JP2918625B2 - 装飾用壁紙材 - Google Patents

装飾用壁紙材

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、例えば、家屋の壁や、天井などに接着して
使用する壁紙材に関するものである。
従来の技術 従来、この種の壁紙材としては、一般的に、基材とし
ての紙や、合成樹脂シートの表面の上に、印刷などによ
り、各種の模様を施したものが使用されている。また、
この種の壁紙材の表面に立体模様を形成するために、例
えば、基材としての紙と、この紙と異色に着色した熱可
塑性樹脂発泡体とを重ね合わせて加熱し、これにより、
発泡体を柔軟化した後、各種凹凸模様を形成した低温度
のエンボッシングロールの凸部により、発泡体を薄い透
明のフィルム状となるまで押圧し、この押圧部によって
紙の色が透視出来るようにしたものや、第一の熱可塑性
樹脂フィルムの着色面に、透明な第二の熱可塑性樹脂フ
ィルムを、この着色面を内側にしてはり合わせ、第二の
熱可塑性樹脂フィルムを熱軟化させて表面にくぼみを設
け、このくぼみに第一の熱可塑性樹脂フィルムの着色面
を表出させたものや、表面側が、透明熱可塑性合成樹脂
層で、中間着色層が、溶融しやすいか、又は、高周波加
熱されやすくて透明着色、あるいは、不透明着色の熱可
塑性合成樹脂層で、下地着色層が、溶融しにくいか、又
は、高周波加熱されにくく、中間着色層とは異なる色に
着色された透明、又は、不透明の熱可塑性合成樹脂層
で、裏打層が、白色、又は、下地着色層と同色の裏打材
で、それぞれを形成し、第四層を一体に積層して積層体
を構成し、積層体の表面から深いエンボス模様を施し、
その凹部に下地着色層の色を呈するようにしたものなど
が、知られている。
しかしながら、これらの公知の壁紙材は、表面の色彩
が、着色された熱可塑性合成樹脂の色彩に直接的に関係
するので、その色彩に変化を与えるためには、元来の色
彩それ自体を変更することが必要である。
また、その表面に形成される立体模様も、そのために
使用されるエンボッシングロールの表面に形成される凹
凸模様により決定され、この凹凸模様に変化を与えるこ
とは、非常に困難なところであった。
発明が解決しようとする課題 そこで、本発明は、従来公知のものにおける上記のよ
うな問題点のあることに鑑がみ、このような問題点を解
消し、種々の色彩及び立体模様を自由に得られることが
できる装飾用壁紙材を得ることを、その課題とするもの
である。
課題を解決するための手段 本発明においては、この課題を解決するために、基材
としての壁紙用難燃紙の表面の上に、着色した塩化ビニ
ルペーストレジンを塗布し、これを加熱し、ゲル化する
ことにより難燃紙の表面に、着色された塩化ビニルフィ
ルム層を一体に形成し、この表面上に、TiO2を含有した
発泡可能な塩化ビニルペーストレジンを塗布し、これを
加熱することによりゲル化し、更に、難燃紙、塩化ビニ
ルフィルム層及び発泡可能な塩化ビニルペーストレジン
塗布層から成る積層体を全面的に加熱することにより発
泡可能な塩化ビニルのペーストレジン塗布層を塩化ビニ
ル発泡層とし、この塩化ビニル発泡層の表面に、メカニ
カルエンボス法により所望の模様を型付けしたことを特
徴とする装飾用壁紙材を提供するものである。
実施例 以下、本発明を、その実施例を示す添付図面に基づい
て、詳細に説明をする。
図は、本発明による装飾用壁紙材の典型的な1実施例
の縦断面を略図により示すものであるが、同図から分か
るように、この壁紙10は、基材としての壁紙用難燃紙1
の表面の上に、比較的に濃色に着色して塩化ビニルペー
ストレジンを塗布し、これを加熱し、ゲル化することに
より、難燃紙1の表面に、着色された塩化ビニルフィル
ム層2を一体に形成する。次に、着色された塩化ビニル
フィルム層2の表面に、適量のTiO2を含有した、発泡可
能な塩化ビニルペーストレジンを塗布し、これを加熱す
ることによりゲル化し、更に、この難燃紙1、塩化ビニ
ルフィルム層2及び発泡可能な塩化ビニルペーストレジ
ン塗布層(3)から成る積層体を発泡炉内において全面
的に加熱することにより、発泡可能な塩化ビニルペース
トレジンの塗布層を、塩化ビニル発泡層3とする。
次いで、この塩化ビニル発泡層3の表面に、メカニカ
ルエンボス法により所望の模様を型付けし、この場合、
エンボスの深さが、塩化ビニル発泡層3の下部に存在す
る塩化ビニルフィルム層2の内部に到達するか、あるい
は、更に、これを突き進み、基材である難燃紙1の表面
にまで到達するかするようにする。
なお、一層詳細には、塩化ビニルフィルム層2を形成
するための塩化ビニルペーストレジンとしては、比較的
濃色の灰色、ベージュ、褐色などに着色した、重合度
が、約3,600のものを使用し、また、発泡可能な塩化ビ
ニルペーストレジンとしてはTiO2の含有量が2.0PHC(こ
こでPHCとは、part(s) per hundred parts of compo
undの略号、すなわちコンパウンドの100重量部に対する
割合を示す)以下であり、重合度が、約900のものを使
用するものとする。
本発明による装飾用壁紙材10は、上記のような構成を
有しているものであるが、塩化ビニルフィルム層2を形
成する塩化ビニルペーストレジンの重合度を、約3,600
であるように、塩化ビニル発泡層3を形成する塩化ビニ
ルペーストレジンの重合度約900よりも、より高く選択
したのは、塩化ビニル発泡層3の発泡並びにエンボス加
工のための加熱工程により、塩化ビニルフィルム層2を
形成する塩化ビニルペーストレジンが変化を受けないよ
うにし、これにより、基材である難燃紙1と共に強固な
積層品の基盤を与えることを、目指しているものであ
る。
本発明による装飾用壁紙材10は、上記のような構成を
有しているが、その表面の外観は、塩化ビニルフィルム
層2の色彩及び塩化ビニル発泡層3に含まれるTiO2の含
有量並びにエンボス加工工程における型付けの度合いな
どにより、非常に広範囲に変更可能なものとなる。
特に、本発明においては、塩化ビニル発泡層3の中に
含有されるTiO2量を変更することにより、色彩の微細な
調整か可能である点に、最も大きな特徴があるものであ
る。
次ぎに、本発明の数値例を説明する。
数値例 1.基材である難燃紙1の表面に、灰色に着色をした塩化
ビニルペーストレジンを、約0.06mmの厚さに塗布し、こ
れをゲル化し、塩化ビニルフィルム層2を形成した。
2.次いで、この塩化ビニルフィルム層2の上に、発泡剤
並びに2.0PHC以下のTiO2を含有する塩化ビニルペースト
レジンを約0.14mmの厚さに塗布し、これをゲル化させ
た。
3.このような構成を有している積層体を発泡炉内におい
て加熱し、全面的に約8倍に発泡させ、塩化ビニル発泡
層3を形成した。
4.最後に、塩化ビニル発泡層3の表面から、メカニカル
エンボス法により型付けを行い、製品とした。
5.この製品は、全般的に灰色を呈し、落ち着いた色彩を
与えると共にエンボス加工により、表面に微細な凹凸の
立体模様が浮き上がり、上品な外観並びに良好な感触を
与えるものであることが、確認された。
発明の効果 本発明は、上記のような構成を有し、特に、塩化ビニ
ルフィルム層の着色及び塩化ビニル発泡層内に含有され
るTiO2の量を調整することにより、微細な色彩の相違並
びに繊細な凹凸の立体模様を有する装飾用壁紙材を提供
するものである。
【図面の簡単な説明】
図は、本発明の1実施例を示す横断面図である。 1……壁紙用難燃紙、2……塩化ビニルフィルム層、3
……塩化ビニル発泡層、10……装飾用壁紙材。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材としての壁紙用難燃紙の表面の上に、
    着色した塩化ビニルペーストレジンを塗布し、これを加
    熱し、ゲル化することにより難燃紙の表面に、着色され
    た塩化ビニルフィルム層を一体に形成し、この表面上
    に、TiO2を含有した発泡可能な塩化ビニルペーストレジ
    ンを塗布し、これを加熱することによりゲル化し、更
    に、難燃紙、塩化ビニルフィルム層及び発泡可能な塩化
    ビニルペーストレジン塗布層から成る積層体を全面的に
    加熱することにより発泡可能な塩化ビニルのペーストレ
    ジン塗布層を塩化ビニル発泡層とし、この塩化ビニル発
    泡層の表面に、メカニカルエンボス法により所望の模様
    を型付けしたことを特徴とする装飾用壁紙材。
  2. 【請求項2】メカニカルエンボス法による型付けの深さ
    が、塩化ビニル発泡層の下部に存在する塩化ビニルフィ
    ルム層の内部に到達するか、あるいは、更に、これを突
    き進み、基材である難燃紙の表面にまで到達するように
    する請求項1記載の装飾用壁紙材。
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