JP2604807Y2 - ボトル - Google Patents
ボトルInfo
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- JP2604807Y2 JP2604807Y2 JP1993021942U JP2194293U JP2604807Y2 JP 2604807 Y2 JP2604807 Y2 JP 2604807Y2 JP 1993021942 U JP1993021942 U JP 1993021942U JP 2194293 U JP2194293 U JP 2194293U JP 2604807 Y2 JP2604807 Y2 JP 2604807Y2
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- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、合成樹脂製のボトルに
関する。特に、持ち易いボトルの構造に関する。
関する。特に、持ち易いボトルの構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般にボトルの表面には、ボトルの強度
を上げるためにパネル部が設けられている。このパネル
部は、強度を上げるため凹凸形状を有していることが多
い。パネル部に凹凸形状を有するものとして、例えば、
実公平１−１７６０１５号に記載のボトル容器がある。
を上げるためにパネル部が設けられている。このパネル
部は、強度を上げるため凹凸形状を有していることが多
い。パネル部に凹凸形状を有するものとして、例えば、
実公平１−１７６０１５号に記載のボトル容器がある。
【０００３】しかしながら、このようにボトルの補強を
主目的としてパネル部を設けた従来例はあるものの、ボ
トルを把持するときの持ち易さまでを考慮した従来例は
ない。
主目的としてパネル部を設けた従来例はあるものの、ボ
トルを把持するときの持ち易さまでを考慮した従来例は
ない。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】従来例では、ボトルを
持つためには胴部をつかむこととなるが、その際必然的
にパネル部の凹凸部分を指でつかむこととなる。しか
し、この凹凸部分は指でつかむのに適するよう形状や構
造が考慮されてはいない。そのため、ボトルを指でつか
むことには違和感があって、ボトルを持ちにくくしてい
るという問題点があった。
持つためには胴部をつかむこととなるが、その際必然的
にパネル部の凹凸部分を指でつかむこととなる。しか
し、この凹凸部分は指でつかむのに適するよう形状や構
造が考慮されてはいない。そのため、ボトルを指でつか
むことには違和感があって、ボトルを持ちにくくしてい
るという問題点があった。
【０００５】本考案は、上記の問題点に鑑みてなされた
ものであり、違和感なく指でボトルをつかむことができ
る持ち易い形状のボトルを提供することを課題とする。
ものであり、違和感なく指でボトルをつかむことができ
る持ち易い形状のボトルを提供することを課題とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本考案は、前記課題を解
決するために、次のような技術的手段をとった。ボトル
の胴部１の略中央部外周には、くびれ部２を周設する。
決するために、次のような技術的手段をとった。ボトル
の胴部１の略中央部外周には、くびれ部２を周設する。
【０００７】くびれ部２より下方の胴部外周には、浅く
陥没設されたパネル部３を複数設ける。このパネル部３
は、少なくとも１組が対向するよう形成されている。対
向するパネル部３の上端部には、指先を挿入して引っ掛
かる大きさと深さを持つ凹陥部４を形成し、この凹陥部
４とくびれ部２との間の横長の筒壁部分を、補強リブ機
能部とする。
陥没設されたパネル部３を複数設ける。このパネル部３
は、少なくとも１組が対向するよう形成されている。対
向するパネル部３の上端部には、指先を挿入して引っ掛
かる大きさと深さを持つ凹陥部４を形成し、この凹陥部
４とくびれ部２との間の横長の筒壁部分を、補強リブ機
能部とする。
【０００８】なお、この凹陥部４の底面を摩擦係数が大
きくなるように、例えば小さなエンボスを設けることが
できる。さらには、この凹陥部４の底面に摩擦係数の大
きい材質を貼着させることもできる。
きくなるように、例えば小さなエンボスを設けることが
できる。さらには、この凹陥部４の底面に摩擦係数の大
きい材質を貼着させることもできる。
【０００９】
【作用】対向するパネル部３の凹陥部４に指を挿入し、
これらの凹陥部４を指でつかんでボトルを持つ。このと
き、凹陥部４とくびれ部２との間の横長の筒壁部分が補
強リブ機能を発揮するので、胴部１が凹み変形すること
がなく、ボトルを違和感なく安定した状態で持つことが
できる。
これらの凹陥部４を指でつかんでボトルを持つ。このと
き、凹陥部４とくびれ部２との間の横長の筒壁部分が補
強リブ機能を発揮するので、胴部１が凹み変形すること
がなく、ボトルを違和感なく安定した状態で持つことが
できる。
【００１０】
【実施例】本考案の実施例を図面を参照して説明する。
図１は、本考案のボトルの斜視図である。
図１は、本考案のボトルの斜視図である。
【００１１】この図１において、ボトルは、直方体型の
胴部１を有する。この胴部１の上端部には、容器口部５
が突設されている。また、胴部１の略中央部外周には、
くびれ部２が設けられている。
胴部１を有する。この胴部１の上端部には、容器口部５
が突設されている。また、胴部１の略中央部外周には、
くびれ部２が設けられている。
【００１２】くびれ部２より上方の胴部側面において、
直方体の４つの側面に２組の対向する上部側面パネル部
６が設けられている。くびれ部２より上方の胴部角部に
おいて、直方体の４つの角部に、角部を平面にした２組
の対向する上部角部パネル部９が設けられている。
直方体の４つの側面に２組の対向する上部側面パネル部
６が設けられている。くびれ部２より上方の胴部角部に
おいて、直方体の４つの角部に、角部を平面にした２組
の対向する上部角部パネル部９が設けられている。
【００１３】くびれ部２より下方の胴部側面において、
直方体の４つの側面に２組の対向する下部側面パネル部
３が浅く陥没設されている。くびれ部２より下方の胴部
角部において、直方体の４つの角部に、角部を平面にし
た２組の対向する下部角部パネル部１０が設けられてい
る。
直方体の４つの側面に２組の対向する下部側面パネル部
３が浅く陥没設されている。くびれ部２より下方の胴部
角部において、直方体の４つの角部に、角部を平面にし
た２組の対向する下部角部パネル部１０が設けられてい
る。
【００１４】上部側面パネル部６には、胴部外周方向に
長い凹部7a〜7eが形成されている。ここで、凹部7a〜7d
は全体として上下方向に長い楕円形を形成する如く設け
られている。また、凹部7eは凹部7dの下方に配置してあ
る。
長い凹部7a〜7eが形成されている。ここで、凹部7a〜7d
は全体として上下方向に長い楕円形を形成する如く設け
られている。また、凹部7eは凹部7dの下方に配置してあ
る。
【００１５】上部角部パネル部９には、上下方向に細長
い凹部7fが形成されている。下部角部パネル部１０に
は、上下方向に細長い凹部7gが形成されている。以上の
凹部7a〜7gは、ボトルの強度を補強する役割をしてい
る。
い凹部7fが形成されている。下部角部パネル部１０に
は、上下方向に細長い凹部7gが形成されている。以上の
凹部7a〜7gは、ボトルの強度を補強する役割をしてい
る。
【００１６】下部側面パネル部３内には、断面波状のリ
ブ部８が形成されており、ボトルの強度を補強する役割
をしている。下部側面パネル部３内の上端部には、前記
リブ部８の上方に、指先を挿入して引っ掛かる大きさと
深さを有する凹陥部４が形成されており、この凹陥部４
とくびれ部２との間の横長の筒壁部分が補強リブ機能部
となっている。ここで、凹陥部４は胴部１の略中央部付
近に位置する。なお、この凹陥部４の底面に小さなエン
ボスが設けられている。
ブ部８が形成されており、ボトルの強度を補強する役割
をしている。下部側面パネル部３内の上端部には、前記
リブ部８の上方に、指先を挿入して引っ掛かる大きさと
深さを有する凹陥部４が形成されており、この凹陥部４
とくびれ部２との間の横長の筒壁部分が補強リブ機能部
となっている。ここで、凹陥部４は胴部１の略中央部付
近に位置する。なお、この凹陥部４の底面に小さなエン
ボスが設けられている。
【００１７】以上のように構成されたボトルは、本実施
例では、ポリエチレンテレフタレート（ＰＥＴ）製のプ
リフォームをブロー成形して作られている。次に、本実
施例の作用を説明する。
例では、ポリエチレンテレフタレート（ＰＥＴ）製のプ
リフォームをブロー成形して作られている。次に、本実
施例の作用を説明する。
【００１８】対向するパネル部に形成されている凹陥部
４の一方に親指を、もう一方には人差し指または中指を
挿入し、ボトル内部へと力が加わるように把持する。こ
の状態でボトルを持つことができる。
４の一方に親指を、もう一方には人差し指または中指を
挿入し、ボトル内部へと力が加わるように把持する。こ
の状態でボトルを持つことができる。
【００１９】このとき、凹陥部４は、内容物が充填して
いる状態でのボトルの重心位置よりも上部に位置する。
そのため、ボトルの重心位置よりも下部に凹陥部４が位
置する場合に比べ、ボトルが傾いていても把持すること
は容易である。つまり、ボトルをより安定して持つこと
ができる。
いる状態でのボトルの重心位置よりも上部に位置する。
そのため、ボトルの重心位置よりも下部に凹陥部４が位
置する場合に比べ、ボトルが傾いていても把持すること
は容易である。つまり、ボトルをより安定して持つこと
ができる。
【００２０】ところで、内容物を吐出するには、内容物
が充填しているボトルの倒立状態での重心位置よりもよ
り上部に凹陥部４が位置する方が望ましい。凹陥部４
は、当初、倒立状態のボトルの重心付近に位置してい
る。しかし、内容物を吐出していくと倒立状態のボトル
の重心位置は低下するので、より安定して内容物を吐出
することができるようになる。
が充填しているボトルの倒立状態での重心位置よりもよ
り上部に凹陥部４が位置する方が望ましい。凹陥部４
は、当初、倒立状態のボトルの重心付近に位置してい
る。しかし、内容物を吐出していくと倒立状態のボトル
の重心位置は低下するので、より安定して内容物を吐出
することができるようになる。
【００２１】さらに、凹陥部４の底面にエンボスを設け
たことによって、ボトルを把持する際に指が滑りにくく
なっている。
たことによって、ボトルを把持する際に指が滑りにくく
なっている。
【００２２】
【考案の効果】本考案は、前記のように、対向するパネ
ル部の上端部に、指先を挿入して引っ掛かる大きさと深
さを有する凹陥部を設けたことにより、違和感なく指で
ボトルをつかむことができ、ボトルを持ち易くすること
ができる。
ル部の上端部に、指先を挿入して引っ掛かる大きさと深
さを有する凹陥部を設けたことにより、違和感なく指で
ボトルをつかむことができ、ボトルを持ち易くすること
ができる。
【００２３】また、ボトルをつかんだとき、凹陥部とく
びれ部との間の横長の筒壁部分が補強リブ機能を発揮す
るので、胴部が凹み変形することがなく、ボトルを違和
感なく安定した状態で持つことができ、吐出操作性が向
上する。
びれ部との間の横長の筒壁部分が補強リブ機能を発揮す
るので、胴部が凹み変形することがなく、ボトルを違和
感なく安定した状態で持つことができ、吐出操作性が向
上する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本考案に係るボトルの一例の斜視図である。
【図２】本考案に係るボトルの一例の側面図である。
【図３】本考案に係るボトルの一例の上面図である。
【図４】本考案に係るボトルの一例の要部縦断面図であ
る。
る。
１ 胴部 ２ くびれ部 ３ パネル部 ４ 凹陥部
Claims (1)
- 【請求項１】 胴部（１）の略中央部外周に周設された
くびれ部（２）と、くびれ部（２）より下方の胴部外周
に浅く陥没設された複数のパネル部（３）を有するボト
ルにおいて、前記パネル部（３）は少なくとも１組が対
向するよう形成されており、かつ対向するパネル部
（３）の上端部に、指先を挿入して引っ掛かる大きさと
深さを有する凹陥部（４）を形成し、この凹陥部（４）
とくびれ部（２）との間の筒壁部分を、補強リブ機能部
としたことを特徴とするボトル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993021942U JP2604807Y2 (ja) | 1993-04-26 | 1993-04-26 | ボトル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993021942U JP2604807Y2 (ja) | 1993-04-26 | 1993-04-26 | ボトル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0680612U JPH0680612U (ja) | 1994-11-15 |
| JP2604807Y2 true JP2604807Y2 (ja) | 2000-06-05 |
Family
ID=12069107
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993021942U Expired - Fee Related JP2604807Y2 (ja) | 1993-04-26 | 1993-04-26 | ボトル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2604807Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3887753B2 (ja) | 2001-11-30 | 2007-02-28 | 株式会社吉野工業所 | 合成樹脂製容器 |
| JP6365065B2 (ja) * | 2014-02-03 | 2018-08-01 | 大日本印刷株式会社 | プラスチックボトル |
| JP7040454B2 (ja) * | 2016-10-14 | 2022-03-23 | ニプロ株式会社 | 容器 |
-
1993
- 1993-04-26 JP JP1993021942U patent/JP2604807Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0680612U (ja) | 1994-11-15 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |