JP2605479Y2 - 給排気筒の継手構造 - Google Patents

給排気筒の継手構造

Info

Publication number
JP2605479Y2
JP2605479Y2 JP1993059307U JP5930793U JP2605479Y2 JP 2605479 Y2 JP2605479 Y2 JP 2605479Y2 JP 1993059307 U JP1993059307 U JP 1993059307U JP 5930793 U JP5930793 U JP 5930793U JP 2605479 Y2 JP2605479 Y2 JP 2605479Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
supply
exhaust
exhaust cylinder
peripheral surface
cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1993059307U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0729392U (ja
Inventor
一郎 森田
Original Assignee
株式会社ニッセイテクノス
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ニッセイテクノス filed Critical 株式会社ニッセイテクノス
Priority to JP1993059307U priority Critical patent/JP2605479Y2/ja
Publication of JPH0729392U publication Critical patent/JPH0729392U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2605479Y2 publication Critical patent/JP2605479Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)
  • Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、ストーブ等の煙突と
して用いる給排気筒の継手構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、二つの給排気筒の端部開口同志を
継ぐには、一の給排気筒内に他の給排気筒の開口端部を
嵌入し、一の給排気筒の外周面をワイヤで締め付けるこ
とにより両者を固定していた(実公昭63-39508号公
報)。この他、一の給排気筒の内周面に凹部を形成する
とともに他の給排気筒の外周面に凸部を形成し、一の給
排気筒に他の給排気筒を嵌入することにより互いの凹部
と凸部を弾性係合し、さらに一の給排気筒の外周面に沿
ってC形の接続金具を嵌合することにより、各給排気筒
の凹部と凸部とを強固に固定したものがあった(実公昭
56-141557 号公報)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上述のような給排気筒
の継手構造は、部品点数が多いため、給排気筒同志の連
結および切り離し作業が煩雑であることに加え、生産コ
ストを抑えるのが困難であった。そこで、一の給排気筒
の内周面に溝を形成し、他の給排気筒の開口端付近の外
周面に、先端が開口端内方へ傾斜して立ち上がった逆止
片を固定し、一の給排気筒内に他の給排気筒の開口端部
を嵌入することにより、逆止片の先端を溝に掛止し、さ
らにガス漏れ防止用のOリングを一の給排気筒の内周面
に固定した給排気筒の継手構造が提案された。しかしな
がら、二つの給排気筒を連結した状態では逆止片は一の
給排気筒の内部に位置するため、連結した各給排気筒を
切り離すに当たって一旦溝に掛止した逆止片を取り外す
のは困難であった。
【0004】以上のような問題点に鑑みて、さらに一の
給排気筒の内周面に形成した溝の溝口縁の一部分を逆止
片が容易に乗り越え可能な傾斜面とすることにより、連
結した各給排気筒の切り離しを容易化することが提案さ
れたが、この構造では掛止力が弱くなって石油燃焼機器
用給排気筒の嵌合試験(JIS S 3025-1992)に規定する引
張荷重(20kgf) に耐えられないという問題がある。ま
た、連結した各給排気筒を切り離す際に、ガス漏れ防止
用のOリングを逆止片の先端で引っ掛けて損傷する危険
性があり、補修整備等を行うのに細心の注意を要した。
この考案の目的は、給排気筒を強固に連結でき且つ切り
離しが容易な給排気筒の継手構造を提供することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案の給排気筒の継
手構造は、一の給排気筒の内周面に溝を形成し、他の給
排気筒の開口端付近の外周面に逆止片を固定したもので
ある。逆止片は、先端が開口端内方へ傾斜して立ち上が
り、且つ一側縁が外周面に接近するように幅方向に傾斜
している。一の給排気筒内に他の給排気筒を嵌入するこ
とにより、逆止片の先端を溝内に掛止している。
【0006】
【作用】この考案の給排気筒の継手構造によると、一の
給排気筒と他の給排気筒とを着脱容易に連結することが
できる。しかも、両者を固着するための固着具等を別途
準備する必要がない。すなわち、一の給排気筒に他の給
排気筒の開口端部を嵌入し、他の給排気筒に固定した逆
止片の先端を一の給排気筒に形成した溝に掛止すること
により、各給排気筒を連結することができる。各給排気
筒の少なくとも一方に両者を引き離す方向に力を加える
とともに、各給排気筒を相対的に逆止片の一側縁方向に
回動することにより、一の給排気筒の溝の溝口部で逆止
片を弾性変形して他の給排気筒の外周面に押さえ付け
る。この状態で一の給排気筒から他の給排気筒を引き出
すことにより、連結した各給排気筒を切り離すことがで
きる。
【0007】
【実施例】この考案の一実施例の給排気筒の継手構造
は、図1ないし図4に示すように、一の給排気筒1の内
周面1aに溝2を形成し、他の給排気筒3の開口端3a
付近の外周面3bに、先端4aが開口端3aの内方へ傾
斜して立ち上がり且つ一側縁4bが外周面3bに接近す
るように幅方向に傾斜した逆止片4を固定し、一の給排
気筒1内に給排気筒4を嵌入することにより、逆止片4
の先端4aを溝2内に掛止できるようにしたものであ
る。
【0008】各給排気筒1,3は、ストーブやガス湯沸
器等の燃焼器具の排気を室外に誘導する鋼製の煙突で薄
肉円筒形である。一の給排気筒1は、他の給排気筒3を
嵌入できるように他の給排気筒3の外径よりも大きな内
径を有している。一の給排気筒1の内周面には、プレス
加工等により2条の環状の溝2,5を屈曲形成してい
る。外側の溝5には、各給排気筒1,3の間からのガス
漏れを防止するためにOリング7を嵌着している。前記
逆止片4は、長方形の薄肉鋼板の後端4cを他の給排気
筒3の凹部3cの底面にロウ付けまたはスポット溶接等
により固着されている。凹部3cは、他の給排気筒3の
外周面3bをプレス加工等により長方形に陥没させたも
ので、逆止片4cの全体が没入可能な寸法形状である。
【0009】上記の構成からなる各給排気筒1,3を連
結するには、一の給排気筒1に他の給排気筒3を嵌入す
ることにより、他の給排気筒3に固定した逆止片4の先
端4aを一の給排気筒1に形成した溝2に掛止させる。
【0010】また逆に、連結した給排気筒1,3同志を
切り離すには、各給排気筒1,3の少なくとも一方に、
図1の矢印AまたはA′で示すように両者を引き離す方
向に力を加えると同時に、各給排気筒1,3を矢印Bで
示すように相対的に逆止片4の一側縁4bの方向へ回動
することにより、一の給排気筒1の溝2の溝口縁部2a
で逆止片4の一側縁4bを矢印C方向に押圧する。これ
によって逆止片4は図5に示すように弾性変形し、他の
給排気筒3の凹部3c内に没入する。さらに、一の給排
気筒1から他の給排気筒3を引き出す。
【0011】以上のように、一の給排気筒1および他の
給排気筒3を着脱容易に連結でき、しかも各給排気筒を
固着するための固着具等を別途準備することなく、両者
を強固に連結することができる。このため、施工が容易
であり、しかも部品点数が少なくコストダウンを図るこ
とができる。また、逆止片4は一側縁4bが外周面3b
に接近するように幅方向に傾斜しているため、一の給排
気筒1から他の給排気筒3を引き出す際に、逆止片4の
先端4aがOリング7に引っ掛かってOリング7を損傷
する危険性がなく、分解清掃等の保守整備も容易に行え
る。
【0012】
【考案の効果】この考案の給排気筒の継手構造は、一の
給排気筒に他の給排気筒の開口端部を嵌入し、他の給排
気筒に固定した逆止片の先端を一の給排気筒に形成した
溝に掛止することにより、各給排気筒を連結することが
できる。各給排気筒の少なくとも一方に両者を引き離す
方向に力を加えるとともに、各給排気筒を相対的に逆止
片の一側縁方向に回動することにより、一の給排気筒の
溝の溝口部で逆止片を弾性変形して他の給排気筒の外周
面に押さえ付ける。この状態で一の給排気筒から他の給
排気筒の開口端部を引き出すことにより、連結した各給
排気筒を切り離すことができる。
【0013】したがって、一の給排気筒と他の給排気筒
とを着脱容易に連結でき、しかも逆止片を溝に掛止する
ことにより各給排気筒を強固に連結することができる。
また、逆止片は一側縁が他の給排気筒の外周面に接近す
るように幅方向に傾斜しているので、例えば従来のよう
に一の給排気筒の内周面にガス漏れ防止用のOリングを
設けても、このOリングを、一の給排気筒から他の給排
気筒を引き出す際に逆止片の先端で引っ掛かって損傷す
る危険性がなく、分解清掃等の保守整備を容易に行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例の給排気筒の継手構造を示
す破断斜視図。
【図2】この考案の一実施例の給排気筒の継手構造の要
部を示す縦断面図。
【図3】この考案の一実施例の給排気筒の継手構造の要
部を示す横断面図。
【図4】この考案の一実施例の給排気筒の継手構造を示
す横断面図。
【図5】連結した各給排気筒を切り離す工程を示す横断
面図。
【符号の説明】
1 一の給排気筒 1a 内周面 2 溝 3 他の給排気筒 3a 開口端 3b 外周面 4 逆止片 4a 先端 4b 一側縁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16L 37/00 - 37/58 F16L 21/00 - 21/08 F16B 7/22 E04F 17/00 - 17/12

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一の給排気筒の内周面に溝を形成し、他
    の給排気筒の開口端付近の外周面に、先端が前記開口端
    内方へ傾斜して立ち上がり且つ一側縁が前記外周面に接
    近するように幅方向に傾斜した逆止片を固定し、前記一
    の給排気筒内に前記他の給排気筒の開口端部を嵌入する
    ことにより、前記逆止片の先端を前記溝内に掛止するこ
    とを特徴とする給排気筒の継手構造。
JP1993059307U 1993-11-04 1993-11-04 給排気筒の継手構造 Expired - Fee Related JP2605479Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993059307U JP2605479Y2 (ja) 1993-11-04 1993-11-04 給排気筒の継手構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993059307U JP2605479Y2 (ja) 1993-11-04 1993-11-04 給排気筒の継手構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0729392U JPH0729392U (ja) 1995-06-02
JP2605479Y2 true JP2605479Y2 (ja) 2000-07-17

Family

ID=13109593

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993059307U Expired - Fee Related JP2605479Y2 (ja) 1993-11-04 1993-11-04 給排気筒の継手構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2605479Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5423206B2 (ja) * 2008-11-17 2014-02-19 株式会社ジェイ・エム・エス オスコネクタ及び経腸栄養投与セット並びに経腸栄養延長チューブ
US20120316018A1 (en) * 2011-06-08 2012-12-13 Peter Ward Tensioner
JP7117175B2 (ja) * 2017-06-30 2022-08-12 フジモリ産業株式会社 空調路接続構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0729392U (ja) 1995-06-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4132050B2 (ja) 支持面を有する2つの管の間に気密接続を構成するためのクランプ装置
JPH04211791A (ja) 入れ子式チューブを結合する継手とその方法
JPH0375386U (ja)
JP2605479Y2 (ja) 給排気筒の継手構造
JPH10132168A (ja) ポリエチレン管と鋳鉄管を接続するための継手構造
JP3288602B2 (ja) 管接続用パッキン
JP3415295B2 (ja) パイプ継手
JPH0942560A (ja) 樹脂チュ−ブ用金属製管継手
JP2685855B2 (ja) ホース口金具
JP3814338B2 (ja) 差込み型管継手
JPH0875060A (ja) 防水形異種管継手
KR200220078Y1 (ko) 파이프의 연결플랜지 설치구조
JPH068395Y2 (ja) 管継手
JPS6317915Y2 (ja)
JP3363586B2 (ja) 配管接続用継手
JPH1172187A (ja) プラスチック管の接続部材
JPH081356Y2 (ja) 細径配管接続用コネクター
JPH0635776U (ja) ダクト接続装置
JPH02240494A (ja) 継手付コルゲート管
JPH0341186Y2 (ja)
JPS582953Y2 (ja) キンゾクセイフレキシブルチユ−ブ
JPH0213832Y2 (ja)
JPH08296775A (ja) パイプ継手構造
JPH0744879Y2 (ja) 細径配管接続用コネクター
JPS5817992Y2 (ja) 高圧ホ−スの口金取付装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees