JP2603897B2 - 下糸自動供給装置 - Google Patents

下糸自動供給装置

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JP2603897B2 JP20361293A JP20361293A JP2603897B2 JP 2603897 B2 JP2603897 B2 JP 2603897B2 JP 20361293 A JP20361293 A JP 20361293A JP 20361293 A JP20361293 A JP 20361293A JP 2603897 B2 JP2603897 B2 JP 2603897B2
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宏之 富岡
隆良 森
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中小企業事業団
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、縫製中に別位置にあ
るボビンに下糸を巻き、そのボビンと縫製位置にある下
糸のなくなったボビンとを入れ換える本縫いミシンにお
ける下糸自動供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、図6に示す下糸自動供給装
置を既に提案し、出願している。
【0003】その下糸自動供給装置は、一対の電磁石吸
着ヘッド300を有し、2点鎖線で示す縫製位置にある
釜100の中釜に対してボビン及びボビンケース200
を着脱するボビン着脱位置とボビンに下糸を巻付ける下
糸巻回位置との間を同期的に回動する共に前進、後退を
行うボビン交換部Iと、糸巻Bから繰り出される糸Yの
先端部を保持し、下糸巻回位置にあるボビンに下糸を巻
回する下糸巻回部IIとを備えたものである。この下糸自
動供給装置において、ボビン交換部Iが前進するときに
は、下糸の巻かれたボビン及びボビンケース200がボ
ビン着脱位置で縫製位置にある釜100の中釜にセット
されると共に、空ボビン及びボビンケース200が下糸
巻回位置で下糸巻回部IIにセットされる。その後下糸巻
回部IIではセットされた空ボビンに下糸が巻回される。
また、ボビン交換部Iが後退するときには、縫製位置に
ある釜100の中釜及び下糸巻回部IIからそれぞれのボ
ビン及びボビンケース200が退避される。つまり、従
来の下糸自動供給装置では、下糸の消費切れを自動的も
しくは作業者が目視で確認してから、下糸巻回部IIで巻
回されたボビンとボビンケースに交換している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ミシンの縫製による縫
い目線が衣服の表面に直接現れる場合には、下糸使用尽
くしによって途中で縫い目線が切れると衣服の外観美を
損ない、商品価値が低下する。特に、ジャケットやコー
トにおいて、その傾向が顕著である。このような縫い目
線切れが生じたときには、縫い目を解き、最初から縫い
直すこともある。そのような縫い直しを防ぐには、作業
者が常にボビンの下糸の残量を確認し、下糸消費切れ時
刻を予測しながら作業することになり、生産性の低下と
不必要な労力を要している。そこで所定の縫製が終了す
る度に縫製位置にあるボビンの下糸を残糸として除去
し、新しく縫製位置に下糸が供給できれば便利である。
上記の下糸自動供給装置は、縫製位置にある釜にボビン
を出し入れ及び新たな下糸の供給はできるものの、ボビ
ン内の残糸を除去することはできない。
【0005】この発明は、ボビン内の残糸を除去するこ
ともできる下糸自動供給装置を提供することを目的とし
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の下糸自動供給装置は、正転又は逆転する
ガイド軸と、各端部にボビンケースを着脱可能に支持し
得ると共に中間部がガイド軸に軸回りに固定され、且
つ、ガイド軸に沿って摺動する回動アームと、ガイド軸
の一端部側にある縫製位置の釜より軸方向に離れて配さ
れたボビンの残糸を除去する装置、ボビンへ下糸を巻回
する装置とよりなり、回動アームの所定の端部を釜、残
糸除去装置又は下糸巻回装置に移動させ得るものであ
る。
【0007】
【作用】上記のように構成された下糸自動供給装置にお
いては、回動アームが正、逆転及びガイド軸に沿う前
進、後退を繰り返すことにより、回動アームの所定の端
部が釜、残糸除去装置又は下糸巻回装置に移動し、各作
業位置でボビンを内蔵するボビンケースの着脱、ボビン
の残糸除去又はボビンへの下糸巻回が行われる。
【0008】
【実施例】図1ないし図5を参照し、この発明の下糸自
動供給装置の実施例について説明する。
【0009】この下糸自動供給装置は、ミシンベッド1
の下方の底が油溜となっている空間内に配されており、
図2に示すように、ボビンケース着脱位置A、残糸除去
位置B及び下糸巻回位置Cが一軸の回りに120°間隔
に配され、且つ、図1に示すように、ボビンケース着脱
位置Aと他の作業位置B、Cは前記一軸の両端部側に分
かれており、前記空間内に立設された支柱2に載設さて
いるメインベース3に水平に支持された前記一軸である
ガイド軸4と、ガイド軸4に回転可能、且つ、軸方向に
摺動可能に支持された回動アーム5と、ガイド軸4に沿
って回動アーム5を前進、後退させる前後進レバー6
と、60°を単位として回動アーム5を正転又は逆転さ
せる駆動装置とより構成されている。
【0010】ガイド軸4は、図3に示すように、両端で
メインベース3の起立部に回転可能に支持されている。
その横断面は、図4に示すように、非円形であり、対応
する回動アーム5のボス5aの孔の形状も同形状であ
る。従って、回動アーム5は、ガイド軸4に沿って摺動
することができると共に、ガイド軸4と共に回転するこ
とができる。
【0011】回動アーム5は、図2及び図4に示すよう
に、中心から両側に対称的に若干屈折して延びており、
各端部付近には、図3に示すように、ボビン7を内蔵す
るボビンケース8が着脱可能に支持されている。この回
動アーム5におけるボビン着脱機構は、従来技術として
説明した下糸自動供給装置に採用されている一対の電磁
石吸着ヘッド300を始めとして、適宜のものを採用す
ることができる。
【0012】前後進レバー6は、図1に示すように、メ
インベース3に立設された軸9によって回動可能に支持
されている。その自由端付近には長孔6aが形成されて
いる。他端は、支持板10によってメインベース3に取
付けられたエアーシリンダー11のロッド先端のナック
ル12に固設の軸13に回動可能に取付けられている。
そして、前後進レバー6の長孔6aには、図3及び図4
に示すように、回動アーム5のボス5aに固定したカラ
ー14に突設されているピン15が係合している。従っ
て、エアーシリンダー11のロッドが伸縮すると、前後
進レバー6は、軸9を中心に正、逆転する。それに伴っ
て、回動アーム5は前後進レバー6の長孔6aに係合す
るピン15を介してガイド軸4に沿って前、後進する。
即ち、回動アーム5は、図1及び図3に示す釜16の配
設されている縫製位置であるボビンケース着脱位置A側
とその反対側(残糸除去位置B及び下糸巻回位置Cが存
在する)をガイド軸4に沿って前、後進することができ
る。
【0013】回動アーム5の回転駆動装置は、図1及び
図2に示すように、メインベース3の下方のブラケット
17に固定されたブラケット18に取付けられているモ
ーター19と、その回転軸20に固定された歯車21
と、ブラケット17に回転可能に支持され歯車21に噛
み合う歯車22と、歯車22の一つの面に固定された原
車23、ピン24及びブラケット17に回転可能に支持
された従車25よりなるゼネバ機構と、従車25に同軸
に固定された歯車26と、ガイド軸4に固定され(図3
参照)歯車26に噛み合う歯車27とよりなっている。
従って、歯車26と歯車27を所定の歯車比で構成する
ことにより回動アーム5は、モーター19を駆動源とし
て回転駆動装置のゼネバ機構により、ガイド軸4を介し
て60°単位で回転される。
【0014】残糸除去位置Bには、全く新規の図5に示
す残糸除去装置が設置される。以下にその残糸除去装置
について説明する
【0015】残糸除去位置Bにあるボビンケース8より
垂れ下がる糸Yを作業位置に吹き寄せるエアーノズル2
8と、作業位置に吹き寄せられた糸Yを保持するガイド
29と、前進又は後退するスライド板30と、スライド
板30上のモーター31の軸に固定された糸除去軸32
と、基部が糸除去軸32の基部に固定され同方向を向い
た糸除去軸32より少し長めの複数の線状弾性体33
と、ブラケット34に回転可能に支持され、前進する線
状弾性体33を受け入れて共に回転し得るせき止め板3
5と、前進する糸除去軸32及び線状弾性体33を受け
止めて共に回転し得る受け軸36とよりなっている。ス
ライド板30とブラケット34はベース3より中間部材
(不図示)を介して支持されるサブベース37(図2参
照)に固定若しくは案内される。
【0016】このような構成の下糸自動供給装置におい
て、縫製位置より回動アーム5で移動された使用後のボ
ビンをエアーノズル28からエアーが吹き出してボビン
ケース8から垂れる糸Yがガイド29に掛けられ、糸除
去軸32及び線状弾性体33が前進すると、各線状弾性
体33は、図5(2)に示すように、受け軸36の周部
を囲むようにして間隔が広げられ、糸Yが糸除去軸32
と受け軸36との間に挟まれる。そして、糸除去軸32
及び線状弾性体33が回転すると、糸Yが複数の線状弾
性体33の回りに巻き取られる。その後、糸除去軸32
及び線状弾性体33が後退すると、線状弾性体33が受
け軸36から外れて各線状弾性体33の間隔が狭まり、
巻かれた糸に緩みが生じ、その糸はせき止め板35に扱
かれて線状弾性体33より脱落する。
【0017】下糸巻回位置Cには、従来技術として説明
した下糸自動供給装置における下糸巻回装置や特願平4
−188688号の出願において提案した下糸巻回装置
等の適宜の下糸巻回装置が設置される。
【0018】以上のように構成された下糸自動供給装置
において、モーター19の回転によって回動アーム5が
60°を単位とする正、逆転及びガイド軸4に沿う前
進、後退を繰り返すことによって、ボビンケース8を各
作業位置A、B、Cへ確実に運搬し、作業を実行した
り、受けることになる。
【0019】例えば、回動アーム5の一端にボビンケー
ス8を保持せず、他端に下糸の巻かれた実ボビン内蔵の
ボビンケース8を保持し、且つ、ボビンケース8を保持
していない一端をAとBの中間の位置Dに待機している
とする。この状態で所定の縫製が終了すると、回動アー
ム5が図2における反時計回りに60°回転すると共に
図1における釜側に前進すると、ボビンケース着脱位置
Aにある釜16から残糸のあるボビン内蔵のボビンケー
ス8が回動アーム5の一端に保持される。次いで、回動
アーム5がガイド軸4の後退位置に後退すると共に18
0°回転し、前進すると、回動アーム5の他端に保持し
ている実ボビン内蔵のボビンケース8がボビンケース着
脱位置Aの釜16に装着される。そして、回動アーム5
が後退すると共に反時計方向に60°回転すると、回動
アーム5の一端に保持している残糸付きボビン内蔵のボ
ビンケース8が残糸除去位置Bへ進み、そこの残糸除去
装置によってボビン7の残糸が除去され、そのボビンは
糸のない空ボビンとなる。その後、回動アーム5が時計
方向に120°回転し、後退すると、残糸の除去された
空ボビン内蔵のボビンケース8が下糸巻回位置Cへ進
み、そこの下糸自動供給装置によって空ボビンに下糸が
巻回される。以後、これらの動作が繰り返される。
【0020】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に記載するような効果を奏する。
【0021】即ち、ボビンを内蔵するボビンケースを縫
製位置にある釜に対して着脱すること及び下糸をボビン
に巻回することができことはもとより、釜から外したボ
ビンケースのボビンより残糸を自動的に除去することも
できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の下糸自動供給装置の平面図である。
【図2】この発明の下糸自動供給装置の正面図である。
【図3】この発明の下糸自動供給装置の側面図である。
【図4】この発明の下糸自動供給装置を構成する回動ア
ーム、前後進レバー及びガイド軸の関係を示す正面図で
ある。
【図5】残糸除去装置の側断面図であり、(1)は待機
状態のもの、(2)は残糸除去中のものである。
【図6】従来の下糸自動供給装置の概略を示す正面図で
ある。
【符号の説明】
4 ガイド軸 5 回動アーム 8 ボビンケース 16 釜 A ボビンケース着脱位置 B 残糸除去位置 C 下糸巻回位置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】正転又は逆転するガイド軸と、各端部にボ
    ビンケースを着脱可能に支持し得ると共に中間部がガイ
    ド軸に軸回りに固定され、且つ、ガイド軸に沿って摺動
    する回動アームと、ガイド軸の一端部側にある縫製位置
    の釜より軸方向に離れて配されたボビンの残糸を除去す
    る装置、ボビンへ下糸を巻回する装置とよりなり、回動
    アームの所定の端部を釜、残糸除去装置又は下糸巻回装
    置に移動させ得る下糸自動供給装置。
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