間及びキー・キー溝部の摺動隙間が一方向に寄せら
れることになり、摺動ハブ31がスリーブ30の中心に
対してδ1 の傾きを生じることになる。また、それにと
もない摺動ハブ31と上部ターレット37の取付面もδ
2 の傾きが発生することになり、この結果摺動ハブ31
が図8の如く平面位置でδ3の回転位置ズレを発生する
ことになる。これらのズレは、下部ターレット36と上
部ターレット37の間の平行度の悪化、P.C.Dのズ
レ及び下部ターレット36と上部ターレット37の平面
的回転位置ズレを引き起こし、缶と缶蓋の巻締め性能に
影響を及ぼす状態となる。
【0006】従って前記従来装置では、下部ターレット
36と上部ターレット37の平行度を出すために、摺動
ハブ31と上部ターレット37の取付面にシムを入れた
り、上部ターレット37と下部ターレット36の平面的
位置合せを行なうために、キャップ32を締付けた状態
の平面的位置ズレ量に対して上部ターレット37の回転
方向へのズレ量等を調整することが必要となり、上下軸
の固定装置の組付調整に手間取る状態となっている。
【0007】そこで本考案は、摺動ハブ22とスリーブ
21との接触部分に弾性リング24を設け、弾性リング
24をボルト25により締付けることにより弾性リング
24がスリーブ21側に変形し、スリーブ21との間に
摩擦力が発生してスリーブ21と摺動ハブ22との高さ
方向が固定されるような構造を提案し、これによって、
前記従来技術のスリーブと摺動ハブの上下軸の固定装置
が有する欠点を解決せんとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため本考案は、缶と
缶蓋を巻締める装置である缶シーマのターレット上下軸
摺動部において、摺動ハブをスリーブの外側に被嵌する
と共に同摺動ハブのスリーブとの接触部分に穴を形成
し、同穴内にクシ歯状の弾性リングを嵌め込むと共に、
クシ歯状部が前記スリーブに対向するようにし、前記摺
動ハブの外側からボルトをねじ込むと共に、前記弾性リ
ングのクシ歯状部分に螺合し、同ボルトを締込むことに
より弾性リングのクシ歯状部分を変形させてスリーブに
押付け、摺動ハブとスリーブとの間に摩擦力を発生させ
るようにしたもので、これを課題解決のための手段とす
るものである。
【0009】
【作用】摺動ハブの弾性リング下部に取付けられた締付
ボルトを締込むことにより、弾性リングが矢印28,2
9の方向に変形しスリーブとの間に摩擦力を発生させる
ことができ、スリーブと摺動ハブを固定することができ
る。本考案では弾性リング部がスリーブの全周に接して
いるため、均等ボルト締付けにより全周均等に摩擦力を
発生させることができ、また均等にスリーブを締付ける
ことが可能となる。この結果摺動ハブのスリーブの中心
に対する傾きを、また摺動ハブと上部ターレットの取付
面の傾きを防止することが可能となる。
【0010】
【実施例】以下本考案の実施例を説明すると、図1〜図
3は本考案の実施例を示すものであり、図中21はスリ
ーブ,22は摺動ハブ,23は伝動キー,24は弾性リ
ング,25は弾性リング締込ボルト,26は下部ターレ
ット,27は上部ターレット,28,29は弾性リング
変形方向、Lは弾性リングの巾,φd3 はスリーブの軸
, φD3 は摺動ハブ内径である。本実施例の上下軸の
固定装置は、摺動ハブ22とスリーブ21との接触部分
に設けた弾性リング24と、この弾性リングを締付け変
形させるためのボルト25とから構成されている。従っ
て、摺動ハブ22の弾性リング24下部に取付けられた
締付ボルト25を締込むことにより、弾性リング24を
発生させる。この時の摩擦力により、スリーブ21と摺
動ハブ22とが固定される。
【0011】なお、弾性リング部24は締込ボルト25
により図2の様に変形し、固定時の摩擦力を保つ強度を
持つもので有ればよく、巾,長さとも規定しない。また
材質面についても特に規定しないが、強度面等を考慮し
て合金鋼,バネ鋼とするのが適性である。さらに、弾性
リング締込ボルト25の本数は弾性リングの周長,強度
により異なるため特に規定しない。なお、本実施例では
締込みが、4箇所の場合を示す。また、締付ボルト25
の径も弾性リングの巾Lによる強度により異なるため特
に規定はしない。本実施例では摺動ハブ22の下面より
締込ボルト25を個々に締込み、弾性リングを変形させ
る構造を示しているが、締付ボルト25を連動ギヤにて
一体にて回転させて同時に締込む構造でもよい。
【0012】
【考案の効果】以上詳細に説明した如く本考案によれ
ば、摺動ハブの弾性リング下部に取付けられた締付ボル
トを締込むことにより、弾性リングが矢印28,29の
方向に変形しスリーブとの間に摩擦力を発生させること
ができ、スリーブと摺動ハブを固定することができる。
本考案では弾性リング部がスリーブの全周に接している
ため、均等ボルト締付けにより全周均等に摩擦力を発生
させることができ、また均等にスリーブを締付けること
が可能となる。この結果摺動ハブのスリーブの中心に対
する傾きを、また摺動ハブと上部ターレットの取付面の
傾きを防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係るターレット上下軸の固定
装置の縦断面図である。
【図2】図1のD部詳細図である。
【図3】図1のC−C断面図である。
【図4】従来のターレット上下軸固定装置の縦断面図で
ある。
【図5】図4のE−E断面図である。
【符号の説明】
21 スリーブ 22 摺動ハブ 23 伝動キー 24 弾性リング 25 弾性リング締込ボルト 26 下部ターレット 27 上部ターレット 28,29 弾性リング変形方向 φd3 固定回転軸軸径 φD3 摺動ハブ内径 L 弾性リングの巾
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21D 51/30 - 51/32

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 缶と缶蓋を巻締める装置である缶シーマ
    のターレット上下軸摺動部において、摺動ハブをスリー
    ブの外側に被嵌すると共に同摺動ハブのスリーブとの接
    触部分に穴を形成し、同穴内にクシ歯状の弾性リングを
    嵌め込むと共に、クシ歯状部が前記スリーブに対向する
    ようにし、前記摺動ハブの外側からボルトをねじ込むと
    共に、前記弾性リングのクシ歯状部分に螺合し、同ボル
    トを締込むことにより弾性リングのクシ歯状部分を変形
    させてスリーブに押付け、摺動ハブとスリーブとの間に
    摩擦力を発生させるようにしたことを特徴とする缶シー
    マターレット上下軸の固定装置。
JP1997006436U 1997-06-18 1997-06-18 缶シーマターレット上下軸の固定装置 Expired - Fee Related JP2607784Y2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP64369797 1997-06-18

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001000037U JP2001000037U (ja) 2001-11-02
JP2607784Y2 true JP2607784Y2 (ja) 2002-07-08

Family

ID=18527924

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1997006436U Expired - Fee Related JP2607784Y2 (ja) 1997-06-18 1997-06-18 缶シーマターレット上下軸の固定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2607784Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001000037U (ja) 2001-11-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0317368A (ja) ヒンジ装置
JPS63500086A (ja) 電動モ−タを有するロボットリンク
US5943184A (en) Disk drive with a flat annular spring clamp and components dimensioned to maintain disk flatness
JPS6014634A (ja) 歪曲波形伝動組立体
JP2607784Y2 (ja) 缶シーマターレット上下軸の固定装置
JP2586137Y2 (ja) 缶シーマターレット上下軸の固定装置
JP2888407B2 (ja) 遊星歯車式トルク伝達装置
JPH07186973A (ja) ステアリングコラムにおけるステアリングシャフトの支持装置
JP2603929Y2 (ja) 摩擦ヒンジ
JPH0452520Y2 (ja)
JP3336155B2 (ja) ボールジョイント構造体
JPH10184716A (ja) トリポード型等速ジョイント
JPH0555119U (ja) 光偏向器
JP2522156Y2 (ja) スラスト保持リング装置
JPS6245802Y2 (ja)
JP2521989Y2 (ja) テンショナー
JPS6317886Y2 (ja)
JPH0112966B2 (ja)
JP4123347B2 (ja) ポリゴンミラー
JPH0583451U (ja) ハブのアジャスティングナットのまわり止め装置
JPH0452507Y2 (ja)
JPH0144856Y2 (ja)
JPH09273601A (ja) フライホイル装置
JPH07332380A (ja) 転がり軸受の固定構造
JPS631045Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20010918

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees