JP2602201Y2 - 自動二輪車搭乗者用つなぎ服 - Google Patents
自動二輪車搭乗者用つなぎ服Info
- Publication number
- JP2602201Y2 JP2602201Y2 JP1993034879U JP3487993U JP2602201Y2 JP 2602201 Y2 JP2602201 Y2 JP 2602201Y2 JP 1993034879 U JP1993034879 U JP 1993034879U JP 3487993 U JP3487993 U JP 3487993U JP 2602201 Y2 JP2602201 Y2 JP 2602201Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coverall
- leather
- arm
- motorcycle
- knee
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この考案は自動二輪車搭乗に際し
て着用される皮革製のつなぎ服に関する。
て着用される皮革製のつなぎ服に関する。
【０００２】
【従来の技術】前身頃、後身頃、腕部及び脚よりなり、
前身頃正面を襟元より下腹部にかけてファスナーにより
開閉自在にした皮革製のつなぎ服が自動二輪車搭乗用と
して従来公知である。この種のつなぎ服は皮革製という
ことより素材が厚く丈夫なので、自動二輪車搭乗用の服
としては転倒時の防護性に優れているとの長所を有す
る。
前身頃正面を襟元より下腹部にかけてファスナーにより
開閉自在にした皮革製のつなぎ服が自動二輪車搭乗用と
して従来公知である。この種のつなぎ服は皮革製という
ことより素材が厚く丈夫なので、自動二輪車搭乗用の服
としては転倒時の防護性に優れているとの長所を有す
る。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】ところで、最近の自動
二輪車の性能の向上に伴い、カーブ走行（コーナリン
グ）中の自動二輪車の地面に対する傾斜角（バンク角）
を大きくとることができるようになった。この場合、図
４を例にとり説明すれば一般走行時（直線路、図中符号
イ）、一般路カーブ走行時（傾斜角約６０°前後、図中
符号ロ）、レース場カーブ走行時の膝設置状態（図中符
号ハ）のように傾斜角に応じ操縦者の脚部は屈曲し、同
時に肩や腕部も屈曲することがわかる。即ち、自動二輪
車の適切な操縦のためには操縦者の脚部や肩や腕部は常
に運動状態になければならない。
二輪車の性能の向上に伴い、カーブ走行（コーナリン
グ）中の自動二輪車の地面に対する傾斜角（バンク角）
を大きくとることができるようになった。この場合、図
４を例にとり説明すれば一般走行時（直線路、図中符号
イ）、一般路カーブ走行時（傾斜角約６０°前後、図中
符号ロ）、レース場カーブ走行時の膝設置状態（図中符
号ハ）のように傾斜角に応じ操縦者の脚部は屈曲し、同
時に肩や腕部も屈曲することがわかる。即ち、自動二輪
車の適切な操縦のためには操縦者の脚部や肩や腕部は常
に運動状態になければならない。
【０００４】しかしながら、上記従来技術の皮革製のつ
なぎ服は防護性能に重点を置き構成されているために、
体に重圧感を与え、又、運動に際し皮革の抵抗を与えて
操縦者の運動性を阻害するおそれがあった。
なぎ服は防護性能に重点を置き構成されているために、
体に重圧感を与え、又、運動に際し皮革の抵抗を与えて
操縦者の運動性を阻害するおそれがあった。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この考案は以上の如き従
来技術の問題点を解消することを目的としたものであ
り、皮革製つなぎ服において、腕の付け根より腕の内側
部分にかけた第一部分及び内股より膝にかけた第二部分
をニット素材により構成したことを特徴とする。
来技術の問題点を解消することを目的としたものであ
り、皮革製つなぎ服において、腕の付け根より腕の内側
部分にかけた第一部分及び内股より膝にかけた第二部分
をニット素材により構成したことを特徴とする。
【０００６】
【作用】上記構成において腕の付け根より腕の内側部分
にかけた第一部分は腕を回動・屈曲させる上においても
っとも生地の伸縮が多い部分である。又、内股より膝に
かけた第二部分は脚を開閉する上においてもっとも生地
の伸縮が多い部分である。よって、これらの部分にニッ
トを使用したこの考案の場合、ニットは皮革と相違し可
撓性に富むものであるから、操縦者の運動に対し抵抗な
く伸縮し、走行時における微妙な運動に対しても追従性
を高め得る作用を有する。
にかけた第一部分は腕を回動・屈曲させる上においても
っとも生地の伸縮が多い部分である。又、内股より膝に
かけた第二部分は脚を開閉する上においてもっとも生地
の伸縮が多い部分である。よって、これらの部分にニッ
トを使用したこの考案の場合、ニットは皮革と相違し可
撓性に富むものであるから、操縦者の運動に対し抵抗な
く伸縮し、走行時における微妙な運動に対しても追従性
を高め得る作用を有する。
【０００７】一方、上記第一部分及び第二部分は何れも
体の内側に位置されるので、転倒時においてこれらに直
接衝突力が加わる場合は少なく、つなぎ服の防護性能を
損なわずに運動性のみを向上することができる。
体の内側に位置されるので、転倒時においてこれらに直
接衝突力が加わる場合は少なく、つなぎ服の防護性能を
損なわずに運動性のみを向上することができる。
【０００８】
【実施例】前身頃Ａ、後身頃Ｂ、両腕Ｃ、及び両脚Ｄよ
りなり、前身頃正面には襟元より下腹部にかけてファス
ナーＦにより開閉自在にしたつなぎ服を皮革により構成
する。そして、腕の付け根より腕の内側部分にかけた第
一部分１及び内股より膝にかけた第二部分２を伸縮性且
つ通気性に富んだ素材Ｎにより構成する。この実施例で
は素材Ｎとしてアメリカ合衆国のデュポン社の商品ケブ
ラーニット（商標）を採用している。このケブラーニッ
ト（商標）は伸縮性に富むと共に通気性に富み、軽量且
つ強靱であるとの特性を有する。
りなり、前身頃正面には襟元より下腹部にかけてファス
ナーＦにより開閉自在にしたつなぎ服を皮革により構成
する。そして、腕の付け根より腕の内側部分にかけた第
一部分１及び内股より膝にかけた第二部分２を伸縮性且
つ通気性に富んだ素材Ｎにより構成する。この実施例で
は素材Ｎとしてアメリカ合衆国のデュポン社の商品ケブ
ラーニット（商標）を採用している。このケブラーニッ
ト（商標）は伸縮性に富むと共に通気性に富み、軽量且
つ強靱であるとの特性を有する。
【０００９】又、この実施例ではつなぎ服の後身頃Ｂの
腰部３、腕の付け根の後部６、膝上部４を無数の細穴を
穿設したシャーリング状の皮革布により構成している。
尚、図中符号５は膝当て部である。
腰部３、腕の付け根の後部６、膝上部４を無数の細穴を
穿設したシャーリング状の皮革布により構成している。
尚、図中符号５は膝当て部である。
【００１０】
【考案の効果】以上のように構成されるこの考案は次の
特有の効果を奏する。皮革製つなぎ服であっても運動
の激しい第一部分及び第二部分にはそれぞれニットを使
用しているので、運動に際しつなぎ服は追従性を有し、
レース走行等複雑な運動に対してもつなぎ服の抵抗感が
なく、高度の運動性が得られる。
特有の効果を奏する。皮革製つなぎ服であっても運動
の激しい第一部分及び第二部分にはそれぞれニットを使
用しているので、運動に際しつなぎ服は追従性を有し、
レース走行等複雑な運動に対してもつなぎ服の抵抗感が
なく、高度の運動性が得られる。
【００１１】上記第１部分及び第２部分は何れも体の
内側に位置されるので、転倒時においてこれらに直接衝
突力が加わる場合は少なく、つなぎ服の防護性能を損な
うことがない。
内側に位置されるので、転倒時においてこれらに直接衝
突力が加わる場合は少なく、つなぎ服の防護性能を損な
うことがない。
【００１２】ニットとしてケブラーニット（商標）を
採用した場合、伸縮性の他に通気性を有するものである
から、服内に体熱が蓄熱することを防止できると共に、
蒸れが防止される。
採用した場合、伸縮性の他に通気性を有するものである
から、服内に体熱が蓄熱することを防止できると共に、
蒸れが防止される。
【図１】この考案のつなぎ服の正面図。
【図２】同上、背面図。
【図３】同上、側面図。
【図４】自動二輪車の走行状態を示す正面図。
１ 第一部分 ２ 第二部分 Ｎ ニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) A41D 13/00 - 13/12
Claims (1)
- 【請求項１】 皮革製つなぎ服において、腕の付け根よ
り腕の内側部分にかけた第一部分及び内股より膝にかけ
た第二部分をニット素材により構成したことを特徴とす
る自動二輪車搭乗者用つなぎ服。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993034879U JP2602201Y2 (ja) | 1993-06-03 | 1993-06-03 | 自動二輪車搭乗者用つなぎ服 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993034879U JP2602201Y2 (ja) | 1993-06-03 | 1993-06-03 | 自動二輪車搭乗者用つなぎ服 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH071016U JPH071016U (ja) | 1995-01-10 |
| JP2602201Y2 true JP2602201Y2 (ja) | 2000-01-11 |
Family
ID=12426434
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993034879U Expired - Fee Related JP2602201Y2 (ja) | 1993-06-03 | 1993-06-03 | 自動二輪車搭乗者用つなぎ服 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2602201Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| ITTV20020047U1 (it) * | 2002-10-31 | 2004-05-01 | Alpinestars Res Srl | Indumenti per motociclisti aventi un comfort migliorato |
| IT201600083063A1 (it) * | 2016-08-05 | 2018-02-05 | Dainese Spa | Articolo indossabile di protezione |
| EP3278681A1 (en) * | 2016-08-05 | 2018-02-07 | Dainese S.p.A. | Wearable article |
| IT201600114569A1 (it) * | 2016-11-14 | 2018-05-14 | Alpinestars Res Srl | Indumento per motociclisti con comfort migliorato |
-
1993
- 1993-06-03 JP JP1993034879U patent/JP2602201Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH071016U (ja) | 1995-01-10 |
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