JP2527402Y2 - プラスチックボトル - Google Patents

プラスチックボトル

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JP2527402Y2
JP2527402Y2 JP1990049958U JP4995890U JP2527402Y2 JP 2527402 Y2 JP2527402 Y2 JP 2527402Y2 JP 1990049958 U JP1990049958 U JP 1990049958U JP 4995890 U JP4995890 U JP 4995890U JP 2527402 Y2 JP2527402 Y2 JP 2527402Y2
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gripping
rib
plastic bottle
concave portion
recess
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JP1990049958U
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典一 柿木
剛史 斉藤
徳生 林田
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Toppan Inc
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Toppan Inc
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は2軸延伸ブロー成形等によって形成されるポ
リエチレンテレフタレート等からなるプラスチックボト
ルに関するものである。
〔従来の技術〕
従来ウイスキー、焼酎等の酒類や果汁等の飲料、ある
いは醤油、酢等の調味料を収納する容器として、主にガ
ラス製の瓶が使用されてきた。しかし、ガラス瓶は重
く、持ち運びに不便である上、割れやすいという欠点が
あるので、特に大型の容器においてはプラスチック製の
容器が使用されるようになってきた。中でも最近は、強
度、透明性、ガスバリヤー性などの点で優れる2軸延伸
ブロー成形によるポリエチレンテレフタレート製のプラ
スチックボトルが好まれて使用されている。そしてボト
ルが大型となった場合に持ち運びし易いように、胴部の
対向する2つの側面内に把持用凹部をそれぞれ形成し、
これら2つの把持用凹部と、把持用凹部に挟まれた一側
面とからなる、外径の小さい握り部を形成したものが公
知であり、例えば実開昭62-60507号、実開昭61-62808
号、実開昭62-60506号、実開昭61-107710号等に開示さ
れている。
〔考案が解決しようとする課題〕
このように胴部の対向する2つの側面内に把持用凹部
をそれぞれ形成し、これら2つの把持用凹部と、把持用
凹部に挟まれた一側面とからなる、外径の小さい握り部
を形成したことによって、大型の容器であっても持ち運
びが容易になったという利点があるものの、上記プラス
チックボトルはガラス瓶と比較して肉厚が薄く、胴部変
形しやすいものである。よって握り部を手で握った際に
胴部が内方に凹み、内溶液の液面が上昇して口部から飛
びだすという不具合が生じている。
ところで上記実開昭62-60507号及び実開昭61-62808号
に開示されているものは、この胴部変形を抑えるために
把持用凹部内に補強リブを形成しており、また実開昭62
-60506号及び実開昭61-107710号に開示されたものは把
持用凹部に挟まれた一側面上(握り部の範囲内)に補強
リブを形成しているが、これらはいずれも握り部自体の
変形を抑えようとするものであって、把持用凹部から胴
部全体に波及する変形作用を抑えることができない。従
って、胴部の凹みを抑えるのに不十分である。
そこで本考案は、握り部自体の変形防止にとどまら
ず、容器本体胴部を手で把持した際に把持用凹部から波
及する内方変形作用が胴部全体に広がるのを抑えること
を課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記の課題を解決するためになされたもの
で、横断面形状が略四角形状をなす容器本体胴部の対向
する2つの側面上に、内方に陥没する把持用凹部をそれ
ぞれ形成し、この一方の把持用凹部から他の一側面を経
て他方の把持用凹部に至る、外径の小さい握り部を形成
したプラスチックボトルにおいて、前記2つの側面上で
あってかつ前記把持用凹部を外れ、この把持用凹部を境
界として前記握り部と反対側の位置に、内方に陥没する
平面リブを形成し、この平面リブの把持用凹部側の端部
に容器内方に突出する略垂直壁状のエッジ部を形成した
ことを特徴とする、プラスチックボトルを提供する。
〔作用〕
本考案によるプラスチックボトルは、上記のような構
成からなるので、手で容器本体胴部の握り部を握った際
に、把持用凹部に加えられたボトル内方への押圧力が、
平面リブを設けたことにより形成されるエッジ部によっ
て遮断され胴部を水平方向に動かす力へと変換される。
従って把持用凹部から胴部全体に内方変形作用が波及す
ることがない。
〔実施例〕
本考案によるプラスチックボトルの実施例を図面を用
いて詳細に説明する。第1図及び第2図に示す第1実施
例において、1は容器本体、2は胴部、3は頸部であ
る。胴部1は横断面形状が略四角形をなしており、緩い
カーブを描いて外方に膨らむ4つの側面4a、4b、4c、4d
からなり、稜部5はアール状に形成されている。頸部3
は胴部4から連続する断面円形状で、上方に向かって縮
径しており、上端に開口部6を有している。
側面4a、4c上には稜部5から略中央にかけて凹陥状の
把持用凹部7がそれぞれ形成され、この把持用凹部7、
7と、2つの把持用凹部7に挟まれた一側面4dとによっ
て外径の小さい握り部が構成されている。
そして把持用凹部7から若干離間した位置に外形略四
角形状の平面リブ8が設けられている。この平面リブに
ついて詳しく説明する。稜部5のアールエンド5aから側
面4a、4cに対して内方に突出し、かつ一側端部8aを直線
とし、略直角なエッジ部9(角部)を形成する。平面リ
ブ8の側面4a、4cからの深さdは、把持用凹部7の平面
リブ8側端部の深さDよりも浅く形成されている。
また平面リブ8の上下端部8b、8cは把持用凹部7の上
下端部7b、7cと略平行であり、平面リブ8の縦寸法1は
把持用凹部7の縦寸法Lと略等しく形成されている。
リブ10は、把持用凹部7の上下に設けた溝状リブで、
把持用凹部7を握った際に容器本体1の肩部11及び底部
の変形を防止するためのものであり、側面4a、4cの横方
向全長にわたって形成するのが好ましい。また把持用凹
部7内には突状の補強リブ12が設けてあり、把持用凹部
7自体の変形を防止するようになっている。側面4bには
平面状のラベル貼着部13が形成されており、インモール
ド方式のラベル接着に適した形状となっている。
本考案によるプラスチックボトルは胴部2の側面4a、
4cに平面リブ8を設けることにより、側面4a、4cと平面
リブ8の各境界部にエッジ部9(角部)が形成されるの
で、把持用凹部7を握った際の内方への押圧力がエッジ
部9(角部)で水平方向の力に変換され、容器本体1の
胴部2全体に内方変形作用が波及するのを防ぐことがで
きる。
このように平面リブ8と側面4a、4cとの境界部で変形
を防止するものであり、平面リブ8の把持用凹部7側の
端部8aを直線状とすること、平面リブ8の上下端部8b、
8cを直線状とすること、端部8aの縦寸法を把持用凹部7
の最長寸法と略等しくすること、端部8aが側面4a、4cに
対して略直角な段差部(エッジ部)を形成すること、把
持用凹部7の平面リブ8側の端部が側面4a、4cに対して
略直角な段差部を設けること等によりその効果を高める
ことができる。
平面リブ8を形成する位置は、把持用凹部7の端部か
ら離間しすぎると効果が低下し、その距離mは容器本体
1の大きさにもよるが、容量が2リットル程度の容器本
体の場合は、6〜10mm程度に設定するのが好ましい。ま
た平面リブ8の縦寸法1は把持用凹部7の縦寸法と等し
くなるように、把持用凹部7の縦寸法の0.8〜1.2倍程度
に設定するのが好ましい。平面リブ8の端部8aの段差部
(エッジ部)はなるべく直角に近く設定することが好ま
しい。
平面リブ8の把持用凹部7と反対側端部は稜部5のア
ールエンド5aに一致するように形成するのが好ましい
が、アールエンド5aから5mm乃至10mm程度に範囲に設定
すればよい。また第3図に示すように稜部5をアール状
でなく平面状に形成した場合には稜部5aから5mm乃至10m
m程度の範囲に設定するのが好ましい。平面リブ8の稜
部5側の端部は稜部5又は側面4a、4cに対してなだらか
に連続させてもよいし、段状に落ち込むように連続させ
てもよい。
〔考案の効果〕
本考案のプラスチックボトルによれば、手で容器本体
胴部の握り部を握った際に、把持用凹部に加えられたボ
トル内方への押圧力が、平面リブを設けたことにより形
成されるエッジ部によって遮断され胴部を水平方向に動
かす力へと変換される。従って把持用凹部から胴部全体
に内方変形作用が波及することがない。このようにして
プラスチックボトルの内方向への押圧に対する強度が向
上するので、内溶液が開口部より飛びだすことを防止で
きる、実用上優れたプラスチックボトルである。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1実施例の側面図、第2図は第1実施例のA
−A′断面図、第3図は第2実施例の断面図である。 1……容器本体 2……胴部 3……頸部 4……側面 5……稜部 6……開口部 7……把持用凹部 8……平面リブ 9……エッジ部 10……リブ 11……肩部 12……補強リブ 13……ラベル貼着面

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】横断面形状が略四角形状をなす容器本体胴
    部の対向する2つの側面上に、内方に陥没する把持用凹
    部をそれぞれ形成し、この一方の把持用凹部から他の一
    側面を経て他方の把持用凹部に至る、外径の小さい握り
    部を形成したプラスチックボトルにおいて、前記2つの
    側面上であってかつ前記把持用凹部を外れ、この把持用
    凹部を境界として前記握り部と反対側の位置に、内方に
    陥没する平面リブを形成し、この平面リブの把持用凹部
    側の端部に容器内方に突出する略垂直壁状のエッジ部を
    形成したことを特徴とする、プラスチックボトル。
JP1990049958U 1990-05-14 1990-05-14 プラスチックボトル Expired - Lifetime JP2527402Y2 (ja)

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JPH0410009U JPH0410009U (ja) 1992-01-28
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