JP2605219Y2 - 床 材 - Google Patents

床 材

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JP2605219Y2
JP2605219Y2 JP1993060707U JP6070793U JP2605219Y2 JP 2605219 Y2 JP2605219 Y2 JP 2605219Y2 JP 1993060707 U JP1993060707 U JP 1993060707U JP 6070793 U JP6070793 U JP 6070793U JP 2605219 Y2 JP2605219 Y2 JP 2605219Y2
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泰正 高尾
彰一郎 松村
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東リ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願考案は明瞭な輪郭の模様を有
する床材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より特公昭52−22776号公報
等で示されるようにメッシュのスクリーンを通してプラ
スチックの着色粉粒体集合体の層を形成した後、加熱加
圧して、貫通模様のいわゆるインレイドシートが知られ
ている。また立体感を付与するために内装材表面にメカ
ニカルエンボス仕上げをするのも周知である。
【0003】
【考案が解決すべき課題】しかしながら、従来のインレ
イドシートでは、粉粒体集合体を加熱加圧形成しなけれ
ばならないのでどうしても輪郭が型崩れした。また細か
い模様は表現できない等の問題点があり、意匠性の向上
が望まれていた。
【0004】また単に表面にメカニカルエンボスを付与
したのみでは凹部に塵が溜り、メンテナンスが煩雑であ
った。
【0005】
【課題を解決する手段】本願は上記問題点を解消し、マ
トリックス材である樹脂下地層に明瞭なメカニカルエン
ボス模様を付与し、このエンボス凹部に細チップ片を少
なくとも底部の輪郭に同調する部分に充填することによ
り、シャープなデザインが得られた。本願考案は基材繊
維シートと合成樹脂の積層体または合成樹脂からなる基
材上に、非発泡着色熱可塑性樹脂下地層が積層され、該
下地層にメカニカルエンボスが付与され、該エンボス凹
部の少なくとも底部の輪郭と同調した部分に、下地層と
異色の細チップ片が充填された着色材層の上方で、下地
層の表面とほぼ同じ位置まで透明樹脂層が充填されたこ
とを特徴とする床材、をその要旨とする。エンボス凹部
底部の輪郭と同調した部分に下地層と異色の細チップ片
が充填され、次に凹部に下地層の表面とほぼ同じ位置ま
で透明樹脂層が充填された内装材に関する。以下図面に
基づいて本願考案を説明する。
【0006】「図1」は本願考案断面図であり、1は基
材、2は着色樹脂下地層である。基材1としては、セル
ロース繊維、ポリエステル繊維、ガラス繊維等の無機繊
維の繊維シートと合成樹脂の積層体、またはPVCタイ
ルと同程度の硬さの樹脂基材が示される。
【0007】基材上の熱可塑性樹脂着色下地層はポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル等の汎用樹脂
が適用でき、パール顔料や装飾用短繊維を添加して意匠
性が向上でき、可塑剤、安定剤、顔料、充填剤、滑剤等
を適宜配合してもよい。とくに本願着色下地層は熱可塑
性樹脂の例PVCペースト、ドライブレンド、粒状体層
が好適で、好ましくは0.3〜4mm厚である。とくに
粒径10〜50メッシュ粒状体により構成されると、意
匠性がより向上する。
【0008】上記下地層に凹凸差0.5〜1.5mmの
メカニカルエンボス3を付与する。エンボス模様部分は
下地層に、くっきりとしたメカニカルエンボス模様輪郭
3と同調した模様が得られ、模様の明瞭な高い意匠性が
得られる。本考案の床材を得る方法として、エンボス凹
部底面の輪郭と同調する程度のみ充填するか、またはそ
れより厚くたい積し、その上にエンボス部が平滑になる
ように透明樹脂を充填する。
【0009】本願考案床材の製造例として、基材上に粒
状体散布装置により上記熱可塑性樹脂着色粒状体下地層
2を形成し、オーブン等で150〜220℃で加熱軟化
され、エンボス装置でメカニカルエンボス加工を施して
シャープなエンボス模様を設ける。次にメカニカルエン
ボス凹部に細チップ片をメカニカルエンボス模様輪郭に
充填した上に、透明性樹脂が塗布され、次にオーブン等
で加熱され完全硬化して本願考案床材を得る。
【0010】「図1」は本願考案の実施態様の断面図で
ある。基材1上に下地材樹脂層2が形成され、下地材樹
脂層表面にメカニカルエンボス3を付与し、メカニカル
エンボス凹部底部に細チップ片6の装飾材がエンボスの
輪郭と一致して散布され、その上に透明樹脂7が充填さ
れる。透明樹脂7が充填されてから、加熱成型して、本
願床材8が得られる。本願考案において、得られた床材
8の表面に透明樹脂薄膜の保護層が形成されてもよい。
本願考案の床材を上からみると、下地材に囲まれた部分
に、下地材とは異色の細チップ片模様が、メカニカルエ
ンボスの形状と一致して分散されており、これがそのま
ま、または透明樹脂を介して明瞭に見える。
【0011】
【考案の効果】従来の熱可塑性樹脂粒状体よりなる模様
別インレイドシートは、最終的に粒状体をステンシルを
通して充填した後、加熱加圧成型すると、型崩れが生ず
るのに対し、本願考案床材では、模様が明瞭に得られて
型崩れせず意匠性が格段に向上した。
【0012】上記のように、本考案装飾床材は平滑な表
面をもつもので、従来のエンボス処理表面の内装材に比
べ塵が溜りにくく、掃除がし易い構成であった。
【0013】
【実施例】ポリエステル不織布上にPVC樹脂層および
ガラス繊維シートを積層した0.7mmの基材上に20
〜30メッシュのPVCチップを1.5mm厚にたい積
して下地層を形成し、表面が軟化される程度に加熱し、
シャープなエッジを有するエンボスロールで加圧して凹
凸差が1mmあるエンボス模様を得た。このエンボス凹
部の底面のみに40メッシュの下地層とは異なる細チッ
プ片を付与して、底面 輪郭と同調した部分を細チップ
片で充填させ、エンボス凹部の残りの部分は透 明性P
VCペーストを投入し、下地層、 透明樹脂部分とも加
熱、ゲル化を行ない本願床材を得た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願考案床材断面図である。
【符号の説明】
1は基材、2は着色下地材、3はメカニカルエンボス、
6は細チップ片、8は床材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】繊維シートと合成樹脂の積層体または合成
    樹脂からなる基材上に、非発泡着色熱可塑性樹脂下地層
    が積層され、該下地層にメカニカルエンボスが付与さ
    れ、該エンボス凹部の少なくとも底部の輪郭と同調した
    部分に、下地層と異色の細チップ片が充填された着色材
    層の上方で、下地層の表面とほぼ同じ位置まで透明樹脂
    層が充填されたことを特徴とする床材。
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